JPS63301455A - イオンビ−ム照射装置 - Google Patents

イオンビ−ム照射装置

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JPS63301455A
JPS63301455A JP62136535A JP13653587A JPS63301455A JP S63301455 A JPS63301455 A JP S63301455A JP 62136535 A JP62136535 A JP 62136535A JP 13653587 A JP13653587 A JP 13653587A JP S63301455 A JPS63301455 A JP S63301455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
ion beam
power source
ion
high frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP62136535A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Nigami
正安 丹上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Publication of JPS63301455A publication Critical patent/JPS63301455A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、イオン注入装置、イオン注入と真空蒸着を
併用するイオン蒸着薄膜形成装置、イオンビームエツチ
ング装置等のように、真空中で被照射物にイオンビーム
を照射するイオンビーム照射装置に関し、特に、イオン
ビーム照射に伴う被照射物の帯電を防止する手段の改良
に関する。
〔従来の技術〕
第3図は、従来のイオンビーム照射装置の一例を示す概
略図である。
この装置は、真空容器26内に収納した基板等の被照射
物30に、イオン源2から引き出したイオンビーム16
を照射して、当該被照射物30にイオン注入したりその
表面に薄膜を形成したりするよう構成している。28は
、被照射物30の保持用のホルダである。
イオン源2は、この例ではいわゆるパケット型イオン源
であり、アークチャンバー4内にガスを導入して、アノ
ード兼用のアークチャンバー4とフィラメント6間でア
ーク放電を起こさせてアークチャンバー4内にプラズマ
(図示省略)を生成させ、このプラズマから引出し電極
系IOによって電界の作用でイオンビーム16を引き出
すようにしている。8は上記プラズマ閉込め用の多極磁
場を発生させるための磁石である。
引出し電極系1’0は、この例では互いに平行に配置さ
れた3枚の多孔電極、即ちプラズマ電極11、抑制電極
12および接地電極13から構成されており、プラズマ
電極11には引出し電[22からイオンビーム16引出
し用の直流正の引出し電圧Veが、抑制電極12には抑
制電源24から直流負の抑制電圧Vsがそれぞれ供給さ
れる。接地電極13は接地されている。
ところで、このような装置において、絶縁物から成る被
照射物30にイオンビーム16を照射したり、イオンビ
ーム16の照射によって被照射物30の表面に絶縁物薄
膜を形成したりしようとすると、イオンビーム16の電
荷によって被照射物30の表面が帯電(チャージアップ
)し、これを放置しておくと、放電が発生して被照射物
30の表面が損傷を受けたり、イオンビーム16のエネ
ルギーが減殺されて所望の処理が行えなくなる等の問題
が発生する。
そこでこれを防止するために従来は、被照射物30の近
傍に熱電子を放出するフィラメント32を設け、イオン
ビーム16の照射時に、当該フィラメント32からの電
子シャワー34を被照射物30に浴びせるようにしてい
た。36はそのためのフィラメント電源であり、38は
加速電源である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上記のような装置では、被照射物30上で一
様に(即ち満遍なく)帯電を防止するのが難しいという
問題があった。これは、イオンビーム16と電子シャワ
ー34とでは空間的な電流密度分布に大きな差があるた
め、電荷が中和される部分とそうでない部分とが生じる
からである。
また、フィラメント32に加えてそのためのフィラメン
ト電源36および加速電源38を必要とするため、構成
が複雑であるという問題もあった。
そこでこの発明は、これらの点を改善したイオンビーム
照射装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明のイオンビーム照射装置は、前述したようなイ
オン源に対して、イオンビーム引出しのための引出し電
圧として直流電圧に104Hz〜10”Hzの高周波電
圧を重畳させた電圧を供給する引出し電源であって、当
該直流電圧および交流電圧の内の少なくとも一方の大き
さが可変のものを備えることを特徴とする。
〔作用〕
上記引出し電源を用いることよって、同一のイオン源か
ら、イオンビームと共に電子ビームが引き出され、この
両者が被照射物に照射される。その場合、上記直流電圧
および高周波電圧の内の少なくとも一方の大きさを調整
することによって、被照射物に供給されるイオンビーム
による正の電荷量と電子ビームによる負の電荷量を互い
にほぼ等しくすることができ、それによって被照射物上
での帯電が一様に防止される。
〔実施例〕
第1図は、この発明の一実施例に係るイオンビーム照射
装置を示す概略図である。第3図の従来例と同一または
対応する部分には同一符号を付し、以下においてはそれ
との相違点を主に説明する。
この実施例においては、前述した引出し電源22の代わ
