JPS63309344A - 鍛造プレスのノックアウト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は成形品を金型内よりノックアウトする鍛造プ
レスのノックアウト装置に関する。

〔従来の技術〕

従来鍛造プレスには鍛造により成形された成形品を金型
内よりノックアウトするのに第３図に示すようなノック
アウト装置が用いられている。

上記ノックアウト装置はベッドａにビンｂにより一端が
枢支された主レバーＣを有していて、この主レバーＣは
カムｄによりピンｂを中心に上下方向へ揺動されるよう
になっている。

また主レバーＣの上面には、ベッドａ上に設けられたボ
ルスタｅの上方へ出没自在なノックアウトピンｆの下端
が当接するハードプレートｇが設けられていて、主レバ
ーＣの揺動に伴いこのハードプレートｇを介してノック
アウトピンｆを押し上げることにより、ボルスタｅ上に
設置された金型り内の成形品１を、金型り内よりノック
アウトするようになっており、主レバーＣの先端にはシ
リンダレバーｊを介して保持シリンダｋが接続されてい
て、この保持シリダｋにより成形品ｉをノックアウト位
置へ保持するように構成されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし従来のノックアウト装置は、主レバーＣがピンｂ
を中心に回動してハードプレートｇによりノックアウト
ピンｆを上下動するため、ノックアウトピンｆとハード
プレートｇの間にすべりが生じて早期に摩耗したり、ノ
ックアウトピンｆに大きな負荷が加わった場合摺動面の
血圧が高くなって焼き付くなどの不具合があった。

また主レバーＣの上昇に対して保持シリンダにの動作が
遅れると、主レバーＣとシリンダレバーｊの間が枢着部
を中心にほぼへ字形に折れ曲るが、このとき保持シリン
ダにのピンスト杆に′に曲げ応力作用するため、ピスト
ン杆に′をシールするシール部材のシール効果が早期に
低下したり、ピストン杆に′が変形して保持シリンダに
の円滑な動作が阻害されるなどの不具合もあった。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕この発明は上
記不具合を改善する目的でなされたもので、鍛造成形後
、鍛造プレスのベッド内に設けられたノックアウトピン
を上昇させて金型内の成形品をノックアウトするものに
おいて、上記ノックアウトピンの下端を、中間部が枢支
された主レバーの一端側に設けられた昇降部材の上面に
当接させ、またこの昇降部＋４と上記主レバー及び主レ
バーと平行に設けられたリンクの間で平行４節リンクを
構成すると共に、上記主レバーの他端側に、上方より保
持シリンダを当接させたことにより、ノックアウトピン
と昇降部＋４の間におけるすべりをノックアウトピンの
上下動を可能にすると共に、主レバーの動作に対して保
持シリンダの動作に遅れが生じても、保持シリンダのピ
ストン杆に曲げ応力が加わらないようにした鍛造プレス
のノックアウト装置を提供しようとするものである。

〔実　施　例〕

この発明の一実施例を図面を参照して詳述すると、図に
おいて１は鍛造プレスのベッド、２はベッド１上にボル
スタ３を介して設置された金型で、鍛造成形された成形
品４をノックアウトする金型側ノックアウトピン５が内
装されている。

上記ベッド１内には金型側ノックアウトピン５の下方に
位置してボルスタ側ノックアウトピン６がガイドブツシ
ュ６ａを介して上下摺動自在に支承されている。

上記ノックアウトピン６の上端はボルスタ３の上面より
出没自在となっていて、金型側ノックアウトピン５を下
方より押し上げられるようになっていると共に、ノック
アウトピン６の下端側は主レバー７の一端側にピン８に
よりローラ９と共に一端側が支承された昇降部材１０の
他端側上面にハードプレート１１を介して当接されてい
る。

