JPS63315541A - ハ−フミラ−熱線反射ガラス - Google Patents

ハ−フミラ−熱線反射ガラス

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JPS63315541A
JPS63315541A JP15014787A JP15014787A JPS63315541A JP S63315541 A JPS63315541 A JP S63315541A JP 15014787 A JP15014787 A JP 15014787A JP 15014787 A JP15014787 A JP 15014787A JP S63315541 A JPS63315541 A JP S63315541A
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JP
Japan
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layer
heat ray
thin film
ray reflective
chromium nitride
Prior art date
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Pending
Application number
JP15014787A
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English (en)
Inventor
Shinji Okabe
岡部 伸治
Hidekazu Ando
英一 安藤
Koichi Suzuki
巧一 鈴木
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は熱線反射ガラス、特に高い8線反射性能と高い
可視光反射率を有するハーフミラ−熱線反射ガラスに関
するものである。
[従来の技術] 従来、Cr、 Ti、 Ag、 Sn、 Cu、 A1
. In、 SUS、Znからなる金属、又はそれら金
属の酸化物、金属窒化物、あるいは金属炭化物等からな
る金属化合物の薄膜をガラス基板丘に単層もしくは多層
に積層した熱線反射ガラスは既に数多く提供されている
。この原理はガラス基板とfWW2との屈折率および吸
収係数の差と膜厚との関係から光学的に反射特性を得る
もので、その種類は多種多様である。なかでも、金属も
しくはそれに近い特性を有する金属化合物を薄膜材料と
して使用した場合はより高い熱線反射性能を得られる事
は広く知られている。そして、その薄膜を厚くすること
により可視光反射率が高くなり、ハーフミラ−効果が得
られることも知られている。
r発明の解決しようとする問題点1 従来の高い熱線反射性能を有し、かつハーフミラ−効果
を有する熱線反射ガラスは、FM膜材料としてCr、T
i、 AI、SUSなどの金属、もしくはそれに近い特
性を有する金属化合物を用いるので、耐薬品性、耐擦傷
性に劣り、コート面を露出して使用する場合、非常に用
途が限定され、一般には膜が露出しない様に合せガラス
又は複層ガラスとして使わざるを得ないという問題を有
していた。特に、自動車用サンルーフなどにハーフミラ
−熱線反射ガラスを単板で用いる場合実用強度を十分満
足できるものはなかった。
一方、金属の窒化物、炭化物は一般に耐擦傷性には優れ
るが、熱線反射性源や色調の点で問題があった。
1問題点を解決するための手段1 本発明は前述の問題点を解決すべくなされたものであり
、透明ガラス基板面上に太陽光線に対して高い熱線反射
性能を有する熱線反射薄膜を被覆してなるハーフミラ−
熱線反射ガラスにおいて、前記熱線反射薄膜は金属クロ
ム、又は窒化度の低いクロム窒化物からなる第1層と、
この上層に窒化度の高いクロム窒化物からなるクロム窒
化物からなる第2層とが積層されていることを特徴とす
るハーフミラ−熱線反射ガラスを提供するものである。
第1.2図は、本発明に係るハーフミラ−熱線反射ガラ
スの一部断面図を示し、1、は無色透明又は着色透明性
のソーダライムシリケートガラスからなる普通板ガラス
、フロートガラス、ブルー色、ブロンズ色、グリーン色
、その他各種色調の8線吸収ガラス、アルミノシリケー
トガラス、リジウムアルミノシリケートガラス、硼珪酸
塩ガラス、その他各種ガラスから選ばれる透明ガラス基
板、2は、ハーフミラ−効果を有する熱線反射薄膜を示
す。
本発明における熱線反射薄膜2は高い熱線反射性能を有
