JPS6329358Y2 - - Google Patents

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JPS6329358Y2
JPS6329358Y2 JP1979048875U JP4887579U JPS6329358Y2 JP S6329358 Y2 JPS6329358 Y2 JP S6329358Y2 JP 1979048875 U JP1979048875 U JP 1979048875U JP 4887579 U JP4887579 U JP 4887579U JP S6329358 Y2 JPS6329358 Y2 JP S6329358Y2
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JP
Japan
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ring
shot
speaker
approximately
width
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JP1979048875U
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JPS55150585U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスピーカーのシヨートリングに係り、
ヨークプレートのポール部に配するシヨートリン
グにスリツトを形成しておくことによつて、ヨー
クプレートのポール部に発生する渦電流を消去す
ると共に、中高域のインピーダンス及び音響エネ
ルギーを所望のものに調整できるスピーカーのシ
ヨートリングを提供することを目的とする。
従来、スピーカーのシヨートリング1は第1図
a,bに示す如く、厚さt1が約0.2mm、長さt2が約
25mm(ボイスコイルの幅の約2倍)の銅製リング
からなつていた。そしてこのようなシヨートリン
グ1を、第2図に示す如く、動電型スピーカーの
ヨークプレート2のポール部3に被せて用いてい
た。尚、第2図中、4は磁石、5はトツププレー
ト、6はダンパー、7はダストキヤツプ、8はフ
レーム、9はコーン、10はボイスコイルであ
る。このような構造のシヨートリングを用いる
と、第3図に示す如く、音圧及び電気インピーダ
ンスは共にシヨートリングを用いていないものと
全く異なつてくる。第3図中、実線はシヨートリ
ングを用いた場合のもの、点線はシヨートリング
を用いていない場合のものである。このような特
性の変化は、シヨートリングの長さt2の変化によ
つて連続的に変化するものでなく、シヨートリン
グの長さt2を変化させてもシヨートリングが用い
られている限りほとんどその特性の変化はなく、
そしてシヨートリングが用いられていない場合の
特性に突然ジヤンプするかの如く変化する。従つ
て、第3図に示す特性の中間のものを欲しても、
従来のシヨートリングの構造では得ることができ
なかつた。この為従来では、このような中間の特
性のものを得る手段として、コンデンサーやイン
ダクタンスを用いたネツトワーク回路をさらに用
いて調整していた。しかし、このようなネツトワ
ーク回路の採用は、スピーカーシステムが高価に
なるといつた欠点のみでなく、スピーカーの音質
を低下させるといつた致命的欠点を生じさせてい
た。
本考案者は、シヨートリングの厚さt1によつて
インピーダンス等の特性がどのように変化するか
を検討した。この結果、シヨートリングの厚さt1
を極めて薄く例えば50μの厚さとすることによつ
て、第3図に示す特性の中間のものを得ることが
できた。しかし、シヨートリングの厚さt1を薄く
すると、第4図に示す如く、ボイスコイル電流歪
が大きくなり好ましくなかつた。さらに、シヨー
トリングの厚さを薄くすることは加工上極めて困
難であり、又コスト高になる欠点がある。
そこで本考案者は、さらに研究を続けた結果、
所定長さのシヨートリングにスリツトを形成して
おくことにより、インピーダンス等の特性を所望
の特性に調整できることを見出した。
以下、本考案になるスピーカーのシヨートリン
グの実施例について図面と共に説明する。
第5図は、本考案になるスピーカーのシヨート
リングの第1実施例の説明図である。同図中、2
0は銅製リングであり、その厚さt1は約0.2mm、
長さt2はボイスコイルの幅より短かく約5mmであ
る。21は、銅製リング20の側面20′に軸方
向に形成された幅が約0.5mm以下例えば約0.2mmの
スリツトである。
第6図は、本考案になるスピーカーのシヨート
リングの第2実施例の説明図である。同図中、2
2は銅製リングであり、その厚さt1は約0.2mm、
長さt2はボイスコイルの幅より短かく約5mmであ
る。23は、銅製リング22の側面22′のみでな
く上面22″にも半径方向に形成された幅が約0.5
mm以下例えば約0.2mmのスリツトである。
第7図は、本考案になるスピーカーのシヨート
リングの第3実施例の説明図である。同図中、2
4は銅製リングであり、その厚さt1は約0.2mm、
長さt2はボイスコイルの幅より短かく約2mmであ
る。25は、銅製リング24の側面24′に軸方
向に形成された幅が約0.5mm以下例えば約0.2mmの
スリツトである。
第8図は、本考案になるスピーカーのシヨート
リングの第4実施例の説明図である。同図中、2
6は銅製リングであり、その厚さt1は約0.2mm、
長さt2はボイスコイルの幅より短かく約2mmであ
る。27は、銅製リング26の側面26′のみで
なく上面26″にも半径方向に形成された幅が約
0.5mm以下例えば約0.2mmのスリツトである。
第9図は、本考案になるスピーカーのシヨート
リングの第5実施例の説明図である。同図中、2
8は銅製リングであり、その厚さt1は約0.2mm、
