JPS6329439A - 低圧放電灯 - Google Patents

低圧放電灯

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JPS6329439A
JPS6329439A JP17152786A JP17152786A JPS6329439A JP S6329439 A JPS6329439 A JP S6329439A JP 17152786 A JP17152786 A JP 17152786A JP 17152786 A JP17152786 A JP 17152786A JP S6329439 A JPS6329439 A JP S6329439A
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JP
Japan
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cathode
anode
low
discharge
discharge lamp
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JP17152786A
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English (en)
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Hiromitsu Matsuno
博光 松野
Seiichi Murayama
村山 精一
Tetsuo Ono
哲郎 小野
Tadashi Narisei
成清 正
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は低圧放電灯に係り、特に陰極と陽極間の距離が
小さく、陽極降下電圧がない小形の低圧放電灯に関する
〔従来の技術〕
従来、陰極と陽極間の距離が小さい小形の低圧放電灯と
しては、特開昭58−42158号公報に記載の片口金
型放電ランプが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の低圧放電灯は、定常時に陰極を外部から加熱
しながら放電を行うものである。したがって、従来の低
圧放電灯においては、・陰極加熱用電源と放電用電源の
二個の電源を必要とする問題があった。また、陰極加熱
用電力が定常的に必要なため、効率もそう高くならない
本発明の目的は、陰極の定常的な外部加熱をなくしたf
f11′41!構成にし、−個の電源だけで点灯でき。
かつ高効率である低圧放電灯を堤供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明者等は陰極と陽極間
の距離が比較的短く、クリプトンを主成分とした放電用
ガスを使用した低圧放電灯において、種々の検討を行っ
た。その結果、陰極と陽極間の距離を17m以下にする
と、陰極を外部から加熱しなくても低電圧で放電でき、
かつ効率のよい低圧放電灯が得られることを発見した。
第2図に、陰極と陽極間の距離と放′3!電圧の関係を
示す。第2図において、曲線Aは放電用ガスがクリプト
ン2 、5 Torr、曲線Bはクリプトン2.5 T
orrと水銀蒸気1 、9 X 10−’Torrとの
混合ガス、曲線Cはクリプトン2.5 Torrと水銀
蒸気0.09 Torrとの混合ガスを使用した場合で
、放電電流はすべて0.3Aである。第2図から明らか
なように、放電電圧は、陰極と陽極の距離が17−を越
えている場合には高い値であるが、陰極と陽極間の距+
1117 unにおいて急激に低下し、陰極と陽極間の
距離によらない一定の低い値になった。また、放電電圧
が急激に低下する陰極と陽極の距離は、放電ガスの主成
分がクリプトンである場合には、水銀蒸気などが混入さ
れても、放電電流や放電容器の大きさなど変化しても、
大きくは変らずほぼ17mmであった。
一般に、陰極と陽極間の距離が短い低圧放電灯において
は、陽光柱プラズマが存在しないので放電電圧vLは、
陰極降下電圧をV k、  陰極の仕事関数をWk、陽
極降下電圧を■^、陽極の仕事関数をWΔとすると、(
1)式で表わされる。
VL= (Vh−Wk)+(VA+WA)   ・=(
