JPS6335046B2

JPS6335046B2 -

Info

Publication number: JPS6335046B2
Application number: JP56033216A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Unno; Ikuo Takano
Original assignee: Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1981-03-10
Filing date: 1981-03-10
Publication date: 1988-07-13
Also published as: JPS57147844A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は回路しや断器の操作装置に関するもの
で、特にばね操作機構に関するものである。

回路しや断器の操作機構には大別すると、ソレ
ノイド操作形、空気操作形、電動ばね操作形があ
る。

これらの利点・欠点は、ソレノイド操作形は構
造は簡略化出来るが、操作源に大容量の電力を要
する欠点がある。空気操作形はソレノイド操作形
と同様構造は簡略化出来大操作力を得る事は出来
るが、圧縮操作空気を必要とし操作源のキープが
難しい欠点がある。電動ばね操作形は、投入エネ
ルギーをばねに蓄勢する事から、操作源は小容量
ですむが、ばねのエネルギーが投入過程で減少し
て行く為回路しや断器の投入力に対しての補正部
分を必要とし、構造は他と比較して複雑となる欠
点がある。

従つて構造を簡略化出来れば、電動ばね操作機
構は回路しや断器の操作機構として適したものと
なり、操作エネルギーをばねに蓄えてから投入動
作を行なわせる事で、手動で行う場合でも急速投
入が可能となり、他の操作機構では得られない利
点が出て来る。

本発明はこれらの点を考慮して構造を簡略化し
手動、電動の切替えが簡単に出来る安価な回路し
や断器の操作装置を提供することを目的とする。

以下本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。

第１図から第６図に本発明による回路しや断器
の操作機構を示す。第１図において１０１は第１
節リンク、１０２は第２節リンク、１０３は第３
節リンク、１０４は第４節リンク、１０５はリン
ク、１０６は引外しキヤツチ、１０７，１０８は
自由リンク、１０９は投入用カム、２０１，２０
２は固定嵌合ピン、２０３は他相連結シヤフト、
２０４は投入用シヤフト、２０５は固定ストツ
パ、２０６は引外しシヤフト、２５０から２５３
は連結ピン、２５４はピン、２５５，２５６はピ
ン、３０１は投入用ばね、３０２は引外し用ば
ね、３０３はリンク復帰ばね、３５０はローラベ
ヤリング、５００は可動接点、５０１は固定接
点、Ｄはデツトポイントを夫々示し、第１節リン
ク１０１と第２節リンク１０２は連結ピン２５０
で、第２節リンク１０２と第３節リンク１０３、
リンク１０５は連結ピン２５１で、第３節リンク
１０３と第４節リンク１０４は連結ピン２５２
で、リンク１０５と引外しキヤツチ１０６は連結
ピン２５３にて夫々連結され、自由リンク１０
７，１０８はピン２５５にて一体化しローラベア
リング３５０をピン２５６にて投入用カム１０９
と相対する位置に配置する。

更に、第４節リンク１０４は他相連結シヤフト
２０３に固定され、自由リンク１０７，１０８、
第１節リンク１０１は固定嵌合ピン２０１で、引
外しキヤツチ１０６は固定嵌合ピン２０２にて回
転自由に保持される。固定ストツパ２０５はフレ
ーム１に、カム１０９は投入用シヤフト２０４に
固定される。

第４図は第１図の左正面図を示し、ばね掛け用
リンク４０１、ケース４０２ａ，４０２ｂ、ロー
ラクラツチ４０３ａ，４０３ｂ、ベアリング４０
４ａ，４０４ｂ、表示用カム４０５、蓄勢インジ
ケータ４０６、入切インジケータ４０７、プレー
ト４０８、手動ハンドル４５０を夫々示し、ばね
掛け用リンク４０１は投入用シヤフト２０４に固
定され、ローラクラツチ４０３ａ，４０３ｂはケ
ース４０２ａ，４０２ｂに圧入固定し投入用シヤ
フト２０４が貫通している。ベアリング４０４
ａ，４０４ｂは投入用シヤフト２０４が貫通しフ
レーム１ａ，１ｂに固定嵌合する。ケース４０２
ａはプレート４０８に固定し、プレート４０８は
フレーム１ａに固定する。手動ハンドル４５５０
はケース４０２ｂに固定する。

