JPS6328562B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、穀類の種まき機であつて、吸込みフ
アンに接続された通路と、穀種を供給する充填接
続部と、穀種を放出する投出箇所とを備えたケー
シングが設けられており、該ケーシング内に、充
填接続部を介して穀種を供給される種収容室と、
この種収容室に隣接して該種収容室の一方の側壁
を形成する回転駆動可能な種まき円板と、該種ま
き円板の、種収容室とは反対の側に位置しかつ前
記通路に接続された負圧室とが設けられており、
種まき円板が、負圧室における負圧の作用を受け
て穀種を吸着する吸着開口を有しており、該吸着
開口によつて吸着された穀種が、種まき円板のほ
ぼ中心に位置する種収容室底を起点として上方に
向かつて延びる搬送軌道に沿つて種収容室から搬
出されるようになつている形式のものに関する。

このような形式の公知の装置では種まき円板の
吸着開口は同心円に沿つて配置されており、従つ
て吸着された穀種は強制的にこの環状路に沿つて
種収容室から搬送される。このことは、吸着開口
の運動速度が常に同じ大きさになつていることを
意味するが、しかしながら、殊に種収容室が既に
ほとんど空にされた状態では種を受容するために
吸着開口をよりゆつくりと動かすことが穀種を確
実に吸着するために望ましい。とりわけ栽培を目
的とした場合には、回転する種まき円板の各吸着
開口で穀種を１つずつ搬出することが必要であ
り、さもないと作物の列においてあいた個所が、
発芽しない穀種に起因するものかまたは不正確な
播種に起因するものかを判別することができな
い。なおその上に栽培を目的とした場合には、あ
らゆる穀種、つまり育ちが悪かつた種も搬出され
ることが必要であり、このことは公知の種まき円
板では困難を引き起こす。なぜならば吸着開口の
横断面を変えることは不可能であり、従つて常
に、吸着開口の横断面が穀種に比べて大き過ぎる
場合には２つ以上の穀種が種まき円板の吸着開口
に吸着されるということを考慮しなくてはならな
いからである。２つ以上の穀種が種まき円板の吸
着開口によつて連行されることを防止するため
に、穀種の搬出路内に達しているストリツパが設
けられており、該ストリツパによつて余つた穀種
がかき取られるようになつており、従つてこれら
の余つた穀種は再び種収容室に逆戻りして各吸着
開口ではただ１つの穀種だけが搬出されるように
なつている。しかしながらこれらのストリツパは
それらの任務をただ、穀種の大きさおよび形状が
等しい場合にしか果たすことができず、このこと
は栽培を目的とした場合の種では必ずしも考慮で
きることではない。それゆえに、このストリツパ
によつて吸着されたすべての穀種がかき取られる
かあるいは２つ以上の穀種が種まき円板によつて
該ストリツパをはずれて通過するようになる。こ
の穀種を確実に吸着するために有利な大きい吸着
開口横断面は、穀種の所望の個別搬出のためには
不利である。そこで公知の種まき機では、とりわ
け栽培のために必要な種搬出の確実さをもたらす
ことができない中道の構造が目的とされている。

このような欠点は、吸着開口が２の同心円に配
置されている公知の種まき機（オーストリア共和
国特許第318961号明細書）においても生じる。穀
種は内側吸着開口が覆われた状態で外側の吸着開
口に吸着され、吸着された穀種はそこからストリ
ツパを用いて内側円のその場合もはや覆われてい
ない吸着開口に押圧される。そしてこの引渡し時
に余つた穀種が吸着開口から脱落するようになつ
ている。しかしながらこの場合においても個々の
穀種の形状および大きさのばらつきによつて不都
合な影響が生ぜしめられる。

ゆえに本発明の課題は、このような欠点を排除
すべく冒頭で述べた形式の穀類の種まき機を改良
して、穀種がそれらの形状および大きさにおいて
著しい相違を有している場合でも種収容室内に存
在するすべての穀種の完全な搬出を保証すること
ができる種まき機を提供することである。

