JPS63292945A - ヒドロゲルおよびその製造方法 - Google Patents

ヒドロゲルおよびその製造方法

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JPS63292945A
JPS63292945A JP12847587A JP12847587A JPS63292945A JP S63292945 A JPS63292945 A JP S63292945A JP 12847587 A JP12847587 A JP 12847587A JP 12847587 A JP12847587 A JP 12847587A JP S63292945 A JPS63292945 A JP S63292945A
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JP
Japan
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water
polyvinylpyrrolidone
polyvinyl alcohol
weight
insoluble hydrogel
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Application number
JP12847587A
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English (en)
Inventor
Naoki Furuta
直樹 古田
Hideomi Koinuma
秀臣 鯉沼
Yasuhiko Yoshida
泰彦 吉田
Yasuhiro Kawamura
泰弘 河村
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヒドロゲルおよびその製造方法ならびに超音
波伝達媒体に関するものである。詳しく述べると、含水
率が高くかつ滅菌が容易で、しかも生体適合性に優れた
ヒドロゲルおよびその製造方法ならびにこれを用いた超
音波伝達媒体に関するものである。
(従来の技術) 開心術を的確に行なうためには術前に病変部の位置や形
状、それに隣接する正常な部分との関係等が詳細に診断
されることが望まれる。特に新生児等の重症例において
は、このことは手術結果を左右する重要な問題である。
超音波診断は、循環器領域における非侵襲的な検査方法
として近年著しく退歩普及し、これを用いた術前診断の
正確さは、最近の手術成績の向上に大いに役立っている
しかしながら、胸壁上からプローブを当てて肺や骨組織
を避けつつ術前の音波検査では心疾患や病変部について
十分な情報を得ることができない。
この限界を越えてざらに詳しく超音波診断を行なう方法
として開心術中の超音波検査が考えられる。
すなわち、胸骨正中切開後に心膜または心臓や血管を切
開する前にその外側よりプローブを直接当てて超音波検
査を行なえば、それぞれの内腔に関してより詳しい外科
的に有用な診断が得られる。
また、この術中超音波検査により行なった外科的処置が
的確であったかどうかを術中に確認することが可能で、
このことを再手術の防止や衝接管理の上で重要なことで
ある。
一方、心臓や血管壁に直接プローブを当てて超音波検査
を行なう場合、心臓や血管は心拍とともに画一的でない
動きをしており、またプローブにより圧迫を受けると不
整脈や血圧の低下を生じやすい。したがって、変形でき
ない接触面を有する従来型のプローブを拍動する心臓等
の表面に絶えず密着させ、安全に使用することは困難で
、実際には術中のリアルタイム超音波断層検査法の有用
性が十分に発揮されでいないのが実情である。この開心
術中の超音波検査に用いるための適当な接触媒体物質が
必要であり、すなわち、心臓の表面に密着したままその
動きを追従する柔かさと強度および生体適合性と超音波
特性に優れたゲル状弾性物質が必要がある。
従来、医療用器材として用いる材料としては、架橋した
ポリビニルアルコール系親水性高分子の網目の中にポリ
ビニルピロリドンが閉じ込められた構造を有する構造物
に40%以上の水が含まれてなるヒドロゲルが知られて
おり、このヒドロゲルは、ポリビニルアルコール系親水
性高分子とポリビニルピロリドンとを混合し、しかる後
にポリビニルアルコール系親水性高分子のみを架橋不溶
化することにより得られる(特公昭58−44゜699
 @ )。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このようなヒドロゲルは、Il硫駿鼠等
