JPS63316799A - 副甲状腺ホルモン拮抗剤の二量体 - Google Patents

副甲状腺ホルモン拮抗剤の二量体

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JPS63316799A
JPS63316799A JP63126030A JP12603088A JPS63316799A JP S63316799 A JPS63316799 A JP S63316799A JP 63126030 A JP63126030 A JP 63126030A JP 12603088 A JP12603088 A JP 12603088A JP S63316799 A JPS63316799 A JP S63316799A
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peptide
dimer
pth
hormone
parathyroid hormone
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マイケル ローゼンブラツト
リン エツチ.カポラーレ
ラス エフ.ナツト
ジエイ ジエイ.レヴイ
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Merck and Co Inc
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    • C07K14/635Parathyroid hormone, i.e. parathormone; Parathyroid hormone-related peptides
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、生体内及び生体外で天然ホルモンペプチドを
阻害するためのペプチドホルモン類似体の用途に関する
。哺乳動物のようなを推動物に投与された場合に、これ
らのペプチドホルモンIn(担体はペプチドホルモンま
たは他の類似分子の内分泌活性を阻止する。これらのペ
プチドホルモン類似体は、天然ホルモンに関するバイオ
アッセイと共同して生体外においても用いられる。ペプ
チドホルモン類似体は、ホルモン過多に起因する様々な
疾患を治療しかつホルモン依存性腫瘍を治療するために
用いられる。本発明の一例は、生体内及び生体外双方に
おいて副甲状腺ホルモンの作用を阻害する上で有用な副
甲状腺ホルモン類似体の二量体の合成に関する。
構造とホルモン機能との関係の分析は、ペプチドホルモ
ンの作用のメカニズムに関して重要な情報を与えた。各
タイプのペプチドホルモンは、それが結合する特異的レ
セプターに対して親和性を有している。結合時に、ペプ
チドホルモンは直接に作用するか、又は環状AMP、環
状GMPもしくはカルシウムイオンのような第二メツセ
ンジャー分子の細胞内濃度に関して変化を引き起こす。
次いで、これらの第二メツセンジャー分子は細胞の代謝
又は生理機能上の変化を引き起こす。細胞の代謝又は生
理機能に関するこれらの変化は、その特異的細胞表面レ
セプターへのペプチドホルモンの結合に直接的に又は間
接的に依存している。
したがって、細胞表面レセプターが遮断されている場合
には、ホルモン効果も遮断される。
ペプチドホルモン類似体はくホルモンの生化学を研究か
つ評価できる方法として長期にわたり、知られていた。
内分・泌学者は、第二メツセンジャー分子に関して変化
を生じさせることなく特異的ホルモンレセプターを遮断
し、それによりホルモン誘導性代謝変化を回避できるよ
うなペプチドホルモン類似体類の製造方法を長い間望ん
でいた。
ローゼンブラット(Rosenblatt)らの米国特
許第4,423,037号明細書及びそこで引用された
文献は、あるペプチドホルモン類似体の構造及び細胞レ
セプターに対するそれらの結合性について記載している
。特に、それらの文献は副甲状腺ホルモン類似体の性質
及びそれらの生理学的性質について記載している。
多年にわたる科学的努力は、ペプチドホルモンと各ペプ
