JPS63288676A - 自動釘打機 - Google Patents

自動釘打機

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JPS63288676A
JPS63288676A JP19656087A JP19656087A JPS63288676A JP S63288676 A JPS63288676 A JP S63288676A JP 19656087 A JP19656087 A JP 19656087A JP 19656087 A JP19656087 A JP 19656087A JP S63288676 A JPS63288676 A JP S63288676A
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JP
Japan
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nail
tip
nose
driving
blade
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JP19656087A
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三郎 杉田
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KANEMATSU DEYUO FUASUTO KK
KANEMATSU DUO FAST KK
Original Assignee
KANEMATSU DEYUO FUASUTO KK
KANEMATSU DUO FAST KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動釘打機に関し、特に、所定間隔で多数の
釘を取外し可能に保持した釘保持帯を使用して、釘打機
のブレードの移動進路中に形成された釘の打込室へ釘を
自動的に送り、保持帯を段階的に進めて、釘を壁等の対
象物に打込むことのできる自動釘打機に関する。
従来の技術 自動釘打機は多くの種類のものが開発されており、普通
のものとして、所定間隔で多数の釘を保持した釘保持帯
を使用し、釘打機のブレードの移動進路中に形成された
釘打込室へ釘を自動的に送り、釘保持帯を段階的に進め
て、釘を壁等の対象物に連続的に打込むことのできる自
動釘打機があり、建築現場等では欠かすことのできない
工具となっている。
特公昭43−2198号公報には、上記の釘打機の1例
が開示されている。この公報記載の釘打機は、所定間隔
で多数の釘を取外し可能に保持した釘保持帯を使用し、
該釘保持帯から釘を外してその釘を釘打機のブレードの
移動進路中に形成された釘打込室へ送る押し込み手段と
、保持帯を段階的に進めて、釘が外された保持帯を排出
するように案内する保持帯案内手段とを備えており、ト
リガを引くことによって釘が連続的に打込まれるように
構成され、更に、この釘打機は、釘保持帯が、釘打機の
ハンドルに隣接して設けられたマガジンに収納され、こ
のマガジンから釘保持帯が釘の保持帯案内手段に送られ
、釘を除去した後の保持帯は、釘打機の側面方向に排出
されるように構成されている。
上記の釘打機は、ハンドルの反対側に保持帯が排出され
ず、不要の保持帯が釘打機の側面方向に排出されるので
、釘打機のハンドルとは反対側の壁面に釘打機を近接で
きる利点があり、また、瓦等の打込対象物の穴に釘を打
込む場合にも、その打込位置を決め易いという利点があ
る。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の釘打機において、瓦等の打込位置
を決める際に、瓦そのものを適正な位置に配置できれば
更にその作業が楽になる。
従って、本発明の目的は、瓦そのものを適正な位置に配
置できる自動釘打機を提供することにある。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本発明によれば、所定間隔
で多数の釘を取り外し可能に保持した釘の保持帯を使用
