JPS6329153Y2 - - Google Patents

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JPS6329153Y2
JPS6329153Y2 JP14326382U JP14326382U JPS6329153Y2 JP S6329153 Y2 JPS6329153 Y2 JP S6329153Y2 JP 14326382 U JP14326382 U JP 14326382U JP 14326382 U JP14326382 U JP 14326382U JP S6329153 Y2 JPS6329153 Y2 JP S6329153Y2
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JP
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exhaust gas
damper
gas recirculation
cylinder
intake
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JP14326382U
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JPS5945236U (ja
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  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は多気筒エンジンにおいて、吸気圧力
振動を利用して吸気過給を行なう吸気装置の改良
に関するものである。
多気筒エンジンにおいては従来より、吸気弁開
弁時期がオーバーラツプしない気筒どうしを、同
一長さの吸気通路を介してそれぞれ2つのダンパ
ーチヤンバーに連通させ、該第1ダンパーチヤン
バーどうしをさらに第2ダンパーチヤンバーでも
つて連通させ、吸気圧力振動を利用して吸気過給
を行なうようにした、いわゆる共鳴過給式のエン
ジンを知られており、実開昭56−105623号公報に
はその一例が示されている。
この種のエンジンのうち、たとえば直列6気筒
エンジンにあつては、気筒の点火順序の関係上、
各第1ダンパーチヤンバーをエンジンに近接させ
てコンパクトにまとめることができる。すなわち
点火順序を一般的な第1気筒→第4気筒→第2気
筒→第6気筒→第3気筒→第5気筒とした場合、
吸気弁開弁時期のオーバーラツプしない気筒の組
は、互いに隣り合う第1〜第3気筒の組、および
第4〜第6気筒の組となるため、この2組のそれ
ぞれの気筒を連通させる2つの第1ダンパーチヤ
ンバーは、気筒の配列方向に互いに直列としてエ
ンジン近傍に配置することが可能となる。したが
つて狭いエンジンルーム内にこれらダンパーチヤ
ンバーを収納する上で、大きな問題は生じない。
しかし、小型自動車用エンジンとして極く一般
的な4気筒エンジンにあつては、その点火順序の
関係上、吸気弁開弁時期がオーバーラツプしない
2つ1組の気筒間に、他の組を構成する気筒が位
置するようになり、このため各第1ダンパーチヤ
ンバーを前記6気筒エンジンの場合と同様に配置
してエンジン全体のコンパクト化を図ることは不
可能であつた。つまり、1組の2つの気筒と、第
1ダンパーチヤンバーとを連通させる吸気通路に
ついては、互いに同一の長さに形成するという制
約がある他、吸気抵抗軽減などのために極力短
く、かつ大きく曲がらないように、というエンジ
ン性能上からの要求もあるので、これらの点をす
べて満足させて各第1ダンパーチヤンバーを互い
に直列にエンジン近傍に配置することは事実上不
可能となつていた。
そこで、上記事情に鑑みて、各第1ダンパーチ
ヤンバーをエンジン近傍に配置することが可能
で、しかも各吸気通路が同一長さで短く形成され
得る4気筒エンジンの吸気装置が提案されてい
る。これを第1図に示された基本図により説明す
る。
第1図は吸気装置の系統を概略的に示すもので
ある。直列4気筒エンジンの第1〜第4気筒1〜
4は、その点火順序が第1気筒1→第3気筒3→
第4気筒4→第2気筒2と設定されており、第1
気筒1と第4気筒4、および第2気筒2と第3気
筒3が互いに吸気弁開弁時期がオーバーラツプし
ない関係にある。
吸気弁開弁時期がオーバーラツプしない関係に
ある第1気筒1、第4気筒4は、それぞれ吸気通
路5,6を介して第1ダンパーチヤンバー7に接
続され、また他の組を構成している第2気筒2、
第3気筒3はそれぞれ吸気通路8,9を介して他
の第1ダンパーチヤンバー10に接続されてい
る。また2つの第1ダンパーチヤンバー7、10
は図面上は説明のため、平面的に互いにずらして
示されているが、実際にはそれらの長軸がほぼ平
行となるように互いに重ね合わせた位置関係で配
置されている。
各第1ダンパーチヤンバー7、10は互いに同
