JPS63314588A - 封印装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、　産業上の利用分野 本発明は、特に貨物輸送用のコンテナおよび貨物輸送車
両のドアをロックし、封印するために用いられ、破壊不
能なほど堅固ではないが、コンテナが輸送中に開けられ
なかったことを荷受は人が確認できるようにするための
封印装置に関する。

輸送車両内の商品を脅かす盗難の増加に鑑み、貨車やコ
ンテナに封印をすることが慣行となっている０組織的な
窃盗団は精巧な不法侵入のための装置を使用して、どこ
で盗難が起こったのかが分からないようにして犯罪を繰
り返す。

従って封印装置は、隠しやすい小さな道具を使って封印
が破られることがないように、また大型のボルト・カッ
ター等のより精巧で運びにくい道具を用いなければなら
ないようにするために、十分な強度を持つべきである。

さらに、この封印装置は壊してしまわなければ侵入でき
ない、つまり一度外れるとその損傷が隠せないものでな
ければならない。

ｂ、　従来の技術 種々の封印装置が知られている。その多くは雌雄の二部
から成っており、簡単に接合できるようになっている。

ａ部は軸を有する本体を持ち、その一端には止め具があ
って、他端にはロック用の溝を持つ雄端部がある。雌部
は袖状の形状（スリーブ）をしており、その内側には雄
部と繋かっ−たときに雄端部の溝に噛み合う弾性のある
噛み合い部分がある。この種の封印は、雄部をコンテナ
のドアハンドルにある穴に挿入し、この雄部に雌部を固
定することによってなされる。この雌部の直径と雄部の
止め貝類の直径は、上記ドアハンドルの穴の直径よりも
大きい一方で、道端部の直径は穴の直径よりも小さい事
に注意されたい。

鋼製の軸と同じく鋼製の雌部を持ち、上記の二端部の特
徴を備えたものが知られている。この様な装置はある程
度の機械的強さを備えてはいるが、雌雄二部を例えば水
圧を利用した装置で外すことが防げるほどの強さは持ち
得ない、更に封印を外した後でも、例えば接着剤などに
よって、発見されないように再び閉じておくことができ
てしまう。

また、フレキシブルシステムと呼ばれる、止め具と雄端
部と剛性のある材質からできたソケットの中のスチール
ケーブルとから成るものも°ある。

しかし、これもケーブルを構成する子なわを切るか、突
き通すことができ、外した後も元通りにしたおくか、別
のケーブルを接着しておくことができてしまう。

もう一つの装置（フランス特許１１ｈ９４３７５　、本
出願人による）は、長さ方向に接触しないように巻かれ
たバネに囲まれたスチールケーブルからなる一雄部本体
を持つ。

上記の装置は総て高価で、容易に壊すことができ、機械
工作により模倣が簡単である。

Ｃ０発明が解決しようとする課題 本発明の目的の一つは、壊しに＜＜、受けた損傷を隠し
にくい封印装置を提供することにある。

より具体的には、高い強度を持ち、鋸でひきにくく、接
着が難しく、捻りに強い、柔軟性のある封印装置を提供
する。

本発明のもう一つの目的は、模倣が難しい封印装置を提
供することにある。

ｄ、　課題を解決するための手段 本発明は、雄部と雌部を有する封印装置において、該雄
部が細長い軸部と、その第１端にある止め具と、そのも
う一端にある雄端部と、該雄端部には外周上に溝があり
、該雌部が該雄端部を収めるための行き止まりになって
いる穴に挿入されたとき上記二つの溝をロックする、つ
まり該雌部と該雄部の二部を固定するための弾性のある
ロック部品とから成っており、該雄部の軸は、隣と接触
するように巻いてあるバネと、このバネの該止め具に延
びる第１端と、この止め具の直径が該軸よりも大きく、
該バネの他端が該雄部へと延びている封印装置を提供す
る。

ｅ、　実施例 次に、添付の図を参照しながら、本発明の特徴と利点を
明らかにする。

第３図に示すように、ここで例示されている封印装置は
雄部１と雌部２を持ち、手による単純な軸方向の噛み合
わせによって、カチリと閉まる。

第２図に示すように雄部１は、鋼製のバネと、雄端部５
と、止め貝類部６とから成る本体をもつ。

本発明の望ましい具体例においては、バネ３がチェーリ
ップ状の形状を特徴とする、すなわちその一端がバネ３
の他の部分よりも大きな直径をもつ止め具部分４を形成
するように広がっているのである。

ａ＃ｉ部５は、雌部２の円周状のクリップと合う位置に
ある円周状の噛み合い用の溝１５を一端にもつ鋼鉄製の
円柱である。この円柱は他端８で細くなっている。バネ
３の細くなっている端部７は、この雄端部５のねじを切
った端部８へと数回転ねじ込むことができる。

止め貝類部６は、鋼鉄またはプラスチック製のねじを切
った円柱で、その外径はバネ３の広がった端部４の内径
に対応しており、ねじ込めるようになっている。この止
め貝類部６の長さは、一度このバネ３の広がった端部４
にねじ込まれると、広がった端部４からはみ出さないよ
うになっている。

バネ３と止め貝類部６と雄端部５の最終的に組み合わさ
れた様子が第１図に示されている。

止め貝類部６は、バネ３の広がった端部４にしっかりと
固定されてはいるが、それがもしなかったとしても本装
置の機能には影響がないことが見て取れよう、バネ３は
硬鋼の高抗張性のものを用いて作られ、鋸でひくことが
難しく時間もかかり、接着することは実質的に不可能で
、捻りに強い。

