JPS6334363A - 複列式無段変速装置 - Google Patents

複列式無段変速装置

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JPS6334363A
JPS6334363A JP61177342A JP17734286A JPS6334363A JP S6334363 A JPS6334363 A JP S6334363A JP 61177342 A JP61177342 A JP 61177342A JP 17734286 A JP17734286 A JP 17734286A JP S6334363 A JPS6334363 A JP S6334363A
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JP
Japan
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gear
planetary gear
continuously variable
power transmission
sun gear
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Pending
Application number
JP61177342A
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English (en)
Inventor
Yasunori Nakawaki
康則 中脇
Susumu Okawa
進 大川
Yasunobu Jiyufuku
寿福 康信
Takashi Hayashi
孝士 林
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、複列式無段変速装置に係り、特に、いわゆる
ベルト式無段変速機構を入力側及び出力側の動力伝達系
の間に並列に2列備えた複列式無段変速VCCIの改良
に関する。
【従来の技術】
車両用自動変速機構の一つとしてベルト駆動式無段変速
機構がある。この無段変速機構は、一般に、固定プーリ
及び可動プーリからなり油圧装冒によって有効径が可変
とされた■型プーリ装置を入力軸上及び出力軸上にそれ
ぞれ有し、該V型プーリ装置間に掛け渡された伝動ベル
トにより前記入力軸側の回転を出力軸側に無段階に変速
して伝達することができるようにしたものである。 このような無段変速機構は、いわゆるトルクコンバータ
と遊星歯車装置群の組合せからなる自動変速機構に比べ
て、走行時の駆動力の急変が少なく、従って変速ショッ
クが小さく、しかも燃費効率が高いという利点を有する
が、耐久性との関係でベルトのトルク伝達8母が比較的
小さいため、従丸、一般に小排気mの自動車用として採
用されている場合が多い。しかしながら、このような変
速ショックが小さい、あるいは燃費効率が高い等の利点
は、むしろ大排気聞の自動車に要求される利点であり、
従って、よりトルク伝達8樋の大きな無段変速機構の開
発が社会的要求として高まりつつある。 この要求に答える技術としては、ベルト自体の耐久性向
上に着目した技術の他に、入力軸及び出力軸の間に並列
に2列以上変速機構を配置することによって、総伝達ト
ルクを高めるようにした複列式無段変速装置が考えられ
る。この複列式無段変速装置を用いれば、入力軸から出
力軸の動力伝達経路に並列に設けられた伝動ベルトをそ
れぞれ介して動力が伝達されるため、全体として大きな
動力伝達容量が得られる。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、前述のように複列式無段変速装置にあっ
ては、共通の入力軸から共通の出力軸へ直接的に動力が
伝達されるようにすると、入出力軸間に巻き掛けられた
複数の伝動ベルトの伸びや摩耗にばらつきが生じた場合
、複数の無段変速機構間の動力伝達にばらつきが生ずる
ことになる。 その結果、このばらつきに起因して、前記伝動ベルトに
スリップが発生したり、トルク配分が均等にならず、前
記複列式無段変速装置に充分な耐久性が必ずしも得られ
ないという問題が発生することになる。 このような問題点を解決するため、複列式無段変速装置
