JPS63303999A - バソプレシン拮抗剤 - Google Patents

バソプレシン拮抗剤

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JPS63303999A
JPS63303999A JP63122984A JP12298488A JPS63303999A JP S63303999 A JPS63303999 A JP S63303999A JP 63122984 A JP63122984 A JP 63122984A JP 12298488 A JP12298488 A JP 12298488A JP S63303999 A JPS63303999 A JP S63303999A
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JP
Japan
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arg
tyr
phe
isomer
gly
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Pending
Application number
JP63122984A
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English (en)
Inventor
ウイリアム・フランシス・ハフマン
ネルソン・チー‐ファイ・イム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SmithKline Beecham Corp
Original Assignee
SmithKline Beecham Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/04Linear peptides containing only normal peptide links
    • C07K7/16Oxytocins; Vasopressins; Related peptides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P7/00Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
    • A61P7/10Antioedematous agents; Diuretics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産匪然ば黙 本発明は、バソプレシン拮抗剤活性を示しかつ実質的に
バソプレシン作用剤活性のない環状ペプチド化合物に関
する。さらに、本発明は、医薬組成物およびそれを必要
とする患者において、実質的ナハソプレシン作用剤活性
なくしてバソプレシン拮抗剤作用を生ぜしめる方法に関
する。
発明の背景 本発明の化合物は実質的なVlおよび/またはV、バソ
プレシン作用剤活性なくして拮抗剤活性を示す。バソプ
レシンは腎臓内で抗利尿作用機構に寄与することが知ら
れている。これらの化合物の作用は体が水分を排出する
ように天然の抗利尿ホルモン(ADH)の作用に拮抗す
る。
すぐれたバソプレシン拮抗剤活性を有するものとして、
マニングら(Manning et al、)、ネイチ
ャー(Nature)、308,652(1984)、
は以下の化合物: を記載している。また、この化合物はラットにおいてバ
ソプレシンin vivo作用剤活性が認められないと
報告されている。しかしながら、ヒトにおいては、この
化合物は作用剤活性のみが証明されている(ダブら(D
ubb et al、)、キドニー・インターナショナ
ル(K 1dney I nt、)、■、267.19
87年1月)。イヌにおける新しい試験は、今回、この
化合物は作用剤活性を生じることを示している。
本発明の化合物はシクロペンタメチレンプロピオン酸基
に結合した4°−メチル置換基が存在する点において先
行技術と区別される構造を有し、バソプレシン拮抗剤活
性を有するこれらの化合物はイヌにおける試験によって
示される如く作用剤活性が実質的にない。
ペプチドのテイル部におけるアミノ酸基の除去または置
換の効果が報告されている。マニングら(Mannin
g et al、)、ネイチャー (N ature)
、118.652(1984)および米国特許第446
9679号は、ある種の1−(β−メルカプト−β。
β−ンクロペンタメチレンブロピオイン)バソプレシン
化合物の9位における末端グリシン単位がバソプレシン
レセプターにおける結合に必ずしも影響を与えることな
く除去できあるいはLもしくはD−AlaSSerまた
はArgによって置き換えることができることを開示し
ている。
米国特許第4481194号および第4481193号
は、バソプレシン拮抗剤化合物の構造から7位における
プロリンまたは7および9位におけるプロリンおよびグ
リシン双方を除去すると実質的ではあるが、幾分減少し
た拮抗剤活性を有する化合物を生じることを開示してい
る。
発明の開示 本発明の化合物は以下の構造式: [式中、AはPhe、 Phe(4’−Alk)、I 
1eSCha。
TyrまたはT yr(O−A lk)のDまたはL異
性体;BはP he、 P he(4′−Alk)、T
 yr(O−A lk)、11eまたはTyr; CはVal、 I IelAbus Chgs G I
n、 LYS%Cha、 N1eSLeu、 Alaま
たはGly;DはCysのDまたはL異性体; m’−pおよびqは各々0または1; WはPro、 Arg、 HArg、 N−MeArg
SLysまたはOrnのDまたはL異性体; XはArg、 Lys、 OrnまたはGlnのDまた
はL異性体、あるいはmカ月の場合、XはGlyでもよ
く; YはArg%Lys、 0rnSSer、 Gin、 
TyrまたはAlaのDまたはL異性体、あるいはmま
たはpのうち少なくとも1つが1である場合、YはGl
yでもよく; ZはNH(CHt)n  NHRlまたはArg−NH
t、[、ys−NHtもしくは0rn−NHtのDもし
くはL異性体、あるいはras Pおよびqのうち少な
くとも1つが1である場合、ZはNHR’またはOHで
もよく; RはHまたはC(= N H)  N Ht ;R′は
HまたはAlk。
nは2〜6;および Alkは1〜4個の炭素原子を有するアルキルを意味す
るコ またはその医薬上許容される酸付加塩または低級アルキ
ルもしくはベンジルエステルにより表わされる。
後記する如き本発明の化合物の製造において、4°−メ
チルシクロペンタメチレンプロピオン酸中間体の主要異
性体は約80〜90%の収率で得られる。この異性体を
用いてすぐれたバソプレシン拮抗剤活性を有しかつ実質
的に作用剤活性のない式Iの化合物の対応する異性体を
調製する。従たる異性体はより作用剤活性を有する。主
要異性体はシス異性体だと考えられる;シスは4゛−メ
チルと硫黄原子がシクロヘキサン環の同一側に存在する
ものと定義される。
特に、本発明は式■の化合物のシス異性体に関する。
本発明の化合物の下位群は式I: し式中、 AはD−TyrまたはD−Tyr(Et);BはPhe
; CはVal; ms pおよびqは各々0または1; WはPro、 ArgまたはN−MeArgのDまたは
L異性体; XはArgまたはGlyのDまたはL異性体;Yはc 
l)’;および ZはNHR,またはArg−NHtのDもしくはL異性
体を意味する] で示される化合物である。
特別(D (W)m−(X )p−(Y )q−Z  
テイル部はPro−Arg−NHx、Arg−Gly−
NHt、Pro−Arg −G Iy −N Ht、A
rg−D−Arg−NH2、DArg、 D  Arg
  NHR、P ro −N H(CH、)。
NHC(=NH)−NH,、N −MeA rg −A
 rg −NH3、Pro−Arg−NH(CHe)y
NHt、Arg−NH,およびArg−Gly−Arg
−NHtである。
本発明の特別の化合物は、[シス−!−(4°−メチル
−β−メルカプト−β、β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)−2−(O−エチル)−D−チロシン−4−
