JPS6335230Y2 - - Google Patents

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JPS6335230Y2
JPS6335230Y2 JP3186284U JP3186284U JPS6335230Y2 JP S6335230 Y2 JPS6335230 Y2 JP S6335230Y2 JP 3186284 U JP3186284 U JP 3186284U JP 3186284 U JP3186284 U JP 3186284U JP S6335230 Y2 JPS6335230 Y2 JP S6335230Y2
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JP
Japan
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gas
pressure
bar
liquid
increasing
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JP3186284U
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JPS60143240U (ja
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の対象、産業上の利用分野) 本考案は液化天然ガス(LNG)運搬船におい
て貨物タンク内で発生する蒸発ガスをガス/油混
焼デイーゼル機関の燃料の一部として使用するた
めの燃料ガス加圧装置に関するものである。
(従来技術及びその問題と技術的分析) LNG運搬船の貨物タンク内で発生する蒸発ガ
スをガス/油混焼デイーゼル機関の燃料の一部と
して使用するには発生する低温(約−160℃)の
約1バールの圧力のガスを高圧ガスにする必要が
あり、この目的の先行技術として例えば特開昭58
−113536号が存在する。この先行技術は低温液体
の蒸発ガスを燃料として、船上の油/ガス混焼デ
イーゼル機関に利用する方法にして、前記蒸発ガ
スを高圧に圧縮し、そして燃焼圧力、望みの毎分
回転数、及び出力動力によつて制御される高圧噴
射によつて燃焼中に機関の燃焼室に導入する、こ
とを特徴とする低温液体の蒸発ガスを油/ガス混
焼デイーゼル機関に利用する方法並びに装置であ
る。この先行技術の蒸発ガスの圧縮器は中間冷却
器を有する多段圧縮機であり、積荷タンクからの
蒸発ガスを200バール程度の圧力に圧縮する旨の
記載がある。これは圧縮冷却を繰り返しながら
200バール以上に昇圧することを意味し、高圧の
圧縮機と大きなエネルギーの消費を余儀なくされ
る。
(本考案の目的) 本考案は上記に鑑みなされたもので、従来の如
く圧縮冷却を繰り返しながらLNGの蒸発ガスを
高圧まで昇圧させるのではなく、従つて大きなエ
ネルギーの消費を伴うことなく上記過程で一たん
液化したものを昇圧後気化させ、高圧の燃料ガス
を得る装置を提供することを目的とする。
(技術的手段) 本考案はLNG運搬船の貨物船の貨物タンクで
発生するガスをガス/油混燃デイーゼル機関の燃
料の一部として供給するための加圧装置であつ
て、貨物タンクからの蒸発ガスを再液化するに容
易な圧力まで昇圧するための昇圧手段(圧縮器)
と、この昇圧された蒸発ガスを一たん再液化する
ための再液化手段と、この再液化液を所定の圧力
まで昇圧するためのポンプと、ポンプ昇圧後の再
液化液を再び気化するための気化手段とを備えて
なる液化天然ガス運搬船用燃料ガス加圧装置であ
る。本考案を実施例を示す図によつて詳細に説明
すると、第1図において、貨物タンクに接続され
た管路1内の蒸発ガスは約1バールの圧力のメタ
ンガスで温度は約−130℃とする。貨物タンクか
ら発生するLNGの蒸発ガスの成分はメタンであ
り、他に若干の窒素ガスを含むが、ここでは純メ
タンとして取扱う。貨物タンク内での蒸発ガス温
度は−160℃であるが移送ガス管からの侵入熱に
より−130℃に昇温する。一方機関の燃料として
送給される最終工程のメタンガスは約250バール
の圧力で約30℃で管路2から機関に送給されるも
のとする。管路1に接続された熱交換器3は蒸発
ガスの温度を常温にまで上昇させる。このとき蒸
発ガスは冷熱を放出し、後述のコンデンサーとし
ての冷媒となる。次に接続するコンプレツサ4,
5はそれぞれガスクーラー6、海水クーラー7が
接続され、更にブースターコンプレツサ8、海水
クーラー9が接続され、比較的高温で再液化する
圧力である約42バールの蒸発ガスが得られる。海
水クーラー9から出た管路10は前記熱交換器3
を経由して受液器11に接続されており、蒸発ガ
スは約42バールの圧力状態で再液化され、約−85
℃の液体として受液器11に蓄積される。受液器
11からの再液化液はポンプ12によつて約250
バールに昇圧後ベーパライザ13を経由し、前記
ガスクーラー6に至り、この間で冷熱を放散し、
海水クーラー14を経由して温度調整され、約
250バール、約30℃のガスとして機関の燃料とし
て使用されるのである。ベーパライザ13におい
ては前記コンプレツサ5により加圧された約20バ
ールの蒸発ガスの一部が海水クーラー7を経由し
