JPS6335937A - 構造体の伸縮継手構造 - Google Patents

構造体の伸縮継手構造

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JPS6335937A
JPS6335937A JP18106886A JP18106886A JPS6335937A JP S6335937 A JPS6335937 A JP S6335937A JP 18106886 A JP18106886 A JP 18106886A JP 18106886 A JP18106886 A JP 18106886A JP S6335937 A JPS6335937 A JP S6335937A
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JP
Japan
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expansion
joint
concrete
contraction
lining
Prior art date
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Pending
Application number
JP18106886A
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English (en)
Inventor
龍野 国男
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、鉄筋コンクIJ −ト構造体の伸縮継手構
造に係り、特に鋼帯酸洗ライン槽のコンクリート基礎構
造に有効に適用される伸縮継手構造に関するものである
〈従来技術〉 鋼帯酸洗ライン槽(塩酸、硫酸)1は、第2図に示すよ
うに溝状のコンクリート基礎構造2内に架台3を介して
設置されるが、コンクリートは酸液により浸食されるの
で、コンクリート基礎構造の内側には、厚い耐酸樹脂ラ
イニング4および薄い耐酸樹脂ライニング5が施されて
いる。
このようなコンクリート基礎構造2は、酸洗槽が高温で
あり、その熱を受けて膨張するため、第3図、第4図に
示すような伸縮継手6,7を一定間隔毎に設けて膨張を
吸収している。
第3図の伸縮継手6は、接合すべきコンクリート板8,
9とをスリップパー10で伸縮自在に接続し、継目部分
に目地材11を充填したものであり、第4図の伸縮継手
7はコンクIJ −ト板8.9の端面に互いに係合し得
る凹部12と凸部13を形成し、継目部分に目地材11
を充填したものである。
なお、上水板14はゴム、樹脂等の可撓性板であり、単
に継目部分を伝ってしみ込む地下水等を止めるためのも
のである。
〈問題点を解決するための手段〉 しかしながら、以上のような従来の伸縮継手の場合、次
のような問題点がある。
(1)第3図に示すように外力が働いた場合、コンクリ
ート板にたわみが生じ、第4図に示す伸縮継手7では簡
単に、第3図に示す伸縮継手6においてもスリップパー
10のみでは剪断力に抗しきれず、コンクリート板に段
差が生じてしまう。
(11)  段差が発生することによへ耐酸ライニング
4.5が剥離あるいは剥脱してしまう。
(iii)  一方、耐酸ライニング4,5はエポキシ
系樹脂で可撓性が小さいため、コンクリート板8゜9の
伸縮が繰り返えされると亀裂が発生しやすく、剥離ある
いは剥脱が生じる。
Ov)  以上のような剥離、剥脱が生じると、コンク
リートが酸に侵され、その進行によりコンクリート構造
物としての機能が損なわれる。
この発明は、このような従来の問題点を解消すべく提案
されたもので、その目的は、外力が働いても段差を生じ
ることのない強固な構造で、しかも伸縮も容易であり、
ざらに酸洗槽等にあっては耐酸ライニング等の剥離、剥
脱を防止し得る構造体の伸縮継手構造を提供するこ吉に
ある。
〈問題点を解決するための手段〉 この発明に係る伸縮継手構造は、接合すべきコンクリー
ト体等の構造体の端部に、それぞれ互いに傾合し合う係
合段部を設け、これら係合段部の構造体伸縮方向に平行
な面どうしを当接させるとともに構造体伸縮方向に垂直
な面を間隙をおいて対向させ、前記当接面を構造体に埋
設した補強鋼板から形成し、前記間隙に目地材を充填し