し、該保持帯から釘を外してその釘を釘打機のブレード
の移動進路中に形成された釘の打込室へ送る押し込み手
段と、保持帯を段階的に進めて、釘が外された保持帯を
側面方向に排出するように案内する保持帯案内手段とを
備えた自動釘給送装置を有する自動釘打機であって、ノ
ーズ先端部には、ブレードによって打撃された釘の進行
によって開放できるように枢支された一対のチャックが
設けられ、ブレードの後退時においてブレード後端部の
ピストンに供給されるリターンチャンバからの空気圧力
が、前記釘の押し込み手段によって釘打込室に送られた
釘の頭部にも与えられ、該釘が打込室からノーズ先端部
へ移動してその釘の先端部が前記チャックの先端部より
突き出すように構成されていることを特徴とする自動釘
打機が提供される。
実施例 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。先ず、第1図及び第2図を用いて本発明による
自動釘打機の概略的構成について説明する。
第1図及び第2図は、本発明に係る自動釘打機lの全体
概略図を示している。この実施例に示した釘打機lは、
スレート等の平たい瓦を屋根に打込むのに適している。
釘打機1のハウジング2にはハンドル3が形成され、ハ
ンドル3には、コイル状に巻回された釘の連設体を収容
するマガジン4が取付けられ、マガジン4から釘打機1
の先端部(図の下端側の端部)のノーズとともに設けら
れた釘の給送装置5によって、釘が連続的に供給される
。釘打機1のハウジング2のハンドル3の端部には、圧
力流体としての圧縮空気を供給するニブプル6が設けら
れ、ここから圧縮空気が供給される。供給された圧縮空
気は、トリガレバ−7を引くと、ハウジング2の本体部
分に設けられた主ピストンシリンダ手段のピストンの背
面(第1図の左側上端)に圧縮空気が供給され、該ピス
トンに取付けられたブレード8が急激に図の下方に移動
させられ、給送装置5から送られる釘を打撃し、例えば
、瓦等を屋根等の対象物に打込む。打込んだ後、例えば
、トリガレバ−7を離すと、ブレード8は元の位置すな
わち静止状態に戻され、この復帰工程において、給送装
置5は次の釘をノーズの釘打込室に配置する。
釘打機には、一般に、ノーズの先端部が屋根等の対象物
に押しつけられない限り、釘の打込みを防止するための
安全機構が設けられる。例示の釘打機1のノーズ9の先
端部にも、安全機構10が設けられ、対象物にノーズ9
の先端部が押しつけられない限り、トリガレバ−7を引
いてもブレード8は移動しない。従って、釘の誤射を防
止することができる。また、この安全機構には、その押
し込み深さを変化させることにより、釘の打込深度の調
整手段を設けることもできる。
そして、ハウジング2の本体部分の端部(第1図の上端
部)には、釘打機1を覆い該釘打機ハウジング2より一
回り外方に張り出した弾性材で且つ高摩擦係数の材料で
成るリング状部材11を設けることがきる。このリング
状部材11により、屋根部分等の傾斜面に釘打機1を置
いても、釘打機は屋根を滑り落ちることがなくなり、ま
た、釘打機本体の重い部分が瓦等の割れ易いものに接触
しないので、破損防止にもなる。なお、このリング状部
材11は、図示の位置に限らず任意の位置に取付けるこ
とができる。例えば、ハンドル3の周囲やマガジン4の
周縁部分に設けてもよく、更には複数の個所に取付けて
もよい。
また、例示の釘打機1の場合、第2図に明らかなように
、釘を打込んだ後の保持帯16は釘打機1の給送装置5
の側面から排出される。従って、安全機構10が設けら
れたノーズ9の側には不要の保持帯が排出されないので
、液面を例えば近接する壁面等にも十分に近づけること
ができるし、また、瓦等の打込対象物の穴に釘を打込む
場合にも、その打込位置を決め易いという利点がある。
第3図以降には、釘の給送装置5及びノーズ9の部分が
詳細に示されている。給送装置5及びノーズ9は、相互
に一体的に形成されて釘打機1の先端側を構成している
。従って、以下の説明における給送装置5とノーズ9に
ついては、必要がない眼り区別して説明しない。
