JPS63301020A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JPS63301020A JPS63301020A JP13606087A JP13606087A JPS63301020A JP S63301020 A JPS63301020 A JP S63301020A JP 13606087 A JP13606087 A JP 13606087A JP 13606087 A JP13606087 A JP 13606087A JP S63301020 A JPS63301020 A JP S63301020A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は基板間に配置された液晶組成物層における液晶
分子が90°を超え270°未満の範囲のねじれ角を有
するように構成されたいわゆるSTN (スーパーツィ
ステッドネマチック)型液晶表示素子の改良に関するも
のである。
分子が90°を超え270°未満の範囲のねじれ角を有
するように構成されたいわゆるSTN (スーパーツィ
ステッドネマチック)型液晶表示素子の改良に関するも
のである。
従来主に用いられてきた液晶の表示モードはツイステッ
ドネマテインク型とよばれ、上下基板間で液晶分子が約
90°ねじれた構造をとっており、液晶による偏光面の
回転と、電圧によるその効果の消失を用いている。この
方式は時計、電卓などの低時分割駆動では十分なもので
あったが1表示容量を増大させるために高時分割駆動さ
せると、コントラストが低下したり、視角がせまくなる
という欠点があった。これは、高時分割駆動になると選
択点と非選択点にかかる電圧の比が1に近づくためで、
高コントラスト、広視角の表示素子を得るためには、相
対透過率が50%変化する電圧V、。
ドネマテインク型とよばれ、上下基板間で液晶分子が約
90°ねじれた構造をとっており、液晶による偏光面の
回転と、電圧によるその効果の消失を用いている。この
方式は時計、電卓などの低時分割駆動では十分なもので
あったが1表示容量を増大させるために高時分割駆動さ
せると、コントラストが低下したり、視角がせまくなる
という欠点があった。これは、高時分割駆動になると選
択点と非選択点にかかる電圧の比が1に近づくためで、
高コントラスト、広視角の表示素子を得るためには、相
対透過率が50%変化する電圧V、。
と10%変化する電圧■、。どの比(VS。/V1o)
で示される急峻度ができるだけ小さいことが好ましい。
で示される急峻度ができるだけ小さいことが好ましい。
TN型の場合γ=1.13程度である。
このγ値を改良するために上記ねじれ角を大きくシ、偏
光軸を配向方向とずらすSBEやSTNとよばれる方式
が近年実用化されてきている。この方式によれば、γ値
は1.1以下とすることができ、1/400duty程
度の高時分割駆動が可能である。しかし、この方式では
複屈折による着色とその電圧による変化を利用するため
、液晶層厚の精度が厳しく要求され、たとえば、色ムラ
を生じさせないためには、±0.1μm以下の精度でセ
ルを作製しなければならない。このため、SBE、 S
TN型では製品の生産が非常にむずかしく、良品率が低
下して高コストとなってしまう。
光軸を配向方向とずらすSBEやSTNとよばれる方式
が近年実用化されてきている。この方式によれば、γ値
は1.1以下とすることができ、1/400duty程
度の高時分割駆動が可能である。しかし、この方式では
複屈折による着色とその電圧による変化を利用するため
、液晶層厚の精度が厳しく要求され、たとえば、色ムラ
を生じさせないためには、±0.1μm以下の精度でセ
