JPS63307087A - 多目的コンテナ - Google Patents

多目的コンテナ

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JPS63307087A
JPS63307087A JP62096999A JP9699987A JPS63307087A JP S63307087 A JPS63307087 A JP S63307087A JP 62096999 A JP62096999 A JP 62096999A JP 9699987 A JP9699987 A JP 9699987A JP S63307087 A JPS63307087 A JP S63307087A
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side frame
wedge
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container
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JP62096999A
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English (en)
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Shigenobu Furukawa
重信 古川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、多目的コンテナに関し、さらに詳細にいえ
ば、種々の貨物の積付け、積おろしができ、しかも貨物
を収容していない状態において嵩低くすることができる
多目的コンテナに関する。
〈従来の技術、および発明が解決しようとする問題点〉 従来から、陸上貨物輸送、海上貨物輸送を行なう場合に
おける貨物の保護を確実化するために、貨物の種類に対
応する各種のコンテナが提供されている。
これら各種コンテナのうち、収容する貨物が限定される
もの、例えば冷凍コンテナ、タンクコンテナ、動物専用
コンテナ等においては、コンテナ自体が収容貨物の種類
に対応する最適の構成となっているため、積付け、積み
おろしを行なう場合における作業が特に困難を伴なうと
いう不都合はないのであるが、一般雑貨用の多目的コン
テナにおいては、収容貨物の種類が限定されておらず、
例えば長尺の貨物、trr=の割に体積が大きい貨物、
穀物、飼料等のばら積み袋物貨物等の如く種々の貨物が
必要に応じて収容されることになるのであるから、コン
テナに対する積付け、積みおろし作業が困難になってし
まう場合が生じるという問題がある。
また、コンテナ輸送においては、貨物を収容した状態と
、貨物を収容していない状態とがほぼ1対1の関係にな
るのであるから、貨物を収容していない空のコンテナを
回収するためにも、貨物輸送時と同じ容積が占有される
ことになり、船腹、トラック荷台等の有効活用が不充分
になってしまうという問題がある。さらに詳細に説明す
ると、コンテナのサイズは国際規格(ISO規格)によ
り定められた20フイートコンテナと40フイートコン
テナとが主体であり、しかも、海上輸送時における多段
積みを考慮して充分な剛性を保持させる必要上、予め分
解不可能な状態とされているのであるから、貨物を収容
しているか否かに拘らず、同一の空間を占有することに
なるのである。
したがって、実質的には貨物を輸送しない状態であって
も、空のコンテナを回収するために往時と同一体積の船
腹、或はトラック荷台を復時にも必要とし、輸送すべき
貨物の量に対するエネルギー消費割合が大きくなるので
ある。
さらに、通関規則として、扉に封印を施した後は、コン
テナの外部からの内部貨物の抜取りを完全に阻止できる
ようにすることが定められている。
〈発明の目的〉 この発明、は上記の問題点に鑑みてなされたものであり
、各種貨物の積付け、積みおろし作業を簡単に行なうこ
とができるとともに、貨物を収容していない状態におけ
る輸送のために必要な体積を小さくすることができる多
目的コンテナを提供することを目的としている。
