JPS63283996A - Ｉｃカ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ＩＣカードやクレジットカード等の情報を記
憶しであるＩＣカードに係り、特に、カードリードライ
タ（書込み読取り装置）との間の信号の授受を光学的に
行なうＩＣカードに関する。

〔従来の技術〕

一般に、ＩＣカードでは、記憶しである情報の呼出しを
したり、内部での演算結果を出力したり、処理の指令を
したりするのは電気的に行われるが、これらのＩＣカー
ドと外部の情報処理装置との間の情報交換や指令は、例
えば特公昭５Ｂ−１７５０７９号゛公報に示されている
ように、通常、ＩＣカードに設けた電極に情報処理装置
側のカード書込み読取り装置に設けた端子を接触するな
どの方法が採られている。このため、ＩＣカードの電極
の汚れなどにより接触不良を起こし、情報の読み取り書
き込みができなくなる等の欠点があった。

この欠点を解決するものとして、情報処理装置とＩＣカ
ードとの間の信号のやりとりを光学的に行うものが考え
られるようになった。すなわち、ＩＣカード内の集積回
路との電気信号の授受手段として、ＩＣカード内に上記
集積回路に接続された発光素子及び受光素子を設け、情
報処理装置からの信号はここで一旦光信号に変えられて
ＩＣカードに設けた受光素子により受信され、電気信号
に変えられてカード内の集積回路に導かれ、他方、集積
回路で発した信号はカードに設けた発光素子で光信号に
変えられて情報処理装置の受光部に導かれるようになさ
れている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来の光による信号の授受を行う非接触型のＩＣカ
ードにあっては、電極と端子を接触する形式のものに比
べて、接触不良による誤動作がなくなるという利点をも
つけれども、データの書き込みや読み出しを行わないと
きにも、自然光がＩＣカードの受光素子部や太陽電池部
を不用意に照射し、そのために、ＩＣカードの記憶内容
が乱されたりするなどの誤動作が発生することがわかっ
た。また、そのように絶えず受光素子が自然光にさらさ
れることは、寿命の点でも好ましいものではない。更に
、太陽電池についても、不使用時に自然光が照射されて
ＩＣカードが動作状態となることは望ましくない。

従って、本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を克
服し、自然光などによる誤動作を防止し、耐久性のある
光信号授受型のＩＣカードを提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明のＩＣカードは、カバ
ー内に発光素子と受光素子を埋設してカード読取り書込
み装置との間の信号の授受を光学的に行うものにおいて
、カードの不゛使用時に少くとも前記受光素子に入射す
る自然光等の不要光を遮光するためのシャッタ部材を設
ける。このシャック部材はＩＣカードのカード読取り装
置への着脱に連動して動き、装置に挿入し終ったときに
は開放されて受光素子は光を受入れるようになされる。

このように構成することにより、カードの不便用時には
、自然光等の不要光が受光素子に入射するおそれはなく
なるので、ＩＣカードの誤動作は生じない。

なお、カードの電源を太陽電池で構成する場合、これに
も同様なシャッタ手段を設けることにより、不用意にカ
ードが動作するおそれは更に回避される。また、ＩＣカ
ードの長寿命化にも役立つものである。

〔実施例〕

以下に、本発明のＩＣカードの一実施例を図面によって
説明する。

第１図は本実施例の斜視図を示し、ｌａ、ｌｂは不透明
な絶縁プラスチック板からなるカバー部材（カード基材
）、ＩＣはカバー部材１ａ、ｌｂ間の溝、２は透明なプ
ラスチック又はガラス板などからなる太陽電池カバー、
３はＩＣカード読取り装置に信号を伝達するための発光
素子、４は集積回路１６や発光素子３を動作する電力を
発生するための太陽電池、６はカード読取り装置からの
信号を受けるための受光素子、７は第２のシャツタ板１
３を動かすためこれに取付けられた第２のレバー、８は
第１のシャツタ板５を動かすためこれに取付けた第１の
レバーである。１４はカバー部材１ａに受光素子６に対
応して設けた開口で、透明プラスチック又はガラスが充
填されており、１５は同様に発光素子３に対応して設け
た開口で、透明プラスチック又はガラスが充填されてい
る。

