JPS63293105A - 金属粉末の製造方法 - Google Patents
金属粉末の製造方法Info
- Publication number
- JPS63293105A JPS63293105A JP12790587A JP12790587A JPS63293105A JP S63293105 A JPS63293105 A JP S63293105A JP 12790587 A JP12790587 A JP 12790587A JP 12790587 A JP12790587 A JP 12790587A JP S63293105 A JPS63293105 A JP S63293105A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- powder
- metal powder
- inert gas
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 title claims abstract description 78
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 78
- 239000000843 powder Substances 0.000 title claims abstract description 60
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 13
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 12
- 239000007921 spray Substances 0.000 claims description 35
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 23
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 abstract description 14
- 239000002994 raw material Substances 0.000 abstract description 3
- 238000007872 degassing Methods 0.000 abstract description 2
- 238000010301 surface-oxidation reaction Methods 0.000 abstract description 2
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 12
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 12
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 8
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 7
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 6
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 6
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 5
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 5
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 4
- UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N Benzene Chemical compound C1=CC=CC=C1 UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 3
- 238000000889 atomisation Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 3
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 3
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005261 decarburization Methods 0.000 description 2
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 2
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 2
- 239000000047 product Substances 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 229910000851 Alloy steel Inorganic materials 0.000 description 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010775 animal oil Substances 0.000 description 1
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 1
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000006227 byproduct Substances 0.000 description 1
- 239000002775 capsule Substances 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 1
- 238000000748 compression moulding Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 description 1
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 238000011049 filling Methods 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 239000003350 kerosene Substances 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 239000002480 mineral oil Substances 0.000 description 1
- 235000010446 mineral oil Nutrition 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000012454 non-polar solvent Substances 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 238000004663 powder metallurgy Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000011946 reduction process Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 229910000601 superalloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、溶融金属に噴霧媒を衝突させて金属粉末を得
る金属粉末の製造方法、 4Sに高純度で表面酸化の少
ない異形金属粉末を低コストで製造する方法に関する。
る金属粉末の製造方法、 4Sに高純度で表面酸化の少
ない異形金属粉末を低コストで製造する方法に関する。
金属粉末の製造方法としては、鉱石、酸化物またはミル
スケールを還元し、それを機械的に粉末化する還元法と
、金属溶湯流に高速の流体を吹さつけることによって金
属−粉末を得る溶湯噴霧法が主として採用されている。
スケールを還元し、それを機械的に粉末化する還元法と
、金属溶湯流に高速の流体を吹さつけることによって金
属−粉末を得る溶湯噴霧法が主として採用されている。
′a元法は原料を圧延の副産物であるミルスケールに求
めているため不純物が多く、成分調整も困難で、得られ
た金属粉末の成分範囲が制限されてしまう、これに対し
、溶湯噴霧法は溶湯段階で成分調整が可能なので、得ら
れる金属粉末の成分範囲が制限されず、大量生産が可能
であり、エネルギー的にも有利である。
めているため不純物が多く、成分調整も困難で、得られ
た金属粉末の成分範囲が制限されてしまう、これに対し
、溶湯噴霧法は溶湯段階で成分調整が可能なので、得ら
れる金属粉末の成分範囲が制限されず、大量生産が可能
であり、エネルギー的にも有利である。
このため、後者の方法が最近の設備投資の主流となって
いる。
いる。
溶湯噴霧法では一般に水又は不活性ガスが噴霧媒として
用いられている。水を噴霧媒とする場合は、噴霧された
金属の冷却速度が103〜105c/sと極めて速いの
で、不規則形状の異形粉が得られる。
用いられている。水を噴霧媒とする場合は、噴霧された
金属の冷却速度が103〜105c/sと極めて速いの
で、不規則形状の異形粉が得られる。
この異形粉は、プレス成形する場合に粉末の機械的から
み合いが良く、成形性が良好である。この場合は噴霧媒
が水であるため、工業的には安価な方法であるが、噴霧
時に金属粉末の酸化が避けられない6例えば鉄粉を製造
する場合は0.3〜1.0駕程度の酸素を含有すること
になりこれを粉末冶金用鉄粉として用いる場合には、酸
化物の還元工程が必要となる。この還元工程にはU2.