バリン−8−アルギニン−9−デスグリシン]−バソプ
レシン、 [シス−1−(4’−メチル−β−メルカプト−β、β
〜シクロペンタメチレンプロピオン酸)−2−(O−エ
チル)−D−チロシン−4−バリン−8−アルギニンコ
ーバソブレシン、 [シス−1−(4’−メチル−β−メルカプト−β、β
−シクロペンタメチレンプロピオン酸)−2−(O−エ
チル)−D−チロシン−4−バリン−7−アルギニン−
8−D−アルギニン−9−デスグリシン]−バソプレシ
ンである。
また、ZがOHである場合の本発明の化合物のエステル
の如き付加塩、複合体またはプロドラッグ、および特に
非毒性の、医薬上許容される酸付加塩が本発明に包含さ
れる。酸付加塩は適当な溶媒中、親代合物および塩酸、
臭化水素酸、硫酸、リン酸、酢酸、マレイン酸、コハク
酸、エタンジスルホン酸またはメタンスルホン酸の如き
過剰の酸より標準法により調製される。メチル、エチル
またはベンジルエステルの如き目的生成物の酸形のエス
テル誘導体は当該分野で公知の如くに調製される。
本明細書においては、ペプチドおよびバソプレシン化学
の分野に共通の命名法を用いる。立体配置に注釈を付け
ない場合、アミノ酸単位はLであるか、または天然に生
じる形である。Cysの如きある種の構造式においては
、明確にするため硫黄成分を書き加える。
本明細書中に含まれるペプチド分野の命名は以下の:P
mp、β−メルカプトーβ、β−シクロペンタメチレン
プロピオン酸; Abu、α−アミノ−n−酪酸; C
hg、シクロへキシルグリシン;Cha、シクロへキシ
ルアラニン;Gln、グルタミン酸アミドまたはグルタ
ミン;cry、グリシン; Tyr。
チロシン;Phe、フェニルアラニン:VaIsバリン
;Ile、イソロイシン;Nle、ノルロイシン;Le
u、oイシン;Ala、アラニン; Lys、リジン;
Arg、アルギニン; HArg1ホモアルギニン;O
rn1オルニチン;Ser、セリン;VSP、バソプレ
シン; Tos、  )シレート; Bzl、ベンジル
;MBzl、p−メトキシベンジル; Boc、 t−
ブトキシカルボニル、CIZ、クロロ2−ベンジルオキ
シカルボニル、DMAP/DCC,ジメチルアミノピリ
ジン/ジシクロへキシルカルボシイ)ミドが包含される
rA IkJは1〜4個の炭素原子の低級アルキルを表
わす。かかるアルキル置換基は、メチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピルまたはブチルを包含する。好ま
しいアルキル置換基はエチルである。
式rの化合物は6位のシスティン単位および1位の4゛
−メチル−β−メルカプト−β、β−シクロペンタメチ
レンプロピオン酸(4°−MePmp)における2つの
メルカプト基による線状ペプチドの環化によって調製さ
れる。環化反応はメルカプタンをジスルフィドに酸化で
きる温和な酸化剤の存在において起こる。かくして、以
下の式:%式%) 式■ [式中、AS81C,D、W、Xl YS Zs as
 pおよびqは式Iで定義したに同じである、メルカプ
ト基は4°−MePmpおよびD単位の成分である]の
線状ペプチドを酸化する。
酸化は、例えば、フェリシアン化カリウムもしくはナト
リウムの如き過剰のフェリシアン化アルカリ金属を用い
て行う。適当な非反応性溶媒、好ましくは中性のpH1
約7〜7.5、におけろ水性溶媒を用いる。反応は、反
応が実質的に完了するまで、室温またはそれ以下で行う
。好ましくは水性溶液数リットル中酸化剤約0.01〜
0.1モルの濃度の如き、低濃度の線状ペプチドジメル
カプタンおよび酸化剤を用いて約1〜5グラムのジメル
カプタンを環化する。
反応溶液に酵素を数日間通す如くフェリシアン化物と概
略等しい酸化能力を有する他の温和な酸化剤を閉環反応
に用いることもできる。加えて、非保護ペプチドまたは
アセトアミドメチル硫黄−保護誘導体についてはメタノ
ール中のヨウ素を用いることができる。4 ’ −Me
P mpD単位メルカプタン基におけるものの如き置換
可能なチオール保護基を分子内で置き換えた場合、環化
がやはり起こる。
反応阻害部位が式■の出発物質の構造中に存在すると、
線状メルカプタン出発物質が種々のアミノ酸単位におい
て一時的に存在する通常の保護基を有することになるこ
とはもちろん当業者ならば気が付くであろう。
カラハンら(Callahan et al、)、米国
特許第4543349号によって記載されている如く、
および以下の実施例における如く、Zh(NH−(CH
t)m  N HRである式lの化合物、都合よくは、
以下の手順: 4’ −MePmp−A−B−C−Asn−D−(W)
m−(X)p−(Y)q−(OH) ”S□S NH,−(CHt)n−NtlR によって調製される。
式Iのペプチドは、都合よくは、氷酢酸を用いる如く水
性酸化混合物を酸性化し、反応混合物をイオン交換クロ
マトグラフィーカラム、例えば、緩衝塩基を用いて溶出
する弱い酸性のアクリル樹脂カラムに通し、またはデキ
ストランをエピクロルヒドリンで架橋することによって
調製したビーズ形状ゲル上のゲル濾過によって単離する
遊離形または保護形の式■の中間体は、都合よくは、マ
ニングら(Manning et al、)、ジャーナ
ル・オブ・メディカル・ケミストリー(J、Med。
Chen、)、25,46(1982)によって記載さ
れている如くペプチド合成の固相法を用いて調製する。
市販ベンズヒドリルアミン支持樹脂(Bl−IA)を用
いて式Iのアミド目的生成物を調製し、クロロメチル支
持樹脂(CMR)を用いて、ZがOl(である式Iの酸
化合物を調製する。溶液らしくは酵素合成法を用いるこ
ともできる。
線状ペプチドのペプチド鎖は、通常、(7,8,9また
は10位の)最後の単位から進行し、4″−MePmp
単位に向かって段階的に組み立てる。各単位は、適当に
は、ペプチド分野で公知でありかつ後記する如く保護す
る。段階的反応の系列は、都合よくは、各中間体ペプチ
ドを単離することなくベックマン(B eckman)
 990 Bペプチド合成装置またはそれと同等の装置
で行う。手順の詳細は後記実施例にて示す。
順次、樹脂支持鎖に加えられる各種アミノ酸は当該分野
で公知の如くに保護する。例えば、t−ブトキシカルボ
ニル保護基をアミノ基に、特にα−位において用いるこ
とができ;所望により置換されていてよいベンジルまた
はアセトアミドメチルを4°−MePmpまたはCys
単位におけるメルカプト基に、トシルをArg、HAr
gまたはN−MeArg単位に;所望により置換されて
いてよいベンジルオキシカルボニルをTyrまたはLy
s単位に用いることができる。保護基は、最も都合よく
は、温和な酸処理を用いることによっては容易に除去さ
れないものである。ナトリウム−液体アンモニアまたは
、ベンノルまたはベンジルオキシカルボニル基について
は接触還元を用いて除去される保護基を用いるのが好ま
しい。ジエイ・エフ・ダブリュー・マクオミー(J 、
 F 、 W、 McOmie)による「プロテクティ
ブ・グループス・イン・オーガニック・ケミストリー(
Protective Groups inOrgan
ic ChemistryXプレナム(P lenum
) 1973)」に記載されているものの如く、他の保
護基が当該分野において公知である。
保護線状ペプチド中間体を、例えば水性混和性溶媒中の
アンモニアを用いることによって担持樹脂マトリックス
から切断し、次いで、ナトリウム−液体アンモニアを用
いることによる如くして保護基を除去する。この手順に
より線状ペプチド中間体のアミド誘導体を得る。
より都合よくは、アニソールの如き適当なカルボニウム
イオンスカベンジャーを用いて無水フッ化水素で樹脂支
持ペプチドを処理することによって2つの工程を組み合
わせて式■の線状ペプチド中間体を得る。
メルカプト基についてベンジルで保護された4′−Me
Pmp中間体は、デスメチル化合物、β−(S−ベンジ
ルメルカプト)−β、β−シクロペンタメチレンプロピ
オン酸の調製についてイムおよびフッマン(Yim a
nd Hu4fman)、インターナショナル・ジャー
ナル・オブ・ペプチド・アンド・プロティン・リサーチ