する第1層2a、と高い機械的強度特性を有する第2層
2bの少なくとも2層以上の機能分離した層によって構
成されている。
即ち、本発明においては、高い熱線反射性能が得られる
様に、透明ガラス基板側の第1層2aは金属クロム、又
は窒化度の低いクロム窒化物よりなっており、又第1層
2aの上層の第2層2bは高い機械的強度特性が得られ
る様に窒化度の高いクロム窒化物よりなっている。第1
層2aにおける窒化度の低いクロム窒化物としては、そ
の窒化度が原子比(atomi+4)で表わして35%
以下が好ましい。又、第2層2bにおける窒化度の高い
クロム窒化物としては、その窒化度が原子比で表わして
35%〜65%程度のものが好ましい。
第2図に示した例は、第1層2a、第2層2b。
第1層2a、第2層2bを順次積層してなる4層構成の
熱線反射薄膜を形成した例である。更に多層積層させて
も構わない。
本発明における6膜の製法としては、特に限定するもの
ではないが、物理的薄膜形成方法として′;r子ビーム
加熱蒸着法、各種イオンブレーティング法、アーク蒸着
法、スパッタ法などを用いることができる。特に、スパ
ッタ法が現在のところ大面積基板へのFM膜形成方法と
して優れている。また、化学的f!I膜形成方法として
常圧CVD法、減圧CVD法、プラグ?CVD法、光C
VD法などを用いることもできる。
例えば、本発明のハーフミラ−熱線反射ガラスのクロム
窒化物の薄膜は金属クロムをカソードとし、ガス雰囲気
を窒素ガスもしくはアルゴンと窒素の混合ガスとして反
応性スパッタリングにより形成することができる。この
際に、ガス雰囲気をアルゴンと窒素の混合ガスとした場
合その混合比を変える事により多種多様な光学的特性を
有するクロム窒化物の薄膜を得る事ができる。
本発明のハーフミラ−熱線反射ガラスの好ましい実施態
様は、透明ガラス基板l上の第1層2aとして、光学定
数五=n−ik(π:光学定数n:屈折率、i:N−1
、k:消衰係数)において、波長632.8nmの光に
対してnが3.0以上、kが3.5以−Fの光学的特性
を有する窒化度の低いクロム窒化物もしくは金属クロム
を少なくとも1層以上成膜し、その上に第2層としてn
が3.0以下、kが2.5以下の光学的特性を有するク
ロム窒化物を少なくとも1層以上成膜したものである。
第1層2aの膜厚Da、第2層2bの膜)7obは、高
い熱線反射性能、耐久性などの実用機能上品々O< D
a< 300Å、100 <Db<1000人の範囲に
制約される。第1層2aの膜厚Daを0くDa< 30
0人の範囲で選択するとガラス基板側の可視光反射率Y
G(4)を25%<YG<55%の範囲で容易に調節で
きる特徴をもつので意匠性に富む、しかし、機械的強度
特性を高めるためには、第1層2aの膜厚を薄くし、か
つ第2層2bの膜厚を厚くする事が望ましく、好ましく
はOくDa< 100Å、300 <Db<1000人
の範囲で構成されるのが望ましい、なお、光学的特性変
化に伴い機械的強度特性も変化し、波長632.8nm
の光に対してnが2.5〜3.0、kが2.0〜2.5
の範囲の光学的特性を有する窒化度の高いクロム窒化物
薄膜が機械的強度特性に優れている。
また、ブロンズ色ガラス、ブルー色板ガラスなどの色ガ
ラス基板上に形成しても高い熱線反射性能を有し、従来
品よりも優れた機械的強度特性を有するハーフミラ−熱
線反射ガラスが得られ色調などのバリエーションに富む
ので好ましい。特別な場合で、コート面側に関しても高
い可視光反射率を要求される場合は、第1層2a、第2
層2bを少なくとも3層以上交互に積層する事により得
る事が可能である。
なお、本発明においては、透明ガラス基板上に上記した
様な構成の熱線反射薄膜が形成されるものであるが、場
合によっては、ガラス板と熱線反射膜との間に一層又は
複数層のガラスからのアルカリ成分溶出防止膜や付着性
向−!r、膜やその他各種機能膜を形成してもよい。更
に、熱線反射薄膜の上層に耐久性向上のための保護膜を
形成したり、あるいはその他各種機詣膜を形成してもよ
い。
[作用] 本発明は、ガラス基板側に第1層として金属クロム膜も
しくは窒化度の低いクロム窒化膜を少なくとも1層以上
形成することでガラス基板側からみた高い8線反射性能
を得るとともに、この−1−に第2層として窒化度の高
いクロム窒化膜を少なくとも1層以上積層することで耐
擦傷性向−にを図ったものである。
2層以−Lの膜系とし、第1層の膜厚を調節することで
