JPS63294674A

JPS63294674A - 平形多心信号伝送ケーブル用コネクタ及びその製造方法

Info

Publication number: JPS63294674A
Application number: JP63052790A
Authority: JP
Inventors: ビンセント・ニコラス; ポール・ピーター・シウィンスキ
Original assignee: AMP Inc
Current assignee: TE Connectivity Corp
Priority date: 1987-03-09
Filing date: 1988-03-08
Publication date: 1988-12-01
Anticipated expiration: 2012-03-26
Also published as: DE3882751D1; EP0282194B1; EP0282194A1; JP2593330B2; DE3882751T2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は多心ケーブル用コネクタ、特に平形の多心伝
達ケーブルの電線を印刷回路板の導体に結合させるコネ
クタ及び該コネクタを使用する方法に関する。

多数の電線を平形絶縁体ウェア中に埋設した新規な電気
ケーブルの開発がコンピュータ、電気通信装置、電子産
業などに著しい利益をもたらしている。これらのケーブ
ルは中心線が互いに極く僅か離隔した直径が０．７６２
ミリメートル（０，０３０インチ）のような細い平行電
線として形成された導体から製造され、電気信号を伝達
するのに使用することができる。

寸法が細いという明白な利点及び平形ケーブルであるこ
と自体の取扱い易さの反面、ケーブルが平形であるため
に機械的及び電気的にいくつかの欠点もある。機械的見
地からは、電線が細く相互の電線間隔が極く僅かである
ために、個々の電線をコネクタのような電気成分に結合
させるに際して電線の取扱いに困難が増大する。さらに
、電線間の中心線距離が異常に短いので、これらの電線
は通常使用される電気要素に対する標準の中心線間隔と
必ずしも一致せず、そこで相互接続に問題が生ずる。細
くかつざらに極く僅かに離隔した細線の開発のために、
さらに小型化されたケーブルに適合するコネクタを設計
することが複雑となるのに加えて、前述した機械的問題
がさらに困難度を増大する。

電気的見地からは、特に、信号伝達の目的のために平形
ケーブルを使用する時、信号を正確に伝達するためには
、電線の中心線が極めて近接しているので、特定の応用
ごとに特定の正確な距離を保持させる必要がある。同じ
く信号を正確に伝達するためには、平形多心ケーブルを
コネクタで成端させる時に、これらのコネクタは、伝達
された信号の特性インピーダンスを制御してケーブルお
よび結合される電子装置と整合させるように設計する必
要がある。

従来、平形ケーブルを嵌合コネクタ及び電子装置に結合
させるための多種のコネクタが開発されている。例えば
、米国特許第４．０９４．５６６号、第４．１８１，３
８４号及び第４，３６７．９０９号を参照されたい。

しかしながら、本発明は従来使用されたものの数分の−
である０、　２０３２ミリメートル（ｏ、ｏｏａインチ
）の直径の電線を有する平形多心ケーブルで都合よく使
用するのに充分な実用性を持つコネクタ又は使用方法を
開示する。かかる著しく細い電線直径のために、これに
比例して中心ＩＩ！Ａ１１Ｉ隔が０．３１７５ミリメー
トル（０，０１２５インチ）に減少するとともに１本の
ケーブル中の電線数が２５．４ミリメートル（１インチ
）当り８１本に増大する。米国特許第４，６１６，８９
３号は、印刷回路板（複数）間に制御された特性インピ
ーダンスを有するコネクタを開示するけれども、ケーブ
ル、嵌合コネクタ及び電子装置を整合する制御された特
性インピーダンスを有する平形の多心信号伝達ケーブル
に対する合理的なコネクタを教示もしていないし、示唆
するところもない。

上述した米国特許は何れも全く、正確にして有効かつ便
利にして経済的なコネクタ及び方法を教示せず、また示
唆するところもない。

多数の公告特許に記載されるように、常に小型化されつ
つある電気要素を効果的に接続しようとする努力が絶え
ずなされている。しかしながら、これらの何れの特許も
本発明の方法及び諸電気要素を結合させる形状の要素に
ついて教示していない。また、公知の方法およびコネク
タは、本発明のコネクタ及び方法によって得られる利点
を有していない。本発明は、方法及び諸要素の新規にし
て有用な発明性のある組合せ、最小数の機能部品を使用
して製作及び操作する上での廉価性、及び入手容易な材
料並びに通常の部品の使用等の点で公知方法及び装置に
優る意図、目的及び利点を有する。

これらの目的及び利点は本発明の秀れた特性及び応用の
単に一部の説明と理解されたい。本発明はその権利範囲
内で種々の応用が考えられもし修正も可能である。従っ
て、特許請求の範囲の欄並びに図面に加えて好ましい実
施例によって本発明の他の目的及び利点が明確になると
ともに完全に理解できよう。