(I nt、 J 、 P eptide P rot
einRes、)、λ上、568(1983)によって
記載されている方法によりエチル4′−メチルシクロへ
キンリデンアセテートをペンノルメルカプタンと反応さ
せることによって調製する。この調製で得られた主要異
性体をヘキサンの如き適当な溶媒からの再結晶によって
精製する。
式Iの化合物はV、および/またはV、バソプレシン拮
抗剤活性を有する。バソプレシンは腎臓内で抗利尿作用
機構に寄与することが知られている。
これらの化合物の作用が天然の抗利尿ホルモン(ADH
)の作用と拮抗すると、尿細管の末端部の透過性の増大
により体内から水が排出される。作用メカニズムはある
種の腎上皮細胞の原形質膜に位置するバソプレシンレセ
プター(Vt−レセプター)におけるものである。本発
明のADH拮抗剤の最も注目すべき薬効学効果はヒドロ
クロロチアジドの如きナトリウム利尿効果よりもむしろ
水の利尿、もしくは利水効果である。
天然抗利尿ホルモンに対するV、−拮抗活性(抗−AD
H活性)はブタまたはヒト腎臓の髄質組織においてin
 vitroにて、および水欠乏症ラットにおいてin
 vivoにて測定する。バソプレシン刺激アデニレー
トシクラーゼ活性化またはバソプレシン結合活性につい
てのin vitroアッセイ手順はエフ・スタセンら
(F、  5tassen et al、)、ジャーナ
ル・オブ・ファルマコロジー・アンド・エクスペリメン
タル・セラビューティックス(J。
Pharmacology and Experime
ntal Therapeutics)223.50〜
54(1982)によって記載されている。Vl−拮抗
活性はラット胸部大動脈組織およびラット肝臓の原形質
膜を用いる方法によって測定する。これらの方法は前記
スタセン(Stassen)の文献および利尿剤につい
ての第1回国際会議、マイアミ、フロリダ州、1984
年3月、における頒布物に記載されている。オキシトシ
ン拮抗作用はダブリュー・ソーイヤーら(W 、 S 
awyeret al、)、エンドクリノロジー(E 
ndocrinology)106.81(1979)
によって記載されている如く測定する。
不適当な抗利尿ホルモン疾患の症候群または望ましくな
い浮腫性疾患に罹っている患者が本発明の化合物の適用
対象である。本発明の化合物を用いろことができる臨床
疾患の例は高血圧、肝硬変、低ナトリウム血症、ひどい
負傷もしくは病気に由来するすべての外傷性疾患の浮腫
の如きうっ血性心疾患または付随疾患を包含する。
バソブレシンレセブタ一部位の第2の群は心血管系それ
自体内の血管昇圧部位(V、−レセプター)である。こ
れらは、また、本発明の化合物により拮抗される。
本発明の化合物はオキシトシン拮抗剤でもあり、早産を
防ぐのにおよび一次性月経困難症において有用である。
従って、本発明の化合物は特に治療を要する患者におい
て抗高血圧、抗オキシトシンもしくは利尿活性を誘導す
るのに用いる。該化合物は好ましくは医薬担体中に分散
させて非毒性量であるが有効量にて非経口投与、バッカ
ル投与または吸入により体内に投与する。活性成分の投
与単位は70に9の小者を基礎として約0.01〜約1
0yg/kg、好ましくは約0.1〜約1zg1kgの
範囲から選択する。投与単位は毎日約1〜約5回、ヒト
もしくは動物の患者に投与する。
式■の活性な拮抗剤成分を含有する医薬組成物は、等張
食塩水の如き標準的な液体担体に溶解または懸濁し、か
つ静脈内、皮下もしくは筋肉的投与の如き非経口注射に
適したアンプルまたは多数回投与用バイアル中に含有さ
せた投与単位よりなる。吸入用組成物も同様であるが、
通常、計量アプリケーターまたは吸入器で投与する。粉
砕した粉末組成物も油性製剤、ゲル、等張製剤用緩衝液
、バッカルロゼンジ、経皮パッチおよびエマルジョンま
たはエアロゾルと共に用いることができる。
本発明の化合物については、天然抗利尿ホルモンに対す
る拮抗剤活性(抗−ADH活性)が水欠乏症ラットにお
いてin vivoにて、およびブタ腎臓の髄質組織に
おいてin vitroにて証明されている。
水欠乏症ラット・スクリーンおよびブタ腎臓アッセイは
当業者に公知である。フッマンら(Hufff+ane
t al、)、米国特許第4469679号第1表 4’ −MePmp−A−Phe−Val−Asn−C
ys−Pro−Arg−QS□S 化合物*      ラットin vivo  ブタi
n vitr。
A      Q    EDsoo(μ9/に9)K
i(nM) K結合(r+kl)L−Tyr(Me) 
 Gly−NH,16544130D−Tyr(Et)
  N1(t      45         19
D−Tyr(Et)  Gly−Nut    13 
    4.2  13*すべての化合物は4°−Me
P+++pのシス異性体を存する。
化合物は以下の手順により、部分的な作用剤活性につい
てテストする: 部分的作用剤スクリーン テストを行う約18時間前に雌の雑種犬を絶食させる。
5%体重水負荷および3%デキストロース注入によって
開始した定常的な水利尿下で実験を行う。0時間にて、
インドメタシン、シクロオキシゲナーゼ抑制物質を投与
するC2x9/ky、静脈内ポーラス、および319/
に9/時間、静脈内注入)。20分後、テスト化合物を
静脈内投与する。
尿容量および重量オスモル濃度を10分毎に4時間測定
する。
第■表 R−D−Tyr(Et)−Phe−Val−Asn−C
ys−Pro−Arg−Q重量オスモル濃度* 容量* CtaOsm/kgHto>    CaC2分)化合
物#       対照 +INDO対照 +INDO
なし          43  8B    5.7
 3.1ADHC3R9/に9)      598 
 939   0.16 0.02R=PspSQ=N
H*      284 1419   1.2 0.
15R=4°−MePap、 Q;NHt    −7
0−2,0R=h+)−Q=GIy−Nut     
  399      0.55R=4°−MePmp
、Q=G1y−NHt  −72−3,3*化合物(A
DH、ペプチド同族体)投与後3時間#特に断りのない
限り、すべての同族体をlOOμ9/に9でテストした
。すべての4”−MePmp同族体はシス配位を含有し
ていた。
前に掲げた生物学的テスト結果の表は、インドメタシン
での処理はADHの抗利尿活性を増大させ(すなわち尿
の重量オスモル濃度を増加させ、容量を減少させる)、
デス−メチル化合物(R=P+npおよびQ=NH,)
の部分的作用剤活性をそれがその結果作用剤として挙動
するように増大させることを示す。ヒトにおいてはPa
+pal物(Q=NH,)は作用剤活性のみを示した(
ダブら(Dubbet al、)、キドニー・インター
ナショナル(KidneyInt、)■、267.19
87年1月)ので、この発見は臨界的である。その特性
は以前テストされたすべての動物モデルにおいて観察さ
れていない。インドメタシン・イヌ・モデルはヒトにお
ける化合物の作用剤活性を予測させ得る。この感度の高
いバイオアッセイ系において4 ’ −MeP i+p
同族体が部分的作用剤活性を有していないという発見は
Pmp化合物に比べての4’−MePmp化合物の予期
されない有利な特性を示すものである。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
温度はすべて摂氏(’C)で表わす。
X嵐性 実施例1 4°−メチル−β−ベンジルメルカプト−β、β−シク
ロペンタメチレンプロビオン酸[4°−MeP mp(
B zl)]および対応する4−メチルベンジルメルカ
プト化合物[4°−MePmp(4−MeB zl)]
の調製 温度を30〜35℃以下に維持しつつ、トルエン20z
Qおよび水素化ナトリウム20.59(鉱油中59%)
の混合物にトリエチルホスホノアセテート119.By
を加えた。該混合物を室温にて2時間撹拌した。25℃
の温度に維持しつつ(多少冷却が必要)、4−メチルシ
クロへキサノン50gをゆっくり加えた。該混合物を室
温にて32時間撹拌し、次いで水に注いだ。有機層を食
塩水で洗浄し、次いで濃縮し、蒸留して4−メチルシク
ロへキシリデン酢酸エチルを得た。