CO等の還元性ガスが必要で、又、高温で還元すること
が必要である。従って溶湯噴霧法では還元工程が設備費
、運転費の面から金属粉末の製造コストを上昇させ、こ
の金属粉末を原料とする製品価格を高くする主原因の一
つとなっている。また、Cr、 Mnなどを含む低合金
鉄鋼粉を水を噴霧媒とする溶湯噴霧法で製造した場合、
Cr、 Muが優先的に酸化されてしまい、これを原料
とした焼結成品は合金成分の酸化のために焼結性が低下
して高密度化が困難で、強度、延性、耐食性が向上せず
、また焼き入れ性も劣化するなどの問題がある。前記低
合金粉中のC「。
み合いが良く、成形性が良好である。この場合は噴霧媒
が水であるため、工業的には安価な方法であるが、噴霧
時に金属粉末の酸化が避けられない6例えば鉄粉を製造
する場合は0.3〜1.0駕程度の酸素を含有すること
になりこれを粉末冶金用鉄粉として用いる場合には、酸
化物の還元工程が必要となる。この還元工程にはU2.
CO等の還元性ガスが必要で、又、高温で還元すること
が必要である。従って溶湯噴霧法では還元工程が設備費
、運転費の面から金属粉末の製造コストを上昇させ、こ
の金属粉末を原料とする製品価格を高くする主原因の一
つとなっている。また、Cr、 Mnなどを含む低合金
鉄鋼粉を水を噴霧媒とする溶湯噴霧法で製造した場合、
Cr、 Muが優先的に酸化されてしまい、これを原料
とした焼結成品は合金成分の酸化のために焼結性が低下
して高密度化が困難で、強度、延性、耐食性が向上せず
、また焼き入れ性も劣化するなどの問題がある。前記低
合金粉中のC「。
Malの酸化物は還元が困難で、あえて高温還元を試み
ると粉末が焼結してしまい、解粒が困難である。
ると粉末が焼結してしまい、解粒が困難である。
金属粉末の酸化を防止、または極力抑制しようとする溶
湯噴霧法として溶湯流を不活性ガス、燃焼ガス等の雰囲
気ガスで大気から遮断してこの溶湯流を不活性ガスを用
いて噴霧・微粒化する方法がある。この方法では噴霧媒
に不活性ガスを用いているので粉末冷却速度が100−
102℃/Sと木の場合に比べて遅く、このため得られ
る粉末形状は表面張力の作用で球形あるいは球形に近い
形状となる。この球形粉は、HI P(Hot l5o
static Pre−3!lngo熱間等静圧圧縮成
形)用の金属カプセル等に充填使用する場合には好都合
であるが、一般的な冷間プレス成形には粉末のからみ合
いが不十分なため、使用に適さない、また、製造コスト
の面からは、不活性ガスを高純度に維持するためにコス
トがかかる。このため、Niベース超合金、高速度工具
鋼などの少量、特殊用途向けの高価な高合金粉でしか実
用化されていないのが現状である。
湯噴霧法として溶湯流を不活性ガス、燃焼ガス等の雰囲
気ガスで大気から遮断してこの溶湯流を不活性ガスを用
いて噴霧・微粒化する方法がある。この方法では噴霧媒
に不活性ガスを用いているので粉末冷却速度が100−
102℃/Sと木の場合に比べて遅く、このため得られ
る粉末形状は表面張力の作用で球形あるいは球形に近い
形状となる。この球形粉は、HI P(Hot l5o
static Pre−3!lngo熱間等静圧圧縮成
形)用の金属カプセル等に充填使用する場合には好都合
であるが、一般的な冷間プレス成形には粉末のからみ合
いが不十分なため、使用に適さない、また、製造コスト
の面からは、不活性ガスを高純度に維持するためにコス
トがかかる。このため、Niベース超合金、高速度工具
鋼などの少量、特殊用途向けの高価な高合金粉でしか実
用化されていないのが現状である。
このような現状に対して、冷却速度、粉末形状の面およ
び酸化防止の両面を同時に満足する溶湯噴霧法として噴
1g4媒に灯油、ベンゼン等の非極性溶媒、鉱物油、動
物油等を用いる方法(特開昭55−82701)が提案
されている。しかしながら噴霧媒としてこのような流体
を用いると金属粉末の酸化が抑制されるものの、溶湯の
熱によって噴霧媒が熱分解して粉末に浸炭が生じる。更
には噴霧媒の分離時や粉末の冷開成形性改善の為の熱処
理時にも浸炭、酸化を生じる危険性を伴うので、大がか
りな設備を要するとともに、複雑な熱処理工程を必要と
している1例えば脱油、洗浄、脱炭、脱酸、焼鈍の工程