未反応の架橋剤の処理の問題の他に、生体適合性が優れ
ているにもかかわらず滅菌が困難であるという欠点があ
った。すなわち、オートクレーブ滅菌を行なう場合、耐
熱性が不充分であり、また、エチレンオキサイドガス滅
菌を行なう場合、該ヒドロゲルが5巳の水を抱蔵してい
るために、この水にエチレンオキサイドガスが吸収され
て残留したり、あるいはその一部がエチレングリコール
に変化して残留するので、これらの毒性のためにエチレ
ンオキサイドガス滅菌は不可能である。
ざらに放射線滅菌を行なう場合、架橋が過度に進み、ま
た材料中でのフリーラジカルの反応等により酸素、過酸
化水素、水素等が発生する等のために使用には耐えられ
なかった。
したがって、本発明の目的は、新規なヒドロゲルおよび
その製造方法を提供すること(ある。本発明の他の目的
は、含水率が高くかつ滅菌が容易で、しかも生体適合性
に優れたヒドロゲルおよびその製造方法を提供すること
にある。本発明のさらに他の目的は、前記ヒドロゲルを
用いた超音波伝達媒体を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) これらの請書的は、50〜99重量%の水を含み、この
量の水が含まれ得る程度の架橋度でポリビニルアルコー
ル同士およびポリビニルピロリドン同士およびポリビニ
ルアルコールとポリビニルピロリドンを放射線照射によ
り架橋してなる水不溶性ヒドロゲルにより達成される。
また、本発明は、ポリビニルアルコールとポリビニルピ
ロリドンとの架橋度が75〜97重量%の水が含まれ得
る程度である水不溶性ヒドロゲルである。ざらに、本発
明はポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンとの
割合が重量比で10:1〜1:10.好ましくは3:1
〜1:3である水不溶性ヒドロゲルである。
これらの請書的は、ポリビニルアルコールとポリビニル
ピロリドンとの混合水溶液に放射線を照射することによ
りポリビニルアルコール同士およびポリビニルピロリド
ン同士およびポリビニルアルコールとポリビニルピロリ
ドを架橋し、50〜99重量%の水を含ませることを特
徴とする水不溶性ヒドロゲルの製造方法によっても達成
される。
また、本発明は、放射線の照射量が0.5〜6)1ra
d 、好ましくは1;中〜2.5Hradである水工)
d性ヒドロゲルの製造方法である。本発明は、放射線が
γ線または電子線、好ましくはγ線である水不溶性ヒド
ロゲルの製造方法である。また、本発明は、ポリビニル
アルコールとポリビニルピロリドンとの割合が重】比で
10:1〜1:10、好ましくは3:1〜1:3である
水不溶性ヒドロゲルの製造方法である。
これらの請書的は、50〜99重1%の水を含み、この
量の水が含まれ得る程度の架橋度でポリビニルアルコー
ル同士およびポリビニルピロリドン同士およびポリビニ
ルアルコールとポリビニルピロリドンを放射線照射によ
り架橋してなる水不溶性ヒドロゲルのシート状物よりな
る超音波伝達媒体によっても達成される。
また、本発明は、ポリビニルアルコールとポリビニルピ
ロリドンとの架橋度が75〜97重量%の水が含まれ得
る程度である超音波伝達媒体である。さらに、本発明は
、ポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンとの割
合が重量比で10:1〜1:10、好ましくは3:1〜
1:3である超音波伝達媒体である。
(作用) 本発明による水不溶性ヒドロゲルは、線状ポリビニルア
ルコールの分子と線状ポリビニルピロリドン分子とが互
いに均一に絡み合うと同時に線状ポリビニルアルコール
分子同士および線状ポリビニルピロリドン分子同士およ
び線状ポリビニルアルコール分子と線状ポリビニルピロ
リドン分子とが互いに架橋して網目構造を形成し、かつ
この構造物中に50〜99重量%の水を抱持してなるも
のである。
本発明で使用されるポリビニルアルコールは、酢酸ビニ
ルの単独重合体または少量割合(例えば0.5モル%以
下、好ましくは0.7モル%以下)の他の共重合性ビニ
ル単量体と酢酸ビニルとの共重合体の完全ケン化物、部
分ケン化物またはそれらのアセタール化物がある。その
ケン化度は50〜100%、好ましくは70〜100%
である。
また、ポリビニルアルコールの重合度は50〜5゜00
0、好ましくは1,800〜2.200である。。また
、ポリビニルピロリドンは、ビニルピロリドンの単独重
合体または少量割合(例えば0゜3モル%以下、好まし
くは0.7モル%以下)の他の共重合性ビニル単量体と
の共重合体であり、その分子量は通常i、ooo〜1.