トルエン200畦およびベンジルメルカプタン11.1
xf2の混合物に水素化ナトリウム0.5g(鉱油中5
9%)を加え、得られた混合物を30分間撹拌し、次い
で無水ジメチルホルムアミドで処理し、室温にて15分
間撹拌した。4−メチルシクロへキンリデン酢酸エチル
9.1gを加え、該溶液を1.5時間撹拌し、次いで室
温にて一夜放置した。該混合物を水に注ぎ、エーテルで
抽出した。
有機抽出物を食塩水で洗浄し、次いでアスピレータ−で
蒸発させて4′−メチル−β−ベンジルメルカプト−β
、β−ンクロペンタメチレンブロビオン酸エチルを得た
。このエステルに水100id。
メタノール300.W12および炭酸カリウム509を
加えた。該混合物を20時間還流した。メタノールを蒸
発させて除き、水を加え、水性層をヘキサン/酢酸エチ
ル(1:1)で洗浄し、次いで塩酸で1)H2に酸性化
した。エーテルで抽出し、該エーテル抽出物を食塩水で
洗浄し、硫酸マグネンウム上で乾燥し、該有機溶液を濃
縮し、ヘキサンから再結晶して4°−メチル−β−ベン
ジルメルカプト−β、β−ンクロペンタメチレンプロピ
オン酸を得た。融点75〜76℃。塩化メチレン/ヘキ
サンから再結晶して4°−メチル−β−ベンジルメルカ
プト−β、β−シクロペンタメチレンプロピオン酸のシ
ス異性体を得た。
ベンジルメルカプタンの代わりに4−メチルベンジルメ
ルカプタンを用い、同じ方法により4゛−メチル−β−
(4−メチルベンジルメルカプト)−β、β−シクロペ
ンタメチレンプロピオン酸を得た。融点92〜94℃。
ヘキサンから再結晶してシス異性体を得た。
実施例2 バソプレシン拮抗剤化合物[1−(4’−メチル−β−
メルカプト−β、β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)−2−(O−エチル)−D−チロシン−4−バリン
−8−アルギニン−9−デスグリンン]−バソプレシン
は、次の構造式:%式% 保護ペプチド−樹脂中間体、4°−MePmp(4−M
eBzl)−D−Tyr(Et)−Phe−Val−A
sn−Cys(4−MeBzl) −P ro −Ar
g(Tos) −B HAは、ベンズヒドリルアミン樹
脂1.09(約0.62ミリモル)を用いて自動合成装
置ベックマン(B eckman) 990 Bにて固
相法により合成する。
全アミノ酸を窒素についてt−ブチルオキシカルボニル
(Boc)として保護し、次のカップリングのためにD
CC/HBTにより活性化する。DMAP/DCCを用
いて4’−MePa+p−(4−MeBzl)をカップ
リングする。該ペプチドを、0℃にて60分間アニソー
ル3.01の存在下に無水HF30j+(lを用いて側
鎖保護基の同時脱保護ととらに該樹脂から切断する。真
空下で蒸発乾固した後、ペプチド含有残渣を無水エーテ
ルで洗浄する。該粗ペプチドをツメチルホルムアミド1
00村および40%酢酸100zf7で抽出してpH4
,5に調製した3、5リツトルの脱気水中に入れる。ジ
スルフヒドリルオクタペプチド混合物希薄水溶液を、p
H7,2にてフェリンアン化カリウム11011I2(
O,01〜1)を用いて酸化的に環化する。氷酢酸を用
いて該溶液のp r−rを4.5に調製する。該溶液を
弱酸性アクリル樹脂(パイオーレックス(Bio−Re
x)70)カラムに通す。該カラムをピリジン−酢酸塩
緩衝液(30:4:66.ピリジン/氷酢酸/水v/v
)で溶出する。該ピリジン酢酸塩を減圧蒸留により除去
する。残渣を希酢酸から凍結乾燥しである程度精製した
粗ペプチド生成物を得る。
精製 5μウルトラスフイア0DS(60%Ht O/ 0 
1%TF’A、40%CI−(、CN10.1%TF’
A)を用いた調製高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)にて純粋生成物13o(2,38%)を得る。
該生成物は、FAB−MS[(M+H)” =1093
]およびアミノ酸分析(Asp= 1 、0 : Va
l= 085: Tyr=0.90; Phe=0.8
3; Arg=0゜98)により確認した。純度は、H
PLC(5μウルトラスフイアODS、4.6IxX2
50xx、60%H,O10,I%TFA、40%CH
2ON、10.1%TFA、に’=8、グラジェント8
0;20から50:50 0.1%TFA水溶液/CH
3CN/に’= 11.8)およびTLCブタノール:
酢酸:水(4:l:1)Rf=0.538、ブタノール
:酢酸エチル:酢酸:水(I II :I :I)Rf
=0.676により確認した。
実施例3 バソプレシン拮抗剤化合物[1−(4°−メチル−β−
メルカプト−β、β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)−2−(O−エチル)−D−チロシン−4−バリン
−8−アルギニン]−パップレノンは、以下の構造式: %式% 保護ペプチド−樹脂中間体、4 ’ −MeP mp(
Bzl)−D−Tyr(Et) −Phe −Val 
−Asn −Cys(MBzl)−Pro−Arg(T
os)−Gly−樹脂は、Boc−cry−樹脂(3m
M/ 5 、49樹脂)から調製した。
適当に保護したアミノ酸(全アミノ酸をα−窒素につい
てt−ブチルオキシカルボニルとして保護する)を、以
下の工程に記載したごとき操作法を用いることにより、
セシウム塩としてのBoc−Glyと公知の市販メリー
フィールド樹脂)CC−CH。
−樹脂)を反応させることにより調製したBoc−cr
y−樹脂上に連続的にカップリングした。
1、塩化メチレンで洗浄(3回、1分)2.1%インド
ールを含有する塩化メチレン中の33%トリフルオロ酢
酸で予備洗浄(1回、1分)3、  1%インドールを
含有する塩化メチレン中の33%トリフルオロ酢酸で脱
保護(20分)4、塩化メチレンで洗浄(1回、1分)
5、エタノールで洗浄(1回、1分) 6、塩化メチレンで洗浄(2回、1分)7、塩化メチレ
ン中の10%トリエチルアミンで予備洗浄(1回、1分
) 8、塩化メチレン中の10%トリエチルアミンで中和(
10分) 9、塩化メチレン中のトリエチルアミン中の保護アミノ
酸(10mM)および塩化メチレン20x(中の0.5
M  N、N’−ジシクロへキシルカルボジイミドを加
え、反応時間は2時間までとする。
Asn部のカップリングの場合、!−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール(HBT、lOmM)をBoc−Asnと
ともに無水ジメチルホルムアミド中に加えた。各カップ
リング反応の終了をニンヒドリン試験でモニターした。
p−メトキシベンジル基を用いてCysのチオール基を
保護し、DMAP/DCCを用いて4°−MeP mp
(B zl)をカップリングした。
飽和アンモニア/メタノール溶液200j112を用い
て4°−MePmp(Bzl)−D−Tyr(Et)−
Phe−Val −Asn −Cys(MBzl) −
Pro −Arg(Tos)−cry−樹脂41F(約
1.5mM)を室温にて48時間アンモノリシスに付し
た。はとんど蒸発乾固させた後、残渣をDMFで抽出し
た。合した抽出液を約51まで濃縮し、エーテルを加え
て該ペプチドを沈澱させ、これを収集し、乾燥した。こ
の徂ペプチドを液体アンモニア250xQに溶解し、ナ
トリウム/液体アンモニア溶液で処理して4°−MeP
mp −D −Tyr(Et) −Phe −Val 
−Asn −Cys−Pro−Arg−Gly−NHt
を得た。該粗ペプチドを、氷酢酸LO+(l含有脱気水
3.5Qに溶解し、該混液をNH,OHでpH7,2に
調製した。
ジスルフヒドリルノナペプチド希薄水溶液をp l−l
7.2にてフェリシアン化カリウム110+yf(O゜
01M)で酸化的に環化した。該溶液を、氷酢酸を用い
てpH4、5に調製した。該溶液を弱酸性アクリル樹脂
(バイオ−レックス70)カラムに通した。該カラムを
ピリジン−酢酸塩緩衝液(30・4・66、ピリジン/
氷酢酸/水V/V)で溶出した。
該ピリジン酢酸塩を減圧蒸留により除去した。残渣を希
酢酸から凍結乾燥しである程度精製した粗ペプチドの生
成物を得た。
権艮 1.4:I:5(BuOH:HOAc:HtO)を用い
るCOD分配 2、ゲル濾過:セファデックスG−15,0゜2M  
