JPS63293651A - 物理アドレス・シンボル名自動変換方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は物理アドレス・シンボル名自動変換方式に関し
、特にダンプを解析する場合の物理アドレスからシンボ
ル名またはシンボル名から物理アドレスへの自動変換方
式に関する。

〔従来の技術〕

ソフトウェアにバグが存在した場合、そのバグを究明す
るためにソフトウェアの実行時のメモリイメージ（ダン
プと呼ばれる）をとり、バグによる障害が起きた時点で
メモリ上のデータの内容が実際にどのようになっていた
かを調べることが行われるが、この際、プログラム上の
シンボル名で表されるデータ領域の位置をダンプ上で見
つけたり、ダンプ上の物理アドレスがプログラム上のど
のシンボル名に対応するかを知る必要があり、シンボル
名を物理アドレスに変換したり、物理アドレスをシンボ
ル名に変換したりすることが行われる。

このようなシンボル名の物理アドレスへの変換または物
理アドレスのシンボル名への変換は、従来はプログラム
のリンク時に出力されるシンボル名・物理アドレス対応
表（リンクマツプと呼ばれる）を参照しながら人手で行
われることが多かった。

しかし、近年は、変換プログラムを用いた物理アドレス
・シンボル名自動変換方式により、必要な領域を自動的
に見つけ出して内容等を編集出力したり、物理アドレス
で与えられた領域がプログラム上のどの領域かをシンボ
ル名で表示したりすることによって、ダンプの解析効率
を高めることも行われている。

従来、この種の物理アドレス・シンボル名自動変換方式
では、物理アドレスとシンボル名との変換は、オペレー
ティングシステムのある特定のバージョンについての固
定のシンボル名・物理アドレス対応表を検索することに
より行われていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の物理アドレス・シンボル名自動変換方式
では、オペレーティングシステムのあるバージョンにつ
いての固定のシンボル名・物理アドレス対応表を用いて
変換が行われていたので、オペレーティングシステムの
ある特定のバージョンについてしか変換を行うことがで
きないという欠点がある。

また、このため、オペレーティングシステムのように長
期に渡り改版され続けるものについてはバージョンごと
に物理アドレスとシンボル名との対応が変わってくるの
で、オペレーティングシステムの各バージョンごとに変
換プログラムを用意する必要が生じるという欠点がある
。

本発明の目的は、上述の点に鑑み、オペレーティングシ
ステムの各バージョンごとに変換プログラムを用意する
ことなしにオペレーティングシステムの複数のバージョ
ンについて物理アドレスとシンボル名との変換が自動的
に行えるようにした物理アドレス・シンボル名自動変換
方式を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の物理アドレス・シンボル名自動変換方式では、
ダンプ解析のために物理アドレスおよびシンボル名のい
ずれか一方をいずれか他方に変換する際に変換の対象と
なる物理アドレスおよびシンボル名のいずれか一方を入
力するデータ入力手段と、オペレーティングシステムの
バージョンごとにシンボル名と物理アドレスとの対応情
報を格納している複数のバージョン別情報ファイルと、
オペレーティングシステムのバージョンに応じて検索対
象となるバージョン別情報ファイルを決定するファイル
名決定手段と、このファイル名決定手段により決定され
たバージョン別情報ファイルを検索して前記データ入力
手段から入力された物理アドレスおよびシンボル名のい
ずれか一方に対応する物理アドレスおよびシンボル名の
いずれか他方を取り出すファイル検索手段と、このファ
イル検索手段により取り出された物理アドレスおよびシ
ンボル名のいずれか他方を出力するデータ出力手段とを
有する。

〔作用〕

本発明の物理アドレス・シンボル名自動変換方式では、
データ入力手段がダンプ解析のために物理アドレスおよ
びシンボル名のいずれか一方をいずれか他方に変換する
際に変換の対象となる物理アドレスおよびシンボル名の
いずれか一方を入力し、複数のバージョン別情報ファイ
ルがオペレーティングシステムのバージョンごとにシン
ボル名と物理アドレスとの対応情報を格納し、ファイル
名決定手段がオペレーティングシステムのバージョンに
応じて検索対象となるバージョン別情報ファイルを決定
し、ファイル検索手段がファイル名決定手段により決定
されたバージョン別情報ファイルを検索してデータ入力
手段から入力された物理アドレスおよびシンボル名のい
ずれか一方に対応する物理アドレスおよびシンボル名の
いずれか他方を取り出し、データ出力手段がファイル検
索手段により取り出された物理アドレスおよびシンボル
名のいずれか他方を出力する。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。

第１図は、本発明の物理アドレス・シンボル名自動変換
方式の一実施例の構成を示すブロック図である０本実施
例の物理アドレス・シンボル名自動変換方式は、データ
入力手段１と、ファイル名決定手段２と、ファイル検索
手段３と、オペレーティングシステム（図示せず）のバ
ージョンごとのシンボル名・物理アドレス対応表をバー
ジョン別情報ファイル４１〜４ｎ（ｎは正整数）として
格納する外部記憶装置１！４と、データ出力手段５とか
ら構成されている。