000.000、好ましくは2,000〜460,00
0である。さらに、これらのポリビニルアルコールとポ
リビニルピロリドンとの配合割合は、重量比で1O:1
〜1:10.好ましくは3:1〜1:3である。すなわ
ち、前記重量比が10:1未満でポリビニルアルコール
の量が少ないと、十分な物理的特性を保つことができず
、一方、前記重量比が1:10を越えてポリビニルアル
コールの量が多いと、十分な物理的特性を保つことがで
きないからである。
本発明による水不溶性ヒドロゲルを製造するには、前記
ポリビニルアルコールとビニルピロリドンを水に溶解し
て得られる混合水溶液を、所定の成形用型に供給し、放
射線を照射することにより、線状ポリビニルアルコール
分子と線状ポリビニルピロリドン分子とが互いに均一に
絡み合うと同時に線状ポリビニルアルコール分子同士お
よび線状ポリビニルピロリドン分子同士および両者が互
いに架橋して網目構造を形成し、かつこの構造物中に5
0〜99重」%の水を抱持してなるのである。
このとき使用される水は、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等の水酸化アルカリでpH6,0〜8.0に中和
されたイオン交換水、蒸貿水等が好ましくは、これによ
り蒸留水、イオン交換水等に含有されていた炭酸ガス等
による気泡発生が抑制される。これはアルカリイオンに
より高分子が帯電し、伸びた状態で架橋するため内部に
発生した気泡を取込むことがないことによるものと考え
られる。
成形用型とては金属製、合成樹脂製、セラミックス製、
ガラス製等があり、これらの型に前記混合水溶液を直接
供給して放射線照射を行なってもよいが、合成樹脂製、
アルミニウム箔製等の包材容器中に前記混合水溶液を収
納したのち、前記成形用型内あるいはその他の個所で放
射線の@射が行なわれる。前記混合水溶液中のポリリマ
ー成分濃度は50〜1重四%、好ましくは25〜3重伍
%である。
放射線としては、γ線、電子線等があるが、架橋と同時
に滅菌が行なえるという点からγ線が好ましい。しかし
て、放射線の照射量は0.5〜6)trad、好ましく
は、’l〜2.5)tradである。特に前記のように
包材容器中で放射線照射を行なえば、架橋と滅菌とが同
時に行なわれた水不溶性ヒドロゲルが容器ごと得られる
ので、取扱いが極めて簡単であり、使用時に容器を開封
するだけで、滅菌された状態で使用される。放射線の照
射量を0゜5〜58radとしたのは、Q、 58ra
d未満では架橋度が不十分で自身で形状を保つことは困
難であり、一方、5 Mradを越えると固すぎて当接
する形状に対する密着性が低すぎるからである。この場
合の架橋度は、該水不溶性ヒドロゲルに50〜99重量
%の水が含まれ得る程度であり、好ましくは75〜97
重量%の水が含まれ得る程度である。
この水不溶性ヒドロゲルのシート状物を超音波伝達媒体
として使用する′場合には、その厚さは通常1〜701
M11、好ましくは5〜5011IInである。
このようにして得られる本発明の水不溶性ヒドロゲルは
、超音波診断装置使用時に不快感のあった超音波ゲルの
代りに超音波マットまたはその応用として現在盛んに研
究されている同装置の術中診断に使用される材料等の超
音波伝達媒体として使用される他に、徐放性担体、腸管
P1着防止膜等の医用材料としても使用できる。
なお、本明細書中に記載の含水率は、下記の定義による
含水率= 以下、実施例により本発明方法をさらに詳細に説明する
実施例1 ポリビニルアルコール(重合度2000.ケン化度95
%>6gおよびポリビニルピロリドン[(K2O)分子
量40.00019.29を水酸化ナトリウムでDH7
,0に調整したイオン交換水160dに添加し、80〜
90°Cの温度で撹拌下に溶解したのち、室温にまで冷
却して水溶液を得た。この水溶液をポリエチレン製シー
トで作成した袋状物に供給し、2.25Hradのγ線
を照射して厚さ5間の水不溶性ヒドロゲルを得た。この
ヒドロゲルには気泡は全くみら机なかった。
このようにして得られた水不溶性ヒドロゲルについて、
FX90Q (90メガ)(日本電子株式会社製)を用
いて室温で130− N M R測定を行なった。すな
わち、サンプルを乾燥させたのち、5重量%水溶液とし
、対象物質として重水素化ベンゼンを添加し、1.#セ
ルにより測定を行なった。
データの積算回数は86,000である。そのときのス
ペクトルは第1図のとおりであり、その拡大図は第2図
のとおりである。このヒドロゲルを沸騰水中で0.5時
間加熱したのち、乾燥したが、ポリビニルピロリドンの
溶出による減量は実質的に認められなかった。
比較例1 ポリビニルアルコール(重合度2000.ケン化度95
%)69、ポリビニルピロリドン[(K2O)分子量4
0,000コ9゜2gおよび濃硫酸0.1dをイオン交
換水(pH6,5)に添加して溶解させたのち、90°
Cで1時間反応させて水不溶性ヒドロゲルを得た。
このようにして1qられた水不溶性ヒドロゲルについて
実施例1と同様な方法でNMR測定を行なっだ、。その
ときのスペクトルは第3図のとおりであり、その拡大図
は第4図のとおりである。このヒドロゲルを沸騰水中で
0.5時間加熱したのち、乾燥したところ、ポリビニル
ピロリドンの溶出による減量があった。
