JPS6331761Y2 - - Google Patents

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JPS6331761Y2
JPS6331761Y2 JP9547383U JP9547383U JPS6331761Y2 JP S6331761 Y2 JPS6331761 Y2 JP S6331761Y2 JP 9547383 U JP9547383 U JP 9547383U JP 9547383 U JP9547383 U JP 9547383U JP S6331761 Y2 JPS6331761 Y2 JP S6331761Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
roll
arbor
mill
axial direction
Prior art date
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Expired
Application number
JP9547383U
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English (en)
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JPS605703U (ja
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Publication of JPS605703U publication Critical patent/JPS605703U/ja
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  • Metal Rolling (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、H形鋼あるいは類似形状形鋼の圧
延に用いられるユニバーサルミルの水平ロールに
関するものである。
<従来技術> 従来のこの種の水平ロールは、製品サイズに相
応したロール幅を有するスリーブを、アーバ胴部
に焼嵌めた構造であるため、多サイズに及ぶH形
鋼を製造する場合、膨大なロール保有数となる。
また、圧延での摩耗によるロール幅(スリーブ
幅)の減少のため、同一ロールによるあるサイズ
の圧延量は、5000トン程度であり、その後サイズ
ダウンのためロール幅を数十mm切削せねばならな
い。さらに、製品のウエブ内幅が数mm異つただけ
で、ユニバーサル粗ミルおよび仕上ミルを交換す
る必要があるため、小ロツト多サイズの場合、稼
動率が著しく低下する。
そのため、水平ロール幅をオンラインで制御で
きるユニバーサルミルが強く要望されていた。
<考案の目的> この考案は、前述のような要望に鑑みて創案さ
れたもので、その目的は、ロール幅をオンライン
で自由に変更できる水平ロールを提供することに
ある。
<考案の構成> この考案に係る水平ロールは、アーバを例えば
可変クラウンロール構造とすることによりスリー
ブが適宜に軸方向に移動し得るように嵌着された
ロールであつて、前記スリーブを軸方向に三分割
し、分割された中央のスリーブに、両側のスリー
ブを軸方向に押圧し得る流体圧シリンダ等の直線
駆動機構を内蔵させ、両側のスリーブを移動させ
ることによりロール幅をオンラインで自由に変更
できるようにしたものである。
<実施例> 以下、この考案を図示する一実施例に基づいて
説明する。第1図に示すように、この考案に係る
水平ロールは、大別してアーバ1とスリーブ2に
分けられる。
アーバ1は、第2図に示すように、軸部3と軸
部胴部に焼嵌められた可変スリーブ4からなり、
このスリーブ4と軸部胴部との間に円筒状隙間5
を形成し、この隙間5に外部から圧油を供給する
ことによりクラウン量が可変とされた可変クラウ
ンロール構造とされている。
このようなアーバ1の胴部に、スリーブ2がす
きま嵌めで嵌合されて軸方向に移動自在とされる
とともに、圧油を負荷することによりアーバ1の
胴部が膨出しスリーブ2が固定される。
このようなスリーブ2は、軸方向に三分割され
ており、中央のスリーブ2Bには、両側のスリー
ブ2A,2Cを軸方向外側に押送し得る直線駆動
機構としての油圧シリンダ6が内蔵されている。
この油圧シリンダ6は、周方向に等間隔をおいて
少なくとも三つ配置され、同一の油圧源により同
時に作動する。
なお、一般に、アーバ1を作動させる油圧とシ
リンダ6を作動させると油圧とは、系路を異にす
るが、同一油圧源としてもかまわない。
また、中央のスリーブ2Bの外径は、鋼材ウエ
ブ表面を圧下しないように、他のスリーブ2A,
2Cの外径より小とされている。
このような構成において、まず圧延スタート時
には、シリンダ6を作動させず、三つのスリーブ
2A,2B,2Cを一体として圧延を行なう。終
了後、アーバ1の油圧を除荷しスリーブ2A,2
Cを移動させやすくした後、次サイズ用にロール
幅を増大させる。これを行なうには、まず、第4
図に示すように、竪ロール7の開度を目標ロール
幅と一致させる。次いで、油圧源を中央スリーブ
2Bの導入孔8に接続して油圧を負荷し、シリン
ダ6のラム6aを出せば、スリーブ2A,2Cが
軸方向外側に移動し、竪ロール7に接触させるこ
とにより目標ロール幅が設定される。続いて、ス
トツプバルブ(図示省略)を導入孔8に取付けれ
ば、圧油が封入される。次いで、アーバ1に油圧
を負荷してアーバ1を膨出させてスリーブ2A,
2B,2Cを固定し、竪ロール7をさらに開いて
所定の竪ロール開度を設定することになる。
なお、アーバ1は、可変スリーブと軸部胴部の
間に円筒状隙間を形成した可変クラウンロール構
造としたが、これに限らず、可変スリーブを省略
し軸部胴部内に油圧室を形成した可変クラウンロ
ール構造など、スリーブの固定および移動を適宜
なし得るロール構造が採用される。さらに、直線
駆動機構は、流体圧シリンダに限らず、機械的な
