JPS6334172A - 熱転写式プリンタ−のプラテン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、熱転写式プリンターのプラテンに関する。

（従来技術） 従来、この種プラテンとして、支持体と、この支持体に
取り付けられた硬度の低い（例えばＪＩＳ　　Ａ硬さ２
０〜５０程度の硬度の）弾性材からなるプラテン本体と
により構成されたものは知られている。

（従来技術採用の理由） 弾性材からなるプラテン本体の硬度を低くしているのは
以下の如き理由によるものであった。埋ち、熱転写式プ
リンターにおいて、印字幅全域に亙ってサーマル印字ヘ
ッドとプラテン本体との確実な密着は必要条件である。

ところで、プラテン本体を硬度の高い弾性材とすると、
前記条件を実現するために、プラテン本体の、プリンタ
ー本体に対する取り付は精度を高める必要があるが、こ
のことは実用上大変困難である。そこで、プラテン本体
の弾性を利用して、その取り付は誤差を吸収出来るよう
にするため、プラテン本体の硬度が低くなされているの
である。更に詳述すれば、プラテン本体にサーマル印字
ヘッドが当った際、プラテン本体が撓んでサーマル印字
ヘッド面に確実に沿うようにして、換言すれば、サーマ
ル印字ヘッドがインクリボンを介して印字用紙に確実に
密着するようにして、転写欠けや転写抜は等の印字ミス
が生じないようにするためである。

（従来技術の欠点） 前記従来のプラテンには以下の如き欠点があった。ＩＩ
Ｉ］ち、弾性材からなるプラテン本体の硬度が低かった
ので、インクリボンのインク面を印字用紙に強く押し付
けるべく、サーマル印字ヘッドをプラテン本体に強く押
し付けても、その反発力（プラテン本体からの抗力）が
大きくならないため、サーマル印字ヘッドとプラテン本
体との強い圧接状慝を得ることが出来ず、その結果、従
来のプラテンを装着したプリンターでは、表面が平滑な
印字用紙しか使用出来ず１表面に細かな凹凸のある粗い
印字用紙に印字することが困難であるという欠点があっ
た。

（発明の目的） この発明は、上記欠点を解消するためになされたもので
あって、表面に細かな凹凸のある粗い印字用紙にでも印
字が可使で、［つ転写欠けや転写抜は等の印字ミスが生
じないプラテンを提供することを目的とするものである
。

（実施例） 以下にこの発明を図面に示す実施例に基づいて説明する
。なお、この１５１　ｍ書において、前とは第１図左側
を、後とは同図右側をいい、左とは第１図紙面の裏側を
、右とは同表側をいう。

プラテン２はプリンター本体ｌに以下のようにして上下
揺動自在に設けられている。即ち、断面逆り字状の、左
右力向に長い支持体３の左右端各々に重力に向って突出
したブラケット４が設けられ、これらブラケット４に形
成された貫通孔５にプリンター本体ｌの枢軸６が嵌め入
れられている。このプラテン２は、ばね７によって後述
のプラテン本体９の油面が下を向く方向に付勢されると
共に、設定位置を越えては回転しないようにプリンター
本体１に設けられたストッパー８に島るようになされて
いる。このような構造により、プラテン２にサーマル印
字ヘッド１０（後述）がｈ接すると、それからの力を受
けてプラテン２は、ばね７の力に抗して第１図において
時計方向に回転し、サーマル印字へラド１０と最も良く
密接する位置に移動する。

支持体３の本体取付壁３ａには、ゴム等の弾性材からな
る、下側縁が曲面となされたプラテン本体９が取り付け
られている。このプラテン本体９の下側縁曲面は、下方
から上方に送り出される印字用紙１１をスイ・、−ズに
プラテン本体９の前方に案内する作用を有している。こ
のプラテン本体９は、任意の厚さの、硬度の高い（例え
ば。

ＪＩＳ　　Ａ硬さ８Ｏ−１００程度の硬度の）前層９ａ
と、この面層９ａより硬度の低い後層９ｂとを有してい
る。後層９ｂは、前層９ａと同一の素材からなるものを
発泡させて、その硬度を低下させたものである。しかし
、前ｆｉ９ａとｔ＆Ｆｉｔ９ｂとの素材を変えることに
より両者の硬度を変化させても良いことは言うまでもな
い０例えば、前層９ａの素材としては、ＪＩＳ　　Ａ硬
さ　７０〜８０程度のウレタンゴムや同ＣＲゴム等が使
用され、後層９ｂの素材、としては、前層９ａよりも硬
度の低いネオプレンゴムの発泡体やウレタン発泡体等が
使用される。また、前ＩＪ９ｍ又は後層９ｂの少なくと
も一方を２！以上の構成としても良く、更に後ｆｉ９ｂ
の一部を前層９ａの硬度以上にしても良い、また、同一
の素材の中央部のみを発泡させて、その部より後側を後
層９ｂとし、プラテン本体９の硬度分布を第４図に示す
ようなものとしても良い、　＋’ｉｉ記前層９ａの表面
粗さは３０ｇｍ以下で、且つその表面の摩擦係数は小さ
いほうが＆Ｔましい、摩擦係数を小さくする方法として
は、プラテン本体９の表面にフッ素樹脂テープを貼り付
けたり、その表面をマット化処理やフッ化処理したりす
る方法が考えられる。

