JPS63307068A - コイル状線材等の包装材および集合包装体 - Google Patents

コイル状線材等の包装材および集合包装体

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JPS63307068A
JPS63307068A JP62136370A JP13637087A JPS63307068A JP S63307068 A JPS63307068 A JP S63307068A JP 62136370 A JP62136370 A JP 62136370A JP 13637087 A JP13637087 A JP 13637087A JP S63307068 A JPS63307068 A JP S63307068A
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packaging
storage recess
coiled wire
protruding
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Hiroshi Tsuchiya
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Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、金属等の線材をコイル状に巻回した各種のコ
イル状線材やリング状物等の包装材と、この包装材を使
用した集合包装体に関するものである。
[従来の技術とその問題点] 従来より、例えば線材の出荷、輸送においては、線材を
コイル状に巻回した状態で周方向の数個所を緊締し、そ
の後包装用の紙テープ等により全体を巻回してタイトに
包装し、これをさらに合成樹脂フィルム等により外包装
している。
そのため包装作業がきわめて面倒でかつ人手を要し、し
かも輸送等の取り扱い作業中に前記の包装材が破損した
り、他物との衝突による外圧が作用して内部の線材が損
傷するおそれもあった。
また前記コイル状線材の包装体の運搬その他の荷役作業
においては、個々の包装体そのままではパレット等への
積載状態が不安定になり、また作業性にも問題があるの
で、通常はこれらの包装体を所要数個づつ緊縛するかあ
るいは箱詰めしてパレットに積載し集合包装しているが
、この場合積み重ね荷重が個々の包装体の内部製品に直
接作用して線材製品に変形が生じるおそれがあり、しか
も一旦前記のように集合包装すると必要に応じて個々の
包装体を取り出すのが容易ではなかった。
そこで本発明は、合成樹脂等の剛性素材の板体により一
体に形成された一種類の包装材を用いて、上記コイル状
線材等をそのまま収納包装できるようにして、その包装
作業および包装状態での取り扱い作業を容易かつ簡略化
せんとしてなしたものであり、特に前記の包装材を2つ
illにしてパック形式の包装を可能にし、かつその組
合せ状態および積み重ね状態における位置決め機能を有
し、きわめて安全で包装対果物のコイル状線材等の保護
を確実になす包装材を提供し、さらにこの包装材を用い
てコイル状線材等の集合包装を容易に行なわんとして発
明したものである。
【問題点を解決するための手段] 本発明の包装材は、剛性素材により一体形成され、コイ
ル状線材等を収容する環状の収納凹部を有してなる包装
材であって、上記の問題点を解決するために下記のよう
な構成を備えている。
前記環状の収納凹部の内方部および外方部の少なくとも
一方には、平面的にみて収納凹部の中心点(0)に関し
3等分以上の周方向等分角度間隔毎に、収納凹部の側部
より上方に突出した突出上面とこれより凹設された段面
とを含む複数段よりなる段状凸部が設けられるとともに
、各段状凸部間において収納凹部の底面より下方に突出
した突出底面とこれよりやや上方の底段面とを含む複数
段よりなる段状脚部が設けられ、前記各段状凸部および
各段状脚部は、その複数段がそれぞれ裏返したときに対
応する段違い形状をなすように形成されるとともに、各
々前記中心点(0)に関し前記等分角度の回転対称形を
なしている。
前記において、特に好ましくは段状凸部における複数段
と段状脚部における複数段とが、同一周方向に相対応す
る段差を持って対応形状に形成される。
また本発明の第2は、上記構成の包装材を用いたコイル
