JPS63292167A - コロナ放電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコロナ放電装置、例えば電子写真複写機等に適
用し、感光体表面を一様に帯電し、あるいは除電するた
めに利用するコロナ放電装置に関するものである。

〔発明の背景〕

−ｍに電子写真複写機等におけるコロナ放電装置として
は高圧電源に接続された放電線と該放電線を囲むシール
ド板で構成されたコロトロン装置もしくはコロトロン装
置に放電電流制御部材（以下グリッドと称す）を設けた
スコロトロン装置が知られている。第８図が従来のコロ
トロン放電装置を示したもので断面がコの字形状のシー
ルド部材２の長手方向両端部に絶縁部材４．４をそれぞ
れ設け、該絶縁部材４．４間にコロナ放電線とな　　　
　−る線径が５０ミクロン〜１００ミクロン程度の放電
用金属細線１を張架し、該コロナ放電線の一端には交流
又は直流の高電圧（例えば±３にＶ〜±１０にＶ）を印
加すべく印加端子５が設けられている。このようなコロ
ナ放電装置は構造が簡単であるために電子写真複写機に
数多く利用されている。該放電電極の放電用開口部３と
感光体表面とを対接させ、高圧電源より放電電極印加端
子５に高圧印加をし、前記感光体表面を一様に帯電させ
る。これらの装置は、高圧印加によるコロナ放電である
ため、その静電的に付着する亀塵作用はさけがたく、特
に電子写真複写装置等においては、装置内に常時トナー
・塵埃その他の汚染物が浮遊しているため、放電線、グ
リッド、シールド板等に異物の付着すなわち現像剤ある
いは空気中の塵埃等による汚れが発生し易い、このよう
にコロナ放電電極には複写回数の進行と共に汚染物が付
着蓄積され、数千回の複写が行われると該付着汚染のた
めにコロナ放電効率の低下、放電ムラ等が生じ、このた
めに複写画質の、低下をもたらす欠点があった。このた
め帯電特性を安定に維持させるためには一定期間での清
掃作業が必要とされているが、これらの清掃作業は成る
程度の熟練を要し、不注意に作業すると放電線を破損し
たり、放電電極部を傷つけ、鎖部への落雷等により放電
効率の低下等の不都合が生ずる場合があった。これらの
不具合を解消するため、例えば第５．第６．第７図の如
く放電電極の感光体表面８と対向する反対側よりプロペ
ラファン或はラインフローファン等により空気流を送り
込み、該空気流の風圧により、放電電極に吸着するトナ
ー或は塵埃等を排除する試みもなされているが放電電極
の長手方向に一様に風を送り込む事は難しく第５図示の
上部側方からプロペラファンで吹付ける構成では風圧の
カゲに相当するａ部、第６薗示の上部中央からプロペラ
ファンで吹付ける構成では両側部に該当するａとａ′部
には空気の流れが悪くなり鎖部にトナー、塵埃等が付着
する。

第７図示の場合はラインフローファンにより送風する構
成であり、放ｉｔ極長手方向についての風圧の不均一は
避られるが構造が大型化し、電子写真複写装置のコンパ
クト化の要望に答えられない等の問題があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は上記の各種送風手段の有している問題点を除去
し、定期的な清掃作業を必要とすることなく、常時理想
的な状態で複写作業が行えるコロナ放電装置を提供する
ことを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成しようとするものでコロナ放電
電極と該コロナ放電電極を囲むシールド部材と該シール
ド部材に放電用開口部とは別に送風用開口部を設け、該
送風用開口部近傍に、圧電振動子を用いた送風手段を設
けたことを特徴とするコロナ芦電装置を提供するもので
ある。

〔実施例〕

第１図は本発明コロナ放電装置を適用する電子写真複写
機の一例の掻く概略を示す図である。もちろん、この例
に限定されることなく任意の電子写真複写機に適用可能
なことは言うまでもない。

感光体８は矢印方向に回転自在に支持されており、この
感光体の周囲には該感光体表面を均一に帯電する帯電電
極１１（図示ではスコロトロン放電電極）ランプ９で照
明された原稿１０からの反射光像を上記感光体表面に結
像して潜像を形成するセルフォックレンズアレー１２、
上記潜像を顕像化する現像器１３、上記感光体８の回転
に同期して給送される転写材１４、感光体上の顕像を転
写材に転写する転写帯電電極１５、感光体上の残留トナ
ーを除去するクリーニングブレード１６等の電子写真プ
ロセス部材が順次に感光体ドラム周縁部に配設されてい
る。

上記転写材１４は不図示の定着器を通って給送され、転
写材表面に転写像が定着される。第２図は前記帯電電極
１１、転写帯電電極１５として使用する本発明コロナ放
電装置の実施例を示す断面図である。