第５図ａ，ｂ，ｃは、投入用シヤフト部の詳細
図で、ピン２５７、ローラピン２５８、ばね３０
４を夫々示し、蓄勢インジケータ４０６は、ロー
ラピン２５８を保持しピン２５７にて固定嵌合さ
れる。

第６図は電動ばね操作とするもので、ギア４１
０、ギア４１１、リミツトスイツチ４１２、ロー
ラクラツチ４０３ｃ、電動機Ｍを夫々示し、ロー
ラクラツチ４０３ｃはギア４１０に圧入固定さ
れ、投入用シヤフト２０４が貫通する。ギア４１
１は電動機Ｍ軸に固定され、ギア４１０とかみ合
うよう固定する。リミツトスイツチ４１２は蓄勢
用インジケータ４０６の動作を検出するものであ
る。

次に以上の構成の本発明の作用を説明する。

ここでローラクラツチ４０３ａ，４０３ｂ，４
０３ｃとは一方向のみかみ合い、逆方向はベアリ
ングと同等の摩擦を持つて回軸自由とするもの
で、本発明では第１図の投入用シヤフト２０４を
時計方向に回軸自由とし反時計方向の回転はロツ
クする様に構成してある。

これらの図より明らかな様に、本発明の回路し
や断器の操作機構の構成は、投入ばね３０１の放
蓄勢過程にデツトポイントを有し、かつ蓄勢完了
時で投入保持キヤツチを有しないものであり、投
入動作は手動ハンドル４５０で行う蓄勢投入兼用
形である。

まず投入動作を説明する。第４図において手動
ハンドル４５０を手前に引くと、ケース４０２ｂ
内に圧入固定されたローラクラツチ４０３ｂが投
入用シヤフト２０４とかみ合い、投入ばね３０１
をばね掛け用リンク４０１を介して第１図から第
３図の投入用シヤフト２０４を中心に時計方向に
回転させる。手動ハンドル４５０の引く操作によ
り、投入用シヤフト２０４は数十度回転する。一
方手動ハンドル４５０を奥方向に戻す時には、ロ
ーラクラツチ４０３ａが投入用シヤフト２０４と
かみ合い、ケース４０２ａがプレート４０８によ
りフレーム１ａに固定されている事より、ばね掛
け用リンク４０１をその位置に固定するが、ロー
ラクラツチ４０３ｂは投入用シヤフト２０４との
かみ合いが外れ回転自由となる。

従つてこの動作を数回繰返す事により投入ばね
３０１は除々に蓄勢される。投入ばね３０１が第
５図のデツトポイントＤ近く迄蓄勢されると、投
入用シヤフト２０４の一端に固定された表示用カ
ム４０５の溝部にローラピン２５８が落ちこむ事
で蓄勢インジケータ４０６は一気にばね３０４に
より、ピン２５７を支点として変化し蓄勢完了を
表示する。

この事は、ローラクラツチのかみ合いがどの位
置でも自由となる為、手動ハンドル４５０の操作
は引く角度が大きい場合は少く、小さい場合は多
くなり、投入ばね３０１がデツトポイントに対
し、どの位置になつているかを手動ハンドルの操
作回数に対して不明瞭となる事を防止する。つま
り、回路しや断器投入動作過程において、投入動
作に対し手動ハンドル４５０が１ストローク前で
ある事を蓄勢インジケータ４０６により表示し誤
操作を防止する。これが本発明の第１の特徴であ
る。

以上の状態が第１図の状態を示す。第１図の状
態より手動ハンドル４５０を引く事により投入用
シヤフト２０４を回転し、投入ばね３０１をデツ
トポイントＤを越えさせる事により、投入ばね３
０１は急速に放勢され、ばね掛け用リンク４０１
が投入用シヤフト２０４上に固定されている投入
カム１０９を時計方向に一気に回転する。この場
合当然の事ではあるが、ローラクラツチ４０３
ａ，４０３ｂは投入用シヤフト２０４に対し回転
自由方向となつている。投入カム１０９が回転す
る事で自由リンク１０７，１０８部に固定された
ローラベアリング３５０をカム面に沿つて押し上
げ、自由リンク１０７，１０８はピン２０１を支
点として連結ピン２５０を押し第１節リンク１０
１を反時計方向に回転させる。リンク部は夫々の
連結ピンにより連結されているから第４節リンク
１０４まで、他相連結シヤフト２０３と共に時計
方向に移動する。これが投入状態で第２図の関係
となる。