この課題を解決するために本発明の構成では、
種まき円板が２つの円板部分つまり、負圧室側の
円板本体と、種収容室における穀種に対して円板
本体をカバーしかつ該円板本体に接している薄い
円板プレートとから成つており、両円板部分の一
方が定置であり、かつこの定置の円板部分に、回
転方向で見て回転中心からの距離を増大させなが
ら種収容室の底部から上方に向かつて延びる案内
スリツトが形成されており、他方の円板部分が駆
動装置を用いて回転可能であり、この回転可能な
円板部分に、該円板部分の全周にわたつて分配配
置されていて案内スリツトと協働して吸着開口を
形成する連行スリツトが設けられており、これら
の連行スリツトがそれぞれ案内スリツトの半径方
向の延在範囲にわたつて延びている。

本発明のように種まき円板が２つの円板部分つ
まり定置の円板部分とこの円板部分を覆う回転可
能な円板部分とに分割されており、しかもこの場
合定置の円板部分が案内スリツトを備えていてか
つ回転可能な円板部分が連行スリツトを備えてい
ることによつて、案内スリツトが連行スリツトと
重なつている範囲内で吸着開口が得られ、従つて
穀種のための搬送軌道が定置の案内スリツトによ
つて生ぜしめられ、この案内スリツトはその定量
の配置形式に基づいてそれ自体それぞれ任意に延
びていてもよい。それゆえ、回転可能に支承され
た円板部分の回転軸線に対して同心的に位置して
いる環状路にもはや拘束されないことによつて、
吸着開口の運動速度を穀種の搬出中に変化させる
ことが可能となり、従つて貯蔵種の範囲における
比較的遅い搬出速度に基づいて、種収容室の充填
レベルとは無関係に各吸着開口に少なくとも１つ
の穀種を確実に吸着することができる。さらにま
た前記種まき円板を定置の円板部分と可動の円板
部分とに分割したことによつて、穀種が種まき円
板への吸着時に両方の種まき円板部分と接触する
という著しい効果が必然的に得られる。なぜなら
ば種収容室側の円板部分が薄い円板プレートとし
て構成されていて、そのスリツトを通して穀種が
円板本体にも吸い付けられるからである。両方の
種まき円板部分の接触は吸着された穀種の転動を
可能にし、その結果過剰なすべての穀種が振り落
とされることになる。つまり吸い付けられた穀種
の摩擦に基づく転動によつて、ただ１つの穀種だ
けが次第に吸着開口内へ吸い込まれるかあるいは
該吸着開口が次第に大きくカバーされ、また場合
によつてはその吸着開口により吸い付けられた別
のすべての穀種が押しのけられて種収容室に逆戻
りさせられるようになる。

さらに穀種のこのような個別化は、前記の連行
スリツトを有している種まき円板部分の回転軸線
からの案内スリツトの半径方向の間隔が容器底か
らの距離の増大に伴つて少なくとも部分的に増大
していることによつて助長される。この連行スリ
ツトによつて吸い付けられた穀種に生ぜしめられ
る搬送速度は、該連行スリツトを有している種ま
き円板部分の回転軸線からの半径方向の間隔の増
大に伴つて加速し、この加速はしつかりと吸い付
けられていない穀種の振り落としに有利な作用を
及ぼし、この場合殊に発生する遠心力が大きな意
味をもつ。

前記案内スリツトと連行スリツトとの間のオー
バーラツプ範囲において吸着開口が生じることに
基づいて、適当なスリツト形状によつて吸着開口
の横断面を搬送路に沿つて変えることが可能であ
る。例えば案内スリツトが容器底の範囲において
拡大させられていると、穀種の確実な吸着のため
にさらに有利である。この場合その搬出運動中に
案内スリツトが狭くなることに基づいて連行スリ
ツトと案内スリツトとの間のオーバーラツプ範囲
が小さくなり、従つてその搬出運動において縮小
される吸着開口は、ただ１つの穀種だけが各吸着
開口によつて搬出される確実性を高める。

吸着開口の運動を案内スリツトの全長にわたつ
て確保するためには、連行スリツトがそれぞれ案
内スリツトの半径方向の延在範囲にわたつて延び
ていることだけが要求されればよいのではある
が、さらに該連行スリツトの形状によつて付加的
な加速効果を穀種に及ぼすこともできる。しかし
ながらこのことは大概不要である。むしろ、その
連行スリツトが半径方向スリツトとして構成され
ていると構造上特に有利である。

