JPS63289A - バクテリアにおける新規リボゾ−ム結合部位を用いたタンパク生産の増強 - Google Patents

バクテリアにおける新規リボゾ−ム結合部位を用いたタンパク生産の増強

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    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/70Vectors or expression systems specially adapted for E. coli

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、E、 Co11での遺伝子の発現を増強する
ことが出来る核酸配列に向けられたものである。
発明の背景 DNA組み換え技術の分野は、酵母やバクテリアのよう
な微生物において、多様な天然物及び合成ポリペプチド
を生産する数多くの系への発展へと導いた。これらの発
展にもかかわらず、さらに能率的で経済的なポリペプチ
ド生産の方法を提供することが引き続き必要である。ポ
リペプチドの商業的生産のためのプロセスを開発する場
合、ポリペプチドの経済的及び効率的生産を最適化する
ための多くの要因がある。これらの要因のなかには、調
節シグナルがあり、それらは、遺伝子複製、翻訳転写に
関ちする核酸(DNA及び/またはRNA)配列である
翻訳は、第一にメツセンジャーRN A(mRNA)が
リボゾームに結びつくことを含む多段階プロセスである
。翻訳[i1始コドンで始まり、mRNA分子に沿って
リボゾームが動くにつれて、mRNAコドンが次々と読
み取られる。次に、特定のアミノ酸は順番に・生長しつ
つあるポリペプチド鎖に加えら机で行き、mRNA中に
コードされているタンパクまたはポリペプチドを産生す
る。
既述のように、翻訳の最初の段階は、rrlNA分子の
りボゾームへの結合である。この相互作用(すなわも結
合)は、部分的にしか解明されていない。バクテリアの
翻訳開始複合体から単離したりボヌクレアーゼ低抗性オ
リゴヌクレオチドの解析により、艮ざ約30から40の
塩基(ヌクレオチド)がこの最初のりボゾーム結合部位
を含むことがわかっている。大抵の場合、AUGである
が開始コドンはりボゾーム結合部位の中心のまわりに位
置している。それゆえ、以下ではりボゾーム結合部位(
R,B、S、)は、リボゾームの結合及び翻訳開始にあ
ずかっている翻訳開始コドンを取りまいているm−RN
△配列を含むものと理解する。
大抵の原核細胞のりボゾームの結合部情では、開始コド
ンは5から9塩基距てた上流にプリンに冨/Vだ領域が
ある。この、いわゆるシャインーダルガルノ配列(Sh
in−Dalgarno、  1974 )は、168
リボゾームRNA (rRNA)の3′末端に近い領域
と相補的な可変領域を示す。この領域の重要性は、この
配列を変化させることによって直接的に、また数種の既
知シャインーダルガルノ配列を比較することによって間
接的に証明された。
シャインーダルガルノ配列も、16SのfiVj、もと
もに開始複合体からRNAの二重構造体として共存した
形で単911することができる。したがって、シャイン
ーダルガルノ配列は、バクテリアの163リボゾームR
NAの特定な配列と、163リボゾームの特定の領域内
で塩基対を作ることが見出された。シャインーダルガル
ノ領R<SD−領域)またはS I)−配列は30S粒
子が、m RN A上の開始コドンに対して自らを適切
な位置におくのを助けているものと考えられる。
AUGとSD〜領域間の距離及びこのスベー号−mRN
A配列の塩基組成の間の距離の変化は、翻訳■1始プロ
セスの効率化に影響することがわかった。それゆえ、E
、  Co11のようなバクテリアで、m RN Aの
翻訳効率を最適化する試みは、これまで3つの成分、す
なわち、開始/シグナルコドン(AUG)、SD−領域
及びAUGとsD−領域の間のスペーサーの長さと、核
酸成分に集中していた。翻訳のレベルにおけるその他の
操作には、翻訳の開始点及びその廻りのmRNAの二次
的構造の除去、モして/または、例えばよそもののmR
NA中の、さもないと比較的好ましくないコドンを、も
つと好ましいバクテリアのコドンと取換えることが含ま
れる。これらの後者の操作は、個々のmRNAに基いて
行なわれなければならず、したがって、一般的にそれに
よってポリペプチドの生産が増強されるような円遍的手
段は提供しない。
加うるに、技術の状態は、E、  Co11のような微
生物において、よそものの遺伝子の産物を高い水準で発
現することが決まりきった仕事であり、予知できる操作
であるところまでは到達していない。ここで用いられる
”よそらの“という言葉は、通常では、特定の宿主細胞
に存在しない遺伝子、タンパク、そして/または核酸分
子を意味している。よそもの遺伝子、mRNA及びタン
パクの微妙な特徴は、すべて、微生物の発現機構に影響
することが出来、望む化合物の集積が減少することにな
る。詳しくいえば、既知の原核細胞の遺伝子の発現効率
は、約i、oooのファクターも変動する。(Gold
ら、1984)E、  Co11のような原核細胞宿主
において高い水準の遺伝子発現を達成するには、多量の
mRNAを発生するために強力な転写プロモーターを用
いることが必要であるばかりでなく、mRNAの効率よ
い翻訳を確保するりボゾームの結合部位を確認すること
が必要である。したがって、広く多様な遺伝子(例えば
原核11I111性ならびに真核IIl胞性速性遺伝子
対して、予知可能な、増加もしくは増強翻訳レベルと関
連づけられる結合位置を91つ出す必要がある。
Goldら(1984)による1報告において、E、C
o11  mRNA中、L、−C工q−Lj−16Sリ
ボゾームRNAと塩基対を形成できる非−8D−領域が
報告された。しかし、該mRNA分子はまた新規の翻訳
開始コドンAtJUを含/υでいることが見出され、こ
のコドンは、 旦エ Co11  mRNA中で特異なものである。
(Goldら、1984)。
1監立1遣 本発明は、バクテリア中で、原核・真核両方の広(多様
な遺伝子の発現を増強するのに役立つ本質的に純粋な核
酸分子を提供する。1つの態様では、DNA配列バタテ
リオファーヂT7遺伝子10コード配列の翻訳開始コド
ンの5′末端に隣接する約100ヌクレオチドを含む。
現在の発明のもう1つの態様では、第1図中の配列を含
むヌクレオチド配列が提供されている。
現在の発明のさらにもう1つの態様では、第2図に示さ
れている配列を含むヌクレオチド配列が提供される。
現在の発明のもう1つの態様では、168リボゾームR
NΔと塩基対を作ることができる約5から10のヌクレ
オブトを含み、配列がSD−配列とは異なるヌクレオチ
ド配列が提供される。
さらにもう1つの態様では、SD−配列とは異なるバク
テリアの163リボゾームのRN A ffi Rに相
補的な配列を含むリボゾーム結合部位を含む遺伝子が提
供されている。
さらに、1つの態様では、旦エ Co11の168リボ
ゾームRNAと塩基対を作ることができる、5’  −
ULJAACtJU −3’ 、5’−AACLILJ
UA−3’及び 5’  −LIUAACLJLJUA−3’ からなる
グループから選ばれた配列を含むmRNA分子中の新規
配列が提供されている。
さらに、本発明のもう1つの態様では、バクテリアにお
けるmRNAの翻訳、したがってタンパクの生産を増強
1゛る163リボゾームRNAとmRNAの間の新)々
な相72作用が記述されている。
本発明のざらにもう1つの態様では、本発明の新規配列
を含む分子及び宿主バクテリア細胞のゲル中に組みこむ
ことがでざる責質ポリペプチド産物の生産に関連した単
数または複数の遺伝子が提供されている。より好ましい
態様では、このような分子は哺乳類生長ホルモン、アト
リオペプチゲン及び植物及びバクテリアの酵素のような
タンパクのバクテリア中での生産増強をまかなう。
本発明のさらにもう1つの態様において、バクテリアに
おいて該DNAが新規のりボゾーム結合部位、翻訳開始
コドン、異質ポリペプチド、翻訳停止コドンを含むゲノ
ムDNAの発現をひき起し、そのあと、そのようにして
生産した異質ポリペプチドを回収することを含むポリペ
プチドの増強生産を達成するための方法が提供されてい
る。
他の態様には、上記の方法において有用な種々の遺伝子
、DNAベクター及び形質転換バクテリアが含まれ、ま
た該新規DNA配列が含まれている。
図面の説明 以下の図式表示において、核酸配列は特にその他の指示
がない場合には、5′末端から3′末端の順序で提供さ
れている。そして、その中で、ヌクレオシド、アデノシ
ン、グアニン、シトシン、チミジン及びウリジンは、そ
れぞれA、G、C1T及びUで表されている。方向を示
す矢印は、DNAコーディング配列の5′末端から3′
末端を表している。Q r i LJは、プラスミツド
ベクターDNAについての?S2’lJの起点を示す。
そしてs a m p r nは、アンピシリン耐性の
遺伝子を意味する。In!制限エンドヌクレアーゼ切断
点ら示してある。以下に記述されているように、印をつ
けたDNAの領域は、図式的な目的のためだけのもので
あり、その他の指示がない場合には、実際の寸法に則し
て描かれていない。
第1図は、アンダーラインをひいたヌクレオチドが、天
然に存在するバタテリオファージT7m伝子10ヌクレ
オチドと異っているヌクレオチドを表す合成二重ラセン G10L配列のDNA配列を表し、()は、E、  C
o11 163  rRNAに対し相補的なヌクレオチ
ド(すなわち塩基)廿t を表し、()は、SD−配列を表す。
(Ndet)は、天然に存在するバクテリオファージT
73!I伝子10の]−ド配列中の制限エンドヌクレア
ーゼNdelの切断部位を意味する。
第2図は、下線を引いたヌクレオチドが天然に存在する
バタテリオファージT7遺伝子10ヌクレオチドと異な
るヌクレオチドを表す50塩基対の合成GI 01分子
のDNA配列を表す。()はE、 Co11 163  rRNAに相補的なヌクレオチドせ士 (すなわち塩基)を意味し、()は SD−配列を示す。(Ndel)は、 Ndel制限エンドヌクレアーぜによる天然に存在する
バクテリオファージT7m伝子10コード配列中の切断
部位を示す。
第3図は、ヌクレオチド447からヌクレオチド487
までの旦エ Co11 16S rRNAの配列を示す。本発明のGI OL配列中に見
出される9ヌクレオチド配列も示されている。この9ヌ
クレオチド配列は垂直線で示されたように168  r
RNAと塩基対を作ることができる。
第4図は、” 010 L“と示されているG10L配
列を含む表現ベクターを示す。tt P rrは、宿主
細胞中でDNA配列の転写を起すことができるプロモー
ターをコードするDNA配列を表す゛コード領域″はポ
リペプチドをコードするDNA配列を表し、 ”ampR′’はアンピシリン耐性遺伝子を表す。
第5図は、第1図に示されている合成G10L配列の構
築を示す。断片#1−#6は個々に合成されたオリゴヌ
クレオチドを示す。
第6図は、recAプロモーター(preC)、G10
L配列(G10L)及び3−エノールビルビルツキメー
ト5−フォスフェートシンターゼ(EPSP)DNAコ
ード配列を含むPMON5537発現ベクターの構造を
示す。
第7図は、recAプロモーター(Prec)、G10
L配列(G10L)及びアトリオペプチゲン(ΔPQe
n)をコードする DNA配列を含んでいるPMON5515発現ベクター
の構築を示す。
第8図は、ウシ生長ホルモン(BGH)をコードするD
NA配列を持っているM13mp9の複製型(RF)D
NAを含む Ml 3mp9/BGHの構築を示す。
第9図は、オリゴヌクレオチド志向位置特異的突然変異
誘発によるBGH(P)コード配列からBGH(A)コ
ード配列を創り出すことを表している。
第10図は、recAプロモーター(Prec)、G1
0L配列(010L)及びBGH(A)をコードする配
列を含むPMON5539発現ベクターの構築を示す。
第11図は、recAプロモーター(preC)、コン
トロールR,B、S、(コントロールS、O,>及びA
 P ge n ヲ−1−F t ル配列を含むPMO
N5514発現ベクターの構築を示す。
第12図は、recAプロモーター(PreC)、コン
トロールR,B、S (コントロールS、D、)及びB
GH(A)をコードする配列を含むPMON 5551
発現ベクターの構築を示す。
免i塵l皇皇スJ 本発明は、■、  Co11のようなバクテリア中のタ
ンパクの生産を強化するのに役立つDNA配列を提供す
る。このような配列の発見とこれらの配列を含む発現ビ
ークルの使用の発見は、バクテリアの宿主細胞中にわず
かにしか発現されないか、モして/または蓄積されない
タンパクの著しい増強生産を達成するのと同様に、バク
テリアにおいて発現可能な内生及び異質のタンパクの増
強生産を達成するための価値ある手段を提供する。
このようなタンパクには、ウシ生長ホルモンやブタ生長
ホルモン、アトリオペプチゲン、イソペンテニルトラン
スフェラーゼ■、ゲルタデオン−8−トランスフェラー
ゼ11グルタチオン−8−トランスフェラーゼ■、β−
ガラクトシダーゼ、クロラムフェニコール7セチルトラ
ンスフエラーゼ、3−エノールビルビルツキメート5−
フオスフオシンターゼ、鉄摂取調節タンパク、インスリ
ン様生長囚子■、キメラ状融合タンパクなどが含まれる
が、これらに限られるものではない。
本発明の1態様においては、バクテリア中のポリペプチ
ド生産を増強するのに役立つDNA配列は、バクテリオ
ファージT7M伝子10のコード配列の翻訳開始コドン
の5′末端(つまり、上流)に隣接する、約100ケの
ヌクレオチド中に見出される。完結した100ケのヌク
レオチド配列には、バタテリオファージTll伝子10
タンパクに対するプロモーター及び遺伝子10mRNΔ
の5′ −末端非−1Il訳領戦が含まれる。該DNA