上記昇降部材１０の下方には、周面が上記ローラ９に当
接するカム１２が設置されていて、このカム１２により
ローラ９を介して主レバー７の一端側とともに昇降部材
１０が上下動され、これに伴いノックアウトピン６も上
下動されるようになっている。

一方上記主レバー７のほぼ中間部はベッド１に設けられ
たブラケット１ａにピン１３により回動自在に支承され
ていると共に、主レバー７の上方にはこれと平行するよ
うリンク１４が設けられている。

このリンク１４の一端側はピン１５により上記昇降部材
１０に枢着され、他端側はピン１６によりブラケット１
ａに枢芒されて、上記主レバー７とリンク１４により平
行４節リンクを構成している。

また主レバー７の他端側上面には、上面が円弧状に形成
されたハードプレート２０が設けられていて、このハー
ドプレート２０の上面に上記ブラケット１ａより突設さ
れたガイド部材１６の先端に上下動自在に支承されたが
イドピン１７の下端が当接されている。

そして上記ガイドピン１７の上端はベッド１より突設さ
れた取付は部材１８にピストン杆１９ａが下向きとなる
よう取付けられた保持シリンダ１９のピストン杆１９ａ
先端に接続されている。

次に作用を説明すると、鍛造プレスによる鍛造成形か完
了すると、上型の上昇とともにカム１２が回転して周面
のカム面１２ａでローラ９を介して主レバー７及び昇降
部材１０が押し上げられる。これにより主レバー７はピ
ン１３を中心に回動されるが、主レバー７とリンク１４
により平行４節リンクが構成されているため、昇降部材
１０は姿勢を変えることなく上昇され、上面に設けられ
たハードプレート１１によりノックアウトピン６により
金型側ノックアウトピン５を押し上げることにより、金
型２内の成形品４を金型２内よりノックアウトする。

また主レバー７の回動に追従して保持シリンダ１９のピ
ストン杆１９ａが伸長され、成形品４のノックアウト位
置に主レバー７を保持するが、主レバー７の回動に保持
シリンダ１９の動作が追従できずに遅れが発生しても、
ガイドピン１７とハードプレート２０の間が離間するだ
けでピストン杆１９ａに従来のような曲げ応力が加わる
こともない。

〔発明の効果〕

この発明は以上詳述したように、カムにより回動される
主レバーの一端側に、主レバーとこれと平行に設けられ
たリンクとの間で平行４節リンクを構成する昇降部材を
設けて、この昇降部材を介してノックアウトピンを上下
動するようにしたことから、成形品をノックアウトする
際にノックアウトピンと昇降部材の間におけるすべりが
小さい。

これによって当接部が早期に厚耗したり、大きな面圧が
発生した際焼き付くなどの不具合が解消できると共に、
主レバーの他端側にガイドピンを介して保持シリンダを
上方より当接させたことから、主レバーの動作に対して
保持レバーの動作に遅れが生じても、保持シリンダのピ
ストン杆に曲げ応力が加わってシールが早期に劣化した
り、ピストン杆の変形により保持シリンダの円滑な動作
が阻害されるなどの不具合も解消されるようになる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は縦断面図、
第２図は第１図■−■線に沿う断面図、第３図は従来の
説明図である。 １はベッド、２は金型、４は成形品、６はノックアウト
ピン、７は主レバー、１０は昇降部材、１４はリンク、
１９は保持シリンダ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　鍛造成形後鍛造プレスのベッド１内に設けられたノッ
   クアウトピン６を上昇させて金型２内の成形品４をノッ
   クアウトするものにおいて、上記ノックアウトピン６の
   下端を、中間部が枢支された主レバー７の一端側に設け
   られた昇降部材１０の上面に当接させ、またこの昇降部
   材１０と上記主レバー７及び主レバー７と平行に設けら
   れたリンク１４の間で平行４節リンクを構成すると共に
   、上記主レバー７の他端側に、上方より保持シリンダ１
   ９を当接してなる鍛造プレスのノックアウト装置。