JPS6330538Y2 - - Google Patents

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JPS6330538Y2
JPS6330538Y2 JP15563284U JP15563284U JPS6330538Y2 JP S6330538 Y2 JPS6330538 Y2 JP S6330538Y2 JP 15563284 U JP15563284 U JP 15563284U JP 15563284 U JP15563284 U JP 15563284U JP S6330538 Y2 JPS6330538 Y2 JP S6330538Y2
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jet
hole
compressed air
expansion space
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JP15563284U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、表面処理などの製造工程で中間製品
や完成品の表面の水分を効果的に除去する水切装
置の改良に関し、さらに詳述すれば、装置本体の
内部中央にジエツト噴流膨張空間1を設け、線ま
たは帯状の被水切材2の外形寸法とほぼ等しい内
径寸法で装置本体の外面に開口せる導入孔3と導
出孔4とを設け、ジエツト噴流膨張空間1と導出
孔4及びジエツト噴流膨張空間1と導入孔3との
間に導入孔3又は導出孔4の内径寸法より大き
く、ジエツト噴流膨張空間1の内径寸法より小さ
いジエツト噴流通過孔5を形成し、装置本体を貫
通して導入孔3より導出孔4に至る被水切材2通
過孔を形成し、ジエツト噴流通過孔5を通つてジ
エツト噴流膨張空間1に向かつて圧縮空気7が流
入するようにジエツト噴流通過孔5と導入孔3及
びジエツト墳流通過孔5と導出孔4との境界に圧
縮空気噴出孔8をそれぞれ形成し、圧縮空気噴出
孔8と導入孔3並びに圧縮空気噴出孔8と導出孔
4とのなす角度を鋭角とし、排出孔9をジエツト
噴流膨張空間1より装置本体の外面に穿設して成
ることを特徴とする水切装置に係るものである。
ドラムに巻き取られた線材や帯材に例えば鍍金
処理のような表面処理を行う場合、鍍金処理前に
入念な酸洗工程またはアルカリ洗い工程や水洗工
程があつて表面を清浄にしなければならないが、
次工程に入る前に表面の処理液や水を十分除去し
ておく必要があり、本考案の目的とするところ
は、水切効果に優れ、半永久的使用に耐え得る水
切装置を提供するにある。
以下、本考案を図示実施例に従つて詳述する。
第2図は本考案の第1実施例で、被水切材2が線
材の場合である。T字管10の両側にはガイド外
筒11をはめ込んであり、第1袋ナツト12にて
T字管10に嵌着してあり、T字管10内でガイ
ド外筒11に挟まれた空間がジエツト噴流膨張空
間1で、その内壁は円筒状である。図中T字管1
0の下方に延びている部分がジエツト噴流膨張空
間1から外面に開口する排出孔9である。ガイド
外筒11の外側半分に内筒挿入孔13を穿設して
あり、この内筒挿入孔13にガイド内筒14が螺
進・螺退自在に螺着されている。内筒挿入孔13
の孔底15は摺鉢状に形成されており、孔底15
よりT字管10内へ通ずるジエツト噴流通過孔5
をガイド外筒11の中心に穿設してある。ガイド
内筒14の挿入側端部はニードル弁状となつてい
て、ニードル弁16の先端は内筒挿入孔13の孔
底15と同テーパに仕上げてあり、このニードル
弁16と孔底15との間にわずかな隙間を開成し
て、圧縮空気噴出孔8を形成してあり、この圧縮
空気噴出孔8と導入孔3または導出孔4とのなす
角度θは15度から60度程度の鋭角である。この圧
縮空気噴出孔8の間隙はガイド内筒14の螺入量
によつて調節され、調節後は調節ナツト17を締
め込んで固定する。ニードル弁16は内筒挿入孔
13よりかなりの細径であるため、ニードル弁1
6の周囲に空気溜まり18が生じる。空気溜まり
18には外部と通ずる圧縮空気供給孔19を設け
てある。また、ガイド内筒14の先端には耐摩耗
性向上のためセラミツクスノズル20や超硬ノズ
ル20、耐磨耗性樹脂ノズル20を嵌め込んであ