チドホルモンに特異的な細胞表面レセプターとの相互作
用を理解することに向けられてきた。ペプチドホルモン
の1つ、即ち副甲状腺ホルモンは、副甲状腺ホルモン(
PTH)tI似体を用いて研究されてきた。これらの研
究の1つの目的は、天然ホルモンと同じか又はそれ以上
の親和性で結合する類似体を構成できるように、細胞表
面レセプターへのペプチドホルモンの結合性について理
解することであった。この類似体は、副甲状腺ホルモン
のペプチドホルモン類似体が天然副甲状腺ホルモンの効
果を阻止するために用いられることを可能にする。臨床
的及び薬理学的に有効な副甲状腺ホルモン類似体に関す
るこの研究で遭遇した主な問題の1つは、作用剤活性(
agon is tac tivitいの問題であった
。作用剤活性は、天然ホルモンの関与する生理学的変化
を引き起こす第二メツセンジャーにおける変化をそれ自
体が刺激するという、ペプチドホルモン類似体の性質で
ある。
したがって、問題は、高親和性で適切なホルモン細胞表
面レセプターに結合するが、第二メツセンジャー濃度に
関する変化を刺激しない、即ちそれ自体ホルモンとして
作用しないようなホルモン類似体を製造することであっ
た。そうすれば、これらの類似体はホルモン関連疾患を
治療するために用いることができるであろう。
P T H拮抗剤の二量体を提供することが、本発明の
目的である。これらの二量体は多価(multimer
 ic)レセプターに対する巨視的解離率(macr。
5copic dissociation off−r
ate)を非常に低下させる。二量体のうち一方の腕部
(arm)は、他方の腕部が結合している限り、レセプ
ターから自由に解離しえず、その結果二量体は更に再会
合し易くなる、と理論付けられる。しかも一方の腕部が
レセプターと結合したならば、第二のは更に結合し易く
なる結果、結合率(on−rate)を高めるようにな
る。
本発明のもう1つの目的は、新規のPTH二景体を提供
することである。本発明の他の目的は、新規PTH二量
体の投与によるP T H作用の新規阻害方法を提供す
ることである。本発明の更にもう1つの目的は、アミノ
酸修正の結果第二メソセンジャー分子を活性化すること
なくすべての表面レセプターと結合するようになったP
 T H二量体を提供することである。上記の及び他の
目的は、以下で更に十分に記載されているように本発明
によって達成される。
本発明は、PTH拮抗剤の二量体を含んでなるペプチド
を提供する。二量体は35〜39位において架橋により
結合することができる。シスチン又はリジンは、これら
の位置において特に有用な架橋である*  〔Cys”
 )又は(Lys” )が特に有効である。二量体は、
19〜37のアミノ酸、特に19〜33のアミノ酸を含
む腕部を有することができる。具体的PTH二量体は下
記構造の1つを有している: ((Tyr”、Cys”) PTH(21−39)NH
り!  ?((Nle” ”+ (Tyr”、Cys”
) bPTH(7−39)Nllz) ;α、 ε (
(Tyr”) PTII(21−38))gLysNJ
 ; a。
ε ((Nle” ”、  Tyr”) hPTII(
7−38))2LysNH2。
PTHはヒト副甲状腺ホルモン(hPTH)、ウシ副甲
状腺ホルモン(bPTH)又はラット副甲状腺ホルモン
(rPTH)である。
本発明は、上記治療有効量の副甲状腺ホルモン二量体を
投与することを含んでなる、副甲状腺ホルモン作用の阻
害方法についても提供する。本発明は、上記治療有効量
の副甲状腺ホルモン二量体を投与することを含んでなる
、骨粗Nffr、(osteop。
rosis)又は高カルシウム血症の治療方法をも提供
する。本発明の治療有効量の副甲状腺ホルモン二量体を
投与することを含んでなる副甲状腺機能亢進症の治療方
法も提供される。高カルシウム血症、腎不全又は高血圧
として発症する副甲状腺機能亢進症の治療方法も提供さ
れる。ペプチドホルモン様分子を過剰産生ずる腫瘍又は
他の細胞により引き起される症状の治療方法及び症状が
炎症、アレルギー反応又は活性凡退リンパ球である免疫