ルを作製しなければならない。このため、SBE、 S
TN型では製品の生産が非常にむずかしく、良品率が低
下して高コストとなってしまう。
本発明は、従来技術に見られる前記欠点を克服し1表示
容量が大きく、かっ色ムラが少なく、さらに量産性にす
ぐれた液晶表示素子を提供することを目的とする。
容量が大きく、かっ色ムラが少なく、さらに量産性にす
ぐれた液晶表示素子を提供することを目的とする。
本発明によれば、表示用電極を有する上下一対の基板に
対して液晶組成物が電圧無印加時に基板に対して略水平
に配向するように配向処理を施した液晶表示素子におい
て、該基板間において、液晶分子が90°を超え、27
0°未満の範囲のねじれ角を有するように配向しており
、かつ該液晶組成物が2色性色素を含有していることを
特徴とする液晶表示素子が提供される。
対して液晶組成物が電圧無印加時に基板に対して略水平
に配向するように配向処理を施した液晶表示素子におい
て、該基板間において、液晶分子が90°を超え、27
0°未満の範囲のねじれ角を有するように配向しており
、かつ該液晶組成物が2色性色素を含有していることを
特徴とする液晶表示素子が提供される。
次に本発明を図面を参照しながら詳述する。
第1図は、本発明の液晶表示素子の構成例を示す断面図
である。配向膜15が形成され配向処理が施された透明
電極13を有する第1の基板11と、同様の第2の基板
21とが離間、対向して配設され、その間に液晶33が
封入されて液晶セル31が形成されている。23は透明
電極、25は配向膜、35はシール剤を示す。この液晶
セルの外側には、必要に応じて偏光子17が配置される
。尚、本発明の表示素子は本質的には偏光子を必要とし
ないで表示することが可能で、したがって明るい表示が
可能である。コントラストは偏光子の使用で更に改善さ
れる。
である。配向膜15が形成され配向処理が施された透明
電極13を有する第1の基板11と、同様の第2の基板
21とが離間、対向して配設され、その間に液晶33が
封入されて液晶セル31が形成されている。23は透明
電極、25は配向膜、35はシール剤を示す。この液晶
セルの外側には、必要に応じて偏光子17が配置される
。尚、本発明の表示素子は本質的には偏光子を必要とし
ないで表示することが可能で、したがって明るい表示が
可能である。コントラストは偏光子の使用で更に改善さ
れる。
第1の基板11および第2の基板21は液晶分子が略水
平配向するように配向処理が施されており、この配向処
理方向に沿って液晶分子が優先配向する。
平配向するように配向処理が施されており、この配向処
理方向に沿って液晶分子が優先配向する。
なお、明細書で液晶分子の配向に関していう略水平とは
、液晶分子の基板に対する傾き角がO〜30゜の範囲に
あることをいう。
、液晶分子の基板に対する傾き角がO〜30゜の範囲に
あることをいう。
第1の基板11での液晶分子の優先配向方向と、第2の
基板21での液晶分子の優先配向方向との角度ωは、9
0<ω(270”の範囲、好ましくは160≦ω≦26
0にあり、液晶分子は周基板11.21間で、この角度
でねじれたラセン構造をとっている。このようにωは配
向処理によって決まるツイスト角であり、この配向制御
は従来公知の斜方蒸着や、無機または有機被膜を形成し
たのちに綿布などでラビングすることにより行なうこと
ができる。なお、逆回転のツイストを防止するために、
ネマティック液晶にコレステリック液晶やカイラルネマ
テインク液晶を添加することが好ましい。ωが上記範囲
以上であると電圧印加時に散乱組織を生じやすくなり、
また、上記範囲以下では急峻度が低下し、時分割駆動特
性が低下する。
基板21での液晶分子の優先配向方向との角度ωは、9