り、第2袋ナツト21にて固着されている。勿
論、ノズル20の取り付けは圧入でもよい。ノズ
ル20並びにガイド内筒14の中心には線材の外
径より若干太く、ジエツト噴流通過孔5より若干
細径に形成された内径を有する導入孔3と導出孔
4とが穿設されている。しかして、第1図に示す
ように、フイルタ22を介して圧縮空気供給孔1
9にコンプレツサ23を接続し、排出孔9をサイ
クロン24に接続する。次いで、線状の被水切材
2を導入孔3から導出孔4に挿通し、パスライン
上を一定速度にて被水切材2を一方向に送給す
る。被水切材2の送給と同時にコンプレツサ23
から圧縮空気7を水切装置に送り込むと、フイル
タ22にて濾過された清浄な圧縮空気7は一旦空
気溜まり18に入り、次いで細い圧縮空気噴出孔
8から急激にジエツト噴流通過孔5に送り込まれ
る。圧縮空気7はジエツト噴流通過孔5内で急激
に膨張して被水切材2の表面をブラツシングし、
表面の水分を吹き飛ばすと同時に蒸発させる。一
方、導入孔3と導出孔4の部分ではジエツト噴流
通過孔5の圧縮空気7の流れに引かれて負圧にな
り、導入孔3と導出孔4に流れ込む外気により、
この部分でも表面の水分の蒸発が起こる。このよ
うにして水分を含んだ圧縮空気7はジエツト噴流
膨張空間1に至り、更に急膨張すると共に円筒状
の壁面に沿つて旋回して被水切材2の周囲に旋回
気流を作り出し、被水切材2の表面から更に水分
を奪い去る。水分を十分含み、導入孔3側から進
んで来た旋回気流と導出孔4側から進んで来た旋
回気流はジエツト噴流膨張空間1の中央で衝突
し、減速して排出孔9へと進み、水分を分離しつ
つサイクロン24内に入る。サイクロン24に入
ると更に水分が分離され、乾燥空気が外部に放出
される。圧縮空気量はバルブ29にて調節され
る。
第3図は本考案の第2実施例で、ジエツト噴流
膨張空間1の中央にリング状の仕切壁28を設
け、ジエツト噴流膨張空間1を左右に2分したも
ので、旋回気流同士の衝突を妨げて気流の乱れが
生じないようにし、旋回気流の排出をより円滑に
行うようにしてある。25は面取りで、被水切材
2を水切装置に通し易くするためのものである。
第4,5図は本考案の第3実施例で、被水切材
2が帯状の場合に使用するものである。装置本体
は上半部26と下半部27とに分割されている。
この場合導入孔3、導出孔4、ジエツト噴流通過
孔5は被水切材2に合わせてスリツト状に形成さ
れている。又、ジエツト噴流膨張空間1もこれに
合わせて直方体状に形成されており、ジエツト噴
流通過孔5からジエツト噴流膨張空間1に噴き出
した圧縮空気7は急膨張しつつ帯状の被水切材2
の上を流れ、排出孔9に流れ込む。尚、この場合
装置本体が上半部26と下半部27とに分割され
ているので、パスライン上に配置されている被水
切材2をそのままにして(換言すれば、パスライ
ン上の被水切材2を途中で切断することなく)、
ボルトの取り付け・取り外しだけで被水切材2へ
の着脱が可能となる。
本考案は、叙上のように線または帯状の被水切
材の外形寸法とほぼ等しい内径寸法で装置本体の
外面に開口せる導入孔と導出孔とを設け、導入孔
と導出孔に続けて導入孔又は導出孔の内径寸法よ
り大きいジエツト噴流通過孔を形成し、ジエツト
噴流通過孔と導入孔及びジエツト噴流通過孔と導
出孔との境界に圧縮空気噴出孔をそれぞれ形成
し、圧縮空気噴出孔と導入孔並びに圧縮空気噴出
孔と導出孔とのなす角度を鋭角としてあるので、
ジエツト噴流通過孔内に噴き出し、装置本体の奥
部に向かつて噴き出す圧縮空気は、ジエツト噴流
通過孔内で急激に膨張すると同時にジエツト噴流
通過孔を被水切材と共に通過する間に被水切材の
表面を激しくブラツシングし、表面の水分を吹き
飛ばすと同時に蒸発させる。一方、導入孔と導出
孔の部分では内径寸法がジエツト噴流通過孔より
小さいため、且つジエツト噴流通過孔と導入孔及
びジエツト噴流通過孔と導出孔との境界に圧縮空
気噴出孔をそれぞれ形成し、圧縮空気噴出孔と導
入孔並びに圧縮空気噴出孔と導出孔とのなす角度
を鋭角となつているためにいわゆる『ベンチユリ
効果』が生じてジエツト噴流通過孔内の圧縮空気
の流れに引かれて負圧になり、導入孔と導出孔に
流れ込む外気により、この部分でも表面の水分の
蒸発が起こる。更に装置本体の内部中央にジエツ