第1図と第3図とを比較するとスペクトルは、幅および
ピーク位置共に変らないよう番こみえるが、これを拡大
した第2図とM4図とを比較すると1aoppm付近(
カルボニル基に相当するシフト)に、酸架橋ではみられ
ないピーク(178〜179 ppm付近)がγ線架橋
では出現している。これはポリビニルピロリドンが酸で
は変化しなかったが、γ線照射により変化してカルボニ
ル基付近の構造が変ったものと思われる。
実施例2〜31 第1表に示す割合のポリビニルアルコール(重合度2,
000>(PVA)とポリビニルピロリドン(分子14
0,000)[PVPr  (K=30)]とポリビニ
ルピロリドン(分子量360゜000)[PVPr (
K=60)]との合計量を第1表に示す濃度で、水酸化
ナトリウムでpH7゜0に調整したイオン交換水160
IIJIlに添加し、80〜90℃の温度で撹拌下に溶
解したのち、室温にまで冷却して水溶液を得た。この水
溶液をポリエチレン製シートで作成した袋状物に供給し
、第1表に示す線層のγ線を照射して所定の厚みの水不
溶性ヒドロゲルを得た。
このようにして得られたシート状物を超音波診断装H(
ソニックスキャナーTS−1000,チル七株式会社製
)のプローブと被診断部位との間に介在させ、基本音響
特性を測定したところ、第2表の結果が得られた。
比較例2〜15 なお、第1表においてゲルの硬さおよびゲルの破断強度
は、飯尾電機株式会社製のネオシートメーター型式M−
302(商品名)を用いて行なった。すなわ′ち、前記
ネオカードメーターにより試料に荷重をかけ、時間とプ
ランジャー変位から得られる第5図に示すグラフから、
A、BおよびFを読取り、次式により計算した。
rニブランジャー半径(cm ) W:荷重(1 65,33ニスプリング定数(dyne/ cm)(以
下余白) Cコ トeo■0−N0ぐ罰ωNωΦ〇− W−?+C%J C’J C’J C%J (%J N
C’J C’J (%J (’J M (”3第2表 13 22. OO,561510 1722、00,841530 1821、50,771520 2020、50,441510 2422、O0,711520 2522,01,221530 2621、O0,771520 2923、50,721530 2922、00,681530 3022、00,871530 3122、O0,721530 3121、50,751530 実施例32 重合度2000、ケン化度99%のポリビニルアルコー
ル6g、分子140,000のポリビニルピロリドン6
.9gおよび分子量360.000のポリビニルピロリ
ドン2.39を水160威に溶解させ、得らたれた水溶
液をフィルム製の袋状体に入れて’1,5t4radの
γ線を照射して厚さ5Mのシート状ヒドロゲルを得た。
このヒドロゲルを超音波マット@(ウルトラソニックス
キャナーTS−1000、チル七株式会社製)のプロー
ブと人体との間に介在させ、周波数10M)−12で上
腕静脈の画像特性を測定したところ、第6図のとおりで
あった。
比較例2 実施例32においてシート状ヒドロゲルの代りにグリー
スを用いて測定したところ、第7図のとおりであった。
比較例3 実施例32においてシート状ヒドロゲルの代りに市販の
超音波マット(KiteCO,スリーム社製)を用いて
測定したところ、第8図のとおりであった。
第6〜8図の比較から明らかなように、本発明のヒドロ
ゲルを使用する第6図は上腕部を変形することのない鮮
明な画像である。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明は、50〜99重量%の水を
含み、この量の水が含まれ得る程度の架橋度でポリビニ
ルアルコール同士およびポリビニルピロリドン同士およ
びポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンを放射
線照射により架橋してなる水不溶性ヒドロゲルであるか
ら、含水率が高くかつ滅菌が容易で、しかも生体適合性
に優れており、さらに音響特性も優れているので、超音
波マット等の超音波伝達媒体として極めて優れた効果を
発揮する。
また、該水不溶性ヒドロゲルは、ポリビニルアルコール
とポリビニルピロリドンとの混合水溶液に放射線を照射
することによりポリビニルアルコール同士およびポリビ
ニルピロリドン同士およびポリビニルアルコールとポリ
ビニルピロリドンを架橋し、50〜99重口%の水を含
ませることにより製造されるものであるから、未反応の
架橋剤が製品中に残留するという問題は全くなく、特に
γ線照射を行なう場合には架橋と滅菌とが同時に行なわ
れるので、作業工程が簡略化でき、しかも品質が一定化
できるという利点である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による水不溶性ヒドロゲルの一例のNM
Rスペクトル、第2図は第1図の主要部の拡大図、第3
図は従来の水不溶性ヒドロゲルの。 −例のNMRスペクトル、第4図は第3図の主要部の拡
大図、第5図はゲル強度計算のためのグラフ、6図は本
発明による水不溶性ヒドロゲルシートを超音波マットに
使用したときの超音波診断装置で得られる画像写真であ
り、また、第7〜8図はそれぞれ従来のグリースおよび