0<ω(270”の範囲、好ましくは160≦ω≦26
0にあり、液晶分子は周基板11.21間で、この角度
でねじれたラセン構造をとっている。このようにωは配
向処理によって決まるツイスト角であり、この配向制御
は従来公知の斜方蒸着や、無機または有機被膜を形成し
たのちに綿布などでラビングすることにより行なうこと
ができる。なお、逆回転のツイストを防止するために、
ネマティック液晶にコレステリック液晶やカイラルネマ
テインク液晶を添加することが好ましい。ωが上記範囲
以上であると電圧印加時に散乱組織を生じやすくなり、
また、上記範囲以下では急峻度が低下し、時分割駆動特
性が低下する。
液晶33には分子長軸方向と短軸方向で光の吸収係数の
異なる2色性色素が添加され、分子長軸方向の吸収係数
が大である色素の使用では電圧印加時に色素の色が消失
し、また逆に短軸方向の吸収係数が大である場合では、
電圧印加時に着色した表示が可能となる。色素の添加量
は着色時のセルの吸光度が0.5〜3となるように選択
することが好ましい。
異なる2色性色素が添加され、分子長軸方向の吸収係数
が大である色素の使用では電圧印加時に色素の色が消失
し、また逆に短軸方向の吸収係数が大である場合では、
電圧印加時に着色した表示が可能となる。色素の添加量
は着色時のセルの吸光度が0.5〜3となるように選択
することが好ましい。
従来のスーパーツイスト型LCDでは、0.2μm程度
の液晶層の厚さむらでも背景色むらが生じ、表示品質を
大きく損ねていたが、本発明の表示素子では、1μm程
度の液晶層厚のむらでも背景の色、濃度のムラは識別で
きず、より表示品質の高い表示素子である。
の液晶層の厚さむらでも背景色むらが生じ、表示品質を
大きく損ねていたが、本発明の表示素子では、1μm程
度の液晶層厚のむらでも背景の色、濃度のムラは識別で
きず、より表示品質の高い表示素子である。
本発明における2色性色素としては、従来公知のもの5
例えば、アゾ系、アントラキノン系、キノフタロン系、
ナフトキノン系などを使用することができる。これらの
色素は単独または混合物として液晶に添加される。基板
としては、ガラス、プラスチックなど透光性を有するも
のであれば良く、また、基板上に薄膜トランジスタや非
線形素子が形成されていても良い。特に、光学異方性基
板を用いた場合、偏光板を使用しないか、または使用し
ても1枚で良いので基板の光軸合わせなど基板の複屈折
を減少させる繁雑な操作が不要となり、設計の自由度が
増加する。
例えば、アゾ系、アントラキノン系、キノフタロン系、
ナフトキノン系などを使用することができる。これらの
色素は単独または混合物として液晶に添加される。基板
としては、ガラス、プラスチックなど透光性を有するも
のであれば良く、また、基板上に薄膜トランジスタや非
線形素子が形成されていても良い。特に、光学異方性基
板を用いた場合、偏光板を使用しないか、または使用し
ても1枚で良いので基板の光軸合わせなど基板の複屈折
を減少させる繁雑な操作が不要となり、設計の自由度が
増加する。
また本発明においては、ネマチック液晶とコレステリッ
ク液晶からなる液晶組成物を用いる場合、コレステリッ
ク液晶により誘起される自然ピッチPOと液晶層厚d、
ツイスト角ωが下式を満足するように構成するのが好ま
しい。
ク液晶からなる液晶組成物を用いる場合、コレステリッ
ク液晶により誘起される自然ピッチPOと液晶層厚d、
ツイスト角ωが下式を満足するように構成するのが好ま
しい。
00d
PO
ω:deg
PO:μm
d:μm
時分割駆動特性は、電圧−透過率特性の急峻度であられ
され、1164デユーティ−の時分割駆動には1.13
4程度の急峻度が必要であり、また従来ツイスト角が0
