JP6184822B2 - 船舶用ガス供給装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、船舶用のガス供給装置、特にLNGタンカー(LNG運搬船)などの液化天然ガス(LNG)貯蔵タンクを備えた海洋船舶におけるガス供給装置の構成に関するものである。
LNG(液化天然ガス)を運搬するLNGタンカーなどの海洋船舶では、一般に積荷であるカーゴタンク内のLNG(その気化成分であるボイルオフガス)を燃料として、航行用の推進力を得る船舶推進設備、発電設備稼働用の駆動力を得るエンジン等のガス消費設備が設けられている。
LNGを貯蔵するカーゴタンクは、断熱構造を有し、大気圧(またはそれ以上の所定圧)の下で、貯蔵したLNGの温度を−160℃程度の低温に維持して液化状態に保ち、可能な限り蒸発(気化)を防ぐ対策が採られている。
しかし、航海中の外気温による外部からの侵入熱などもあり、どうしても一定量のLNGの蒸発は避けられない。この自然蒸発成分(ボイルオフガス)は、沸点が低く、一般的な方法では再液化することが困難であり、敢えて採用しようとすると、大型で、多くの台数の圧縮機、熱交換器などが必要になる。
そこで、カーゴタンク内の圧力を大気圧等所定の圧力に維持するために、所定の圧力を超えるようになると、強制的に外部に放出する必要があった。しかし、折角のエネルギー成分をそのまま外部に放出するのは無駄である。
そこで、最近では、上述のように、これを燃料として航行用の推進力を得る船舶用のディーゼルエンジン(4サイクル)が開発されており、同エンジンでは、上記蒸発ガスを0.5Mpa程度の圧力で空気と共にシリンダ内に吸入させ、圧縮させたうえで、点火燃焼させるようになっている。しかし、このような船舶用エンジンの場合、高出力が要求される運転領域では相当量の蒸発ガスが必要となり、自然蒸発成分のガス量だけでは不足するケースが生じる。
このため、例えば従来の装置では、一部カーゴタンク内のLNGを強制的に蒸発させる蒸発器を設け、同蒸発器を通して強制的に蒸発させた蒸発ガスと上記自然蒸発ガスとを混合して使用することにより、不足量を補うようにすることも行なわれている(たとえば特許文献1の構成を参照)。
特開2004−36608号公報
ところで、上記カーゴタンク内で発生する自然蒸発ガスは、LNG中の沸点の低いメタン成分を主成分とし、エタンやプロパン等の成分は少なく、不純物である窒素と合わせて100%を占める。他方、上記カーゴタンク内底部の液相状態のLNGをポンプで汲み上げて、蒸発器で強制的に蒸発させた強制蒸発ガスは、気化されたとしても基本的にLNGと同じ成分であり、エタンやプロパンといった重質成分を多く含んでいる。
上記4サイクルのディーゼルエンジンの場合、燃料ガス中のエタンやプロパンといった銃質成分が多いと、吸入後の圧縮工程でノッキングを発生する問題がある。これは、上記のような船舶航行用のエンジンのみに限らず、発電設備における発電機駆動用エンジン、その他のガス消費設備に共通する問題であり、ガス消費設備にとっては、できるだけ重質成分の少ないメタン化の高い蒸発ガスであることが望ましい。
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、燃料ガス形成用の蒸発器で強制的に蒸発される蒸発ガス中の重質成分の量を可能な限り低減し、上述したノッキング等不整燃焼の問題を生じさせないようにした船舶用ガス供給装置を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の課題を解決するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1)請求項1の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