原則的には円板プレートと円板本体のどちらが
定置の種まき円板部分として構成されていてもよ
い。それというのは、穀種が薄い円板プレートを
貫いて円板本体とも接触するようになることだけ
が本発明にとつて重要だからである。しかしなが
ら吸込み導管と円板本体との間のシール装置に関
しては、円板プレートが駆動可能であつて連行ス
リツトを有しており、円板本体が定置であると特
に簡単な構成が得られる。なぜならばこの場合相
対運動する部材の間における特別なシール装置を
省略できるからである。しかも円板プレートと円
板本体との間の緊密な結合はまつたく困難を生ぜ
しめない。それというのは円板プレートが案内ス
リツトを介して円板本体に吸着され、ひいてはち
ようど案内スリツトの範囲において円板プレート
の良好な接触が保証されるからである。さらにま
た、厚さがわずかであることに基づいて吸着に関
してはダイヤフラムとして作用する円板プレート
のための吸着孔を円板本体に設けることができ
る。

この円板プレートの支承装置は円板本体に該円
板プレートのが吸着されることに基づいて簡単で
ある。この場合に適当な駆動装置のことだけを配
慮すればよい。このために有利には円板本体が駆
動可能なドラムによつて取り囲まれていて、該ド
ラムが円板プレートのための連行体を有していて
もよい。このドラムは、吸込みフアンの作用のた
めに円板本体を自由に接近可能にしている。この
自由な接近可能性はもちろん適当なドラム支承装
置によつて保証されねばならない。この目的のた
めにドラムがその全周にわたつて分配されてドラ
ム内に設けられた３つの走行ローラによつて支承
されていると、チエーン、ベルト又はそれに類似
したものを介してドラムを駆動するためのドラム
周壁が得られる。

次に図面につき本発明の実施例を説明する。

第１図〜第３図に示した穀種の種まき機は主と
してケーシング１から成つており、このケーシン
グ１内には種まき円板２が配置されている。この
種まき円板２はケーシング１に相対回動不能に結
合された円板本体３とこの円板本体に接している
薄い円板プレート４とから形成されており、該円
板プレート４は種収容室５の一方の側壁を形成し
ている。この種収容室５は、第３図からはつきり
わかるようにケーシング蓋６の１部分として構成
されている。穀種はまず初め充填接続管部７を介
して種収容室５内に達し、次いでそこから種まき
円板２の働きにより、２つの案内壁８によつて形
成された通路を通して搬出されてまかれる。

定置の円板本体３は容器底９を起点として渦巻
形に延びている案内スリツト１０を有しており、
該案内スリツト１０は個々の穀種のための搬送軌
道を規定している。これに対して前記円板プレー
ト４は半径方向の連行スリツト１１を有してお
り、該連行スリツト１１は案内スリツト１０の半
径方向における延在範囲にわたつて延びている。
この連行スリツト１１と案内スリツトがオーバー
ラツプしている範囲内では、穀種のための吸着開
口１２が生じる。穀種を搬出するためには、この
吸着開口１２の適宜な運動が配慮されねばなら
ず、このことは円板プレート４が回転駆動される
ことによつて得られる。このために円板本体３は
ドラム１３によつて取り囲まれており、該ドラム
１３のケーシング１内に支承された３つの転動ロ
ーラ１４に支持されている。これらの転動ローラ
１４はドラム１３の内側の転動路１５内に係合し
ており、従つてドラム１３の外周はスプロケツト
１６を配置するために空いており、該スプロケツ
ト１６はドラム１３を駆動するためのチエーン１
７とかみ合つている。このドラム１３と円板プレ
ート４との間の駆動接続は、軸方向に突出した連
行体１８によつて生ぜしめられ、これらの連行体
は円板プレート４の相対する孔内に係合してい
る。この円板プレート４は案内スリツト１０を介
して、適当な通路１９を介して吸込みフアンの作
用を受ける円板本体３に吸い付けられ、しかもケ
ーシング蓋６の適当なウエブを介して、該円板プ
レート４を安心する連行体１８から脱落しないよ
うに固定されるので、円板プレート４の支承装置
を極めて簡単に構成することができ、この場合ケ
ーシング蓋を取りはずした後で付加的な結合手段
を解離することなしに該円板プレート４を取りは
ずすことができかつ必要とあれば別の円板プレー
トと交換することができるという利点が得られ
る。しかしながら円板本体３に円板プレート４が
密接することを保証するためには、種まき円板本
体３が円板プレート４のための付加的な吸着開口
２０を有していてもよい。