く問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための、この発明の多目的コンテ
ナは、方形の主柱枠部材と、長方形の底枠部材、上梓部
材、側枠部材、および補強枠部材とで構成され、全体と
して直方体状に組立てられるものであって、補強枠部材
が、上枠部材、および側枠部材に当接する状態で底枠部
材に対して取外し可能に取付けられてあり、しかも、各
部材同士の連結部に、連結部材が抜取り可能に挿通され
た孔を形成してあるとともに、シール部材を設けである
ものである。この場合において、側枠部材としては、底
枠部材と同一長さのものであってもよいが、底枠部材よ
りも短い長さの単体を取外し可能に連結する構成のもの
であってもよい。
但し、上記孔としては、シール部材を兼ねる連結部材保
持部材を有するものであることが好ましい。
また、上記各部材同士の連結部の少なくとも一方に段部
が形成されていることが好ましく、この場合において段
部にシール部材が設けられていることが一層好ましい。
さらに、上記底枠部材に形成された側枠部材との連結部
が、側枠部材の位置決め部材を兼ねるガイド突部である
ことが好ましい。
さらには、上記補強枠部材が、側枠単体同士の連結部に
対応されるべく底枠部材に対して取外し可能に取付けら
れていることが好ましい。
また、上記連結部材としては、連結部の一方の連結部材
挿通孔に収容されたスクリューボルト、およびスクリュ
ーボルトの回転に追従して進退するウェッジと、連結部
の他方の連結部材挿通孔に抜取り可能に収容され、かつ
、先端部が上記ウェッジに螺合可能なバックストップス
クリューボルトとから構成されていることが最も好まし
い。
く作用〉 以上の構成の多目的コンテナであれば、主柱枠部材、補
強枠部材が取付けられた底枠部材、側枠部材、上枠部材
とを、孔に連結部材を挿通することにより互に連結して
、多目的コンテナを組立てることができるのであるから
、予め組立てた状態での貨物の積付け、積みおろしを行
なうことができる他、貨物を積付けた状態での多目的コ
ンテナの組立てを行なうことができる。
そして、多目的コンテナを回収する場合には、連結部材
を抜取って各部材同士の連結を外し、各部材同士を積重
することにより嵩低くすることができ、1個の多目的コ
ンテナが占有する体積内に複数個の多目的コンテナの構
成部材を収容することができる。
そして、上記孔が、シール部材を兼ねる連結部材保持部
材を有するものである場合には、連結部材を確実に保持
することができるとともに、連結部材挿通状態における
風、水の侵入を確実に防止することができる。
また、上記各部材同士の連結部の少なくとも一方に段部
が形成されている場合には、段部により位置決めを簡単
に行なうことができ、この場合において段部にシール部
材が設けられていれば、連結部における風、水の侵入を
確実に防止することができる。
さらに、上記底枠部材に形成された側枠部材との連結部
が、側枠部材の位置決め部材を兼ねるガイド突部である
場合には、底枠部材に対する側枠部材の連結を正確に行
なうことができる。
さらには、上記補強枠部材が、側枠単体同士の連結部に
対応されるべく底枠部材に対して取外し可能に取付けら
れている場合には、側枠単体同士の連結部における補強
を補強部材により行なうことができる。
また、上記連結部材が、連結部の一方の連結部材挿通孔
に収容されたスクリューボルト、およびスクリューボル
トの回転に追従して進退するウェッジと、連結部の他方
の連結部材挿通孔に抜取り可能に収容され、かつ、先端
部が上記ウェッジに螺合可能なバックストップスクリュ
ーボルトとから構成されている場合には、各枠部材同士
の連結を行なう場合に、連結部材挿通孔同士を正対させ
、この状態においてスクリューボルトを回転させること
によりウェッジを前進させ、ウェッジの先端部を他方の
連結部材挿通孔に進入させる。そして、この状態におい
て、他方の連結部材挿通孔からバックストップスクリュ
ーボルトを挿通し、先端部をウェッジと螺合させること
により、外部からのウェッジの抜取りを確実に阻止した
状態で、かつ枠部材同士を一体的に連結した状態にする
ことができる。また、枠部材同士の連結状態を解除する