HOAc 物理データ 収率: Boc−Gly−樹脂1ミリモルから83mg
(7%) アミノ酸含有率;アミノ酸分析により675g。
窒素分析により88% アミノ酸分析: Asp(O,92)、Pro(1,0
2)、Gly(1,00)、Cys(O、56)、Va
l(O,94)、Tyr(O,57)、Phe(O,9
2)、Arg(O,88)PAB M、S、: (M+
H)” I 150、(M−H)−1148 分子式: C54H?1lN130 ++S を分子1
:  1150.420 HPLC:以下のグラジェント系を用いて純度は〉95
% H!O/CH30Nを20分にて80 /20−50150(O,1%TF’A);5μC−1
8カラム TLC:   I:1:l:I、BuOH: HOAc
:E t OA c : Ht 01Rf=0.66実
施例4 バソプレシン拮抗剤化合物[1−(4’−メチル−β−
メルカプト−β、β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)−2−(O−エチル)−D−チロシン−4−バリン
−7−アルギニン−8−グリシン−9−グリシン−1O
−アルギニン〕−バソプレンンは以下の構造式によって
表わされる。
4°−MePmp−D−Ty r(Et) −Phe−
Va 1−As n−Cys−Arg−G 1y−G 
I y−A rg−NHtI S□S ベンズヒドリルアミン樹脂(約0.62 ミリモル)t
、ogを用い、自動合成装置ベックマン(Beckma
n)990Bにての固相法により保護ペプチド−樹脂中
間体、4′−MePmp(4−MeBzl)−D−Ty
r(E t) −P he −V al −Asn −
Cys(4−MeBzl) −Arg(Tos) −G
 ly −G ly −Arg(Tos) −B HA
を合成する。すべてのアミノ酸を窒素について1−ブチ
ルオキシカルボニルとして保護し、続いてのカップリン
グのためにDCC/HBTによって活性化する。DMA
P/DCCを用いて4°−MePmp(4−MeBzl
)をカップリングする。0℃にて、アニソール3 、 
Ox(lの存在において無水HF’30籾を用いて、6
0分間でペプチドを樹脂から切断し、同時に側鎖保護基
を脱保護する。真空中での蒸発乾固の後、ペプチドを含
有する残渣を無水エーテルで洗浄する。粗製ペプチドを
ジメチルホルムアミド100x(jおよび40%酢酸1
00m12で抽出し、抽出物を脱気水3.5リツトルに
加える。水性希釈ンスルフヒドリルデカベプチド混合物
をpH7、2にてフェリシアン化カリウム110W(I
cO、OI M)で酸化環化する。氷酢酸を用いて溶液
のpHを4,5に調製する。溶液を弱酸性アクリル樹脂
(B io −Rex70 )カラムに通す。カラムを
ピリジン−酢酸塩緩衝液(30:4:66、ピリノン/
氷酢酸/水v/v)で溶出する。ピリジン酢酸塩を真空
中で蒸留によって除去する。残渣を希酢酸から凍結乾燥
しである程度精製した粗ペプチド生成物を得る。
実施例5 バソプレシン拮抗剤化合物、[1−(4°−メチル−β
−メルカプト−β、β−ンクロペンタメチレンプロビオ
ン酸)−2−(O−エチル)−D−チロシン−4−バリ
ン−6−D−ンステイン−7−N−メチルアルギニン−
8−アルギニン−9−デスグリンン]−バソブレンンは
以下の構造式で示される。
4’ −MePmp−D−Tyr(Et)−Phe−V
al−^sn−D−Cys−N−MeArg−Arg−
NH!I S□S ベンズヒドリルアミン樹脂1.09(約0.62ミリモ
ル)を用い、自動合成装置ベックマン(Beckman
)990Bにての固相法により保護ペプチド−樹脂中間
体、4°−MePmp(4−MeBzl)−D−Tyr
(Et) −Phe −Val −Asn −D −C
ys(4−MeBzl)−N−MeArg(Tos)−
Arg(Tos)−BHAを合成する。すべてのアミノ
酸を窒素について1−ブチルオキシカルボニルとして保
護し、続いてのカップリングのためにDCC/HBTに
よって活性化する。 DMAP/DCCを用いて4’−
MePmp(4−MeBzl)をカップリングする。0
℃にて、アニソール3 、0 x(lの存在において、
60分間、無水I(F30xCを用いてペプチドを樹脂
から切断し、同時に側鎖保護基を脱保護する。真空中で
の蒸発乾固の後、ペプチドを含有する残渣を無水エーテ
ルで洗浄する。粗製ペプチドをジメチルホルムアミド1
00mρおよび40%酢酸100jI(7で抽出し、抽
出物を脱気水3.5リツトルに加える。pH7,2にて
、水性希釈ジスルフヒドリルオクタペブチド混合物をフ
ェリシアン化カリウム110if2(O,01M)で酸
化環化する。氷酢酸を用いて溶液のI)Hを4.5に調
製する。溶液を弱酸性アクリル樹脂(B io −Re
x70 )カラムに通す。カラムをピリジン−酢酸塩緩
衝液(30:4:66、ピリジン/氷酢酸/水V/V)
で溶出する。ピリジン酢酸塩を真空中で蒸留によって除
去する。残渣を希酢酸から凍結乾燥しである程度精製し
た粗ペプチド生成物を得る。
実施例6 バソプレシン拮抗剤化合物、[+−(4’−メチル−β
−メルカプト−β、β−シクロペンタメチレンプロピオ
ン酸)−2−(O−エチル)−D−チロシン−4−バリ
ン−7−アルギニン−8−デスアルギニン−9−デスグ
リシン]−バソプレシンは以下の構造式で示される。
4’ −MePsp−D−Tyr(Et)−Phe−M
al−Asn−Cys−^rg−NHtS□S ベンズヒドリルアミン樹脂1.0Iil(約0.62ミ
リモル)を用い、自動合成装置ベックマン(Beckm
an)990Bにての固相法によって保護ペプチド−樹
脂中間体、4’ −MePmp(4−MeBzl)−D
−Tyr(Et) −Phe −Val −Asn −
Cys(4−MeBzl) −Arg(Tos)−BH
Aを合成する。すべてのアミノ酸を窒素についてt−ブ
チルオキシカルボニルとして保護し、続いてのカップリ
ングのために活性化する。DMAP/DCCを用いて4
°−MePmp(4−MeB zl)をカップリングす
る。0℃にて、アニソール3 、0 x(lの存在にお
いて、無水HF30xQを60分間用いてペプチドを樹
脂から切断し、同時に側鎖保護基を脱保護する。真空中
での蒸発乾固の後、ペプチドを含有する残渣を無水エー
テルで洗浄する。ジメチルホルムアミド100xρおよ
び40%酢酸100x12で粗製ペプチドを抽出し、抽
出物を脱気水3.5リツトルに加える。pH7゜2にて
、水性希ジスルフヒドリルへブタペプチド混合物をフェ
リシアン化カリウムzOIl!&(O,01M)で酸化
環化する。氷酢酸を用いて溶液のpHを4.5に調製す
る。溶液を弱酸性アクリル樹脂(Bio−Rex70)
カラムに通す。カラムをピリノン−酢酸塩緩衝液(30
:4:66・ピリジン/氷酢酸/水v/v)で溶出する
。ピリジン酢酸塩を真空中にて蒸発によって除去する。
残渣を希酢酸から凍結乾燥しである程度精製した粗ペプ
チド生成物を得る。
実施例7 バソブレシン拮抗剤化合物、[1−(4°−メチル−β
−メルカプト−β、β−シクロペンタメチレンプロピオ
ン酸)−2−(O−エチル)−D−チロシン−4−バリ
ン−7−アルギニン−8−D−アルギニン−9−デスグ
リシン]−バソプレシンは以下の構造式で示される。
4’ −MePmp−D−Tyr(Et)−Phe−V
al−Asn−Cys−^rg−D−Arg−NH。
I S□S ベンズヒドリルアミン樹脂1.09(約0.62ミリモ
ル)を用い、自動合成装置ベックマン(Beckman
)990Bにての固相法によって保護ペプチド−樹(E
t) −Phe −Val −Asn −Cys(4−
MeBzl) −Arg(Tos) −D −Arg(
Tos) −B HAを合成する。
すべてのアミノ酸を窒素についてt−ブチルオキシカル
ボニルとして保護し、続いてのカップリングのためにD
CC/HBTによって活性化する。
DMAP/DCCを用いて4°−MeP mp(4−M
eBzl)をカップリングする。0℃にて、アニソール
3 、0112の存在において、無水HF30xQを6
0分間用いてペプチドを樹脂から切断し、同時に側鎖保
護基を脱保護する。真空中での蒸発乾固の後、ペプチド