または等価のRNΔ配列もしくはそれらの断片は、今後
はひとまとめにして’ G 10 L ”配列と呼ぶこ
とにする。遺伝子10は、その豊富な供給がバクテリオ
ファージエフ感染を通じて必要となるコートタンパクを
コードする。
バクテリオファージエフゲノムの仝I)NΔ配列は、D
unnと5tudier  (1983)により報告さ
れており、ここに同定されたG10しの配列を参考とし
てここにつけ加えておく。したがって、ここに同定また
G10L配列は、バクテリオファージT7DNAゲノム
の単離、そしてそれから、その道に熟達した人々にとっ
て既知の技術による010L配列の分離、もう1つの方
法として、本発明のG10L配列は、常法によって別途
合成することができる。ひと度、化学合成もしくは単離
が行なわれると、現在の発明のG10L配列、もしくは
等価の核酸配列は、ここでさらに完全に記述される如く
、本質的に純粋な核酸配列または分子を表す。したがっ
て、本発明の核酸(すなわら、DNAまたはRNA)配
列もしくは分子を記述するのに使用された場合、本質的
に純粋という言葉は、天然の場合、共存している核酸を
本質的に含まない核酸配列または分子を意味するものと
理解される。このような木質的に純粋な核酸配列もしく
は分子には、より大きな(天然由来の)酵素的に、また
は化学的にlff1させた核酸配列、天然に存在する介
在または隣接配列を含まない化学合成核酸、及び天然で
は、−緒に存在したり、結合したりして見出されない核
酸配列または分子と結合した核酸配列が含まれるが、こ
れらに限られるものではない。したがって、本質的に純
粋な分子が創り出される方法により、それらはもう1つ
の呼び方として”合成″核酸配列または分子と呼ばれる
ことが時々ある。
ここに記述される方法にしたがって、そして常用の組換
えDNA技術(Haniatisら、1982)を使用
することにより、合成G10L配列を宿主細胞のゲノム
の中に挿入することができる。その上、このような挿入
は、用いられたG10L配列及びその挿入位置に関して
、タンパク生産、そして/または蓄積の増強をもたらす
。ここで用いられる用語゛ゲノム″は、宿主細胞内に含
まれる全体のDNA (例えば、染色体の、及び染色体
外のDNA)を意味している。用語゛ジーン“は、その
中にコードされているタンパクの生産に備えているDN
Aをいう。典型的には、ジーンはプロモーター、5′ 
−非一翻訳領域、翻訳開始/シグナルコドン、タンパク
をコードするコドン、翻訳停止/シグナルコドン及び3
′ −非一翻訳DNAを含んでいる。
より好ましい態様において、L−Ω−q−L」−のよう
なバクテリアにおいて望む化合物の生産増強は、図1で
示される約100ヌクレオチドGI OL断片を含むジ
ーンを用いることによって達成された。
それに加えて、100塩基対G10L配列の断片は、E
、 Co11のようなバクテリア中でのタンパク生産を
増強することが示された。このような断片は、図2に示
してある50のヌクレオチド断片及び長さ5から10ケ
のヌクレオチドを含む選ばれた断片を含んでいる。その
上、100塩基対の010L配列の選ばれた断片が、リ
ボゾーム結合部位(R,[3,S、)内の種々の位置を
とった場合、生産物(ITAえばタンパク)の生産を増
強できることを発見した。このような位置は、シャイン
ーダルガルノ配列から上流(5′末端)の位置(複数)
、SD−配列と翻訳開始/シグナルコドン(AUG)及
び望む生産物をコードする配列内(例えばAUGコドン
から3′末端、すなわち下流)を含む。
かくして、ここに明らかにした教えにしたがうことによ
り、旦エ Co11のようなバクテリアにおいてタンパ
ク生産増強を最適化する厳密な、ヌクレオチド配列を決
定することは、その道の熟達技術者の能力内でできるこ
とである。例えば、ここで提供されるG10L配列中の
ヌクレオチド、附加、置換及び/または潤去を01り行
うことにより、そして/または、発現ベクターの内部で
該配列の位置を再配置することにより、そして/または
、該配列をE、  Co11のような宿主細胞のゲノム
内に位置させることににす、 旦ユ Co11及び/または、他のバクテリア宿主細胞
において、タンパク生産増強の原因となっている正確な
ヌクレオチド配列を決定することができる。
さらに、本発明のGI OL配り11を用いる旦エ C
o11における、望むタンパクを生産するシステムの解
析により、認められたタンパク生産と蓄積は、主として
Gl OL配列を含み、望みのタンパクを:1−ドして
いるmRNA分子の強化された、そして/またはもつと
効果的な翻訳によって達成された。出願者は、別作につ
いての以下の理論で制限を受けることは望んでいないが
、G10L配列は、G10[−は該部位を含むm RN
 A分子の翻訳の効率上昇を促1μする新規のりボゾー
ム結合部位を提供していると信じられている。事実、G
10L配列をBrosuisら(1978)によって弁
表されている16SリボゾームRNA(rRN△)配列
とコンピューターで比較解析を行ったところ、旦エ C
o11(図3をみよ)の168とRNAの新規な領域と
相補的である(OlIら、塩基対を作ることができる)
約9ケのヌクレオブトが光児された。該相補的G 10
 L配列、叩らホUロジー領域は、図1において星(^
)で示したヌクレオチド 5’  −TTAΔC’I−T T A −3’ を含
/Vでいる。
この配&lIは、rηI−< N△配り115’  −
uuAAcuuu△−3′の配列に相当する。したがっ
て、先のG10Lホモ0ジー領域、その機能的断面及び
相当するRNA配列は、今後まとめてG10L  16
S  rRN△ボモロジー配列または領域という。9つ
のヌクレオチドの機能断片は、16S  rRNAと塩
基対を作り、ぞして/またはE、  Co11のような
バクテリアに異質タンパク生産増強を行うことができる
、ヌクレオチドを含んでいると理解される。このような
機能的断片の例には、 5′−八ACUtJUA −3’と 5’  −UUAACUU−3’ からなる分子を含む
本発明のG10L、  168  mRNAのホモOジ
ー配列のヌクレオチドの長さは、この配列のE、  C
o11 168  mRNAのヌクレオチド458から
466への配列の相補性は、ランダムな出来ごとではな
いということを強く示唆している。実際、E、  Co
11の238  rRNAか16S  mRNA中の何
処か別の場所で塩基対を作ることが出来る伯の9ケのヌ
クレオチド配列は見出されなかった。その上、G10L
  16SrRNAホIロジ一配列は、E、 CO1+
168  rRNAまたは、238  rRNAにおい
て、ヌクレオチド458から466とのみ相補的であり
、伯の9つのヌクレオチド配列とは相補性がなかった。
かくして16S  mRNAとG10L  163  
rRNAホモロジー配列及びその断片間の相互作用部位
は、特異な相互作用部位となっている。
さらに、G10L  168  rRNAホモロジー配
列の厳!な相補性と長さから、この配列を保持している
mRNA分子は、168  rRNAの460位の廻り
の新規な領域と塩基対を作り、16S  mRNA及び
mRNA分子との間に安定な相互作用を形成することが
わかる。この相互作用は、SD−領域と類似のやり方で
、直接翻訳の開始を刺戟することにより、mRNAがリ
ボゾームの限られたプールへの結合を求めて競うことが
できるようにし、その際該配列を含むmRNAの翻訳の
確率、モして/もしくは、照度を増すことによってmR
NAの翻訳の開始を助1プるものと信じられている。実
際、ここで以後の例においてちつと完全に記述されるよ
うに、望む遺伝子のR,B、S、内へG10L  16
8  rRNAホモロシー配列を挿入することにより、
そこにコードされているタンパクの生産の増強が結果と
して得られる。
このようなバタデリオファージでコートタンパクの翻訳
が短時間に多量に行われる必殻がら正常な翻訳とは異な
るやり方でリボゾームを利用するmRNA配列の進化へ
と導いたのかもしれない。
ここで示されるように、この理論は、調査したE、  
Co11  mRNへのわずか2.3と比較した場合、
似たような配列が、いくつがのバクテリオファージコー
トタンパクメツセンジp −RNAのなかに見出される
ことにより支持される。
詳しくは、Grcn、 E、 J、  (1984)と
Parkcrう<1984)によって発表された配列と
、全010 L配列を持つ高度に発現するタンパクをコ
ードするmRNAの分子を比較したところ、いくつかの
mRNA分子において、G10L  16SrRNAホ
モロシ一等価物の存在が明らかになった。このような口
+RNA分子とそれらのそれぞれの168  rRNA
に相補性を右する配列は、次のものを含むが、これらに
限定されるものではない。
mRNA        163 rltNA相補性配
列T7  gene  0.5A         A
CUUUACT7 gene  O,5B      
ACUUUACUUT7  gene  2     
       AACUUUGT7  gene  3
.8          CUUUGUUCT7  g
ene  9            AACUUII
AT7  gene  17            
    ^CUUU八lamへda  E  gene
            tlUUUAc  or  
GGC口旧IQ−beta  gene  CAACU
UUGDhi−X174 gene r      八
CUUUG4  gene  J          
   ACUUUr、  coli  1)Vr B 
    UUUUACE、   coli   enc
  C八ACUUUAclodf13iv++    
           CIIUUA丁4  gene
  23                AACUU
U832/旧7  gene  CtlA^CUUUA
CUE、   coli  tna^        
   八^CUUUAT7  gene  11   
         GΔcuuuAE、   coli
   eft  A          UA八へLI
Utl前述のmRNA分子中に見出されたG10L16
3  rRNAホモロジー配列をとり囲lνでいる16
3  rRNAホモUジー配列及びその同等配列は、式
5’  −ZmXUU (B)n −3’ を含む。但
しここで、XUC又は,mとnは少くともいずれか1と
いう条件でOか1、Zi、tA、G。
△A、GG、GΔ、UAlUAA及びtJtJAAから
なるグループから選ばれ、Bは、LJ、UA、UG、U
AClUACU、UACUU及びU G U U Cか
らなるグループから選ばれる。より好ましい163  
rRNAホモロジー配列においテハ、X4!c、mとn
は共に1、ZはA、A△、UAltJAAとUUAAか
らなるグループから選ばれ、BはUA、UAc及びUA
CtJからなるグループから選ばれる。もう1つのより
好ましい168  rRNAホモロジー配列では、×は
Cであり、mは1でnは01そしてZはU U△△であ
る。
したがって、バクテリア中でタンパクの生産を増強し、
発明のG10L配列、そして/またはG10L  16
3  rRNAホモロジー配列と等価であると考えられ
る他の配列は、常法の技術によって構築することができ
る。例えば、多くのmRNA分子において16S  r
RNA相補的配列または、その断片は科学的に合成でき
る。同様に、GI OL中におけるヌクレオチドの附加
、置換、浦去及び/または逆転は、修正したG10L配
列でタンパク生産において、木質的に同等な増強が達成
されるように常法の化学的、酵素的そして組換えDNA
技術によって行うことができる。
驚くぺぎことに、これらmRNA中の16SrRNAホ
モロジーの領域は、SD領領域ら5′末端側(上流)か
、あるいは翻訳開始コードにむかって3′末端側(下流
)に位置していることが見出された。これらの知見は、
mRNA中のこの新規163  rRNAホモt]ジー
配列の正確な位置は重要ではないかもしれないことを示
唆している。事実、下の例に示されているように、G1
0L  168  rRN△ホモロジー配列そして/ま
たは、その断片はSD−領域から上流(5’)、SD−
配列と翻訳開始(AUG>コドンの間のスペーサー領域
にそして/または翻訳開始コドンに対して3′側(下流
)に位置することができる。
その上、2つ以上の16S  rRNARNAホモ一配
列、モして/またtよ、その同簀物が単−rrlNA分
子中に存在し1nる。本発明のより好ましい態様におい
て、それが開始コドンに対して3′に位置寸れば、16
8  rRNAホモロジー配列中のコドンが生産される
べきタンパクに含まれるアミノ酸を特定化するというこ
とが要求されるであろうからである。少くとも、1つの
G10L  16S  rRNΔホモ[1ジ一配列が翻
訳開始コドンに対して5′ (上流)側に位置している
もう1つの態様において、本発明のG10L配列内のG
10L  168  mRNAホモロジー領域の同定に
より、163  rRNA上におけるmRNA分子との
相互作用の1つの新しい部位(例えば配列もしくは領域
)が明らかになった。
E、  Co11 16S  rRNAの仝メクレオチ
ド配列は、Brosiusら(1978)によって公表
された。そして該配列は、ここに、本特許に参照として
つけ加えである。163  rRNAにおける新規の相
互作用の領域は、第3図に示してあるように約ヌクレオ
チド447から約487までの約40のヌクレオチドを
含み、このうち、より好ましい相互作用を持つ、ヌクレ
オチド約458から約466への領域を含んでいる。こ
の168  mRNA中の相互作用の新規領域は、SD
−領域と相nに作用している168rRNΔ配列から約
1000塩基離れている。今や163  rRNAとm
RNA分子の間の相互作用の新しい領域を発見したので
、該新規16SrRNAヌクレオチド領域内で、16S