本発明は図面に示す好ましい実施例にもとづく特許請求
の範囲によって定義される。本発明を要約する目的で、
本発明は平形多心ケーブルの剥離′ｒｉ８導体を印刷回
路板から起立する嵌合コネクタによって該回路板の導体
に接続するコネクタアダプタと考えることができる。主
コネクタは長形の導電接地母線を受承する長手方向中央
スロットを備えたハウジングを含み、前記接地母線の上
端は平形ケーブルの剥離接地電線を受承するとともに、
同じく下端は嵌合コネクタ内に受承される。接地母線は
前記スロット内で第１位置から第２位置へずれ移動が可
能である。主ハウジングの長手方向中央面は前記スロッ
ト及び母線を貫通する。複数個の平行な孔が、前記スロ
ットの両側において、ハウジングに形成され、これらの
孔は信号接触子を受承するようになっており、該接触子
の上端は平形ケーブルの剥離信号電線を受承するととも
に、同じく下端は嵌合コネクタ内に受入れられるように
なっている。ハウジングはまた嵌合コネクタを受承する
開口を画成する下向きの２つの脚を有する。ハウジング
はまた該ハウジングと印刷回路板との間に結合可能な前
部カバー半体と後部カバー半休とを含み、両力バー半体
の間に平形多心ケーブルがその剥離電線の上方において
支承される。

各カバー半体は水平の上向き棚を有する下方へ突出した
第１の脚を有する。さらに、主コネクタは印刷回路板と
結合可能な１対の側部ラッチを含む。各ラッチは該ラッ
チと印刷回路板とに関して前記カバー半体及びハウジン
グを結合させるために該カバー半休の上向き棚上に乗る
水平の下向き棚を持つ上方突出脚を有する。各カバー半
体は下方へ突出した第２の脚を有し、該第２脚はコネク
タの長手方向中央面の両側かつ第１脚の内側にあって、
各第２脚は主コネクタの内部上面に位置する下面を有す
る。さらに、主ハウジングは各第１脚とこれに隣接する
第２脚との間に空隙を含み、各第１脚が第２脚に向って
内向き運動することができて、カバー半体及びハウジン
グを前記側部ラッチ及び印刷回路板に関して結合および
離設させるようになっている。ハウジングは前面及び後
面並びに外部上面に切除部分を有して両力バー半体を受
承するようになっている。各第２脚の下方部分はハウジ
ングの両端部に向って長手方向に延びる突起を有し、該
突起はハウジング中の凹部に受承され、カバー半体がハ
ウジングに組付けられた時に、該カバー半休が上方に動
かないように防止する。各カバー半体の両端部はハウジ
ングの両端部に向って長手方向に延びる突起を有し、該
突起はハウジング中の凹部に受承され、カバー半体がハ
ウジングに組付けられた時に、該カバー半体が側方に動
かないように防止する。さらに主コネクタは各カバー半
体中に該コネクタの長手方向中央面に面して空洞を含み
、これらに信号接触子及び接地母線の上方部分と平形ケ
ーブルの剥ｆｆｌ電線とを受入れる。主コネクタはさら
に側部ラッチを印刷回路板に結合させる手段を含み、該
手段は各ラッチから下向きのボタンであり、各ボタンは
切込みを備えて該ボタンを容易に収縮かつ拡張させ、従
って、ボタンの、印刷回路板中の穴への挿入、該穴内の
保持、及び該穴からの取りはすしを容易にする。

本発明は、さらに、平形ケーブルの電線と電気コネクタ
との結合、及び信号接触子とコネクタとの結合の組合せ
体を含む。各信号接触子は下向きのＵ字形切込みを有し
、複数個の信号接触子の切込みの彎曲部は平行な水平軸
線線の周りに共通の直径を持つ半円断面を有する。また
、前記組合せ体は平形ケーブルの面内で互いに平行な信
号電線を含む。この信号電線は前記彎曲部の直径よりも
小さい直径を持つ円形断面を有する。各信号電線は剥離
された自由端を有し、該自由端は最初の直線方向から９
０度度折折曲げられた部分を備え、この折曲げ部分は平
形ケーブルの面から離隔した信号電線端に近接する各信
号接触子の彎曲部と接触する。また、前記組合せ体は各
信＠電線と信号接触子とを結合させるはんだ材料を含む
。

約７０直近曲げられた各信号電線はその断面周囲の少な
くとも約２７０度に亘ってはんだ材料によって被覆され
る。信号接触子は平形ケーブルの面の両側にあり、信号
電線の一部の折曲げ部は該ケーブル面の一側における信
号接触子に向って折曲げられ、該電線の残部は該ケーブ
ル面の他側における信号接触子に向って折曲げられる。