の入力側及び出力側のうら少なくとも一方の側の動力伝
達系上に、該動力伝達系を各■型プーリ装置を含む部分
毎に分割すると共に、分υ1された部分の一つに連結さ
れた第1のサンギヤと、その他の部分に連結された第2
のサンギヤと、前記第1のサンギヤに噛み合わされたシ
ョートプラネタリギヤと、前記第2のサンギヤに噛み合
わされたロングプラネタリギヤと、各プラネタリギヤを
回転自在に支持し外部との動力伝達に用いられるキャリ
ヤとを有するラビニオ型遊星歯車機構を設けることが考
えられる(昭和61年7月10日提出の複列式無段変速
装置二未公知)。このようにずれば、各prt(段変速
機(tに伝達特性上のばらつきが存在しても、前記遊星
歯車機構でこのばらつきを吸収することができ、各ベル
トがスリップすることなく有効にトルク伝達機能を果寸
ことが可11シである。又、各無段変速装置で分担する
トルクをほぼ1:1に配分することもできる。 ところで、無段変速装置は・一般に前後進の切換えがで
きないため、他のmI!装置等を付加したりすることに
よって咳前後進の切換えを行うようになっており、前述
の昭和61年7月10日提出した複列式無段変速装)7
においても前後進切換用の歯車群が別途追加された構成
とされている。 しかしながら、このように前後進の切換えを別途設けた
歯車装置等によって行う場合、当然にその分のm8増大
、コストアップが避けられないことになる。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、前記未公知の昭和61年7月10日提出した
複列式無段変速装置の問題点に鑑み、該技術を更に改良
寸べくなされたものであって、その要旨とするところは
、固定プーリ及び可動プーリからなり油圧装置によって
有効径が可変とされたV型プーリBi Mlを入力側及
び出力側の動力伝達系上にそれぞれ有し、該V型プーリ
装置間にl卦は渡された伝動ベルトにより1■記入力側
の回転を出力側に無段階に変速して伝達することのでき
るベルト式無段変′a機構を、該入力側及び出力側の動
力伝達系の間に並列に2列t<aえた複列式無段変速装
置において、前記入力側及び出力側のうらいずれか一方
の側の動力伝達系上に設けられ、該動力伝達系を各V型
プーリ装置を含む部分毎に分割すると共に、分割された
部分の一つに連結された第1のサンギヤとその他の部分
に連結された第2のサンギヤと前記第1のサンギヤに噛
み合わされたショートプラネタリギヤと前記第2のサン
ギヤ及びショートプラネタリギヤに噛み合わされたロン
グプラネタリギヤと該ロングプラネタリギヤに噛み合わ
されたリングギヤと各プラネタリギヤを回転自在に支持
し外部との動力伝達に用いられるキャリヤとを有する構
成とされたラビニオ型′M星歯車機構と、前記第2のサ
ンギヤに連結される動力伝達系との間に設けられた継手
手段と、前記リングギヤの回転を止めるための制動手段
と、を備えたことにある。 又、本発明の要旨とするところは固定プーリ及び可動プ
ーリからなり油圧装置によって有効径が可変とされたV
型プーリ装置を入力側及び出力側の動力伝達系上にそれ
ぞれ有し、該V型プーリ装置間に掛け渡された伝導ベル
トにより前記入力側の回転を出力側に無段変速機構を、
該入力側及び出力側の動力伝達系の間に並列に2列備え
た複列式無段変速装置において、前記入力側及び出力側
のうちいずれか一方の側の動力伝達系上に設けられ、該
動力伝達系を各V型プーリ装置を含む部分毎に分割する
と共に、分v1された部分の一つに連結された第1のサ
ンギヤと、その他の部分に連結された第2のサンギヤと
、前記第1のサンギヤに噛み合わされたショートプラネ
タリギヤと、前記第2のサンギヤ及びショートプラネタ
リギヤに噛み合わされたロングプラネタリギヤと、+f
0記シヨシヨードブラネクリギヤみ合わされたリングギ
ヤと、各プラネタリギヤを回転自在に支持し外部との動
力伝達に用いられるキャリヤと、を有する構成とされた
ラビニオ型遊星歯車機構と、前記第1のサンギヤとそれ
に連結される動力伝達系との間にHA l−Jられた継
手手段と、前記リングギヤの回転を止めるための制御手
段と、を備えたことにある。 @記うビニオ型遊星歯車機構t1.1個のプラネタリギ