この際引外しばね３０２は、他相連結シヤフト
２０３上に固定された図示しないリンクにより開
路に必要とするエネルギーを蓄える。

第２図の状態より投入ばね３０１を第１図の位
置まで移動させる事は、前述した手動ハンドル４
５０の操作により可能である事は明瞭である。

次に引外し動作の説明を行う。投入カム１０９
による第１節リンク１０１の移動は固定ストツパ
２０５に当たる直前まで行なわれる為リンク部が
弓なりとなるので、引外しシヤフト２０６を時計
方向に回転し引外しキヤツチ１０６を外す以外に
引外し動作は行なえない。

第３図は、第１図からの操作を行う際、引外し
動作を加えたもので引外し自由状態のリンク関係
を図示したものである。

以上が一連の動作過程の説明である。

本構成の第２の特徴は既に説明した、蓄勢投入
兼用の手動ハンドル操作において操作ハンドルを
数回往復動作を行うもので、ローラクラツチ４０
３ａ，４０３ｂを一方はハンドルに一方はフレー
ムに夫々ケース４０２ａ，４０２ｂの様な同一構
造部に、組込み交互にクラツチ作用を行なわせ投
入動作中は両方とも自由回転にする事である。

第３の特徴は、４節リンクを駆動する際、カム
面との間に第１節リンクと支点を共にする自由リ
ンクを設け、カム面のストロークの自由リンクへ
の伝達は第１節リンクが反転阻止ストツパ（固定
ストツパ）に当たる直前まで行なわれる構成とし
た事で、カムは反時計方向には回転出来ない構成
としてある為投入がより確実に行う事が出来る。

第６図は、手動操作と電動操作共用形の正面図
を示すもので、第４図のローラクラツチ４０３
ａ、ケース４０２ａ、プレート４０８部を取り除
き、代りにギア４１０、ローラクラツチ４０３
ｃ、ギア４１１、電動機Ｍ、リミツトスイツチ４
１２を付加したものである。

この際の手動ハンドルでの操作の戻す場合の投
入ばねの保持は電動機及びギア部の負荷とする。

リミツトスイツチ４１２は蓄勢用インジケータ
４０６の動作をとらえ、電気操作での第１図状態
を示すものである。

本発明の第４の特徴は電動操作の場合主シヤフ
トに対し、手動ハンドル部と反対位置にローラク
ラツチを内蔵するギアを設け、このギアを電動機
のギアとかみ合わせる事により、手動、電動相互
に投入ばねの蓄勢保持を行なわせる様にした事で
ある。

以上のように本発明によれば簡単な構成で、ば
ね操作機構（手動ばね操作、電動ばね操作及び並
用操作）が得られ、安価な回路しや断器の操作装
置が提供出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す操作機構の側
面図、第２図は同じく投入状態の側面図、第３図
は同じく引外し自由状態の側面図、第４図は同正
面図、第５図は投入シヤフト部の詳細図でａ，ｃ
は側面図、ｂは正面図、第６図は電動操作の場合
の正面図である。１０７，１０８…自由リンク、１０９…投入カ
ム、２０４…投入用シヤフト、３０１…投入用ば
ね、４０３ａ，４０３ｂ…ローラクラツチ、４０
２ａ，４０２ｂ…ケース、４５０…手動ハンド
ル、４０６…蓄勢インジケータ、４０５…表示用
カム、４０６…蓄勢インジケータ、４１０，４１
１…ギア、Ｍ…操作用電動機、４１２…リミツト
スイツチ。

Claims

【特許請求の範囲】

１手動、電動共用の回路しや断器の操作装置に
おいて、フレームに枢支された主シヤフトの一端
部に第１のローラクラツチを介して手動ハンドル
を連結し、前記主シヤフトの手動ハンドル連結部
の先端にばね掛け用リンクを固着し、このばね掛
け用リンクに投入ばねを張設させ、前記主シヤフ
トの中間部に投入カムを固着し、前記主シヤフト
の他端部に第２のローラクラツチを介して第１の
ギヤーを連結し、第１のギヤーに第２のギヤーを
かみ合せ、第２のギヤーはモータ軸に固着させ、
前記第１のローラクラツチと第２のローラクラツ
チの回転伝達を、互にロツクする方向とフリー方
向とを逆になるように設置させたことを特徴とし
た回路しや断器の操作装置。