JPS6335268Y2 - - Google Patents

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JPS6335268Y2
JPS6335268Y2 JP1983148408U JP14840883U JPS6335268Y2 JP S6335268 Y2 JPS6335268 Y2 JP S6335268Y2 JP 1983148408 U JP1983148408 U JP 1983148408U JP 14840883 U JP14840883 U JP 14840883U JP S6335268 Y2 JPS6335268 Y2 JP S6335268Y2
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JP
Japan
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rotor
annular
frame
outside air
heat exchanger
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JP1983148408U
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English (en)
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JPS6055884U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、暖房あるいは冷房されている室内
の換気を行なう際、室内の熱が奪われることなく
外気を室内温に近づけた温度にして吸引し得る窓
の熱交換器に関する。
〔従来の技術〕
この種の熱交換器は、蓄熱性に優れたローター
をゆつくりと回転しておき、該ローターの一方に
内気を他方に外気を通過せしめ、ローターで熱交
換して外気を室内温に近づけた温度にして室内へ
吸入するように構成し、室内の換気時に室内熱の
放出を防止するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のローター方式による場合、外
気及び内気が極力漏れることがなく確実にロータ
ー内を通過させないと熱交換の効率が低下し、室
内熱の放出は勿論外気熱がそのまま室内に伝わる
ものであるから、特にローターの外周を包む壁と
ローター外周間にシールが施されるが、従来のシ
ールはゴム帯をローター外周面に接触せしめたも
のであるが、ローターの回転に歪がある場合、シ
ールの接触しない部分が生じ、またシールの接触
力が強すぎるとローターの回転に抵抗を与え、回
転速度を低下して熱交換率を悪くする等の欠点が
あつた。
この考案は以上の従来の欠点を解決することに
あり、ローターの回転に抵抗を与えることなくシ
ールが出来ること、ローターの回転に殆ど歪の生
じる恐れがなくなること、ローターを回転する駆
動機構の構造が簡単になること、また保守点検が
容易になること、そして熱交換率を向上し得るこ
とを目的とした熱交換器を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案による熱交換器は、ローターの外周枠
とその外周枠を囲む仕切り壁の環状枠とに、互い
に間隔を保つて食い違い状に突出し合う数状の環
状凸条を突設し、各環状凸状によつてラビリンス
シール部を形成したこと、及びローターの外周枠
における仕切り壁の環状枠より室内側に突出する
部分に、モーターよりのベルトを掛ける環状溝を
前記環状凸状間によつて形成したことによる。
〔実施例〕
第1図は本考案の熱交換器を備えた窓を室内側
から、第2図は室外側から見て示す図で、断熱機
能を持つた窓枠2に腰無目3を設け、上部にペア
ガラス4を嵌め、下部に断熱性のある化粧板5を
嵌め、且つ下部の室内側に本考案の熱交換器1が
取付けられるものである。そして第1図の矢印6
は室内の空気(内気)が熱交換器1内に吸引さ
れ、矢印7は熱交換された屋外の空気(外気)が
腰無目3の上方より室内へ送入される。また第2
図の矢印8は外気が腰無目3の下方より侵入して
熱交換器1へ送入され、矢印9は熱交換された内
気を腰無目3の下方より排出するものである。
第3図乃至第5図に窓の熱交換器1の構造を示
すが、断熱性のあるケース10内を長手方向の中
央部で隔壁11によつて仕切つて、図中右側を外
気吸入室12、左側を内気排出室13となし、ロ
ーター14を隔壁11に直交して貫通し且つ隔壁
11に軸支して、ローター14を外気吸入室12
と内気排出室13間に亘つて回転自在に設けてあ
る。
ローター14は、紙テープに波形に屈曲するア
ルミニウム箔テープを貼り合わしたエレメントを
軸15に渦巻状に巻き、外周に環状の外周枠16
を設けたもので、ケース10内に設けたモーター
17よりベルト18を掛けて回転されるものであ
る。
更に、ケース10の前記両室12,13を第5
図図示の如く、夫々ローター14の外周を境とし
て断熱性のある仕切り壁19,20によつて室外
側部21,22と室内側部23,24に仕切つて
ある。また外気吸入室12の室内側部23と内気
排出室13の室外側部22とに夫々送風機25,
26を備え、第4図図示のように、ケース10の
上面右側において、外気を外気吸入口27より外
気吸入室12の室外側部21へ吸入し、外気送出
口28より熱交換された外気が室内へ吹き込むも
のである。左側において、第3図の2点鎖線で示
す如く、ケース10の室内側面にあけたスリツト
状の内気吸入口29より内気を内気吸入室13の
室内側部24へ吸い込み、ケース10の上面にあ
けた内気排出口30より熱交換された内気を室外
へ排出するものである。
上記熱交換器1において第6図図示の如く、仕
切り壁19のローター14と対向する端面に、ロ
ーター14の外周枠16と同心円をなす環状枠3
1を設け、ローター14の外周枠16と環状枠3
1の互いに相対向する面に、互いに間隔を保つて
食い違い状に突出し合う数条の環状凸条32,3
3を突設し、ローターの外周枠16における室内
側端部に突設した凸条32,32でモーター17
よりのベルト18を掛ける環状溝34を形成し、
外周枠16と環状枠31の各凸条32,33でラ