疾患の治療方法も、本発明の新規ペプチドホルモン類似
体によって提供される。
本発明の様々な他の目的、特徴及び付随的利点は、それ
が下記の詳細な説明から更によく理解されていくにつれ
て、更に十分に明らかにされていくであろう。
広範囲の構造及び活性研究は、第二メソセンジャー分子
の産生を刺激することなく、それらの各細胞表面レセプ
ターに対して高い結合親和性を有するペプチドホルモン
ニ量体のデザインを導くに至った。かかるペプチドホル
モンニ量体の例としては、生体内でPTHを阻害するも
のの作用剤としては機能しない((Tyr”、Cys”
) PTH(21−39)NHり!  ;  ((Nl
e′′”、Tyr”、Cys”) bPTH(7−39
)NHり ; α+  t  ((Tyr”) PT)
l(21−38))zLysNHz ;(X*  t 
 ((Nle””、 Tyr”) hPTtl(7−3
8))zLysNHzがある。
作用剤活性はN末端アミノ酸配列の存在に依存している
。末端アミノ酸2〜6個の除去により、すべて作用剤活
性でない場合には、大部分消失させる結果になる。した
がって、第二メツセンジャー分子は、代わりのアミノ末
端を有するそれらの二量体によって影響をうけない。N
末端からアミノ酸2〜6個が除かれたPTH二量体は、
環状AMp;5度の変化を生じさせることなくペプチド
ホルモンレセプターと高親和性でなおも結合する阻害剤
を提供することになる。
以下は、ウシ副甲状腺ホルモン(bPTH)の34アミ
ノ酸配列である: H2N−ALA−VAL−5ER−GLtl−TLH−
GLN−PHE−MET−HIs−ASN−LELI−
GLY−LYS−1(15−LEII (15)−5E
R−5ER−MET−GLU−ARG−VAL−GLU
−TRP−LEU−ARG−LYS−LYS−LEU−
GLN−八SP (30)−VAL−HrS−ASN−
PRE−COOH。
以下は、ヒト副甲状腺ホルモン(hPTH)の34アミ
ノ酸配列である; 112N−5E R−VA L−5ER−G LU −
I LE−G LN−LEU−MET−HIs−ASN
(10)−Lull−GLY−LYS−HIS−LEL
I−ASN−5ER−MET−GLU−ARG(20)
 −VAL−GLtl−T RP−LHll−A RC
−LYS−LYS−LHll−GLN−ASP(30)
−VAL−1115−ASN−PIE−COOI+。
以下は、ラット副甲状腺ホルモン(rPTH)の34ア
ミノ酸配列である: 112N−ALA −V AL−SER−GLU−IL
E−GLN−LEU−MET−11IS−MSN(10
)−LEIJ−GLY−LYS−HIs−LED−AL
A−SER−VAL−GLll−ARG(20)−ME
T−GLN−TRP−LEU−八RG−LYS−LYS
−LEtl−G1.N−八sp(30)−VAL−11
1S−MSN−PI(E−Coo)I。
細胞表面レセプターへの結合について特異的な領域を含
むペプチドホルモンの断片は、阻害剤又は遮断剤として
使用することができる。副甲状腺ホルモンの場合、N末
端34アミノ酸は副甲状腺ホルモン細胞表面レセプター
に対する結合特異性を明らかにする上で十分である。こ
のレセプター特異性は、参考のため本明細書に組込まれ
る下記文献によって更に明確化される二M、ローゼンブ
ラットら、エンドクリノロジー、第1o7y1.第2号
、第545−550頁、1980年(M。
Rosenblatt et al、、Endocri
nology+ 107 : 2 。
545−550.1980)及びS、R,ナスバウムら
、ジャーナル・オプ・バイオロジカル・ケミストリー、
第255巻、第10183頁。
1980年(S、 R,Nussbauag et a
l−+ Journalof Biological 
Chemistry、 255 :  10183 。
1980)  。
ペプチドホルモン中においてL−アミノ酸の代わりにD
−アミノ酸が存在する場合には、異化作用に耐性のペプ
チドが得られる。しかしながら、かかる置換によってす
べてが活性ペプチドホルモンとなるわけではない。PT
Hの34位におけるD−千ロシンの挿入は、ペプチドの
