JPS63288481A - タイミング制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はハードディスクドライブ装置のような磁気記録
再生装置に用いられるタイミング制御方式に関し、特に
セクタサーボ方式に基づくサーボ信号を正確なタイミン
グで抜き取り得るとともにデータ信号の記録再生を正確
なタイミングで行ない得るようにしたものである。

（従来の技術） 近年、磁気記録再生装置の高密度記録が一層進んでおり
、これに伴なうトラック密度の高密度化によってより高
いトラッキング精度が要求されている。

そこで、従来は磁気ディスクにトラッキングサーボ用の
サーボ信号をあらかじめ記録しておき、このサーボ信号
を再生しつつデータ信号を所定のトラックに記録したり
再生するセクタサーボ方式が提案されている。

そして、このセクタサーボ方式においては、第４図に示
す如く上記サーボ信号ＳＳを各トラック７ｎ、Ｔｎ＋１
のトラックセンタの両側で、かつ互いに時間軸方向にず
れるように記録しておき、これらサーボ信号の再生出力
レベルが等しくなるように記録しておき、これらサーボ
信号の再生出力レベルが等しくなるように磁気ヘッドＨ
ｅを移動させてトラッキングサーボを行なうようになっ
ている。

よって、このようなセクタサーボ方式において上記サー
ボ信号ＳＳは極めて重要なものであり、仮りに上記磁気
ヘッドＨｅの再生出力からサーボ信号の再生出力を抜き
取るタイミングがずれてしまうと正確なトラッキングが
を行なえなくなってしまう。

また、このサーボ信号ＳＳは各セクタの先頭部分に位置
しているため、このサーボ信号３ｓが記録されるサーボ
領域とデータ信号ＳＤが記録されるデータ領域には時間
軸方向に交互に位置することになる。

したがって、記録時にデータ信号Ｓ０の記録タイミンク
がずれてしまうと上記サーボ信号Ｓｓがデータ信号Ｓ。

の重ね書きによって欠落してしまうおそれがある。

そして、このような場合にも正確なトラッキングを行な
えなくなってしまう。

そこで、従来はＦＧ（周波数発生器）の出力又はスピン
ドルモータに設けられた回転角度センサのセンサ出力を
基準としてデータ信号の記録やサーボ信号の抜き取りの
タイミングを制御したり、ディスクにあらかじめタイミ
ング検出可能な信号を記録しておき、この信号に基づい
てタイミングを制御するものが提案されていた。

（発明が解決すべき問題点） ところが、上記センサ出力等に基づいてタイミングυ制
御を行なう場合には、温度変動に伴なう磁気ディスクの
不均一な膨張や磁気ヘッドを支持するアームの膨張、あ
るいは波形整形回路によるジッタによって、磁気ディス
クに配録されたサーボ信号と上記センサとの対応のとれ
た正確なタイミングｉ、ＩＪ　ｍが行なえなくなってし
まうという問題点がある。

また、磁気ディスクにタイミング検出可能な信号を記録
しておく場合には、ヘッド移動時においてこの信号とデ
ータ信号との識別が困難であり確実なタイミング制御が
行なえなくなってしまうという問題点がある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上述の如き実情に鑑みてなされたものであり、
サーボ信号の抜取りタイミング及びデータ信号の記録再
生タイミングを正確かつ確実に制御することができるタ
イミング制御方式を提供することを目的とする。

そして、本発明はこの目的を達成するために第１図に示
す如く、タイミング信号ＳＴとサーボ信号ＳＳとデータ
信号Ｓｏとが順次繰り返し記録される磁気ディスク１へ
のこれら信号の授受を行なう磁気記録再生装置における
タイミング１ｔｌＪＩＩＩ方式であって、上記磁気ディ
スク１の回転に応じたパルス信号ＳＰを出力するパルス
発生器２と、上記パルス信号再生直後のタイミング信＠
Ｓ丁を検出するタイミング信号検出回路３とを備え、上
記タイミング信号Ｓ丁を基準タイミングとしてサーボ信
号ＳＳを抜き取るためのサーボゲートパルスＰ、を生成
するとともに、上記データ信号Ｓｏが記録再生されるデ
ータ領域の開始を示すセクタマーク信号３ｓｃを生成し
、これらサーボゲートパルスＰ。及びセクタマーク信号
Ｓｓｃに基づいてサーボ信号ＳＳの抜取りタイミング及
びデータ信号Ｓｏの記録再生タイミングを決定すること
を特徴とするタイミング制御方式を提供するものである
。

（作　用） 上）ホの如きタイミング＄１１ｔｌＪ方式によれば、磁
気ディスク１に予じめ記録されたタイミング信号δ１を
ｌ準として生成されたサーボゲートパルスＰａ及びセク
タマーク信号ＳＳＣに基づいてサーボ信号ＳＳの抜取り
タイミング及びデータ信号Ｓ。

の記録再生タイミングを決定するため、上記磁気ディス
ク１の膨張や収縮等があった場合にもこれらの変動を受
けることなく極めて正確かつ確実なタイミングυ制御を
実現することができる。