、LNGを貯蔵するカーゴタンクと、このカーゴタンク内のLNGの一部が燃料として供給される燃料タンクと、この燃料タンク内のLNGを蒸発気化させた上でガス消費設備に供給するガス供給ラインとを備えてなる船舶用ガス供給装置であって、上記カーゴタンク内の自然蒸発ガスを吸入して再液化する再液化装置と、この再液化装置で再液化された再液化ガスを所定量貯留するレシーバタンクとを設け、上記再液化装置で再液化された再液化ガスを、上記カーゴタンクに戻すと共に上記レシーバタンクに貯留し、同レシーバタンク内の再液化ガスを上記燃料タンクに供給するようにしたことを特徴としている。
このような構成によれば、カーゴタンク内で発生する自然蒸発ガスは、所定量以上になった時点で、再液化装置に供給されて再液化され、レシーバタンクに貯留されると共に、カーゴタンク内に戻される。したがって、カーゴタンク内の圧力の上昇が緩和される。
一方、レシーバタンク内に貯留された再液化ガスは、その量が所定量以上になった時点で間欠的に燃料タンクに供給されて、カーゴタンクからのLNGと混合される。カーゴタンクから燃料タンク内に供給されるLNGは、エタンやプロパンなどの重質成分を多く含み、それをそのまま蒸発させて前述した4サイクル・ディーゼルエンジンなどのガス消費設備に燃料として供給すると、ノッキング等を発生させる問題がある。
これに対し、上記カーゴタンク内で自然蒸発したガスは、メタンを主成分とし、エタンやプロパンなどの重質成分は殆ど含まれていない。したがって、上記のように、再液化装置とこの再液化装置で再液化された再液化ガスを所定量貯留するレシーバタンクを設け、重質成分のない再液化ガスを上記燃料タンクに供給して、カーゴタンク側から供給されたLNGに混合するようにすると、燃料タンク内のLNG燃料の重質成分の比率は低下し、上述のようなノッキング等発生の問題が緩和される。
(2)請求項2の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、上記請求項1の発明の課題解決手段の構成において、レシーバタンク内の圧力と燃料タンク内の圧力を均しくする均圧ラインを設けたことを特徴としている。
このような構成によれば、同均圧ラインを開放することによって、上記レシーバタンク内の圧力と燃料タンク内の圧力を均しくすることができる。
その結果、たとえば上記レシーバタンクを上記燃料タンクよりも相対的に高くして設け、両者の間にヘッド差を生じさせると、ポンプ等の駆動手段を設けることなく、上記レシーバタンク内に貯留された重質成分のない再液化ガスを上記燃料タンク内に自重で供給することができるようになる。
(3)請求項3の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、上記請求項2の発明の課題解決手段の構成において、レシーバタンク内の圧力とカーゴタンク内の圧力を均しくする均圧ラインを設けたことを特徴としている。
このような構成によれば、上記請求項2の発明の課題解決手段の構成において、燃料タンク内の圧力と均しくしたレシーバタンク内の圧力を、さらにカーゴタンク内の圧力とも均しくすることができ、再液化装置により再液化された再液化ガスを再びレシーバタンク内に貯留することが可能となる。
以上の結果、本願発明によれば、最終的な燃料供給ラインに供給される蒸発ガス中の重質成分の量を可及的に低減することができ、前述した船舶用4サイクル・ディーゼルエンジン等ガス消費設備の燃料に使用したような場合にも、できるだけノッキング等不整燃焼の問題を発生させないようにすることができる。