@のG/H型(ゲスト−ホスト型)ではγ=1.7程度
であるが、本発明の液晶表示素子において、前記の条件
を選ぶことにより1/64デユーティ−の時分割駆動が
可能である。このようなツイストが大きな液晶表示素子
では、ツイストディスクリネーションとよばれるものと
、電圧印加時に起こる散乱組織の2つの配向欠陥が生じ
得るが、90″くω<270°のツイスト角をもった方
式の液晶表示素子では、ツイスト角ωと、これら2つの
配向欠陥(B:散乱による配向欠陥が生じる領域、C:
ツイストディスクリネーションによる配向欠陥が生じる
領域)が生じるd/Poの関係には一般に第2図のよう
な傾向がみられ、斜線部のd/Po範囲Aの液晶組成物
を用いることが必要であり、またこの範囲の広い液晶組
成物を用いることが望ましい。一方、この方式の液晶表
示素子における急峻度はd/Paの減少にともなう向上
がみられ、したがって高時分割駆動特性を得るためには
、第2図の斜線部分(散乱組織やツイストディスクリネ
ーションによる配向欠陥が生じない範囲)のうち、でき
るだけd/P。
され、1164デユーティ−の時分割駆動には1.13
4程度の急峻度が必要であり、また従来ツイスト角が0
@のG/H型(ゲスト−ホスト型)ではγ=1.7程度
であるが、本発明の液晶表示素子において、前記の条件
を選ぶことにより1/64デユーティ−の時分割駆動が
可能である。このようなツイストが大きな液晶表示素子
では、ツイストディスクリネーションとよばれるものと
、電圧印加時に起こる散乱組織の2つの配向欠陥が生じ
得るが、90″くω<270°のツイスト角をもった方
式の液晶表示素子では、ツイスト角ωと、これら2つの
配向欠陥(B:散乱による配向欠陥が生じる領域、C:
ツイストディスクリネーションによる配向欠陥が生じる
領域)が生じるd/Poの関係には一般に第2図のよう
な傾向がみられ、斜線部のd/Po範囲Aの液晶組成物
を用いることが必要であり、またこの範囲の広い液晶組
成物を用いることが望ましい。一方、この方式の液晶表
示素子における急峻度はd/Paの減少にともなう向上
がみられ、したがって高時分割駆動特性を得るためには
、第2図の斜線部分(散乱組織やツイストディスクリネ
ーションによる配向欠陥が生じない範囲)のうち、でき
るだけd/P。
が小さい値をとる液晶組成物を用いる必要がある。
先に挙げたω−配向欠陥の生じるd/Poの特性や急峻
度などは、各液晶材料や配向処理方法などにより変化す
るが、特に、配向欠陥特性と急峻度にはある程度の相関
関係がみられ、高時分割駆動表示素子に用いるための条
件(配向欠陥特性、急峻度、温度特性など)を満たす液
晶材料はある程度限られてくる。本発明では、これらの
通常用いられる多数の液晶材料について検討した結果、
前出のω、d、Poの関係式を見い出した。この関係式
の条件外では、配向欠陥の出現や急峻性の低下により1
764デユーティ−程度の時分割駆動は鑑しい。
度などは、各液晶材料や配向処理方法などにより変化す
るが、特に、配向欠陥特性と急峻度にはある程度の相関
関係がみられ、高時分割駆動表示素子に用いるための条
件(配向欠陥特性、急峻度、温度特性など)を満たす液
晶材料はある程度限られてくる。本発明では、これらの
通常用いられる多数の液晶材料について検討した結果、
前出のω、d、Poの関係式を見い出した。この関係式
の条件外では、配向欠陥の出現や急峻性の低下により1
764デユーティ−程度の時分割駆動は鑑しい。
さらに、本発明の好ましい実施態様によれば、液晶組成
物の屈折率異方性Δnと液晶層厚dとを下式を満足する
ように構成する液晶表示素子が提供される。
物の屈折率異方性Δnと液晶層厚dとを下式を満足する
ように構成する液晶表示素子が提供される。