また、上記タイミング信丹Ｓ丁は、ディスクの回転に応
じたパルス信号Ｓｐが再生された直後に再生されたもの
を検出するようにしたため、このタイミング信号ＳＴと
データ信号Ｓ。どの判別も容易であり、さらに上記パル
ス信号ＳＰの出力タイミングが多少変動したとしても上
述の如き抜取りタイミングや記録再生タイミングが直ち
に狂ってしまうこともない。

このように、本発明によれば、前述の如き従来り問題点
をすべて解決することができる。

（実施例） 以下、本発明に係る好適な実施例を第１図ないし第３図
を用いて詳細に説明する。

第１図は本発明に係るタイミング制御方式を実現するた
めの磁気記録再生装置の要部を示すブロック図、第２図
はこの磁気記録再生装置における記録媒体である磁気デ
ィスク１の各種信＠領域を模式的に示す図である。

第２図に示す如く、この磁気ディスク１には時間軸方向
（矢印六方向）にタイミング信号ＳＴとサーボ信号３ｓ
及びデータ信号Ｓ０が順次繰り返し記録されて同心円状
のトラックＴｎ、Ｔｎ＋１を形成しており、上記タイミ
ング信号ＳＴとサーボ信号ＳＳとの間には各々無信号領
域が設けられている。

また、上記サーボ信号ＳＳは各トラックＴｎのトラック
廿ンタの両側にディスク径方向（矢印Ｂ方向）に偏位す
るとともに時間軸方向に偏位して同一周波数のものが記
録されている。

なお、上記タイミング信＠ＳＴとサーボ信号ＳＳ及びデ
ータ信号Ｓ。にて１セクタが形成される。

一方、上記磁気記録再生装置において、上記磁気ディス
ク１はスピンドルモータ４にて所定速度で回転されると
ともに、この磁気ディスク１への信号の授受はリードラ
イトヘッド５及びリードライトアンプ６を介して行なわ
れるようになっている。

イして、このリードライトアンプ６からの再生出力５ｏ
ｕｔはタイミング信号検出回路３とサーボ信号復調回路
７及びデータ信号復調回路８に各々供給されるとともに
、このリードライトアンプ６には入力端子９を介して入
来されるデータ信号Ｓｏがデータ信号変調回路１０にて
変調されて供給されるようになっている。

一方、前記スピンドルモータ４にはパルス発生器２が設
けられており、このパルス発生器２はスピンドルモータ
４の回転に応じたパルス信号Ｓρをタイミング信号検出
回路３及び記録禁止信号発生回路１１に各々供給するよ
うになっている。

また、上記タイミング信号検出回路３にて検出されたタ
イミング信号Ｓｒに基づく検出出力８１）Ｅはセクタマ
ーク信号発生回路１２及びサーボゲートパルス発生回路
１３に各々供給されるようになっており、これら発生回
路１２．１３は上記タイミング信号Ｓ丁に基づ（検出出
力Ｓ。ｌｌ：をＶ準タイミングとしてデータＩｉ域の開
始を示すセクタマーク信号Ｓｓｃ及びサーボ信号ＳＳを
抜き取るためのサーボゲートパルスＰａを各々生成して
出力するようになっている。

そして、上記セクタマーク信号３ｓｃは記録禁止信号発
生回路１１及び上記データ信号復調回路８に各々供給さ
れるようになっており、この記録禁止信号発生回路１１
にて生成される記録禁止信号ＳＯは前記データ信号変調
回路１０に供給されて上記磁気ディスク１へのデータ信
号Ｓ。の記録タイミングを制御するようになっている。

また、上記データ信号復調回路８は上記セクタマーク信
号ＳＳＣにてデータ信号Ｓ０の復調タイミングが制御さ
れるようになっており、復調されたデータ信号Ｓ。は出
力端子１４を介して図示しないホスト機器に供給される
。

一方、前記サーボゲートパルスＰ。はサーボ信号復調回
路７に供給されるようになっており、このサーボ信号復
調回路７は供給されたナーボゲートパルスＰ。をウィン
ドウとしてサーボ信号３ｓを抜き取ってトラッキングナ
ーボ信号ＳＴＲを生成するようになっている。

そして、このトラッキングサーホ信＠Ｓ　ｒ　ｐはトラ
ッキング制御回路１５に供給されて図示しないアクチュ
エータを駆動して前記リードライトヘッド５のトラッキ
ングを行なうようになっている。

上述の如き構成の磁気記録再生装置においては、前記パ
ルス発生器２から第３図（Ａ）に示す如く各セクタの開
始直前に立上るパルス信号ＳＰが発生される。

また、前記リードライトアンプ６からの再生出力３ｏｕ
ｔは第３図（Ｂ）に示す如く、上記パルス信号Ｐｐの立
上りに続いてタイミング信号ＳＴ％サーボ信号ＳＳ及び
データ信号ＳＯが順次再生される。