第３図に示すように、雌部２は中空の円筒形の金属製の
スリーブ１０からなり、ロック部品１１を置くための円
周状の内溝９をもち、一端で閉じられている。このロッ
ク部品１１は、割れ目のあるリングまたは円周状のクリ
ップといった弾性のあるリングであり、雄部と雌部が接
合されたときこのリングが雄端部５の噛み合い用の溝１
５に入るのである。この噛み合わせは、たとえ道具を用
いても外れない程に十分な強さをもっている。

金属製のスリーブＩＯは、その上に成形されその一部に
なっているプラスチック筒１２で覆われている。この筒
１２は金属製のスリーブを収めるのに適当な型にプラス
チック素材を射出して作られ、レリーフが凹凸で銘刻す
ることにより、盗人が行なうには現実的にみて費用がか
かり過ぎる型を作成してのコピー以外の方法では模倣で
きないようになっている。

本発明の望ましい具体例では、雌部２の筒１２と雄部１
の止め貝類部６が同じ色で、別のもので置き代えるとす
ぐに分かるようになっている。

本発明のこの具体例の一つの特徴によれば、雌部２は十
分に長く、接合した状態で金属製のスリーブ１０の前部
１０ａがバネ３の壱きをいくつか覆っており、盗人が道
具を用いてバネの一端に達してねじを外そうとするのを
防ぐことができる。もしそのようにねじを外すことがで
きたとしても、雄端部５は雌部２の内部に固定されたま
まであり、この部品の再使用は現実的に不可能である。

さらに、スリーブ１０の雄端部５へのロック部品リング
１１による結合の強さは、バネ３の強さよりも大きく、
バネが引っ張られたときスリーブから外れる代りにバネ
から外れて該雄端部がスリーブ内に残るようになってい
る。

この具体例のもう一つの特徴は、封印装置が噛み合った
状態ではバネ３にもとに戻すことのできない変形を起さ
ずに、引っ張ったりシッソクを与えたりすることができ
ないことであり、侵入しようとした形跡が残ることであ
る。

第４図に示すように、雄部を貨物車両のドアのハンドル
１３．１４に通して、雄端部５の噛み合い用の溝１５に
割れ目のあるリングまたは円周状のクリップがロックす
るまで雄端部５をスリーブｌｏ内に押し込み、雄部に雌
部を固定することができる。

ｆ、　発明の効果 本発明の封印装置は、このようにロックされ、貨物車両
またはコンテナ等が到着した時点でボルト・カッター等
により切断されるまでそのままであり、盗難がなかった
ことを示す。

本発明は上述の具体例に限られるものではなく、上述ま
たは図示した具体例を変更・改造したものを包含する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の望ましい具体例である封印装置の雄部
の側面図、 第２図は第１図の雄部の分解図、 第３図は第１図の雄部が雌部にロックされている様子を
示す封印装置の側断面図、 第４図はコンテナのハンドルに取り付けられた封印装置
の雌雄両部を示す側面図である。 １・・・雄部、　　　　２・・・雌部、３・・・バネ、
　　　　　４・・・止め具部分、５・・・雄端部、　　
　１０・・・スリーブ。 ＦｆＧ、４ 手続補正書印釦 昭和６３年６月１５日 １、事件の表示 昭和６３年特許願第６７９８９号 ２、発明の名称 封印装置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 氏名　　クロード・ワレット ４、代理人　〒１０７ 住所　東京都港区赤坂３丁目２番３号 ５、補正の対象

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）雄部と雌部とを有し、該雄部が細長い軸部と、この
   軸部の第１端の止め具と、この軸部の他端にある外周上
   に溝のある雄端部とから成り、該雌部が該雄端部を収め
   るための行き止まりになっていて内周に溝がある穴をも
   つスリーブ部と、該雄端部が該穴に挿入されたとき上記
   二つの溝をロックする、つまり該雌雄二部をロックする
   ための弾性のあるロック部品とから成っており、該雄部
   の軸部は長さ方向につめて巻いてあるバネを有し、該バ
   ネの第１端は該止め具に延び、該止め具の直径は該軸部
   より大きく、該バネの他端は該雄端部に延びていること
   を特徴とする封印装置。 ２）該バネの該第１端に部品を含む該止め具の該直径を
   形づくるように、該バネの該第１端が広がっていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の封印装置。 ３）該雌部の該スリーブ部がレリーフになった表面模様
   をもつプラスチック材で覆われていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項若しくは第２項記載の封印装置。 ４）該雄端部の一端にねじ山を付けて、該バネの該他端
   にねじ込めるようになっていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項から第３項のいずれかに記載の封印装置
   。 ５）該止め具の該部品にはねじ山をもつ円柱状の表面が
   あり、該バネの該広がった第１端にねじ込めるようにな
   っていることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の
   封印装置。 ６）該止め具の該部品が鋼鉄とプラスチックから成る一
   群の材質から選ばれた材質より作られることを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項または第５項記載の封印装置。 ７）該スリーブ部の該行き止まりになっている穴が該雄
   部よりも長く、該スリーブ部が該バネを該端部を越えて
   複数巻き覆うことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の封印装置。 ８）該雄部と該スリーブ部の該ロック部品による結合の
   強さが該バネと該雄端部の結合よりも強く、該バネが引
   っ張られたとき該端部が該スリーブ部からではなく該バ
   ネから離れて、該スリーブ部に固定されたまま残るよう
   になっていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の封印装置。 ９）該止め具の該部品の少なくとも外表面が該スリーブ
   部の外表面とほぼ同じ色であることを特徴とする特許請
   求の範囲第２項記載の封印装置。