データ入力手段１は、ダンプ解析のために物理アドレス
またはシンボル名をシンボル名または物理アドレスに変
換する際に、変換の対象となる物理アドレスまた嬬シン
ボル名をオペレーティングシステムのバージョン塩とと
もに変換を要求するモジュールから受は取って入力する
手段である。

ファイル名決定手段２は、データ入力手段１から入力さ
れたオペレーティングシステムのバージョン塩に応じて
検索対象となるバージョン別情報ファイルを決定する手
段である。

ファイル検索手段３は、ファイル名決定手段２により決
定されたバージョン別情報ファイル’ｃ　ｉｌｌ索して
データ入力手段１から入力された物理アドレスまたはシ
ンボル名に対応するシンボル名または物理アドレスを取
り出す手段である。

データ出力手段５は、ファイル検索手段３により取り出
されたシンボル名または物理アドレスをを出力して変換
を要求したモジュールに渡す手段である。

バージョン別情報ファイル４１〜４ｎは、物理アドレス
とシンボル名との対応がオペレーティングシステムのバ
ージョンごとに異なるためにバージョン別にその関係を
シンボル名・物理アドレス対応表として格納している。

第２図を参照すると、ファイル検索手段３における処理
は、続出しステップ３１と、判定ステップ３２と、格納
ステップ３３とからなる。

次に、このように構成された本実施例の物理アドレス・
シンボル名自動変換方式の動作について説明する。

まず、データ人力手段１は、変換対象となる物理アドレ
スまたはシンボル名を変換を要求するモジュールから受
は取って入力すると同時に、オペレーティングシステム
のバージョン塩も変換を要求するモジュールから受は取
って入力する。

次に、ファイル名決定手段２は、データ入力手段１で入
力されたオペレーティングシステムのバージョン塩に基
づいてバージョン別情報ファイル４１〜４ｎのうちのど
のバージョン別情報ファイルを検索対象とするかを決定
する。なお、バージョン別情報ファイル４１〜４ｎのフ
ァイル名としてバージョン塩をそのまま用いた場合には
、ファイル名決定手段２でもデータ入力手段１で入力し
たバージョン塩から自動的にファイル名を決定すること
ができる。

続いて、ファイル検索手段３は、バージョン別情報ファ
イル４１〜４ｎのうちからファイル名決定手段２により
決定されたバージョン別情報ファイルをデータ人力手段
１で入力された物理アドレスまたはシンボル名で検索し
、対応するシンボル名または物理アドレスを求める。詳
しくは、ファイル検索手段３は、まず決定されたバージ
ョン別情報ファイル中に格納されているシンボル名・物
理アドレス対応表から１エントリのデータを読み出す（
ステップ３１）。次に、変換対象が物理アドレスならば
読み出したエントリのデータの物理アドレスと同じかど
うか、また変換対象がシンボル名ならば読み出したエン
トリのデータのシンボル名と同じかどうかをチェックす
る（ステップ３２）、物理アドレスまたはシンボル名が
同じでなければ、ステップ３１に戻り、シンボル名・物
理アドレス対応表の次のエントリのデータについて同様
の処理を繰り返す。ステップ３２の判定で物理アドレス
またはシンボル名が同しならば、読み出したエントリの
データから対応する変換結果となるべきシンボル名また
は物理アドレスを取り出して変換結果格納領域（図示せ
ず）に格納する（ステップ３３）。

データ出力手段５は、ファイル検索手段３により検索さ
れた変換結果であるシンボル名または物理アドレスを変
換結果格納領域から取り出して出力し、変換を要求した
モジュールに渡す。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、物理アドレスまたはシン
ボル名とオペレーティングシステムのバージョン名とか
らオペレーティングシステムのバージョンごとのバージ
ョン別情報ファイルを検索することにより、複数の変換
プログラムを用意することなしにオペレーティングシス
テムの複数のバージョンについて自動的にシンボル名ま
たは物理アドレスに変換することができるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第２図は第１図中のファイル検索手段における処理を示
す流れ図である。 図において、 １・・・・・データ入力手段、 ２・・・・・ファイル名決定手段、 ３・・・・・ファイル検索手段、 ４・・・・・外部記憶装置、 ５・・・・・データ出力手段、 ４１〜４ｎ・バージョン別情報ファイルである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ダンプ解析のために物理アドレスおよびシンボル名のい
   ずれか一方をいずれか他方に変換する際に変換の対象と
   なる物理アドレスおよびシンボル名のいずれか一方を入
   力するデータ入力手段と、オペレーティングシステムの
   バージョンごとにシンボル名と物理アドレスとの対応情
   報を格納している複数のバージョン別情報ファイルと、
   オペレーティングシステムのバージョンに応じて検索対
   象となるバージョン別情報ファイルを決定するファイル
   名決定手段と、 このファイル名決定手段により決定されたバージョン別
   情報ファイルを検索して前記データ入力手段から入力さ
   れた物理アドレスおよびシンボル名のいずれか一方に対
   応する物理アドレスおよびシンボル名のいずれか他方を
   取り出すファイル検索手段と、 このファイル検索手段により取り出された物理アドレス
   およびシンボル名のいずれか他方を出力するデータ出力
   手段と、 を有することを特徴とする物理アドレス・シンボル名自
   動変換方式。