JPS6335781Y2 - - Google Patents

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JPS6335781Y2
JPS6335781Y2 JP18693881U JP18693881U JPS6335781Y2 JP S6335781 Y2 JPS6335781 Y2 JP S6335781Y2 JP 18693881 U JP18693881 U JP 18693881U JP 18693881 U JP18693881 U JP 18693881U JP S6335781 Y2 JPS6335781 Y2 JP S6335781Y2
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JP
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air
rotor
heat exchange
passage
passages
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JP18693881U
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JPS5891426U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、除湿装置とくに太陽熱を利用した温
水や、工場などから排出される低温の廃ガスや廃
温水を利用して、常温の大気を除湿する装置、つ
まり省エネルギ型の除湿装置に関する。 本案装置の本体部は、添付第1図に示したよう
に、4つの空気通路,,,を有する円筒
状ケーシング1内にハニカムロータである乾式吸
収除湿ロータ2と熱交換ロータ3とが前記4つの
空気通路に跨つて回転自在に内蔵されたものであ
る。 こゝにハニカムロータとは、第2図に示したよ
うに平板状の紙3aと、これをコルゲートマシン
によりフルート径1.5〜4mmに賦形した波板3b
とを貼り合わせて片ダンボール状にしたものを、
3cを回転軸として同心円状に積層した公知の円
柱状体であり、むろん、平板と波板との間をガス
体がきわめて良好に流通できるので、そのまゝ効
率のよい熱交換ロータ3として使用でき、本考案
にいう熱交換器とはこのロータをいう。また、塩
化リチウムのような水吸収剤を含浸させたのち、
乾燥させたハニカムロータは、勝れた除湿能力を
発揮し、また温風によつて容易に再生でき、その
ことは、例えば特開昭55−159827号公報に詳述さ
れている通りで、これを乾式吸収除湿ロータ2も
しくは単に除湿ロータと呼ぶが、形状構造は、第
2図の場合と異らない。同図の符3を符2に読み
かえれば足る。 前述したケーシング1は、第1図示のように直
径を含む2つの隔壁4a,4bにより4分割され
ていて、それによつて中心軸(c−c)に平行な
4つの空気通路,,,が形成されてお
り、上記ハニカムロータである除湿ロータ2と、
加熱ロータ3とは間隔をおいて、その中心軸3c
をケーシングの中心軸(c−c)に一致させて回
転自在に装架され、それによつて4つの空気通路
に相跨したものとなつている。たゞし、両ロータ
の回転数は必ずしも同一たるを要しない。 本考案装置にあつては、第3図示の通り前記4
つの空気通路のうち相対向する2つの空気通路
,における前記除湿ロータ2と熱交換ロータ
3との間には、それぞれ加熱器5a,5bが設け
られている。このような加熱器5は、図示はしな
いが、外部からの温廃ガス,温廃水などが導通さ
れる蛇管やチユーブネストが適当とされる。 このような加熱器5を設けた2つの空気通路
,では、後述するところにより吸湿した除湿
ロータ2を再生するために、外気である再生用の
空気が、熱交換ロータ3に入り、これを透過し、
加熱器5で加熱され、ついで除湿ロータ2を透過
して出て行く。 他方、残る2つの空気通路,では、被処理
つまり脱湿空気が、前記再生用空気の流れと反対
方向に流過される。その際、単にそれら空気が除
湿ロータ2を一過するだけでは高炉用などとして
必要とされる湿度例えば5g/Kg程度の乾燥空気
には達し難い。それで本案装置にあつては、第3
図示のとおり、除湿処理さるべき空気通路として
残された2つの通路,の一方の空気通路の
熱交換ロータ3出側と、他方の空気通路の入側
とを、通路で結合し、除湿されるべき処理空気
が、まず空気通路において除湿ロータ2に入
り、該ロータ2を透過してある程度除湿された空
気となり、さらに同じ通路を通つて熱交換ロー
タ3に入り、これを透過してある程度冷却された
空気となり、通路を通つて、通路における
除湿ロータ2に入りさらに除湿された空気とな
り、同じ通路を通つて熱交換ロータ3に入り、こ
れを透過して冷却されて出て行くようになされて
いる。このようにして除湿され、冷却されて出て
行く空気が目的とする除湿空気であつて、所定
低温用に供される空気である。なお、図中、再生