状線材等の集合包装体に係るものであって、上記の包装
材を2つ1組にして、両包装材の表面側を相対接させる
とともに両者の収納凹部にコイル状線材等を収容して1
つの包装体を構成し、この包装体を複数段に積み重ねて
なり、 各包装体の両包装材は、両者の段状凸部が相対向して突
出上面が他方の段面に対接するように複数段同士が互い
に対接嵌合せしめられ、また上下の包装体は、下層の包
装体の上側包装材の段状脚部と上層の包装体の下側包装
材の段状脚部とが相対向して突出底面が他方の底段面に
対接するように複数段同士が対接嵌合せしめられてなる
ことを特徴とするものである。
[作 用コ 上記のように構成された本発明の包装材によれば、コイ
ル状線材等の包装の際、例えば2つの包装材を1組にし
て用い、その一方の包装材の収納凹部にコイル状線材等
をそのまま収容するとともに、他方の包装材を裏返しに
して前記包装材に被せ、両者の収納凹部に前記コイル状
線材等を収容した状態で両包装材の各段状凸部同士を相
対向させると、両者の段状凸部の突出上面が他方の段面
に対接するように両者の複数段同士が互い違いに嵌合す
ることになる。
そのためこの包装状態においては、段状凸部同士の対接
部が周方向等分角度毎の3か所以上にあって両包装材が
グラつくことがないばかりか、前記の互い違いに対接す
る段状凸部の各段面の境界をなす側面部分が互いに当接
して位置決め作用を果し、しかもこの当接側面部分が段
状凸部の位置する各個所においてそれぞれ等分角度づつ
方向を異にして存することになるので、縦横その他いず
れの方向へのずれも生じず″、それゆえ両包装材の対接
状態が安定し、この両包装材によって収納凹部内のコイ
ル状線材等を確実に保持できる。
そして、上記の2つ1組の包装材による包装体の積み重
ねにおいては、両包装材の底面側同士が対接することに
なるが、この際両包装材の段状脚部同士を相対向させる
と、互い収納凹部の底面より突出した突出底面が他方の
底段面に対接するように複数段同士が互い違いに嵌合す
ることになる。そのため各段状脚部が3か所以上の個所
にあってグラつきなく積載できる上、各段状脚部の各段
の境界をなす側面部が互t1に当接して位置決め作用を
果し、しかもこの当接−面部分が各段状脚部の各個所に
おいて前記等分角度づつ方向を異にして存するので、縦
横いずれの方向への位置ずれも生じず、安定性よく積み
重ねることができる。
上記のように2つの包装材によるコイル状線材等の包装
体を複数段に積み重ねた集合包装状態においては、上記
したように個々の包装体における両包装材は両者の段状
凸部の複数段同士が互い違いに対接嵌合して、ずれなく
所定の対接状態に確実に保持され、また各包装体は底合
せになる両包装材の各段状脚部の複数段同士が互い違い
に対接嵌合して、ずれなく所定の載接状態に確実に保持
される。そのため多段に積み重ねであるにも拘らず、2
つ1組の包装材による包装体を安定性の良い積み重ね状
態に保持できる。
しかもこの積み重ね状態においては、積み重ね荷重を前
記の段状凸部同士および段状脚部同士の対接部分で受支
することができ、各包装材の収納凹部に収容されたコイ
ル状線材等には積み重ね荷重等の圧力が作用せず、その
保護を良好になすことができる。またコイル状線材等の
使用等の必要に応じて、個々の包装体を上段から順に取
り出すことができる。
さらに上記の包装材において、段状凸部の複数段と段状
脚部の複数段とが、同一周方向に対応する段差を持って
形成しである場合は、上層の包装材を下層の包装材に対
し段状脚部が下層の段状凸部に対応するように方向転換
して載置すれば、段状脚部の突出底面が段状凸部の段面
に対応し、また底段面が突出上面に対応するように両者
の複数段同士が互いに対応して載接嵌合し、しかも段状
凸部と段状脚部の各段の境界をなす側面部が互いに当接
して位置決め作用を果すことになるので、トレ一式に安
定よく積み重ね使用することができる。
[実施例コ 次に本発明の実施例を図面に基いて説明する。
(A)は本発明に係る包装材を示しており、ポリプロピ
レン樹脂およびポリ塩化ビニル樹脂等の比較的硬質の合
成樹脂または金属等の剛性素材よりなり、例えば板体か
らのプレス成形や真空成形、又は射出成形により一体形
成されている。
包装材(^)は、包装対象のコイル状線材(B)等を収
納できる環状の収納凹部(1)を有しており、(2) 
(3)はその内外側部上縁を示している。