rRNAと結合することができる(例えば、塩基対形成
)mRNA配列をデザインすることが可能である。以前
に述べたように、163  rRNAホモロジーのクラ
スに入る該配列は、2種の異なる核酸分子の間に安定な
相互作用を達成することができる少くとも十分な数のヌ
クレオゲートの非−8D−領域を含むであろう。より好
ましい配列は、少くとも5ケ、そして恐らく10より少
いヌクレオチドを含むであろう。
16S  mRNA中のヌクレオチド約447から48
7の第3図に示されているヌクレオチド配列に基いて、
技術の中の技の1つにより、163rRNΔのこの領j
或と1!基対を作ることが出来る゛縮小したm RN 
Aを構築することが出来る。
゛縮重した″という語は、プリンアデノシン(A)は、
DNA中のビリミヂン(T>及びI< N A中のウリ
ジンと優先的に塩基対を作る。同様に、プリンのグアニ
ジン(G)は、優先的にピリミヂンシチジン(C)と塩
基対を作るが、安定であるが、より不利な塩基対形成が
Gとビリミヂンロとの間でも起りつる。このような縮重
した配列あるいは、それらの断片を含むDNA配列(例
えば遺伝子)そしてm RN A配列が優先010m配
列の同等物を構成すると考えられる。このような縮退配
列または163  rRNAのこの領域に相補的な配列
の好ましい長さは、約5から約10のヌクレオチドであ
って、一番好ましい長さは、7から9ケのヌクレオチド
である。
かくして、E、  Co11以外のバクテリアにおいて
、タンパクの生産を増強することが出来る等価核酸配り
11を今や決定することが出来るということが理解され
る。詳しくは、上述の方法を用いることによって、これ
らの等価配列は、このような伯のバクテリアに感染する
ことができるバクテリアファージの高度に発現したタン
パクのmRNA配列の解析により、モして/または、こ
れらのバクテリアにおいて高度に発現したタンパクのm
 RN△配列の解析より、そして/または、これらのバ
クテリアファージrr+RNAと13 rJ対を作るこ
とができる。このような他のバクテリアの163  r
RNAに相補的な配列を構築することによって決定する
ことができる。もう1つの方法として、旦エ Co11
以外のバクテリアの168  rRNAの装置11は、
従来の手段によって決定することができ、2つの区別で
きる核酸分子の間に安定な相互作用(すなわち塩基対)
を達成できる十分な数のヌクレオチドを含む配列をつく
ることが出来る。詳しく述べれば、Wocseら(19
83)は、E、  Co11 163  rRNAの二
次構造に対するモデルを導いた。この二次構造の全体の
構築様式は、種々の生物(Gutel lら、1985
)からのさまざまな16S様F< N A S中に、広
く保存されている。ひとたび、−次構造が決定されると
、この構築の規則により他の生物からの168一様RN
A5についておおよその二次構造を予知することが可能
になる。
E、 Co11 16の1つの構造的領域(よ、本発明
で同定されたヌクレオチド447から487(Woes
eら、1983)付近の1領戚から成立っている。した
がって、別の生物における168一様RNへの等価構造
領域の部分と安定な塩)j対を作り、それゆえ、その生
物において遺伝子発現を増強することができるmRNA
配列を工夫することができる。配列は、その生物体にお
いて遺伝子操作を行ったmRNへの翻訳を増強するよう
な生物体のmRNAの中に組み込むことができる。この
ような生物体の例にはproteus種(例えば鷺組肛
u) 、5erratia種(例えばIarC(!5C
(ins )、Bacillus種(例えば−subユ
±lis  brevis。
stearothermoph++us、 thUr+
n 1ensis )、Pseudomonas  株
 (e、   g、    aeru+コし1nosa
−1−一一−testosteroni) 、肛刈〔旦
r種(例えばcapricolum) 、但すS工10
」一種(例えばn1dulans)またはstreot
omyces種が含まれるが、このような相補配列は、
5から10ケのヌクレオブトの長さを有し、好ましくは
7乃至9のヌクレオチドを有するであろう。
本発明の1態様においては、本質的に純粋なまたは合成
G10L配列は、生産物(例えばペプチドもしくはタン
パク)の生産と結びついた、少くとも1つの異質遺伝子
を含むDNA分子(例えば発現ビークルもしくは染色体
DNA)に遺伝子操作で結合させた。異質という用語は
、ここで用いられる場合は、自然ではバクテリAファー
ジT7ゲノムと結びついていないか、または、それによ
ってコードされていない遺伝子、D N A Fiil
! ul、そしてもしくは生産物を意味する。゛生産物
″という用語は発現された遺伝子によって直接コードさ
れるか、遺伝子中にコードされているタンパクに関連し
て、またはタンパクによるある作用の結果として生産さ
れるタンパクの両方を含む。これら純粋な配列をDNA
分子に結びつける操作は、例えばリガーゼによる手段を
はじめとして、生物学的に、そして/または酵素的に、
そしてまたは化学的方法によって達成できる。その結果
できた合成りNA分子、または遺伝子において、望むペ
プチドもしくはタンパクの生産と結びついたG10L配
列、DNAコード配列そして/または遺伝子成分は隣接
していることも隣接していないことらでき、G10L配
列が翻訳、したがって遺伝子(単数)もしくは遺伝子(
複数)の発現の増強を行う能力によってのみ制限される
1つの態様においては、100ケの塩基対のGl OL
配列を転写プロモーターをコードするDNA配列と図4
に示してあるように、望む生産物をコードするDNA配
列の翻訳開始コドンに隣接した配列との間の遺伝子に挿
入した。もう1つの態様では、168  rRNAホモ
ロジー領域を含むG10し配列もG10L  16S 
 rRNAホモロジー配列の5′末端がSD−配列の3
′末端と隣接し、163  RNAボモロジー配列の3
′末端が翻訳開始(AUG)コドンにFAI接するよう
に挿入した。
G10L配列を含む遺伝子(単数または複数)を構築す
る場合、バクテリアにおいて、このにうな遺伝子(単数
または複数)の転写をひき起すことができるプロモータ
ーは、すべて用いることができると予想される。このよ
うなプロモーターの例はよく知られており、イの技術に
習熟した人々が利用できる状態があるが、β−ガラクト
シダーぜ、recA1トリプトファン、taC1テトラ
サイクリン抵抗、lambda  P[プロモーター 
(’ Rosenberg and Conrt、  
1979 )のような、バクテリア、ウィルス、プラス
ミツド由来のプロモーターが含まれるが、これらに制限
されるものではない。より好ましいプロモーターには、
!−9ゴしのエ lambda  P[及びトリプトフ
ァンプロモーターがある。これらのプロモーターのDN
A配列は公表されており、これらのプロモーター配列を
含むDNA分子は、望む領域のクローニングを行うか、
またはもっと便利な方法としては、化学的に合成するこ
とにより、串間することができる。直接合成は、例えば
図4に示す5alI及び13amHI制限酵素切断部位
をDNAの両端に挿入できる利点がある。
同様に、バクテリアの宿主細胞中の生産に結びつく異質
遺伝子もしくはDNA配列をすべて用いることができる
。このような遺伝子もしくはDNA配列は、化学的に合
成でき、または適当な遺伝子らしくはDNAライブラリ
ーそして/または従来法により、酵素的に?4v5.す
ることができる。
このような遺伝子中にコードされているかまたはコード
されているタンパク(11数または複数)ににって影響
される異質産物は、典型的な場合は、役に立つペプチド
らしくはポリペプチドである。
このJ、うな産物は、原核及び真核細胞起源のベブチド
もしくはタンパクを含むことができる。下の例において
詳述されるように、E、  coliのようなバクテリ
ア中で、本発明を用いて増強された吊、生産できる異質
産物は、動物生長因子、アトリオペプチゲン、融合タン
パク、有用な原核及び真核性酵素であるがこれらに限ら
れているものではない。本発明の方法に従って、バクテ
リア中に生産されるこれらの、及びその他の異質タンパ
クは、この技術に悲運した人々に知られている手段によ
って、バクテリアから回収し、そして/もしくはそれぞ
れの自然のコンフォメーションに再構成することができ
る。
もう1つの重要なg様において、本発明のG10L配&
+1は、転写終結配列を含む遺伝子に操作によって結び
つけることができる。該配列の操作的結合により、バク
テリア中のタンパク生産モして/または蓄積はざらに与
えられた遺伝子中にG 10 Lと転写終結配列の存在
することによって増強することができるという発見へと
導かれた。
詳しくいうと、1つの遺伝子に対して1つのG 10 
t−配列を遺伝子操作で結合させるとG10L配列を欠
き、その他の点では同一の遺伝子とくらべてタンパク生
産において300倍も増加した。G10L配列を含む遺
伝子に転写終結配列を添加するか、遺伝子操作で結合さ
せると、タンパク生産がさらに2倍から4倍増加した。
現在の発明において、有用な転写終結配列は、バタテリ
オファージ及びバクテリアDNA(11011+1Sら
1983をみよ、、)中に見出されるものを含むが、そ
れらだけに限られない。より好ましい転写終結配列には
、T4qene23ターミネータ−CParkerら、
1984)、aP22g e n e  a n tタ
ーミネータ−(BOrlJOtら、1983)、Co1
E1ターミネータ−(Olinsら、1981)及びバ
クテリオファージT710ffl伝子ターミネータ−(
Dunnと5tudier 、 1983 )に由来す
る下の例においてもつと完全に記述されている合成的終
結配列が含まれる。
転写ターミネータ−を用いる場合、バクテリア中で望む
タンパクの生産の増強に影響することが見出された因子
は、遺伝子中の転写ターミネータ−の装置、用いられる
ターミネータ−配列の数、そしてコード配列の3′末端
と転写ターミネータ−配列の5′末端との間に空間をと
るヌクレオチドの数を含む。これらの要因は用いられる
DNAコード配列によって変化し得るけれども、より好
ましい方向は、DNAコード配列の下流の最初のターミ
ネータ−がDNAコード配列のものど同じ方向にあるも
のである。ターミネータ−のより好ましい数は2である
本発明の1つの態様において、バクテリオファージエフ
遺伝子]Oにス・1するコード配列の上流に隣接Jる1
00ケの塩基対(6P)に相当するDNA断片が、バク
テリオファージエフゲノムのounnと5judier
  (1983)によって発表された配列に阜いて化学
合成によって構築された。詳しくは、図1に示された該
G10L配列は、天然に存在するG10L配列に相当す
るよう次のような修正によって構築された。B Q I
 II及びApaIυ1限エンドヌクレアーゼ切断部位
をG10LFiil!シ1の5′末端に挿入し、Nco
I制限酵素切断部位をG10し配列の3′末端に挿入し
た。これらの制限エンドヌクレアーゼの挿入の結果、図
1において下線によって示されたヌクレオチド置換を生
じた。G10L配ダ1の両末端にお【プるこれら2つの
制限酵素部位の挿入は、あとでGloLfIri片を或
存の発現ベクターもしくはビークルに挿入することを容
易にした。
かくして、BQITIとNC0I制限酵素切断部位は、
本発明のより好ましい発現ベクターの中に010L配列
を挿入する目的のためのより好ましい制限エンドヌクレ
アーゼ切断部位となっているが、伯の従来のυ1限エン
ドヌクレアーゼl、II断部位す代りに用いてもよい。
例えば、バクテフリオファージT7ゲノムからNdeI
とXbaIで切断ηることにより、自然のヌクレオチド
配列に何等ヌクレオチド置換を起すことなく、 E、  Co11でタンパク生産を増強できる50塩基
対のG10L配列を1りることができる。このにうにし
て得られた50塩基対のG 10 L配列は、後でDN
Aゲノムの中に従来法で挿入することができる。その上
、IBM分子を例えば手に入るどんなりローニングした
DNA、または発現ビークル、また染色体DNAへの挿
入または結合させるために、この分野の技術をもった人
々にとって、知られている伯の方法も代りに用いること
ができる。
このような他の方法には、異質遺伝子<Haniati
Sら、19B2)を含んだ本発明のGloLl列を含む
核酸断片のプラント末9a1結反応または核酸断片の化
学合成があるが、それらに限られるものではない。
1つの態様において、図1または2に示されているG1
0L配列を含むDNA分子をプロモークーと異質タンパ
クをコードしているDNA配列を含む発現ベクターに挿
入した。発現ベクターまたはビークルは、ここではLL
 lユのようなバクテリアの宿主細胞を形質変換し、該
宿主細胞中の望ましい遺伝子の発現を起すことができる
ファージ、プラスミド、もしくはコスミドのようなりN
A分子を含むものと理解される。この技術に熟達した人
々にとって知られており、そしてまたは利用できるファ
ージ・プラスミドもしくはコスミドベクターなど、発現
ベクターは、11べて用いることができる。より好まし
いベクターは、DBR327,5oberonら(19
80)のようなpBRプラスミドを含んでいる。第4図
は、本発明の010L配列を含んでいるより好ましいプ
ラスミド発現ベクターの一般例を図解している。
pBR327由来の最新の例では、このようなプラスミ
ド発現ベクターは、複製の起点(Qri)、プラスミド
及び様々な独特の制限エンドヌクレアーゼ切断位置をに
なっているバクテリア細胞の選択を出来るようにする薬
剤耐性マーカー(amp  )を含んでおり、リボゾー
ム結合部位(すなわち1つの010し配列)及び興味の
あるタンパクもしくはペプチドのための[)NA:1−
ド領域を、プラスミドの中に挿入出来るにうにしている
第4図に示してあるより好ましい発現ベクターにおいて
