JPS6333711Y2 - - Google Patents

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JPS6333711Y2
JPS6333711Y2 JP3945482U JP3945482U JPS6333711Y2 JP S6333711 Y2 JPS6333711 Y2 JP S6333711Y2 JP 3945482 U JP3945482 U JP 3945482U JP 3945482 U JP3945482 U JP 3945482U JP S6333711 Y2 JPS6333711 Y2 JP S6333711Y2
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JP
Japan
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water
automobile
radiator
storage tank
cooling
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JP3945482U
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JPS58142163U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車、産業用機械設備、建設用機
械設備等において、水利用装置に水を供給する給
水装置に関する。
従来、自動車のルームクーラや産業用又は建設
用等の冷却システムにおけるエバポレータの表面
に凝縮する凝縮水はそのまま捨てられているが、
その量は意外に多いものであつた。
本考案は、このようなエバポレータの表面に凝
縮する凝縮水を一旦貯水タンクに溜めて、この凝
縮水を有効に利用するようにした自動車等におけ
る給水装置を提供することを目的とするもので、
以下添付図面に示す実施例に基づいて説明する。
1は自動車、2は、自動車1のエンジンルーム
の後部に設けられたルームクーラのエバポレータ
である。このエバポレータ2は公知の構成のもの
でよく、作動時に表面に結露が付着し、この結露
が凝縮して凝縮水となり、エバポレータ2の表面
から滴下する。
3は、エバポレータ2の下方において、上向き
拡開するように自動車に固定された樋状の集水器
で、その下端には導管4の一端が連結されてい
る。
導管4の他端は、集水器3より下方に位置する
ように自動車1のエンジンルームの適所に設けら
れた貯水タンク5の上部に連結されている。5a
は、貯水タンク5のキヤツプで、このキヤツプ5
aを外すことにより、車外より水を補充すること
ができる。
また、導管4の途中には、逆止弁6が設けら
れ、貯水タンク5から集水器3に水が逆流するの
を防止するようにしてある。
かくして、エバポレータ2より滴下する凝縮水
を集水器3で受け、これを導管4を介して貯水タ
ンク5に溜めるようにしてある。
貯水タンク5の下端には、中間にポンプ7を備
える第1の給水管8の一端が連結されている。こ
の給水管8の他端は、一つの水利用装置をなす窓
ガラス洗浄水噴出装置9におけるノズル10に連
結されている。ノズル10近傍の給水管8には、
化学洗浄液11を貯留したタンク12に連結され
た洗浄液吸い上げ管13が直角に連結されてい
る。
しかして、窓ガラス洗浄水噴出装置9において
は、ポンプ7を作動させることにより、貯水タン
ク5内に貯留されたエバポレータ2の凝縮水を、
ノズル10より自動車1のフロントガラス1aに
向けて噴出し、このとき、タンク12内の化学洗
浄液11を霧吹きの原理で吸い上げて、凝縮水と
ともにフロントガラス1aに噴出するようにして
ある。
また、貯水タンク5の下端には、中間にポンプ
14を備える第2の給水管15の一端が連結され
ている。この給水管15の他端は、一つの水利用
装置をなす水噴射装置16におけるスプレイノズ
ル17に連結されている。このスプレイノズル1
7は、自動車1のエンジンルームの前部に設けら
れたラジエータ18の前面に向かつて水をほぼ均
一に噴射するようにしたものである。
しかして、水噴射装置16においては、エンジ
ン負荷が増大して、エンジンが過熱し、それに伴
つてラジエータ18内の冷却水が高温となつたと
き、そのことをラジエータ18の適所に設けた熱
電対等よりなる温度検出素子19により検出し
て、ポンプ14を作動させ、貯水タンク5内に貯
留された凝縮水を、スプレイノズル17よりラジ
エータ18に向けて噴出し、そのときの水の気化
潜熱を利用して、ラジエータ18を急冷するよう
にしてある。
上述のような構成としたこの実施例において
は、エバポレータ2より滴下する凝縮水は、集水
器3によつて受けられ、導管4を介して貯水タン
ク5内に貯えられる。
自動車の窓ガラスにほこりや油膜等が付着して
視界が遮られたときには、自動車の運転席近傍に
設けられたウインドウオツシヤ用のスイツチ(図
示略)を閉じてポンプ7を作動させれば、貯水タ
ンク5内の凝縮水が、給水管8を介してノズル1
0よりフロントガラス1aに向けて噴出され、こ
のときタンク12内の化学洗浄液11も洗浄液吸
い上げ管13より吸い上げられて、ノズル10よ