案内スリツト１０は種収容室底９の範囲におい
て、拡大させられており、従つてこの範囲におい
て比較的大きな吸着開口１２が生ぜしめられる。
これによつて少なくとも１つの穀種を吸着するこ
とが保証される。この円板プレート４の駆動によ
つて、連行スリツト１１を介して吸着された穀種
は、案内スリツト１０によつて与えられた搬送軌
道に沿つて種収容室５から搬出される。この場合
穀種が薄い円板プレート４を貫いて突出すること
によつて、穀種は円板プレート４の連行スリツト
１１と接触するだけではなく、定置の円板本体３
の案内スリツト１０とも接触することができる。
このように連行スリツトと案内スリツトとに二重
に係合することで、吸着された穀種が吸着開口１
２内で摩擦によつて転動させられ、この結果各穀
粒がさらにそれぞれの吸着開口１２内に吸い込ま
れるかあるいは該吸着開口をさらに覆うようにな
るのに対して、場合によつてはいつしよに吸着さ
れた余分な穀種は吸着開口の範囲から押しのけら
れて種収容室に逆戻りするようになる。吸着開口
に吸着された穀種のこのような個別化は、種収容
室底９からの距離の増大に伴つて先細になつてい
る案内スリツト１０によつて助長される。それと
いうのはともかくこのような手段によつて搬出運
動中に吸着開口１２が縮小されるからである。円
板プレート４の回転軸線からの吸着開口１２の距
離が増大していることは、個別化のために同様に
有利に作用する。なぜならばそれに伴つて、吸着
開口に不安定に吸着された穀種を該吸着開口から
引き離す加速力および遠心力が有効になるからで
ある。

吸着開口１２を介して１つずつ種収容室５から
取り出された穀種を均等にまくことができるよう
にと、第４図および第５図によれば搬出される穀
種のために隔室ロータ２１として構成された搬送
機が設けられている。相応した隔壁２２によつて
形成されている隔室２３はリング２４に成形され
ており、該リング２４は半径方向の連行スリツト
１１の範囲内で面取りされた切欠き２５を有して
いる。この隔室ロータ２１のリング２４および円
板プレート４がドラム１３の、軸方向に突出して
いる連行体１８にかぶせ嵌められているので、こ
の隔室ロータ２１は円板プレート４といつしよに
運動させられる。吸着された穀種を搬出する際に
前記吸着開口は定置の案内スリツト１０の延びに
応じて連行スリツト１１に沿つて半径方向で外側
へ移動し、しかもその穀種は隔室２３の隔壁２２
の間を延びている連行スリツト１１に基づいて開
いた隔室２３内に取り込まれる。種収容室５を取
り囲んでいるケーシング２６内で隔室ロータ２１
が案内されているので、該ケーシングは隔室２３
を少なくとも、種収容室５の搬出開口と投出通路
によつて形成された投出個所との間において閉鎖
しており、個々の隔室２３内に収容された穀種が
この隔室ロータを用いて強制的に投出個所２７に
搬送され、従つてすべての穀種がそれらの大きさ
や形状とは無関係に同じ行程上を均等な速度で投
出個所２７に達する。このことは、穀種が均等な
間隔でまかれることを意味する。穀種を個々の隔
室２３内に収容しかつ投出個所で再び放出できる
ように、隔室ロータ２１のための案内ケーシング
２６は内周壁もしくは外周壁の範囲内に適当な貫
通開口を有している。切欠き２５の面取り部は、
穀種が投出個所２７で隔室ロータ２１のリング２
４に引つ掛かつたままになることを防止する。従
つてこの面取り部によつて妨害のない投出が保証
されるようになる。