は、5alIの制限切断部位からECoRlの切断部位
(時計の針の方向)までのプラスミドDNAは、pBR
327に由来しており、Qriとβ−ラクタマーゼ遺伝
子(arrl  )を侍っている。amp’耐性遺伝子
は、アンピシリン含有培地にお4Jる形質転換した細胞
の生長によって選択ができるようにする。5alIυ1
限部位からBamHI (時計の針と反対方向)は、バ
クテリア中の転写のためのプロモークーとして作用する
D N Aの断片を含んでいる。独特のBQ I I部
位からNcoI部位(時計の針と反対方向)は、1つの
りボゾーム結合部位(即ちG10し配列)を含んでいる
。そして、異質ポリペプチドをコードするDNA配列は
独特のNcoI部位で始まり、EcoRI部位(時訓の
釘と反対方向)の上流で終っている。N COI i1
1限部位は、典型的には遺伝子に対する翻訳開始コドン
(例えばATG)と重なり合っている。
ひとたびこのようなベクターが構築されると、本質的な
成分は、従来法により代りの成分と容易に交換できる。
例えば、プロモーター、R,B、S、(例えば、G10
L配列もしくtよSD−領域)及びコード配列に隣り合
わせになっている示した制限酵素部位を用いることによ
って、附加的な、そして/または、代りのDNA配列を
酵素的または化学的結合によって挿入することかできる
。実際、他の抗生物質耐性遺伝子がアンピシリン耐性遺
伝子の代りに、(第4図中にamp  を示してある)
形質転換マーカーとして置換できる。以前に述べた、そ
して/または、技術に熟達した人々にとって利用できる
プロモーター(単数または複数)は、以前に単列された
、または、化学的に合成されたDNAコード配列、すべ
てと同様に挿入することができる。このように挿入され
たDNAコード配列は、単一異質ポリペプチドもしくは
その断片ポリプロティンまたは融合タンパクをコードで
きる。
別法として、以前に示したように、バクテリアにおける
増強生産は、従来法によりG 10 t−配列を、単独
また1、i異質ポリペプチドの増強生産を達成するtこ
めの異質遺伝子とg1用して、バクテリアの染色体に挿
入することによって達成できる。
1つの態様において、G10L配列を含む発現ベクター
がE、 Co11のようなバクテリアの宿主細胞を形質
転換するために用いられた。゛形質転換する″及び”形
質転換″なる用語は、ここでは、宿主の細胞のゲノムの
中に、外来のDNAを導入する方法、すべてを含むもの
と理解される。
このような方法は、形質転換、形質導入、トランスフェ
クション、染色体DNAへの組み込みを含むが、これら
に限られるものではない。
形質転換された宿主細胞を選び、(HaniatiSら
、1982)そして異質タンパクの発現を起す条件下で
培養した。このようにして生産された異質タンパクは、
それから、その技術に熟達した人々に知られている技術
によって精製され、そして/もしくは、生産されるタン
パクに適した方法(例えば、ウェスターンプロット、ラ
ヂオインミュノアツセイ、タンパクゲルの染色、そして
/または、酵素活性〉で生産のために測定することがで
きる。
このような精製及び/またはタンパク測定の方法論は、
タンパク生産のレベルをだしかめるためにも用いること
が出来る。
1つの態様においては、本発明のG10L配列を用いる
ことによって達成されるタンパク生産増強、そして/ま
たは蓄積の足囲が、G10L配列が不在であるが、その
他の点では同等の発現システムを用いて生産されるタン
パクの量と比較して行われた。詳しくは、G10L配列
か、または、対照SD−領域を含んだプラスミド発現ベ
クターを構築した。用いられた対照SD−領域は次の配
列を含んでいた。
BgIII  t↑甘せt  NC0I5°−AG^丁
CrCdTGTAAGGAGTCT八GへCC八TへG
−3゜TCTAG八CAAへ八TICへTCAGATC
IGGT八Cにへで(廿t)は、SD−配列を示し、全
体の配列は、いくつかの、以前に公表されたSD−配列
(5chererら、1980)に由来する合成配列を
表している。下の例においてみられるように、本発明の
G10L配列が用いられ、対照、SD−配列(寸なわら
、G10L配列を含まない)を含むその他の点では、同
等の発現システムと比較した場合、広くさまざまなタン
パク(例えば、哺乳類、植物、バクテリアの)に対する
タンパク生産の有意な増強が達成された。有意な増強と
いう用語は、少くともタンパク蓄ff1ffiが1.6
椙であることをいう。事実、G10L配列が用いられ、
G10Lを欠いている発現系と比較すると、300倍以
上のタンパクの増加が生長ホルモンやイソペンテニルト
ランスフ1ラーげについて認められた。より好ましいG
10し配列は、図1に示す配列である。
その上、下の例でもつと完全に示されるように、この有
意な増強は用いられたプロモーターに関係なく達成され
た。したがって、本発明のG10L配列は、原核及び真
核細胞由来の異質ポリペプチドについて、タンパク生産
増強を達成するために選択された発現系のすべてに用い
ることが出来る。
より好ましいバクテリアは、10二oli−である。
微生物とプラスミド 以下の微生物が^merican Type Cu1t
ureCollection (A T CC)  、
12301  Parklawn  Drive。
Rockvillc、 Maryland、 2085
2. tl、s、A、に寄託された。
ArCC39936−E、  coli W3110八
rcc  !13469  −   E、   col
i  8G405八Icc  67043  −   
Eユ  9コrli  H!1219(DHON551
0)八TCC67044−Eユ  9コニ+li  J
Hlol(DHON6002)八TCC53023−E
エ  リロ」 賢3110(DHON3213)これら
の寄託は、米国特許の認可により公共が利用できるが、
この特許出願の出願日の利点を持っている米国特許の有
効期間が続く限り利用出来るであろう。しかし、寄託が
利用できる状態にあるということは、政府の措置によっ
て認められた特許の権利を無視して、よ題の発明を実行
する許可を意味しているわけではないということを理解
するべきである。その上、本発明tよ、寄託した微生物
によってその範囲が限定されるべきものではなく、発明
の詳細な説明としてのみ意図されているものである。
及路1 材料と方法 オリゴヌクレオチドは、すべて、製造業者、八ppli
ed  Biosystcl、  Inc、  Fos
ter  C1ty。
Ca1iforniaによって明らかにされている手順
にしたがってApplied Biosystem  
D NAシンセサイザーを用いて合成された。特に断わ
りのない場合には、スペシャルティーケミカル Sigma  (St. Louis, Hissou
ri )から入手した。
制限酵素とDNAri篩酵素は、New Enalan
dBiolabs  (Beverly Massac
husetts )とBethesdaltescar
ch Laboratories ( B R L )
(Gorithcrsburg, Maryland 
)から購入し、製造業者の仕様害に従って用いた。T4
[)NAリガーゼは、Promega Biotec(
Hadison, Wisconsin )から買い、
製造業者の使用に従って用いた。32Pーラベルヌクレ
オチドは、^mcrshamから買った。
(Arlington llcights, Illt
nois )、E.  Coli  JMlolは、O
r. J. Hasing。
tlniVersitV of HineSOta  
(St. Paul。
Hinnesota )から入手した。そしてATCC
寄託番号39876の下にATCCから得られるかもし
れない。E. Colt  W3110は、ATCCW
託番号39936の下にATCC(Rockville
, Mary−land)から(qることができる。
E.  Coli  N6405は、National
Institute of Ilealth (Bet
heda, Maryland )のOr. H. G
Ottelanから入手した。そして、ATCCからA
TCC寄託番号53469の下に、ATCCから得るこ
とができる。E.  Coli菌株BW3 1 3は、
Laboratory of Genetics。
National Institute or [nv
irongental llealthScience
s, Research Triangle, Par
k, NorthCarolina, 27709のO
r. Thomas Kunkelがら入手できる。V
ector  p.B R 3 2 7及びM 1 3
 m p 9は、Pharmacia  ( Pisc
ataway, Hew Jersey)から入手でき
る。プラスミドO U C 1 8 Yanisch−
PerrOnら、1985によって記述されたプラスミ
ドpLJC18ファルマシア( Piscataway
, NewJerS(!’V )からも入手できるかも
しれない。VectorM13mp19は、Hem E
ngland Biolabs( Bcrerly, 
Massachusetts)から入手した。
すべての産物(即ち、ペプチドもしくはタンパク)に特
異的な抗体は、次の様にして得た。タンパクに特異的な
抗体の生産はvatukaitis ( 1 9 81
)の方法に基いた。ウシの生長ホルモン用に(BG)I
) 、11ニユーシーラント白ウサギを完全70インド
アジユバント中の1000ugの遺伝子組み換えで作成
した生長ホルモン(rBGH)の筋肉注射を行って免疫
した。ウサギは4〜8週後、1000μ9の不完全70
インドアシユパン7 ト(FIA)中のr B G H
からなる追加注射を行ない、16週日日FIA中の50
0μりのr[3Gt−1の追加注射をざらに行った。ア
トリオペプヂゲンの検出には、アトリAベブチゲン分子
のC末端に相当する心房ペプチドII (AP2)に対
して抗血清を産生させた。雌のNOW 2ealand
白ウサギを完全フロインドアジュバント中の100μり
のラットAP2と1 50μpのにeyholeLim
pet Ilemocyanin  ( K L l−
1 )  ( Sigma, st。
Lou i S )を含む溶液の複数回の皮肉注射で免
疫した。ウサギは、8週日に不完全フロインドアジュバ
ント中の100μ9のラットAP2と150μJのKL
I−1からなる追加注射を受けた。ウリ゛ギ1よK l
− Hに対してEL[SAを行った場合に[+111清
抗体力価を示した。
E.  coliに対する生長培地と用いられたアンピ
シリン耐性(arrl  )マーカーを含むプラスミド
を運ぶ細胞の選択の条件tよ、HaniatiSら( 
1 9 82 )において記述された如くであった。
バクテリアの生育培地成分と抗生物質は、Sigma(
 St.Louis, Hissouri )または旧
fc。
Laboratories(Detroit, Hic
higan )から得られた。訂しく述べれば、細胞は
200μg/ jReのアンピシリンの存在で生育ざV
1プラスミドDNAの存在をスクリーニングした。用い
た生長培地は、0、2%(W/V)グルコース、Dif
c。
Laboratories ( Dctroit,旧c
higan )から入手した力噌アアミノ酸及び5μg
/dのナイアミンを補強した2 X Y T i.”地
かM9最小培地が何れが<Manijasら、1982
)であった。
旦エ Co11宿主細胞の組み換えDNAクローニング
と発現ベクターとでの形質転換は、Haniatisら
(1982)に記述されているように行われた。(19
82) recAプロモーターからの転写の誘導は手短かに述べ
れば次の如くであった。発現ブラスミドドをになってい
るE、  Co1t  JMlolもしくは、W311
0宿主細胞を上記補強M9最小培地中テ150 kle
tt単位(klett−3IJl10rSO11met
erで測定、に1ctt Hf(1,Co、、 Nev
 York、 HemYork )になるまで生育させ
、次に1/20容量のnalidixic acid溶
液(10a+y/d10.IMNaOHを加えた。誘導
後、5.6時間培養を続け、1時間毎に一定量をとり、
異質タンパクの生産ピークを決定した。望む遺伝子産物
の最大の生産を達成するため、十分用の空気の供給をM
侍した。培養温度は37℃に保った。
トリプトファン(trp)プロモーターからの転写誘導
を簡単に述べれば、次のように行った。
発現プラスミドをになっているE、  CQIiJM1
0IまたW3110宿主細胞を37℃でアンピシリン1
00μg/Idを含むLB培地(Haniatisら、
1982)中で一夜培養した培地は、次に5μ97d’
r−リブトファンを含む上記の補強M9培地で50倍に
稀釈した。数時間培養を続け、1時間毎に一定量を取出
し、rA賀タンパクの生産のピークを決定した。
lambda  r’Lプロモーターからの転写の誘導
は、手短に述べれば、次の様に行った。発現プラスミド
をになうE、  Co11  N6405宿主細胞を、
細胞密度が150にIettユニットに達する迄、培養
を30℃で行ったことを除けば、上述の通り培養した。
その後は、培養は宿主細胞の染色体中に含まれる温度感
受性ラムダ−リブレフ1ナーを不活性化りる42℃で行
った。リプレッサーの不活性化により、PLプロモータ
ーからの転写が起ることが誘導後、一時間毎に一定量を
とり、異質タンパク生産のピークを決定した。
宿主細胞中に生産される異質タンパクのレベルは、酵素
活性、ウエスターンインムユノブロッテイング(Ren
artら、1979)または、SDS −ポリアクリル
アミドゲルのタンパクの染色(Laemmli、  1
970 )により決定された。例えば、β−ガラクター
ゼ(l acZ)の水準は次の様に決定した。発現プラ
スミドを含む細胞は、200Ltg/Idのアンピシリ
ンを含む培地で600履の波長において光学濃度が1.