、スリップバーを複数配設したものである。
さらに、酸洗槽のようにライニングを有する場合には、
継目部分にライニングを施さず、この継目部分を中心と
して目地材を塗布し、この上にライニングを施す。
〈作 用〉 構造体に外力が働くと、補強鋼板が互いに当接する係合
段部と複数のスリップバーが剪断力に抗し、段差の発生
が防止される。また、伸縮に際しては、補強鋼板の当接
面が摺動面となり、容易に伸縮し得る。
ライニングがある場合には、段差が生じることがないの
で、段差発生によるライニングの剥離・剥脱が生じない
さらに、伸縮が働いた場合には、継目部分に塗布した目
地材で伸縮が緩和されて継目部分のライニングに伝達さ
れるので、伸縮によりライニングが剥離・剥脱すること
がない。
〈実施例〉 以下、この発明を図示する一実施例に基づいて説明する
第1図に示すように、接合すべきコンクリート板8,9
の端部に、それぞれ互いに傾合し合う胸壁の係合段部1
5,16を形成し、コンクリート体伸縮方向に平行な面
f5A、f6Aどうしを当接させ、コンクリート体伸縮
方向に垂直な面15B、16Bを間隙をおいて対向させ
る。このような係合段部15,16であれば、段差が発
生することはない。なお、コンクリート板8.9のうち
強度が犬なる方のコンクリート板8の係合段部15凸部
が内側にくるようにする。
さらに、係合段部15,16を胸壁としたことにより、
その切欠き部分の剪断応力が不足し亀裂発生の可能性が
生じるため、補強鋼板17.18を埋設する。この補強
鋼板17.18は、基部がコンクリート板8,9に充分
な長さで埋設されるとともにコンクリートとの付着性を
良くするため多数のアンカー19により固定され、その
表面が係合段部15.16の当接面15A、16Aを形
成するようにする。この当接面15A、f6Aは、コン
クリート板8,9の伸縮の際、摺動面となるため、グリ
ス等を塗布しておく。
また、段差発生防止手段としてのスリップパー10を、
従来−列のものを二列とする。このスリップパー10は
丸鋼などからなり、一端が一方のコンクリート体8に埋
設・固定され、コンクリート体伸縮方向に突出する他端
が他方のコンクリート体9に摺動自在に挿入される。こ
のスリップパー10の他端には、コンクリート付着防止
剤20を塗布するか、あるいはシース管2aを被せる。
面15B、 16B間の間隙には、目地材21が充填さ
れる。この目地材21は、シリコン系ゴム、その他のゴ
ム系樹脂のエラスチックフィラーであり、目地部の伸縮
を吸収し得る。なお、止水板14、地下水がコンクリー
ト体外側から浸入し、補強鋼板が腐食するのを防止する
ように配置する。
次に、ライニングについては、従来コンクリート面に伸
縮継目部も一様に耐酸ライニングしていたものを、伸縮
継目部はコンクリート目地幅と同幅の目地を設け、不連
続とする。一層目のライニング4,5上に伸縮継目を中
心にしてコンクリート体厚さdと同等以上の範囲にわた
ってシリコン系ゴム等の耐酸性目地材22を充分な厚み
(例えば10朋)で塗布する。
このような耐酸性目地材22の上にエポキシ系樹脂の耐
酸ライニング23を一層施す。この耐酸性目地材22に
よりコンクリート体8,9の伸縮が耐酸ライニング26
に緩和して伝えられるので、大きな伸縮でも耐酸ライニ
ング23に剥離・剥脱を生じることがない。
また、酸液のしみ込みも、このような耐酸ライニング2
3および耐酸性目地材22で防止されるので、完全な密
封効果が期待できる。
以上のような伸縮継手において、コンクIJ −ト打設
に際しては、先ず、片側のコンクリート体8側の補強鋼
板17、スリップパー10、上水板14、鉄筋等をセッ
トし、型枠をかけた後、コンクIJ −トを打設する。
型枠を外した後、必要に応じて、目地材21を充填し、
次の側のコンクリート体9の打設を行なう。
コンクリートの打設完了後、耐酸性目地材22をコンク
リート面からライニング4,5の厚さ分だけ突出して設
け、次にライニング4,5を表面全面にハケ塗りあるい
はコテ塗りを行なう。このライニング4,5硬化後、耐
酸性目地材22を塗布し、次いで耐酸ライニング23を
施す。
〈具体例〉 下部に10朋の厚ライニング4を、上部に1〜2 mN
の薄ライニング5を行なった溝状コンクリート基礎構造
2に本発明を実施した。
目地間隔は10〜2 a mrttであり、約半年間測