ヤ(前記ロングプラネタリギヤ又はショートプラネタリ
ギヤに相当)を有するいわゆるシンプルプラネタリギヤ
機構と、2個のプラネタリギヤ(前記ショートプラネタ
リギヤ及び前記ロングプラネタリギヤに相当)を有する
いわゆるダブルビニオンシンプルプラネタリギヤ機構と
を組合わせ、筒機構の1個のプラネタリギヤ(前記ロン
グプラネタリギヤに相当)を共用とした公知のMu歯i
l1機構である〈例えば桜井一部署、鉄過日本社発行の
「自動変速機の理論と実際」〉。
【発明の作用及び効果1 本発明に43いては、先ずラビニオ型遊早歯車礪構のシ
ョートプラネタリギヤとロングプラネタリギヤ及びそれ
らを回転支持するキャリヤが、前記各サンギヤの中心軸
を中心として回転し、前記各プラネタリギヤは噛み合っ
た状態のままで、且つロングプラネタリギヤ又はショー
l−プラネタリギヤが前記リングギヤに噛み合ってM星
運動を行う。 このため、リングギヤの回転が!+11D手段で停止さ
れていなければ、前記各ベルト式無段変速機構毎の速度
に着が生じた場合、前記各サンギヤの回転速度に差が生
じるため、各プラネタリギヤが回転し、前記速度の差を
確実に吸収することができる。従って、それぞれの無段
変速機構に伝達特性上のばらつき°が存在しても、各伝
動ベルトはスリップすることなく有効にトルク伝達機能
を果すことができ、大容盪のトルク伝達を可能とする。 又、各サンギヤひいては各動力伝達系の分担トルクは、
後述するように前記各プラネタリギヤの歯数比で決定さ
れるため、この歯数比を1の近傍とすれば、各ベルト式
無段変速n構の分担トルクをほぼ等しくすることができ
る。その結果、トルク伝達に必要なベルト挾圧力のため
のライン圧を各無段変速BI J74毎に制クロしなく
ても、各々略等しいライン圧に制御するのみで各伝動ベ
ルトに滑りを発生させることなく最適にトルク伝達がで
きるようにもなる。更に、各伝動ベルトで略等しいトル
ク伝達が可能なことから、前記ベルト挾圧力に大きな圧
力を必要とせず、ライン圧の最大値を低減できるため、
該ライン圧を供給する油圧ポンプの駆動損失が小さくな
り、動力伝達効率も向上する。 又、前記継手手段を切り離し、前記制動手段でリングギ
ヤを停止させれば、以下の理由から、前記ラビニオ式遊
星歯車機栴を前後進切り換え手段として機能させること
が可能である。 即ち、例えばロングプラネタリギヤがリングギヤと歯合
するタイプのラビニオ式″i!1u歯車装置の場合、第
1のサンギヤの歯数をzsl、リングギヤの歯数をZ 
RN歯数比(Z s + / Z p )をγとすれば
、キャリヤの回転数N C%リングギヤの回転?ll 
N Rs第1のサンギヤの回転数Nstの間には、次式
(1)の関係が成立する。 (1−γ)Nc=N*−γNst   ・: (1)リ
ングギヤが停止した場合、(1)式中NR−0となり、
その際の減速比γo (=Nc/Ns 、)は、次式(
2)のように表わせる。 γo−−γ/(1−γ)  ・・・・・・・・・(2)
前記歯数比γは必ずOくγく1であるから(2)式によ
り前記減速比γ0は、γo<0となるため、前記キャリ
アの回転方向と第1のサンギヤの回転方向が逆となる。 このため、前記リングギヤをルリ動手段で停止させれば
、前記ラビニオ式遊星歯車#A横を@後進切り換え手段
として用いることが可能となる。 従って、前後進切り変え用のギヤ装置を必要としないた
め、変速Hal?全体の構成を小型化できる。 更に、前記継手手段が分担するトルクは、該継手手段が
連結される側のサンギヤのみであるため、前記継手手段
の8聞は前記分担するトルクに適合するものであれば良
く、比較的小8檄のものを用いることができる。 なお、好ましい実施態様は、前記継手手段を、湿式多段
クラッチとしたものである。これにより、一層充分な耐
久性を確保でき、又、滑かな断続が可能となり、切り換
えショックを更に低減できる。 【実施例】 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。 第1図に本発明に適用された自動車用複列式無段変速装
置の実施例を承り。 この無段変速装置は、電磁粉体クラッチ部10、ロング
プラネタリギヤがリングギヤと歯合するタイプのラビニ
オ型の遊星歯車部40.ブレーキ45、クラッチ47.