た後で管路15に分岐され導かれており、該ベー
パライザ13で冷却された約20バールの蒸発ガス
をエクスパンダ16で約1バールまで膨張させ、
得られたエネルギーを回転動力として前記ブース
ターコンプレツサ8で使用するように構成する。
エクスパンダ16にて膨張された蒸発ガスは、温
度約−160℃になつており、熱交換器3にて冷熱
を放出せしめて同管路17に接続する。
(技術的手段の作用) 次に本考案の作用について述べると、蒸発ガス
の圧縮冷却を繰り返して約1バールから約250バ
ールまで上昇させることは、エネルギー的に損失
が大きいので、上記工程の如く一たん比較的高い
温度で再液化しやすい圧力の約42バールまで圧縮
加圧し、該圧縮ガスを管路10から熱交換器3に
導く。該熱交換器はコンデンサーとして蒸発ガス
を約−85℃まで冷却し再液化せしめて受液器11
に送り蓄積する。液体を加圧することは、ガスを
加圧することに比べそれに要するエネルギーは少
なくてすむことからポンプ12により約250バー
ルまで加圧し、これをベーパライザ13、ガスク
ーラー6にて気化し機関に供給する。再液化液の
気化昇温に要する熱量は前述のコンプレツサーに
よる圧縮ガスから得る。ブースターコンプレツサ
8は20バールの気体の一部を膨張させてエクスパ
ンダ16が得た動力を使用したものである。
次に気体の状態で加圧する場合と液体の状態で
加圧する場合とを第2図によつて比較し、その原
理を説明する。第2図の図表の横軸はグラム当り
のエンタルピー、縦軸が圧力であり、Aゾーンは
液体、Bゾーンは気液混合状態、Cゾーンは気体
で、圧力−エンタルピー線は気体になる程カーブ
がねる傾向にある。例えば気体の状態でQからP
まで圧力をあげることはSカロリーを必要とする
に対し、液体で圧力をあげる場合にはカーブが立
つており、Rカロリーが必要にすぎず、はるかに
エネルギー上有利になる。
(効果) LNG運搬船では積荷タンクに侵入する熱によ
り蒸発ガスが発生するという特殊な問題を有して
おり、従来のLNG運搬船では蒸気ガスはボイラ
ーで燃焼処理され、そこで得られたエネルギーは
蒸気タービンで回収され、推進に利用されてい
た。ところが、蒸気タービンはデイーゼル機関に
比べ効率が悪く、船の運航経済性の点からガス/
油混焼デイーゼル機関の採用が最もよいと考えら
れ、そのために例えば200〜250バールの高圧燃料
ガスを得ることが推奨され、本考案に到達するに
至つたもので、本考案においては蒸発ガスを約42
バール程度に加圧するが、気体ではそれ以上に圧
縮せず、この中圧の状態で液体とし、液体ポンプ
にて液体のまま約250バールに昇圧後気化昇温す
るために従来の様な約250バール程度の高圧圧縮
機を必要とせず、従つて消費エネルギーも従来の
約80%で済むという効果があり、LNG蒸発ガス
の最も経済的な消費手段ということができる。な
お、上記説明では蒸発ガスの再液化システムを循
環系のシステムとして述べたが独立システムを採
用することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を説明するための系統
図、第2図は圧力−エンタルピー曲線である。 1,2,10,15,17……管路、3……熱
交換機、4,5……コンプレツサ、6……ガスク
ーラー、7,9,14……海水クーラー、8……
ブースターコンプレツサ、11……受液器、12
……ポンプ、13……ベーパライザ、16……エ
クスパンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貨物タンクからの蒸発ガスを再液化するに容易
    な圧力まで昇圧するための昇圧手段と、この昇圧
    された蒸発ガスを一たん再液化するための再液化
    手段と、この再液化液を所定の圧力まで昇圧する
    ためのポンプと、ポンプ昇圧後の再液化液を再び
    気化するための気化手段とを備えてなる液化天然
    ガス運搬船用燃料ガス加圧装置。
JP3186284U 1984-03-05 1984-03-05 液化天燃ガス運搬船用燃料ガス加圧装置 Granted JPS60143240U (ja)

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JP3186284U JPS60143240U (ja) 1984-03-05 1984-03-05 液化天燃ガス運搬船用燃料ガス加圧装置

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JP3186284U JPS60143240U (ja) 1984-03-05 1984-03-05 液化天燃ガス運搬船用燃料ガス加圧装置

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JPS60143240U JPS60143240U (ja) 1985-09-21
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JPS60143240U (ja) 1985-09-21

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