1)また、放電電流をIL、陰極降下に伴う光放射束を
Φに、陽極降下に伴う光放射束をΦ^とすると低圧放電
の光放射の効率ηは(2)式で表わせる。
〜陽極降下部からの光放射束Φ^は、陰極降下に伴う光
放射束ΦKに比較すると、非常に小さく、無視できる程
度である。すなわち、陽極降下電圧■^は、放電電圧を
高くし、かつ陽極を加熱して損失となり、光放射の効率
を低下させる原因となっている。
第2図において、陰極と陽極間の距離が17mm以下に
おいて放電電圧が低下する原因は、プローブ甜定などか
ら、陽極降下電圧■^が急激に零に近づくことによるこ
とがわかった。すなわち、陰極と陽極間の距離が17n
a以下においては、放電電圧は大幅に低下するが、光放
射はほとんど低下せず、したがって高効率が得られる。
以上のように、クリプトンを主成分とした低圧放電灯に
おいては、陰極と陽極「11の距離が17uim以下に
おいて、外部から陰極を加熱することなしに低電圧で放
電でき、かつ効率の高い低圧放電灯が得られることがわ
かった。
上記の結果は、陽極とr&を極を使用した直流放電にお
けるものであったが、この結果は、交流放電へも直接適
用できることは自明である。
一般の蛍光灯は陽光柱プラズマを利用しているのに対し
、本発明の低圧放電灯においては陰極近傍のプラズマを
利用している。したがって本発明の放電灯においては長
時間の点灯によって放電容器の内壁に陰極から飛散した
電子放射物質力を付着し・その結果、光の透過率が低下
し、放電灯の効率が低下しやすい0本発明者等は、第6
図に示したように、陽極2が陰極1を囲むような電極構
成にすると、長時間点灯しても放電容器の光の透過率が
低下せず、高効率を維持できることを発見した、この機
構は以下のようであると思われる。陰極から飛散した電
子放射物質は、クリプトン中を拡散によって移動するが
、その大部分は放電容器と陰極の中間に存在する陽極の
内面および外面に付着してしまい、放電容器まで到達で
きない。したがって、放電容器の透過率は低下しない、
一方、陰極と陽極間で発生した高エネルギーのプラズマ
は、円筒状陽極2の両端から放電容器の空間全体に拡散
してゆくので、陽極が陰極を囲むような電極構成でも、
放電灯の効率はあまり低下しない。
本発明者等は、また、第7図に示したように、陰極1が
陽極2を囲むような電極構成にすると、長時間点灯して
も放電容器の光の透過率が低下せず、高効率を維持でき
ることを発見した。上記の電極構成による高効率の維持
の機構は、以下のようであると思われる。すなわち、陰
極から飛散した電子放射物質は、光のように直進するの
ではなく、クリプトン中を拡散によって移動する。した
がって、陰極の近傍に電子放射物質を付着する物体が存
在すると、飛散した電子放射物質の大部分は陰極近傍の
物体に向って拡散してゆき、放電容器への電子放射物質
の移動は少なくなる。本発明の低圧放電灯においては、
陰極に囲まれた構成で存在する陽極が、電子放射物を付
着する物体になっており、陰極から飛散した電子放射物
質の大部分は陽極に付着し、放電容器の内壁への付着量
は小さい。したがって、放電容器の透過率は低下せず、
高効率が維持される。
(2)式から明らかなように、陽極の仕事関数W^が小
さくなると、放電灯の効率は増大する。たとえば、陰極
と陽極間の距離は1.7mm以下、放電用ガスの主成分
はクリプトン、陰極はBaOを主成分とした電子放射物
質を被覆したタングステンコイル、陽極はニッケルを使
用した本発明の低圧放電灯においては、放電電圧VLは
約11Vと低いのに対して、陽極の仕事関数W^は4.
8vもあるので、陽極の仕事関数による損失は放電灯へ
の電気入力の44%にもなる。したがって、本発明の低
圧放電灯においては、陽極の仕事関数を低下させること
は、効率の改善と特に著しい効果があることは明白であ
る。
陽極の材料としては、タングステン、タンタルニッケル
などの高融点全屈が望ましいが、これらの金属元素の仕
事関数はそれぞれ4.5,4.1゜4.8vである。こ
れらの金属の表面にBa。
Ba○+ L a Be、 BazCaWOeから選ば
れた少なくとも一種の層を設けると、仕事関数は1.2
から2.0v程度まで低下し、その結果低圧放電灯の効
率は増大する。
一般番一、陰極にはBaO,(B a 、S r、Ca
)○。
BazCaWOe、 LaBeなどからなる熱電子放射