本願発明の実施の形態に係る船舶用ガス供給装置の全体的な構成を示す供給系統図である。 同船舶用ガス供給装置におけるカーゴタンク内の圧力上昇抑制制御状態を示す説明図である。 同船舶用ガス供給装置における燃料タンクへのLNG供給制御状態を示す説明図である。 同船舶用ガス供給装置における燃料タンク内のガス昇圧制御状態を示す説明図である。 同船舶用ガス供給装置におけるガス消費設備へのLNGガス供給制御状態を示す説明図である。 同船舶用ガス供給装置におけるレシーバタンク内への再液化ガス貯留制御状態を示す説明図である。 同船舶用ガス供給装置におけるレシーバタンク内圧力と燃料タンク内圧力の均圧化制御状態を示す説明図である。 同船舶用ガス供給装置における燃料タンク内への再液化ガス移送制御状態を示す説明図である。 同船舶用ガス供給装置におけるレシーバタンク内の圧力とカーゴタンク内の圧力の均圧化制御状態を示す説明図である。 同船舶用ガス供給装置が利用されるガス消費設備の一例である船舶用発電設備の構成を示す図である。
以下、添付の図1〜図10を参照して、本願発明にかかる船舶用ガス供給装置を実施するための好ましい形態(構成および作用)について、詳細に説明する。
<ガス供給装置の全体的なシステム構成>
図1において、符号1は、LNGタンカー等のLNG運搬用海洋船舶において運搬するLNG(液化天然ガス)を貯蔵するカーゴタンクである。カーゴタンク1内には、所定量のLNGが貯留されている。この実施の形態の場合、タンク構造として蓄圧式の圧力容器が採用されており、タンク壁は断熱構造となっている。また、後述するように、小型ではあるが、再液化装置も備えている。
なお、同カーゴタンク1は、通常複数台設置されているが、それぞれ同一の構成であるため、以下の説明では、図示のように1台のもので代表させて説明する。
そして、カーゴタンク1には、LNGの一部を燃料タンク3に供給するLNG供給ラインL1と、LNGの蒸発ガス(タンク内上方空間1a部分に溜まる自然蒸発ガス)を再液化装置5に供給する蒸発ガス供給ラインL2と、再液化装置5で再液化された再液化ガス(重質成分の少ないLNG)をカーゴタンク1内に戻す再液化ガス戻しラインL3が設けられている。LNG供給ラインL1の一端は、カーゴタンク1内定部に位置して開口され、同開口端部にLNG供給ポンプ2が設けられている。
燃料タンク3は、上記LNG供給ラインL1を介して供給されるLNGを、2本に分岐した第1、第2のLNG導入ラインL11、L12を用いて導入し、貯留する。第1のLNG導入ラインL11の先端はそのまま燃料タンク3内底部に延びて開口されている一方、第2のLNG導入ラインL12の先端には散液または噴霧用のノズル4が設けられ、同ノズル4を介して燃料タンク3内の上方に開口されている。
LNG供給ラインL1には、カーゴタンク1の出口部に位置して開閉弁V13、第1、第2のLNG導入ラインL11、L12の分岐部手前に位置して開閉弁V23が設けられ、また第1、第2のLNG導入ラインL11、L12の途中にも、開閉弁V21、V22が設けられている。そして、これら全ての開閉弁が開放された状態で、上記LNG供給ポンプ2が駆動されると、同LNG供給ラインL1、LNG導入ラインL11、L12を介して、カーゴタンク1内のLNGが燃料タンク3内に供給される。
一方、燃料タンク3には、燃料タンク3内の燃料をガス消費設備(図10参照)へ供給するための相互に連続する燃料供給ラインL4、L41、L42が設けられており、上流側L4部分には開閉弁V27、下流側L41〜L42部分には加熱式蒸発器8が設けられ、加熱式蒸発器8で蒸発されたLNGガスが下流側燃料供給ラインL42部分を介してガス消費設備へ供給されるようになっている。また、燃料タンク3には、燃料タンク3内底部に溜まったLNG(液相成分)を、同じく加熱式蒸発器9を介して繰り返し蒸発させる循環ラインL6が設けられている。この循環ラインL6の燃料タンク3側から見た入口側、出口側には、それぞれ開閉弁V26、V28が設けられている。