を必要としており、噴霧時に酸化を抑制しても脱油〜脱
炭工程の間に酸化を生じる為に脱酸工程を経て金属粉末
を得ている。
び酸化防止の両面を同時に満足する溶湯噴霧法として噴
1g4媒に灯油、ベンゼン等の非極性溶媒、鉱物油、動
物油等を用いる方法(特開昭55−82701)が提案
されている。しかしながら噴霧媒としてこのような流体
を用いると金属粉末の酸化が抑制されるものの、溶湯の
熱によって噴霧媒が熱分解して粉末に浸炭が生じる。更
には噴霧媒の分離時や粉末の冷開成形性改善の為の熱処
理時にも浸炭、酸化を生じる危険性を伴うので、大がか
りな設備を要するとともに、複雑な熱処理工程を必要と
している1例えば脱油、洗浄、脱炭、脱酸、焼鈍の工程
を必要としており、噴霧時に酸化を抑制しても脱油〜脱
炭工程の間に酸化を生じる為に脱酸工程を経て金属粉末
を得ている。
溶湯噴霧法による金属粉末に要求される性質は、前述の
通り、冷間プレス成形法のため粉末形状は球形でなく異
形粉末であること、溶融金属の組成を維持するため酸化
および浸炭が極力少ないことなどである。また、製造コ
ストがガスを噴霧媒とする溶湯噴霧法に比較して同等ま
たはそれ以下であることが望ましい0個別にこれらの要
求を満足することは容易であるが、簡単な工程で前記要
求をすべて満足することは困難であった。
通り、冷間プレス成形法のため粉末形状は球形でなく異
形粉末であること、溶融金属の組成を維持するため酸化
および浸炭が極力少ないことなどである。また、製造コ
ストがガスを噴霧媒とする溶湯噴霧法に比較して同等ま
たはそれ以下であることが望ましい0個別にこれらの要
求を満足することは容易であるが、簡単な工程で前記要
求をすべて満足することは困難であった。
本発明は前記要求を満足し、簡略化された工程で金属粉
末を安価に製造する方法を提供しようとするものである
。
末を安価に製造する方法を提供しようとするものである
。
〔問題点を解決するための手段・作用〕本発明に係る金
属粉末の製造方法は不活性雰囲気の中で溶湯金属流に噴
霧媒を衝突させて金属粉末を得る金属粉末の製造方法に
おいて、噴霧媒として脱気処理した水を用いることを特
徴とする。
属粉末の製造方法は不活性雰囲気の中で溶湯金属流に噴
霧媒を衝突させて金属粉末を得る金属粉末の製造方法に
おいて、噴霧媒として脱気処理した水を用いることを特
徴とする。
前記噴霧媒を使用することにより、水噴霧法とほとんど
変わらない冷却速度が得られ、異形金属粉末が得られる
。また噴霧媒は脱気処理されるので溶存醜素微が少なく
、金属粉末の酸化が抑制される。
変わらない冷却速度が得られ、異形金属粉末が得られる
。また噴霧媒は脱気処理されるので溶存醜素微が少なく
、金属粉末の酸化が抑制される。
本発明の金属粉末の製造方法に使用した装置の構成につ
いて第1図により説明する。
いて第1図により説明する。
気密容″al内に誘導加熱方式の電気炉2、その下方に
加熱装置を装備したタンディツシュ3およびその下部に
設けられた噴射ノズル6が配設され、前記噴射ノズル6
には供給管によって噴霧媒タンク12から加圧ポンプ1
Bを通して噴霧媒が供給される。前記気密容器1には前
記噴射ノズル6に対向して開口された貯留槽8が連結さ
れている。
加熱装置を装備したタンディツシュ3およびその下部に
設けられた噴射ノズル6が配設され、前記噴射ノズル6
には供給管によって噴霧媒タンク12から加圧ポンプ1
Bを通して噴霧媒が供給される。前記気密容器1には前
記噴射ノズル6に対向して開口された貯留槽8が連結さ
れている。
前記貯留槽8と気密容器lはそれぞれ排気弁22゜23
を通して排気装置9に排気管によって連結され、また弁
を介して不活性ガス供給装置(図示せず)に連結されて
いる不活性ガス供給管11が開口している。
を通して排気装置9に排気管によって連結され、また弁
を介して不活性ガス供給装置(図示せず)に連結されて
いる不活性ガス供給管11が開口している。
次いで、このように構成された金属、粉末装造装置を使
用する金属粉末装造方法について説明する。
用する金属粉末装造方法について説明する。
まず、材料金属が電気炉2に装入され、気密容器lおよ
び貯留槽8はその内部気体を排気弁22゜23から排気