なお、給送装置5の主たる役割は、両側の側縁の対向直
立タブに軸部を渡して支持することにより所定間隔で多
数の釘を取外し可能に保持した釘保持帯12(特公昭4
6−4040号公報参照)を、マガジン4から引き出し
てそのまま多針をノーズ9の打込室に送ることであり、
ノーズ9の主たる役割は、ブレード8の先端部を案内し
て打込室から瓦等の取付は部材を屋根板等に打込むこと
であり、ノーズ9には、先の説明のように安全機構10
も設けられる。
先ず、第3図〜第6図を参照すると、給送装置。
5及びノーズ9の左側面図、正面図、右側面図及び第4
図の矢印■方向から見た平面図が示されている。なお、
第4図〜第6図において説明の便宜上、一部において切
除された断面図が示されており、特に、第4図では、説
明の便宜上、通常有るべきカバーが外され、想像線でそ
の輪郭が示されている。また、第7図〜第9図はそれぞ
れ、第4図の■−■線断面図、第3図の■−■線断面図
、及び第4図のIX−IX線断面図を示している。これ
らの図面から明らかなように、給送装置5とノーズ9は
、釘打機1のハウジング2の先端部(図面では下端側部
分)にねじ等によって固く連結される基体14と、該基
体14に対して保持帯12及び釘13を打込室に案内す
る壁面を形成するカバー15とを備え、このカバー15
は、ヒンジ16によって開閉できるように基体14に取
付けられている。なお、このカバー15は第1図に図示
のように、マガジン4の開閉蓋によって重ねられ、該開
閉蓋を閉じるとその開閉が自由にできないようにロック
されるのが好ましく、これにより、釘打機の作動中に不
用意に外れる事故を防ぐことができる。
本実施例による自動釘打機の給送装置5においては、特
公昭46−4040号公報に記載されるのと同様の、両
側の側縁の対向直立タブに軸部を。
渡して支持することにより所定間隔で多数の釘13を取
外し可能に保持する釘保持帯12(第2図、第5図及び
第7図を参照)が使用される。このため、給送装置5に
は、マガジン4から釘付の保持帯12を引き出して釘を
ノーズ9の打込室18の近くに案内し、釘を除去した後
の保持帯を排出する針保持帯案内手段と、打込室近くに
案内された釘13を保持帯12から外して打込室に押し
込む押し込み手段とが設けられている。また、ノーズ9
には、打込室18を含むブレード8の案内通路19が形
成されており、第4図のように、ノーズ先端部を打込位
置に向けると、釘13の自重、または主ピストンシリン
ダ装置20のリターンチャンバ21からの残り空気圧に
よって、釘13はノ−ズの先端部の穴23から少し外側
に突出する。
なお、釘13が落下しないように、案内通路19の先端
部は先細に形成されている。このように、釘13を少し
突出させているため、平板状瓦部材(図示せず)の穴に
確実に釘を位置決めすることができ、更に、この釘部分
を瓦部材の穴に入れた状態にすれば、釘打機のノーズを
移動させることにより、該瓦部材の位置を適正な位置に
屋根板上でずらすことができる。
給送装置5の針保持帯案内手段は、釘付の保持帯12の
底面に形成された送り穴に係合して8釘13を進める回
転可能に取付けられた円筒状部材25と、該円筒状部材
25を一方向にのみ回転させるラチェツト爪26と、該
ラチェツト爪26を往復動させるピストンシリンダ装置
27と、ピストンシリンダ装置27に釘打機のリターン
チャンバ21からの空気圧を供給する通路(図示せず)
とを備えている。円筒状部材25の回転のため、該円筒
状部材の外周であって側縁部分には、ラチェツト爪26
に噛み合う歯面28が一定間隔て複数形成されている。
なお、このラチェツト爪26は円筒状部材25の2つの
側縁に形成された歯面28.28(第4図参照)に係合
するように二股状に形成されてもよく、これにより、円
筒状部材25を確実に回転させ、釘保持帯12を確実に
進める。この釘保持帯12の送りのため、ラチェツト爪
によって回転させられる円筒状部材25の外周面の中央
には突起29が一定間隔で複数設けられている。この突
起29は、釘保持帯12の底面に形成された送り穴に係
合して釘保持帯12を進行方向に進める。なお、円筒状
