JPS6330811B2 - - Google Patents

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JPS6330811B2
JPS6330811B2 JP57079653A JP7965382A JPS6330811B2 JP S6330811 B2 JPS6330811 B2 JP S6330811B2 JP 57079653 A JP57079653 A JP 57079653A JP 7965382 A JP7965382 A JP 7965382A JP S6330811 B2 JPS6330811 B2 JP S6330811B2
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JP
Japan
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vacuum tube
resistor
stage
power supply
series connection
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JP57079653A
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JPS58196705A (ja
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Kazutoshi Yamada
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は真空管を用いた増幅器に関し、特にそ
の段間結合に特徴を有する音声用真空管増幅器に
関する。
従来の音声用の真空管増幅回路にあつては段間
結合として抵抗容量結合(いわゆるCR結合)方
式が多く用いられていた。第1図は抵抗容量結合
方式による真空管増幅器の一例を示すものであつ
て、初段の真空管V1のグリツドにグリツドバイ
アス電圧ECC1と信号源Sgが与えられ、この信号
Sgを増幅しており、負荷抵抗R1の両端に出力電
圧が得られる。真空管V1のプレートには結合コ
ンデンサCCが接続され、直流分を遮断して交流
成分のみを終段の真空管V2に与える。真空管V2
のグリツドには又グリツドリーク抵抗Rgと固定
バイアス電源ECC2が接続され、プレートにはプレ
ート電源EBB2が負荷Zlを介して接続されている。
このようなCR結合方式は結合コンデンサCCが段
間に接続されているため音質上問題があり、特に
低域を十分増幅することができないという欠点が
あつた。又前段の真空管の出力ピーク値が高けれ
ばグリツド電流が流れ結合コンデンサCCが放電
して波形が歪むという問題点もあつた。更にグリ
ツドリーク抵抗Rgは真空管V1の負荷となるため
その値をあまり小さくすることはできず、許容範
囲の最大値付近の値が選択されることが多かつ
た。
第2図に示すように段間に結合トランスTを用
いた場合には結合トランスTによつて一次側と二
次側のマツチングをとることができ、グリツドリ
ーク抵抗値を下げることもできる。しかし電磁結
合により接続されているため特に高域の周波数特
性、位相特性に問題があり、聴感上好ましくない
結果を生じていた。又一般的なチヨーク結合回路
の場合も結合コンデンサを用いるため、抵抗容量
結合と同様の欠点があつた。
このような欠点を解消するため第3図に示すよ
うに直結型の増幅器が知られている。これは初段
の真空管V1のプレート電源EBB1に可変抵抗型の
ブリーダ抵抗R2を接続し、その中間点を終段の
真空管V2のカソードに接続して必要なグリツド
バイアス電源を得るようにしたものである。こう
すればブリーダ抵抗R2の中点の位置を調整する
ことにより真空管V2に所望の動作点が得られ、
音質上好ましくない結合コンデンサを省略するこ
とができる。しかしながら真空管V2のグリツド
リーク抵抗値は前段の負荷抵抗R1及びブリーダ
抵抗R2のタツプ点までの値で定まるため許容範
囲以上の大きな値となることがあつた。この場合
にはグリツドリーク電流に基づき動作点が変動す
る恐れがあり動作が不安定になる可能性があつ
た。特に3極出力管ではグリツドリーク電流が多
いため、この点が問題になることが多かつた。更
に電源を積み上げることになるため真空管V2
プレート電圧が高くなり危険であるという欠点も
あつた。
本発明はこのような従来の各種の段間結合方式
の問題点に鑑みてなされたもので、段間に結合素
子を用いることなくしかも低インピーダンスで終
段の真空管をドライブすることのできる音声用真
空管増幅器を提供することを目的とする。
本発明の基本的な特徴は、チヨークコイル及び
それに直列に接続された抵抗体を介して前段のプ
レートに電力を供給し、そのプレート電流による
電圧降下を次段のグリツドバイアス電圧として段
間を直結したことにある。
以下本発明の構成を実施例につき図面を参照し
つつ説明する。第4図は本発明による真空管増幅
器の基本構成を示す回路図である。本図におい
て、従来例と同一部分には同一符号を付してい
