JPS63291521A - 活魚介類の梱包方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生きた魚介類を簡易式のコンテナに入れてそ
の生息水と共に生きたまま輸送する際に使用される梱包
方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、魚介類を生きたまま輸送するには、大掛かりな水
槽に活魚を入れると共に、酸素発生装置や酸素ボンベも
一緒にトラックや貨車に積み込んで輸送している。この
ように大掛かりな輸送手段を使用するため、専ら産地と
問屋間による大１％ｆ送しか行なわれていない。

しかしながら、このような大掛かりな輸送手段に代わっ
て、宅急便などと呼ばれる簡便な輸送手段が普及してい
る。このような簡易な輸送手段を利用すれば、個人であ
るいは各飲食店で直接、産地に必要なだけ活魚を注文し
、宅急便で輸送し、日本中どこでも、居ながらにして活
魚を入手し、利用できる。

そのためには、個人への少量輸送に適する輸送方法が必
要であり、かつ活魚の体力を低下させない工夫が必要と
なる。

〔発明が解決しようとする問題点］ このような問題を解決するために、本発明の出願人は、
特願昭６２−５９７６２号において、合成樹脂性の袋に
活魚介類と水を入れて輸送することを提案した。しかし
ながら合成樹脂性の袋は強度が弱いために、重量のある
活魚介類と水を入れて輸送するには強度不足で、輸送中
の水漏れなどの懸念がある。

本発明の技術的課題は、従来の活魚介類の輸送方法にお
けるこのような問題を解消し、輸送中の水漏れなどの恐
れが無く、安全に輸送できる活魚介類の梱包方法を実現
することにある。

（問題点を解決するための手段〕 第１図は本発明による活魚介類の梱包方法の基本原理を
説明する断面図である。３は水槽であり、その中に活魚
介類１と生息水２が入れられている。

なお水槽３は、上部が全開した簡易なもので足りる。４
は水槽３の輸送に耐えられる強度を有した外箱で、水７
を入れても漏れないように、液密になっている。この外
箱４中に水槽３を入れると共に、気密性の合成樹脂製の
袋５を水槽３に被せ、該気密性袋５の開口部６を水槽３
の底部下面に押し込んで包み込む。更に外箱４中に水７
を入れて、気密性袋５の開口部６が水７中に浸されてシ
ールされるようにする。この状態で、気密性袋５中に酸
素を供給した後、酸素供給口をシールする。なおシール
用水７を先に入れておいて、気密性袋５を被せた水槽３
を後から収納してもよい。

〔作用］ 活魚介ＩＩと水２の入った水槽３に気密性袋５を被せた
状態で、外箱４中のシール用の水７中に入れると、気密
性袋５と水槽３との間にも、水７が入り込み、水７でシ
ールが行なわれる。したがって、気密性袋５の開口部６
を容易にシールできる。

このように、気密性袋５の開口６が気密シールされた状
態で、気密性袋５中に酸素を供給した後、酸素供給口を
封止する。なお気密性袋５を予め押し潰して中の空気を
押し出し、酸素がより大量に入るようにするのがよい。

このように酸素が充填された状態で輸送が行なわれるが
、重量の大きい活魚介類ｌおよび水２は、強度の強い水
槽３に入れるため、先に提案した方法のように、強度の
弱い酸素維持用の気密性袋が輸送途中に破れて水漏れす
るような心配はない。

〔実施例〕

次に本発明による活魚介類の梱包方法が実際上どのよう
に具体化されるかを実施例で説明する。

気密性袋５の開口部６は任意の構成で良いが、第１図に
おいては、婦人用のシャワーキャップなどのように、開
口部の縁にゴムひも１２を入れである。

したがってゴムひも１２の弾力に抗して、開口部６を広
げた状態で、気密性袋５を水槽３に被せた後、開口部を
自由にすると、ゴムひも１２の弾力で、図示のように開
口が狭くなる。その結果気密性袋５が容易に脱落するこ
とはない。

あるいは通常の合成樹脂性の気密性袋を被せた状態で、
開口部を一個所にまとめて輪ゴムなどで閉じたり、耐水
性の粘着テープなどで水槽３の底に貼り付けたりしても
よい。

第１図においては、８が酸素供給口であり、海水浴用の
浮輪などの空気入れ口と同様になっている。したがって
酸素供給口８のキャップを外して酸素を供給した後、該
キャップを閉じるだけで足りる。

第２図、第３図は本発明の別の実施例であり、第１図と
は酸素供給方法が異なる。すなわち水槽３に気密性袋５
を被せる際に、酸素供給用のチューブ９を気密性袋５中
に開口６がら挿入しておく。

そして外箱４中に入れると共に、水７を入れて気密性袋
５と水槽３間をシールする。あるいは逆に、水７の入っ
た外箱４中に水槽３を入れる。こうして気密性袋５と水
槽３間を水７でシールした状態で、酸素供給用チューブ
９から酸素を供給する。

酸素供給後は、第３図のように、チューブ９をシール用
水７中で切断し、水７でチューブ９の切り口をシールす
る。なお第２図の状態で酸素を供給した後、チューブ９
を抜き取ってもよい。

予め外箱４中に氷１０を敷き詰め、その上に水槽３を置
いてもよい。輸送時には、外箱４の上に蓋板１１を載置
して、外箱４を何段も重ねられるようにする。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、活魚介類１と水２は水槽
３に入れ、別の気密性袋５を被せて、気密保持するので
、輸送中に気密性袋５が活魚介類１や水２の荷重で破れ
て水漏れしたりする恐れはなく、安全に輸送できる。ま
た気密性袋５の開口６のシールは、気密性袋５を水槽３
に被せて、外箱４中の水７中に入れることで行なわれる
ので、水槽３と別体の気密性袋５で酸素を維持するよう
にしても、容易にかつ確実にシールし、酸素を維持する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による活魚介類の梱包方法の基本原理を
説明する断面図、第２図、第３図は本発明の実施例を示
す断面図である。 図において、１は活魚介類、２は（生息）水、３は水槽
、４は外箱、５は気密性袋、６は気密性袋の開口、７は
シール用の水、８は酸素供給口、９は酸素供給用チュー
ブ、１１は蓋板をそれぞれ示す。 特許出願人　　有限会社フィッシュワールド代理人　弁
理士　　　福　島　　康　文箱１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 活魚介類１と生息水２を入れた水槽３を、液密の外箱４
   中に収納すると共に、 気密性の合成樹脂製の袋５を水槽３に被せ、該気密性袋
   ５の開口部６を水槽３の底部下面に押し込んで包み込み
   、 更に外箱４中の水７の中に水槽３を入れて浸し、気密性
   袋５の開口部６が水７でシールされた状態で、 気密性袋５中に酸素を供給した後、酸素供給口をシール
   することを特徴とする活魚介類の梱包方法。