装M9によって排気(10Torr以下)した後、必要
な時に不活性ガス供給管11から不活性ガスを導入して
不活性雰囲気とする。
び貯留槽8はその内部気体を排気弁22゜23から排気
装M9によって排気(10Torr以下)した後、必要
な時に不活性ガス供給管11から不活性ガスを導入して
不活性雰囲気とする。
材料金属が電気炉内で溶解、精錬されて溶湯となり、こ
れがタンディツシュ3を経てノズル4に流下することに
なるが、タンディツシュ3の機能は溶湯をバッファーと
して一時貯留し、装備された加熱装置による溶湯温度の
調整およびノズル4における溶湯静圧の調整である。タ
ンディツシュ3とノズル4の水平断面積の比は十分大き
くとっであるのでタンディツシュ内湯面変動は極力押え
られ、前記溶湯静圧の変動が調整される。
れがタンディツシュ3を経てノズル4に流下することに
なるが、タンディツシュ3の機能は溶湯をバッファーと
して一時貯留し、装備された加熱装置による溶湯温度の
調整およびノズル4における溶湯静圧の調整である。タ
ンディツシュ3とノズル4の水平断面積の比は十分大き
くとっであるのでタンディツシュ内湯面変動は極力押え
られ、前記溶湯静圧の変動が調整される。
こうして溶湯ノズル4から細流となった溶湯5は噴射ノ
ズル6に流下するが、一方、加圧ポンプ1Bを通して噴
射ノズル6に供給される噴霧媒7は噴射ノズルの環状ス
リットから逆円錐面状の膜状流となって溶湯ノズル4か
ら流下する細流の溶湯5に衝突する。溶湯5は噴霧媒7
によって霧化し。
ズル6に流下するが、一方、加圧ポンプ1Bを通して噴
射ノズル6に供給される噴霧媒7は噴射ノズルの環状ス
リットから逆円錐面状の膜状流となって溶湯ノズル4か
ら流下する細流の溶湯5に衝突する。溶湯5は噴霧媒7
によって霧化し。
表面張力で球状になる前に冷却凝固し金属粉末となって
貯留槽8に噴霧媒とともに一時的に保持される。金属粉
末は貯留槽8の底部に沈降し、余分の噴霧媒はオーバー
フロー口から排出され、噴霧媒タンク12に導かれる。
貯留槽8に噴霧媒とともに一時的に保持される。金属粉
末は貯留槽8の底部に沈降し、余分の噴霧媒はオーバー
フロー口から排出され、噴霧媒タンク12に導かれる。
噴霧媒タンク12はその底部から脱気処理のため給気管
13によりアルゴンもしくは窒素がながされている。
13によりアルゴンもしくは窒素がながされている。
貯留槽8の下部に沈んだ金属粉末はスラリーポンプ1B
によりスラリー切出弁17を通じて噴霧媒とともに回収
された後、前記金属粉と噴霧媒の分離器13に導かれ、
ここで分離されてそれぞれ回収タンク20.21に回収
される。
によりスラリー切出弁17を通じて噴霧媒とともに回収
された後、前記金属粉と噴霧媒の分離器13に導かれ、
ここで分離されてそれぞれ回収タンク20.21に回収
される。
よく知られているように金属粉末の回収、脱水。
乾燥は粉末の酸化の進行を防止するためには不活性雰囲
気下で実施することがψましい。
気下で実施することがψましい。
次にこの実施例により実際に粉末を製造した具体例につ
いて説明する。
いて説明する。
まず装置の諸元について筒中に説明すると、溶解炉2は
内法で1205mφX 250■腸H,タンディツシュ
3は内法で130m5φX 100mmH,溶湯ノズル
の内径5鵬履φ、噴霧ノズル6は逆円錐式で溶iut通
部径は40厘曽φである。
内法で1205mφX 250■腸H,タンディツシュ
3は内法で130m5φX 100mmH,溶湯ノズル
の内径5鵬履φ、噴霧ノズル6は逆円錐式で溶iut通
部径は40厘曽φである。
溶湯の組成がC; 0.011.S ; 0.03.
Mn; 0.21゜P H0,013,Si ; 0.
011,0 ; 0.013(重量%)の溶鋼で温度1
B!5℃、■チャージの溶解量は15kgとし、噴霧圧
150kg/am’ 、噴霧媒流ti200i’/si
nで噴霧した。このときの噴霧媒の酸素濃度は5 pp
mである。
Mn; 0.21゜P H0,013,Si ; 0.
011,0 ; 0.013(重量%)の溶鋼で温度1
B!5℃、■チャージの溶解量は15kgとし、噴霧圧
150kg/am’ 、噴霧媒流ti200i’/si