る。さて初段の真空管V3のグリツドにグリツド
バイアス電源ECC1と信号源Sgが接続されることは
従来例と同様である。本発明においては、真空管
V3の直流負荷としてチヨークコイルL及び抵抗
R3の直列接続体を接続し、真空管V3のプレート
と終段の真空管V4のグリツドとを直結する。こ
こでチヨークコイルLは交流成分、即ち信号を遮
断するものであり、大きなインダクタンスを有す
るものであることが好ましい。真空管V3のプレ
ート電源EBB1の+側には真空管V4のカソードと
前段の交流負荷となる交流負荷抵抗Rgに接続し、
更に真空管V4のプレートに負荷Zlを介してプレ
ート電源EBB2を供給する。本発明では真空管V3
のプレート電流によりチヨークコイルLの直流抵
抗rと負荷抵抗R3の合成抵抗による電圧降下分
が真空管V4のグリツドバイアス電圧となる。従
つて負荷抵抗R3の値は真空管V3のプレート電流
と真空管V4のグリツドバイアス電圧により決定
される。この値は通常数KΩ程度となるので、こ
の値と交流負荷抵抗Rgとの並列となるグリツド
から見た直流抵抗の値を十分小さくすることがで
きる。ここで交流負荷抵抗Rgの値はこの直流抵
抗より十分大きな値となるよう選択される。
第5図は本発明を電力増幅器に適用した場合の
具体例を示す回路図である。本図において、入力
信号は入力トランスITを介して真空管V3のグリ
ツドに与えられ、プレート電源EBB1が負荷抵抗R3
とチヨークコイルLを介してプレートに与えられ
る。この実施例においては負荷抵抗R3とチヨー
クコイルLの接続点とカソード間に、ブリーダ抵
抗R4とデカツプリング用のコンデンサCDを設け
る。このようにすれば負荷抵抗R3にはプレート
電流とブリーダ抵抗R4に流入する電流が流れる
ため、終段の真空管V4に必要なグリツドバイア
ス電圧を得るのに負荷抵抗R3の値を小さくする
ことができる。例えばプレート電圧BBB1=280
(V)、チヨークコイルLの直流抵抗r=780(Ω)、
ブリーダ抵抗R4≒36.7(KΩ)、交流負荷抵抗Rg
=51(KΩ)、真空管V4のグリツドバイアス電圧
=−30(V)とする。又真空管V3の動作点はプレ
ート−カソード間電圧を250V、プレート電流を
10mAとすると交流負荷抵抗Rgを流れる電流は
約0.59(mA)となる。又ブリーダ抵抗R4に7m
Aの電流を流すと、負荷抵抗R3を流れる電流は
16.41(mA)となり、負荷抵抗R3の値は約1.38
(KΩ)となる。
このように負荷抵抗R3の値は数KΩとなるた
め真空管V4のグリツド−カソード間の直流抵抗
を下げることが可能であり、真空管により定めら
れているグリツドリーク抵抗の値より十分小さく
することが可能である。又前段の出力を結合素子
を介することなく直結できるため位相特性、周波
数特性を改善することができる。
第6図は本発明の他の実施例を示す電力増幅器
の回路図であり、第5図と同一部分には同一符号
を付している。本図においては真空管V5のカソ
ードとチヨークコイル間にシヤントレギユレータ
SR1が挿入されてその間の電圧を所定値に保つ
ている。真空管V5,V6のプレート電源は正負の
同一電圧を得るようにするため電源トランスPT
の両波整流用の端子を用い、シリコンダイオード
のブリツジDBによつてブリツジ整流している。
C1,C2L1,L2は平滑用のコンデンサ及びチヨー
クコイルである。又真空管V6のカソードとアウ
トプツトトランスOPT間にもシヤントレギユレ
ータSR2を挿入する。このようにすればシヤン
トレギユレータSR1によつてAC電源の変動に対
してもグリツドバイアスが安定化され、リツプル
を減少させることも可能であり、安定に終段をド
ライブすることができる。又ダイオードブリツジ
DBを用いて正負の電源を得るようにすれば電源
回路を簡略にすることができ、アース電位に対し
てあまり高い電圧とならないため安全性も増すこ
とができる。
第7図は本発明の更に他の実施例を示す電力増
幅器の回路図である。本実施例はプツシユプル方
式として構成したものであつて、前段及び終段に
夫々同一の真空管V7a,V7b及びV8a,V8bが対
称的に接続され、入力信号の正負に基づいて夫々
が交互に動作する点を除いては第5図又は第6図
のシングル方式の増幅器と同様である。本実施例
においても真空管V7a,V7bの共通のカソード及
びチヨークコイルL3間にシヤントレギユレータ
SR1を用いてバイアス電圧を安定化している。
この場合にはチヨークコイルL3に対称的な直流
電流が流れるため直流磁界に基づくインダクタン
スの減少を防止することができる。
以上詳細に説明したように本発明による音声用
真空管増幅器はチヨークコイルと抵抗との直列接
続体を介して前段に電源を供給すると共にその電
圧降下を次段のグリツドバイアスとしている。そ
のため直結接続が可能であつて段間に結合コンデ
ンサやトランスを用いる必要がなく周波数特性、
位相特性の優れた増幅器とすることができる。又
入力信号レベルが大きい場合も抵抗容量結合方式
のようにグリツド電流に基づく歪を生じることが
ない。前段のプレートの負荷には、チヨークコイ