前記組立て体はさらに接地ｍ線を含み、該電線は平形ケ
ーブルから信号電線と、接地電線を受承するように平形
ケーブルの面内にある接地母線との間を下方に延びる。

接地母線は２個の上向き７ランジ端を持つ導電性のＵ字
形部材として形成され、該部材の上方部分は下向き接地
電線を圧着するようになっている。

また、本発明は嵌合コネクタと着脱可能に結合される主
コネクタを合む。この主コネクタは、平形多心信号伝達
ケーブルの剥離自由端を受承するとともに張力緩和機能
を有する開口を持つ絶縁材料のハウジングを含む。また
、主コネクタはハウジングによって第１面に支持された
複数個の平行に離隔した導電信号接触子を含み、該接触
子はハウジング内に信号伝達用の電線を受承するように
なっている第１端と、嵌合コネクタと着脱可能に結合さ
れる第２端とを有する。また、主コネクタはハウジング
によって支持された板状の接地母線を含み、該母線はハ
ウジング内に接地用電線を受承するようになっている第
１端と、嵌合コネクタと着脱可能に結合される第２端と
を有する。前記接地母線は前記第１面と平行ではあるが
所定離隔にある第２面内にあって、接地母線及び信号接
触子の第１端から第２ｆａへコネクタを貫通して伝達さ
れる信号の特性インピーダンスを制御するようになって
いる。信号接触子は、接地母線及び前記第２面の両側に
、該第２面より等距離にある２つの平行な前記第１面内
に配置される。接地母線はケーブル中の一つおきの接地
電線を受承するようになっており、接地母線に受承され
ないケーブル中の他の電線は信号接触子に受承されるよ
うになっている。接地母線及び信号接触子の前記第２端
は嵌合コネクタに挿入されるようにハウジングを貫通す
る。また、主コネクタは信号接触子を信号電線に結合さ
せるために使用するはんだを含む。

さらに、本発明は平形ケーブルの導Ｍ電線を信号接触子
に結合させる方法を含む。この方法は、（１）平行な水
平軸線の周りに共通の直径を持つ半円断面の彎曲部を有
する下向きＵ字形切込みを備えた複数個の信号接触子を
主コネクタに支持させ、（２平形ケーブルの面に互いに
平行に延び、かつ前記彎曲部の直径よりも小さい共通の
直径を持つ円形断面を有するとともに剥離自由端を有す
る信号電線を用意し、（３）該信号電線を該電線の自由
端近くでその垂直方向から９０度以下に折曲げ、（４）
この折曲げ部を平形ケーブルの面から遠い端部近くで信
号接触子の彎曲部と接触させるようにして主コネクタ内
に支持させ、（５）前記信号電線を信号接触子に結合さ
せる諸方法から成る。

前述した結合は、めっき、プリント印刷、スクリーン印
刷、浸漬、インレイ等の技術の何れかによって信号接触
子に付着させたはんだ材料を使用することによって行わ
れる。このはんだ材料は前記切込みの彎曲部をめっきす
ることによって設置し、再流動させて液化させることが
好ましい。再流動は高周波、抵抗、レーザ、又は蒸気相
等の液化技術によって生じさせるが、高周波の使用が好
ましい。接地母線は上向き７ランジ端を備えるＵ字形の
金属部材として形成される。また、この方法は下向き接
地電線上にＵ字形部材を圧着させる手段を含む。Ｕ字形
の接地母線はハウジングスロット内でずれ移動が可能で
あり、接地電線をＵ字形接地母線に圧着させた後に該接
地母線を信号電線が信号接触子の近くにくるように運動
させる。

さらに、本発明は、導電ｌＲ線をコネクタの信号接触子
に結合させる方法を含む。この方法は、半円断面の彎曲
部を有する下向きＵ字形切込みを有する信号接触子をコ
ネクタ内に支持させる手段を含む。また、この方法は、
前記彎曲部の直径よりも大きくない直径の円形断面を有
するとともに剥離自由端を有する信号電線を用意し、該
信号電線をその自由端近くで最初の方向から９０度以下
折曲げ、この折曲げ部分の一端近くを信号接触子の彎曲
部に接触かつ固定させて主コネクタ内に前記信号電線を
支持させる手段を含む。

以上の記載は本発明の重要な特性を概説したものであっ
て、詳細は図面を参照して以下に説明する実施例によっ
て当業者に容易かつ完全に理解されよう。

図面、特に第１図及び第２図において、電気コネクタ１
０は、内部構造を示すために一部を欠截して示す。コネ
クタ１０は平形多心信号伝達ケーブル１２と、印刷回路
板１６に固定された嵌合コネクタ１４とに結合される。