0.8≦Δn−d≦2.5
(好ましくは1.0≦Δn−d≦2.5.さらに好まし
くは1.5≦Δn−d≦2.5) 液晶表示素子において、急峻度γはΔn−d増加にとも
なって小さくなり、時分割駆動特性が向上するが、 S
TNあるいはSBEとよばれる方式の液晶表示素子に通
常用いられる種々の液晶材料について検討した結果、Δ
n−dを前記範囲にすることにより高時分割駆動特性の
良い液晶表示素子を容易に形成し得ることを見出した。
くは1.5≦Δn−d≦2.5) 液晶表示素子において、急峻度γはΔn−d増加にとも
なって小さくなり、時分割駆動特性が向上するが、 S
TNあるいはSBEとよばれる方式の液晶表示素子に通
常用いられる種々の液晶材料について検討した結果、Δ
n−dを前記範囲にすることにより高時分割駆動特性の
良い液晶表示素子を容易に形成し得ることを見出した。
Δn−d<0.8では1764デユーティ−の時分割駆
動に十分なγが得られにくい。通常の液晶材料のΔnは
0.1〜0.2程度であり。
動に十分なγが得られにくい。通常の液晶材料のΔnは
0.1〜0.2程度であり。
このようなものでは所期の目的を達成することができず
、一方、Δn−d>2.5では液晶層厚が大きくなり、
応答速度の点で表示品質が著しく低下してしまう。
、一方、Δn−d>2.5では液晶層厚が大きくなり、
応答速度の点で表示品質が著しく低下してしまう。
実施例1
液晶組成物として、ネマティック液晶に、カイラルネマ
ティック液晶(メルク社製、S−811)とアントラキ
ノン系の2色性色素(極大吸収波長630nm)をそれ
ぞれ0.5%、1.5%添加したものを用い、液晶層厚
9μmの第1図に示した如き液晶セルを作製した。配向
処理はツイスト角ωが2006となるように、ガラス基
板上に塗布したポリイミドをラビング処理した。この実
施例の表示素子はγ=1.135を示し、高い時分割駆
動特性を示した。また±1μm程度の液晶層厚むらでも
表示むらは確認されなかった。
ティック液晶(メルク社製、S−811)とアントラキ
ノン系の2色性色素(極大吸収波長630nm)をそれ
ぞれ0.5%、1.5%添加したものを用い、液晶層厚
9μmの第1図に示した如き液晶セルを作製した。配向
処理はツイスト角ωが2006となるように、ガラス基
板上に塗布したポリイミドをラビング処理した。この実
施例の表示素子はγ=1.135を示し、高い時分割駆
動特性を示した。また±1μm程度の液晶層厚むらでも
表示むらは確認されなかった。
実施例2
実施例1と同様にしてツイスト角が180a、240’
の液晶セルを作製した。これらはそれぞれγ=1゜15
、γ=1.12と高い時分割駆動特性を示した。
の液晶セルを作製した。これらはそれぞれγ=1゜15
、γ=1.12と高い時分割駆動特性を示した。
実施例3
基板として一軸延伸ポリエステルを用いたほかは実施例
1と同様にして液晶セルを作製したが、このセルの表示
特性も実施例1とまったく同様に良好な特性を示した。
1と同様にして液晶セルを作製したが、このセルの表示
特性も実施例1とまったく同様に良好な特性を示した。
実施例4
液晶組成物として、ネマティック液晶にコレステリック
液晶又はカイラルネマティック液晶)(メルク社製、S
−811)とアントラキノン系の2色性色素(最大吸収
波長640nm)をそれぞれ0.5%、1.5%添加し
たものを用い(PO=18.1μm)、液晶層厚8μm
で第1図の液晶セルを作製した。ツイスト角が200゜
となるように、ガラス板上に塗布したポリイミドをラビ
ング処理し、また第1図で符号17で示した偏光板を用
い、その透過軸が符号15の配向膜層の配向処理方向と
一致するように設置した。この実施例の表示素子はγ=
