JPS63286771A - 自動化学分析装置のプロ−ブ洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、医療検査の分野において用いられる自動化学
分析装置のプローブ洗浄装置の改良に関するものである
。

（従来の技術） 最近の医療診断においては、血液や尿等で代表される体
液の検査が欠かせない要素の一つとなっているが、これ
弓の測定に際しては、恒温に保持された反応槽内を移動
する反応セル内に検査対濠である反応用試料と試薬とを
分注して所定時間の反応を行わせ、しかる後、この被測
定液に光源からの光を入射せしめると共に、その透過光
を光分析手段に導いてその吸光度を測定するという方法
を用いる。この場合、反応用試料や試薬の分注に用いる
プローブは使用の都度洗浄する必要があり、そのため、
この種の自動化学分析装置には専用のプローブ洗浄装置
が設けられる。

（発明が解決しようとする問題点） しかして従来のプローブ洗浄装置では、第３図に示すよ
うに下方から洗浄水Ｗの油出する洗浄槽Ｔ内にプローブ
Ｐをセットし、この抽出水の流れＷ′によってプローブ
Ｐ外壁を洗浄するという方法を用いているが、この方法
では、プローブＰ内から押出される内部洗浄水が下方が
涌き上る外壁洗浄水をプローブ外壁から離すように作用
するため、プローブ外壁に対する洗浄作用がどうしても
不足がちとなり、その結果、プローブ上部の外壁に付着
した汚れに対する洗浄効果を不十分なものにしていた。

この場合、洗浄効果を高める手段としては洗浄回数を増
やすしか方法がないため、充分な洗浄効果を得ようとす
ればそれだけ洗浄作業に要する時間が長くなって検査時
間全体を長いものとなし、しかも、このことがコスト高
を招く一因にもなるという問題をひき起していた。その
ためこれの改善策の出現が強く要望されている。

本発明は、この事情に鑑みてなされたもので、処理時間
の短い且つ洗浄効果に優れた新規な自動化学分析装置の
プローブ洗浄装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） この目的を達成するための本発明の構成は、水流を利用
する自動化学分析装置のプローブ洗浄装置において、洗
浄槽内の適正洗浄水面より上方位置に設けられた洗浄水
吹出し部と、洗浄槽内の洗浄水に渦巻状の水流を発生さ
せる渦巻状水流発生手段と、洗浄位置にセットされたプ
ローブの先端部位よりも下方装置に設けられた排水部と
から構成したことにおる。

（作　用） この構成に基づく本発明の作用は、適正洗浄水面の上方
位置から吹出す洗浄水と洗浄槽内に発生された渦巻状水
流とをプローブ外壁に接触させると共に、接触後の水を
プローブ先端の下方位置に設けた排水口に導くことによ
って、水面上に露出したプローブ外壁を洗浄するように
なしたことにある。

（実施例） 以下、図示の一実施例に基づいて本発明の詳細な説明す
る。第１図は本発明に係る自動化学分析装置のプローブ
洗浄装置の概略構成図、第２図はそのＡ−Ａ視の概略断
面図である。

図中、１は内部に適量の洗浄水Ｗを保有する回転洗浄槽
で、適宜の駆動手段（例えばモータ）２により回転され
る上側回転部分１ａと下側固定部分１ｂとから構成され
る。尚、この回転部分１ａと固定部分１ｂとの接合個所
は適宜手段によりシールドされる。３は該上側回転部分
１ａの内周面に設けられた複数の水流発生用羽根で、そ
の形状及び設置数は、上側回転部分１ａの回転につれて
槽１内に渦巻状の外壁洗浄水流Ｗ′を発生し得るような
形状、数に設計される。そして、この洗浄水の水面ＷＦ
に対する該羽根３の設置高さは、洗浄位置に置かれたプ
ローブＰの先端部位よりも下方位置に設定される。尚、
前記回転洗浄槽１に対するプローブＰの洗浄位置（セッ
ト位置）は、平面的には前記上側回転部分１ａの回転中
心１Ｃから少し外れた個所に選定され、且つ、深さ的に
はプローブＰの先端部位が洗浄水の水面ＷＦよりも所定
組下がった位置にくるように選定される。また、洗浄水
流Ｗ′の速度は前記駆動手段２により制御するものとす
る。