長さt2はボイスコイルの幅とほぼ同じで約12mmで
ある。29は、銅製リング28の側面28′に軸
方向に形成された幅が約0.5mm以下例えば約0.2mm
のスリツトである。
第10図は、本考案になるスピーカーのシヨー
トリングの第6実施例の説明図である。同図中、
30は銅製リングであり、その厚さt1は約0.2mm、
長さt2はボイスコイルの幅とほぼ同じで約12mmで
ある。31は、銅製リング30の側面30′のみ
でなく上面30″にも半径方向に形成された幅が
約0.5mm以下例えば約0.2mmのスリツトである。
このように構成された第1実施例から第6実施
例のシヨートリングを2ウエイあるいは3ウエイ
のスピーカーに第2図と同じように配し、音圧及
び電気インピーダンスの特性を測定した。この結
果、第11図に示す如く、特性は従来のシヨート
リングを用いたものとシヨートリングを用いない
ものとの中間のものであつた。第11図中、実線
は従来のシヨートリングを用いた場合、点線はシ
ヨートリングを用いていない場合、一点鎖線は本
考案になるシヨートリングを用いた場合であり、
符号1〜6は第1実施例〜第6実施例のものに対
応する。
このように本考案になるスピーカーのシヨート
リングを用いれば、所望の音圧及びインピーダン
スの特性のものがネツトワーク回路を用いなくと
も得られる。特に、クロスオーバー付近のエネル
ギー調整が、ネツトワーク回路を用いなくても容
易にできる。
尚、スリツトは軸方向のみでなく傾斜方向に形
成されていてもよい。
上述の如く、本考案になるスピーカーのシヨー
トリングは、所定長さのシヨートリングにスリツ
トを形成したので、ヨークプレートのポール部に
発生する渦電流を消去でき、かつシヨートリング
による音圧及び電気インピーダンスをネツトワー
ク回路を用いなくても所望のものにすることがで
きてエネルギーバランスを良好なものとすること
ができ、しかも音質は全く低下せず、さらに従来
の構造のシヨートリングにスリツトを形成するの
みであるから従来と同程度のコストで簡単に製造
でき、又シヨートリングの厚さを比較的厚くする
ことができるのでボイスコイル電流歪も小さくで
き、かつシヨートリングの厚さは比較的厚いので
非常に製造も容易である等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来のシヨートリングの説明図、第
1図bは同図aのA−A線断面説明図、第2図は
従来のシヨートリングをスピーカーに設けた説明
図、第3図は従来のシヨートリングを用いた場合
とシヨートリングを用いていない場合の音圧及び
電気インピーダンスの特性を示すグラフ、第4図
はシヨートリングの厚さとボイスコイル電流歪の
関係を示すグラフ、第5図〜第10図は本考案に
なるスピーカーのシヨートリングの説明図、第1
1図は本考案になるスピーカーのシヨートリング
を用いた場合の音圧及び電気インピーダンスの特
性を示すグラフである。 20,22,24,26,28,30……銅製
リング、21,23,25,27,29,31…
…スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定長さのシヨートリングにスリツトを形成し
    てなるスピーカーのシヨートリング。
JP1979048875U 1979-04-14 1979-04-14 Expired JPS6329358Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979048875U JPS6329358Y2 (ja) 1979-04-14 1979-04-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979048875U JPS6329358Y2 (ja) 1979-04-14 1979-04-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55150585U JPS55150585U (ja) 1980-10-30
JPS6329358Y2 true JPS6329358Y2 (ja) 1988-08-08

Family

ID=28933412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979048875U Expired JPS6329358Y2 (ja) 1979-04-14 1979-04-14

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK201470287A1 (en) * 2014-05-15 2015-11-30 Dali As A cap for an electro-acoustic transducer

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5415534B2 (ja) * 1973-08-14 1979-06-15

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52117931U (ja) * 1976-03-03 1977-09-07
JPS5649192Y2 (ja) * 1977-07-04 1981-11-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5415534B2 (ja) * 1973-08-14 1979-06-15

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Publication number Publication date
JPS55150585U (ja) 1980-10-30

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