前記平形ケーブルは電気絶縁体２６から作られた平形部
材と、これに埋設された複数本の細くかつ相互に極く僅
か離隔した電線２０．２２．２４とから形成される。電
線は互いに平行であり絶縁体２６によって分離される。

コネクタ内の電線の端部は剥離されて関連する接触子と
適当に結合される。

また、第１図、第２図及び第３図に示すように、印刷回
路板１６はその上面に嵌合コネクタ１４を支持してコネ
クタ１０を受承し、嵌合コネクタ及び印刷回路板の互い
に離隔した電気要素がコネクタ１０内のケーブルの互い
に離隔した導電要素と相互接続される。嵌合コネクタ１
４は前面２８と、後面３０と、端面３２．３４、頂面３
６と、底面３８とを有する。底面３８は印刷回路板１６
上に支持される。相互接続用接触要素４０が嵌合コネク
タ内にあって印刷回路板上の導体に取付けられる。嵌合
コネクタの頂面３６その他の面２８゜３０．３２．３４
は主コネクタ１０の下面４４及び内面４６．４８を受承
する。また、嵌合コネクタ１４は頂面３６と底面３８と
の間に延在する孔５４．５６を有し、該孔中の導電性レ
セプタクル接触子５８はコネクタ１０の接触子６０を受
承して平形ケーブル１２の電線２０，２２．２４と、印
刷回路板１６の導体との間に電流を流す。

コネクタ１０自身は電気絶縁性プラスチック材料製の複
数個の接続可能な成分要素から成る。好ましい材料はア
ルテム１０００　（ジェネラル・エレクトリック・カム
パ二社の商標名）である。これらの接続可能な成分要素
は嵌合コネクタ１４上に支持されるようになったハウジ
ング６２と、該ハウジングに関して平形ケーブルを固定
するために該ハウジング内に受承されるようになってい
る前部カバー半体６４及び後部カバー半休６６とを含む
。

また、コネクタ１０はカバー半体６４．６６を固定し、
従ってコネクタ１０を印刷回路板１６に固定するための
前部ラッチ６８と後部ラッチ７０とを含む。また、ハウ
ジング６２は導電性信号接触子６０と導電性接地母線７
２とを平形ケーブル１２とその電線とに関して正しい位
置に支持しかつ嵌合コネクタ１４の導電性セグメントを
電気接続するような形状を有する。

ここで使用する前、後、上、下、水平、垂直その他の用
語は単に説明のためのものに過ぎない。

本発明のコネクタは本発明の範囲から逸脱することなし
に垂直、水平又は角度方向等の用語を使用しうることは
容易に理解できよう。かかる用語は本発明を限定するも
のではない。加えて、平形ケーブルが主コネクタ１０に
受承される時に、その大部分の長さはコネクタ１０、嵌
合コネクタ１４、及び接地母線７２の長手方向中央面で
ある一つの面内にある。内部、外部その他の用語もこの
長手方向中央面に関するものを意味する。

特に、第１図、第２図及び第３図において、ハウジング
６２はブロック状の部材であって、前面７６、後面７８
、端面８０．８２、及び下面４４、上方内面８４は成形
操作によって一体の成分部材に作成される。前記ハウジ
ングは互いに内方に突出する棚状ブロック８８を含み、
該ブロックの上面は該ハウジングの上方内面８４を形成
する。前記ブロックはコネクタの長手方向中央面かつ相
互に向って内方に突出して接地接触子すなわち接地母線
７２を受承する寸法を持つ中央スロット９０を形成する
。前記母線は導電材料、好ましくは金属で作られた板状
の導電部材である。この母線は接合したＵ字形に形成さ
れ、その自由端９２はケーブル１２の接地型［１２０を
受承できるように成る程度上方かつ外方に拡開している
。接地母線７２の下方部分はハウジングの中央スロット
９０に受承されるとともに平形ケーブルの選定された電
線２０、特に信号電線の中間にあって接地作用する電線
を機械的かつ電気的に受承するようになっている。母線
７２はスロット９０内で第５図に示す位置から第６図に
示す位置へと移動可能である。

ハウジング６２のブロック８８内には信号接触子６０を
受承する垂直孔９４がある。この信号接触子は導電材料
、好ましくは金属から成り、下方の大部分が矩形断面の
ポスト９６を含み、上方部分９８は断面が矩形ではある
が、上方部分は拡大しておりブロック８８の上面８４に
支承される。