0に達するまで培養する。1.0mの培養中の細胞を遠
心分離で集め、ベレットをD117.5の1018トリ
ス!!!i液に再び懸濁させた。11I胞を、超音波処
理で破壊し、不溶物は、すべて遠心分離で除いた。抽出
物は測定可能な濃度範囲を得るため、測定前に、Z緩衝
液(100rRf!中に、1.619 Na HPo ・7・H2O,0,55!JNaHPo
  ・7H2017b、O’F  KCl125、O■
 MqSO・7H20、及び0.270neのβ−メル
カプl−Tタノールを含み、11117.0に調節した
。)で2倍から100倍に稀釈した。稀釈サンプル25
−100μlSを7・緩衝液に加え、最終容量1.0m
とした。試験管を28℃に保ち、0.2dのO−n1t
rophenyl  −β−galactopy−ra
noside  (0、1Mの燐酸緩衝液中4■/−1
D117.0>を加えた。黄色の発色が認められる迄反
応を進行させた。その時、0、5ai!I M  N 
a2 Co3を加えることにより、反応を止め吸光度を
420nmで測定した。
LaCZのユニットは、1000に420 nm1.:
お1)る吸光度を乗じ、分で表した反応時間で除し、d
単位で表した使用サンプルの容量を乗U、600nmに
お4ノる培養原液の吸光度(OD)を乗じたものに等し
い。
グルタチオン−5−1−ランスフェラーゼ■(GSTI
)のレベルは、HabigとJakoby (1981
)により記述されている手順に従って、手短かに述べれ
ば、次の様に行った。G5Tl遺伝子を含む発現プラス
ミドを含むF、  Co11J M 101 !Ill
胞を前述の補強M9培地でに1員t150の密度迄生育
させ、前述のように、プロ[−ターを誘導した。誘導後
、II Illは室温で3時間培養し、それから1#l
i!を取り出した。その中の細胞を遠心で採取し、ペレ
ットを1蛇の水に再懸濁した。ガラス球とともに渦巻運
動をさせて、細胞融解物を調製した。そして、それから
上澄液をG5Ti活性につき測定した。次にガラス球と
細胞のかすを、遠心によって除去し、次の如くG5Tl
活性を測定した。1001118  KHPO4、pH
6,5及び1QnHグルタチオンを含む11R1の試薬
Aとエタノール中の100g+Hの Chlorodinitrobenzen エタノール
溶液を含む試薬B33μlを、10から100μlの細
胞上澄液と混合した。波長340nlにおける吸光度の
変化率を、tlabigとJakobV (1981)
によって記述したように測定した。活性は、すべて細胞
培養の最初の吸光度分につき補正を行った。
クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ(C
AT)のレベルは、次の如く酵素活性を測定することに
より定量した。プラスミドを含む旦エ Co11  J
M101細胞を補胞を補強M9培地において、約300
KIettユニツトの密度まで培養した。培a液1.O
d分の細胞を遠心で採取し、ベレッ1〜をpH7,8の
Tris−1」C1緩衝液11dに再懸濁させ、超音波
により破砕した。細胞のかすを遠心除去し、上澄を測定
に使用した。@解反をpl+7.8のTris−トIC
I 。
緩衝液により、サンプル中の活性が適当濃度になるよう
に稀釈した。50μlの稀釈融解物を、1QC)IIH
Tr i 5−HCI 、 0.1mHAcctylC
〇八、 0.4■/!d5. 5’  −dithio
bis −2−nttrobenzon;c acid
を含む1.0#li!の緩衝液に加え、クロラムフェニ
コールを最終aif!Ifi0.1mH迄加えて反応を
開始させた。CAT活性mは、37”Cで412mにJ
3ける吸光度の変化を読むことにより決定した。分あた
りの吸光度の正味の変化を13.6で割るとキュベツト
中の酵素(CAT)の単位が得られる。活性は、すべて
細胞培養物の初朋吸光度分について補正を行った。
アトリオペプチゲン、ウシ生長ホルモン、ブタ生長ホル
モン(P G H)のレベルをRenartら(197
9)による方法に従って、ウェスターンイムノブロッテ
ィングにより、または、5DS−ポリアクリルアミドゲ
ル(Laemmli、  1970 )のタンパクの染
色(例えば、CooIIlassie Br1llia
ntBlue)によって決定した。
3− enolpyruvyl 5hikiIIlat
a 5− phosphatesynthase (E
 P S P )を次の如く決定した。
EPSP発現ベクターをになっている細胞を中期対数明
透培養し、1!d分を遠心によって採取した。
ペレットを10mHトリスp118.1 mMNa2E
DT△、0.IHNaCIT−洗い、pH5,2の50
aHIIiMナトリウム11衝液2dに再懸濁させた。
操作はすべて0℃で行われた。ペレットを超音波処理で
融解し、細胞のかすを遠心で除去した。抽出物の1μm
の2サンプルについて、98μmの測定緩性i液(50
n+H醋酸すトリウム、pH5,2,80mHN a 
Cl 、2’lHShikimate−3−phosp
hate及び2 mW Ph03DhOenOII)V
rtlVateを含む)を加え、37°でインキュベー
トしてEPSP活性を測定した。指定された時間の後、
1.65m1!の9色試薬(0,87%(W/V )s
odium ascorbatc、 0.22%(W/
V )ammonium molybdate)を加え
、反応を止め、45℃で20分間発色させ、750nl
llで吸光度を測定した。酵素活性を抽出物中のタンパ
ク■あたりにつき遊離するフォスフェートのナノモル(
10’モル)として表現した。
イソペンテニルトランスフエラーt?I(rPTI)の
レベルは、次のように決定した、I P 1’ I発現
プラスミドをになうJM101!II胞を補強M9培地
中で生育させ、recAプロモーターを上述の如く誘導
した。誘導2時間後、1dの分間を複数とり、細胞を遠
心分離によって回収した。全細胞タンパクをQ ’ F
arrel lら(1977)に従って非平衡2次元ポ
リアクリルアミドゲル電気泳vJ法により分析した。そ
して、各タンパクをCoomassie Br1lli
ant Blue R250で染色して検出した。染色
したタンパクのスポットをBio−ImageTH(A
nn−^rbor、 Hichigan )礼のデンシ
トメーターを用いて定量した。
例1 この例では、1に示されている合成G10L分子の構築
と組み立てについて述べる。合成二重鎖DNA (ds
DNA)GloL分子は、バクテリオファージエフ遺伝
子10のコード配列の翻訳開始コドン(ATG>の5′
未讃に隣接する約100ケの塩す対(bp)を含む。そ
して、△TGI7fl始コドンに直接にG−Cbpが続
いており、bp置換は、第1図中でアンダーラインで表
示されている。
第1図に示されるd 5DNA分子を生産するために、
6つの相補的な部分的に重なり合った合成オリゴヌクレ
オチドが、第5図で示されるように合成された。粗合成
オリゴヌクレオチドの一部が7M尿素中の16%(W/
V )のポリアクリルアミド−尿素ゲル(Haniat
isら、1982)上電気泳動で精製された。各調製物
中の合成りNAの濃度は、比放射活性が、22,000
−24.000力ウント/min(cpm)/ll1o
le  ATPの7P−ATPとT4DNAキナーゼを
用いた定量的な5′末端ラベリング反応によって決定さ
れた。
合成りNA断片1−6(第5図)の組み立ては、次の如
くに行った。6ケのオリゴヌクレオチドをすべて5′末
端において、ポリヌクレオチドキナーゼで燐酸化した。
オリゴヌクレオチドの相補的対を(T/2.3/4及び
5/6)各5DI10+/μpの濃度で一対ずつ製造業
者によって記述されたT4リガーゼ緩衝液中で混ぜ合せ
た。各ベアーはそれから75℃で15分間加熱し、混合
物を除徐に冷!J1シた。(すなわちアニール)次に、
オリゴヌクレオチドの3つの対を混ぜ合せ、15℃で一
夜連結させた。混合物をBQIII及びNC0I!、I
J限ヌクレアーゼ酵素で処理して、生成したG10Lの
ポリマーを除いた。そして、組み立てたG10[断片は
、非変性12%ポリアクリルアミドゲル(Maniat
isら、1982)上で電気泳動でvi製した。
その結果得られて104 bpDNA分子はゲルから電
気的に溶出して第1図中に示したDNA配列を持ってい
る分子を得た。
例2 本例は、操作によって異質DNAコード配列に結合した
合成610し分子を含むさまざまな発現ビークルの構築
について述べべろ。詳しくは、以下のDNAコード配列
に操作的に結合した合成G10L分子を含んでいる表現
ベクターを記述する:即ら、E、  Co11 3’−
enolpyruvylshikimate   5’
  −Phosphate 5ynthase(EPS
P):ラットアトリオペブヂゲン(APgen):ウシ
生長ホルモン(BGI−1):^grobac+、er
ium  tlJtlloraciens  1sop
entyltransferasel(IPTI):E
、  Co11β−galactosidase  (
l a c Z ) :E 、   COI i  c
hloraa+phanicol acctyltra
nsrerasc (CΔT )  : glutat
t+1one −s −transferasc I 
(G S T I )とブタ生長ホルモン(P G I
−1)を]−ドするDNA配列である。以下の例ちG1
0L配列の代りに、対照りボゾーム結合部位(例えば、
SD−配列)を含むその伯の点では、同等の発現ベクタ
ーの構築について記述する。
a  EPSP 第6図に示すように、r e c A  promot
er(prec)、対照SD−配列(SD)とLエ C
o11  EIPSP  DNAコード配列(EPSP
)がそこに挿入されているプラスミドDBR327を含
む組み換え発現ベクターを制限エンドヌクレアーゼBO
IIIとNcoIで消化(例えば、切る)した。そして
、大きなベクター断片をNへC8樹脂(B Rt−1G
aithersbur(+。
Harl/Iand)上で製造業者のインストラクショ
ンに従って精製した。その後、ベクター断片を以前に記
述され、第5図に示されているようにT4DNAリガー
ゼの存在において合成Gl 01分子と混合した。プラ
スミドpMON、6002は、A T CC寄託番号6
7044の下に、ATCC(Itockville、 
Maryland )から得ることが出来る。
結束として得られたpMON 5537ベクターを、次
にE、  Co11  JM101細胞を転換するのに
用いた。E、  Co11宿主形質転換細胞を、アンピ
シリン200μg/dを含むJ8JIl!l中での生長
によって選lνだ。発現ベクター pMON5573の創生は、形質変換した細胞から発現
ベクターを単離し、単離ベクターをG10LとEPSP
配列に特徴的な制限酵素で消化することによって確認し
た。
b、  APQen 第7図に示1ように、P プロモーター(P、)[ 対照SD−配列(SD)及びラットアトリオベプチゲン
(APgen)をコードするDNA配列の、−列に並ん
だ2つのコピーがそこに挿入されているpBR327を
含むATCC寄託番号67043を持った発現ベクター
pMON5510をNC0IとHindlnで消化し、
アトリオペブチゲンをコードしている配列をPAGEに
よって単離した。(HaniatiSら、1982)A
Pacnをコードする配列を、次にT4DNAリガーゼ
の存在下であらかじめNco Iと)lindI[[で
消化し、仔ウシの小腸のアルカリフォスファターゼ(C
IAP)で処理しておいたpMON5537と混合した
。次に、pMON5515ベクターを転換し、形質転換
細胞を、アンピシリンを含むL[3寒天平板培地上の生
育で選択した。
Δpgenを]−ドしているDNAが 0M0N5515ベクターに挿入されたことは、単離し
たベタターをG10L及びAPqen配列に対する特徴
的な制限酵素で消化することによってTil1認した。
G10Lの代りに対照りボゾーム結合部位(R,B、S
、)(即ち、SD配列)を含む、その他の点では、同一
のAPoen発現ベクターは次のように構築した。第1
1図に示されているように、pMON6002とpMO
N5515を個個にE c o RIとNcoIで消化
し、次にT4DNAリガーゼの存在で混合した。次に、
連絡した混合物を用いて、E、  ColiCo11J
細胞を形質転換し、形質転換細胞をアンピシリンを含む
培地中における生長により選択した。AP(lenをコ
ードする配列に操作的に結合した対照R,B、S、(対
照SD配列)を含む選定された望むベクターは、制限エ
ンドメクレアーゼによる消化により、G10L配列が存
在せず、APgenをコードする配列が存在することを
示して確認した。
C,B、GH BGHをコードしているDNA配列をもっているpBG
Hプラスミドは、aenantech。
ex−1 1nc、、 so、  san Francisco、
 Ca1iforniaから得た。
このプラスミドには、ヨーロッパの出願公告番号75.
444 (1983年3 J[30日発行);5eeb
u rgら(1983) 、Goeddelら(197
9) ;Da Boerら(1982):HiOZza
reとYanorsky (1978) :及びRos
enbergとCourt  (1979)に記述され
ているように調製することができる。p B G He
x−1発現ベクターは、そこにコードされているB G
’ HタンパクのN−末端アミノ酸が、NH−メヂ第二
ン(me t )及びフェニルアラニン(Phe)であ
るBGH[BHG (P)]のための遺伝子をもってい
るpBR322バクテリアプラスミドである。遺伝子は
、順番にトリフ1−ファンプロモーター(Ptr i 
p)、5’非翻訳mRN△の断片、8G目のN−末端p
he (p)コドンに隣接する翻訳開始コドン、BGH
をコードしている配列及び翻訳終結コドンを含lυでい
る。
第8図と9図に示されるように、BGI−1(P)をコ
ードする配列は、オリゴヌクレオチドにむ番」られた位
置特異的な突然変異誘起により、そのずぐ萌にN末端翻
訳開始(ATG)メチオニンコドンがあるアラニン(a
la)コドン、及び翻訳開始(ATG)コドンと重なり
合っているNCOIυ1限1l)y索部位を含むよう以
下の如く修飾されている。プラスミドB G N   
からBGM(P)をコx−1 一ドしているDNA配列をHind[I/EC0RI断
片として切り出し、Ml 3mp9二lN0DNA(R
FDNA)のl−1i n d ■7ECORI部位に
りO−ンした。BGH(P)をコードしているI) N
Δ配列をl−1indll[/EC0RTT−分解した
RFM13mp9DNAに挿入し、図8に示す組み換え
ベクター M 13 m p 9 / B HGがつくり出された
ことは、10aeの100 mHI P T G (1
sopropyl  −β−D−thiogalact
opyranoside )及び3mの上層寒天中に5
0111の2%(w/v )X−GAL (5−bro
mo  −4−chloro−3−1ndolyl−β
−D−galactopyranoside )を含み
、Haniatisら(1982)において記述されて
いるように、該組み換えベクターでトランスフェクトさ
れている)laniatisら(1982)記)ホの軟
寒天重層法を用い、1xYT培地中に生育したバクテリ
ア、E、  Co11  JMlolのローン上の無色
のプラークによって、最初にW1認された。BGHをコ
ードする配列の挿入は、組み換えベクターの無色プラー
ク、Haniatisら、(1982)、RFDNAを
l−1i n d I[lとEcoRIで開裂すること
により、挿入配列を含む5906D断片を生ずることか
ら確認された。590塩基対(6p)断片は、Hani
atisらによって記述された1%(w/v )アガロ
ースにおけるアガロースゲル電気泳動によって同定した
。随伴する制限酵素による断片は、すべてこの対照法に
よって同定した。
単鎖(ss)のファージDNAの単離は、Messin
gら(1982)の方法にしたがって行った。本質的に
ZollcrとSm1th  (1982)、2oll
erとSa+ith  (1983) 、及びNorr
isら(1983)によって記述されているように、オ
リゴヌクレオチド志向突然変異誘光におけるテンプレー
トとして、Ml 3mp98GHベクターを、そのとき
用いた。彼等の文献の関係部分を参照としてここに加え
である。
図9は、すぐあとにフェニルアラニンコドンが続き、そ
してNCoI部位が欠けているN末端メチオニンコドン
を持つBGHを]−ドする配列[BGH(P)]からN
末N末端メチオニンノド直接アラニンコドンとNCoI
部位が続<BGHをコードする配列[BGH(A)]を
fglるための突然変異誘発の手順を図解している。手
短かに述べると、望む変異の配列を含むオリゴヌクレオ
チドを用いてSSDNAMl 3m1)9/BGHテン
プレートの閉環状DNAIビーの合成を始動した。
このブライマーの配列を図9に示している。このように
して生成した開鎖状dsDNA分子を、未完反応物及び
環状5sDNAから、ZollerとSm1th  (
1983)によって記述されたように、アルカリ性シュ
ークロースグレーデイエント遠心分離により分離した。
次に閉環状dSDNA分子を用い、Messingら(
1982)によって記述されたLエ Co11  JM
lolを形質転換した。
そして、その結果得られた無色のプラークをPa1l,
trafine Fi目ration COr+) (
Glen cove、 NewYork )から入手し
た nylon Biodync”フィルター上にもち
上げ、特定部位突然変異を発生するのに用いたオリゴヌ
クレオチドブライマーの32P−ラベルをとのハイブリ
ッド形成についてスクリーニングした。該プラークのリ
フティングは、Pa1lF i l ter製造業者に
よって記述された方法に従って行われた。ハイブリッド
形成スクリーニングは、Pa1l BiodyneTH
Nylon FilterへのDNAトランスファーの
ためのプロトコールガイドにおいて、Pa1l旧tra
finc Filtration Ca1lDanl/
 (GlenCove、 N、Y、  )によって記述
されIC方法に従ってナイロン Biodyneフィル
ターを用いて行った。
フィルターを、温′度を上げつつMl 3mp8/b 
G l−1ファージで調製した対照放射性ラベx−1 ルシグナルが除去されるまで洗った。典型的なフィルタ
ー洗浄は、室温で6xSSC(0,9MNaClと0.