そして、前記タイミング信号検出回路３は、上記パルス
信号Ｓρの立上り直後に供給される信号をタイミング信
号ＳＴと判定し、このタイミング信号ＳＴの終了直後の
無信号時に第３図（Ｃ）に示す如き検出出力Ｓ。Ｅを出
力する。

そして、前記サーボゲートパルス発生回路１３は上記検
出出力Ｓ。Ｅの立上りのタイミングを基準とし、この立
上りタイミングから所定時間後に立上る第３図（Ｄ）に
示す如きサーボゲートパルスＰ。を発生し、上記再生比
ノＪ３ｏｕｔ中のサーボ信号ＳＳは前記サーボ信号復調
回路７にてこのサーボゲートパルスＰ。をウィンドウと
して抜き取られる。

また、前記セクタマーク信号発生回路１２も上記検出出
力Ｓ。５の立上りのタイミングを基準として所定時間後
に立上る第３図（Ｅ）に示す如き廿りタマーク信＠Ｓｓ
ｃを発生する。

そして、前記データ信号復調回路８は、このセクタマー
ク信号Ｓｓｃの立上り後に供給される再生出力をデータ
信号Ｓ。と判定してこれを復調して出力する。

一方°、前記記録禁止信号発生回路１１は、第３図（Ｆ
）に示す如く上記パルス信号Ｓρの立上りのタイミング
で立上り、上記セクタマーク信号Ｓｓｃの立上りで立下
る記録禁止信＠ＳＯを発生し、この記録禁止信号ＳＯの
立上り状態の間、すなわち上記タイミング信号ＳＴ及び
サーボ信号ＳＳが再生されている間の記録を禁止し、タ
イミング信号’ＳＴからサーボ信号ＳＳまでの領域を保
護する。

このように、本実施例に係る磁気記録再生装置において
は、磁気ディスク１に記録された上記タイミング信号Ｓ
Ｔを検出して得られる検出出力の立上りを基準タイミン
グとしてサーボゲートパルスＰ。及びセクタマーク信号
３ｓｃを生成するため、これらサーボゲートパルスＰ。

及びセクタマーク信号３ｓｃのタイミングは再生出力３
０ｕｔ中のサーボ信号ＳＳ及びデータ信号Ｓ０の入来タ
イミングと略完全に同期して極めて正確なタイミング制
御を突環することができる。

また、上記タイミング信号ＳＴはパルス信号Ｓρによっ
てデータ信号Ｓ。と明確に判別されるため、このタイミ
ング信号Ｓ丁を確実に検出することができる。

さらに、上記パルス信号Ｓρの立上りが多少ずれたとし
ても上記検出出力Ｓ。Ｅの立上りタイミングは直接影響
を受けることがなく、これにより上記サーボ信号ＳＳの
抜き取り及びデータ信号Ｓｏの復調を正確に行なうこと
ができる。

なお、上述の実施例におけるサーボ信号ＳＳは４つの時
分割信号であるが、サーボ信号としてはそれ以上あるい
はそれ以下の数のものでもよいし、また異なる周波数の
ものでもよい。

（発明の効果） 上述の説明から明らかなように、本発明によれば磁気デ
ィスクの回転に応じたパルス信号再生直後のタイミング
信号を基準タイミングとしてサーボゲートパルス及びセ
クタマーク信号を生成し、これらサーボゲートパルス及
びセクタマーク信号に基づいてサーボ信号の扱取りタイ
ミング及びデータ信号の記録再生タイミングを決定する
ことにより正確かつ確実なタイミング制御を実現するこ
とができる。

また、サーボゲートパルスのタイミングを正確にするこ
とにより、サーボ信号のマージンを少なくしてデータ領
域の圧縮を防止することができ、このような効果は特に
サーボ信号の時分割数が多くなるほど顕著となる。

さらに、サーボ信号の保護として上記パルス信号を用い
るため、ディスク面信号によってサーボ信号を保護する
方式より信頼性が高くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る実施例を示すブロック図第２図は
磁気ディスクの各種信号領域を模式的に示す図、第３図
は第１図に示す実施例の動作状態を示すタイムチャート
、第４図は従来の磁気ディスクの各種信号領域を模式的
に示す図である。 １・・・磁気ディスク、２・・・パルス発生器、３・・
・タイミング信号検出回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 タイミング信号とサーボ信号とデータ信号とが順次繰り
   返し記録される磁気ディスクへのこれら信号の授受を行
   なう磁気記録再生装置におけるタイミング制御方式であ
   つて、 上記磁気ディスクの回転に応じたパルス信号を出力する
   パルス発生器と、 上記パルス信号再生直後のタイミング信号を検出するタ
   イミング信号検出回路とを備え、上記タイミング信号を
   基準タイミングとしてサーボ信号を抜き取るためのサー
   ボゲートパルスを生成するとともに、 上記データ信号が記録再生されるデータ領域の開始を示
   すセクタマーク信号を生成し、これらサーボゲートパル
   ス及びセクタマーク信号に基づいてサーボ信号の抜取り
   タイミング及びデータ信号の記録再生のタイミングを決
   定することを特徴とするタイミング制御方式。