場合には、上記と逆の作用を行なわせればよい。
〈実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第1図はこの発明の多目的コンテナの一実施例を示す分
解斜視図、第2図は組立て状態を示す斜視図であり、底
枠部材(1)、前主柱枠部材(2、後主柱枠部材(3)
、1対の側枠部材(4)、上枠部材(5)、および補強
枠部材(6)から構成されている。
第3図、および第4図を参照しながらさらに詳細に説明
する。
上記底枠部材(1)は、幅が8フイートであり、長さが
約20フイートである所定厚みの剛性板材からなるもの
であり、短辺を、やや狭幅で、かつ下半部が切除された
形状の第1連結部(11)としている(第3図膠照)と
ともに、長辺の上面に、所定高さのガイド突部(12)
を形成している(第4図参照)。そして、上記第1の連
結部(11)、およびガイド突部(12)に、それぞれ
所定間隔毎にテーパ孔(13)(14)を形成しており
、上記ガイド突部(12)の中央部に近接する位置に補
強枠部材(6)を取付けるための挿通孔(15)を形成
している。尚、上記台連結部(11)の下面所定位置に
は、主柱枠部材との接触を確実化するための突条(16
)が形成されている。
上記側枠部材(4)は全体として幅が8フイ一ト6イン
チ、長さが20フイートの所定厚みの剛性板材からなる
ものであり、具体的には、2枚の側枠単体(41)(4
2)を連結することにより、上記のサイズの側枠部材(
4)を構成している。さらに詳細に説明すると、上記側
枠単体(41)は、両短辺の外半部が切除された形状の
第2、第3連結部(41a)(41b)を釘しており、
上記側枠単体(42)は、一方の短辺の外半部が切除さ
れた形状の第4連結部(42a)、および他方の短辺の
内生部が切除された形状の第5連結部(42b)を有し
ており、上記第2連結部(41a)から第5連結部(4
2b)までのそれぞれに、所定間隔毎にテーパ孔(43
)を形成している。そして、両側枠単体の下面に、上記
ガイド突部(12)が挿通されるガイド溝(44)が形
成されているとともに、両側枠単体の上面に、上記ガイ
ド突部(12)と同一形状のガイド突部(45)が形成
されている。尚、上記ガイド溝(44)の内奥部にシー
ル部材(4B)が収容され、ガイド溝(44)が形成さ
れた部分の外面には、底枠部材(1)の側面に接触する
スカート部(47)が形成され、さらに、ガイド溝(4
4)が形成された部分に、ガイド突部(12)のテーパ
孔(14)と連通されるテーパ孔(48)が形成され、
ガイド突部(45)にもテーパ孔(49)が形成されて
いる。そして、上記第3連結部(41b) 、或は第5
連結部(42b)の少なくとも一方の当接面にシールバ
ッキング(図示せず)が設けられている。
上記上枠部材S)は、上記底枠部材(1)とほぼ同一の
構成であり、異なる点は、短辺の上半部を切除した形状
の第6連結部(51)を有している点、ガイド突部(1
2)に代えて長辺下面にガイド溝(52)を形成した点
、および挿通孔(15)を省略した点のみである。尚、
上記第6連結部(51)にはテーパ孔(13)同一形状
のテーパ孔(53)が形成されており、上記ガイド溝(
52)を形成した部分には上記テーパ孔(49)と連通
されるテーパ孔(54)が形成されており、さらに、上
記ガイド溝(52)の内奥部にはシール部材(55)が
収容されている。尚、上枠部材6)の長辺から下向きに
伸び、側枠部材(4)の側面に接触するスカート部(5
B)が形成されている。
上記前主柱枠部材■は、上記底枠部材(1)、1対の側
枠部材(4)、および上枠部材(5)に形成された短辺
側の連結部(11)(41a)(42a)(51)の外
面と接触する方形の枠体(21)を有しているとともに
、方形の枠体に対して取付けられた観音開き状の扉部材
(22)を有している。上記枠体(21)は、後側の端
縁の内生部が切除された形状であり、上記連結部(11
) (41a) (42a) (51)の先端面に取付
けた係合突条(lid)(41d)(42d)(51d
)と対向する段部(23)にシール部材(24)を取付
けているとともに、後端寄り内面をテーバ状に形成して