これら各開閉弁V26、V28は、たとえば燃料タンク3内に供給されたLNGを加熱式蒸発器9を介して強制的に蒸発させ、燃料タンク3内の圧力を上昇させるのに使用される(後述)。燃料タンク3には、燃料タンク3内の圧力を検出する圧力検出手段が設けられており、この圧力検出手段で検出された圧力検出値は、所定の送信手段を介して当該システムをコントロールするコントロールユニットに入力される。
さらに、この燃料タンク3には、上記再液化装置5で再液化された再液化ガスの一部が貯留されるレシーバタンク7の上部に連通され、レシーバタンク7内の圧力と燃料タンク3内の圧力を均圧化する均圧ラインL5が設けられている。この均圧ラインL5には、燃料タンク3側に位置して開閉弁V25、レシーバタンク7側に位置して開閉弁V36が設けられている。そして、これら各開閉弁V25、V36がそれぞれ開放されたときに、両タンク3、7内が均圧になる。
レシーバタンク7の下部は、上記再液化ガス戻しラインL3を介して、上記カーゴタンク1内に連通されている一方、燃料供給ラインL24、第2のLNG供給ラインL12を介して、上記燃料タンク3に連通されている。
再液化ガス戻しラインL3には、レシーバタンク7側に位置して開閉弁V33が、またカーゴタンク1側に位置して開閉弁V12が設けられており、これら各開閉弁V33、V12が開放されたときに、レシーバタンク7内底部7aに貯留された再液化ガスが再液化ガス戻しラインL3を介してカーゴタンク1内底部に戻される。
レシーバタンク7には、レシーバタンク内の圧力を検出する圧力検出手段やレシーバタンク内の液面位を検出する液面位検出手段が設けられており、これら圧力検出手段で検出された圧力検出値や液面位検出手段で検出された液面位は、それぞれ所定の送信手段を介して当該システムをコントロールするコントロールユニットに入力される。
また、上記燃料供給ラインL24には、レシーバタンク7側に位置して開閉弁V32が、第2のLNG供給ラインL12側に位置して開閉弁V24がそれぞれ設けられており、これら各開閉弁V32、V24と共に第2のLNG供給ラインL12の開閉弁V22が開放されたときに、レシーバタンク7内底部7aの再液化ガスが燃料タンク3内に供給される。
一方、再液化装置5は、一例として、スターリングサイクルを利用したインダイレクト方式の冷却液化装置が採用されており、図示はしないが、たとえばシリンダ、ピストン、ディスプレイサー、コンデンサ、リジェネレータ、クーラ、ピストン駆動用のモータ、クランク手段等を備えて構成されている。
すなわち、この再液化装置5の構成では、上下方向に延びる所定の長さ、所定の径のシリンダ内にて、下段側ピストンと上段側ディスプレイサーとが相互に連動しつつ、上下運動を行なう。そして、それらピストンとディスプレイサーとの間に位置する圧縮空間に封入されている冷媒ガス(ヘリウムガス)がピストンにより圧縮され、シリンダの外周側に位置するクーラ、リジェネレータ、シリンダの上部に位置するコンデンサを経て、放熱冷却された後に、上段側ディスプレイサー上部の膨張空間に移動する。
次に、ディスプレイサーは下方に移動する。そして、それに対応して上記膨張空間内の冷媒ガスが膨張し、急激に温度を降下させる。その後、ディスプレイサーは、再び上方へ移動する。この結果、上記冷媒ガスは上記の方向とは逆に、コンデンサ、リジェネレータ、クーラを経由して、それらを冷却しながら元のスタート位置であるピストン上部の圧縮空間へ戻る。このとき、冷媒ガスは元の温度に戻るが、他方、上記コンデンサ上部の外周にあるコンデンサヘッド部分に生じる極低温の作用で、同部分に導入されたLNGガスの温度が急激に低下し、液化される。
そこで、該コンデンサヘッド部分に、上記カーゴタンク1側から蒸発ガス供給ラインL2、、蒸発ガス吸入ラインL21を介して蒸発ガスを導入(開閉弁V11を開いて)すれば、導入された蒸発ガスが同様の作用で液化されることになる。