nで噴霧した。このときの噴霧媒の酸素濃度は5 pp
mである。
得られた粉末の粒度分布は第1表に示す通りである。こ
の粉末の酸素濃度は1200pp−で、大気雰囲気中で
脱気しない水を噴霧媒とした従来法の12.000pp
mに比べて1桁低くなっている。また、粉末の形状は従
来の水を噴霧媒としたときと同様異形粉末であった。
の粉末の酸素濃度は1200pp−で、大気雰囲気中で
脱気しない水を噴霧媒とした従来法の12.000pp
mに比べて1桁低くなっている。また、粉末の形状は従
来の水を噴霧媒としたときと同様異形粉末であった。
第1表 粉末の粒度分布
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、噴霧媒がガスでなく、脱気処理
した水であるので溶湯は急冷して粉末形状は異形粉末で
あってプレス成形性がよく、また金属粉末の酸化が抑制
される。
した水であるので溶湯は急冷して粉末形状は異形粉末で
あってプレス成形性がよく、また金属粉末の酸化が抑制
される。
第1図は本発明の方法を実施するための装置の回路図で
ある。 1・・・気密容器、 2・・・溶解炉、3・・・タン
ディツシュ、 5・・・溶湯、6・・・噴霧ノズル、
7・・・噴霧媒、 8・・・貯粒槽9・・・排気装
置、lO・・・排気管、11・・・不活性ガス供給管、
12・・・噴霧媒タンク、13・・・給気管、 1
4・・・排気管、 15・・・フィルター。 16・・・加圧ポンプ、 17・・・スラリー切出弁
、18・・・スラリーポンプ、 18 分離器、20
・・・金属粉回収タンク、21・・・噴霧媒回収タンク
。
ある。 1・・・気密容器、 2・・・溶解炉、3・・・タン
ディツシュ、 5・・・溶湯、6・・・噴霧ノズル、
7・・・噴霧媒、 8・・・貯粒槽9・・・排気装
置、lO・・・排気管、11・・・不活性ガス供給管、
12・・・噴霧媒タンク、13・・・給気管、 1
4・・・排気管、 15・・・フィルター。 16・・・加圧ポンプ、 17・・・スラリー切出弁
、18・・・スラリーポンプ、 18 分離器、20
・・・金属粉回収タンク、21・・・噴霧媒回収タンク
。
Claims (1)
- 不活性雰囲気の中で溶湯金属流に噴霧媒を衝突させて金
属粉末を得る金属粉末の製造方法において、噴霧媒とし
て脱気処理した水を用いることを特徴とする金属粉末の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12790587A JPS63293105A (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 金属粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12790587A JPS63293105A (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 金属粉末の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63293105A true JPS63293105A (ja) | 1988-11-30 |
Family
ID=14971559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12790587A Pending JPS63293105A (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 金属粉末の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63293105A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104084596A (zh) * | 2014-07-15 | 2014-10-08 | 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 | 非晶态粉末的制备方法及装置 |