ジヤツキ方式などがある。
<具体例> これは、H600×200×11/17のH形鋼の製造ラ
インでの例で、第5図、第6図に示すように、加
熱炉9から順に二重式粗圧延機(以下、BDミ
ル)10、ユニバーサル粗ミル(以下、URミ
ル)11、二重式整形ミル(以下、Eミル)1
2、ユニバーサル仕上ミル(以下、UFミル)1
3が配置されている。
まず、250×1200のスラブを用い、BDミル1
0でウエブ厚40mm、フランザ厚60mm、フランジ幅
310mmのビームブランクに成形する。URミルの
水平ロールは、両側のスリーブ幅が233mm、中央
のスリーブ幅が100mmで、かつ、同一の油圧源に
より作動する油圧シリンダが周方向に等間隔をお
いて中央のスリーブに配列されている。ここで
H600×200の場合には、油圧シリンダを作動させ
る必要がなく、各スリーブは一体化している。
スリーブの内径は、アーバの外径より半径方向
当り0.02mm大きくされ、アーバに内圧500Kg/cm2
の油圧を負荷することによりアーバ外径は約0.5
mm膨張し、スリーブが固定される。
中央のスリーブと両側のスリーブの外径差は、
50mmあり、両側スリーブ廃径時の後の外径よりも
中央スリーブの外径を小さくしてある。このよう
なURミル11の分割スリーブの場合、ウエブ中
央に凸状を生じることになるが、各パス毎に後段
のEミル12でウエブ上の凸状を消去する。UF
ミルの場合には、フランジとウエブの圧下率に差
を付け、ウエブがフランジの延伸に伴なつて減肉
するようにし、これによりウエブ上の凸の生成を
改善できる。
H600×200×11/17の圧延終了後まずアーバの
油を抜き、スリーブを移動しやすくし、次いで、
次サイズ、例えばH620×200×11/17を圧延す
る。この場合、ロール幅は566mmから586mmにする
必要があるため、竪ロール間の距離をまず586mm
にセツトし、次いで、中央スリーブに油圧配管を
接続し、500Kg/cm2でシリンダのラムを出し、ス
リーブ幅を拡げ、竪ロールに接した所でストツプ
弁により圧油を封入する。続いて、アーバの油圧
を負荷してアーバを膨張させ、スリーブを固定
し、竪ロールをさらに開き、圧延をスタートす
る。
<考案の効果> 前述のとおり、この考案によれば、水平ロール
幅を数十mmの範囲で自由に変更でき、ユニバーサ
ルミルの水平ロール保有数は、従来の1/10以下と
なり、さらに、小ロツトレアーサイズの圧延も可
能となる。また、オンラインで行なえるため、ロ
ール替えの減少により稼動率も改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る水平ロールを示す部
分断面図、第2図は、そのアーバの1例を示す半
断面図、第3図は、同様のロールのシリンダが作
動した状態の部分断面図、第4図は、ロール幅の
設定状況を示す部分断面図、第5図、第6図a,
b,c,d,eは、H形鋼の製造方法を実施する
ためのミルレイアウト、製造工程を示す概略図で
ある。 1……アーバ、2,2A,2B,2C……スリ
ーブ、3……軸部、4……可変スリーブ、5……
隙間、6……油圧シリンダ、6a……ラム、7…
…竪ロール、8……導入孔、9……加熱炉、10
……BDミル、11……URミル、12……Eミ
ル、13……UFミル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) アーバに、スリーブが適宜に軸方向に移動し
    得るように嵌着された水平ロールであつて、前
    記スリーブを軸方向に三分割し、分割された中
    央のスリーブに、両側のスリーブを軸方向に押
    送し得る直線駆動機構を内蔵させたことを特徴
    とするユニバーサルミルの水平ロール。 (2) アーバは、圧油により胴部が膨出し得る可変
    クラウンロール構造であることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のユニバーサ
    ルミルの水平ロール。 (3) 直線駆動機構は、流体圧シリンダであること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のユニバーサルミルの水平ロール。
JP9547383U 1983-06-21 1983-06-21 ユニバ−サルミルの水平ロ−ル Granted JPS605703U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9547383U JPS605703U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 ユニバ−サルミルの水平ロ−ル

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JP9547383U JPS605703U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 ユニバ−サルミルの水平ロ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS605703U JPS605703U (ja) 1985-01-16
JPS6331761Y2 true JPS6331761Y2 (ja) 1988-08-24

Family

ID=30227982

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JP9547383U Granted JPS605703U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 ユニバ−サルミルの水平ロ−ル

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JPS605703U (ja) 1985-01-16

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