安定性を高めることに加え、ホルモンの生物学的活性に
関して有意の増加を引き起こす。ペプチドホルモン合成
に際するD−アミノ酸の利用については、参考のため本
明細書に組込まれる下記文献中に記載されている:コル
トレラら、バイオケミストリー、第19巻、第4380
.〜4385頁、1980年(Coltrera et
 al、+ Bioche*1stry、19 : 4
380−4385.1980);ローインブラットら。
バイオケミストリー、第20巻、第7246−7250
頁、1981年。
以下の説明は2つのセクションに分けられる。
セクション■はペプチドホルモンの阻害剤の製造及び構
造について記載しており、セクション■はペプチドホル
モン阻害剤の用途について述べている。
1、ペプチドホルモン   の11′告  び ゛告メ
リフィールド(Merrifield)  (“同相ペ
プチド合成”、アトパンセス・イン・エンザイモロジ−
(Advances in Enzys+ology)
 、第32巻、第221−296頁、1969年〕によ
り開発された固相ペプチド合成技術は、副甲状腺ホルモ
ンを含ムペプチドホルモンの合成に用いられて成功して
きた。この方法は、ペプチドのカルボキシル末端を固体
担体に共有結合させておく方法に基づいている。望まし
いペプチド配列は、単一アミノ酸をペプチド鎖に順次結
合させて、カルボキシルからアミノ末端に向けて成長さ
せることにより製造される。各アミノ酸をほぼ同じ一連
の反応によって結合させるため、合成に関する入念な方
法の必要性は最小化される。溶解性は、ペプチドが固体
担体に結合せしめられているため、合成に際して大きな
問題ではない。この方法は迅速であって、しかもそれは
−人の作業者で利用することができる。その方法はアミ
ノ末端置換をうけた複数の類似体の合成にとって非常に
便利であるが、その理由は、単一の合成がアミン末端近
くで複数の方向に分岐して、アミノ末端領域でのみ変化
した多くの類似体を生じさせることができるためである
■、ペプチドホルモン −の ゛、 ペプチドホルモン作用の阻害方法は、2つのN末端アミ
ノ酸が除かれかつ次の4つのN末端アミノ酸のうち0又
はそれ以上がN末端から順次除かれているいずれかのペ
プチドホルモン又は類似体の治療有効量を投与すること
を含んでなる。これらのホルモン類似体は、生理学的応
答性を刺激することなく、細胞表面レセプターに対する
特異性を保持している。この用途は、完全ペプチドホル
モンもしくはその類似体、又はレセプター結合部位を有
するペプチドホルモン部位にも適用される。
ペプチドホルモン類似体の用途は、副甲状腺ホルモン類
似体によって例示される。副甲状腺ホルモンは、ウシ、
ヒト、ラット由来でも、又はいずれのを推動物源由来で
あってもよい。類似体は修正されたN末端領域を除きす
べてのアミノ酸を有していてもよく、又はN末端7−3
4アミノ酸を有していてもよい。個々のアミノ酸は、本
発明においてチロシン又はノルロイシンで例示されるよ
うに、安定性を改善するために置換することができる。
本発明のペプチドホルモン類似体は、天然ペプチドホル
モンの濃度を測定するために生体外で使用することがで
きる。このバイオアッセイ操作は副甲状腺ホルモンに関
するバイオアッセイによって説明される。溶液中におけ
る副甲状腺ホルモンの未知濃度は、副甲状腺ホルモン細
胞表面レセプターへのその結合を阻害するために必要な
副甲状腺ホルモン類似体の量を測定することによって決
定できる。副甲状腺ホルモンの作用を阻止するために必
要なPTHI似体の濃度は、副甲状腺ホルモン濃度の直
接的指標である。
副甲状腺ホルモン類似体は、本発明の副甲状腺ホルモン
類似体の治療有効量投与により骨粗に症又は高カルシウ
ム血症の原因を調べたり又はそれらを治療するために使
用することができる。同様に、高カルシウム血症、腎不
全もしくは高血圧のような副甲状腺機能亢進症の他の症
状は、本発明の副甲状腺ホルモンI(J1体の投与によ
って治療することができる。
腫瘍及び他の異常細胞増殖は、病的状態を引き越こすホ
ルモン様物質を産生ずる。かかるホルモン様物質による