第２図は第１図のＡ断面図、第３図は第１図のＢ断面図
、第４図は第１図のＩＣカードの分解図である０図中、
５はカード不使用時に開口１４を通じて受光素子６に入
射する光を遮ぎるための第１のシャツタ板、９は太陽電
池４．集積回路１６゜発光素子３．および受光素子６を
取付けた薄いプリント基板、１０は充填材、１１および
１２は圧縮スプリング、１３は上記した第２のシャツタ
板、１６は前記した集積回路である。

このＩＣカードを作成するには、カード基材（カバー部
材）ｌｂ上に薄いプリント基板９をベースにして、受光
素子６８発光素子３．太陽電池４、集積回路１６のつい
た基板９を組込み、充填材１０で固めたものを載せ、更
に第２レバー７のついた第２シヤツタ板１３と第ルバー
８のついた第１シヤツタ板５を挿入し、圧縮スプリング
１１を第２シヤツタ板１３と図示しない固定部（カバー
部材１ａ又は基板１０）の間に、又、圧縮スプリング１
２を第１シヤツタ板５と図示しない固定部の間に、介在
させる。そして、カバー部材１ａを重ね合せ全体を一体
に接合する。

次に、本実施例の動作を説明する。

カードの不使用時、即ち、カードが書込み又は読取り装
置から抜き取られているときには、第１シヤツタ板５は
圧縮ばね１２の力により第１図の左下方向に押し付けら
れており、このため、開口１４と受光素子６の間にシャ
ツタ板５が割り込み、不所望の自然光はシャツタ板５に
より遮ぎられる。

同様に、第２シヤツタ板１３は圧縮ばね１１の力により
第１図の右上方向に押し付けられており、このため、開
口（透明板）２と太陽電池４の間にシャツタ板１３が割
込み、不所望の自然光は遮ぎられる。

カードの使用時には、これが図示しないＩＣカード書込
み読取り装置に挿入される。該書込み読取り装置は、Ｉ
Ｃカードが所定位置まで挿入されたことを検知すると、
図示しない爪片をカードの第ルバー８及び第２レバー７
に係合させて、第ルバー８を第１図で右上方向に、第２
レバー７を第１図で左下方向に、それぞればね１２，１
１の力にさからってカバー部材１ａ、ｌｂ間に設けた溝
１ｃに沿って直線的に移動させる。これによって、第１
．第２シャッタ８．１３も同方向に動き、受光素子６及
び太陽電池４を開口１４及び透明カバー（即ち開口）２
に向けて開放する。これにより、書込み読取り装置のラ
ンプから発光された光線が太陽電池カバー（開口）２付
近を照射する。その結果、太陽電池は光起電圧を発生し
その電力が集積図Ｗ！１６に伝達される。また、情報処
理装置の書込み読取り装置からの光信号は、受光素子６
によって電気信号に変換され、集積回路１６内に取り込
まれる。一方、ＩＣカードからのデータ及び情報信号等
は、集積回路１６からの信号に応して発光素子３が点滅
することで、光信号となって書込み読取り装置の受光素
子に伝達される。

このようにして、ＩＣカードと会込み読取り装置との相
互通信が可能となる０本実施例によれば、ＩＣカードの
不使用時には自然光などの不所望な外光がＩＣカード内
の集積回路に接続された受光素子を照射することがない
ので、誤動作を防止できると共に、太陽電池も不要な外
光により照射されないため、更に誤動作するのを防ぎ、
ＩＣカード全体の長寿命化も図ることができる。