いる。そして、各連結部に形成されたテーパ孔と連通さ
れるテーパ孔(25)を形成している。尚、上記砕体(
21)の隅角部には、図示しない係合孔を宵する隅金具
(26)が取付けられている。
上記後生柱枠部材(3)は、上記前主柱枠部材(2)と
ほぼ同一形状であり、異なる点は、扉部材(22)に代
えて開閉不可能な板材(32)を取付けた点のみである
上記補強枠部材(6)は、上記連結部(41b) (4
2b)とほぼ同一の幅の長尺部材から構成されており、
1対の側枠部材(4)の内面に沿う垂直部(B1)と、
上枠部材(5)の下面に沿う水平部(62)とを有して
いる。
そして、上記垂直部(61)には、上記テーパ孔(43
)と連通されるテーパ孔(63)が形成されている。尚
、上記垂直部(61)と水平部(62)とは図示しない
ボルト等により互に分離可能に連結されている。
そして、上記第3図から第5図に示すように、互に連通
された状態においてテーパ孔に挿通されるウェッジ(7
)を有している。
上記の構成の多目的コンテナの組立て動作は次のとおり
である。
側枠単体(41)(42)を、第3連結部(41b) 
、および第5連結部(42b)を互に係合させ、かつ互
に連通されたテーパ孔(43)にウェッジ(7)を押込
むことにより全長がほぼ20フイートの側枠部材(4)
を構成する。尚、この場合において、上記連結部同士の
係合部に対応させて補強部材(6)を添わせ、上記ウェ
ッジのをテーパ孔(63)にまで押込んで互に一体化す
る。
そして、上記のように構成された側枠部材(4)を、下
面に形成したガイド溝(44)が底枠部材(1)の上面
に形成したガイド突部(12)と嵌合させるとともに、
補強部材(6)の垂直部(61)の下端部を底枠部材(
1)の挿通孔(15)に挿通させ、この状態において互
に連通されたテーパ孔(4g) (14)にウェッジの
を押込むことにより(第4図参照)、底枠部材(1)と
側枠部材(4)との連結を行なう。尚、この状態におい
て、上記ガイド突部(12)の先端は、ガイド溝(44
)の内実部に設けられたシール部材(4B)に強圧接さ
れ、しかも、スカート部(47)が底枠部材(1)の側
面に当接するので、外部からの風、水の侵入を完全に防
止することができる。また、底枠部材(1)の両側に形
成したガイド突部(12)に対してガイド溝(44)が
嵌合させられる側枠部材(4)は、側枠単体(41) 
(42)の位置が互に逆になるように、即ち、一方の側
枠部材(4)と他方の側枠部材(4)とを互に対称にな
るように設定している。
次いで、側枠部材(4)の上面に形成したガイド突部(
45)に対してガイド溝(52)を嵌合させることによ
り上枠部材(9を位置決めし、この状態において互に連
通されたテーパ孔(54) (49)にウェッジ(7)
を押込むことにより(第5図参照)、側枠部材(4)と
上枠部材(9との連結を行なう。尚、この状態において
、上記ガイド突部(45)の先端は、ガイド溝(52)
の内奥部に設けられたシール部材(55)に強圧接され
、しかも、スカート部(56)が側枠部材(4)の側面
に当接するので、外部からの風、水の侵入を完全に防止
することができる。
以上の作業を行なうことにより、はぼ20フイートの方
形筒体が形成されるので、その後は、前主柱枠部材■の
枠体(21)を、上記底枠部材(1)の第1連結部(1
1)、一方の側枠部材(4)の第2連結部(41a) 
、他方の側枠部材(4)の第4連結部(42a)、およ
び上枠部材■の第6連結部(51)の外周面と接触する
ように嵌合させ、互に連通されたテーパ孔(25)とテ
ーパ孔(1() (41) (63)にウェッジのを押
込むことにより(第3図参照)、上記方形筒体と前枠部
材のとの連結を行なう。尚、この状態において、上記嵌
合は互に段部同士の係合により達成されているとともに
、係合部においては、突条とテーパ面との係合部が形成
されており、しかも、枠体(21)と方形筒体の端面と
の突合せ部には、互に強圧接されるシール部材(24)
、および係合突条(lid)(41d)(42d)(5
1d)が設けられているのであるから、外部からの風、
水の侵入を完全に防止することができる。
また、後主柱枠部材■も、前主柱枠部材■と同様に、外