前記上方部分はコネクタの長手方向中央面に対して垂直
な切込み１０２を備える。各切込みは平形ケーブルの信
号電線２２又は２４を受入れるＵ字形又は半円形の下方
部分を有する。接地型ＷＡ２０および信号電線２２．２
４の剥離された下方端はそれぞれ接地母線７２および信
号接触子６０に受承されてケーブルの電線を前もって特
定の方向にある嵌合コネクタの導体、従って印刷回路板
の導体と機械的かつ電気的に結合する。

信号電線２２．２４及び接地母線電線２０は、剥離され
たケーブル１２の信号電線を先ず第４Ｂ図に示すように
曲げることによって信号接触子６０及び接地母線７２に
機械的かつ電気的に固定される。信号電線２２．２４を
正確に折曲げるに適した折曲げ装置が第４Ａ図に示され
る。この図面は前記折曲げ装置の一部だけを示しており
、前記電線を配置する装置だけを示す。この装置は比較
的にだけの高い複数個の位置決めシム２８４を含み、各
シムは平形ケーブル１２の厚さにほぼ等しい幅の切込み
２９８を有する。各シムの切込み２９８は互いに整列し
ている。これらのシムは信号電線シム２８６と接地電線
シム２８８とによって分離されている。各接地電線シム
２８８は前記切込み２９８と整列するとともに更に深い
接地電線切込み（図示せず）を有する。信号電線シム２
８６の上縁２１２は切込み２９８よりも下方にある。複
数の折曲げ指２６０，２７２がだけの高い位置決めシム
２８４と信号電線シム２８６との間に形成された溝と整
列する。どの折曲げ指も接地電線シム２８８と整列しな
い。折曲げ指２６０．２７２は互いに千鳥状に配列され
、互いに遠近運動するようになっている。ケーブル１２
の剥離端を、絶縁体が切込み２９８中にかつ電線２０．
２２゜２４が位置決めシム２８４同志の間にあるように
配置して、折曲げ指２６０．２７２を内方に運動させる
と、信号電線２２．２４が第４Ｂ図に示すように曲げら
れる。

電線が第４Ｂ図に示す位置にある時、接地電線２０は第
５図に示すようにして接地母線７２のメ開端９２が圧着
される。この拡開端９２はその両側から第５図の位置に
おける接地母線に近接できることに注意すべきである。

接地電線２０が接地母線７２に圧着されると、接地母線
はスロット９０内を第５図の位置から第６図の位置に移
動される。前記圧着によってケーブル１２が接地母線７
２に接続されたことにより、接地母線７２が移動すると
、折曲げられた信号電線２２．２４が信号接触子６０の
近くに移動する。

前記ハウジング６２の前面７６および後面７８は下方突
出脚１０４を備え、同様に該ハウジングがその両端近く
に下方突出脚１０６を備える。これらの下方突出脚はハ
ウジングのほぼ周辺に延びるとともに嵌合コネクタ１４
の前面２８、後面３０及び端面３２．３４上を滑動する
ように配設される。

前記ハウジングの頂部外面の一部は前方及び後方のカバ
ー半体を受承するように破断部１０８として形成される
。両方のカバー半径は同様な形状を有し、ハウジングの
上方外面に近く位置する上方部分１１０と、２個の下方
に延びる１対の平行な脚１１２．１１４とから成る。内
方脚１１２は短く、該脚の内面はコネクタ１０の長手方
向中央面に近接し、該脚の下方面はハウジングの上方内
面によって支持される。外方の脚１１４は長く、該脚の
内面は前記内方の脚から離隔して両方の脚の間に空隙を
形成する。

前方および後方のカバー半体はコネクタ１０の長手方向
中央面に関して対称的であるが、張力緩和凹部１１８と
これに組合う張力緩和突起１２０とがそれぞれ前記両方
のカバー半体の上方内面に近接してケーブル１２を受承
かつ保持して操作中及び使用中にケーブルが誤って引張
られる時に生じうる運動を防止する。前記カバー半体の
張力緩和要素の下方には、信号接触子６０及び母線７２
の上方部分並びに平形ケーブルの電線の下方剥離端を収
容する空洞１２２がある。操作及び使用に際して、コネ
クタ１０に支持された平形ケーブルの端部は、その非剥
離部分が前記カバー半体の張力緩和要素に接触して所望
の運動制御を行う範囲まで剥離される。平形ケーブルの
うち張力緩和要素の下方剥離部分は前記カバー半体の空
洞１２２内にある。

外方の脚１１４の下端はハウジング６２の長手方向中央
面から外方へ延びる突起１２４を備え、該突起は、操作
及び使用に際して印刷回路板に関して該ハウジングの位
置を固定するための水平かつ上向きの棚１２６を有する
。内方の脚１１２と外方の脚１１４との間に上方に延び
る空隙１１６があるために外方の脚１１４が限定された
範囲内で弾力的に運動して印刷回路板に対するコネクタ
１０の着脱が容易となる。