を含有する残渣を無水エーテルで洗浄する。粗製ペプチ
ドをジメチルホルムアミド100xQおよび40%酢酸
100m(で抽出し、抽出物を脱気水3.5リツトルに
加える。pH7,2にて、水性希ジスルフヒドリルオク
タベプチド混合物をフェリンアン化カリウムI I O
mQ(O、01M)で酸化環化する。氷酢酸を用いて溶
液のI)Hを4゜5に調整する。溶液を弱酸性アクリル
樹脂(B io −Rex70 )カラムに通す。カラ
ムをビリジ酢酸/水v/v)で溶出する。ピリジン酢酸
塩を真空中で蒸発によって除去する。残渣を希酢酸から
凍結乾燥しである程度精製した粗ペプチド生成物を得る
実施例8 4’ −MePmp−D−Ty r (EL) −Ph
e−va l −As n−Cys−Pro(OH) 
:I S□S の調製 セシウム塊法を用いてBoa−Proをメリーフィール
ド(Merrif 1eld)樹脂にカップリングさせ
ることによってBoa −Pro−Merririel
d樹脂を作製して合成用出発物質として用いるBoc−
Pro −0CHzCsHi=樹脂を得る。以下のプロ
トコルを用いるベックマン990Bペプチド合成装置に
て合成を行う。アミノ酸3当量をそれらの適当な溶媒に
溶解し[Cys(MeB zl)のBoc誘導体、V 
al。
Pheおよび4°−MeP mp(MeB zl)を塩
化メチレンに、Asnをジメチルホルムアミドに、D−
Tyr(E t)またはBrZ−D−Tyrの如きXを
1=11塩化メチレン/ジメチルホルムアミドにコ、ジ
メチルアミノピリジン1.0当量を触媒として用いる4
°−MeP mp −(4−MeB zl)のカップリ
ングを除いては等モル量のジシクロへキンル力ルポジイ
ミド(DCC)および夏−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル(HBT)を用いてカップリングを行う。
カップリングの程度は各試料の一部をニンヒドリン定性
分析することによって測定し、要すればカップリングを
繰り返す。l:1トリフルオロ酢酸/塩化メチレンを用
いてBoa基を除去し、洗浄の後、5%ジイソプロピル
エチルアミン/塩化メチレンを用いて遊離アミンを生成
する。アミノ酸の配列は、4°−MeP mp(4−M
eB zl)のカップリングの前に固相配列決定法を用
いてチェックし、その均質性が確認される。
保護へブタペプチド樹脂1.1グラム(O,5ミリモル
)をアニソール311IQと共に無水液体フッ化水素(
HF)25gi2中で0°(水浴)にて60分間撹拌す
る。次いで、0°にて減圧下でHPを除去する。残渣を
エチルエーテル(4x 20zQ、捨てる)で洗浄し、
ペプチドをジメチルホルムアミド(3×10酎)、20
%酢酸(3x 10112)および0.3N水酸化アン
モニウム(3X I 0xQ)で抽出する。
抽出物を脱気水2りに加え、濃水酸化アンモニウムでp
Hを7.1に調整する。次いで、撹拌しなからフェリシ
アン化カリウムの0.01M溶液を、淡黄色が消えなく
なるまで滴下する(41112)。溶液をpH4,5に
調整する。
次いで、得られた溶液をC−18シランでコートしたシ
リカゲル充填フラッシュカラム(5CII!×15cj
+)に通す。次いで、カラムを水35oxQで洗浄し、
l・1アセトニトリル/水(O,25%トリフルオロ酢
酸)500112でペプチドを20xQずつの両分にて
溶出する。
適当な両分を合し、濃縮する。残渣を濃酢酸に溶解し、
水で希釈し、凍結乾燥して表記ペプチドを得、これをさ
らに精製することなくテイル修飾ペプチドの合成に用い
る。
実施例9 4’ −MePmp−D−Tyr(Et)−Phe−V
al−Asn−Cys−Pro−S□5 NH(CHt)s−NHt:の調製 1.5−ジアミノペンタンl 4.0m12(120ミ
リモル)をtert−ブタノール70村に溶解し、10
分間にわたりジーtert−プチルジカルボネート9.
2zI2(40ミリモル)を滴下して処理した。滴下完
了後、反応混合物を室温にて16,5時間撹拌した。次
いで、反応物をlN水酸化ナトリウム水溶液90x12
で処理し、1時間撹拌し、最後にクロロホルムで抽出し
た。クロロホルム抽出物を乾燥しくMg5O+)、真空
下で濃縮した。残渣を水に溶解し、0°にて3N塩酸を
滴下することによって酸性としくpH= 2 )、エー
テルで洗浄してジ保護ジアミンを除去した。水性部分を
5%炭酸ナトリウム溶液で塩基性(pH10)とし、酢
酸エチルで抽出してモノーBocl、5−ジアミノペン
タン1.69(20%)を得た。’ H−N M Rお
よびcr−MSによって構造を確認した。
実施例8で調製したヘプタペプチドおよびモノ−BoC
−1,5−ジアミノヘプタンのツメチルホルムアミド中
溶液にジシクロへキシルカルボジイミドおよび!−ヒド
ロキシベンゾトリアゾールヒドレートを加える。反応混
合物を室温にて19時間撹拌する。次いで、真空下でジ
メチルホルムアミドを除去する。残渣を0°にてトリフ
ルオロ酢酸で2時間処理する。この後、真空下でトリフ
ルオロ酢酸を除去し、1%酢酸中の残渣をBio−Re
x70 (H”″)イオン交換カラムに通す。塩基性生
成物をピリジン緩衝液(H10/ピリジン/)(OAc
、66:30:4)でイオン交換カラムから洗い出し、
蒸発させて粗生成物を得る。
実施例10 4°−MePa+p−D−Tyr(Et)−Phe−1
/al−Asn−Cys−Pro−NH−S□5 (C)If)、NHC(=418)NHlの調製ジオキ
サン2雇および水6 、5 z(l中でプトレシンから
調製したモノーBoa−1,4−ジアミノブタン1.2
5g(6,6ミリモル)を室温にて硫酸水素O−メチル
イソ尿素1.25g(7,26ミリモル)および2N水
酸化ナトリウム水溶液3.75mQで処理した。得られ
た溶液を6日間撹拌した。減圧下で溶媒を除去し、2N
水酸化ナトリウムの添加によって残渣を塩基性(pH=
12)とした。残渣を再び蒸発させ、酢酸エチル中にと
り、濾過し、蒸発させた。トルエンからの蒸発によって
粗製グアニジンを乾燥し、さらに精製することなく用い
た。
2N水酸化ナトリウム水溶液2;Qおよび水2順中の粗
製グアニジン410mg(1,78ミリモル)を室温に
て、18時間、塩化p−トルエンスルホニル340*9
(1,78ミリモル)で処理した。5%炭酸ナトリウム
溶液でpHを8に調整した。混合物を酢酸エチルで抽出
し、蒸発させて粗製生成物437巧を得た。フラッシュ
クロマトグラフィー(3x I 5cxシリカベツド、
80%酢酸エチル/ヘキサン)により所望のトシル化生
成物265R9C39%)を得、’H−NMRおよびc
r質量分析によって同定した。
塩化メチレ:/13112中のTos−NHC(=NH
)NH(CHり4−NHBoa 108gg(O,28
1ミリモル)をOoにてトリフルオロ酢酸1if2で4
0分間処理した。真空下で反応物を蒸発させ、5%炭酸
ナトリウム溶液で残渣をpH8に調整し、蒸発乾固した
。残渣を酢酸エチル中にとり、濾過し、蒸発さ仕た。ト
ルエンからの蒸発によって粗製のデスーBoa生成物を
乾燥して66x9(82%)を得た。’H−NMRによ
って同一性を確認し、さらに精製することなく用いた。
ジメチルホルムアミド中の実施例8における如く調製し
た[1−(4’−メチル−β−メルカプト−β、β−シ
クロペンタメチレンプロピオン酸)=2−D−(O−エ
チル)チロシン−4−バリン−8−ゾスアルギニン−9
−デスグリシンアミド]−バソプレシンを室温にてトシ
ルグアニジノブチルアミンで処理する。混合物を43時
間撹拌する。
減圧にて溶媒を除去し、残渣をトリフルオロ酢酸に溶解
し、次いで室温にて撹拌しながらトリフルオロメタンス
ルホン酸およびアニソールで2時間処理する。反応混合
物を蒸発乾固し、10%酢酸に溶解し、濾過し、Bio
−Rex70カラムに通す。
ピリジン緩衝液(ピリジン/水/酢酸、30:66:4
)で粗製グアニジンをカラムから溶出し、蒸発させて粗
製ペプチドを得る。
実施例2 実施例2のペプチド合成の第2の単位にてBoc−D−
Tyr(Et)の代わりに化学量論量のBoc−L −
T yr(E t)で置き換えることにより、環化した
: 4°−MePmp−L−Ty r (Et )−Phe
−Va 1−As n−Cys−Pro−Arg−NH