この収納凹部(1)の環状径、幅および深さ等は、包装
対象のコイル状線材(B)の巻回径や断面径に応じて設
定される。例えば深さが前記断面径の略1/20寸法に
、開口部分の幅が前記断面径の略1/2にlhm程度を
プラスした寸法に形成される。
前記の環状の収納凹部(2)の内方部および外方部には
、包装材(A)の中心点である環状の収納凹部(1)の
中心点(0)に関し周方向に4等分する角度、つまり9
0°間隔毎に、複数段状に上方に突出した段状凸部(l
O)が設けられるとともに、各段状凸部(10)(10
)間における残余部が複数段よりなる段状脚部(20)
として前記同様の等分角度である901′間隔毎に形成
されている。すなわち、周方向の45@毎に段状凸部(
10)と段状脚部(20)とを有している。
前記の各段状凸部(lO)は、収納凹部(1)の側部上
縁(2)(3)より上方に突出した突出上面(11)と
これに対応して前記上縁(2) (3)より凹設された
段面(12)との2段に形成されている。前記の突出上
面(11)と段面(12)とは裏返したときに対応する
段違い形状をなすように、平面的にみて段状凸部(10
)の周方向中央における前記中心点(0)を通る中心線
に対し対称をなし、さらに全体としては前記の中心点(
0)に関し前記等分角度90″の回転対称形に形成され
ている。
また前記の段状脚部(20)は、収納凹部(1)の底面
より下方に突出した突出底面(21)とこの突出底面(
21)よりやや上方の底段面(12)との2段に形成さ
れている。前記突出底面(21)と底段面(22)とは
前記と同様に裏返したときに対応する段違い形状をなす
ように、平面的にみて段状脚部(20)の周方向中央に
おける前記中心点(0)を通る中心線に対し対称をなし
、さらに全体としては前記中心点(0)に関し前記等分
角度90°の回転対称形に形成されている。
前記において、段状凸部(lO)における突出上面(1
1)および段面(12)の各段と、段状脚部(20)に
おける突出底面(21)および底段面(22)の各段と
は、トレ一方式での積み重ね使用を考慮して、同一周方
向に相対応する段差を持って略対応形状に形成されてい
る。また前記段状凸部(lO)および段状脚部(20)
さらには収納凹部(1)の各側面はテーバ状に形成され
、不使用の際に入れ千成に嵩低く重ねておけるようにな
っている。特に段状凸部(10)および段状脚部(20
)の突出上面(11)および突出底面(21)はそれぞ
れ段面(12)および底段面(22)よりやや狭く形成
され、互い違いの対接作用が容易に行なえるようになっ
ている。
上記の図示する実施例においては、段状凸部(lO)お
よび段状脚部(20)を、収納凹部(1)の内方部と外
方部とで45@づつ位置をずらせて形成しているが、こ
のほか内方部と外方部とで段状凸部(10)および段状
脚部(2◎)を前記以外の角度づつ位置をずらせること
も、また同角度位置に配することもできる。また段状凸
部(lO)および段状脚部(20)の各段の配列方向は
内外で同方向とすることもできるが、図のように内外で
逆にしておくほうが、2つの包装材(A) (A)を対
接させたときの周方向のずれ防止および位置決め作用が
より確実に行なえることになり好ましい。
上記構成の段状凸部(10)と段状脚部(20)とは図
の半うに収納凹部(1)の内方部と外方部の双方に設け
るほか、第5図に示すように内方部にのみ設けて実施し
たり、また外方部にのみ設けて実施することもできる。
使用時の包装状態の安定性や強度あるいは積み重ね安定
性の点からは上記したように内外双方に設けておくのが
望ましい。
また包装材(A)の中央部は収納凹部(1)の側部上縁
(2) (3)と同じ平面等の平板状に形成しておくこ
ともできるが、図の場合は、上記の等分角度の90″毎
に突出上面(11)に相当する高さの突出部(4)と突
出底面(21)に相当する凹部(5)を交互に形成して
いる。この突出部(4)と凹部(5)の側面がテーパ状
の斜面に形成されるとともに、中心部においては図示の
ように突出上面(11)と突出底面(21)の略中間部
において連続するように形成され、2つの包装材(A)
 (A)の表面側を相対向させて使用する際、前記突出
部(4)と凹部(5)の境界部が属する中心線で裏返し
て相対向させることにより位置決めできるようになって
いる。
さらに上記の実施例では、段状凸部(10)および段状