４は前記上側回転部分１ａの内周面に沿って設けられた
複数個所の洗浄水吹出し部で、はぼ上側回転部分１ａの
回転中心方向に向って開口している各々の吹出し口４ａ
は、前記洗浄水の水面ＷＦよりも上方の個所に設定され
る。そのため、適宜に設置された洗浄水供給装置（図示
せず）より供給された外壁洗浄水Ｗは、それぞれの吹出
し口４ａからプローブＰの水面上外壁に向って所定の強
さで吹出すようになる。５は前記下側固定部分１Ｃの外
周の一部に設置された排水装置で、それぞれ適宜構造の
排水口５ａ、ドレイン５ｂ及び排水チューブ５Ｇから構
成される。そして、この排水装置５からの排水量と前記
洗浄水吹出し部４からの吹出し量とにより洗浄槽１内の
保有水量（水面位置）を調節し得るように、適宜の制御
手段（図示せず）をもって制御するように予め構成して
おくものとする。

次に、この構成より成るプローブ洗浄装置の作用の一例
を説明する。

洗浄作業に当っては、新鮮な洗浄水Ｗが洗浄水吹出し部
４から吹出し且つ上側回転部分１ａが回転している状態
の回転洗浄槽１内に、使用前または使用済みのプローブ
Ｐの先端を浸す。この場合、浸すべきプローブ先端の長
さを分注操作の際に反応用試料や試薬の容器に浸すと思
われる長さ分に設定しておけば、吹出し部４の吹出し口
４ａから吹出された洗浄水Ｗは、先ずプローブＰの水面
上の外壁に当ってから洗浄水の水面ＷＦに落ちることに
なる。この時には、水流発生用の羽根３の回動作用によ
り、既に水面ＷＦから排水装置５の排水口５ａに至る水
の層が渦巻状の水流となっているので、プローブＰの水
中部位の外壁がこの回転する水流によって強く洗われ、
その結果、洗浄効果は水面上のプローブ外壁の範囲に至
るまで十分に発揮されることになる。この場合、プロー
ブＰ内から押出される内部洗浄水がそのまま下方へ向っ
て流れるので、外壁周囲の洗浄水は回転しながらプロー
ブ外壁に接する方向で且つ下方へと移動することになっ
て外壁洗浄作用を助長する。

以上一実施例について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、その要旨を変更せざる範囲内で、
種々の変形実施することが可能である。例えば図示実施
例では回転洗浄槽を利用して渦巻状の水流を作り出して
いるが、洗浄槽内に渦巻噴流を流入させることにより渦
巻状の水流を作り出しても、また、洗浄水吹出し部を回
転可能に構成して吹出した洗浄水によって渦巻状の水流
を作る得るようにしてもよい。尚、プローブＰ内から押
出される内部洗浄水はそれ自体公知の方法で吸引、吐出
されるものとする。

［発明の効果］ 以上述べた通り本発明を用いる時は、処理時間の短い且
つ洗浄効果に優れた新規な自動化学分析装置のプローブ
洗浄装置を実現することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動化学分析装置のプローブ洗浄
装置の概略構成図、第２図は第１図におけるＡ−Ａ視の
概略断面図、第３図は従来のプローブ洗浄装置の一例を
示す説明図である。 Ｗ・・・洗浄水、Ｗ′・・・水流、ＷＦ・・・水面、Ｐ
・・・プローブ、Ｔ・・・洗浄槽、 １・・・回転洗浄槽、１ａ・・・上側回転部分、１ｂ・
・・下側回転部分、１Ｇ・・・回転中心、２・・・駆動
手段、３・・・水流発生用の羽根、４・・・洗浄水吹出
し部、４ａ・・・吹出し口、５・・・排水装置、５ａ・
・・排水口、５ｂ・・・ドレイン、５Ｃ・・・排水チュ
ーブ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）水流を利用する自動化学分析装置のプローブ洗浄
   装置において、洗浄槽内の適正洗浄水面より上方位置に
   設けられた洗浄水吹出し部と、洗浄槽内の洗浄水に渦巻
   状の水流を発生させる渦巻状水流発生手段と、洗浄位置
   にセットされたプローブの先端部位よりも下方位置に設
   けられた排水部とから成ることを特徴とする自動化学分
   析装置のプローブ洗浄装置。
2. （２）前記洗浄槽が回転洗浄槽であり、渦巻状水流発生
   手段が該回転洗浄槽の内周面に設けられた複数の羽根で
   ある特許請求の範囲第１項に記載の自動化学分析装置の
   プローブ洗浄装置。
3. （３）前記プローブ先端の洗浄位置は、その平面的な位
   置が前記洗浄槽内の渦巻状水流の中心から外れているも
   のである特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の自動
   化学分析装置のプローブ洗浄装置。