S□S を得る。
実施例2において、第2の単位において、Boa’ −
D−Tyr(Et)の代わりにBoc−D−11eで置
き換えて: 4’ −MePmp−D−11e−Phe−Val−A
sn−Cys−Pro−^rg−NHtS□S を得る。
実施例2の合成装置配列反応において第3の単位におけ
るアミノ酸をBoa −L −P he(=1− Me
)で第4の単位においてBoc−Nleで置き換えて:
4’ −MePmp−D−Tyr(Et)−Phe(4
−Me)−Nle−Asn−Cys−Pro−Arg−
NHtS□S を得る。
第4の単位においてBoc−Chaで置き換えて:4°
−MePmp−D−Tyr(Et)−Phe−Cha−
Asn−Cys−Pro−^rg−NH。
S□S を得る。
第4の単位において非保護Glnで置き換え、HBTを
用いて: 4’ −MePmp−D−Tyr(Et)−Phe−G
in−^5n−Cys−Pro−^rg−NH。
S□S を得る。
実施例I2 実施例7の合成系列において適当な保護環単位で置き換
え、適当な酸を用いることにより、以下に示す各ペプチ
ドを得る。
[1−(4°−メチル−β−メルカプト−β、β−シク
ロペンタメチレンプロピオン酸)−2−チロシン−3−
(4’−メチルフェニルアラニン)−7−アルギニン−
8−D−アルギニン−9−デスグリシン]−バソプレシ
ン酢酸塩: [1−(4°−メチル−β−メルカプト−β、β−シク
ロペンタメチレンブロビオン酸)−2−D−フェニルア
ラニン−4−イソロイシン−7−アルギニン−8−D−
アルギニン−9−デスグリシン]−バソプレシンリン酸
塩: [1−(4°−メチル−β−メルカプト−β、β−シク
ロペンタメチレンプロピオン酸)−2−D−イソロイシ
ン−4−シクロへキシルグリシン−7−アルギニン−8
−D−アルギニン−9−デスグリシンコーバソプレシン
塩酸塩 実施例13 バソプレシン拮抗剤化合物[1−(4°−メチル−β−
メルカプト−β、β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)−2−(O−エチル)−D−チロシン−4−バリン
−7−オルニチン−8−オルニチン−9−オルニチンコ
ーバソプレシンは以下の構造式: によって表わされる。
ベンズヒドリルアミン樹脂1.09(約0゜62ミリモ
ル)を用い、自動合成装置ベックマン(Beckman
)990Bにての固相法により保護ペプチド−樹脂中間
体、4°−MePmp(4−MeBzl)−D−Tyr
(・Et)−Phe−Val−Asn−Cys(4−M
eBzl) −0rn(Cf2Z) −0rn(C12
Z) −0rn(Cf2Z) −B HAを合成する。
すべてのアミノ酸を窒素についてt−ブチルオキシカル
ボニルとして保護し、続いてのカップリングのためにD
CC/HBTによって活性化する。DMAP/DCCに
よって4−MePmp(4−MeBzl)をカップリン
グする。0℃にて、アニソール3.01の存在において
無水HF30zQを60分間用いてペプチドを樹脂から
切断し、同時に側鎖保護基を脱保護する。真空中での蒸
発乾固の後、ペプチドを含有する残渣を無水エーテルで
洗浄する。粗製ペプチドをツメチルホルムアミド100
m12および40%酢酸100峠で抽出し、抽出物を脱
気水3.5リツトルに加える。
pH7,2にて、水性希ジスルフヒドリルノナペブチド
混合物をフェリシアン化カリウム110i+ff(O、
OIM)で酸化環化する。氷酢酸(HOAc)を用いて
溶液のpHを4.5に調整する。溶液を弱酸性アクリル
樹脂(Bio−Rex70)カラムに通す。
カラムをピリジン−酢酸塩緩衝液(30:4:66、ピ
リジン/氷酢酸/水v/v)で溶出する。ピリジン酢酸
塩を真空中にて蒸発によって除去する。残渣を希酢酸か
ら凍結乾燥しである程度精製した粗ペプチド生成物を得
る。
実施例14 バソプレシン拮抗剤化合物[1−(4°−メチル−β−
メルカプト−β、β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)−2−(O−エチル)−D−チロシン−4−バリン
−7−リジン−8−リジン−9−リジン]−バソプレシ
ンは以下の構造式によって表わされる。
4−MePmp−D−Tyr(Et)−Phe−1al
−Asn−Cys−Lys−Lys−Lys−NHtI S□S ベンズヒドリルアミン樹脂1.0g(約0.62ミリモ
ル)を用い、自動合成装置ベックマン(Beckman
)990Bにての固相法により保護ペプチド−樹脂中間
体、4°−MePmp(4−MeBzl)−D−Tyr
(Et) −Phe −Val −Asn −Cys(
4−MeBzl) −Lys(C12Z) −Lys(
C(2Z) −Lys(CCZ) −B HAを合成す
る。すべてのアミノ酸を窒素についてt−ブチルオキシ
カルボニルとして保護し、ひき続いてのカップリングの
ためにDCC/HBTによって活性化する。DMAP/
DCCを用いて4−MePmp(4−MeBzl)をカ
ップリングする。0℃にて、アニソール3 、 Oz(
lの存在において無水HF30xI2を60分間用いて
ペプチドを樹脂から切断し、同時に側鎖保護基を脱保護
する。真空中での蒸発乾固の後、ペプチドを含有する残
渣を無水エーテルで洗浄する。ジメチルホルムアミド1
00zQおよび40%酢酸100xQで粗製ペプチドを
抽出し、抽出物を脱気水3.5リツトルに加える。pH
7、2にて、水性希ジスルフヒドリルノナペプチド混合
物をフェリシアン化カリウム110x((O、OI M
)で酸化環化する。氷酢酸(HOAc)を用いて溶液の
I)Hを4.5に調整する。溶液を弱酸性アクリル樹脂
(B io −Rex70 )カラムに通す。
カラムをピリジン−酢酸塩緩衝液(30:4 :66、
ピリジン/氷酢酸/水V/V)で溶出する。ピリジン酢
酸塩を真空中にて蒸発によって除去する。残渣を希酢酸
から凍結乾燥しである程度精製した粗ペプチド生成物を
得る。
実施例15 バソブレンン拮抗剤化合物[1−(4°−メチル−β−
メルカプト−β、β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)−2−(O−エチル)−D−チロシン−4−バリン
−8−アルギニン−9−アルギニン]−バソプレシンは
以下の構造式により表わされる。
ベンズヒドリルアミン樹脂1.09(約0.62ミリモ
ル)を用い、自動合成装置ベックマン(Beckman
)990Bにての固相法により保護ペプチド−樹脂中間
体、4 ’ −MePa+p(4−MeBzl) −D
 −Tyr(E t) −P he −V al −A
sn −Cys(4−MeBzl) −Pro−Arg
(Toe)−Arg(Tos)−BHAを合成する。す
べてのアミノ酸を窒素についてt−ブチルオキシカルボ
ニルとして保護し、続いてのカップリングのためにDC
C/HBTによって活性化する。DMAP/DCCを用
いて4°−MePmp(4−MeBzl)をカップリン
グする。0℃にて、アニソール3 、 OxQの存在に
おいて無水HF30m(を6θ分間用いてペプチドを樹
脂から切断し、同時に側鎖保護基を脱保護する。真空中
での蒸発乾固の後、ペプチドを含有する残渣を無水エー
テルで抽出する。ジメチルホルムアミド100112お
よび40%酢酸100yQで粗製ペプチドを抽出し、抽
出物を脱気水3.5リツトルに加える。
pH7,2にて、水性希ジスルフヒドリルノナベプチド
混合物をフェリシアン化カリウム110xQ(O,01
M)で酸化環化する。氷酢酸(IOAC)を用いて溶液
のpHを45に調整する。溶液を弱酸性アクリル樹脂(
B io −Rex70 )カラムに通す。
カラムをピリジン−酢酸塩緩衝液(30:4:66、ピ
リジン/氷酢酸/水v/v)で溶出する。ピリジン酢酸
塩を真空中にて蒸発によって除去する。残渣を希酢酸か
ら凍結乾燥しである程度精製した粗ペプチド生成物を得
る。
実施例16 非経口投与単位組成物 実施例2のペプチド0.10m9を滅菌乾燥粉末として
含有する非経口注射用の製剤を以下の如くに調製する。
ペプチド0 、5 xgをマンニトール20mgの水性
溶液1酎に溶解する。滅菌条件下で溶液を濾過して2皮
Qのアンプルに入れ、凍結乾燥する。注射により毎日1