2列のベルト駆動式無段変速部A、B1及び差動歯車部
60とから主に構成されるものである。 前記電磁粉体クラッチ部10は、電磁粉体により係合操
作を行うものであり、エンジンのクランク軸5からの動
力を該電磁粉体クラッチ部10の出力軸10Aから前記
遊星歯車部40に伝達するものである。 前記ラビニオ型の遊9歯車部40は、前記電磁粉体クラ
ッチ部10の出力軸10A(特許請求の範囲記載中の「
外部」に相当)から11v記無段変速部A、Bに動力を
伝達する基土に設けられる。この’IA星歯!11部4
0においては、前記出力軸10Aにキャリヤ43が連結
され、該キャリヤ43にはショートプラネタリギヤ44
A及びロングプラネタリギヤ44Bが互いに噛み合った
状態で回転可能に支持される。前記ショートプラネタリ
ギヤ44Aには、前記無段変速部Aの第1人力軸100
Aに助力を伝達するための第1のサンギヤ42Aが噛み
合わされる。又、前記ロングブラネタリギ1744Bに
は、前記無段変速部Bの第2人力軸100Bに助力を伝
達するための第2のザンギr42B、及び該第2のサン
ギヤ42Bの中心軸を中心として前記ロングプラネタリ
ギヤ44Bの外側を回転げるリングギヤ41が噛み合わ
される。これらのプラネタリギヤ44A、44Bは、キ
ャリヤ43の回転により、前記各サンギヤ42A、42
Bの中心軸(各サンギヤ42A、42Bは同軸であり、
中心軸は同一である)を中心として遊星運動を行い、各
無段変速部A1Bに各サンギヤ42A142[3を介し
て助力を伝aするものである。 前記ブレーキ45は、前記リングギヤ41の周囲を覆う
ケース4Gに設けられ、該リングギヤ41の回転を停止
させるべく該ケース46に該リングギヤ41を固定する
ものである。なお、このブレーキ45には、例えばバン
ドブレーキを用いることができる。 前記クラッチ47は、前記第2のサンギヤ42Bと前1
11F無段変速部Bの第2人力軸100Bとの間の動力
伝達系上に設けられており、該無段変速部Bへの動力伝
達を継断するものである。 前記ベルト式無段変速部Aは、前記第1人力軸100A
及び出力軸200上にそれぞれV型プーリ装冒110A
、210Aを備える。各■型プーリ装置f1110A、
21OAはそれぞれ固定プーリ111A、211A、及
び可動プーリ112A。 212Aからなる。そして、油圧シリンダ113A、2
13Aの油圧室114A、214A内に油を注入して可
動プーリ112A1212Aを第1人力軸100Aある
いは出力軸200の軸方向に沿って1と勅させることに
より、前記固定プーリ111A、2]1A及び可動プー
リ112A、212Aの間に形成されるV溝の幅が変化
して有効径が変えられるようになっている。又、これら
の■型プーリ装置110A、21OAの間には伝動ベル
ト300Aが掛け渡されており、両■型プーリ装置11
0A、21OAの有効径の変化に応じて、第1人力軸1
00Aから出力軸200側へ回転トルクが無段階の変速
比率で伝達できるようになっている。 一方、他のベルト式無段変速部Bも、蓼本的に上記ベル
ト式無段変速部へと全く同様な構成とされ、前記第2の
サンギヤ42Bに前記クラッチ部47を介して連結され
る第2人力軸100B及び出力軸200上にそれぞれ固
定プーリ111B。 211B及び油圧シリンダ113B、213Bの油圧室
114B、214B内に油が注入されることによって差
動される可動プーリ112B、212 B 7’)’ 
ラ’36 V 型1  !J装置110B、210Bヲ
備工、両V型7−1.I装置110B、2108間に伝
動ベルト300Bが掛け渡されて無段変速が行なわれる
ようになっている。なお、前記クラッチ47には、油圧
により係合が制御される湿式多板クラッチを用いること
ができる。 +Ti記出力軸200以降に配設された差動化中部60
への動力伝達経路上には、前記出力軸200に設けられ