り噴出され、この噴出液を従来のようにワイパー
(図示略)等により払拭すれば、フロントガラス
1aを清浄することができる。
また、エンジンが過熱して、ラジエータ18が
高温となると、温度検出素子19が作動して、ポ
ンプ14を作動させ、これによつて、貯水タンク
5内の凝縮水はスプレイノズル17よりラジエー
タ18に向けて噴射され、その際の噴水の気化潜
熱によりラジエータ18は急冷され、エンジンの
過熱を防止することができる。
ラジエータ18が予め定められた温度以下に冷
却されると、温度検出素子19の作動により、ポ
ンプ14の作動は停止し、ラジエータ18の水の
噴射は停止する。
なお、ルームクーラを使用しない冬期等におい
ては、必要に応じて貯水タンク5のキヤツプ5a
を外して、車外より貯水タンク5に水を補充して
使用すればよい。
以上から明らかなように、本考案によると、従
来路上に放散していたエバポレータよりの凝縮水
を、有効に利用することができ、実用上の便益が
大である。
なお、上述の実施例においては、水利用装置と
して、窓ガラス洗浄水噴出装置と、ラジエータ冷
却用の水噴射装置とを例示的に示してあるが、水
利用装置は、例えば上述の窓ガラス洗浄水噴出装
置だけ、又はラジエータ冷却用の水噴射装置だけ
を単独で使用するようにしたものとしてもよい。
また、水利用装置としては、室内空気の加湿用
の加湿器や、自動車のヘツドライトの洗浄用の水
噴射装置等をそれぞれ単独で、又は上述の窓ガラ
ス洗浄水噴出装置やラジエータ冷却用の水噴射装
置等と併設して用いるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示す自動車前部の
概略側面図である。 1……自動車、2……エバポレータ、3……集
水器、4……導管、5……貯水タンク、5a……
キヤツプ、6……逆止弁、7……ポンプ、8……
給水管、9………窓ガラス洗浄水噴出装置、10
……ノズル、11……化学洗浄液、12……タン
ク、13……洗浄液吸い上げ管、14……ポン
プ、15……給水管、16……水噴射装置、17
……スプレイノズル、18……ラジエータ、19
……温度検出素子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 自動車等に設けられた冷房装置におけるエバ
    ポレータの下方に集水器を設け、該集水器を貯
    水タンクに連結して、エバポレータより発生し
    た凝縮水を集水器を介して貯水タンクに溜め、
    該貯水タンクに溜められた凝縮水を、貯水タン
    クに連結された給水管を介して水利用装置に供
    給するようにしたことを特徴とする自動車等に
    おける給水装置。 (2) 水利用装置を、窓ガラス洗浄水噴出装置とし
    た実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の装
    置。 (3) 水利用装置を、ラジエータ冷却用の水噴射装
    置とした実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載
    の装置。 (4) 水利用装置を、窓ガラス洗浄水噴出装置と、
    ラジエータ冷却用の水噴射装置とした実用新案
    登録請求の範囲第(1)項に記載の装置。 (5) 水利用装置を、室内空気の加湿用の加湿器と
    した実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の装
    置。 (6) 水利用装置を、自動車のヘツドライト洗浄用
    の水噴射装置とした実用新案登録請求の範囲第
    (1)項に記載の装置。 (7) 水利用装置を、窓ガラス洗浄水噴出装置と、
    ラジエータ冷却用の水噴射装置と、室内空気の
    加湿器と、自動車のヘツドライト洗浄用の水噴
    射装置としたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項に記載の装置。
JP3945482U 1982-03-23 1982-03-23 自動車等における給水装置 Granted JPS58142163U (ja)

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JPS58142163U JPS58142163U (ja) 1983-09-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3632669B2 (ja) * 2002-02-20 2005-03-23 日産自動車株式会社 車両用冷却装置
DE102010036502A1 (de) * 2010-07-20 2012-01-26 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Kühleinrichtung

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JPS58142163U (ja) 1983-09-24

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