JPS63289370A - アルミニウム製ピストン - Google Patents
アルミニウム製ピストンInfo
- Publication number
- JPS63289370A JPS63289370A JP12116987A JP12116987A JPS63289370A JP S63289370 A JPS63289370 A JP S63289370A JP 12116987 A JP12116987 A JP 12116987A JP 12116987 A JP12116987 A JP 12116987A JP S63289370 A JPS63289370 A JP S63289370A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- treatment
- aluminum
- inner peripheral
- ring groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 17
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 17
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 abstract description 9
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- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 abstract description 2
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N Alumina Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 5
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- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/02—Light metals
- F05C2201/021—Aluminium
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は例えば内燃エンジンに使用されるアルミニウム
製ピストンに関する。
製ピストンに関する。
(従来の技術)
第2図に示すように、内燃エンジンのアルミニウム製ピ
ストンlは、その上端面1aが図示しない燃焼室に臨み
、側面1b上部には第1及び第2リング溝IC及び1d
、オイルリング溝1eが夫々穿設されている。そして、
このピストン1の上記オイルリング溝1eの下方にはピ
ストンピン(図示せず)を回転自在に軸支するための軸
受部1fが形成され、前記ピストンピンと当該軸受部1
fとの間に潤滑油を供給するための油通路1gが設けら
れている。
ストンlは、その上端面1aが図示しない燃焼室に臨み
、側面1b上部には第1及び第2リング溝IC及び1d
、オイルリング溝1eが夫々穿設されている。そして、
このピストン1の上記オイルリング溝1eの下方にはピ
ストンピン(図示せず)を回転自在に軸支するための軸
受部1fが形成され、前記ピストンピンと当該軸受部1
fとの間に潤滑油を供給するための油通路1gが設けら
れている。
そして、かかるピストンlにおいては、通常、その上端
面1aから第1リング溝IC内周面までの領域にアルマ
イト処理を施すことにより、酸化皮膜2が形成されてい
る。従来、このアルマイト処理については、処理面の硬
度の向上、及び熱伝導率の低下の2つの効果が知られて
いる。即ち、ピストン上端面においては、図示しない燃
焼室の熱がピストン本体に伝達されることにより生じる
熱損失が防止され、一方、第1リング溝IC内周面にお
いては、当該内周面の摩耗、ヘタリ等が防止される。
面1aから第1リング溝IC内周面までの領域にアルマ
イト処理を施すことにより、酸化皮膜2が形成されてい
る。従来、このアルマイト処理については、処理面の硬
度の向上、及び熱伝導率の低下の2つの効果が知られて
いる。即ち、ピストン上端面においては、図示しない燃
焼室の熱がピストン本体に伝達されることにより生じる
熱損失が防止され、一方、第1リング溝IC内周面にお
いては、当該内周面の摩耗、ヘタリ等が防止される。
(発明が解決しようとする問題点)
上記したアルマイト処理により形成された酸化皮膜2は
表面一度の向上及び熱損失低減効果を有するものの、軸
受部If、ピストンlの側面下部即ちスカート摺動部1
h等の摺動面に形成されると、この酸化皮膜とアルミニ
ウムの熱膨張係数の相違から当該酸化皮膜に亀裂が生し
、従来、この亀裂が摺動性を損なうものと考えられてい
た。従って、上記したアルマイト処理を施す場合、上記
したピストン1の上端面1a及び第1リング溝1c内周
面のみに処理を行うために、これらの領域を除く領域を
マスキングすることが必要であり、加工コストの上昇が
避は難いという問題があった。
表面一度の向上及び熱損失低減効果を有するものの、軸
受部If、ピストンlの側面下部即ちスカート摺動部1
h等の摺動面に形成されると、この酸化皮膜とアルミニ
ウムの熱膨張係数の相違から当該酸化皮膜に亀裂が生し
、従来、この亀裂が摺動性を損なうものと考えられてい
た。従って、上記したアルマイト処理を施す場合、上記
したピストン1の上端面1a及び第1リング溝1c内周
面のみに処理を行うために、これらの領域を除く領域を
マスキングすることが必要であり、加工コストの上昇が
避は難いという問題があった。
又、ピストンの下部側面即ちスカート摺動面1hやピス
トンピン軸受部1g内周面においては、潤滑油を供給し