プラテン本体９の前方には、公知の、発熱抵抗体を備え
たサーマル印字へラドｌＯが左右動自在で几つ前後捏動
自在に設けられている。

公知の如く、インクリボン（図示略）は、サーマル印字
ヘッドｌＯの後方を通るものである。

なお、この発明は、実施例の如き平プラテンのみならず
、回転ローラー型の丸プラテンにも適用し得ることは言
うまでもない。

（発明の効果） 以上の次第でこの発明によれば、プラテン本体が、サー
マル印字ヘッド側の硬度の高い前層を有しているので、
それにサーマル印字ヘッドを強く押し付けても、プラテ
ン本体が必要以上には撓まないので、サーマル印字ヘッ
ドとプラテン本体との強い圧接状態を得ることが出来、
その結果、インクリボンのインク面が印字用紙に強く押
し付けられるため、表面に細かな凹凸のある粗い印字用
紙にも印字することが可能となる。また、前層より硬度
の低い後層を有しているので、その弾性を利用すること
により、プラテンの、プリンター本体への取り付は精度
を高めることもなく、サーマル印字ヘッドがインクリボ
ンを介して印字用紙に確実に密着するようにして、転写
欠けや転写抜は等の印字ミスが生じないようにすること
が出来る。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すものであって、第１図は
実施例プラテンを使用したプリンターの非印字時の要部
縦断面図、第２図は第１図の中間省略平面図、第３図は
印字時の要部縦断面図、第４図はプラテン本体の前面硬
度を１としたときの硬度と厚さとの関係の一例を示す図
である。 ２・・・プラテン、３・・・支持体、９・・・プラテン
本体、９ａ・・・前層、９ｂ・・・後層、１０・・・サ
ーマル印字ヘッド 特　許　出　願　人　小西六写真工業株式会社代　　庁
　　人　弁理士　大西哲夫 第１図　　　　　　　　　　第３図 第４図 ノ壷のノ１ざ力勾 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、支持体と、この支持体に取り付けられた弾性材から
   なるプラテン本体とを有する熱転写式プリンターのプラ
   テンにおいて、前記プラテン本体が、サーマル印字ヘッ
   ド側の硬度の高い前層と、この前層より硬度の低い後層
   とを有している熱転写式プリンターのプラテン。 ２、前記前層の硬度がＪＩＳ　Ａ硬さ６０〜１００であ
   る特許請求の範囲第１項記載の熱転写式プリンターのプ
   ラテン。 ３、前記前層の表面の粗さが３０μｍ以下となるような
   、且つその表面の摩擦係数が小さくなるような処理が前
   層に施こされている特許請求の範囲第１項記載の熱転写
   式プリンターのプラテン。 ４、前記後層が発泡弾性材である特許請求の範囲第１項
   記載の熱転写式プリンターのプラテン。 ５、前記後層の硬度が、その厚さ方向において変化して
   いる特許請求の範囲第１項記載の熱転写式プリンターの
   プラテン。 ６、前記後層が複数層の弾性材から構成されている特許
   請求の範囲第１項記載の熱転写式プリンターのプラテン
   。 ７、前記前層と後層とが一体成形されている特許請求の
   範囲第１項記載の熱転写式プリンターのプラテン。 ８、前記プラテンが細い板状のプラテンである特許請求
   の範囲第１項記載の熱転写式プリンターのプラテン。 ９、前記支持体が、プリンター本体に上下揺動自在に取
   り付けられている特許請求の範囲第８項記載の熱転写式
   プリンターのプラテン。 １０、前記支持体が、ばね等の弾性体によつて、下向き
   となるように付勢されている特許請求の範囲第８項記載
   の熱転写式プリンターのプラテン。 １１、前記プラテン本体の、印字用紙が送られて来るが
   わの縁が曲面となされている特許請求の範囲８項記載の
   熱転写式プリンターのプラテン。 １２、前記プラテンが回転ローラー型のプラテンである
   特許請求の範囲第１項記載の熱転写式プリンターのプラ
   テン。