1,128であり高い時分割駆動特性を示した。
液晶又はカイラルネマティック液晶)(メルク社製、S
−811)とアントラキノン系の2色性色素(最大吸収
波長640nm)をそれぞれ0.5%、1.5%添加し
たものを用い(PO=18.1μm)、液晶層厚8μm
で第1図の液晶セルを作製した。ツイスト角が200゜
となるように、ガラス板上に塗布したポリイミドをラビ
ング処理し、また第1図で符号17で示した偏光板を用
い、その透過軸が符号15の配向膜層の配向処理方向と
一致するように設置した。この実施例の表示素子はγ=
1,128であり高い時分割駆動特性を示した。
00d
(ω−−=23.2)
P。
実施例5
実施例4と同様にして、Po=15.5 μm(S−8
11添加量:0.584%)、液晶層厚8μm、ツイス
ト角220°の第1図で示した如き液晶セルを作製した
。この表示素子はγ=1.130を示した。
11添加量:0.584%)、液晶層厚8μm、ツイス
ト角220°の第1図で示した如き液晶セルを作製した
。この表示素子はγ=1.130を示した。
00d
(ω−−□= 13.5)
P。
実施例4,5ともに、1/64デユーティ−の時分割駆
動に十分な急峻度を示し、配向欠陥も生じなかった。
動に十分な急峻度を示し、配向欠陥も生じなかった。
比較例1
同様にPo=13.511 m(S−811添加量:0
.736%)、液晶層厚9μm、ツイスト角200°の
第1図の液晶セルを作製したところ、γ=1.21を示
し、1/64デユーティ−の時分割駆動は困難であった
。
.736%)、液晶層厚9μm、ツイスト角200°の
第1図の液晶セルを作製したところ、γ=1.21を示
し、1/64デユーティ−の時分割駆動は困難であった
。
00d
(ω−−ニー 66 )
O
比較例2
実施例1と同様に、Po=28.0、液晶層厚8.0
μmで比較例1と同様に液晶セルを作製したところ、ツ
イストディスクリネーションによる配向欠陥が生じてし
まった。
μmで比較例1と同様に液晶セルを作製したところ、ツ
イストディスクリネーションによる配向欠陥が生じてし
まった。
実施例6
液晶組成物としてネマティック液晶に、カイラルネマテ
ィック液晶(メルク社製、S−811)とアントラキノ
ン系の2色性色素(最大吸収波長640nm)をそれぞ
れ0.5%、1.5%添加したものを用い(Δn=0.
15)、液晶層厚9.0μmで第1図の液晶セルを作製
した。ツイスト角が200’となるように、ガラス板上
に塗布したポリイミドをラビング処理し、また、第1図
で符号17で示した偏光板を用い、その透過軸が配向膜
層15の配向処理方向と一致するように設置した。この
実施例の表示素子はγ=1.130であり、高い時分割
駆動特性を示した(Δn−d=1,035)。
ィック液晶(メルク社製、S−811)とアントラキノ
ン系の2色性色素(最大吸収波長640nm)をそれぞ
れ0.5%、1.5%添加したものを用い(Δn=0.
15)、液晶層厚9.0μmで第1図の液晶セルを作製
した。ツイスト角が200’となるように、ガラス板上
に塗布したポリイミドをラビング処理し、また、第1図
で符号17で示した偏光板を用い、その透過軸が配向膜
層15の配向処理方向と一致するように設置した。この
実施例の表示素子はγ=1.130であり、高い時分割
駆動特性を示した(Δn−d=1,035)。
実施例7
実施例6と同様にΔn:0.174の液晶組成物と、液
晶層厚8.0μm、ツイスト角220”のセルを用い、
表示素子を作製した。この実施例の表示素子はγ=1.
126を示した(Δn−d=L392)。
晶層厚8.0μm、ツイスト角220”のセルを用い、
表示素子を作製した。この実施例の表示素子はγ=1.