脚部(20)をそれぞれ2段に形成した場合を示したが
、第6図に示すように段状凸部(10)を、突出上面(
11)および段面(12)と、その中間において収納凹
部(1)の側部上縁(2)(3)の属する平面と同一面
をなす段面(13)との3段その他の複数段に形成して
実施することができ、また段状脚部(20)も、前記同
様に3段以上の複数段に形成して実施することができる
。包装材の径方向にも段差を設けることができる。この
場合も、前記複数の各段は上記2段の場合と同様に、そ
れぞれ平面的にみて段状凸部(lO)あるいは段状脚部
(20)の周方向中央における中心点(0)を通る中心
線に対し対称をなすように形成され、包装材(A)を裏
返したときに対応する段違い形状をなす形態にする。
また収納凹部(1)の内外側部上縁(2) (3)を全
周に渡って同一面に形成したが、第7図のように段状凸
部(10)の突出上面(11)と段面(12)を収納凹
部(1)の側面から連続して形成しておけば、2つの包
装材(A) (A)を対接させた際に、前記の突出上面
(11)と段面(12)とが互い違いに嵌合して両包装
剤(A) (A)の対接境界部が上下に変位し、収納凹
部(1)内の線材等がバラの状態である場合に、線材が
前記対接境界部に挟み込まれるのを防止できる。
包装材(A)全体の平面形状は8角形や円形にする場合
のほか、4角形や6角形その他の形状に形成することが
でき、また段状凸部(lO)と段状脚部(20)とを例
えば120°や806間隔毎等の3等分以上の等分角度
間隔毎に配して実施することができる。
上記の構成よりなる包装材(A)を2つ1組にしてコイ
ル状線材(B)を包装する場合、第8図に示すように、
一方の包装材(A)における収納凹部(1)にコイル状
に巻回した線材(B)を収納するとともに、他方の包装
材(A)を裏返しにして前記包装材(A)に両者の収納
凹部(1)を相対応させるように被せ、両収納凹部(1
) (1)間に前記コイル状線材(B)を収納した状態
で両包装材(A) (A)を両者の段状凸部(10) 
(10)同士を対接させると、両者の段状凸部(lO)
の突出上面(11)が他方の段面(12)に相対応する
ように複数段同士が互い違いに対接嵌合する。
そのため、前記の各段面の境界部の側面同士が互いに当
接して水平方向のずれを規制する位置決め作用を果し、
しかもその当接側面部分が段状凸部(10)のある周方
向の3か所以上の個所にそれぞれ等分角度づつ方向を異
にして存するので、両包装材は縦横その他いずれの方向
へのずれも生じず、所定の対接状態に安定よく保持され
、両包装材(A) (A)によって収納凹部(1)に収
納されたコイル状線材(B)を確実に保護できることに
なる。特に前記のように収納凹部(1)内に収納して保
持できるので、コイル状線材を従来のように紙テープ等
で内包装することなくバラの状態のまま収納することが
できる。また包装材(A)を例えば各種のコイル状線材
の製造機械の終端部に設置して、製造されるバラのコイ
ル状線材(B)を直接収納して包装することも可能にな
る。
前記のように2つの包装材(A)(A)を組合せて包装
する場合、両包装材(A)の対接面となる段状凸部(l
O)の各段面、例えば第10図に示すように突出上面(
11)と段面(12)とに互いに対応する係合凸部(1
4)と係合孔(15)とを設けたり、第11図に示すよ
うにピン(lea)の押入により係止片(16b)が拡
開係合するジヨイント(lB)又はリベット等を用いて
結合するのが望ましい。
そして上記の包装材(A)を2つ1組にした包装体(P
)の積み重ねにおいては、両包装材(A)(A)の底面
側同士が対接することになるが、この際両包装材(A)
 (A)の段状脚部(20) (20)同士を対応させ
ればよく、互いに収納凹部(1)の底面より突出した突
出底面(21)が他方の底段面(22)に対接するよう
に複数段同士が互い違いに対接嵌合し、各段面の境界部
で側面同士が当接して位置決め作用を果すとともに、こ
の当接側面部分が各段状脚部(20)の対接部において
等分角度づつ方向を異にして存するので、縦横その他の
いずれの方向にもずれが生じることがない。
したがって上記の包装材(A)を使用した集合包装にお
いて、上記のように2つの包装材(A)(A)を1組に
して使用し、両者の収納凹部(1)(1)にコイル状線