るリダクションドライブギヤ25と、該リダクションド
ライブギヤ25により回転されるリダクションドリブン
ギヤ51と、該リダクションドリブンギヤ51が設置さ
れるピニオンシャフト50上に設けられ前記差動化中部
60へ助力を伝達するためのデファレンシャルピニオン
ギV52とが備えられる。そして、前記差動化中部60
には、前記デファレンシャルピニオンギヤ52で駆動さ
れるリングギヤ61が設けられ、該リングギr61が駆
動されることにより各車軸62が回転する。又、前記差
動化中部60は、前記出力軸200の出力を車両の左右
の車輪に繋がる41軸62に着初回転を許容し得る状態
で伝達するもので・ある。これらリダクションドライブ
ギヤ25から前記差動南l口部60に亙るものについて
は、従来周知ならのと414成作用とも特に変更がない
ため、詳細な説明は省略する。 次に、第2図に上記複列式無段変速装置の油圧回路の要
部を示す。 図において、70は油圧ポンプ、71が該油圧ポンプ7
0の出力油圧をライン圧に調圧するためのリリーフ弁、
72A、72Bは入力軸側の油圧i114A、114B
への油流nを制御するための第1、第2流帛制ロロ弁、
73はクラッチ47を断続するための第11.7)換え
弁、74はブレーキ45を駆動させるための第2切換え
弁、75.76は各切換え弁73.74からの油流口を
絞るための第1、第2絞り弁である。 図からリリーフ弁71で調圧されたライン圧は、各無段
変速部A、Bの出力側の油圧空214A。 214B内に直接供給される。更に、このライン圧は各
流Fliルリ御弁72A、72Bで油流口が制御されて
各無段変速部A、Bの入力側の油圧室114A、114
Bに入力される。又、前記ライン圧は第1切換え弁73
で切換えられ、第1絞り弁75でその流分が絞られてク
ラッチ47を作動させ、前記第2のサンギヤ44Bと第
2人力軸100Bを断続させる。更に、前記ライン圧は
第2切換え弁74で切換えられ、絞り弁76でその油流
量が絞られてブレーキ45を作動させ、前記リングギヤ
41の回転を停止させる。 以上のように、この実施例では、入力軸側のV型プーリ
装置110A、110Bを第1、第2流a制御弁72A
、72Bによって目標速度比に相当する有効径に積極的
にa、Ij御し、出力軸側の■型プーリ装置21OA、
210Bを該制御に追随させる構成としている。 次に、この第1実施例の作用を説明する。 この実施例における複列式無段変速装置においては、エ
ンジンからの動力が、まず、クランク軸5が電磁粉体ク
ラッチ10の入力側を回転させる。 該電磁粉体クラッチ10が係合されると、前記動力は出
力軸10Aを介してラビニオ型の遊星歯車部40に伝え
られ、キャリヤ43を回転させる。 ここで、前記複列式無段変速装置が搭載された車両の運
転状態がニュートラルレンジ又はパーキングレンジの場
合、前記電磁粉体クラッチ10を切故すと共に、第1切
換え弁73をオフにしてクラッチ47にライン圧を供給
しないようにし、第2のサンギヤ42Bと第2人角軸1
00Bとを切放す。従って、エンジンからの動力は各無
段変速部A、Bの各入力軸100A、100Bに伝達さ
れない。 前記複列式無段変速装置がドライブレンジの場合、電磁
粉体クラッチ10を係合すると共に、第1切換え弁73
を作動させクラッチ47にライン圧PL−を作用させて
係合する。すると、エンジンからの動力は電磁粉体クラ
ッチ10を介して前記遊星歯車部40のキャリヤ43へ
伝えられる。 コノFW第1 及ヒff12]ff1IIIltll1
72A172Bニより油圧杢114A、114Bへの油
流口をi、1IllIOして、各無段変速部A1Bの速
度比が目標の速度比でしかも各速度比(e^、0日)が
等しく(e^−ee)なるようZll tallする。 すると、前記キャリヤ713の動力は、ショートプラネ