物質が使用fdされる。陰極と陽極間の距離を小さくす
ると、陰極から飛散した上記の熱電子放射物質が陽極に
付着し、陽極の仕事関数を低くし、BaOなどの物質を
別途に陽極に被覆しなくても放電灯の効率を高くする。
lI3極と陽極間の距離が8m以下になると、陽極への
陰極からの飛散物質の付着が顕著になり、放電灯の効率
の改薯がw1著になった。
特に、第6図のように陰極を陽極で囲むような電極構成
や、第7図のように陰極を陽極で囲むような電極構成に
おいては、陰極から飛散した電子放射物質は、効率よく
陽極に付着し、効率の改善が顕著になった。
陰極と陽極間の距離が17mn+以下で、放電用ガスと
してクリプトンと水銀蒸気の混合ガスを使用した低圧放
電灯において、放電容器の内面に種々の蛍光体を塗布し
て発光特性を調べた。その結果、従来の蛍光灯に最も多
く使用されている蛍光体である3Cas(PO4)z・
ca(F、C(り2: Sb。
Mnや3S ra(PO4)z・S rF”z: sb
、 Mn等を使用した場合には、短時間の点灯によって
著しい光束劣化が発生した。この光束劣化のm+tは、
必ずしも明確ではないが、以下のようであると椎α1さ
れる。すなわち、本発明の低圧放電灯は、−般の蛍光灯
のように陽光柱プラズマを利用しているのではなく、P
t極近傍のプラズマを利用している・したがって、プラ
ズマ中には十数ポル1−の陰極降下電圧に伴う高エネル
ギーの電子が存在し、したがって、放電容器の壁に飛来
する光および粒子も高エネルギーを有している。この高
エネルギーの光および粒子が蛍光体を劣化させるものと
考えられる。
一方、蛍光体として希土類元素付活蛍光体であるS r
O・S r Fz・2 B2O2: E u、 5rz
Pz(h:Eu、S rIS(PO4)acI2 : 
Eu、(S r、Ca)s(PO4)3CQ : E 
u 、 BaMgzAQteoz7: E u (B 
a +Ca r M g) a(P 04)sc Q 
: E u + (Ce * T b)MgAQzlo
ts、  LaPOt:  Cet  Tb、  Yz
Oa:  E  u。
Y (P、V)04:Eu、などを使用すると、光束劣
化は著しく改善された。すなわち、本発明の低圧放電灯
においては、希土類元素付活の蛍光体を使用して初めて
実用可能になることがわかった。
上記の放電灯の放電容器としては、加工性2価格などの
点から、釦ガラスあるいはソーダ石灰ガラスが望ましい
。しがし、これらのガラスを使用した場合には、希土類
元素付活の蛍光体を用いても、長時間の点灯によってガ
ラスが黒化し、光束の劣化が発生した。高エネルギーの
粒子がガラスを黒化するものと思われる。ガラスと蛍光
体の中間ニ、A Q zoa+ S I Ox+ P 
zos、 S b Z○5゜M g Oの少なくとも一
種からなる緻密なコーティング層を設けると、高エネル
ギーの粒子はガラスまで到達せず、ガラスは黒化せず、
光束劣化も小さくなった。
陰極と陽極間の距離が17+m+以下で、クリプトンと
水銀蒸気の混合ガスを放電用ガスとした低圧放電灯にお
いては、放電プラズマはほぼ球状であった。したがって
、放電プラズマ中で発生した紫外線を、放電容器の内壁
に設けた蛍光体層によって可視に変換する方式の本発明
の低圧放電灯においては、蛍光体への紫外線の照射が均
一になるように放電容器の形状を概略球状にすると、放
電灯の効率は最大になった。
陰極と陽極間の距離が17.以下で、放電用ガスとして
アルゴンと水銀蒸気の混合ガスを使用し、放電容器は内
面に蛍光体層を設けた球状ガラスとした低圧放電灯にお
いて、放電容器である球の内径と効率の関係を調べた。
蛍光体は、Y2O3:EuとLaPOa:Ce、Tb 
 を6:4の割合で混合したものを使用した。結果を第
3図に示す。
放電容器である球の内径が20m+から60IIuの間
において高効率が得られた。球の直径が20 +nmよ
りも小さい場合には電極などによる光の吸収の割合が大
きくなり効率が低tし、球の直径が60哨以上において
は放電プラズマと放電容器の壁との距離が大きくなりす
ぎ、水銀原子による紫外線の吸収が大きくなり効率が低
下するものと思われる。
球状放電容器の内径を35auにした上記の低圧放電灯
において、放電灯の最冷部の温度と効率の関係を、n度