部材25は、第8図に最も良く示されるように、回転軸
30がノーズ基体14に回転可能に固定されている。ま
た、この回転軸30にはつまみ32が第8図の下端側に
設けられ、これにより、釘保持帯12の装填時において
円筒状部材25を手動で回転させることができる。
なお、第7図に最もよく示されるように、カバー15は
釘13を等間隔で保持した釘保持帯120案内のための
空間33を形成しており、このため、カバー15の表面
には第1図に示すように、隆起部分33゛が形成されて
いる。このように、隆起部分が設けられるのは、釘保持
帯12は、その両側縁に直立タブを有しこのタブに軸部
を渡して釘13を保持しているため、一定の高さの空間
を必要とするからである。また、カバー15の内側であ
って、このカバーに対面する側には、釘保持帯12の底
面が移動する溝が形成されている。
この溝には、円筒状部材25の突起29が突出しており
、これによって釘保持帯12を進める。なお、この溝部
1分の上流側の面には、釘保持帯12の逆送りを防止す
る弾性爪34が設けられるのが好ましい。更に、カバー
15には、打込室19に送られる1つ手前の釘13の逆
送りを防止するための肩部分36を有し、全体がばね3
5で付勢され且つ枢動可能に軸支された逆送防止部材3
7が設けられるのが好ましい。
釘13を保持帯12から打込室15に押し込む押し込み
手段は、保持帯12の両側縁に渡した釘13を釘の打込
室18に押し出す二股形状の押し込み部材38を含み、
該押し込み部材38は、ピストンシリンダ装置27のピ
ストン39に連結されている。更に詳しくは、押し込み
部材38はピストン39にボルトにより一体的に固定さ
れており、ピストンシリンダ装置27にリターンチャン
バ21から圧縮空気が送らるれと、装置内のコイルばね
40の力に抗して該ピストン39が竿7図の右側に移動
し、これにより、押し込み部材38も第7図の左側位置
から右側に移動し、円筒状部材25の回転によって送ら
れてくる次の釘の軸部を保持する位置に移動する。そし
て、圧縮空気がなくなると、コイルばね40の力により
ピストン39が第7図の位置に復帰し、同時に、押し込
み部材38も第7図の位置に復帰するので、釘が保持帯
から外されて打込室18へ移される。
押し込み部材38は二股状に形成されており、特に、そ
の脚部分42.42の間隔は、釘保持帯12の両側縁に
形成された各タブの外側に位置する間隔として形成され
、釘保持帯12に保持された釘13を打込室18に押し
込む。また、この押し込み部材38を第7図の左右に移
動できるようにするため、該押し込み部材38には、円
筒状部材25の回転軸30を逃げる長穴41が形成され
ている。
ラチェツト爪26は、ピストン39に連結された押し込
み部材38と連動するように連結されており、この連結
の様子は第7図に詳しく示されている。すなわち、ラチ
ェットユニット26は、回転軸43によって、押し込み
部材38に旋回可能に取付けられており、押し込み部材
38(ひいてはピストン39)の移動長さより短く移動
して円筒状部材25を所定角度だけ回転させるように、
回転軸43は、押し込み部材38の長穴44によって支
持されている。そして、ラチェツト爪26とピストン3
9との間には引っ張りばね45が取付けられ、ラチェツ
ト爪26を通常時第7図の時計方向へ回転するように引
っ張り、ピストン39の左側移動の際に、円筒状部材2
5の歯面28にラチェツト爪26が係合することが保証
されている。なお、ラチェツト爪26には、ピストン3
9に向けて水平に延びる延長部46が形成され、この延
長部46は、押し込み部材38のスライド部分47によ
ってラチェツト爪26の逆方向の回転を防止している。
押し込み部材38の釘の押し込み部分すなわち脚部分4
2の位置が、ピストンシリンダ装置27のピストン39
の軸芯からずれており、且つピストンシリンダ装置27
は、そのピストン39の軸芯が円筒状部材25の回転軸
30とラチェツト爪26の回転軸43との間に位置する
ように配置されている。このように配置することにより
、円筒状部材25とピストンシリンダ装置27が直列に
並ぶことがなくなり、しかも釘の押し込み力は十分に強