09Mクエン酸プトリウム)で10分間洗い、続いて、
50℃で6xSSCで5分間洗い、引続いて5m湿度を
上昇させて洗浄した。
コントロールファージよりも高い温度で、放射ラベルオ
リゴヌクレオチドブライマーとハイブリッド形成をした
プラークは、あらたに創られたBGH(△)を]−ドし
ている配列を持っており、ボデンシャルポジティブとい
う。もう1つの方法として、個々の無色のプラークを、 E、  Co11  JM101形質転換物から拾い上
げ、1.6%(w/v ) t−リブトン、1.0%(
w/v)酵母エキス及び0.5%(W/V)NaClを
含む5mの2XYT培地で空気を送りCt カラ37℃
で1夜培養した。+ess inoら(1982)に従
って調製したファージDNAを次に二トロセルローズ上
でスポットし、放射ラベルしたブライマーでハイブリッ
ド形成を行い、上述のように温度を上昇させて洗浄した
Ml 3mp98G)(コントロールプラークよりも高
い温度でハイブリッド温度を示したファージDNAは、
同様にポテンシャルポジi′イヴと呼んだ。両方のスク
リーニング操作からの潜在陽性プラークは、上述の様に
培養し、SSファージDNAを作るのに使用した。33
  p tl a Q eDNAを、次にsanger
ら(1977)の方法によって配列決定を行った。BG
M (A)をコードする配列及びNC0I制限酵素部位
を含む得られた組み換えMl 3mp9ファージDNA
をoNcD8と表示した。(第9図をみよ。)第10図
は、BGH(A)をコードする配列に操作的に結合させ
たG10L配列を含むpBR327ブラスミドの構築を
示す。詳細には、pNcD8をト1indI[[及びN
coIで消化し、BGH(A)をコードする配列を含む pBR327ブラスミド580bpのDNA断片を単離
した。580bpDN△断片は、次にT/l DNAリ
ガーゼの存在で、あらかじめNC0Iとl−1ind[
nで消化L/ fcpMON5515と混合し、CIA
Pで処理した。
混合物は、次にE、  Co11  JMlolを形質
転換させるのに用い、形質転換細胞はアンピシリン含有
培地中の生長によって選択した。結果として得られたそ
の中に、prec配列、G10L配置j!IBGH(A
)をコードするDNA配シ1が挿入されたプラスミドp
BR327を含む組み換えプラスミドをpMON553
9と称した。(第10図を児よ。) G10しの代りに、対照R,B、S、を含む、その他の
点では同一の、発現プラスミドの構築を図12に示すよ
うに行った。プラスミドoNcD8を、NCOI及びH
indlllT”消化し、T4DNAリガーぜの存在下
で、あらかじめNCOIと、I−1i n d I[[
で消化したpMON6002と混合し、CIAPで処理
した。
生じたプラスミドで形質転換し、形質転換細胞をアンピ
シリン含有培地にお番)る生育によりスクリーニングし
た。その結果得られた pMON5551と名付けたBGH(A>をコードして
いる配列に操作的に結合した対照S、O。
配列を含むプラスミドは、NcoIと11indllで
消化し、580bp  NcoI/Hind[I断片の
存在を決定することにより確かめた。
以下の順番に操作的に結合したrecAプロモーター、
G10L配列、BGI−1(A)をコードする配列及び
゛翻訳 ターミネータ−断片“を含んでいるB G +
−1発現ベクターもここに記述した方法に従って構築し
た。ターミネータ−断ハについては、下の例2のh″の
項でより完全に記述する。
このpMON5557と名付けたBGH発現ベクターは
、アンピシリン耐性マーカー、 DBR327複装起点橢能も持っている。
d、  [PT(I) recAプロモーター、BglII及び、N c o 
I ljl限部位が並列したR、B、S、(I!llち
、G10L配列か対照R,B、S、)及びコード配列が
その出発点にNcoI部位があり、IPT(I)コード
配列の下流にト1indlu部位を含むI PT I 
(Goldberqら、1984)をコードしているD
NA配列が挿入されているpBR327を含むIP−r
(I)のための発現ベクターが、APgen発現ベクタ
ーと類似の方法で構築された。その結果1すられた一対
の表現ベクターは、一方がpMON222と名付けられ
、G10L配列を含lυでおり、他方は、pMON 5
525と名付けられ対照R,13,S。
(対照、S、D、)を含んでいた。
e、  CAT G10L配列及びCATをコードしている発現ベクター
の構築は、以下の通りである。CATm伝子の配列は、
以前にAlton、 N、 Y、及びVapnck。
D  (1979)によって記述された。望むタンパク
を]−ドしているDNA配列の公表により、その技術を
もった人がこのようなコード配列を合成するか、従来の
技術によりDNAライブラリーからコード配列を単離す
ることが十分可能となっている。この遺伝子を我々の標
準発現ベクターシステムに導入するために、オリゴヌク
レオチド志向位置特異性突然変異を用いて、ユニークな
制限酵素部位を遺伝子の出発点(NcoI)及び遺伝子
の下流(EcoRI)に作った。これらの制限部位は、
2つの発現ベクターDMON5515及び5514(0
10L及び対照S、D、をそれぞれ含んでいる)CAT
DNAをコードする装置11を含むNcoI/EcoR
I断片は、APgenをコードするDNA配列のところ
で以前に述べたように、単離することができ、そして pMON5515及びpMON5514の相当する制限
部位に挿入することができる。その結果得られる2つの
プラスミドは、rec△プロモーター、R,B、S、(
G10Lか対照SD−配列)及びCATをコードするD
NA配9+1が挿入されているプラスミドDBR327
からなり同一であろう。2つのR,B、S、配列の有効
性を比較するために使用した例は、それに加えてCAT
をコードする配列の下流に余分のDNA断片を持ってい
る。この断片は、複製の起点を含むM13ファージの小
所片から成っている。この断片は、両方のCATのDN
Aを含んでいる構造体(010Lまたは対照SDを含ん
でいる)に関して同じであり、2つのR,B、S、の相
対効率に影響しないはずである。
CATDNAコード配列に操作によって結合した対照S
D配列を含む最終の構築した発現プラスミドをDMON
5600と名付けた。
CA王ONΔコード配列に操作によって結合したG10
L配列を3む最終の構築した発現プラスミドをpMON
 5582と名付けた。
r、  IacZ I acZをコードしているDNAに、操作によって結
合しているG10し配列を含む発現ベクターの構築は、
次の如くであった。プラスミドpNM480は、N、 
Hinton (Public 1lealthLab
oratory 5ervice、 Porton D
own、 5alisbury。
U、に、)から入手した。これは、旧1ton N、P
(1984)によって記述されている。手短かに述べる
と、pNM480は、1acZ:]−ドgAtixの開
始点で始まるE、  Co11のIacオペロンが挿入
されているDBK322誘導体のプラスミドを含んでい
る。pNM480プラスミドを、NcoIで消化し、l
acオペロンの3′の権限末端で切断した。次にこの端
をDNAポリメラーゼ■のクレノーフラグメントで付着
端を埋め込むことによって破壊し、DNAを再結合した
。その結果生じたプラスミドは、Nco I部位の欠失
についてスクリーニングし、DMON 5526と名付
けた。以前に述べたDMON5515プラスミドがrC
CACC上−ター及びG10Lエレメンツの原料として
使用した。詳しくは、 pMON5515をAVaIとNcoIで消化し、プレ
バラテイヴアガロースゲル電気泳動によって比較的小さ
い断片をl離した。次に断片の端をDNAポリメラーゼ
■のクレノ断)″i処理によって、ブラント末端とした
。それからpMoN5525をl acZコード領域の
開始点におtプるマルチリンカに含まれるユニークなS
maI部位で開裂ざぜ、pMON5515から調整した
断片をそこにつないだ。出来上ったプラスミド pMON 5527は、望みの位置、すなわち1aCZ
コード領域の出発点にあるNC0Iのすぐ上流に、re
c△プロモーターとG10[を持っていた。
Gl ot−配列の代りに、対照R,B、S、を含んで
いる、その曲の点では同一のプラスミドの建設は、以前
にApgen発現プラスミドについて記述したように行
われた。その結果得られた1)MON 55 ’10と
名付けたプラスミドは、recAプロモーター、対照R
,B、S、及びl aclタンパクをコードするDNA
を含んでいる。
(+、  GS’T−I GSTI発現ベクターは、△Paenのためのベクター
に類似の方法でrecAプロモーター、BQIII及び
Nco I部位が隣接した、R,B、S、配列(即ち、
G10[配列または対照R,B、S、配列)、G5Tl
をコードする領域の出発点にあるNeo 1部位、G5
Tlコード領域及びG5Tlコード領域から下流の位置
にあるEC0RIが挿入されているDBR327ブラス
ミドを含むように構築された。624塩基対のトウモ〔
1コシ、G5Tlコード配列は、次の部分的GSTペプ
チド配列に基いて、従来の手段によって単離することが
できる。
)牙 この式中、上に書いた数字は、214ケのアミノ酸から
なるG5Tlタンパク中の、特定のアミノ酸の位置を示
す。その結果生じた一対のプラスミドは、対照R,B、
S、を含むものが、DMON2054であり、G10L
配列を含むものがpMON5541である。
h、  PGH G10Lまたは対照SD=配列を含むPGHに対する発
現ベクターは、次のように構築した。
DtJC18プラスミドを、EcORIと5alIで開
裂し、次の配列を有するpUcl 8DNA断片を単離
した。
Ecoll        Smal      5a
l15°−^ΔrTCGAGCTCGGTACCCGG
GG八TCCTCT八GAG−3゜GCTCGAGへC
ATGGGへCCCT八GGAG^TCTC八GCTp
LJcへ8DN△を次に、次へ配列をもったT7遺伝子
10ターミネータ−に連結した。
Xhol                 EcoR
15°−TCCAGC八■八ΔCへCへrTGGGGc
cTcr八AACGへGTCTTGAGGGGTnTT
TGCTG−3゜CGTArTGGGG^^CCCCG
GAGATTTGCCCAGAA(JCCCCAAΔ八
品CGACrへ^^pUc18DNA断片の5alI制
限酵素部位末端は、ターミネータ−配列のX h o 
I III限部位末端と塩基対を作ることができ、5a
lI及びXhoI部位の両方を破壊する。かくして連結
の結果、その3′末端及び5′末端の両方に、ECoR
I部位を持った86j!2基対が生成する。
この86bp[lNA断片をパターミネータ−フラグメ
ント″と名付けた。
ターミネータ−断片の複数のコピーを、該断片をptJ
Cl 8プラスミドのEcoRI部位に導入1−ること
によって生成させ、pMON2318と名付i)だ組み
換えを作った。))MON231Bを、次に、前に記述
したように、アンピシリンを含む培地中で培養したE、
  Co11  JM101中で増殖させた。
次に、ターミネータ−フラグメントを、以下のようにp
MON5539 (上記断片Cをみよ)に挿入した。D
MON231Bを単離し、EcoRIで消化し、86塩
基対断片を、次にT4DNAリガーゼの存在下で、あら
かじめEC0RIで消化したpMON5539と混合し
、その結果、pMON 5557というプラスミドを作
った。プラスミドoMON 5557は、以下の成分が
、順番に操作によって結合されている。即ち、recA
プロモーター、GI OL配列BGM(A)コード配列
、ターミネータ−フラグメン1〜を含んでいる。pMO
N 5557は、アンピシリン耐性マーカーも含んでい
る。
次に、PGH(A)タンパク(例えば、N末端アラニン
を含むブタ生長ホルモン)をコードするDNA配列を、
BGH(A>コード配列の代りにE)MON5557に
、次の如く挿入した。
NcoI制限部位を、オリゴヌクレオチド志向位置特異
的突然変異誘発によってDMON3213に存在してい
る1)GH(A):]−ド配列の5′末端に導入した。
pMON3213は、寄託番号53023の下に、AT
CCから入手できるが、ヨーロッパ特許出願公告IJn
193.515 (1986年9月発行)に記されてお
り、本特許に参照としてつけ加えておく。詳しくいうと
、 pMON3213をEcoRIと)−1indIIで切
断し、生じた590bD断片を単離し、M13fflD
19に挿入した。その結果生じた組み換え、M1311
11)19DNAを、組み換えM13mp19DN△中
のチミジンの位置の部分にウラシル残塁を導入するため
に、にunkel (1985)の操作に従って、旦−
C011菌株BW313中を2回継代させた。組み換え
M13mp19DNAの単鎖DNAを、+ess r 
ngら(1982)の方法に従って単離し、2o11e
rとSm1th  (1982,1983)及びNor
risら(1983)に記述された如く、オリゴヌクレ
オチド志向位置特異的突然変異誘発において、テンプレ
ートとして用いた。相同DNA鎖のin  vitro
合或は、以下の27塩基のオリゴヌクレオチドブライマ
ー配列でプライムした。
EcoRl     Ncal 10talapr+epr。
CへGTGAATTCTCCATGGCCTTCCCA
GC2番目の(例えば相同な)DNA鎖の合成に続いて
、そのDNAを、野性型、旦エ Co11株JM101
に導入し、変異したDNAを含んでいるプラークを強化
した。
野性型[−Ωユoli−株JM101に変異したDNA
を挿入することにより、4つのはつきりしたプラークが
出した。プラークを選択し、37℃で2XYT培地中で
一夜生育させた。単鎖DNAを調製し、Sangerら
(1977)のdidioxychaintermin
ation methodにより配列を決定した。配列
を決めた4つのDNAのうち2つが、NC0Iの部位を
含んでいた。さらに、υ1限酵素部位が存在することが
、Nco I分解によってまたmaされた。M13mp
19にクローニングされた5′末端に、NcoIを持っ
たPGH(A)遺伝子をpMON 3267と名付けた
次にpMON3267を、NcoIと ト1indlI[r消化した後、PGI−1(A)をコ
ードするDNAをNcoI/Hi ndlnとして単離
した。次に、T4DN△リガーぜの存在下pGH(A>
をコードするDNA配列を、あらかじめNcoIと11
indl[[で消化したDMON 555781合り、
 tc。pMON 5467と名付けた。次に、その結
果生じた DMON5647を用いてE   Co11     
−JMlolを形質転換し、アンピシリンを含む培地に
生長させ、形質転換細胞を選択した。
pMON5647は、順番に、操作的に結合した次のD
NA断片を含んでいた。即ち、recAプロモーター、
G10L(例えば104 bp)配列、PGI−1(A
)コード配列及びターミネータ−断片である。G10L
配列の代りに、R,B、S。
(例えば対照SD−配列)を含み、その他の点では同一
の、PGH(A)発現ベクターを次に構築した。以前に
記述し、第12図に示してあるプラスミドpMON55
51をNC0Iとpstlで切断し、プラスミド複製起
点、recΔプロモーター(PreG)及び対照SD−
配列を含むDNΔ断ハを精製し、T4DNΔリガーゼの
存在でpG!−1(A)を侍っているNcoI/Pst
I断片及び、あらかじめNC0IとPstIで消化した
DMON5647ブラスミドから精製したり−ミネータ
ーと混同した。その結果、結合混合物から、以下の順番
に操作によって結合させたDNA断片を含んでいるpH
0N5514と名付けた組み換えプラスミドが生成した
。即らrecAプロモーター、対照R,13,S、、P
GH(A)]−ド配列及び転写終結配列が含まれている
。プラスミドpMON5715は、アンピシリン耐性と
プラスミドp B R327の増殖起点機能を含んでい
た。
例3 本例では、G10L配列か、もしくは対照R,B、 S
、(例えば、対照SD−配列)を用いて、EL Co1
1中に生産された種々のタンパクの蓄積の比較について
述べる。
E、  Co11  JM10IもしくはW3110$
1l111を次の表現ベクターの1つで形質転換した。
1]HON6002. I)HON5537. FIH
ON5り40. DHON5527゜pH0N5600
. pH0N5582□1)8085541. pH0
N2054゜pH0N5551. pH0N5539.