25℃の静止した空気中において調べた。結果を第4図
に示す。通常の蛍光灯における効率は約40℃で最大に
なるのに対して、本発明の低圧放電灯における効率は最
冷部の温度が60℃において最大になり、40’から9
0’の範囲において高効率が得られた。
〔作用〕
気密に形成された放電容器内に少なくとも1個の陰極と
1個の陽極と放電用ガスを封入した低圧放電灯において
、放電用ガスの主成分をクリプトンとし、かつ、陰極と
陽極間の距離を17m+以下にすると、陽極降下電圧が
生じなくなり、低電圧で放電でき、かつ効率の高い放電
灯が得られる。
上記の低圧放電灯において、放電用ガスとしてクリプト
ンと水銀蒸気の混合ガスを用い、放電容器の内壁に希土
類付活蛍光体を設けると、高効率で光束劣化の小さい放
電灯が得られる。また、上記の低圧放電灯において、蛍
光体と放電容器用ガラスノ中間にAQ203.S i0
2.P2O7,5b2o5+MgOなどの層を設けると
、放電プラズマ中で発生した高エネルギーの粒子がガラ
スまで到達できず、したがってガラスの黒化がなくなり
、光束劣化が改善される。
上記の放電灯の陽極にB a 、 B a O、Ba2
CaWs+LaB6の少なくとも一種の層を設けると、
陽極の仕事関数が低下し、効率が上昇する。
上記放電灯の容器の形状と概略球状にすると、放電容器
の管壁に飛来する紫外線の分布が均一になり、その結果
、放電灯の効率が上昇する。
上記の低圧放電灯において、陰極が陽極を囲むような電
極構成あるいは陽極が陰極を囲むような電極構成にする
と、陰極から飛散した電子放射物質が効率よく陽極に付
着するので、陽極の仕事関数が低下して高効率が得られ
、かつ放電容器への電子放射物質の付着量が小さくなり
、高効率を長時間維持できる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図に示す、第1図において、4
は直径40■の球状のソーダ石灰ガラス製の球状の放電
容器で、内面にはAQzOs層5が塗布されており、そ
の上にY2O3:EとLaPO4:Ce、T’bを6:
4で混合した希土類元素付活蛍光体の層が設けられてい
る。A Q 203の層5は、粒径約20mμmのAQ
zOa粉を水中に分散させ、これを塗布する方法で形成
した。
球状放電容D4のほぼ中心に、タングステン二重コイル
からなる陰極1が設けられており、陰極1には(Ba、
Sr、Ca)Oを主成分とした熱を子放射物質3が塗布
されている。陽極2は、直径1.2aII+のニッケル
棒で、陽極2の一部は電気絶縁スリーブ7で覆わ才して
いる。
上記の放電容器に放電用ガスとして2 、57or・T
・のクリプトンと水銀粒を封入した。
上記の放電灯において、陰極1ど陽極2の間の距離Qを
4Iにして、放電電流0.3A で放電したところ、陰
極を外部から定常時に加熱しなくても放電電圧はIOV
で放電でき、かつ効率1612mW−”の高効率低圧放
電灯が得られた。なお、この時の最冷部は封止部8にな
り、約80℃であった。
上記の実施例と同様な低圧放電灯において、陰極と陽極
間の距離Qを8 nuにし、がっ陽↑がの表面にBaz
CaWOe粉を塗布したところ、上記の実施例とほぼ同
一の特性の低圧放電灯が得られた・この実施例のように
陰極と陽極間の距離が比較的大きいと、電極の配置組み
立てが簡単であるという利点が生ずる。
本発明の別の実施例を第5図に示す。この実施例の放電
灯においては、陽極2は板状をしており。
かつ陰極2に沿って設けられている。したがって、陽極
2は陰極1から飛散した;鴨電子放射物質を効率よく捕
集できるという利点を有している。
本発明の別の実施例を第6回に示す。内直径9m長さ7
mの中空ニッケル円筒の陽極2が陰極1を囲むように設
けられている。
上記の放電容器に放電用ガスとして2 、5 Torr
のクリプトンと水銀粒を封入した。
上記の放電灯において、 l+3極1と陽極2の間の最
短距離Qを4 nuにして、放電電流01A で放電し
たところ、陰極を外部から定常時に加熱しなくても放電
電圧はIIVで放電でき、がっ効率26 Q m W−
”の高効率で、さらに高効率が長時間維持できるさらに
高効率が長時間維持できる低圧放電灯が得られた。なお
、この時の最冷部は封止8になり、約50℃であった。
上記の低圧放電灯において、円筒状陽極2を金属製の網