超音波マットを使用したときの画像写真である。 笥81゛ξ1 心:i’hI・ ・πγ 8・・ i′ぐミ 雪し゛ 1   ia:’i

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)50〜99重量%の水を含み、この量の水が含ま
    れ得る程度の架橋度でポリビニルアルコール同士および
    ポリビニルピロリドン同士およびポリビニルアルコール
    とポリビニルピロリドンを放射線照射により架橋してな
    る水不溶性ヒドロゲル。
  2. (2)ポリビニルアルコール同士およびポリビニルピロ
    リドン同士およびポリビニルアルコールリとポリビニル
    ピロリドンと架橋度が75〜97重量%の水が含まれ得
    る程度である特許請求の範囲第1項に記載の水不溶性ヒ
    ドロゲル。
  3. (3)ポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンと
    の割合が重量比で10:1〜1:10である特許請求の
    範囲第1項または第2項に記載の水不溶性ヒドロゲル。
  4. (4)ポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンと
    の割合が重量比で3:1〜1:3である特許請求の範囲
    第1項または第3項のいずれか一つに記載の水不溶性ヒ
    ドロゲル。
  5. (5)ポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンと
    の混合水溶液に放射線を照射することによりポリビニル
    アルコール同士およびポリビニルピロリドン同士および
    ポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンを架橋し
    、50〜99重量%の水を含ませることを特徴とする水
    不溶性ヒドロゲルの製造方法。
  6. (6)放射線の照射量が0.5〜6Mradである特許
    請求の範囲第5項に記載の水不溶性ヒドロゲルの製造方
    法。
  7. (7)放射線の照射量が1〜2.5Mradである特許
    請求の範囲第5項に記載の水不溶性ヒドロゲルの製造方
    法。
  8. (8)放射線がγ線または電子線である特許請求の範囲
    第5項ないし第7項のいずれか一つに記載の水不溶性ヒ
    ドロゲルの製造方法。
  9. (9)放射線がγ線である特許請求の範囲第5項ないし
    第7項のいずれか一つに記載の水不溶性ヒドロゲルの製
    造方法。
  10. (10)ポリビニルアルコールとポリビニルピロリドン
    との割合が重量比で10:1〜1:10である特許請求
    の範囲第5項ないし第9項のいずれか一つに記載の水不
    溶性ヒドロゲルの製造方法。
  11. (11)ポリビニルアルコールとポリビニルピロリドン
    との割合が重量比で3:1〜1:3である特許請求の範
    囲第5項ないし第9項のいずれか一つに記載の水不溶性
    ヒドロゲルの製造方法。
  12. (12)水は水酸化アルカリにより、pHを6.0〜8
    .0に調整したのちに使用されてなる特許請求の範囲第
    5項ないし第9項のいずれか一つに記載の水不溶性ヒド
    ロゲルの製造方法。
  13. (13)50〜99重量%を含み、この量の水が含まれ
    得る程度の架橋度でポリビリルアルコール同士およびポ
    リビニルピロリドンと同士およびポリビニルアルコール
    とポリビニルピロリドンを放射線照射により架橋してな
    る水不溶性ヒドロゲルのシート状物よりなる超音波伝達
    媒体。
  14. (14)ポリビニルアルコール同士およびポリビニルピ
    ロリドン同士およびポリビニルアルコールとポリビニル
    ピロリドン架橋度が75〜97重量%の水が含まれ得る
    程度である特許請求の範囲第13項に記載の超音波伝達
    媒体。
  15. (15)ポリビニルアルコールとポリビニルピロリドン
    との割合が重量比で10:1〜1:10である特許請求
    の範囲第13項ないし第14項のいずれか一つに記載の
    超音波伝達媒体。
  16. (16)ポリビニルアルコールとポリビニルピロリドン
    との割合が重量比で3:1〜1:3である特許請求の範
    囲第13項ないし第14項のいずれか一つに記載に超音
    波伝達媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5106876A (en) * 1988-09-22 1992-04-21 Terumo Kabushiki Kaisha Water-insoluble hydrogel and method for production thereof by using radiation, freezing and thawing
EP0564448A1 (en) * 1989-03-30 1993-10-13 Inc. Nepera Non-stringy adhesive hydrophilic gels

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