コネクタ１０の別の要素として２個の同様な形状の側部
ラッチ６８．７０があり、該ラッチは印刷回路板１６の
上面に支持される下面１３０を有する。各ラッチの下面
には下向き突出ボタン１３２が形成されて印刷回路板１
６中の穴１３４に受入れられる。各ボタン１３２は中央
領域に上向き当接面と軸線方向切込み１３６とを備え、
該ボタンの下端を収縮させて印刷回路板の穴に挿嵌め及
び取外すようになっており、前記ラッチ、従ってコネク
タ１０及び平形ケーブル１２を印刷回路板１６に確実に
機械的に取付けることができる。ボタン１３２の切込み
１３６を収縮させるとラッチが印刷回路板から取外すこ
とができる。

ラッチの底部から上方に延びた脚１３８はハウジング６
２の長手方向中心線に向って内向き突起１４０を備える
。この突起は水平な下向き棚１４２を有し、該棚１４２
はカバー半休の上向き棚１２６を受承保持するために使
用される。前記カバー半体及びハウジングを嵌合コネク
タに配置することにより、ラッチに固定されたカバー半
休はコネクタ１０を嵌合コネクタおよび印刷回路板に関
して固定することができる。

各カバー半体の第１脚すなわち内方の脚１１２の下方部
分はハウジング６２の端部に向ってかつ互いに長手方向
に遠のく方向に腰脚の面内で延びる突起１４４を有する
。これらの突起は全体で４個あってハウジング６２の前
面及び後面の対応形状凹部１４６に受承される。これら
の突起と凹部とが結合した時は、カバー半体がハウジン
グに関して上方及び下方へ運動するのを防止する。同様
に各カバー半体は、その両端に、前記ハウジングの両端
に向ってかつ互いに遠のく方向に全体で４個の突起１４
８を有する。ハウジングの対応形状の凹部１５０がこれ
らの突起を受入れることができる。前記カバー半休がハ
ウジングに結合すると、前述した突起および凹部は該カ
バー半体が水平面内でハウジングに関して側方運動する
のを防止する。

剥離ケーブル端を信号接触子６０と接地母線７２とに結
合させた後に、前方カバー半体６４および後方カバー半
休６６を平形ケーブルに近接して単に互いに平行に保持
するだけで前記両力バー半休をハウジング６２に結合さ
せることができる。

両力バー半体を互いに平行に保持しながら、該カバー半
体を平形ケーブル１２に向って同時に又は順次に近接さ
せる。端部突起１４８を備えた両刃パー半体は、凹部１
５０と容易にスナップ嵌合してハウジング６２に関して
正しく位置決めされる。

両力バー半休を除去するには、長手方向中央面内でハウ
ジングの上方両端部分を互いに外方に引張ればよい。こ
の引張運動によって前記両力バー半体に結合時と反対方
向の運動が作用して平形ケーブル及びハウジング６２か
ら引き離されるので、該カバー半休が前記凹部から離れ
る。

嵌合コネクタ１４の前面２８は２個の上方に延びる平行
なプラグ１５６を備える。同様に、ハウジング６２の前
面７６は２個の下方に延びる平行なスロット１５４を備
える。これらのプラグ及びスロットは互いに等しい距離
の間隔を有するとともにほぼ同一の幅を持つのでコネク
タハウジング６２は嵌合コネクタ１４と嵌合することが
できる。

これらのプラグ及びスロットはコネクタハウジング及び
嵌合コネクタのそれぞれ一面上のみにありかつ相互に決
った位置にあるからハウジング６２及びコネクタ１０を
嵌合コネクタ１４に関して不正位置に嵌合させることは
ない。それゆえに、コネクタ１０と嵌合コネクタとを逆
方向に結合させることは不可能である。

通常の操作では、平形ケーブル１２の１つおきのコネク
タ電線２０は接地電線であり接地母線７２に受承され、
ケーブルのすべての中間コネクタ電線２２．２４はケー
ブルから印刷回路板へ信号を伝達するようになっている
。しかして、すべての信号電線は長手方向中央面の一側
又は他側の適当な信号接触子６０に向って外方に折曲げ
る必要がある。このようにして、平形ケーブルの適当な
電線は印刷回路板の適当な導体と結合してコネクタの所
望の電子機能を果すことができる。

信号接触子と接続するケーブル電線を正しく位置決めさ
せたハウジングを、次に、高周波エネルギによって加熱
して信号接触子と信号電線との間のはんだ材料を液化さ
せ、これらの間をしっかりとはんだ接続する。