ガラス基板側からみた可視光反射率Ycを金属クロム膜
から窒化度の高いクロム窒化膜まで選択することが可能
である。耐擦傷性を向上するためには、第2層の膜厚は
厚い方が良く少なくとも300オングストロ一ム以上は
必要である。各層の膜厚は反射率、透過率を考慮して決
定される。
C実施例1 実施例1 厚み4■の透明ガラス基板」二に第1層としてアルゴン
と窒素のガス流量比Ar: N7= 9 : l圧力2
.0〜3.OX 10−”Torrのガス雰囲気中で金
属クロムのターゲットをパワー密度1.9W/cm2で
スパッタリングする事によりnが約3.6 、  kが
約4.3の光学的特性を有する窒化度15 atomi
c$のクロム窒化物の層を約100オングストロームの
厚みで形成し、その上に第2層としてアルゴン窒素のガ
ス流量比Ar: N2= 2 : 8圧力2.0〜3、
OX 10=Torrのガス雰囲気中でスパッタリング
する事により窒化度約55 ato謬icXのクロム窒
化物の層を約360オングストロームの厚みで形成する
事により、ガラス面側の可視光反射率Yc=48%、可
視光透過率Tv=4.0%の光学的特性を有し、機械的
強度特性に優れたハーフミラ−熱線反射ガラスが得られ
た。
実施例2 厚み4II11の透明ガラス基板上に第1層としてアル
ゴン100%、圧力2.0〜3.OXl0−3Torr
のガス雰囲気中で金属クロムのターゲットをパワー密度
1.9W/cs2でスパー7タリングする事により、波
長632.8■mの光に対しnが約3.6.kが約4.
2の光学的特性を有する金属のCrの層を約100オン
グストロームの厚みで形成し、その上に第2層として実
施例1の第2層目のものと同じものを形成することによ
り、ガラス面側の可視光反射率Yc=52%、可視光反
射率約3.0%の特性を有し、強度的にも実施例1に同
程度のものが得られた。
実施例3 実施例1のハーフミラ−熱線反射ガラスに関し、コート
面側の0丁視光反射率を低くするために、反射防止膜と
して第2層の上層に第3層としてn = 2.03、k
=0の光学的特性を有する酸化スズ(Sn07 )膜を
約490オングストローム最表層として形成することに
より、ガラス面側の可視光反射率YG=45%コート面
側のt=7視光透過率Yc=10.0%、可視光透過率
Tυ=5.0%のハーフミラ−熱線反射ガラスが得られ
た。5n02の成膜方法としては、DCマグネトロンス
パッタリング装置によりアルゴン酸素ガス流量比Ar:
07=2:8.圧力2.0〜3.OX 101Torr
のガス雰囲気中でパワー密度5.9/ei*2 でスパ
ッタリングすることによって形成した。
I発明の効果1 本発明によれば、高い熱線反射性能を有するハーフミラ
−熱線反射ガラスにおいて従来品と同程度の反射性能を
有しながらも機械的強度特性に優れた性能を有するハー
フミラ−熱線反射ガラスを実現する事ができた。例えば
、可視光モ均反射率35〜48%、可視光透過率2.0
〜lO%の熱線反射ガラスを得ることができた。特に第
1層の膜厚を薄くし、第2層の膜厚を厚くする東により
更に機械的強度特性が高まるという効果が認められる。
また第1層と第2層の膜厚が前述の範囲で任意に選択で
きるため反射特性、透過特性を容易に調節する1tがで
きる効果も有している。
本発明のハーフミラ−熱線反射ガラスは、自動車用のサ
ンルーフ窓用のガラス板として最適であるが、その他各
種用途にも使用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1.2図は本発明のハーフミラ−熱線反射ガラスの膜
構成を示すための部分断面図である。 図において、(1)は透明ガラス基板、(2)は熱線反
射薄膜、2aはその第1層、2bはその第2層、(3)
はガラス基板側可視光反射率YG、(4)は町視光透可
率TVを示す。 1.2 ′

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明ガラス基板面上に太陽光線に対して高い熱線
    反射性能を有する熱線反射薄膜を被覆してなるハーフミ
    ラー熱線反射ガラスにおいて、前記熱線反射薄膜は金属
    クロム、又は窒化度の低いクロム窒化物からなる第1層
    と、この上層に窒化度の高いクロム窒化物からなる第2
    層とが積層されていることを特徴とするハーフミラー熱
    線反射ガラス。
  2. (2)熱線反射薄膜の第1層は光学定数■=n−ikと
    表わした時、波長632.8nmの光に対してnが3.