く維持したままで、給送装置5ひいてはノーズ9の小型
化を図ることができる。
第9図は、針保持帯12に長い釘を保持させた場合、そ
の軸部分を案内通路19内に配置及び保持するための逆
止爪49が設けられた例を示している。この逆止爪49
は、必須のものではなく、必要に応じて設ければよい。
本発明においては、第4図及び第8図に示すように、釘
の案内通路19の先端部は、先細に形成されている。し
かし、釘をブレード8によって打込むと、該先端部は開
き釘を外へ打込む。このため、ノーズ先端部は一対のチ
ャック50.50によって構成されている(第3図参照
)。各チャック50は、回転軸51によって支持されて
おり、通常時にはばね52によって閉じる方向に付勢さ
れている。なお、このチャックは、釘の打込みによって
十分に開くように、それぞれ長く形成されている。
釘の給送及び打込の動作について説明する。先ず、マガ
ジン4の蓋を開け、また給送装置5のカバー15を開け
る(第4図を参照されたい)。そして、マガジン4から
釘13を保持した針保持帯12を引き出し、この針保持
帯12の底面の送り穴に円筒状部材25の突起29を合
わせ、つまみ32の回転によって先頭の釘を逆送防止部
材37の肩部分36に係合させる。この状態において、
カバー15を閉じ、マガジン4の蓋も閉じる。これで、
釘の打込の準備完了である。その後ノーズ9の先端部を
対象物に押し付けてトリガレバ−7を有効にし、該レバ
ーを引くとブレード8が駆動され、これにより、主ピス
トンシリンダ装置20のリターンチャンバ21に圧縮空
気が供給される。
この圧縮空気は給送装置5のピストンシリンダ装置27
のシリンダに供給され、ピストン39を第7図の右側へ
移動させ、押し込み部材38を左側へ移動させるととも
に、長穴44の分だけ遅れてラチェツト爪26が右側へ
移動し歯面28に係合して円筒状部材25を所定角度だ
け1ステツプ進める。これにより、釘13が打込室18
に隣接する位置に移動する。
そして、ブレード8が空打ちさせられると、リターンチ
ャンバ21に圧縮空気が溜められる。次に、トリガレバ
−7を釈放するとこのリターンチャンバ21の圧縮空気
の圧力がブレード後端部のピストンに供給され、ブレー
ド8が元の位置に復帰し始める。この復帰時、リターン
チャンバの圧縮空気の圧力が低くなり、コイルばね40
によってピストン39が第7図の位置に復帰し、押し込
み部材38の脚部分42.42が釘を保持帯12から外
して打込室18に押し込む。この押し込みによって、釘
13は打込室18に移動する。打込室18に移動させら
れた釘13の頭部には、やや低くなってはいるがリター
ンチャンバ21からの空気圧力が与えられ、該釘が打込
室から案内通路19を通ってノーズ先端部へ移動し、そ
の釘の先端部が前記チャック50.50の先端部より突
き出すように構成されている(第4図参照)。
なお、ピストン39の復帰の際には、ラチェツト爪26
は、ばね45の力に抗して回転軸43を中心に第7図の
反時計方向に旋回し、爪が円筒状部材25の歯面28に
は何ら係合せず、このため円筒状部材にも回転力を作用
させない。
第4図の状態でトリガレバ−7を引くと、再度ブレード
8が駆動され、案内通路19から先端部を少し突出した
釘13が該ブレード8によって打込まれ、打込の後ブレ
ード8は復帰する。そしてこの復帰により、次の釘13
が再び案内通路19に送りこまれて、打込の用意が完了
する。以下この順序で釘の打込作業が行われる。なお、
釘13がはずされた後の保持帯12は、給送装置5の側
面から排出される。この様子が第2図及び第7図に示さ
れている。以上が例示の釘打機の釘の給送及び打込み動
作の説明である。
ノーズ9には安全機構10が設けられている。
この安全機構10は、第1図、第3図、第4図及び第8
図に示されており、第1図及び第4図に示すように、チ
ャック50の左側すなわちマガジン4の反対側に設けら
れている。安全機構10は、1枚の可動板54と、この
可動板54からトリガレバ−7の引き全作用を有効にす
るように延びるアーム55(第1図参照)を備え、ノー