ビリンスシール部35を形成したものである。更
に環状枠31の室内側に突設する両凸条32,3
2間に薄いヒレ片をもつシール36を突設し、シ
ール36の先端を外周枠16に軽く接触しておく
ことが望ましい。
尚、第3図に示す如く、外気吸入室12の仕切
り壁19に小扉37をケース10外より開閉自在
に設けたもので、小扉37の目的は、外気を熱交
換することなく直接室内へ送入することにあり、
熱交換機能を停止するもので、従つて小扉37を
開放した際に、リミツトスイツチ38でローター
14を駆動するモーター17を停止するようにな
つている。小扉37の開閉構造は第3図と第7図
図示のように、小扉37の下端に有する支軸39
をケース10外へ延長してその先端にレバー40
を設け、小扉37の上端にスプリング41を設
け、そのスプリング41によつて閉鎖状態及び解
放状態を保持するように附勢したものである。
〔考案の効果〕
この考案による熱交換器は、ローター方式のも
のにおけるローター外周枠とこれに相対向する仕
切り壁の端面間のシールを、ローター外周枠と仕
切り壁に設けた環状枠とに夫々互いに間隔を保つ
て食い違い状に突き出す数条の環状凸条を突設
し、各環状凸条でラビリンスシール部を形成して
あり、そのローターの外周枠に設けた環状凸条
が、あたかもリブの作用をなして外周枠の強度を
向上し、ローターの回転時に生じる歪が防止さ
れ、しかも相手の環状枠の凸条がローター外周枠
の凸条と間隔を置いて食い違い状に突設し、無接
触状態に形成したものであるから、ローターの回
転に抵抗を与えることがなく、しかも良好なシー
ルが得られ、内気及び外気が漏れることなくロー
ターを通過することが出来、熱交換率を向上し得
るものである。
更に、ローターの外周枠における室内側に有す
る環状凸条によつて形成する環状溝に、モーター
よりのベルトを掛けてローターを回転するもので
あるから、他にローターを回転するための駆動伝
達手段が不要となり、構造が簡単になるものであ
る。しかも前記ベルトを掛ける環状溝をローター
の室内側に設けているため、ベルトの緊緩調節な
どの保守管理が容易に行なえるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による熱交換器を設けた窓を
室内側から見て示す正面図、第2図は同じく室外
側から見て示す正面図、第3図は熱交換器を示す
縦断面図、第4図は同じく平面図、第5図は同じ
く横断面図、第6図はシール部を拡大して示す断
面図、第7図は小扉の開閉機構を示す断面図であ
る。 1……熱交換器、2……窓枠、3……腰無目、
4……ペアガラス、5……化粧板、10……ケー
ス、11……隔壁、12……外気吸入室、13…
…内気排出室、14……ローター、16……環状
外周枠、17……モーター、18……ベルト、1
9,20……仕切り壁、21,22……室外側
部、23,24……室内側部、25,26……送
風機、31……環状枠、32,33……環状凸
条、34……環状溝、35……ラビリンスシール
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース10内の仕切られた外気吸入室12と内
    気排出室13間に亘つて蓄熱性に優れたローター
    14を回転せしめ、前記各室12,13内を更に
    室外側と室内側に断熱性の仕切り壁19,20で
    ローター14の外周に沿つて仕切り、各室12,
    13内に設けた送風機25,26で外気及び内気
    を夫々ローター14を通過して吸入及び排出する
    熱交換器において、ローター14を形成する外周
    枠16と、仕切り壁19,20のローター14の
    外周枠16と対面する環状枠31とに、互いに間
    隔を保つて食い違い状に突出し合う数状の環状凸
    条32,33を突設し、ローター14と仕切り壁
    19,20との相対向面間に双方の各環状凸条3
    2,33によるラビリンスシール部35を形成
    し、ローター14の外周枠16における室内側に
    前記環状凸条32間によりモーター17よりのベ
    ルト18を掛ける環状溝34を形成していること
    を特徴とする熱交換器。
JP14840883U 1983-09-26 1983-09-26 熱交換器 Granted JPS6055884U (ja)

Priority Applications (1)

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JP14840883U JPS6055884U (ja) 1983-09-26 1983-09-26 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14840883U JPS6055884U (ja) 1983-09-26 1983-09-26 熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6055884U JPS6055884U (ja) 1985-04-19
JPS6335268Y2 true JPS6335268Y2 (ja) 1988-09-19

Family

ID=30329739

Family Applications (1)

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JP14840883U Granted JPS6055884U (ja) 1983-09-26 1983-09-26 熱交換器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132130U (ja) * 1974-08-30 1976-03-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132130U (ja) * 1974-08-30 1976-03-09

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Publication number Publication date
JPS6055884U (ja) 1985-04-19

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