あるいは小さな穴が多数段けである穴あき金属板にする
と、陰極1と陽極2の間のプラズマから放射される光も
有効に使用でき、さらに高効率が得られる。
本発明の別の実施例を第8図に示す。この実施例の放電
灯においては、陽極2はコイル状をしており、陰極を囲
むようにかつ陰極2に沿って設けられている。この電極
構成は製造が簡単であるという利点がある。
本発明の別の実施例を第7図に示す。
球状放電容器4の中心部に、直径1.2mのニッケル棒
からなる陽1’42が設けられており、この陽極2を囲
むように陰極1が設けられている。陰極1はタングステ
ンの三重コイルで、(Ba。
Sr、Ca)○を主成分とした電子放射物りτ3が塗布
されている。
上記の放電容器に放電用ガスとして2 、5 Torr
のクリプトンと水銀粒を封入した。
上記の放電灯において、陰陽1と陽極2の間の長短距離
Qを2 nuにして、放電電流0.3Aで放電したとこ
ろ、陰極から飛散した電子放射物質が効率よく陽極に付
着し、陰極と外部から定常時に加熱しなくても放電電圧
11Vという低電圧で放電でき、かつ25 Q m W
−1とい高効率が得られ、さらにこの高効率が長時間維
持できる低圧放電灯が得られた。
なお、上記の実施例の放電灯の最冷部は、封止部8で、
その温度は約80°Cであった。
本発明の55I」の実施例を第9図に示す。電子放射物
質を塗布した電極10.11が、球状放電容器4の中心
部に設けられている。この放電灯は交流電源で点灯でき
、点灯回路が安価になるという利点がある。
〔発明の効果〕
本発明しこよれば、陰極を外部から定常時に加熱しなく
ても低電圧で放電でき、かつ高効率である低圧放電灯が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第2図から第71図は本発明の原理を示すグラフ、第1
図および第5図から第9図は本発明の低圧放電灯の断面
図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、気密に形成された放電容器内に少なくとも一対の電
    極と放電用ガスとを封入した低圧放電灯において、上記
    ガスの主成分をクリプトンとし、かつ上記電極間の最短
    距離を17mm以下にしたことを特徴とする低圧放電灯
    。 2、上記一対の電極の1個を陰極、他の1個を陽極とし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の低圧放
    電灯。 3、上記陰極を上記陽極で囲むような電極構成としたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の低圧放電灯
    。 4、上記陽極を上記陰極で囲むような電極構成としたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の低圧放電灯
    。 5、上記放電容器の内面に希土類元素付活蛍光体膜を設
    け、かつ放電用ガスをクリプトンと水銀蒸気との混合ガ
    スとしたことを特徴とする特許請求の範囲第1から第4
    項までのいずれか1つの項記載の低圧放電灯。 6、上記陽極に、Ba、BaO、LaB_6、Ba_2
    CaWO_6の少なくとも一種の層を設けたことを特徴
    とする特許請求の範囲第2から第4項までのいずれか1
    つの項記載の低圧放電灯。 7、上記放電容器の形状を概略球状にしたことを特徴と
    する特許請求の範囲第5項記載の低圧放電灯。 8、上記球状放電容器の内径が20mmから60mmの
    範囲にあることを特徴とした特許請求の範囲第7項記載
    の低圧放電灯。 9、静止した25℃の空気中で点灯した時の最冷部の温
    度が40℃から90℃の範囲にあることを特徴とした特
    許請求の範囲第5項記載の低圧放電灯。 10、上記放電容器の材質をソーダ石灰ガラスあるいは
    鉛ガラスとし、上記ガラスと蛍光体との中間とAl_2
    O_3、SiO_2、P_2O_5、Sb_2O_5、
    MgOの少なくとも一種からなる層を設けることを特徴
    とした特許請求の範囲第5項記載の低圧放電灯。
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