ズ先端部を屋根等の対象物に押し付けると、トリガレバ
−7が有効に作用する。可動板54には、チャック50
の回転軸51に対して上下にスライドできるように、回
転軸51の位置には長穴56が形成されている。そして
、この可動板54を下方に押圧するように付勢するばね
57が、基体14と可動板54の立ち上がり片58との
間に設けられている。なお、可動板54のスライドの方
向が上下に規制されるように、ノーズの基体14には、
チャック50の旋回を邪魔しない位置に、2つのピン5
9.59が設けられ、各ピン59に対して長大60が構
成される。更に、ばね57の部分には、可動板が上下に
スライドでき且つばね57が支持されるように棒状体6
1が取付けられている。
上記安全機構10の部分には、釘の打込深度の調整装置
を取付けることができる。本実施例においては、可動板
54の先端部に打込深度調整装置63(第3図参照)が
設けられている。該打込深度調整装置は、第3図に示す
ように、可動板54の先端部に配置され、先端部より突
出できる細長い可動板64と、安全機構の可動板54の
下端に固着され、前記の可動板64を釘打機lの上下方
向にスライド可能に保持するほぼ半円形状の案内板65
と、該案内板に回転可能に取付けられ、前記の可動板6
4の長大に嵌合して回転により可動板64を上下させて
その突出量を調整する回転カム部材66と、この回転カ
ム部材66を回転させるレバー67とから成る。
かかる構成で成る打込深度調整装置63は、第3図に示
すように、レバー67を左右に旋回させると可動板64
の突出量が変化してブレード8の釘13に対する打込長
さが相対的に変化し、これにより、釘の打込深度が調整
される。更に詳しくは、レバー67を反時計方向に回す
と、回転カム部材66のカム部分が可動板64を上方に
移動させ、該可動板64の突出量が減り、釘13の打込
深度が深くなる。逆に、レバー67を時計方向に回すと
、可動板64の突出量が増し、釘13の打込深度が浅(
なる。なお、レバー67の回転角に対する可動板64の
突出量を計るため、レバーに突起を設けるとともに、案
内板65の表面にレバーの突起に係合するクリック穴6
8を複数設けるのが好ましい。これによって、レバー6
7の旋回量が規定され、この旋回量を、可動板64の打
込深度の目盛りに換えることができる。
第4図に示すように、本実施例では、安全機構の可動板
54の裏面の先端部の側には、釘13の先端部を案内す
る案内板69が設けられる。この案内板69により、釘
13の先端部がノーズの針案内通路19から真っ直ぐに
案内され、釘13の打込不良を最少にすることができる
。なお、この案内板69は、細長い板ばね材で成るのが
好ましく、先端部は、第4図に図示のように、釘13の
先端部の側に曲がり、釘13と弾性的に係合して釘13
の頭部が通過できるようになっている。また、その係合
部分には三角形状の切り込みが形成されて打込前に突出
した釘軸部の先端部分をその切り込みで案内するように
形成されているのが好ましい。
更に、本実施例の釘打機の給送装置5及びノーズ9を構
成する基体14の先端部には、第5図及び第6図に示す
ように、延長アーム70が下方に延びて、このアーム7
0には瓦や屋根等の対象物に対してころがり接触するボ
ール71が設けられる。このボール71によって、例え
ば、瓦等の、釘打機のノーズ先端部の接触によって壊れ
易いものが対象物であっても、それを壊したりあるいは
割ることなく簡単に位置決めすることができる。
なお、このボール70は、ローラによって置き換えても
よく、またその位置も、図示の位置に限られず、例えば
、ノーズ先端部にも設けることができる。
実施例の本発明に係る部分の作用 上記したように、本発明に係る実施例の構成、すなわち
、チャック50とこれに関連するノーズ部分の構成によ
り、先ず、ブレード8が空打ちさせられると、リターン
チャンバ21に圧縮空気が溜められる。次に、トリガレ
バ−7を釈放するとこのリターンチャンバ21の圧縮空
気の圧力がブレード後端部のピストンに供給され、ブレ
ード8が元の位置に復帰し始める。他方、釘の給送装置
5では、コイルばね40によってピストン39が第7図