空気通路におけるダシユを付し、または付さない
符,,およびは、それぞれの位置におけ
る空気であつて、あとでその温度,湿度など使用
例として第1表中に記載する。 本考案者は、除湿ロータ2として活性炭粉末を
約50%(重量)含有する厚さ0.2mm、坪量110g/
m2のアスベスト紙を用い、ピツチ3.6mm、フルー
ト径1.5mmの片ダンボール紙を用いて製した直径
1500mm、長さ200mmのハニカムロータであつて、
塩化リチウム24g/m2を含浸させたものを用い、
また熱交換ロータ3としては、同じ大きさではあ
るが、活性炭や塩化リチウムを用いないアスベス
ト紙のハニカムロータを内蔵した第3図々示の装
置を作成した。その使用成績は次の通りである。 使用例 1 処理空気量(通路):90Nm3/分 再生空気量(通路):90Nm3/分 再生空気量(通路):90Nm3/分 加熱器5a温度:70℃ 加熱器5b温度:70℃ 外気条件:25℃,RH85%
(x=17g/Kg′) 除湿ロータ(回転数):12RPM 熱交換ロータ(回転数):15RPM その使用成績を一括表示すると第1表の通りで
ある。
【表】 本考案装置は、上述の通り1つの除湿ロータ
と、1つの熱交換ロータおよび2つの加熱器とが
内蔵されている小型軽量の除湿装置であり乍ら、
空気通路が巧みに構成されているのできわめてす
ぐれた除湿装置となつているのみならず、再生に
必要な熱量は太陽熱捕集による温水とか、工場な
どに副生し、屡々廃棄されるような約50℃ないし
それ以上の温水でまかなわれているので、運転費
も至つて安価である。従来の乾式除湿装置で、高
湿度から低湿度にする場合一段で十分な目的が達
せられない場合には、2台の装置を併列使用する
のを常としたのに比べ、本案装置では、それが一
台ですむから格段に有利である。 なお、一般に乾式除湿の場合には、除湿ロータ
を出たあとで空気は昇湿する。これがため、前記
従来式に2段併列使用した場合、一段目で昇温さ
れた空気が二段除湿器に入ることになる。しか
し、乾式除湿装置は高温では除湿能力が低下する
ので、その間に冷却手段を介在させねばならない
という厄介さも加わつていた。ところが、本考案
装置ではハニカムロータである熱交換ロータと組
合わされていて、除湿ロータを出たあとの昇温さ
れた処理空気は、再生用の空気によつて冷却され
ると共に、再生用空気はここで昇温されたのち除
湿ロータ再生のために使用されるので、著しい熱
エネルギーの節約的利用が行われるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案装置における空気通路の模式的
な斜視図、第2図はハニカムロータの斜視図、第
3図は処理空気通路および再生空気通路の説明用
斜視図である。 1はケーシング、2は除湿ロータ、3は熱交換
ロータ、4a,bは隔壁、5a,bは加熱器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状ケーシング1が、その直径を含む2つの
    隔壁4a,4bにより4分割されたことによつて
    生じた4つの空気通路,,,には、ハニ
    カムロータである乾式吸収除湿ロータ2と熱交換
    ロータ3とが、回転自在に相跨されており、相対
    向する2つの空気通路,の前記2つのロータ
    間に、それぞれ加熱器5a,5bが設けられてい
    て、熱交換ロータ3、加熱器5、ついで除湿ロー
    タ2を通る2つの再生空気通路,が形成され
    ていると共に、残る2つの空気通路,にあつ
    ては、再生用の空気とは反対方向に流れるもので
    ある空気の一方の空気通路の熱交換ロータ3出
    側と、他方の空気通路の除湿ロータ2入側と
    が、通路で結合されて、通路−−より成
    る1つの処理空気通路となつていることを特徴と
    する除湿装置。
JP18693881U 1981-12-14 1981-12-14 除湿装置 Granted JPS5891426U (ja)

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JP18693881U JPS5891426U (ja) 1981-12-14 1981-12-14 除湿装置

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JPS5891426U JPS5891426U (ja) 1983-06-21
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JP2673300B2 (ja) * 1988-02-01 1997-11-05 株式会社西部技研 低濃度ガス収着機

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JPS5891426U (ja) 1983-06-21

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