定した結果、目地最大伸縮量は5朋もあったが、ライニ
ングには全く異常はなかった。
従来では、約半年で、一部ライニングの亀裂が発生して
いた。
なお、以上は耐酸ライニングを必要とする酸洗ラインの
コンクリート体について説明したが、これに限らず薬品
、熱、摩耗等の防止ライニングを必要とするコンクリー
ト体にも適用できろさらに、ライニングを必要とするコ
ンクリート体に限らず、地下暗渠等のコンクリートブロ
ックの伸縮継手にも適用ができる。
〈発明の効果〉 前述のとおり、この発明によれば、接合すべき構造体の
端部tこ、係合段部を設け、伸縮方向に平行な面どうし
を当接させ、この当接面を埋設した補強鋼板から形成し
、さらにスリップパーを構造体幅方向に複数配設したた
め、外力が働いても段差を生じることのない強固な継手
構造とすることができるとともに伸縮も容易となる0 また、ライニングがある場合には、継目部にはライニン
グを施さず、この継目部分を中心として目地材を塗布し
、この上にライニングを施すようにしたので、段差を生
じることのない強固な継手構造と相俟って、ライニング
が剥離・剥脱することが防止され、酸洗槽であればコン
クリートが酸に侵されることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る伸縮継手構造を示す断面図、
第2図は鋼帯酸洗ラインを示す概略断面図、第6図、第
4図は従来の伸縮継手構造を示す断面図である。 1・・鋼帯酸洗ライン槽、2・・コンクリート基礎構造
、3・・架台、4,5・・耐酸樹脂ライニング 6,7
・・伸縮継手、8,9・・コンクリート板、10・・ス
リップバー、11・・目地材、12・・凹部、13・・
凸部、14・・止水板、15.16・・係合段部、15
A、?6A・・平行当接面、15B、16B ・・垂直
面、17.18・・補強鋼板、19・・アンカー、20
・・コンクリート付着防止剤あるいはシース管、21・
・目地材、22・・耐酸性目地材、23・・耐酸ライニ
ング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)接合すべき構造体の端部に、それぞれ互いに傾合
    し合う係合段部を設け、これら係合段部の構造体伸縮方
    向に平行な面どうしを当接させるとともに構造体伸縮方
    向に垂直な面を間隙をおいて対向させ、前記当接面を構
    造体に埋設した補強鋼板から形成し、前記間隙に目地材
    を充填し、一端が一方の構造体に埋設され構造体伸縮方
    向に突出する他端が他方の構造体に摺動自在に挿入され
    るスリップバーを構造体幅方向に複数設けたことを特徴
    とする構造体の伸縮継手構造。
  2. (2)接合すべき構造体の端部に、それぞれ互いに傾合
    し合う係合段部を設け、これら係合段部の構造体伸縮方
    向に平行な面どうしを当接させるとともに構造体伸縮方
    向に垂直な面を間隙をおいて対向させ、前記当接面を構
    造体に埋設した補強鋼板から形成し、前記間隙に目地材
    を充填し、一端が一方の構造体に埋設され構造体伸縮方
    向に突出する他端が他方の構造体に摺動自在に挿入され
    るスリップバーを構造体幅方向に複数設け、継目部分に
    はライニングを施さず、この継目部分を中心として目地
    材を塗布し、この上にライニングを施すことを特徴とす
    る構造体の伸縮継手構造。
JP18106886A 1986-07-31 1986-07-31 構造体の伸縮継手構造 Pending JPS6335937A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002332694A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Taisei Corp 鉄筋コンクリート構造物の目地部の構造
JP2021120504A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 鹿島建設株式会社 防油堤の構築方法、及び、防油堤構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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