材(B)等を収納して1つの包装体(P)にして、第9
図に示すようにこの包装体(P)をパレット上等に多段
に積み重ねて集合包装するすることができる。
この集合包装状態においては、各包装体(P)の両包装
材(A) (A)は、相対応する段状凸部(10)(l
O)の複数段同士が互い違いに対接嵌合して位置ずれが
防止され、また上下の包装体(P) (P)は、下層の
裏返された包装材(A)の段状脚部(20)と上層の下
側包装材(A)の段状脚部(20)とが相対応して複数
段が互い違いに対接嵌合して位置ずれが防止されること
になる。したがって多段に積み重ねであるにも拘らず、
2つ1組の包装材(A) (A)による包装体(P)を
互いに位置ずれなく安定性の良い積み重ね状態を保持で
き、ま、たフィル状線材(B)の使用等の必要に応じて
上段から順次各色装体を個包装状態で取り出すことがで
き、個々の包装体での取り扱いも軽便に行なえる。
また図示の包装材(A)は、特に段状凸部(10)と段
状脚部(20)が同一周方向に対応した段差をもって形
成されているので、表面を上に向けたままで積み重ねる
ことができるもので、上層の包装材(A)を下層の包装
材(A)に対し段状脚部(20)が下層の段状凸部(1
0)に対応するように方向転換して載置すれば、段状脚
部(20)の突出底面(21)が下層の段状凸部(lO
)の段面(12)に対応し、また底段面(22)が突出
上面(11)に対応して複数段同士が互いに対応合致し
て載接する。この場合にも段状凸部(10)と段状脚部
(20)の各段の境界をなす側面部が互いに当接すると
ともに、この当接側面部分が各段状脚部(20)の個所
において方向を異にして存することになり、縦横への位
置ずれなく段積みできることになる。したがって、前記
収納凹部(1)が第12図のようにコイル状線材(B)
の全体を収納できる深さを有するか、またはコイル状線
材(B)の巻径が前記収納凹部(1)の深さより小であ
る場合、前記のようにトレ一式の包装形態で第13図の
ように積み重ねた集合包装の実施が可能になる。
この包装状態においても、安定性のよい積み重ね状態を
保持できるるとともに、積み重ね荷重を前記の段状凸部
(lO)と段状脚部(20)との対接部分で受けること
ができ、各包装材(A)の収納凹部(1)に収容された
コイル状線材(B)等に荷重が作用せず、その保護を良
好になすことができる。
なお、包装材(^)の不使用の際には、上下の包装材(
A) (A)を同じ方向にしてかつ各段状凸部(10)
および段状脚部(20)をそれぞれ対応合致させれば、
それぞれ相互に嵌合し得て、各包装材(A)を入れ予成
に嵩低く重ね合せることができる。特に各段状凸部(l
O)および段状脚部(20)が等分角度の回転対称形を
なしているため、前記角度分方向転換しても前記同様に
重ね合せるとかできる。したがって使用済み後の回収作
業が容易でかつスペースを有効利用できる。
[発明の効果] 上記したように本発明の包装材によれば、各種のコイル
状線材等を従来のようにタイトな包装を行なうことなく
、バラの状態のまま収納し得て内包装と外包装とを兼ね
て包装でき、特に1種類の包装材によって、これを2つ
1組で使用してパック状に包装することが可能で、その
包装作業をきわめて簡略化できる。またその組合せ使用
および積み重ね使用においては段状凸部および段状脚部
による位置決め作用により両包装材の接合状態および積
み重ね状態の安定性がよく、しかも積み重ね荷重を段状
凸部と段状脚部とによって受けることができ、また他物
との当接による外圧が包装対象物のコイル状線材等に作
用せず、内部の線材等の保護を良好になすことができる
特に前記の包装材を使用した集合包装によれば、位置ず
れが生じないので、他の当て部材等の倒れ防止の手段を
必要とせず、積み重ね作業が容易でしかも積み重ね状態
の安定性が良く、フォークリフト等による荷役作業時に
荷重れが生じたりすることがな(、バンド掛は等の緊締
作業および箱被せ作業等が簡略化できることとも相俟っ
て、コイル状線材等の集合包装および輸送上の取り扱い
作業を容易にする。また前記の集合包装においては、個
々の包装体を必要に応じて上段から順に取り出せるので
、個包装状態での取り扱いにも至便なものとなる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すものであり、第1図は本発明