上記実施例では、シャッタを押圧する圧縮ばねを用いた
が、これに代え引張りばねとして、各シャツタ板５，１
３を上記実施例と同方向に引き付けるようにしてもよい
。また、シャツタ板５と１３のばねによる付勢方向やカ
ード挿入時の移動方向が互いに逆方向の場合について説
明したが、両シャッタ板の移動方向を揃えるようにする
こともでき、この場合には、シャツタ板の移動できる余
裕を作るため受光素子６又は太陽電池の位置を第４図よ
りもカード中央寄りにする必要がある。

更に、シャツタ板５と１３を直線的に平行移動するのに
代えて、ピボット支持したシャツタ板を回動して開閉す
ることもできる。上記の両シャッタ板を同一方向に平行
移動する場合には、両シャッタ板を一枚の共通な板とし
てこれに単一の動作レバーを取付けてもよい。

上記実施例では、カードの挿入されたのを検知する手段
を介してレバーを移動させる爪片を間接的に動作する例
を説明したが、カードの挿入動作によって直接機械的に
レバーを（図示しない係合片によって）移動することも
できる。

本発明の基本思想は太陽電池のないバッテリ内蔵形のＩ
Ｃカードにも適用できる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、本発明のＩＣカードは、内蔵の集
積回路と外部の情報処理装置の書込み又は読取り装置と
の間の信号の授受を、ＩＣカードに設けた発光素子及び
受光素子を介して光学的に非接触で行うようにしたので
、接点の接触不良による障害を防止できると共に、カー
ドの不使用時に少くとも受光素子を遮光しカードの使用
時にこの受光素子を開放（露光）するようにカードの着
脱に連動して動くシャツタ板を設けたので、カードの不
使用時に自然光等が受光素子に入射してＩＣカードの誤
動作を生じることが防止され、ＩＣカードの長寿命化に
もつながる等の効果を奏するものである。

また、電源として太陽電池を使用した場合には、同様に
カード不使用時に遮光し使用時に開放するシャツタ板を
設けることにより、更に誤動作の防止を完全なものとし
、一層カードの長寿命化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるＩＣカードの一実施例の斜視図、
第２図は第１図のＡ−Ａ＆’ｉによる要部断面図、第３
図は第１図のＢ−Ｂ線による要部断面図、第４図は第１
図の分解斜視図である。 ｌａ、ｌｂ・−・−・カバー部材（カード基材）、２・
−・−・太陽電池カバー、３−・−発光素子、４−−−
−−−・−太陽電池、５−・−第１．のシャツタ板、６
・−・・・・受光素子、７−・−−一−−第２のレバー
、８−・−・・・−第１のレバー、９・−・・・・プリ
ント基板、１０・・−・−充填材、１１．１２・・・・
・−ばね、１３・−・・・・・−第２のシャツタ板、１
４，１５・・・・・・−透明部材の充填された開口、１
６・・・−・−集積回路。 第　ｌ　図 第２図 第３　図 ４　　ソ　Ｉｂ ４ｍ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　カバー部材と、該カバー部材内に埋設された集
   積回路と、前記カバー部材内に取付けられていて前記カ
   バー部材に設けた光学的開口を通じてカード書込み又は
   読取り装置との間で光学的に情報信号の授受を行なうた
   めの発光素子及び受光素子とを備え、更に、少くとも前
   記受光素子をカードの不使用時に遮光しカードの使用時
   に開放するようにカードの着脱に連動して動くシヤツタ
   部材を設けてなるＩＣカード。
2. （２）　前記カバーに設けた他の光学的開口を通じて採
   光できるように前記カバー内に埋設されていて、前記集
   積回路等へ電力を供給する太陽電池と、該太陽電池をカ
   ードの不使用時に遮光しカードの使用時に開放するよう
   にカードの着脱に連動して動くシヤツタ部材を設けてな
   る特許請求の範囲第１番目記載のＩＣカード。