この再液化装置5の再液化ガスの出口部分には、上記レシーバタンク7の底部からカーゴタンク1の底部に延びる再液化ガス戻しラインL3に連続する再液化ガス戻しラインL22と、上記レシーバタンク7の上部に連通する再液化ガス供給ラインL23との2本の再液化ガス戻しラインが並列に接続されている。そして、それぞれその途中には開閉弁V34、V31が設けられている。
上記のように、上記燃料タンク3の上部とレシ−バタンク7の上部とを結ぶ上記均圧ラインL5のレシーバタンク7側下流端(レシーバタンク7の上部空間)と上記蒸発ガス供給ラインL2の下流端(蒸発ガス吸入ラインL21の上流端)との間には開閉弁V35を備えたレシーバタンク側均圧ラインL51が接続されている。この均圧ラインL51は、開閉弁V35、V31の開状態においては、同均圧ラインL51と上記カーゴタンク1側の蒸発ガス供給ラインL2を相互に連通させ、レシーバタンク7内の圧力とカーゴタンク1内の圧力との均圧化を図るようになっている。
そして、それにより、上述のように、カーゴタンク1内の蒸発ガスを、蒸発ガス吸入ラインL21を介して、上記再液化装置5のコンデンサヘッド部分に導入して、再液化するようにしている。そして、再液化された蒸発ガスは、上記再液化ガス戻しラインL22、L3を介して上記カーゴタンク1の底部に、また上記再液化ガス供給ラインL23を介して上記レシーバタンク7内に供給される。
<各種の制御形態>
以上の説明における各開閉弁V11〜V13、V21〜V28、V31〜V36は、全て電磁式の自動開閉制御弁により構成されており、各種の演算制御機能を有した所定のコントロールユニット(シーケンス制御ユニット)からの制御信号を受けて、自動的に開閉制御されるようになっている。
そして、本実施の形態では、それらを利用して、たとえば当該装置の機能上必要な、図2〜図9のような各種の制御を行なえるようになっている。
(1)カーゴタンク1内の圧力上昇抑制制御(図2参照)
すでに述べたように、この実施の形態のカーゴタンク1は圧力容器とされ、そのタンク壁も断熱構造に形成され、可能な限りLNGの蒸発量を小さくする対策が採られている。
しかし、航海中の外気温による外部からの侵入熱などもあり、どうしても一定量のLNGの蒸発は避けられない。そして、このような自然蒸発による蒸発ガス(ボイルオフガス)が多くなると、必然的にカーゴタンク1内の圧力が上昇する。カーゴタンク1内の圧力は、たとえば送信手段を備えた圧力検出手段により検出され、所定の設定圧力以上になると、上記開閉弁V11が開かれて、再液化装置5側に供給するシステムが採用されている。
燃料タンク3内に供給されるLNGも、ガス消費設備が駆動されているときは間欠的に消費されて減少するが、同設備が停止しているときには低減されない。したがって、ガス消費設備の停止時間が長くなればなるほど、カーゴタンク1内のLNG減少量も少なく、蒸発ガス発生量もふえる。
そこで、上記圧力検出手段により検出された圧力が所定の基準圧を超えたときには、図示しないコントロールユニットを介して、たとえば図2に示すように、上記開閉弁V11、V34、V12を開く一方、それ以外の開閉弁V35、V31、V33等を閉じ、上記蒸発ガス供給ラインL2、蒸発ガス吸入ラインL21を介して、上記再液化装置5内に蒸発ガスを供給して再液化し、上記再液化戻しラインL22、L2を介して、その高低差を利用した自重によりカーゴタンク1内に戻すことにより、カーゴタンク1内の蒸発ガス量を減らして圧力の上昇を緩和させる。
(2)燃料タンク3内へのLNG燃料の移送制御(図3参照)