タリギヤ44A10ングブラネタリギヤ44Bを介して
第1のリンギヤ42A、第2のサンギヤ42Bへ伝達さ
れ、該各サンギヤ42A、42Bへのトルク配分はほぼ
それらギヤの歯数化分となる。即ち、第1のサンギヤ4
2Aへ配分されるトルクをTs+とじ、第2のナンギャ
42Bへ配分されるトルクをTszとし、エンジンから
のトルクをTε、第1のサンギヤ42Aの歯数をZsl
、第2のサンギヤ42Bの@故をZS2とすれば次式(
3)、(4)が成立する。 Ts + *TE ・(Zs 1 /(Zs++Zsz))  −(3) Ts 2 +Tε・(Zs 2 / (Zs 1+Zs 2 ))  −(4)(3)及
び(4)式から、前記トルク配分は歯m比(Zs 1/
Zs 2 )を1に近付けることにより均等に近付ける
ことが可能である。なお、このときには、前記遊星歯車
部4oはほぼ直結状態となるので、キャリヤ43の回転
数は各サンギヤ42A、42Bの回転数とほぼ等しくな
る。 以上のように各サンギヤ42A、42Bへ伝達されたわ
J力は、各系統の無段変速部A、Bの入力軸100A、
100Bを介して各々の■型プーリ装置110A、11
0Bのプーリ対即ち固定プーリ111A1可動プーリ1
12Aとプーリ対即ち固定プーリ111B、可動プーリ
112Bへ伝えられる。そして、これらプーリ対が各伝
動ベルト300A、300Bを挟圧し回転することによ
り、前記動力は該伝動ベルト300A1300Bを介し
て出力軸200上の各V型プーリ装″a21 OA。 210Bひいては前記出力軸200に伝えられる。 更に、伝えられた動力は、リダクションドライブギヤ2
5からリダクションドリブンギヤ51、そして、デファ
レンシャルピニオンギヤ52を介して差妨南!1部60
、更には各車軸62へ伝わる。 11へ記複列式焦段変速装置がリバースレンジの場合、
前記第1切換え弁73の作動が停止され、クラッチ47
は切離される。一方、負12切換え弁74を作動させて
前記l星歯車機構40のリングギヤ41をブレーキ45
によりケース46に固定する。この時、エンジンからの
わ」力は前記型m t5)体クラッチ10を介してキャ
リヤ43へ伝えられており、該−J力はキャリヤ43か
らロングプラネタリギヤ44B及びショートプラネタリ
ギヤ44Aを介して第1のサンギヤ42Aへ伝えられ、
無段変速部AのV型プーリ装置110Aへ伝えられる。 伝えられた動力はベルト300Aを介して出力軸200
上のV型プーリ装置200Aへ伝えられる。 一方、第2のサンギヤ42Bは、つれ回るのみであり、
入力軸100B上のV型プーリ装置110B及び出力軸
200上のV型プーリRffi210Bもつれ回るのみ
であり、動力及びトルク伝達を行わない。 以上のように一系統の無段変速部(実施例の場合A)で
動力伝達しても、通常リバースレンジはその使用頻度が
少なく、又エンジンの最大出力で使用されることがほと
んどないため、伝動ベルトの耐久性に大きな影響を与え
ることがない。又−系統の無段変速部のみで動力伝達す
ることができるため、リバースレンジにおいては、動力
伝達する際の摩擦等による動力損失を減少させることが
でき伝達効率が、両伝動ベルト300A、300Bを用
いた場合に比較して向上する。 次に、上記各シフトレンジでのブレーキ45、クラッチ
47の作動及び減速比(速度比の逆数)を法衣に示す。 この場合、γ^、7日は各無段変速部A1Bの8!速比
であり、γは第1のサンギヤ42AのmEAZslとリ
ングギヤ41の歯数ZRの比(Z s 2 / Z R
)である。 第  1  表 又、各シフトレンジにおける各無段変速部A18の動力
配分は法衣の如くとなる。なお、第2表中NEはエンジ
ン回転数を示す。 第  2  表 次に、本発明の第2実施例について説明する。 この第2実施例は第3図に示されるように、前出第1実