ル及びそれと直列に接続された抵抗値の低い抵抗
を用いているため次段の真空管を低インピーダン
スでドライブすることができる。又次段の交流負
荷抵抗の抵抗値は小さい値となるためグリツドリ
ーク電流に基づく動作点の変動はほとんどなく安
定な動作をさせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来の真空管増幅回路を示す
回路図であつて、第1図は抵抗容量結合方式、第
2図はトランス結合方式、第3図は直接結合方式
を夫々を示す。第4図は本発明による音声用真空
管増幅器を示す原理図、第5図〜第7図は本発明
を電力増幅器に適用したものであつて夫々異なる
実施例を示す回路図である。 V1〜V8……真空管、ECC1,ECC2……グリツド
バイアス電源、EBB1,EBB2……プレート電源、
R1,R2,R3,R4……抵抗、Zl……負荷、CC
CD,C1,C2……コンデンサ、SR1,SR2……シ
ヤントレギユレータ、L,L1,L2……チヨーク
コイル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも2段の増幅部を有する音声用真空
    管増幅器であつて、 入力信号がグリツドに与えられる前段の真空管
    と、 前記前段の真空管のカソードに負極端が接続さ
    れた第1の電源と、 第1の電源の正極端より前段のプレート間に接
    続され前段の真空管の直流負荷を形成するチヨー
    クコイル及び抵抗の直列接続体と、 前記第1の電源の正極端に負極端が接続された
    第2の電源と、 グリツドが前記前段の真空管のプレートに直結
    され、カソードが前記第2の電源の正極端より負
    荷を介してプレートに接続された後段の真空管
    と、 前記チヨークコイル及び抵抗の直列接続体の直
    流抵抗より十分大きい抵抗値を有し、該チヨーク
    コイル及び抵抗の直列接続体に並列に接続された
    交流負荷抵抗と、を有することを特徴とする音声
    用真空管増幅器。 2 前記直列接続体の抵抗の一端は、前記第1の
    電源の正極端に接続されたものであり、該抵抗と
    チヨークコイルの接続点と、前段の真空管のカソ
    ードとの間にブリーダ電流を流入させるブリーダ
    抵抗を接続し、該ブリーダ電流によつて前記直列
    接続体の抵抗の電圧降下を増加せしめたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の音声用真空
    管増幅器。 3 前記直列接続体の抵抗の一端は、前記第1の
    電源の正極端に接続されたものであり、該抵抗と
    チヨークコイルの接続点と、前段の真空管のカソ
    ードとの間にブリーダ電流を流入させるシヤント
    レギユレータを接続し、該ブリーダ電流によつて
    前記直列接続体の抵抗の電圧降下を増加せしめた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の音
    声用真空管増幅器。
JP57079653A 1982-05-11 1982-05-11 音声用真空管増幅器 Granted JPS58196705A (ja)

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JP57079653A JPS58196705A (ja) 1982-05-11 1982-05-11 音声用真空管増幅器

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JP57079653A JPS58196705A (ja) 1982-05-11 1982-05-11 音声用真空管増幅器

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JPS58196705A JPS58196705A (ja) 1983-11-16
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JP57079653A Granted JPS58196705A (ja) 1982-05-11 1982-05-11 音声用真空管増幅器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61121015U (ja) * 1985-01-16 1986-07-30
JPH081221U (ja) * 1996-01-22 1996-07-30 公一 宍戸 変圧器を使った電子管の結合回路
JPH09294027A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Yoshiki Kogyo Kk トランス結合増幅装置
JP2732830B2 (ja) * 1997-02-13 1998-03-30 公一 宍戸 変圧器を使った電子管の結合回路

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