部からの風邪、水の侵入を完全に防止する状態で、方形
筒体に対して取付けられる。
したがって、組立て状態で簡単に収容することができる
貨物の場合には、上記組立て作業を行なった後に貨物を
収容作業を行なえばよく、逆に、組立て状態における貨
物収容作業が困難であり、或は不可能な場合(例えばフ
ォークリフト等による収容作業を行なうと貨物が上枠部
材(5)に当接してしまう場合等)には、コンテナの組
立て途中においてクレーン等を使用することにより貨物
を収容し、その後残余の組立て作業を行なえばよい。
以上のようにして組立てられた多目的コンテナの剛性に
ついては、両生柱枠部材(2) (3)の剛性により保
持されているとともに、底枠部材(1)、および上枠部
材■と、側枠部材(4)とがガイド突部とガイ−ド溝と
の凹凸嵌合により連結され、ウェッジの押込みにより固
定されていることにより保持されているのであるから、
従来から汎用されているISO規格のコンテナと同程度
の剛性を達成することができ、コンテナの6段積みにも
十分に耐え得ることになる。
さらに、組立て作業の順序についても、上記の順序に限
定されるものではなく、例えば、側枠単体(41)<4
2)を底枠部材(1)に対して連結した後、補強部材(
6)を取付け、側枠単体同士の連結、および補強部材(
6)の連結を1回のウェッジ押込みにより達成すること
が可能である他、一方の主柱枠部材を途中において底枠
部材(1)に対して連結しておき、他方の主柱枠部材を
最後に連結することが可能である。そして、ウェッジ(
7)を押込んだ状態において外部からゴムプラグ(8)
(例えば第4図参照)を取付けることにより、テーパ孔
を通しての風、水の侵入を確実に防止することができる
とともに、ウェッジ(7)の抜落ちをも防止することが
できる。
また、多目的コンテナを回収する場合、即ち、貨物を全
く収容していない多目的コンテナを輸送する場合には、
組立て時と逆の作業を行なうことなより、各枠部材毎に
分離し、補強枠部材(6)については、垂直部(61)
、および水平部(62)に分離し、側枠部材(4)につ
いては、必要に応じてさらに側枠単体に分離する。
そして、何れか1つの多目的コンテナの底枠部材(1)
と上枠部材(5)との間に、当該多目的コンテナの側枠
部材(4)、補強枠部材(6)を積重するとともに、他
の5つの多目的コンテナを構成する各枠部材を積重しく
具体的には、例えば、各多目的コンテナ毎に底枠部材(
1)と上枠部材(5)との間に側枠部材(4)を2桟積
重状態で介挿し、両生柱枠部材(2) (3)を水平に
並べた状態で介挿し、両生柱枠部材を水平に並べた状態
において発生する空間に上記垂直部(81)、および水
平部(B2)を収容し)、上記1つの多目的コンテナの
底枠部材(1)の第1連結部(11)と上枠部材(5)
の第6連結部(51)とに対して前主柱枠部材(2)、
および後主柱枠部材(3)を連結することにより、6つ
の多目的コンテナを、組立て状態における1つの多目的
コンテナの占有体積と同一の体積内に収容する(第6図
参照)。
尚、各多目的コンテナを組立てるために使用していたウ
ェッジ(7)、およびゴムプラグ(8)については、図
示しない格納ボックス(従来からオープントップコンテ
ナ等において取付けられている構成の格納ボックスであ
るから、詳細な説明は省略する)の内部に収容する。
したがって、コンテナ回収時には、貨物輸送時に必要と
される空間の1/6の空間が必要とされるのみであり、
船腹、トラック荷台等の有効活用を図ることができる。
以上の実施例は20フイートのコンテナに適用した場合
についてのみ説明しているが、40フイートのコンテナ
に適用することも可能であり、この場合には、側枠単体
の長さを2倍にするか、或は側枠単体を4枚使用して、
順次連結することにより側枠部材を構成するとともに、
補強枠部材の数を増加させ、コンテナが大型化すること
に伴なう剛性低下を防止すればよい。尚、他の部分の構
成については、上記実施例と同様である。
したがって、この実施例の場合にも、貨物の種類に拘わ
らず収容作業を簡単に行なうことができるとともに、1
つの40フイートコンテナの占有体積と同一体積で6つ
の40フイートコンテナを構成する各枠部材を収容する