126を示した(Δn−d=L392)。
実施例8
実施例6において、偏光板17を用いない以外、実施例
6,7と全く同様の表示素子を作製したところ、実施例
6,7の表示素子より時分割駆動特性はそれぞれ若干低
下するが、格段に明るい表示が可能となった。
6,7と全く同様の表示素子を作製したところ、実施例
6,7の表示素子より時分割駆動特性はそれぞれ若干低
下するが、格段に明るい表示が可能となった。
比較例3
実施例6と同様に△n=0.101の液晶組成物と、液
晶層厚7.0μm、ツイスト角200°のセルを用い表
示素子を作製した。この表示素子はγ=1.141であ
り、1764デユーティ−の時分割駆動に必要な1.1
34よりも急峻性に劣っている(八〇−d:0.707
)。
晶層厚7.0μm、ツイスト角200°のセルを用い表
示素子を作製した。この表示素子はγ=1.141であ
り、1764デユーティ−の時分割駆動に必要な1.1
34よりも急峻性に劣っている(八〇−d:0.707
)。
比較例4
実施例6と同様にΔn=0.20の液晶組成物と、液晶
層厚14.0μm、ツイスト角200°のセルを用い、
表示素子を作製したところ、γ=1.124と、よい急
峻性を示したが、応答速度がおそく表示品質に若干劣っ
た(△n−d=2.80)。
層厚14.0μm、ツイスト角200°のセルを用い、
表示素子を作製したところ、γ=1.124と、よい急
峻性を示したが、応答速度がおそく表示品質に若干劣っ
た(△n−d=2.80)。
以上のように、本発明の液晶表示素子は、高時分割駆動
特性にすぐれるとともに、液晶層厚のバラツキによる色
ムラの発生が抑制され、かつ明るい表示特性を備えた量
産性にすぐれたものである。
特性にすぐれるとともに、液晶層厚のバラツキによる色
ムラの発生が抑制され、かつ明るい表示特性を備えた量
産性にすぐれたものである。
第1図は本発明の液晶表示素子の構成例を示す断面図、
第2図は、ツイスト角ωと、液晶のラセンピッチに対す
る層厚比(d/Po)と、配向欠陥領域との関係を示す
グラフをそれぞれ示す。 11.21・・・基板、13.23・・・透明電極、1
5.25・・・配向膜、17・・・偏光子、33・・・
液晶、A・・・配向無欠陥領域、B、C・・・配向欠陥
領域。
第2図は、ツイスト角ωと、液晶のラセンピッチに対す
る層厚比(d/Po)と、配向欠陥領域との関係を示す
グラフをそれぞれ示す。 11.21・・・基板、13.23・・・透明電極、1
5.25・・・配向膜、17・・・偏光子、33・・・
液晶、A・・・配向無欠陥領域、B、C・・・配向欠陥
領域。
Claims (5)
- (1)表示用電極を有する上下一対の基板に対して液晶
組成物が電圧無印加時に基板に対して略水平に配向する
ように配向処理を施した液晶表示素子において、該基板
間において、液晶分子が90°を超え、270°未満の
ねじれ角を有するように配向しており、かつ該液晶組成
物が2色性色素を含有していることを特徴とする液晶表
示素子。 - (2)前記ねじれ角が160°以上260°以下である
特許請求の範囲第1項記載の液晶表示素子。 - (3)該液晶組成物がネマティック液晶とコレステリッ
ク液晶を含む特許請求の範囲第1項又は第2項の液晶表
示素子。 - (4)コレステリック液晶により誘起される自然ピッチ
Po(μm)と液晶層厚d(μm)とツイスト角ω(度
)が下記の式を満足する特許請求の範囲第3項の液晶表
示素子。 8<ω−400d/Po<68 - (5)該液晶組成物の屈折率異方性Δnと液晶層厚d(
μm)との関係が、0.8≦Δn・d≦2.5の式を満
足する特許請求の範囲第3項又は第4項の液晶表示素子
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13606087A JPS63301020A (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13606087A JPS63301020A (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63301020A true JPS63301020A (ja) | 1988-12-08 |
Family
ID=15166261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13606087A Pending JPS63301020A (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63301020A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01188828A (ja) * | 1988-01-22 | 1989-07-28 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62916A (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液晶表示素子 |
JPS62265620A (ja) * | 1986-05-13 | 1987-11-18 | Toshiba Corp | 液晶表示器 |
JPS62283315A (ja) * | 1985-09-27 | 1987-12-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 液晶表示装置 |
JPS63113427A (ja) * | 1986-10-30 | 1988-05-18 | Toshiba Corp | 液晶表示装置 |
JPS63197921A (ja) * | 1987-02-12 | 1988-08-16 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置 |
-
1987
- 1987-05-30 JP JP13606087A patent/JPS63301020A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62916A (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液晶表示素子 |
JPS62283315A (ja) * | 1985-09-27 | 1987-12-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 液晶表示装置 |
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JPS63197921A (ja) * | 1987-02-12 | 1988-08-16 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置 |
Cited By (1)
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JPH01188828A (ja) * | 1988-01-22 | 1989-07-28 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
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