    0以上、kが3.5以上の光学的特性を有し、第2層は
    nが3.0以下、kが2.5以下の光学的特性を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のハーフミ
    ラー熱線反射ガラス。
  3. (3)熱線反射薄膜の第2層の窒化度の高いクロム窒化
    物層の窒化度が原子比で35〜65%であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のハーフミラー熱線反
    射ガラス。
  4. (4)熱線反射薄膜の第1層の窒化度の低いクロム窒化
    物層の窒化度が原子比で35%以下であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のハーフミラー熱線反射
    ガラス。
  5. (5)熱線反射薄膜の第1層の膜厚をDaとし、第2層
    の膜厚をDbとしたとき、それぞれが0<Da<300
    Å、100<Db<1000Åの範囲である事を特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のハーフミラー熱線反射
    ガラス。
  6. (6)透明ガラス基板上に多層膜系の熱線反射薄膜を形
    成した時に、太陽光線に対し、その可視光透可率をT_
    vと表すとT_v>2%となるように各層の膜厚が光学
    的に設計されている事を特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のハーフミラー熱線反射ガラス。
  7. (7)透明ガラス基板上に多層膜を形成した時に、太陽
    光線に対し、そのガラス基板側の可視光反射率をY_G
    とすると、Y_Gの範囲が25%<Y_G<55%であ
    るように、各層の膜厚が光学的に設計されている事を特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のハーフミラー熱線
    反射ガラス。
  8. (8)熱線反射薄膜の第1層を波長632.8nmの光
    に対してnが3.0以上、kが3.5以上の光学的特性
    を有するクロム窒化物もしくは金属クロム薄膜とし、第
    2層をnが3.0以下、kが2.5以下の光学的特性を
    有するクロム窒化物薄膜として、この第1層と第2層が
    少なくとも3層以上交互に積層される事により構成され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のハ
    ーフミラー熱線反射ガラス。
  9. (9)熱線反射薄膜の第1層の膜厚をDaとし、第2層
    の膜厚をDbとしたとき、0<Da<300Å、100
    <Db<1000Åの範囲である事を特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のハーフミラー熱線反射ガラス。
  10. (10)透明ガラス基板上に多層膜系の熱線反射薄膜を
    形成した時に、太陽光線に対し、可視光透可率をT_V
    がT_V>2%となるように各層の膜厚が光学的に設計
    されている事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    ハーフミラー熱線反射ガラス。
  11. (11)透明ガラス基板上に多層膜系の熱線反射膜を形
    成した時に、太陽光線に対し、そのガラス基板側の可視
    光反射率をY_G、多層膜側の可視光反射率をY_Cと
    表すと、Y_G、Y_Cの範囲が25%<Y_G<55
    %、40%<Y_C<65%であるように、各層の膜厚
    が光学的に設計されている事を特徴とする特許請求の範
    囲第8項記載の ハーフミラー熱線反射ガラス。
JP15014787A 1987-06-18 1987-06-18 ハ−フミラ−熱線反射ガラス Pending JPS63315541A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7621648B2 (en) 2004-10-07 2009-11-24 Guardian Industries Corp. First surface mirror with chromium nitride layer
JP2016186627A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 日立マクセル株式会社 透明スクリーン機能を備えた透明遮熱部材
WO2021075359A1 (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 日本板硝子株式会社 ガラス体

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