このときは、図3に示すように、上記カーゴタンク1から上記燃料タンク3へのLNG供給ラインL1上の開閉弁V13、V23、LNG導入ラインL11上の開閉弁V21、LNG導入ラインL12上の開閉弁V22をそれぞれ開く一方、分岐ラインL25の開閉弁V24他の開閉弁を全て閉じ、LNG供給ポンプ2を駆動して、LNG供給ラインL1、LNG導入ラインL11、L12を介して、カーゴタンク1内のLNGを燃料タンク3の上部および下部に均等に供給する。このとき、下部側にはそのまま、上部側にはノズル4を介して散液または噴霧状態で供給する。
これにより、燃料タンク3内に、所定量のLNGが燃料として貯留される。
(3)燃料タンク3内の昇圧制御(図4参照)
この昇圧制御は、図4のように、上記燃料タンク3の底部側から上部側に連通し、その途中に加熱式の蒸発器9を備えた循環ラインL6を用いてなされ、開閉弁V28、V26を開き、上記燃料タンク3内に貯留されたLNGを加熱式の蒸発器9を介して蒸発させることにより、燃料タンク3内のLNG燃料を気化させて昇圧する。また、それによってガス消費設備への供給圧を得る。
(4)ガス消費設備への燃料ガスの供給(図5参照)
ガス消費設備への燃料ガスの供給は、図5に示すように、上記上流側燃料ガス供給ラインL4の開閉弁V27を開き、上記燃料タンク3内に貯留され、昇圧されたLNGを、加熱式の蒸発器8を介して蒸発させた上で、下流側燃料ガス供給ラインL41、L42を介してガス消費設備に供給する。
(5)レシーバタンク7内への液溜め制御(図6参照)
この制御では、図6に示すように、上述した蒸発ガス供給ラインL2、L51の開閉弁V11、V35を開くと共に、蒸発ガス戻しラインL23の開閉弁V31を開き、その他の開閉弁V32、V33、V34、V36等をすべて閉じる。
そして、同状態において、上記カーゴタンク1内の蒸発ガスを蒸発ガス導入ラインL21を介して、上記再液化装置5内に導入して再液化する。そして、再液化された蒸発ガスを、再液化ガス戻しラインL23を介して、その高低差を利用した自重により、レシーバタンク7内に貯留する。
(6)レシーバタンク7内の圧力と燃料タンク3内の圧力との均圧化制御(図7参照)
この制御は、次に述べるレシーバタンク7底部7aの再液化ガスを燃料タンク3内に自重で移送するために必要な制御で、図7に示すように、上述した燃料タンク3の上部とレシ−バタンク7の上部とを結ぶ均圧ラインL5の開閉弁V25、V36を開く一方、その他の開閉弁V31、V32、V33、V35等を閉じ、均圧ラインL5を介して燃料タンク3の上部とレシーバタンク7の上部とを相互に連通させて均圧にする。
このとき、上記圧力検出手段により検出されたカーゴタンク1内の圧力が所定の基準圧以上になっているときには、同図7に示すように、上述した図2の場合と同様に、開閉弁V11、V34、V12を開き、蒸発ガス供給ラインL2、蒸発ガス吸入ラインL21を介して、上記再液化装置5内に蒸発ガスを供給して再液化し、上記再液化ガス戻しラインL22、L2を介して、その高低差を利用した自重により、カーゴタンク1内に戻すことにより、カーゴタンク1内の蒸発ガス量を減らして、圧力の上昇を緩和させる制御も同時に行なわれる。
(7)燃料タンク3内への再液化ガスの自重移送制御(図8参照)
この制御は、上記図6の再液化装置5による再液化作用を利用した液溜め制御により貯留されたレシーバタンク7内の再液化ガスを、その自重を利用して燃料タンク3内に移送する制御である。この移送制御中は、上記図7の均圧化制御も継続して行なわれ、燃料タンク3、レシーバタンク7内の圧力が等しい状態で、再液化ガスが移送される。
すなわち、同制御では、上記図7の状態で、さらに開閉弁V21、V22、V24、V32が開かれ、所定値以上の高低さ(ヘッド)を有して設置されているレシーバタンク7側から燃料タンク3側に底部側に位置して貯留されている再液化ガスが移送される。この移送時にも、上記第1、第2の導入ラインL11、L12が使用され、導入される再液化ガスと燃料タンク3内にある既存ガス、既存LNG等との効果的な混合が図られる。