特別に簡単な構造を得るためには、隔室ロータ
２１のための案内ケーシング２６が種容器５と一
体に結合されていてかつ蓋６の一部を形成してい
ると有利である。このように構成されていると円
板プレート４を交換するためには蓋６のみを取り
はずすだけでよく、その後で隔室ロータ２１およ
び円板プレート４を工具を用いることなしにドラ
ム１３の連行ピン１８から取りはずすことができ
る。蓋６が装着されている場合には、ケーシング
２６内を案内されている隔室ロータ２１は端面側
で円板プレート４に接しているリング２４で、種
まき円板に作用する吸込みフアンのスイツチが遮
断されている時に円板プレート４が円板本体３か
ら不本意に離れることを防止する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による種まき機の複数の実施例を
示したものであつて、第１図は穀類の種まき機を
第２図の−線に沿つて示した断面図、第２図
は第１図の−線に沿つた断面図、第３図は種
収容室のための蓋を内側から見た斜視図、第４図
は種まき機の変化実施例を第５図の−線に沿
つて示した断面図、第５図は第４図の−線に
沿つた軸方向断面図である。 １……ケーシング、２……種まき円板、３……
円板本体、４……円板プレート、５……種収容
室、６……ケーシング蓋、７……充填接続管部、
８……案内壁、９……種収容室底、１０……案内
スリツト、１１……連行スリツト、１２……吸着
開口、１３……ドラム、１４……転動ローラ、１
５……転動路、１６……スプロケツト、１７……
チエーン、１８……連行体、１９……通路、２０
……吸着開口、２１……隔室ロータ、２２……隔
壁、２３……隔室、２４……リング、２５……切
欠き、２６……ケーシング、２７……投出個所。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 穀類の種まき機であつて、吸込みフアンに接
   続された通路と、穀種を供給する充填接続部と、
   穀種を放出する投出箇所とを備えたケーシングが
   設けられており、 該ケーシング内に、充填接続部を介して穀種を
   供給される種収容室と、この種収容室に隣接して
   該種収容室の一方の側壁を形成する回転駆動可能
   な種まき円板と、該種まき円板の、種収容室とは
   反対の側に位置しかつ前記通路に接続された負圧
   室とが設けられており、 種まき円板が、負圧室における負圧の作用を受
   けて穀種を吸着する吸着開口を有しており、該吸
   着開口によつて吸着された穀種が、種まき円板の
   ほぼ中心に位置する種収容室底を起点として上方
   に向かつて延びる搬送軌道に沿つて種収容室から
   搬出されるようになつている形式のものにおい
   て、 種まき円板２が２つの円板部分つまり、負圧室
   側の円板本体３と、種収容室５における穀種に対
   して円板本体３をカバーしかつ該円板本体に接し
   ている薄い円板プレート４とから成つており、 両円板部分の一方が定置であり、かつこの定置
   の円板部分に、回転方向で見て回転中心からの距
   離を増大させながら種収容室の底部から上方に向
   かつて延びる案内スリツト１０が形成されてお
   り、 他方の円板部分が駆動装置を用いて回転可能で
   あり、この回転可能な円板部分に、該円板部分の
   全周にわたつて分配配置されていて案内スリツト
   １０と協働して吸着開口１２を形成する連行スリ
   ツト１１が設けられており、これらの連行スリツ
   ト１１がそれぞれ案内スリツト１０の半径方向の
   延在範囲にわたつて延びていることを特徴とする
   穀類の種まき機。 ２ 案内スリツト１０が種収容室底９の範囲にお
   いて拡大されている特許請求の範囲第１項記載の
   種まき機。 ３ 連行スリツト１１が半径方向スリツトとして
   構成されている特許請求の範囲第１項または第２
   項記載の種まき機。 ４ 円板プレート４が駆動可能でかつ連行スリツ
   ト１１を有しており、円板本体３が案内スリツト
   １０を有している特許請求の範囲第１項から第３
   項までのいずれか１項記載の種まき機。 ５ 円板本体３が駆動可能なドラム１３によつて
   取り囲まれていて、該ドラムが円板プレート４の
   ための連行体１８を有している特許請求の範囲第
   ４項記載の種まき機。 ６ ドラム１３が、該ドラムの全周にわたつて分
   配されて該ドラム内に設けられた３つの走行ロー
   ラ１４によつて支承されている特許請求の範囲第
   ５項記載の種まき機。