 pH0N5514. pH0N5515゜pH085
647,Or  pH0N5715゜これらの構造は、
上述の例に記述しである。タンパクの生産は次のように
測定した。タンパク特異的活性をEPSP、I acZ
、CAT及びG5Tlについて、以前に記したように測
定した。
B G HとAPQenのタンパク蓄積は、以前に記述
したように、ウエスターンインムノブロツティングによ
って測定した。IPTIの蓄積は、以前に記述したよう
に、染色タンパクグルのデンシトメトリーによって測定
した。PGHの蓄積は、15%(w/v ) sodi
um dodecyle 5ulphatepolya
cry−1a1de gel  (Laemmli、 
 197 Qを見よ。)上で分離した後、COO1aS
Sie Br1lliantBlueで染めた全細胞タ
ンパクの可視的検査によって決定した。
下のTable I中に示してあるように、G10L配
列を含む発現プラスミドは、生産されるタンパクすべて
に対し、タンパクの蓄積を有意に増強した。タンパク蓄
積のより好ましい増強は、B G H1ΔPgen、I
PTI、G5Tl及び1acZについて達成され、最も
望ましい増強は、BGMとIPTIについて達成された
表  ■ タンパク蓄積相対偵 遺伝子    対照SD−配列  G10L配列BGH
1400 APQen      1        50IPT
  I      1       340GST  
I      1       1001ac  Z 
     1       100CAT      
  1       1.6EPSP       1
        12PGH17 例4 この例は、G10L配列を含む表現ベクターを用いたE
、 Co11宿主細胞中で生産されるタンパクの蓄積へ
の異なるプロモーターの効果を記述する。
操作的にrec△トリプトファン(trp)もしくはP
、プロモーターに結合さゼた010L配列とB G M
もしくはAPQenコード配列を含む発現ベクターを構
築した。recAプロモーター、G10L配列及びAP
aenもしくは両方のDNAコード配列を含む発現ベク
ターの構築は、上記例2で記した通りである。rec△
プロモーターの代りにtrpもしくはP、プロモーター
のいずれかを含む、その他の点では同等なベクターは、
手短かに述べれば次のように構築できる。
RoscnbergとCourt  (1979)に記
述されたtrpとP、プロモーターはともに、従来法で
化学的に合成することができる。別法として、trpプ
ロモーターは、5ecbu rgら(1983)によっ
て記されたように、プラスミド p B l−I G    から単離することができる
。そし0X−1゜ て、PLプロモーターは、ATCCに寄託され、N(1
67043が与えられているpMoN551゜から単離
することができる。次に、3aliの部位は、従来法で
プロモーター配列の5′末端に挿入出来、B a m 
l−I I部位は、同様にプロモーター配列の3′末端
に挿入できる。trpもしくはP1プロモーター配列は
、次に、以前に記した方法に従って、recAブOモー
ターの代りに、pMON5515またはpMON553
9プラスミドに挿入することができる。このような方法
で、trpプロモーター、010L配列及びBGHコー
ド配列を含む発現ベクター、trpブOモーター、G1
0L配列及びAPQenコード配列を含む発現ベクター
、または、lambda  P、プロモーター、G10
し配列及びBGHコード配列を含む発現ベクターもしく
はPLプロモーター、G10L配列とAP(jenコー
ド配列を含む発現ベクターを構築した。旦=  COI
iCollJまたはW3110は、次にその発現ベクタ
ーの1つで形質転換し、BGHと、APQenの蓄積レ
ベルを、以前に記述したように測定した。
下記の表■において示されているように、G10L配列
とB G HまたはAPQen=+−ド配列に操作によ
り結合させた種々のプロモーターに関して、本質的に同
等のタンパク蓄積の増強が達成された。EL Co11
において、BGHもしくはAPQenに用いられた発現
ベクターに対する、より好ましいプロモーターは、re
cA及びtripプロモーターであると決定された。
recA tryptophan Lalltlda P            +++
++申プロモーターは、すべて、発現ベクターの中に含
まれるG10L配列に、操作によって結合された。
−(+)は、以前に述べたように、5DS−ポリアクリ
ルアミドゲルのタンパク染色によって測定した場合の、
タンパクの相対的蓄積レベルを表している。
■1 この例は、バクテリアにおいて第1図に示したG10L
を含む発現ベクターと木質的に同じレベルまでタンパク
生産を増強することが見出された、第2図に示されたG
10L配列を含む発現ベクターの構築を示している。
発現ベクターpMON5515を、制限酵素ApaI及
びXbaIで消化した。プラスミドの末端を次にE、 
 Co11  DNAポリメラーゼI、クレー断片と共
に、各250μMの濃度で、すべての4つのヌクレオチ
ドトリフォスフニー1−(dNTPS)の存在下でイン
キュベートすることにより、2本鎖に揃えた。室温で5
分間インキュベートした後、すべての酵素は、diet
hylpyrocarbonate  (60%(V/
V )エタノール中の溶液)を、1/10ffl加えて
不活性化した。その後、diethyl pyroca
rbonateは、65℃5分加熱して破壊した。プラ
スミドは、それからT4DNAリガーゼで再び結合させ
た。これらの手段により、Apa I部位からXbaI
部位内に含まれるG10L配列の塩基8から59(第1
図)が演去され、第2図に示されるGI OLを含むp
MON 5521と名付tノだ発現ベクターを生じた。
E、  Co11  JM101宿主細胞はpMON5
515かDMON 5521のいずれかで形質変換した
。このようにして形質変換したE、  Co11[l胞
において生産された△Pgenのレベルを、次に、以前
に示したように決定し、第1図または第2図において示
されているG10L配列のいずれかが用いられた場合、
本質的に同等であることが示された。
8に の例は、G10[配列の長さが、ヌクレオチド7から9
迄短かくなっても、バクテリア中に、タンパク生産増強
効果を上げることができるということを示す。さらに、
この例はG10L配列が、遺伝子内のさまざまな位置に
おいて挿入され、それでも、バクテリア中において望む
貢質タンパクの生産増強を起Jことができることを示し
ている。
この例6で用いられるG10L配列は、図3で同定され
たG10L  168  rRNAボモロシ−配列のD
NA等価物を含んでいるか、またはその断片を含lυで
い°る。詳しくは、以下の配列のヌクレオチドの1つを
含むG10L配列が用いられた。
5’−TTAACTTT八−3°、 0「5°−AAC
TTTA−3°、0「 5°−TTAACTT−3゜ a、 該配列が、バクテリアにおいて異質タンパクの生
産を増強できるかどうかを証明するために、G10L配
列が存在するかしないかだけが違っている発現ベクター
を構築した。例えば、対照SD−配列を含むGST [
発現ベクターと、対照SD−配列からすぐ上流にG10
L  16SrRNAホモロジ一配列を含む、その他の
点では同一のG5Tl発現ベクターとを、 旦エ C01iにおいて、G5Tlの生産を行うことが
できるそれぞれの能力について比較した。
G5Tlベクターを含んでいる配列は、以下の合成配列
を含lυでいた。即ち、 峰峰峰峰^ せせ材士 5°−GArCTTTTAACTTT八G1^AGGA
GTCTAへAC−3゜AAA八TへG八AへTCAT
TCCTCAG^TCTGGTAにこで、星(勇)1ま
、G10L  16SrRNAホ0モジ配列を表し、短
剣(↑)はSD−配列を示し、ATG開始コドンは、下
線を引いたヌクレオチドで示されている。上の合成二重
鎖DNA配列は、該配列が、ここに以前に述べた方法に
従ってG5Tl遺伝子に挿入できるように、一方の端に
BQIII部位、そして、他方の端に、NCOI部位を
含むように、上記合成二重鎖DNAを構築した。これら
のG5Tl発現ベクターの1つで形質転換した旦エ C
o11を、次に、以前に述べた方法により、G S T
 Iタンパク生産について測定を行った。G S T 
I生産測定の結果、G10L  168  rRNAホ
モ〔1ジ一配列を含むベクターで形質転換した旦エ C
o11中で生産されたG5Tlが、G10L  16S
rRNAホモロジ一配列を欠いている、その他の点では
同一のG5Tl発現ベクターで形質変換した、E、 C
o11と比較して、20gIJ増加していることがわか
った。
b、対照SD−配列を含むG5Tl発現ベクターも、7
ケのヌクレオチド010L配列が、SD−配列とATG
開始/シグナルコドンの間のスペーサー領域内に位置し
ていた場合、バクテリア中で異質タンパクを増強する能
力があることを証明するために用いられた。。詳しく述
べれば、対照SD−配列を含む発現ベクターを、スペー
サー領域に、次のGI OL配列を含む、その他の点で
は同一のG5Tl発現ベクターと比較した。
5°−AACTTTA−3゛ このG10L配列は、G10L  16SrRNAボモ
ロジ一配列の断片、または部分を代表している。先に述
べたG10L配列のG5Tl発現ベクターへの挿入は、
次の合成dSDNA1gi片を合成することによって達
成された。
廿廿廿峰^^^A^ 5°−G^TCTTGT八AGGAGAへCTTT^−
3゜AAC^TTCCTCTTGAAATGTAにこで
は、短剣は対照SD−配列を表し、星はG10L  1
68  rRNAホモロジー断片を表し、下線を引いた
ヌクレオチドは、開始/シグナルコドンの翻訳を示した
。この合成的dsDNA断片を、次に、以前に本特許中
で記述した方法に従って、断片のBa1lとNC0Iの
両末端を利用してG5Tl発現ベクターに挿入した。
G5Tl発現ベクターを含むG10Lで形質変換した旦
エ Co11は、G10L配列を欠いている、その他の
点では同一のG3Tl発現ベクターで形質転換した、旦
エ Co11の場合より6.240倍人きいGS、TI
の蓄積を示した。
c、  1acZ発現ベクターがG10L配列を異質プ
ロディンに対するコード配列(例えば、R,B、S、の
一部)内に挿入した場合、バクテリア中で、異色タンパ
クの生産を増強することができることを示すために用い
られた。前に述べた(上の例2を見よ)、1acZ発現
ベクターは、翻訳開始/シグナルATGコドンにおいて
、ユニークなNcoI制限部位を、2.3塩基下流に(
例えば、I acZコード領域内に)ユニークなHin
dI[[部位を持っている。この1acZ発現ベクター
のNCOIからHi ndI[[領域を除去して、G 
10 L配列を含む合成dsDNA断片で置き換えた。
詳しくいえば、G10L配列5’−TT八へCT丁−3
゜ を、まず次の合成dsDNΔ断片を作ることにより、以
前に述べた1aCZ発現ベクターに挿入した。
Nco I           ll1ndI[11
^^峰静^     1 5’−CAIGGGGTT八A CT TへAGCTG
CAGCCA−3゜CCC^^TIGA八TTCGAC
GへCGGTTCGAここで、下線を引いたヌクレオチ
ドは、翻訳開始/シグナルコドンを表し、星は、G10
L配列を表している。この合成dsDNA  G10L
を含む断11を、この中で、以前に述べた方法に従って
、l acZ発現ベクターに挿入した。次に、E、  
Co11は、以前に述べたように、G10L配列を含む
合成dsDNAを含む1acZ発現ベクターか、G10
し配列が欠けている、その他の点では同一の、l ac
Z発現ベクターのいずれかで形質転換した。次に、該形
質転換Eエ Co11によるβ−ガラクトシダーゼ生産
を、以前に記述したように測定した。かくしてG10L
配列を含むI acZ発現ベクターで形質転換したE、
  Co11は、G10L配列が欠けているl acZ
発現ベクターで変異したE、 Co11よりも50倍高
いβ−ガラクトシダーゼ生産レベルを与えた。
前述の比較は、明らかにG10L配列は、R,B、S、
内の種々の領域に位置して、バクテリアで、効果的に異
質タンパク生産を増強することができることを証明して
いる。これらの例は、長さ7ヌクレオチドのG10L配
列が、バクテリアで効果的に異質タンパク生産を増強す
ることが出来る。かくして、ここにおいて、以前に述べ
られた方法に従って、mRNA結合、あるいは168 
 rRNAとの相互作用を促進することによって、タン
パク生産を増強する配列が構築された。
賎ユ この例は、G10L配列とともに、転写ターミネータ−
配列を用いることにより、異質タンパク生産を更に増強
することができることを示す。以前に示したように、翻
訳ターミネータ−配列は異質タンパクを生産するために
選ばれたバクテリアの宿主のDNA中に見出されたもの
から、そして/または、バク7リアの宿主細胞に感染す
ることができるバクテリオファージ中に見出される配列
の中から選ぶことができる。
本例においては、4種の異なる転写ターミネータ−を合
成し、以前に述べたG10L配列を含む発現ベクター中
に挿入した。転写ターミネータ−配列は、以下のものを
含む (1)  以下のヌクレオチド配列を含むT4m伝子2
