JPS6329242A - ゴム、プラスチツク等の引火点および着火点測定機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はゴム、プラスチック等の引火点および着火点測
定機に関する。

ゴム、プラスチックなどの材質の一評価項目として、そ
の引火性および着火性が拳げられる。本発明は、一定温
度下の燃焼管内に、ゴム、プラスチックなどの試験片を
挿入し、ゴム、プラスチック試験片の一定条件下におけ
る引火および着火までの時間の測定により行われるゴム
、プラスチックの引火点および着火点の確認検出の一段
の正確さを求めた測定機に関する。

（従来の技術） 従来、ゴム、プラスチックなどの引火性および着火性の
正確な評価、確認を行う測定機はなく、当業界にてはそ
れぞれ独自の測定手段を採用していｔこ。

ゴム、プラスチックなどの引火点および着火点測定機と
して、例えば、ＪＩ８に−７２１２（プラスチック燃焼
ガス分析方法）に規定されている燃焼試験機を用いて、
これに当てていた。

すなわち、一定温度に調整された燃焼管中には、空気流
入による雰囲気のもとで、試験片を挿入し、点火装置を
用いて、試験片に近接位置せしめた火花発生部（電極）
により点火し、点火作業開始より、試験片が実際に燃焼
を始めるまでの時間を計り、試験片ごとの引火点の測定
を行っていた。

また点火源を用いることなく燃焼管中の温度を次第に上
昇せしめることによる試験片の自然着火を熱電対温度計
を用いての着火最低温度の確認により試験片ごとの着火
点の測定を行っていた。

（発明が解決しようとする問題点） ゴム、プラスチックの引火性および着火性を評価する手
段として、一定温度下に調整された加熱炉の中に納めた
燃焼管内に、ゴム、プラスチックの試験片を挿装し、点
火装置を作動せしめてから試験片が瞬間的に閃光を発す
る引火点に達するまでの時間（秒単位）により、および
自然着火時に起る閃光発生までの時間（秒単位）と燃焼
管内の最低温度によって評価できる。

この引火および着火時に発生する瞬間的な閃光は、加熱
炉に開設した観察用窓を通して目視により時間を測定し
ているが、試験片より発生する閃光は瞬間的であるため
、秒単位の目視による測定は、不正確であり、又測定者
の巧拙に大きく左右される要素が大きい。

又、燃焼管内に収めた熱電対を用いての試験片より発す
る炎による温度変化をキャッチしての測定手段にあって
は、ゴム、プラスチックなどはハロゲン化ポリマーおよ
び難燃剤としてのハロゲン化物が混入されているため、
これら混合物は燃焼時、腐蝕性ガスを発生し、これによ
り試験上に位置する熱電対を損傷し、また点火源の火花
発生部（電極）によるスパーク電源ノイズの影響を受は
易く、このため正確な評価を阻げる原因となる。

本発明は従来の引火点および着火点測定機が持つ、以上
のような問題点を解消させ、測定者の巧拙に左右される
ことなく、かつ試験片より発する瞬間的光量変化をキャ
ッチしてより精度の高い測定機を提供することを目的と
する。

（問題点を解決するための手段） この目的を達成させるために、本発明はっぎのような構
成としている。すなわち、本発明に係るゴム、プラスチ
ック等の引火点および着火点測定機は、加熱炉内に納め
た透明度を有する燃焼管内には、前記加熱炉の加熱機構
を制御する温度調節器と連繋する熱電対と、試料皿およ
びこの試料皿上部に近接して点火装置にて作動する火花
発生部（電極）をそれぞれ収容すると共に、試料皿−ヒ
に載せた試験片に近接位置して、加熱炉には観察用窓を
設け、該窓部にはフォートトランジスター式受光器を配
設し、燃焼管内にて発生した光量変化を感知して、該受
光器より発せられる信号は、出力変換アンプを介して記
録計にて記録されるように構成せしめたことを特徴とす
る。

（作用） 加熱炉の昇温と温度調節器の作用にて、一定温度に保た
れ、かつ新鮮な空気が供給される雰囲気下にて、燃焼管
内の試料皿上に載せられたゴム、プラスチックなどの試
験片に、近接位置せしめた火花発生部（電極）への点火
作業に伴い、試験片は瞬間的な閃光を発して燃焼を開始
する。

本発明にあっては、試験片の発する閃光は、加熱炉の観
察用窓部に配されたフォートトランジスター式受光器に
て瞬間的に検知され、受光器より発せられる電気信号は
、出力変換アンプに送られ、記録計を起動せしめ、火花
発生部への点火作業の開始時より、試験片の引火時に起
る閃光発生時の秒単位の時間を記録せしめ、精度の高い
試験片の引火点が測定される。

又、加熱炉の温度を温度調節器を作動せしめて、一定に
調節し、測定を行い、再度調節温度を変えながら測定を
繰り返し行い、試験片の自然着火時の閃光をフォートト
ランジスター式受光器が検知し、受光器より発せられる
信号は、出力変換アンプを介して記録計にて記録され、
着火時の燃焼管内の最低温度が把握されて精度の高い各
試験片の着火点が測定される。