ことができる。
また、40フイートコンテナに対して20フイートコン
テナを解体して収容する場合には、中央部の補強枠部材
(6)のみを残留させておき、この補強枠部材(6)を
境界として20フイートコンテナと同一の空間を2つ形
成することにより、10の20フイートコンテナを構成
する各枠部材を収容することができる。
第7図から第9図は枠部材同士の連結部の他の実施例を
示す図であり、一方の枠部材(71)、および他方の枠
部材(72)の所定位置に互に連通されるウェッジ挿通
孔(73) (74)を形成しているとともに、上記ウ
ェッジ挿通孔(73)にスクリューボルト(75)、お
よびスクリューウェッジ(76)を、上記ウェッジ挿通
孔(74)にバックストップスクリューボルト(77)
をそれぞれ収容している。
さらに詳細に説明すると、上記ウェッジ挿通孔(73)
は、ウェッジ挿通孔(74)に近接する側のみがテーパ
状に形成されており、上記ウェッジ挿通孔(74)はほ
ぼ全範囲にわたってテーパ状に形成されている。そして
、上記スクリューボルト(75)は、つz ツジ挿通孔
(73)に横架された棒状保持部(78)に対して回転
のみ可能に取付けられているものであり、上記スクリュ
ーウェッジ(7G)は、基部がウェッジ挿通孔(73)
とほぼ同一の筒状部であるとともに、先端部がウェッジ
挿通孔(74)とほぼ同一のテーパ筒状部である。尚、
スクリューウェッジ(76)の基部には、上記棒状保持
部(78)と係合する溝(79)が形成されている。ま
た、上記ウェッジ挿通孔(74)は、盲孔であるととも
に、内奥部にバックストップスクリューボルト(77)
を螺進退させるためのねじ孔が形成されており、シール
部材(80)を介在させた状態でバックストップスクリ
ューボルト(77)をねじ込むことにより、スクリュー
ウェッジ(76)の先端部と螺合させることができるよ
うにしている。さらに、上記ウェッジ挿通孔(73)(
74)、およびスクリューウェッジ(7B)は一方向に
長い形状であり、スクリューボルトの回転によりスクリ
ューウェッジ(78)を確実に進退させることができる
ようにしている。
尚、(81)はシール部材であり、(H)はシール部材
(81)に圧接させられる係合突条である。
したがって、両枠部材(71)<72)を正確に位置決
めし、両ウェッジ挿通孔(73) (74)を連通させ
た状態で、スクリューボルト(75)を所定方向に回転
させれば、スクリューウェッジ(76)の回転が阻止さ
れているのであるから、他方の枠部材(72)に形成し
たウェッジ挿通孔(74)に向かってスライドし、スク
リューウェッジ(7B)の先端部がウェッジ挿通孔(7
4)と係合する。そして、この状態において、ねじ孔を
通してバックストップスクリューボルト(77)をねじ
込めば、スクリューウェッジ(76)の先端部と螺合す
るとともに、シール部材(80〉を強圧接するので、両
枠部材同士を強固に一体化することができるとともに、
外部からの水等の浸入を確実に防止することができる。
また、上記の構成の連結部材を使用して各枠部材同士を
連結してコンテナを組立て、内部に貨物を収容し、扉(
22)を閉じて封印を施した後は、外部からスクリュー
ボルト(75)を操作しようとしても、回転しないスク
リューウェッジ(78)の先端部がバックストップスク
リューボルト(77)と螺合しているのであるから、ス
クリューボルト(75)の回転、スクリューウェッジ(
76)の進退を行なわせることが全く不可能となり、こ
の結果、コンテナを解体して貨物を取出すことが不可能
になってしまう。即ち、扉(2z)の封印を破って扉(
22)を開くことによってのみ貨物の取出しを行なうこ
とができる。
尚、この発明は上記の実施例に限定されるものではなく
、例えばウェッジとゴムプラグとを一体化することが可
能である他、テーパ孔の渦部にシール部材を兼ねるウェ
ッジ保持部材を設けることが可能であり、その他、この
発明の要旨を変更しない範囲内において種々の設計変更
を施すことが可能である。
〈発明の効果〉 以上のようにこの発明は、連結部に対して連結部材を押
込むことにより組立てられる構成の多目的コンテナであ
るから、組立て前、或は組立て途中等、所望のタイミン