Sターミネータ− 5°−へArTCGへTATCAAACへCAATTI
へGGGAACCTTCGGGrTCCCmTTCTA
TITTC−3’(2)  以下のヌクレオチド配列を
含むI) Z Z遺伝子アントターミネータ− 5゛−へへTTCGATATCへ^CGCMCGACC
CへGCTTCGGCTGGGTTTTTTTGへCC
−3’(3)  以下のヌクレオチド配列を含むターミ
ネーター 5’ −AATrCGArATCGAGCTTTAAC
AACCGGCC八CCGCGCCGGGTTTTTT
GrGccc−3’(4へ  上の2(h)の例中に述
べられたヌクレオチドを含むT−7遺伝子10ターミネ
ータ−これらの転写ターミネータ−は、従来法で合成し
、そしてPGHベクターDMON5647とE)MON
5715(実験例2を見よ)の構築の場合に述べた方法
に類似した従来の方法に従って、B G H発現ベクタ
ーである(上の例2を見よ)oMON5539に挿入し
た。上に述べた転写ターミネーション配列と一緒に、G
10L配列を含むB G M発現ベクターで形質転換し
た、E、  C01iは、前に述べたように測定した、
[3Gl−1生産において、(転写ターミネータ−が欠
けている、その他の点では同一のBGH発現ベクターで
ある)I)MON5539で形質転換した、旦−Ω−o
1+1と比べて2〜4倍の範囲の増強を与えた。
もう1つの実験において、例2で明らかにした合成ター
ミネータ−配列を、従来法で、前に述べたAPoen発
現ベクターpMON5515に挿入した。詳しくいうと
、合成ターミネータ−配列を、従来法で、APaenを
コードする配列の下流に、クローニングした。そして、
その結果得られたベクターは、タンパクを染色した、5
QdiuldodecVI su+rateポリアクリ
ルアミドゲルの可視的検査によって定量したAPaen
生産において、約2から3侶の増加をもたらすことがわ
かった。
かくして、G10L配列を転写ターミネータ−と結合す
ることにより、バクテリア中の異質タンパクの生産は、
G 10 L配列のみの使用で達成されるタンパク生産
レベルより高いレベルに達することができる。
前述の例は、本発明のより好ましい態様をわかり易く説
明するものであって、いずれの方法にせよ、発明の範囲
をυ1限することを意図していない。
本発明は、そのより好ましい態様に(!lnt、て述べ
たが、この技術に熟達したものにとって、この適用をよ
むことにより、その様々な修飾が行い得ることは明白で
ある。
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0:468−500゜
【図面の簡単な説明】
第1図はアンダーラインをひいたヌクレオチドが、天然
に存在するバクテリオファージエフ遺伝子10ヌクレオ
チドと異っているヌクレオチドを表す合成二重ラセンG
101−配列のDNA配列を表し、()は、 E、  Co11 168  rRNΔに対し相補的な
ヌクレオチド(すなわち塩基)を廿を 表し、()は、SD−配列を表す。 (NdeI)は、天然に存在するバクテリオファージT
7m伝子10のコード配列中の制限エンドヌクレアーゼ
NdeIの切断部位を意味する。 第2図は、下線を引いたヌクレオチドが天然に存在する
バクテリオファージT73m伝子10ヌクレオチドと異
なるヌクレオチドを表す50塩塁対の合成G10l分子
のDNA配^角 A 列を表す。()はE、  Co11 16S  rRN△に相補的なヌクレオチド廿↑ (すなわち塩基)を意味し、()は SD−配列を示す。(NdeI>は、 N d e I III限エンドヌクレアーゼによる天
然に存在するバクテリオファージエフ遺伝子10コード
配列中の切断部位を示す。 第3図は、ヌクレオチド447からヌクレオチド487
までの旦エ Co11 16S rRNAの配列を示す。本発明のG10L配列中に見出
される9ヌクレオチド配列も示されている。この9ヌク
レオチド配列は垂直線で示されたように16S  rR
NAと塩基対を作ることができる。 第4図は、” G 10 L ”と示されているG10
L配列を含む表現ベクターを示す。’P“は、宿主細胞
中でDNA配列の転写を起すことができるブロモ−ター
をコードするDNA配列を表す”コード領域“はポリペ
プチドをコードするDNA配列を表し、 ’ampR″はアンピシリン耐性遺伝子を表す。 第5図は、第1図に示されている合成G10L配列の構
築を示す。断片#1−#6は個々に合成されたオリゴヌ
クレオチドを示す。 第6図は、recAプロモーター(Prec)、G 1
0 L、配列(G10L>及び3−エノールビルビルツ
キメート5−フォスフェートシンターゼ(EPSP)D
NAコード配列を含むPMON5537発現ベクターの
構造を示す。 第7図は、recAプロモーター(Prec)、G10
L配列(G10L)及びアトリオペプチゲン(APqe
n)をコードする DNA配列を含んでいるPMON5515発現ベクター
の構築を示す。 第8図は、ウシ生長ホルモン(B G M )をコード
するDNA配列を持っているMl 3mD9の複製型(
RF)DNAを含む Ml 3mp9/BGHの構築を示す。 第9図は、オリゴヌクレオチド志向位置特異的突然変異
誘発によるBGH(P)コード配列からBGH(A)コ
ード配列を創り出すことを表している。 第10図は、recAプロモーター(Prec)、G1
0L配列(G10L)及びBGM (A)をコードする
配列を含むPMON5539発現ベクターの構築を示す
。 第11図は、recAブOモーター(PreG)、コン
トロールR,B、S、(コントロールS、D、)及びA
Pgenをコートすル配列を含むPMON5514発現
ベクターの構築を示す。 第12図は、recAプロモーター(Prec)、コン
トロールR,B、S (コントロールS、O,>及びB
GH(A)をコードする、  配列を含むPMON 5
551発現ベクターの構築を示す。

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)G10L配列を含む本質的に純粋な核酸の分子。
  2. (2)G10L配列がバクテリオファージT7遺伝子1
    0のコード配列の翻訳開始コドンの5′側隣接約100
    ケのヌクレオチドを含む特許請求の範囲第1項の分子。
  3. (3)G10L配列が第1図に示してあるヌクレオチド
    を含む特許請求の範囲第1項の分子。
  4. (4)G10L配列が第2図に示してあるヌクレオチド
    を含む特許請求の範囲第1項の分子。
  5. (5)G10L配列がバクテリアの16SrRNA配列
    に対し、相補的な非−シヤイン−ダルガーノ配列を含む
    特許請求範囲第2項の分子。
  6. (6)バクテリア16SrRNA配列が、 ¥E.¥¥Coli¥16SrRNΛ配列である特許請
    求の範囲第5項の分子。
  7. (7)E.Coli16SrRNA配列が 約447から487のヌクレオチドを含む特許請求の範
    囲の第6項の分子。
  8. (8)16SrRNA配列が以下の配列のヌクレオチド
    を含む特許請求の範囲第6項の分子。
  9. (9)XがもしくはU、mとnが0もしくは1で、少く
    とも1方が1、ZはA,G,AA,GGGA,UA,U
    AA,UUAAからなるグループから選ばれ、BはUA
    ,UG,UAC,UACC、UACUU及びUGUUC
    からなるグループより選ばれることを条件とする (Z)mXUU(B)n式で表わされる特許請求の範囲
    第2項の分子。
  10. (10)G10L配列がバクテリア16SrRNA配列
    に相補的な5から10のヌクレオチドを含む特許請求の
    範囲第9項の分子。
  11. (11)XがCである特許請求範囲第10項の分子。
  12. (12)mとnが共に1である特許請求の範囲第11項
    の分子。
  13. (13)mが1であり、nがゼロである特許請求の範囲
    第11項の分子。
  14. (14)ZがUUAA及びBがUAである特許請求の範
    囲12項の分子。
  15. (15)ZがAAで、BがUAである特許請求の範囲1
    2項の分子。
  16. (16)ZがUUAAである特許請求の範囲第13項の
    分子。
  17. (17)遺伝子操作によりG10L配列に結合させた異
    質DNAのコード配列をさらに含む特許請求の範囲の第
    2項の分子。
  18. (18)異質DNAのコード配列が、牛の生長ホルモン
    、豚の生長ホルモン及びアトリオペプチゲンからなるグ
    ループから選ばれたタンパクをコードする特許請求の範
    囲第17項の分子。
  19. (19)G10L配列に遺伝子操作で結合されたバクテ
    リアにおいて、遺伝子の発現を惹き起す能力のあるプロ
    モーターをさらに含む特許請求の範囲第17項の分子。
  20. (20)プロモーターが、¥rec¥Aプロモーター、
    トリプトファンプロモーター、テトラサイクリンプロモ
    ーター及びLambdaP_Lプロモーターからなるグ
    ループから選ばれる特許請求の範囲第19項の分子。
  21. (21)G10L配列に遺伝子操作で結合させた転写終
    結配列をさらに含む特許請求の範囲第19項の分子。
  22. (22)転写終結配列が、T4遺伝子23、ターミネー
    ター、P22遺伝子アントターミネーター、Co1E1
    ターミネーター並びにT7遺伝子10ターミネーターか
    らなるグループより選ばれる特許請求の範囲第21項の
    分子。
  23. (23)プロモーターが¥rec¥Aであり、異質DN
    Aコード配列がウシ生長ホルモンをコードする特許請求
    の範囲第19項の分子。
  24. (24)プロモーターが¥rec¥Aであり、異質DN
    Aのコード配列が、インスリン様生長因子 I をコード
    する特許請求の範囲第19項の分子。
  25. (25)プロモーターがrecAであり、異質DNAの
    コード配列がブタ生長ホルモンをコードし、転写終結配
    列がT7遺伝子10ターミネーターである特許請求の範
    囲第21項の分子。
  26. (26)プロモーターが¥rec¥Aであり、異質DN
    Aのコード配列がウシ生長ホルモンをコードし、転写終
    結配列がT7遺伝子10ターミネーターである特許請求
    の範囲第21項の分子。
  27. (27)異質タンパクをコードするDNA配列に遺伝子
    操作で結合させたG10L配列の発現を起すこと、そし
    てその際異質タンパクを得ることを含むバクテリアによ
    る異質タンパクを生産する方法。
  28. (28)G10L配列がバクテリオファージT7遺伝子
    10の翻訳開始コドンの5′側に隣接した約100ケの
    ヌクレオチドを含む特許請求の範囲第27項の方法。
  29. (29)G10L配列が第1図に示されたヌクレオチド
    配列を含む特許請求の範囲第27項の方法。
  30. (30)G10L配列が第2図に示したヌクレオチド配
    列を含む特許請求の範囲第27項の方法。
  31. (31)G10Lが、G10L16SrRNAホモロジ
    ー配列を含む特許請求の範囲第27項の方法。
  32. (32)G10L配列が、XがCもしくはUであり、少
    くとも一方が1であることを条件として、MとNが0も
    しくは1であり、ZがA,G、AA、GG,GA,UA
    ,UAA及びUUAAからなるグループから選ばれ、B
    が、UA,UG,UAC,UACU,UACUU及びU
    GUUCからなるグループから選ばれる式(Z)mXU
    U(B)nで示される特許請求の範囲第28項の方法。
  33. (33)G10L配列が、バクテリアの16SrRNA
    配列に相補的である5から10ヌクレオチドを含む特許
    請求の範囲第32項の方法。
  34. (34)XがCである特許請求の範囲第33項の方法。
  35. (35)mとnがともに1である特許請求の範囲第34
    項の方法
  36. (36)mが1、nがゼロである特許請求の範囲第34
    項の方法
  37. (37)ZがUUAAでBがUAである特許請求の範囲
    第35項の方法。
  38. (38)ZがAAであり、BがUAである特許請求の範
    囲第35項の方法、
  39. (39)ZがUUAAである特許請求の範囲第36項の
    方法
  40. (40)異質タンパクが、ウシ生長ホルモン、ブタ生長
    ホルモン、アトリオペプチゲンからなるグループから選
    ばれる特許請求の範囲第28項の方法
  41. (41)遺伝子がプラスミツド上で運ばれる特許請求の
    範囲第28項の方法
  42. (42)プラスミツドがpMON5515、pMON5
    539、pMON5557及び pMON5647からなるグループより選ばれるプラス
    ミツドである特許請求の範囲第41項の方法
  43. (43)バクテリアがE.Coliである特許請求の範
    囲第41項の方法。
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