施例と異なり、ラビニオ型のT1星歯卓部40が分割さ
れた第1出力軸20OA、第2出力軸200B、及びリ
ダクションドライブギヤ25への出力軸2、特許請求の
範囲に記載の「外部」瓢 に相当)との間に備えられた
ものである。 即ち、複列式無段変速装置において、出力側の各V型プ
ーリ装置21〇八、210Bは、第1、第2出力軸20
0A、200Bを介して第1、第2のサンギヤに連結さ
れる。又、眞記第2出力軸200[3と第2のサンギヤ
42Bの間には、クラッチ47が設けられ、前記第2出
力軸200Bにクラッチ47の一端が連結され、該クラ
ッチ47の他端に第2のサンギヤ42Bが連結される。 前記サンギヤ42A、42Bには、それぞれキャリヤ4
3に設けられるショートブラネタリギr44A10ング
ブラネタリギャ44Bが噛み合わされ、又、該ロングプ
ラネタリギヤ44Bにはリングギヤ41が噛み合わされ
ている。このリングギヤ41の外周には、ブレーキ45
及び該ブレーキ45が固定されるケース46が設けられ
る。なお、その他の構成は11す2第1実施例と同様で
あるので詳細な説明は略す。 次に、本発明の第3実施例について説明する。 この第3実施例は第4図に示すように、前記第1及び第
2実施例と異なり、入力側の電磁粉体クラッチを流体継
手10Fとしている。このように流体継手10Fを用い
ても、車両の発進時あるいは停止■、1等のエンジン回
転速度と車両速度とに差がある場合であってし、当該差
を吸収しながら円滑に動力伝達を行うことができる。な
お、その他の構成については、前記第1実施例と同様で
あるので詳細な説明は略す。 なお、前記実施例においては、クラッチ47に、湿式多
板クラッチを用いたが、本発明のクラッチはこれに限定
されず、例えば乾式クラッチを用いることもできる。 又、前記実施例においては、ロングプラネタリギヤ44
Bをリングギヤ41に噛み合わせるタイプのラビニオ弐
遊型歯車装冒を用い、第2の勺ンギャ42Bと第2人力
軸100Bとの間にクラッチ47を設けていたが、ショ
ー]・ブラネタリギ■44Aにリングギヤ41を噛み合
わせるタイプのラビニオ式遊星歯車装置を用いることも
できる。 この場合、第1のサンギヤ42Aと第2出力軸200A
との間にクラッチを設けることにより同様に本発明の諸
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る複列式無段変速装置の第1実施
例の全体構成を示す断面図、第2図は、前記実施例に用
いられる油圧回路の要部を示す概略ブロック図、第3図
は、本発明に係る複列式無段変速装置の第2実施例の全
体構成を示す断面図、第4図は、同じく、第3実施例の
全体構成を示す断面図である。 40・・・ラビニオ型の遊星歯11機構、41・・・リ
ングギヤ、 42A、42B・・・第1、第2サンギヤ、43・・・
キャリヤ、 44A・・・ショートプラネタリギヤ、44B・・・ロ
ングプラネタリギヤ、 45・・・ブレーキ、 46・・・ケース、 47・・・クラッチ、 73.74・・・第1、第2切換え弁、100A、10
0B・・・入力軸、 110A、110B、210A、210B・・・V型プ
ーリ装置、 111A、111B、211A、211B・・・固定プ
ーリ、 112A、112B、212A、212B・・・可動プ
ーリ、 200.200A、200B・・・出力軸、300A、
300B・・・伝動ベルト。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定プーリ及び可動プーリからなり油圧装置によ
    つて有効径が可変とされたV型プーリ装置を入力側及び
    出力側の動力伝達系上にそれぞれ有し、該V型プーリ装
    置間に掛け渡された伝動ベルトにより前記入力側の回転
    を出力側に無段階に変速して伝達することのできるベル