このときにも、上記図7のときと同様に、圧力検出手段により検出されたカーゴタンク1内の圧力が所定の基準圧以上になっているときには、図示のように、開閉弁V11、V34、V12を開き、蒸発ガス供給ラインL2、蒸発ガス吸入ラインL21を介して、上記再液化装置5内に蒸発ガスを供給して再液化し、上記再液化ガス戻しラインL22、L2を介して、その高低差を利用した自重により、カーゴタンク1内に戻すことにより、カーゴタンク1内の蒸発ガス量を減らして圧力を低下させる圧力抑制制御も同時に行なわれる。
(8)レシーバタンク7内の圧力とカーゴタンク1内の圧力の均圧化制御(図9参照)
この制御では、図9に示すように、上述した蒸発ガス供給ラインL2、L51の開閉弁V11、V35を開くと共に、蒸発ガス戻しラインL22、L3の開閉弁V34、V12を開き、その他の開閉弁V31、V32、V33、V36等をすべて閉じる。
そして、同状態において、上記カーゴタンク1内の蒸発ガスのみを、蒸発ガス供給ラインL2および蒸発ガス吸入ラインL21を介して、再液化装置5内に導入して再液化する。そして、同再液化装置5で再液化された再液化ガスを、再液化ガス戻しラインL23、L3を介して、その高低差を利用した自重により、カーゴタンク1内に戻す。
これにより、カーゴタンク1内の圧力上昇が抑制されると共に、レシーバタンク7内の圧力とカーゴタンク1内の圧力が均しくなり、再液化装置5からの再液化ガスがポンプ等を使用することなくスムーズにカーゴタンク1内に戻される。
なお、以上の各制御状態(1)〜(8)に対応した図2〜図9の開閉弁の表記は、表記を簡略化するため、開状態に制御される開閉弁についてのみ(開)と表示し、その他の閉状態に制御される開閉弁については無表示とし、特に(閉)とは記載していない。
<ガス消費設備の一例>
以上のようにして、エタン、プロパン等の重質成分の含有比率が低減され、メタン価が高くなった良質の蒸発ガスは、たとえば一例として、図10に示されるような船舶用発電設備における発電機駆動用エンジンの燃料として利用される。
図10において、符号21〜24は、たとえばデュアルフューエル型(LNGガスおよび重油)の4サイクル・ディーゼルエンジン(以下、DFエンジンという)を示しており、同発電装置21〜24の発電機駆動用のエンジン部分に、主開閉弁V41を備えた上述の燃料ガス供給ライン(主供給ライン)L42、副開閉弁(個別)V51〜V54、ガスバルブユニット(GVU)11〜14を備えた燃料ガス供給ライン(個別)L71〜L74を介して蒸発ガスが燃料ガスとして供給される。
ガスバルブユニット(GVU)11〜14は、それぞれDFエンジン21〜24に供給する燃料ガスの圧力を、当該DFエンジン21〜24が必要とする圧力に調整したり、非常時において当該DFエンジン21〜24への燃料ガスの供給を遮断するとともに、燃料ガス供給ラインL71〜L74を介してDFエンジン21〜24に供給される燃料ガスを窒素ガスに置換するものである。
なお、この説明における各開閉弁V41、V51〜V54も、上述の図1〜図9の場合と同様に、電磁式の自動開閉制御弁により構成されており、各種の演算制御機能を有した所定のコントロールユニット(シーケンス制御ユニット)からの制御信号を受けて、自動的に開閉制御されるようになっている。
<本実施の形態における特有の作用効果>
以上のような構成によれば、カーゴタンク内1で発生する自然蒸発ガスは、所定量以上になった時点で、再液化装置5に供給されて再液化され、レシーバタンク7に貯留されるか、またはカーゴタンク1内に戻される。したがって、カーゴタンク1内の圧力の上昇を緩和することができる。