りに、電圧可変の直流電源42に電圧可変の高周波電源
44を直列接続して成る引出し電源40を備えており、
この引出し電源40から前述したプラズマ電極11に対
して引出し電圧■e′として、直流電圧VDCに104
Hz〜104Hzの範囲の高周波電圧VACを重畳させ
た電圧を供給するよう構成している。
また、従来のHのフィラメント32、フィラメント電源
36および加速電源38のようなものは設けていない。
上記構成によれば、引出し電圧Ve’における直流電圧
Vゎ、および高周波電圧VACの大きさの少なくとも一
方を調整して、例えば第2図に示すように引出し電圧V
e’が負になる期間(斜線部参照)を設けることよって
、イオン源2からはイオンビーム16と共に電子ビーム
46が引き出され、この両者が被照射物30に照射され
る。
即ち、上記のような周波数範囲の高周波電圧VACに対
しては、イオン源2のアークチャンバー4内に生成され
たプラズマ中の電子は軽いので応答することができ、そ
のため引出し電圧Ve’が負の期間中に電子ビーム46
が引き出される。これに対して、上記プラズマ中のイオ
ンは重いので上記高周波電圧VAcに応答することがで
きず、従ってイオンビーム16が直流電圧VDCで決ま
る程度の加速エネルギーで連続して引き出される。
その場合一般的に、同一のプラズマから引き出される電
子ビームの電流密度とイオンビームの電流密度とを比べ
ると、引出し電圧の大きさが同じ場合は、電子の方が質
量が小さいため電子ビームの電流密度の方が大きくなる
従って、引出し電圧Ve’が負になっている時間的割合
は少なくて良いが、この割合は上記直流電圧Vacの大
きさおよび高周波電圧■Acの大きさく第2図中のVA
CM参照)の少なくとも一方を調整することによって調
整することができ、それによって被照射物30に供給さ
れるイオンビーム16による正の電荷量と電子ビーム4
6による負の電荷量とを互いにほぼ等しくすることがで
きる。
ちなみにそのような状態は、例えばこの例のように、ホ
ルダ28と真空容器26間に平均値指示形の電流計48
を挿入しておいてそれの指示がほぼ零になったことで確
認することができる。
上記のようにすると、被照射物30に供給される正負の
電荷量がほぼ等しくなって互いに中和されるため、当該
被照射物30上での帯電がほぼ完全に防止される。
しかも、イオンビーム16と電子ビーム46は互いに同
一のイオン#2から引き出されるため、両者の空間的な
電流密度分布に大きな差は生じない。そのため、被照射
物30上で電荷が中和される部分とそうでない部分とが
生じることはなく、その結果被照射物30上で一様に帯
電を防止することができる。
また、従来のようなフィラメント32、フィラメント電
源36および加速電源38が不要であるため、装置構成
も筒略化される。
更に、イオンビーム16と共に電子ビーム46を引き出
すことによって、イオンビーム16の軸方向の空間電荷
制限が緩和されるので、イオンビーム16の発散が抑え
られると共に、より大電流のイオンビーム16の引出し
が可能になるという効果も得られる。
尚、以上においては3枚電極のバケット型イオン源を例
に説明したが、イオン源のタイプや電極構成は必ずしも
そのようなものに限定されるものではない。
〔発明の効果〕 以上のようにこの発明によれば、イオン源からイオンビ
ームと共に電子ビームを引き出すことができ、それによ
って被照射物上で一様に帯電を防止することができると
共に、装置構成も簡略化される。しかも、イオンビーム
の発散が抑えられると共に、より大電流のイオンビーム
引出しも可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係るイオンビーム照射
装置を示す概略図である。第2図は、第1図の装置にお
ける引出し電圧の波形の一例を示す図である。第3図は
、従来のイオンビーム照射装置の一例を示す概略図であ
る。 2・・・イオン源、10・・・引出し電極系、16、・
・イオンビーム、26・・・真空容器、30・・・被照
射物、40・・・引出し電源、42・・・直流電源、4
4・・・高周波電源、46・・・電子ビーム、■e′・
・・引出し電極、VDC・・・直流電圧、VAC・・・
高周波電圧。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イオン源から引き出したイオンビームを真空容器
    内で被照射物に照射するよう構成した装置において、前
    記イオン源に対して、イオンビーム引出しのための引出
    し電圧として直流電圧に10^4Hz〜10^■Hzの
    高周波電圧を重畳させた電圧を供給する引出し電源であ
    って、当該直流電圧および交流電圧の内の少なくとも一
    方の大きさが可変のものを備えることを特徴とするイオ
    ンビーム照射装置。
JP62136535A 1987-05-29 1987-05-29 イオンビ−ム照射装置 Pending JPS63301455A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007052941A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Ulvac Japan Ltd イオン注入装置およびイオン注入方法
JP2007096299A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Samsung Electronics Co Ltd 基板処理装置と基板処理方法
CN111699277A (zh) * 2018-02-07 2020-09-22 应用材料公司 沉积设备、涂覆柔性基板的方法和具有涂层的柔性基板

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