〜5回、あるいは等量の継続的静脈内点滴により、復元
した溶液を必要に応じバソプレシン拮抗剤治療を必要と
する患者に投与する。
鼻孔内投与単位組成物 実施例3の生成物の如き本発明の微粉砕したペプチド2
 、5 ytiをベンジルアルコール75Mgおよび高
級詣肪酸の半合成グリセリドの市販混合物の如き懸濁化
剤1.3959の混合物中に懸濁する。
計量バルブで閉じられ、エアロゾルプロペラントを充填
したエアロゾル10zQ容器に該懸濁物を入れる。内容
物は、1日当たり1〜6回それを必要とする患者に鼻孔
内投与される100単位投与量よりなる。
特許出願人 スミスクライン・ベックマン・コーポレイ
シタン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、AはPhe、Phe(4′−Alk)、Ile
    、Cha、TyrまたはTyr(O−Alk)のDまた
    はL異性体; BはPhe、Phe(4′−Alk)、Tyr(O−A
    lk)、IleまたはTyr; CはVal、Ile、Abu、Chg、Gln、Lys
    、Cha、Nle、Leu、AlaまたはGly; DはCysのDまたはL異性体; m、pおよびqは各々0または1; WはPro、Arg、HArg、N−MeArg、Ly
    sまたはOrnのDまたはL異性体; XはArg、Lys、OrnまたはGlnのDまたはL
    異性体、あるいはmが1の場合、XはGlyでもよく; YはArg、Lys、Orn、Ser、Gln、Tyr
    またはAlaのDまたはL異性体、あるいはmまたはp
    のうち少なくとも1つが1である場合、YはGlyでも
    よく; ZはNH−(CH_2)_n−NHR、またはArg−
    NH_2、Lys−NH_2もしくはOrn−NH_2
    のDもしくはL異性体、あるいはm、pおよびqのうち
    少なくとも1つが1である場合、ZはNHR′またはO
    Hでもよく; RはHまたはC(=NH)−NH_2; R′はHまたはAlk; nは2〜6;および Alkは1〜4個の炭素原子を有するアルキルを意味す
    る] で示されるポリペプチド化合物またはその医薬上許容さ
    れる酸付加塩または低級アルキルもしくはベンジルエス
    テル。
  2. (2)4′−メチル−β−メルカプト−β,β−シクロ
    ペンタメチレンプロピオン酸部位のシス異性体である特
    許請求の範囲第1項記載の化合物。
  3. (3)(W)_m−(X)_p−(Y)_q−ZがPr
    o−Arg−NH_2、Arg−Gly−NH_2、P
    ro−Arg−Gly−NH_2、Arg−D−Arg
    −NH_2、D−Arg−D−Arg−NH_2、Pr
    o−NH(CH_2)_4NHC(=NH)−NH_2
    、N−MeArg−Arg−NH_2、Pro−Arg
    −NH(CH_2)_2NH_2、Arg−NH_2ま
    たはArg−Gly−Arg−NH_2である特許請求
    の範囲第2項記載の化合物。
  4. (4)[シス−1−(4′−メチル−β−メルカプト−
    β,β−シクロペンタメチレンプロピオン酸)−2−(
    O−エチル)−D−チロシン−4−バリン−8−アルギ
    ニン−9−デスグリシン]−バソプレシン; [シス−1−(4′−メチル−β−メルカプト−β,β
    −シクロペンタメチレンプロピオン酸)−2−(O−エ
    チル)−D−チロシン−4−バリン−8−アルギニン]
    −バソプレシン;または [シス−1−(4′−メチル−β−メルカプト−β,β
    −シクロペンタメチレンプロピオン酸)−2−(O−エ
    チル)−D−チロシン−4−バリン−7−アルギニン−
    8−D−アルギニン−9−デスグリシン]−バソプレシ
    ンである特許請求の範囲第2項記載の化合物。
  5. (5)医薬担体および非毒性量の特許請求の範囲第1項
    記載の化合物よりなることを特徴とする実質的にバソプ
    レシン作用剤活性なくしてバソプレシン拮抗剤活性を有
    する医薬組成物。
  6. (6)医薬用である特許請求の範囲第1項〜第4項いず
    れか1つに記載の化合物。
  7. (7)バソプレシン拮抗剤用である特許請求の範囲第1
    項〜第4項いずれか1つに記載の化合物。
  8. (8)所望により保護されていてよい式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、A、B、C、D、W、XS、Y、Z、m、pお
    よびqは後記で定義するに同じ; Q^1およびQ^2は各々、水素または置換可能な基;
    および 4′−MePmpはβ位にS−Q^1が結合した4′−
    メチル−β,β−シクロペンタメチレンプロピオン酸を
    意味する] で示される化合物を酸化環化し; 次いで、その後所望により、いずれかの順序にて、 (a)いずれの保護基も除去し、 (b)Zがジアミン、NH−(CH_2)_n−NHR
    である場合、存在するならば常に該Cys(OH)^6
    のたは(W)^7_m−(X)^8_p−(Y)^9_
    q(OH)化合物を所望により保護形としていてよいジ
    アミン、H−Zと反応させ、または (c)その医薬上許容される塩またはプロドラッグを形
    成することを特徴とする式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、AはPhe、Phe(4′−Alk)、Ile
    、Cha、TyrまたはTyr(O−Alk)のDまた
    はL異性体; BはPhe、Phe(4′−Alk)、Tyr(O−A
    lk)、IleまたはTyr; CはVal、Ile、Abu、Chg、Gln、Lys
    、Cha、Nle、Leu、AlaまたはGly; DはCysのDまたはL異性体; m、pおよびqは各々0または1; WはPro、Arg、HArg、N−MeArg、Ly
    sまたはOrnのDまたはL異性体; XはArg、Lys、OrnまたはGlnのDまたはL
    異性体、あるいはmが1の場合、XはGlyでもよく; YはArg、Lys、Orn、Ser、Gln、Tyr
    またはAlaのDまたはL異性体、あるいはmまたはp
    のうち少なくとも1つが1である場合、YはGlyでも
    よく; ZはNH−(CH_2)_n−NHR、またはArg−
    NH_2、Lys−NH_2もしくはOrn−NH_2
    のDもしくはL異性体、あるいはm、pおよびqのうち
    少なくとも1つが1である場合、ZはNHR′またはO
    Hでもよく; RはHまたはC(=NH)−NH_2; R′はHまたはAlk; nは2〜6;および Alkは1〜4個の炭素原子を有するアルキルを意味す
    る] で示される化合物またはその医薬上許容される酸付加塩
    または低級アルキルもしくはベンジルエステルの製法。
  9. (9)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 AはPhe、Phe(4′−Alk)、Ile、Cha
    、Tyr、またはTyr(O−Alk)のDまたはL異
    性体; BはPhe、Phe(4′−Alk)、Tyr(O−A
    lk)、IleまたはTyr; CはVal、Ile、Abu、CHg、Gln、Lys
    、Cha、Nle、Leu、AlaまたはGly; DはCysのDまたはL異性体; m、pおよびqは各々0または1; WはPro、Arg、HArg、N−MeArg、Ly
    sまたはOrnのDまたはL異性体; XはArg、Lys、OrnまたはGlnのDまたはL
    異性体、あるいはmは1である場合、XはGlyでもよ
    く;および YはArg、Lys、Orn、Ser、Gln、Tyr
    またはAlaのDまたはL異性体、あるいはmまたはp
    のうち少なくとも1つが1である場合、YはGlyでも
    よい] で示されるポリペプチド化合物またはその許容される塩
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