の位置に復帰し、押し込み部材38の脚部分42.42
が釘を保持帯12から外して打込室18に押し込み、釘
13を打込室18に移動させる。打込室18に移動させ
られた釘13の頭部には、リターンチャンバ21からの
空気圧力が釘の頭部に与えられ、該釘が打込室から案内
通路19を通ってノーズ先端部へ押し出され、第4図に
示すように、その釘の先端部がチャック50.50の先
端部より突き出す。
従って、本発明の構成によれば、釘の先端部がノーズの
先端部から突き出しているので、瓦等の屋根材の取付は
穴を探るのに利用でき、また穴に入れた状態で瓦等を適
正位置にずらすことができる。この点に関して、図面を
参照しながら説明する。
第10図は、本発明による釘打機1を用いて複数の屋根
板75を屋根76に釘によって固定する様子を示してい
る。この図に明らかなように、釘打機lのノーズ10の
チャック50.50からは釘13の先端部77が突出し
ており、この突出した針先端部77を屋根板75の釘穴
78に挿入すれば、屋根板75を引きするように移動さ
せることができる。
第11図は、1枚の屋根板75Aを、本発明による釘打
機を用いて、屋根76の所定の位置へ位置決めすること
とその位置へ固定することを図式的に示している。すな
わち、屋根板75Aの釘穴78A及び78Bが屋根板7
5Aを屋根76の所定の位置へ位置決めするのに利用さ
れる。更に詳しくは、釘穴78Δに釘打機1のノーズl
Oのチャック50から突出した釘13の先端部77が挿
入され、矢印へのように屋根板75Aをずらす。
この移動は、先に固定された屋根板75Bの上端に当た
ると停止させられ、この停止位置がそのまま屋根板75
Aの1つの固定位置となる(一点鎖線で示す位置)。
そして、屋根板75Aの釘穴78Bに針先端部77を挿
入して該屋根板をずらし、屋根板75Bの上端に当たる
まで移動させると、屋根板75Aの他の固定位置を定め
ることができる。これら2つの固定位置において、釘打
機lのトリガレバ−7を引けば、釘13はそのまま屋根
板75Aに打込まれ、屋根板75Aは一点鎖線で示す適
正な位置に固定される。なお、他の2つ釘穴78C及び
78Dにも釘を打込むことにより、屋根板75Aは一点
鎖線で示す位置に永久的に固定される。
発明の効果 本発明によれば、ノーズ先端部には、ブレードによって
打撃された釘の進行によって開放できるように枢支され
た一対のチャックが設けられ、ブレードの後退時におい
てブレード後端部のピストンに供給されるリターンチャ
ンバからの空気圧力が、釘の押し込み手段によって打込
室に送られた釘の頭部にも与えられ、該釘が打込室から
ノーズ先端部へ移動して釘の先端部がチャックの先端部
より突き出すように構成されているので、瓦等の屋根材
の取付は穴を探ることが確実に行え、釘の打込みが極め
て正確になる。また釘の先端部が、ノーズの先端部より
突出しているので、その釘の先端部を、打込み前の瓦材
等の打込用の穴に入れた状態で、該瓦材等をそのまま前
後左右に適正位置へずらすことができ、これによって、
屋根等の不自由な場所でも、その瓦材等を安全に且つ楽
に位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による釘打機の正面図、第2図は釘打機
の平面図、第3図は第1図の釘打機の給送装置及びノー
ズの左側面図、第4図は第3図の給送装置及びノーズに
ついてカバーを外し且つ一部を破断して示す正面図、第
5図は第3図の給送装置及びノーズの一部破断右側面図
、第6図は第4図の矢印■方向から見た一部破断乎面図
、第7図は第4図の■−■線断面図、第8図は第3図の
■−■線断面図、第9図は第4図のIX−IX線断面図
、第1O図は屋根板を釘の先端部によってずらすことを
示す説明図、第11図は第10図の屋根板の固定の様子
を示す平面図である。 符号の説明 ■・・・・・・釘打機     2・・・・・・ハウジ
ング3・・・・・・ハンドル    4・・・・・・マ
カシン5・・・・・・給送装置    7・・・・・・
トリガレバ−8・・・・・・ブレード    9・・・
・・・ノーズlO・・・・・・安全機構   11・・