グで貨物の収容作業を行なうことができ、貨物の種類に
対応させて最適の収容作業を選択することができるので
、収容所要時間を短縮することができ、コンテナの回収
を行なう場合には、組立て状態の体積で複数のコンテナ
を収容することができ、コンテナ回収時における空間利
用効率を著しく向上させることができるという特有の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の多目的コンテナの一実施例を示す分
解斜視図、 第2図は組立て状態を示す斜視図、 第3図は前主柱枠部材と底枠部材との連結部の構成を示
す縦断面図、 第4図は底枠部材と側枠部材との連結部の構成を示す縦
断面図、 第5図は上枠部材と側枠部材との連結部の構成を示す縦
断面図、 第6図はコンテナ回収状態を示す斜視図、第7図は連結
部の他の実施例を示す外観図、第8図は第7図の■−■
線断面図、 第9図は第7図のIX−DC線断面図。 (1)・・・底枠部材、■・・・前枠部材、(3)・・
・後枠部材、(4)・・・側枠部材、(5)・・・上枠
部材、(6)・・・補強枠部材、(7)・・・ウェッジ
、(8)・・・ゴムプラグ、(11)・・・第1連結部
、 (lid) (41d) (42d) (51d)・・
・係合突条、(12) (45)・・・ガイド突部、(
13) (14) (25) <4:a) (48) 
(49) (53) (83)・・・テーパ孔、(15
)・・・挿通孔、(23)・・・段部、(24) (4
B) (55)・・・シール部材、(41)<42)・
・・側枠単体、(41a)・・・第2連結部、(41b
)・・・第3連結部、(42a)・・・第4連結部、(
42b)・・・第5連結部、(44)(52)・・・ガ
イド溝、(75)・・・スクリューボルト、(7B)・
・・スクリューウェッジ、 (77)・・・バックストップスクリューボルト第3図 第乙母 第7図 第8図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、方形の主柱枠部材と、長方形の底枠部 材、上枠部材、側枠部材、および補強枠 部材とで構成され、全体として直方体状 に組立てられる多目的コンテナにおいて、 補強枠部材を、上枠部材、および側枠部 材に当接する状態で底枠部材に対して取 外し可能に取付けられてあり、しかも、 各部材同士の連結部に、連結部材が抜取 り可能に挿通された孔を形成してあると ともに、シール部材を設けてあることを 特徴とする多目的コンテナ。 2、孔が、シール部材を兼ねる連結部材保 持部材を有するものである上記特許請求 の範囲第1項記載の多目的コンテナ。 3、各部材同士の連結部の少なくとも一方 に段部が形成されている上記特許請求の 範囲第1項記載の多目的コンテナ。 4、段部にシール部材が設けられている上 記特許請求の範囲第3項記載の多目的コ ンテナ。 5、底枠部材に形成された側枠部材との連 結部が、側枠部材の位置決め部材を兼ね るガイド突部である上記特許請求の範囲 第1項記載の多目的コンテナ。 6、補強枠部材が、側枠単体同士の連結部 に対応されるべく底枠部材に対して取外 し可能に取付けられている上記特許請求 の範囲第1項記載の多目的コンテナ。 7、連結部材が、連結部の一方の連結部材 挿通孔に収容されたスクリューボルト、 およびスクリューボルトの回転に追従し て進退するウェッジと、連結部の他方の 連結部材挿通孔に抜取り可能に収容され、 かつ、先端部が上記ウェッジに螺合可能 なバックストップスクリューボルトとか ら構成されている上記特許請求の範囲第 1項記載の多目的コンテナ。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746737A (en) * 1980-06-30 1982-03-17 Alusuisse Container for transporting freight
JPS6117031B2 (ja) * 1982-03-29 1986-05-06 Fujitsu Ltd

Patent Citations (2)

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