に係る包装材の斜視図、第2図は同平面図、第3図およ
び第4図は前回■−■線およびA/−IV線における拡
大断面図、第5図は他の実施例を示す斜視図、第6図お
よび第7図はさらに他の実施例を示す一部の断面図と収
納凹部内からの正面図、第8図は2つの包装材を1組と
して使用する場合の包装前の斜視図、第9図は同上の包
装体による集合包装状態を示す略示正面図、第10図お
よび第11図[a)(b)は同上使用状態の他の実施例
を示す一部の拡大断面図、第12図は一つの包装材をト
レ一式にして積み重ねる場合の断面図、第13図は同上
状態による集合包装状態を示す略示正面図である。 (A)・・・包装材、(1)・・・収納凹部、(lO)
・・・段状凸部、(11)・・・突出上面、(工2)・
・・段面、(20)・・・段状脚部、(21)・・・突
出底面、(22)・・・底段面、(B)・・・コイル状
線材、(P)・・・包装体。 特許出願人 積水化成品工業株式会社 第5図 A 第9図 i        + 20゛]

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、剛性素材により一体形成され、コイル状線材等を収
    容する環状の収納凹部を有してなる包装材であって、 前記環状の収納凹部の内方部および外方部の少なくとも
    一方には、平面的にみて収納凹部の中心点(0)に関し
    3等分以上の周方向等分角度間隔毎に、収納凹部の側部
    より上方に突出した突出上面とこれより凹設された段面
    とを含む複数段よりなる段状凸部が設けられるとともに
    、各段状凸部間において収納凹部の底面より下方に突出
    した突出底面とこれよりやや上方の底段面とを含む複数
    段よりなる段状脚部が設けられ、前記各段状凸部および
    各段状脚部は、その複数段がそれぞれ裏返したときに対
    応する段違い形状をなすように形成されるとともに、各
    々前記中心点(0)に関し前記等分角度の回転対称形を
    なす ことを特徴とするコイル状線材等の包装材。 2、段状凸部における複数段と段状脚部における複数段
    とが、同一周方向に互いに相対応する段違い形状に形成
    されてなる特許請求の範囲第1項記載のコイル状線材等
    の包装材。 3、段状凸部および段状脚部の側面がテーパ状をなす特
    許請求の範囲第1項記載のコイル状線材等の包装材。 4、剛性素材により一体形成され、コイル状線材等を収
    容する環状の収納凹部を有する包装材を2つ1組にして
    、両包装材の表面側を相対接させるとともに両者の収納
    凹部にコイル状線材等を収容して1つの包装体を構成し
    、この包装体を複数段に積み重ねてなり、 各包装材は、前記環状の収納凹部の内方部および外方部
    の少なくとも一方には、平面的にみて収納凹部の中心点
    (0)に関し3等分以上の周方向等分角度間隔毎に、収
    納凹部の側部より上方に突出した突出上面とこれに対応
    して凹設された段面とを含む複数段よりなる段状凸部が
    設けられるとともに、各段状凸部間において収納凹部の
    底面より下方に突出した突出底面とこれよりやや上方の
    底段面とを含む複数段よりなる段状脚部が設けられ、前
    記各段状凸部および各段状脚部は、その複数段がそれぞ
    れ裏返したときに対応する段違い形状をなすように形成
    されるとともに、各々前記中心点(0)に関し前記等分
    角度の回転対称形をなしており、 各包装体の両包装材は、両者の段状凸部が相対向して突
    出上面が他方の段面に対接するように複数段同士が互い
    に対接嵌合せしめられ、また上下の包装体は、下層の包
    装体の上側包装材の段状脚部と上層の包装体の下側包装
    材の段状脚部とが相対向して突出底面が他方の底段面に
    対接するように複数段同士が互いに対接嵌合せしめられ
    てなることを特徴とするコイル状線材等の集合包装体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021160817A (ja) * 2020-04-01 2021-10-11 旭テック株式会社 シート状トレイ

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