・・・・保護部材12・・・・・・保持帯    13
・・・・・・釘14・・・・・・基体     15・
・・・・・カバー16・・・・・・ヒンジ    18
・・・・・・打込室19・・・・・・案内通路   2
1・・・・・・リターンチャンバ25・・・・・・円筒
状部材  26・・・・・・ラチェツト爪27・・・・
・・ピストンシリンダ装置29・・・・・・突起   
  32・・・・・・つまみ34・・・・・・弾性爪 
   35・・・・・・ばね37・・・・・・逆送防止
部材 38・・・・・・押し込み部材39・・・・・・
ピストン   40・・・・・・コイルばね45・・・
・・・引っ張りばね 46・・・・・・延長部47・・
・・・・スライド部分 49・・・・・・逆止爪50・
・・・・・チャック   51・・・・・・回転軸52
・・・・・・ばね     54・・・・・・可動板5
5・・・・・・アーム    63・・・・・・打込深
度調整装置64・・・・・・可動板    65・・・
・・・案内板66・・・・・・力Aa(S材   67
・・・・・・レバー69・・・・・・案内板    7
0・・・・・・延長アーム71・・・・・・ボール  
  75・・・・・・屋根板76・・・・・・屋根  
   77・・・・・・釘の先端部78・・・・・・屋
根板の釘穴 第10図 第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 所定間隔で多数の釘を取り外し可能に保持した釘の保持
    帯を使用し、該保持帯から釘を外してその釘を釘打機の
    ブレードの移動進路中に形成された釘の打込室へ送る押
    し込み手段と、保持帯を段階的に進めて、釘が外された
    保持帯を側面方向に排出するように案内する保持帯案内
    手段とを備えた自動釘給送装置を有する自動釘打機にお
    いて、ノーズ先端部には、ブレードによって打撃された
    釘の進行によって開放できるように枢支された一対のチ
    ャックが設けられ、ブレードの後退時においてブレード
    後端部のピストンに供給されるリターンチャンバからの
    空気圧力が、前記釘の押し込み手段によって釘打込室に
    送られた釘の頭部にも与えられ、該釘が打込室からノー
    ズ先端部へ移動してその釘の先端部が前記チャックの先
    端部より突き出すように構成されていることを特徴とす
    る自動釘打機。
JP19656087A 1987-08-06 1987-08-06 自動釘打機 Pending JPS63288676A (ja)

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JP19656087A JPS63288676A (ja) 1987-08-06 1987-08-06 自動釘打機

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JP (1) JPS63288676A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020006454A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 株式会社マキタ 打ち込み工具
JP2020121386A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 株式会社マキタ 打ち込み工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020006454A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 株式会社マキタ 打ち込み工具
JP2020121386A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 株式会社マキタ 打ち込み工具

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