一方、レシーバタンク7内に貯留された再液化ガスは、その量が所定量以上になった時点で間欠的に燃料タンク3に供給されて、カーゴタンク1からのLNGと混合される。カーゴタンク1から燃料タンク3内に供給されるLNGは、エタンやプロパンなどの重質成分を多く含み、それをそのまま蒸発させて前述した4サイクル・ディーゼルエンジンなどのガス消費設備に燃料として供給すると、ノッキング等の不整燃焼を発生させる可能性がある。
他方、上記カーゴタンク1内で自然蒸発したガスは、オクタン価の高いメタン成分を主成分とし、エタンやプロパンなどの重質成分は殆ど含まれていない。したがって、上記のように、再液化装置5とこの再液化装置5で再液化された再液化ガスを所定量貯留するレシーバタンク7を設け、重質成分の少ない再液化ガスを上記燃料タンク3に供給して、カーゴタンク1側から供給されたLNGに混合するようにすると、燃料タンク3内のLNG燃料の重質成分の比率は低下し、上述のようなノッキング等不整燃焼の問題が緩和される。
また、同構成では、上記レシーバタンク7と燃料タンク3間には、それら両タンク内の圧力を均しくする均圧ラインL5が設けられている。
したがって、同均圧ラインL5を開放することによって、上記レシーバタンク7と燃料タンク3内の圧力を均しくすることができる。しかも、上記レシーバタンク7を上記燃料タンクよりも相対的に高くして設けており、両者の間にはヘッド差があるので、ポンプ等の駆動手段を要することなく、上記レシーバタンク7内に貯留された重質成分のない再液化ガスを上記燃料タンク3内に自重で供給することができるようになる。
さらに、上記の構成では、上記レシーバタンク7とカーゴタンク1との間にも、それら両タンク内の圧力を等しくする均圧ライン51が設けられている。
したがって、同均圧ライン51を開放することによって、蒸発ガス供給ラインL2を介して、上記レシーバタンク7内とカーゴタンク1内の圧力を均しくすることができる。その結果、再液化装置5により再液化された蒸発ガスを、それらの間の高低差による自重によって、再びレシーバタンク7内に貯留することができるようになる。
以上の結果、この発明の実施の形態によれば、最終的な燃料供給ラインに供給される蒸発ガス中の重質成分の量を可及的に低減することができ、前述した船舶用4サイクル・ディーゼルエンジン等ガス消費設備の燃料に使用したような場合にも、ノッキング等不整燃焼の問題を緩和することができる。
1はカーゴタンク、2は燃料供給ポンプ、3は燃料タンク、4はノズル、5は再液化装置、7はレシーバタンク、8、9は加熱式蒸発器、L1はLNG供給ライン、L2は蒸発ガス供給ライン、L3は再液化ガス戻しライン、L4は燃料供給ライン、L5は均圧ライン、L22は再液化ガス戻しライン、L23は再液化ガス供給ライン、L24は燃料供給ライン、L51は均圧ライン、V11〜V13、V21〜V28、V31〜V36、V41、V51〜V54は、開閉弁である。

Claims (3)

  1. LNGを貯蔵するカーゴタンクと、このカーゴタンク内のLNGの一部が燃料として供給される燃料タンクと、この燃料タンク内のLNGを蒸発気化させた上でガス消費設備に供給するガス供給ラインとを備えてなる船舶用ガス供給装置であって、上記カーゴタンク内の自然蒸発ガスを吸入して再液化する再液化装置と、この再液化装置で再液化された再液化ガスを所定量貯留するレシーバタンクとを設け、上記再液化装置で再液化された再液化ガスを、上記カーゴタンクに戻すと共に上記レシーバタンクに貯留し、同レシーバタンク内の再液化ガスを上記燃料タンクに供給するようにしたことを特徴とする船舶用ガス供給装置。
  2. レシーバタンク内の圧力と燃料タンク内の圧力を均しくする均圧ラインを設けたことを特徴とする請求項1記載の船舶用ガス供給装置。
  3. レシーバタンク内の圧力とカーゴタンク内の圧力を均しくする均圧ラインを設けたことを特徴とする請求項2記載の船舶用ガス供給装置。
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