２はシールド板で図示上下方向は開口状態に１１寸成さ
れ、４はシールド板２の両端部に一体に設けた絶縁部材
でコロナ放電＃１１を支持する絶縁支持部材である。前
記絶縁支持部材４の一端には外部高圧電源（１１，Ｖ、
）接続用の印加端子５が一体に設けられており該高圧電
源（Ｉｌ、■、）の印加によりコロナ放電線１よりコロ
ナ放電され感光体８表面を一様一二＠電する。帯電電極
１１の感光体８と対向する反対側上部には、本発明に係
る圧電振動子１７がコロナ放電線１の長手方向に複数個
設けられている。以上の構成をわかり易く説明すると、
従来例である第８図のコロナ放電装置のコロナ放電線１
の図示上下方向が開口状態にｈＩ！成され、該片側部に
圧電振動子１７が長手方向に複数個設けられたものであ
る。該圧電素子１７は絶縁性固定部材２２で固定され、
その絶縁性固定部材２２はシールド部材２の両端部から
張出された保持部材２０で保持されており、全体として
帯電？ｆｉ極１１に一体的に保持されている。

該圧電振動子１７に交流電源１Ｂによって交流電圧を印
加すると、圧電振動子１７は電気的ひずみ振動を起し、
圧電振動子１７に挟持された例えばプラスティックシー
ト材等の絶縁性弾性体１９はｆ：ｔ４２図示矢印に示し
た如く先端部を左右に振動する。該弾性体１９の左右振
動により図示の如くコロナ放電！２ｒ！ｉの上側から感
光体８ｇ０１への空気流２１が起る。該空気流２１によ
り帯電電極１１部にトナー・塵埃その他の汚染物の侵入
が阻止される。ｔｊＳ４図はこの実施例を別の側面から
みた概略を示す断面図である６図中２３は、空気が注入
する開口部である。ここで圧電振動子について構成作用
を第３図を参照しながら詳しく説明する。

圧電振動子１７はチタンジルコン酸鉛（ＰＺＴ）などの
磁器物質よりなり、比較的厚みのうすい絶縁性弾性部材
１９を第３図示の如く両側より挟持し、該基部は絶縁性
固定部材２２で固定される、圧電振動子１７に第３図（
、）の如く交流電源１８によって交流電圧を印加すると
圧電振動子１７は磁気ひずみを起し第３図（ｂ）〜第３
図（ｃ）の如く交互に伸縮現象が生ずる。比較的厚みの
うすい絶縁性弾性部材１９は圧電振動子１７に両側より
挟持・固着されているので前記磁気ひずみにより共振現
象をおこし絶縁性弾性部材１９の基部他端側は図示第３
図（ａ）、（１））の如（交互に振動する。該振動によ
り起る′２′Ｘ流は圧電振動子側よりコロナ放電線を通
り感光体表面に流れるので、訊空気流を利用してコロナ
放？ｔｌＣＩｉ或はシールド部材にトナー、塵埃その他
の汚染物が付着するのを防止することができる。

ｒ５２図に示す実施例は帯？！！電極１１と一体的に、
その近傍に圧電振動子を用いた送風手段を設けた構成を
図示したが、絶縁性弾性体１９の振動により生ずる空気
流を帯電′ｆｒ１極部に導く〃イド部材を用いて帯電？
！！極より僅かに離間した位置に圧電振動子を取り付け
でも前述と同様の作用を得た。

〔発明の効果〕

以上の如く例えばチタンジルコン酸鉛等の磁器物質より
なる圧電振動子を用いて、鎖部に交流電圧の印加により
該振動子に磁気ひずみを起させ、該磁気ひずみにより絶
縁性弾性体の共振を起さしめて空気流を起し、該空気流
によりコロナ放電線或はシールド部材にトナー・塵埃、
その他の汚染物が付着するのを防止できるようにしたも
ので、周波数によって空気流を適当に一御することが可
能であって、コロナ放電線の放電ムラがなくなり常時安
定した画像が得られる。又上記チタンジルコン、酸鉛等
の磁器物質は機械的にじょうぶであり、安定度が高く、
構造も簡単にできる。又該振動子を長手方向に並列に配
置すれば必要とする設置空間も僅かであって横巾の長い
コロナ放電線全域に対し一様な空気流を送ることができ
非常に有効である。該コロナ放電装置の使用によりユー
ザーは定期的な帯電電極の清掃が省略でき且つ常時安定
した高品位の画像が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明コロナ放電装置を適用する電子写真複写
機の概略図、第２図は圧電振動子を組付けた本発明コロ
ナ放電装置の一実施例を示す断面図、第３図は圧電振動
子の構成断面図、第４図は本発明の実施例を別側面から
みた概略を示す断面図、第５図、第６図、第７図はファ
ンを使用してコロナ放電線シールド部材に異物の付着を
防止した従来の放電装置例を示す図で、第８図は従来の
コロ）ｒン放電装置の斜視図である。 １・・・コロナ放電線　　　２・・・シールド部材３・
・・放電用開口部　　　４・・・絶縁部材８・・・感光
体　　　　　　１７・・・圧電振動子１９・・・絶縁性
弾性体　　　２０・・・保持部材２２・・・絶縁性固定
部材　　２３・・・開口部出願人　　　小西六写真工業
株式会社 第２図 第３図（ａ） 第３図（Ｃ） 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コロナ放電電極と該コロナ放電電極を囲むシールド部材
   と該シールド部材に放電用開口部とは別に送風用開口部
   を設け、該送風用開口部近傍に、圧電振動子を用いた送
   風手段を設けたことを特徴とするコロナ放電装置。