刺激を遮断するためのペプチドホルモン類似体の使用結
果として、病的状態を緩和することができる。したがっ
て、本発明のペプチドホルモン類似体は、ホルモン様物
質の異常産生に起因する疾患を治療するために使用する
ことができる。
炎症、アレルギー反応及び活性亢進リンパ球のような免
疫疾患は、免疫系細胞へのPTH結合を阻害するPTH
類似体のような、ペプチドホルモンの作用を阻止するペ
プチドホルモン類似体の投与によって治療することがで
きる。
本発明のペプチドホルモン類似体は経口及び非経口双方
の活性を示し、経口、非経口、経直腸、鼻腔内又は局所
投与用の用量形で処方することができる。経口投与用の
固体用量形としては、カプセル、錠剤、ピル、粉末及び
顆粒がある。かかる固体用量形において、活性化合物は
、スクロース、ラクトース又はデンプンのような少なく
とも1種の不活性希釈剤(diluent)と混合され
る。かかる用量形は、通常の実彷のように、不活性希釈
剤以外の他の物質も含有することができる。カプセル、
錠剤及びピルの場合には、用量形は緩衝剤を含有してい
てもよい。錠剤及びピルは更に腸溶性皮膜を付して製造
することもできる。
経口投与用の液体用量形としては、薬業界で常用される
不活性希釈剤を含有した薬学上許容される乳濁液、溶液
、懸濁液、シロップ及びエリキシルがある。不活性希釈
剤以外にも、かかる組成物は湿潤剤、乳化及び懸濁剤、
並びに甘味剤のようなアジュバントを含有しうる。非経
口投与用の本発明の製剤としては、無菌の水性もしくは
非水性溶液、懸濁液又は乳濁液がある。非水性溶媒又は
ビヒクルの例には、プロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、オリーブ油等の植物油及びオレイン酸エ
チル等の注射用有機エステル類がある。
直腸投与用組成物は、活性物質に加えてカカオ脂又は坐
剤用ロウのような賦形剤を含有する坐剤である。本発明
の組成物における活性成分の用量は変動しうるが、しか
しながら活性成分量は適切な用量形が得られるようなも
のであることが必要である。選択される用量形は、望ま
しい治療効果、投与経路及び治療期間に依存している。
明らかに、本発明の多数の修正及び変更が上記開示から
みて可能である。したがって、特許請求の範囲内におい
て、本明細書で具体的に記載されている以外の発明も実
施しうると理解されるであろう。
実施例1 シスチン架橋を含む二量体ペプチドホルモン阻害の11
浩 単量体ペプチド中間体を、シスチン架橋形成に際し、C
ys (Aca+)を用いて固相法により合成する。
(Tyr” Cys(Ac11)”啼) PTI((2
1−39)のような単量体ペプチドを“低−高”HF切
断(タム、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・
ソサエテー。
第105巻、第6442−6455頁、1983本(1
3m、 Journal of American C
hemical 5ociety。
105、6442−6455 (1983)))によっ
てペプチド−樹脂から得、セファデックス(Sepha
dex) G −50Fにより50%HOAcで溶離さ
せて精製する。更に精製をHPLCで行なう。−量体中
間体を、80%HOAc中の12を用いて((Tyr”
 Cys”) PTtl(21−39))zのような二
量体生成物に変換する。二量体生成物をゲル濾過(G−
50F、50%HOAc)及びプレバレーティブ(pr
eparative)逆相HPLCにより単離する。
実施例2 1ジン加 を人・二     のm浩 r 、t −((Tyr” ) PTB(21−38)
)zLys−Nllzのような二量体ペプチドを、標準
的カップリングプロトコールを用いてα−Fmoc−L
ys(Boc)を4−メチルヘンズヒドリルアミンー樹
脂(U S B)にカップリングする固相法により結合
させる。2つの保護法を、最初にC)IICJI!中ピ
ペリジンでアミノ酸−樹脂を処理し、しかる後Boc基
の標準的TFA脱保護を行なうことによって、連続的に
除去する。