特に、第３図、第４Ａ図、第４Ｂ図及び第７図に示すよ
うに、ケーブルの信号電線は垂直方向から９０度近くま
で折曲げられる。約７０直訴曲げることによって、折曲
部から遠い方の信号電線端部分は長手方向中央面から遠
い方の信号接触子端部分と接触する。信号電線端は、結
合中に下方に押圧された時、信号接触子によって７０度
以上に僅かに上方に押上げられて信号電線と信号接触子
との間を完全に接触させる。この上方への電線ずれ移動
は約５〜２０度であるが、９０度以下であることが好ま
しい。この電線ずれ移動によって各信号電線と信号接触
子との間のはんだ接続前の物理的接触が確実になる。

信号接触子６０のＵ字形切込みの直径は平形ケーブル１
２の信号電線２２．２４の導体の直径に等しいか僅かに
大きいことが好ましい。このようにしてはんだは少なく
とも約２１０度に亘って折曲り電線を包囲して機械的に
接着して電気結合する。実際には、はんだ材料はしばし
ば信号電線の全断面を全長に亘って包囲することがある
。上述の考え方と違って、電線をはんだ付けされる切込
み内に機械的に割り込ませる必要はないことが知られて
おり、従って電線の直径を前記切込みの幅すなわち直径
よりも大きくないことが好ましい。

好ましい実施例においては、はんだ材料はめっき、プリ
ント印刷、スクリーン印刷、浸漬、インレイなどの種々
の技術の何れかによって信号接触子の適当な部分に接着
させてもよい。また、はんだ材料を信号接触子の上端に
めっきし、少なくともＵ字形切込みを被覆させてもよい
。はんだ付けは剥ｌ１１を電線端に市販のフランクス材
料を塗布することによって効果が増大する。はんだは高
周波、抵抗、レーザ、又は蒸気相を含む種々の加熱方法
によって再流動させてもよい。高周波は好ましい方法で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は平形ケーブルを支持するとともに嵌合コネクタ
と結合する位置にある本発明の主コネクタの斜視図、第
２図は嵌合コネクタと結合した第１図に示す主コネクタ
を一部破断してその内部構造を示した斜視図、第３図は
主コネクタ、嵌合コネクタ、及び平形ケーブルの中心を
通る第２図の装置の断面図、第４Ａ図は信号電線を、そ
の剥離端に当てがって第４Ｂ図に示すように接地電線に
関して折曲げる装置を示し、第５図は接地電線を接地母
線に圧着することを示す断面図、第６図は接地母線を運
動させて信号電線を信号接触子の近くにもたらすことを
示す、第５図と同様な断面図、第７図は２本の信号電線
と信号接触子とをはんだ材料で結合させることを示す斜
視図、第８図ははんだ材料によって信号接触子に結合さ
れる信号電線の初期位置と最終位置とを示す断面図、第
９図及び第１０図は第８図のそれぞれ９−９線及び１０
−１０線によるはんだ材料を含む信号電線及び信号接触
子の断面図である。１０・・・・・・・・・コネクタ（主コネクタ）ゝ１２
・・・・・・・・・多心ケーブル１４・・・・・・・・・嵌合コネクタ１６・・・・・・・・・印刷回路板２０・・・・・・・・・接地電線２２．２４・・・信号電線４４・・・・・・・・・ハウジングの第２面６０・・・
・・・・・・接触子