ているにもかかわらず、スカッフィングや摩耗等が発生
するという不具合もあった。
トンピン軸受部1g内周面においては、潤滑油を供給し
ているにもかかわらず、スカッフィングや摩耗等が発生
するという不具合もあった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、表
面のアルマイト処理工程が簡単で、且つスカート摺動面
やピストンピン軸受部のスカッフィング、摩耗等の発生
が防止されたアルミニウム製ピストンを提供することを
目的とする。
面のアルマイト処理工程が簡単で、且つスカート摺動面
やピストンピン軸受部のスカッフィング、摩耗等の発生
が防止されたアルミニウム製ピストンを提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、アルマイト処理面が低い摩耗係数と高い耐ス
カツフ性とを有していることを新たに見出すとともに、
アルマイト処理面とアル−ミニラムとの熱膨張係数の相
違により、アルマイト処理面に生じる亀裂は、従来、有
害なものと考えられていたが、この亀裂に油滴が侵入す
ると、却って、上記特性が助長されるという新たな認識
に基づくものである。
カツフ性とを有していることを新たに見出すとともに、
アルマイト処理面とアル−ミニラムとの熱膨張係数の相
違により、アルマイト処理面に生じる亀裂は、従来、有
害なものと考えられていたが、この亀裂に油滴が侵入す
ると、却って、上記特性が助長されるという新たな認識
に基づくものである。
即ち、上記目的を達成するために本発明のアルミニウム
製ピストンによれば、少なくともピストンの上端面、側
部摺動面、リング溝面及びピストンピン軸受部内周面に
、アルマイト処理が施されていることとしたものである
。
製ピストンによれば、少なくともピストンの上端面、側
部摺動面、リング溝面及びピストンピン軸受部内周面に
、アルマイト処理が施されていることとしたものである
。
(作用)
ピストンの略全面にアルマイト処理を施すため、マスキ
ングが不要となり、加工コストが大幅に低減される。更
に、スカート摺動面及びピストンピン軸受部においては
、潤滑油通路を形成することなく、良好な耐スカツフ性
及び耐摩耗性を発揮させることができる。
ングが不要となり、加工コストが大幅に低減される。更
に、スカート摺動面及びピストンピン軸受部においては
、潤滑油通路を形成することなく、良好な耐スカツフ性
及び耐摩耗性を発揮させることができる。
(実施例)
以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述する
。
。
アルミニウム製のピストン11の上端面11a、その側
面11bにおいて、第1及び第2リング溝11C及び1
1d、オイルリング溝11eの内周面、ピストンピン軸
受部11f内周面の全面にアルマイト処理による酸化皮
膜12が形成されている。尚、ピストン11の下面11
gにはアルマイト処理面を必ずしも形成しなくともよい
。このアルマイト処理は通常の方法、例えば、アルミニ
ウムの陽極酸化法により行うことができる。そして、本
発明においては、ピストン11の露出した面の略全面に
アルマイト処理が施されるため、処理時にマスキングを
行う必要がなく、工程が極めて簡便であるという利点を
有する。
面11bにおいて、第1及び第2リング溝11C及び1
1d、オイルリング溝11eの内周面、ピストンピン軸
受部11f内周面の全面にアルマイト処理による酸化皮
膜12が形成されている。尚、ピストン11の下面11
gにはアルマイト処理面を必ずしも形成しなくともよい
。このアルマイト処理は通常の方法、例えば、アルミニ
ウムの陽極酸化法により行うことができる。そして、本
発明においては、ピストン11の露出した面の略全面に
アルマイト処理が施されるため、処理時にマスキングを
行う必要がなく、工程が極めて簡便であるという利点を
有する。
以下に作用を説明する。
エンジンの始動と共に、ピストン11は図示しないシリ
ンダ内を上下方向に摺動する。この時、ピストンlの上
端面11a及び側面11bの全面に熱伝導率の低い酸化
皮膜12がアルマイト処理により形成されているので、
当該ピストン11の上端面11aが臨んでいる燃焼室(
図示せず)からの熱はピストン11に伝達されず、熱損
失が防止され、その結果、燃費が向上する。又、ピスト
ン11の軸受部11f内周面及びスカート摺動面11h
にアルマイト処理による酸化皮膜12が形成されている
ので、耐摩耗性及び耐スカツフ性が向上し、特にスカー
ト摺動面での摩擦が低減されるので、エンジン性能が向
上する。更に、ピストン11の温度が上昇すると、アル
ミニウムとアルマイト処理による酸化皮膜12との熱膨
張係数の差に起因して、酸化皮膜に亀裂が生じるが、こ
の亀裂内に潤滑油が侵入して却って上記特性、即ち、耐
摩耗性及び耐スカツフ性の向上を促進する結果となる。
ンダ内を上下方向に摺動する。この時、ピストンlの上
端面11a及び側面11bの全面に熱伝導率の低い酸化
皮膜12がアルマイト処理により形成されているので、
当該ピストン11の上端面11aが臨んでいる燃焼室(
図示せず)からの熱はピストン11に伝達されず、熱損
失が防止され、その結果、燃費が向上する。又、ピスト
ン11の軸受部11f内周面及びスカート摺動面11h
にアルマイト処理による酸化皮膜12が形成されている
ので、耐摩耗性及び耐スカツフ性が向上し、特にスカー
ト摺動面での摩擦が低減されるので、エンジン性能が向
上する。更に、ピストン11の温度が上昇すると、アル
ミニウムとアルマイト処理による酸化皮膜12との熱膨
張係数の差に起因して、酸化皮膜に亀裂が生じるが、こ
の亀裂内に潤滑油が侵入して却って上記特性、即ち、耐
摩耗性及び耐スカツフ性の向上を促進する結果となる。