    ト式無段変速機構を、該入力側及び出力側の動力伝達系
    の間に並列に2列備えた複列式無段変速装置において、
    前記入力側及び出力側のうちいずれか一方の側の動力伝
    達系上に設けられ、該動力伝達系を各V型プーリ装置を
    含む部分毎に分割すると共に、分割された部分の一つに
    連結された第1のサンギヤと、その他の部分に連結され
    た第2のサンギヤと、前記第1のサンギヤに噛み合わさ
    れたシヨートプラネタリギヤと、前記第2のサンギヤ及
    びシヨートプラネタリギヤに噛み合わされたロングプラ
    ネタリギヤと、該ロングプラネタリギヤに噛み合わされ
    たリングギヤと、各プラネタリギヤを回転自在に支持し
    外部との動力伝達に用いられるキャリヤと、を有する構
    成とされたラビニオ型遊星歯車機構と、 前記第2のサンギヤとそれに連結される動力伝達系との
    間に設けられた継手手段と、 前記リングギヤの回転を止めるための制動手段と、 を備えたことを特徴とする複列式無段変速装置。
  2. (2)固定プーリ及び可動プーリからなり油圧装置によ
    つて有効径が可変とされたV型プーリ装置を入力側及び
    出力側の動力伝達系上にそれぞれ有し、該V型プーリ装
    置間に掛け渡された伝導ベルトにより前記入力側の回転
    を出力側に無段変速機構を、該入力側及び出力側の動力
    伝達系の間に並列に2列備えた複列式無段変速装置にお
    いて、前記入力側及び出力側のうちいずれか一方の側の
    動力伝達系上に設けられ、該動力伝達系を各V型プーリ
    装置を含む部分毎に分割すると共に、分割された部分の
    一つに連結された第1のサンギヤと、その他の部分に連
    結された第2のサンギヤと、前記第1のサンギヤに噛み
    合わされたシヨートプラネタリギヤと、前記第2のサン
    ギヤ及びシヨートプラネタリギヤに噛み合わされたロン
    グプラネタリギヤと、前記シヨートプラネタリギヤに噛
    み合わされたリングギヤと、各プラネタリギヤを回転自
    在に支持し外部との動力伝達に用いられるキャリヤと、
    を有する構成とされたラビニオ型遊星歯車機構と、 前記第1のサンギヤとそれに連結される動力伝達系との
    間に設けられた継手手段と、 前記リングギヤの回転を止めるための制御手段と、 を備えたことを特徴とする複列式無断変速装置。
  3. (3)前記継手手段が、湿式多板クラッチとされている
    特許請求の範囲第2項記載の複列式無段変速装置。
JP61177342A 1986-07-28 1986-07-28 複列式無段変速装置 Pending JPS6334363A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5099710A (en) * 1988-12-16 1992-03-31 Nissan Motor Co., Ltd. Continuously variable transmission system having parallel drive paths with fluid control valve including pressure equalization
JP2007263180A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 変速装置
CN102072297A (zh) * 2011-02-28 2011-05-25 李凯 一种可承受大扭矩的无级变速装置
WO2013077035A1 (ja) * 2011-11-22 2013-05-30 Udトラックス株式会社 無段変速機

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