ト噴流通過孔より内径寸法の大きなジエツト噴流
膨張空間を設けてあるので、水分を含んだ圧縮空
気はジエツト噴流膨張空間に至り、更に急膨張す
ると共に壁面に沿つて旋回して被水切材の周囲に
旋回気流を作り出し、被水切材の表面から更に水
分を奪い去るという利点がある。加えて、導入孔
側と導出孔側の両方において圧縮空気が噴き出す
ようになつているため、水切り作業が2度行なわ
れる事になり、洗浄効果が倍になる。しかも被水
切材の移動方向に対して導入孔と導入孔側のジエ
ツト噴流通過孔では圧縮空気が順方向に流れ、逆
に導出孔と導出孔側のジエツト噴流通過孔では被
水切材の移動方向に対して逆方向に流れる事にな
つて一方向からでは取れないような場合でも簡単
に取る事が出来るものである。又、導入孔側と導
出孔側の両方から圧縮空気が噴き出すようになつ
ているため、導入孔側から進んで来た旋回気流と
導出孔側から進んで来た旋回気流はジエツト噴流
膨張空間の中央で衝突し、流速を下げて排出孔へ
と進み、効果的な水分の分離が行なわれるという
利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例のフロー図、第2図
は本考案の第1実施例の縦断面図、第3図は本考
案の第2実施例の部分縦断面図、第4図は本考案
の第3実施例の縦断面図、第5図は第4図の正面
図である。 1はジエツト噴流膨張空間、2は被水切材、3
は導入孔、4は導出孔、5はジエツト噴流通過
孔、6は被水切材通過孔、7は圧縮空気、8は圧
縮空気噴出孔、9は排出孔、θは圧縮空気噴出孔
と導入孔または導出孔とのなす角度である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 装置本体の内部中央にジエツト噴流膨張空間を
    設け、線または帯状の被水切材の外形寸法とほぼ
    等しい内径寸法で装置本体の外面に開口せる導入
    孔と導出孔とを設け、ジエツト噴流膨張空間と導
    出孔及びジエツト噴流膨張空間と導入孔との間に
    導入孔又は導出孔の内径寸法より大きく、ジエツ
    ト噴流膨張空間の内径寸法より小さいジエツト噴
    流通過孔を形成し、装置本体を貫通して導入孔よ
    り導出孔に至る被水切材通過孔を形成し、ジエツ
    ト噴流通過孔を通つてジエツト噴流膨張空間に向
    かつて圧縮空気が流入するようにジエツト噴流通
    過孔と導入孔及びジエツト噴流通過孔と導出孔と
    の境界に圧縮空気噴出孔をそれぞれ形成し、圧縮
    空気噴出孔と導入孔並びに圧縮空気噴出孔と導出
    孔とのなす角度を鋭角とし、排出孔をジエツト噴
    流膨張空間より装置本体の外面に穿設して成るこ
    とを特徴とする水切装置。
JP15563284U 1984-10-15 1984-10-15 Expired JPS6330538Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15563284U JPS6330538Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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JP15563284U JPS6330538Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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Publication Number Publication Date
JPS6171289U JPS6171289U (ja) 1986-05-15
JPS6330538Y2 true JPS6330538Y2 (ja) 1988-08-16

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JP15563284U Expired JPS6330538Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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