US20160193658A1 (en) * | 2013-09-18 | 2016-07-07 | Fuji Kihan Co., Ltd. | Surface treatment method for powdered metal material |
-
1987
- 1987-05-27 JP JP12790587A patent/JPS63293105A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160193658A1 (en) * | 2013-09-18 | 2016-07-07 | Fuji Kihan Co., Ltd. | Surface treatment method for powdered metal material |
CN104084596A (zh) * | 2014-07-15 | 2014-10-08 | 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 | 非晶态粉末的制备方法及装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4758405A (en) | Powder-metallurgical process for the production of a green pressed article of high strength and of low relative density from a heat resistant aluminum alloy | |
CN110181069B (zh) | 采用气雾化法制备高氮钢粉末的方法 | |
CN102528016B (zh) | 金属注射成形用合金钢粉及其制备方法 | |
US4063940A (en) | Making of articles from metallic powder | |
CN109628705A (zh) | 一种低碳不锈钢的rh精炼方法 | |
CN112899438A (zh) | 一种加压钢包精炼和加压电渣重熔双联冶炼高氮钢的方法 | |
JP6249774B2 (ja) | 鉄系粉末の製造方法 | |
CN112981231B (zh) | 一种高锰氮奥氏体不锈钢粉末及其制备方法 | |
CN105925815A (zh) | 一种加压电渣重熔气相渗氮冶炼高氮马氏体不锈钢的方法 | |
US5114470A (en) | Producing void-free metal alloy powders by melting as well as atomization under nitrogen ambient | |
JPH04504981A (ja) | 反応性合金の誘導スカル紡糸 | |
CN113414397B (zh) | 一种铁基金属粉末的真空气雾化连续制备方法 | |
CN113523291B (zh) | 一种气雾化制备a100超高强度合金钢粉末的方法 | |
CN114734044A (zh) | 高氮无镍不锈钢粉末及其制备方法和应用 | |
CN111020402A (zh) | 一种用于耐久性涂料的不锈钢粉末及其制备方法 | |
JPS63293105A (ja) | 金属粉末の製造方法 | |
CN109694969B (zh) | 一种预合金粉末及添加预合金粉末的TiCN基金属陶瓷复合材料及其制备方法 | |
CN111118496A (zh) | 强韧型高熵合金成形结构及其制备方法 | |
CN109136788B (zh) | 一种高碳高合金非晶预合金粉末及其制备方法 | |
Dunning et al. | Advanced processing technology for high-nitrogen steels | |
CN104894457B (zh) | 粉末冶金工艺制备工具钢的方法 | |
CN111250693B (zh) | 用于增材再制造的高熵合金粉末及其制备方法 | |
CN113878124A (zh) | 一种铁硅铬镓铟氮合金软磁粉末的水气联合雾化制备方法 | |
CN101435056A (zh) | 新型低成本易切削不锈钢303c及其制造工艺 | |
CN114635071B (zh) | 一种马氏体耐热钢的冶炼方法 |