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電気コネクタ（１０）と、複数本の電線（２２、
２４）を有する多心ケーブル（１２）とを含む電気コネ
クタアセンブリにして、前記コネクタ（１０）が、第１
面（８４）と第２面（４４）との間に延びる複数個の孔
（９４）を有する絶縁ハウジング（６２）と、前記孔（
９４）内にあつて各々が前記第１面（８４）に近い一端
に電線受承手段を有する複数本の接触子（６０）を含む
導体成端手段と、ケーブル（１２）を保持して該ケーブルが前記コネクタ
（１０）から運動するのを防止するための張力緩和手段
（１１８、１２０）とを含有し、前記コネクタ（１０）
は、前記張力緩和手段（１１８、１２０）が前記ケーブ
ル（１２）を該コネクタ（１０）の長手方向中央面に平
行に位置決めする方向にあり、また、前記接触子（６０
）の少なくとも前記一端が前記コネクタ（１０）の長手
方向中央面に平行に延び、各接触子（６０）の前記一端
における電線受承手段が前記コネクタ（１０）の長手方
向中央面に横方向に延び、個々の電線（２２、２４）が
前記コネクタ（１０）の長手方向中央面に関して横方向
に折曲げられて各接触子（６０）の電線受承手段に受承
されることを特徴とする電気コネクタアセンブリ。
（２）各接触子（６０）の前記一端における前記電線受
承手段が各接触子（６０）の上端にあるＵ字形切込み（
１０２）から成る特許請求の範囲第１項記載の電気コネ
クタアセンブリ。
（３）各Ｕ字形切込み（１０２）が第１の直径を持つ彎
曲部を有し、各電線（２２、２４）が前記第１の直径よ
りも小さい第２の直径を有し、各接触端子（６０）が前
記切込み（１０２）に近接した位置に前もつて配置した
はんだを有し、もって各電線はその折曲り部分を前記彎
曲部に接触させてケーブル（１２）に関して９０度以下
の角度に折曲げられ、各接触子（６０）に前もって配置
されたはんだが再流動して各電線と対応接触子（６０）
との間を電気接続する特許請求の範囲第２項記載の電気
コネクタアセンブリ。
（４）前記張力緩和手段（１１８、１２０）が、前記絶
縁ハウジング（６２）に組付けうるとともにケーブル（
１２）を前もつて固定させたカバー半体上にあり、信号
電線から成る電線（２２、２４）の端部がケーブル（１
２）に関して横方向に折曲げられ、接地電線から成る他
の電線（２０）の端部がケーブル（１２）の面内に残留
し、導体成端手段が接触子（６０）のほかに接地母線（
７２）を含み、接触子（６０）及び接地母線（７２）が
前記絶縁ハウジング（６２）中に並列配置された特許請
求の範囲第２項記載の電気コネクタアセンブリ。
（５）前記接地母線（７２）が前記絶縁ハウジング（６
２）の中央スロット（９０）内にあるとともに該接地母
線の上端における圧着区分（９２）が接地電線（２０）
と機械的並びに電気的接触する特許請求の範囲第４項記
載の電気コネクタアセンブリ。
（６）前記接地母線（７２）は自由端（９２）が前記接
地電線（２０）を受入れるように拡開したＵ字形の板状
部材を含み、前記拡開区分（９２）が圧着区分を有する
特許請求の範囲第５項記載の電気コネクタアセンブリ。
（７）ケーブル（１２）が前記接地電線（２０）と信号
電線（２２、２４）とを含み、前記コネクタの導体成端
手段が信号接触子（６０）と接地母線（７２）とを含み
、前記接地電線（２０）が前記接地母線（７２）に圧着
され、前記信号電線（２２、２４）が信号接触子（６０
）にはんだ付けされた特許請求の範囲第１項記載の電気
コネクタアセンブリ。
（８）前記多心ケーブル（１２）が共通の絶縁材料（２
６）内に埋設されるとともに互いに極く僅か離隔した隣
接する接地電線（２０）と信号電線（２２、２４）とを
有する平形の信号伝達ケーブルから成り、前記コネクタ
の前記導体成端手段が前記接触子（６０）のほかに接地
母線（７２）を含み、前記コネクタ（１０）の該接地母
線（７２）と接触子（６０）とは前記コネクタ（１０）
の特性インピーダンスが多心ケーブル（１２）の特性イ
ンピーダンスにほぼ等しいように配置された特許請求の
範囲第１項乃至第６項の何れか一つの項に記載の電気コ
ネクタアセンブリ。
（９）前記絶縁ハウジング（６２）の孔（９４）が互い
に平行な２列に形成された特許請求の範囲第１項乃至第
６項の何れか一つの項に記載の電気コネクタアセンブリ
。
（１０）前記導体成端手段が少なくとも最初は前記接触
子（６０）に関して移動可能な接地母線（７２）を含み
、前記接触子（６０）に関する前記接地母線（７２）の
移動に続いて電線（２２、２４）の折曲り部分が各接触
子（６０）の一端における電線受承切込み（１０２）中
に移動する特許請求の範囲第１項乃至第６項の何れか一
つの項に記載の電気コネクタアセンブリ。
（１１）信号電線（２２、２４）と接地電線（２０）と
を有する多心ケーブル（１２）を前もってはんだが配設
された信号接触子（６０）と接地母線（７２）とを有す
る電気コネクタ（１０）に組付ける方法にして、電線の
自由端から絶縁体（２６）を剥離し、各信号電線（２２
、２４）の自由端を前記ケーブル（１２）の面から折曲
げ、各接地電線（２０）の自由端を前記接地母線（７２）に
圧着させ、前記接地母線（７２）を前記信号接触子（６０）に関し
て移動させて前記信号電線（２２、２４）の自由端を前
記信号接触子（６０）の切込み（１０２）内に移動させ
、前記信号接触子（６０）に前もって配設されたはんだを
再流動させて前記信号電線（２２、２４）を前記信号接
触子（６０）に電気接続させる諸段階を含む、前記電気
コネクタ（１０）に前記多心ケーブル（１２）を組付け
る方法。