一容積に形成され、それぞれ共鳴管11,12を
介して第2ダンパーチヤンバー(サージタンク)
13に接続されている。この第2ダンパーチヤン
バー13はスロツトルバルブ14が設けられた集
合管15を介してエアクリーナ(図示せず)に接
続される。したがつてエアクリーナを通して吸い
込まれた吸入空気は第2ダンパーチヤンバー1
3、共鳴管11,12、第1ダンパーチヤンバー
7,10を介して各吸気通路5,6,8,9より
各気筒1,2,3,4に供給される。燃料は上記
吸気系の適当な箇所たとえばスロツトルバルブ1
4の若干上流側、あるいは各吸気通路5,6,
8,9などから供給される。
なお、共鳴過給については一般に広く知られて
いるので、その説明は控える。
ここで、上記のように2つの第1ダンパーチヤ
ンバー7,10を、それらの長軸がほぼ平行とな
るように重ね合わせることにより、各第1ダンパ
ーチヤンバー7および10と各気筒1,4および
2,3とを連通する吸気通路5,6および8,9
を大きく曲げることなく比較的短くしたまま同一
長さとすることができる。したがつて、各第1ダ
ンパーチヤンバー7,10をエンジン近傍に配置
することができ、エンジン全体のコンパクト化を
図ることが可能となる。
一方、上記ような4気筒エンジンにおいて、燃
焼速度をおさえいわゆるNOXの発生を抑制する
ために、エンジンの排気ガスを燃焼室(気筒)に
環流させる場合、その排気ガスの入口をどこに配
置するかが問題となる。これに関して、たとえば
全気筒に均一に排気ガスを供給するという前提の
もとに考えられることとして、集合管15に排気
ガスの入口を設けることが考えられる。しかし、
この場合にはスロツトルバルブ14が排気ガスに
汚染されて早期の寿命低下をきたし、かつ集合管
15から各気筒1,2,3,4までの距離が長い
ので、排気ガスの環流指令に対する応答遅れを生
じる。
したがつて、排気ガスの入口は気筒に対して最
も近い位置に設ける必要がある。これ対しては各
ダンパーチヤンバー7,10に排気ガスの入口を
設けることにより応じることができる。しかし、
この構成では各第1ダンパーチヤンバー7,10
に対してそれぞれの配管を必要とするため、コス
トアツプを招く欠点がある。
このような状況は4気筒エンジンのほかにV型
6気筒エンジンでも同様である。
この考案は上記のような欠点を解消するために
なされたもので、安価に構成され、かつスロツト
ルバルブの環流排気ガスによる汚損および排気ガ
スの環流指令に対する応答遅れを防止できるエン
ジンの吸気装置を提供することを目的としてい
る。
以下、この考案の実施例を図面にもとづいて説
明する。
第2図はこの考案の一実施例にかかる4気筒エ
ンジンの平面図、第3図は第2図の一部省略左側
面図である。この図に示された4気筒エンジンの
吸気装置の原理は第1図で説明した通りであるか
らその説明は省略する。また、第1図に示された
ものと同一機能を有するものは同一符号により表
示されている。まず、全体的な配置状態を簡単に
説明する。
第2図、第3図において、17は第1図で説明
した気筒1,2,3,4を内蔵したエンジンであ
り、このエンジン17上には集合管15を接続し
た第2ダンパーチヤンバー13が配置され、かつ
集合管15にはスロツトルボデイ16が連結され
ている。エンジン17の一側部には第3図に示す
ように第1ダンパーチヤンバー7および10が吸
気通路5,6および8,9により連結されてい
る。第1ダンパーチヤンバー7,10の一端はそ
れぞれ共鳴管11,12により第2ダンパーチヤ
ンバー13の一端に連通している。18は各吸気
通路5,6,8,9に対して設けられた燃料噴射
ノズル、19は燃料供給管である。
つぎに上記第1ダンパーチヤンバー7,10と
これへの排気ガス環流装置を説明する。第3図に
おいて、上記第1ダンパーチヤンバー7,10は
第1図で示した各気筒1〜4の配列方向に細長く
延びるほぼ直方体状に形成され、それらの長軸が
互いにほぼ平行となるように気筒上下方向に重ね
合わせて配置されている。また第1ダンパーチヤ
ンバー7,10は吸気通路5,6,8,9ととも
に鋳造により一体成型された1つの容器20内に
形成されている。すなわちほぼ直方体状に形成さ
れた容器20は仕切壁21によつて上下に区画さ
れ、上側が第1ダンパーチヤンバー7、下側が第
1ダンパーチヤンバー10とされている。さらに
容器20の一端には第2図に示すように共鳴管接
続用のフランジ22が形成され、かつ吸気通路
5,6,8,9と反対側の側壁には、仕切壁21
に近接して両第1ダンパーチヤンバー7,10へ
の排気ガス還流入口部23,24(第4図)が形
成され、これら排気ガス還流入口部23,24
は、第4図から明らかなように、同一の通路長さ
と通路径とを備えるものとされている。
第4図に示すように、上記2つの排気ガス環流
入口部23,24の外端にはフランジ25が形成
され、このフランジ25には排気ガスの環流量を
制御する排気ガス環流量制御弁26の弁箱27が