I、ysの2つの遊離アミノ基を、t 、  α((T
yr”]PT)l(21−38))z−Lys−門BH
Rのような望ましいペプチド−樹脂が得られるまで、保
護アミノ酸で同時にアシル化する。二量体生成物を“低
−高″HF切断(タム、ジャーナル・オブ・アメリカン
・ケミカル・ソサエテー、第105巻、第6447−6
455頁、1983年)により固体担体から切断し、ゲ
ル濾過(Gr50F、50%HOAc)及びプレパレー
ティブ逆相HPLCにより精製する。
実施例3 PTH七入ア・セイ″− カポレール・L ・(Caporale+L、)ら、ペ
プチド類:構造及び機能、プロシ・第9回アム・ペブト
・シンポ(Proc、  9 th八−、Pept、 
Sya+p)1、第663L1985年のアデニル酸シ
クラーゼアッセイにおいて、二量体((Tyr”、Cy
s”) PTH(21−39)NHz) zはその一量
体誘導体よりも20倍高い拮抗剤活性(IC,。20μ
M)を示した。
出 願 人 : メルク エンド カムパニーインコー
ポレーテッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、PTH拮抗剤の二量体を含んでなるペプチド。 2、二量体の腕部が35〜39位において架橋により結
    合せしめられている、請求項1記載のペプチド。 3、PTHがhPTH、bPTH又はrPTHである、
    請求項2記載のペプチド。 4、二量体の腕部が19〜37のアミノ酸を含んでいる
    、請求項3記載のペプチド。 5、架橋がシスチンである、請求項4記載のペプチド。 6、架橋がリジンである、請求項4記載のペプチド。 7、(〔Tyr^3^4、Cys^3^9〕PTH(2
    1−39)NH_2)_2;(〔Nle^8^,^1^
    8、〔Tyr^3^4、Cys^3^9〕bPTH(7
    −39)NH_2)_2である請求項5記載のペプチド
    。 8、α、ε(〔Tyr^3^4〕PTH(21−38)
    )_2LysNH_2;α、ε(〔Nle^8^,^1
    ^8、Tyr^3^4〕hPTH(7−38))_2L
    ysNH_2である請求項6記載のペプチド。 9、PTHレセプターに対するPTH拮抗剤の親和性を
    高めるための方法であって、 哺乳動物に有効量のPTH拮抗剤二量体を投与すること
    を含んでなる方法。 10、二量体の腕部が35〜39位においてシスチン架
    橋により結合せしめられている、請求項9記載の方法。 11、二量体が〔Cys^3^9〕で結合せしめられて
    いる、請求項10記載の方法。 12、二量体が35〜39位においてリジン架橋により
    結合せしめられている、請求項9記載の方法。 13、二量体が〔Lys^3^9〕で結合せしめられて
    いる、請求項12記載の方法。 14、二量体が請求項7記載のペプチドである、請求項
    9記載の方法。 15、二量体が請求項8記載のペプチドである、請求項
    9記載の方法。 16、一定量の請求項1記載のペプチドが生体外におい
    てPTHレセプターに対する副甲状腺ホルモンの結合を
    阻害する、副甲状腺ホルモンの生体外バイオアッセイ。 17、投与が高カルシウム血症の治療用である、請求項
    9記載の方法。 18、投与が副甲状腺機能亢進症の診断又は治療用であ
    る、請求項9記載の方法。 19、腫瘍が副甲状腺ホルモン様物質を産生する、請求
    項9記載の方法。 20、投与が免疫疾患の治療用である、請求項9記載の
    方法。 21、投与が高血圧の治療用である、請求項9記載の方
    法。 22、投与が骨粗鬆症の治療用である、請求項9記載の
    方法。 23、有効量の請求項1記載のペプチド及び薬学上許容
    される担体からなる薬学組成物。
JP63126030A 1987-05-26 1988-05-25 副甲状腺ホルモン拮抗剤の二量体 Pending JPS63316799A (ja)

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