従って、通常の潤滑で足りるため、従来のように、ピス
トンピン軸受部に開口する潤滑油通路等を特別に形成す
る必要がないという利点がある。
トンピン軸受部に開口する潤滑油通路等を特別に形成す
る必要がないという利点がある。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明のアルミニウム製ピストン
によれば、少なくともピストンの上端面、側部摺動面、
リング溝面及びピストンピン軸受部内周面に、アルマイ
ト処理が施されていることとしたので、アルマイト処理
時のマスキングを必要とせず、加工コストが大幅に低減
される。更に、ピストンピン軸受部及び側面のスカート
摺動面においては、特に潤滑油通路を形成することなく
。
によれば、少なくともピストンの上端面、側部摺動面、
リング溝面及びピストンピン軸受部内周面に、アルマイ
ト処理が施されていることとしたので、アルマイト処理
時のマスキングを必要とせず、加工コストが大幅に低減
される。更に、ピストンピン軸受部及び側面のスカート
摺動面においては、特に潤滑油通路を形成することなく
。
摩耗及びスカッフィングの発生が有効に防止される。
第1図は本発明のアルミニウム製ピストンの一部拡大縦
断面図、第2図は従来のアルミニウム製ピストンの一部
拡大縦断面図である。 11・・・ピストン、lla・・・上端面、llb・・
・側面、llf・・・軸受部、llh・・・スカート摺
動面、12・・・酸化皮膜(アルマイト処理面)。
断面図、第2図は従来のアルミニウム製ピストンの一部
拡大縦断面図である。 11・・・ピストン、lla・・・上端面、llb・・
・側面、llf・・・軸受部、llh・・・スカート摺
動面、12・・・酸化皮膜(アルマイト処理面)。
Claims (1)
- 少なくともピストンの上端面、側部摺動面、リング溝面
及びピストンピン軸受部内周面に、アルマイト処理が施
されていることを特徴とするアルミニウム製ピストン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12116987A JPS63289370A (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | アルミニウム製ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12116987A JPS63289370A (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | アルミニウム製ピストン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63289370A true JPS63289370A (ja) | 1988-11-25 |
Family
ID=14804553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12116987A Pending JPS63289370A (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | アルミニウム製ピストン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63289370A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1164278A2 (en) * | 2000-06-13 | 2001-12-19 | Twinbird Corporation | Stirling cycle engine |
JP2013170555A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-02 | Mazda Motor Corp | 断熱構造体及びその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59121256A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-13 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のピストン |
-
1987
- 1987-05-20 JP JP12116987A patent/JPS63289370A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59121256A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-13 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のピストン |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1164278A2 (en) * | 2000-06-13 | 2001-12-19 | Twinbird Corporation | Stirling cycle engine |
EP1164278A3 (en) * | 2000-06-13 | 2002-12-18 | Twinbird Corporation | Stirling cycle engine |
JP2013170555A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-02 | Mazda Motor Corp | 断熱構造体及びその製造方法 |
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