接続されている。この弁箱27の弁座28に接離
する弁体29はダイヤフラム30の中央下部に支
持され、かつダイヤフラム30の上面に形成され
たチヤンバー31内には、ダイヤフラム押下用の
ばね32が配置されている。上記チヤンバー31
には導圧通路33が設けられ、また弁箱27の排
気ガス環流入口部34は第2図に示された排気ガ
ス環流通路35によりエンジン17の排気系に接
続されている。
上記構成において、エンジン17の運転状態が
排気ガス環流領域外にある場合には、第4図の導
圧通路33を通してチヤンバー31に大気が導入
され、ばね32の弾性力により弁体29が弁座2
8に圧着している。つまり弁箱27の排気ガス環
流入口部34と第1ダンパーチヤンバー7,10
の排気ガス環流入口部23,24との間が遮断さ
れている。
これよりエンジン17の運転状態が排気ガス環
流領域内に達したときは、その検出装置(図示せ
ず)からの信号にもとづいて制御装置(図示せ
ず)が作動し、第4図に示された導圧通路33が
スロツトルバルブ下流に接続され、吸気負圧がチ
ヤンバー31に導入される。これによりダイヤフ
ラム30の中央がばね32に抗して上昇して、弁
体29が弁座28から離れ、排気ガス環流通路3
5(第2図)から第1ダンパーチヤンバー7,1
0内へ排気ガスが導入される。
そして、この第1ダンパーチヤンバー7,10
への排気ガス還流に際し、これら第1ダンパーチ
ヤンバー7,10へ連なる排気ガス還流入口部2
3,24が同一の通路長さ及び同一の通路径とさ
れているため、第1ダンパーチヤンバー7と10
に対する排気ガス還流の均等分配が約束されるこ
ととなる。
上記構成においては、排気ガスは第1ダンパー
チヤンバー7,10に直接導入するので、第1図
に示したスロツトルバルブ14近傍に導入する場
合にくらべ、排気ガスの環流指令に対する応答遅
れおよびスロツトルバルブ14の排気ガスによる
汚損が防止される。また、上記2つの第1ダンパ
ーチヤンバー7,10への排気ガスの導入は1つ
の排気ガス環流量制御弁26を介して1本の排気
ガス環流通路35により行われるため、配管が簡
略化され、安価な排気環流システムが得られる。
以上説明したように、この考案によれば、共鳴
過給を行う多気筒エンジンにおいて、排気ガス環
流の均等分配を前提として、スロツトルバルブの
環流排気ガスによる汚損および排気ガス環流指令
に対する応答遅れを安価な構成により防止できる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のエンジンの吸気装置の原理
図、第2図はこの考案の一実施例にかかるエンジ
ンの吸気装置の平面図、第3図は第2図の一部省
略左側面図、第4図は排気ガス環流量制御弁部分
の拡大断面図である。 1,2,3,4……気筒、7,10……第1ダ
ンパーチヤンバー、13……第2ダンパーチヤン
バー、20……容器、21……仕切壁、26……
排気ガス環流量制御弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 吸気弁開弁時期がオーバラツプしない気筒を連
    通する2つの第1ダンパーチヤンバーと、該第1
    ダンパーチヤンバーがそれぞれ連通する第2ダン
    パーチヤンバーとを備え、吸気圧力振動を利用し
    た吸気過給を行なう多気筒エンジンにおいて、 前記第1ダンパーチヤンバーをそれらの長軸が
    ほぼ平行となるように仕切壁を介して単一の容器
    内に形成する一方、上記容器の外壁部には、排気
    ガスの燃焼室内への還流量を制御する排気ガス還
    流量制御弁用の取付部が上記仕切壁を跨いで設け
    られて、該取付部に一つの排気ガス還流制御弁と
    上記各第1ダンパーチヤンバーとを連通する排気
    ガス還流入口部が形成され、一の第1ダンパーチ
    ヤンバーに連なる排気ガス還流入口部と他の第1
    ダンパーチヤンバーに連なる排気ガス還流入口部
    とは、同一の通路長さと同一の通路径とを有して
    いる、 ことを特徴とするエンジンの吸気装置。
JP14326382U 1982-09-20 1982-09-20 エンジンの吸気装置 Granted JPS5945236U (ja)

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JP14326382U JPS5945236U (ja) 1982-09-20 1982-09-20 エンジンの吸気装置

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JPS5945236U JPS5945236U (ja) 1984-03-26
JPS6329153Y2 true JPS6329153Y2 (ja) 1988-08-05

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