（実施例） つぎに本発明に係るゴム、プラスチック等の引火点およ
び着火点測定機の具体的実施例を図面を用いて説明する
。

図面は、本発明を実施した測定機の概略縦断面図で、周
壁部にヒーター（２）を装備した加熱炉（１）内には石
英など透明度を有する燃焼管（４）が収容され、せしめ
る形態にて被着されている。

燃焼管蓋体（５）の一部を構成し、被着時、燃焼管（４
）内に深く挿入されるインサート部（６）の下端には試
料皿（７）が取り付けられ、さらに試料皿（７）上に載
せられるゴム、プラスチック等の試験片の上方部の近接
位置には、点火装置（９）に繋がる火花発生部（電極）
ＱＯが配設され、試料皿（７）、火花発生部０＊を装備
した燃焼管蓋体（５）と燃焼管（４）との被着会合縁は
止め具（２）をもって強固に密閉される。

燃焼管（４）の底部分にはアルミナ球α■群が詰め込ま
れており、燃焼管（４）の底部に連通ずる、エアーポン
プと流最調節バルブ付き流量計（図示省略）を端部に備
えた送風パイプαＧより燃焼管（４）内に送り込まれる
新鮮な空気は、アルミナ球（１＄群の間を乱流状態を回
避しつ５層流となって、燃焼管内を上昇し、試験片の円
滑な燃焼を助け、かつ後述する熱電灯のガス腐食を抑制
しつ＼、燃焼管（４）の上部に開口する排出口α０より
燃焼ガスとなって流出する。

燃焼管（４）内の試料皿（７）に比較的近接した位置に
、試験片の周辺温度を正確に把握する目的をもって、熱
電対α→が配設され、この熱電対α印は温度計を兼ねた
温度調節器０９と連繋し、又この温度調節器Ｑ９）は、
加熱炉（１）のヒーター（２）と連繋し加熱炉（１）の
温度を制御せしめている。

←υは加熱炉（１）の周壁部に、かつ燃焼管（４）内に
納めた試料皿（７）と略水平面位置に開設された観察用
窓で、この窓ψυ部には、加熱炉（１）に設置されたブ
ラケット（イ）を用いてフォートトランジスター式受光
器（至）が設置され、受光器（イ）は出力変換アンプ（
ハ）と電気的に連繋しており、燃焼管（４）内の試験片
の引火および着火時に瞬間的に発する閃光は受光器−が
瞬時に感応検出し、受光器に）より発せられる電気的信
号はアンプ（ハ）にてキャッチされ、アンプにて増幅さ
れ燃焼管内にて瞬間的に発生した光量変化はアンプ（ハ
）にて増幅されて記録計（ハ）に送られ、記録される。

翰は、フォートトランジスター式受光器（至）の受光面
に着脱自在に装着される光量調節具で、加熱炉（１）内
が赤熱するほどに高温化した折、炉内から発生する赤外
線を受光器が感知し、肝心の引火時および着火時に試験
片より発する瞬時の閃光の検出を阻げる懸念がある折、
受光器（ト）の受光面に、光量を適宜減少せしめるため
、例えば径Ｑ、　３　ｍｍ程度のピンホールを設けた遮
光壁型光量調節具を付設せしめる。

（発明の効果） 本発明は、燃焼管内にて、ゴム、プラスチックの試験片
に対する加熱炉内の熱量により、発生する引火時あるい
は着火時の試験片より発する瞬間的な閃光を光学的に又
熱学的にフォートトランジスター式受光器にて、略同期
的に検出して、この変化を記録計上に残すことにより、
従来の目視による測定に較べ精度に優れ、又測定者の巧
拙に大きく左右されることなく、常時正確な引火点およ
び着火点の測定が可能となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るゴム、プラスチック等の引火点およ
び着火点測定機の概略縦断面図である。 図中、（１）は加熱炉、（２）はヒーター、（４）は燃
焼管、（５）は燃焼管蓋体、（７）は試料皿、（９）は
点火装置、ＱＯは火花発生部（電極）、Ｑｌ１９は熱電
対、０１は温度調節器、１２］）は観察用窓、に）はフ
ォートトランジスター式受光器、（ハ）は出力変換アン
プ、（ハ）は記録計、（ハ）は光量調節具を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）加熱炉内に納めた透明度を有する燃焼管内には、
   前記加熱炉の加熱機構を制御する温度調節器と連繋する
   熱電対と、試料皿およびこの試料皿上部に近接して点火
   装置にて作動する火花発生部（電極）をそれぞれ収容す
   ると共に、試料皿上に載せた試験片に近接位置して、加
   熱炉には観察用窓を設け、該窓部にはフォートトランジ
   スター式受光器を配設し、燃焼管内にて発生した光量変
   化を感知して、該受光器より発せられる信号は、出力変
   換アンプを介して記録計にて記録されるよう構成せしめ
   たゴム、プラスチック等の引火点および着火点測定機。
2. （２）前記フォートトランジスター式受光器の受光面に
   は、赤外線受光量減少用の光量調節具が着脱自在に取付
   られている特許請求の範囲第１項記載のゴム、プラスチ
   ック等の引火点および着火点測定機。