JPS63281125A - 光走査用ホログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レーザー光を走査し、レーザープリンタ、バ
ーコードリーグ、１次元イメージリーグ、２次元イメー
ジリーグ、３次元イメージリーグ等を実現するための光
走査用ホログラムに関するものである。

従来の技術 第２図は従来の技術における光走査用ホログラムの作製
方法を示したものである。

以下、第２図を参照しながら、従来の技術における光走
査用ホログラムについて説明する。

まず、第２図ｆａ）のように、２つの発散球面波を用い
てホログラム１を作製する。この時、ホログラム１の位
相伝達関数は、２つの発散球面波の位相差分布として記
録される。

次に、第２図ｆｂｌのように、先に作製したホログラム
１に平面波を照射し、その回折光と平面波を用いてホロ
グラム２を作製する。

次に、第２図（ｃｌに示すように、第２図（ｂｌのホロ
グラム１を取シはずし、新たなホログラム乾板を置き、
ホログラム２に平面波を作製時と逆進入力し、その回折
光と新たな収れん球面波とを用いてホログラム３を作製
する。この時ホログラム３の位相伝達関数は、ホログラ
ム１の作製時に用いた２つの発散球面波とホログラム３
のｆ￥：製時の収れん球面波の合成位相差分布である。

以下、第２図［ｂ＋において、ホログラム１の代わりに
ホログラム３を用いて、新たなホログラム４を作製し、
第２図ｔｅｌにおいてホログラム２の代わりにホログラ
ム４を用いて、ホログラム３に代わる新たなホログラム
５を作製する手順をくシかえしていく。

この方法を用いて作製されたホログラム３、ホログラム
５・・・・・・において、所望の特性を有する光走査用
ホログラムを作製する。

発明が解決しようとする問題点 しかし、第２図に示した作製方法では、ホログラム１の
代わシにホログラム３を置き換える時、位置合わせが困
難であるという問題を有している。

また、作製したホログラムの回折効率を左右する因子で
あるホログラムの表面の回折格子の断面形状を自由に制
御できない。

本発明は、上記問題点に鑑み、作成が容易で高い回折効
率を有する光走査用ホログラムを提供することを目的と
している。

問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するもので、二枚の不等ピッチ
の透光性を有する直線回折格子を、互いの格子方向が直
交し、互いの格子形成面が向かい合うように接着した構
造の光走査用ホログラムを提供し、作成が容易で高回折
効率を得られる先走。

査用ホログララを作成するものである。

作　　　用 本発明は、上記した構成に示すように、２つの構成要素
ホログラムともに、不等ピッチの直線回折格子とするこ
とによシ、格子の表断面形状の成形加工を、電子ビーム
加工、イオンビーム加工、レーザービーム加工、機械切
削加工等いずれの加工方法を用いた場合でも容易とする
ことにより、各直線回折格子の表断面形状を最大の回折
効率の得られる形状にすることによシ、容易な作成方法
で高い回折効率を得ることができる。

実施例 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。

第１図は、本発明の一実施例における光走査用ホログラ
ムの構成図である。

第１図において、ホログラム１０、ホログラム１１は透
光性材料でできていて片側表面が不等ピッチの鋸歯状直
線回折格子である。このホログラム１０、ホログラム１
１の回折格子を形成した面が互いに向かい合い、なおか
つ、回折格子の方向が互いに直交するように回折格子の
形成面を接着することにより、目的の光走査用ホログラ
ムが形成される。この光走査用ホログラムを、光走査用
ホログラム面に垂直な適当な軸まわりに回転し、空間に
固定された光源からの光を適当な発散光として照射する
ことによシ、直線走査を行なう走査ビーム径の小さい回
折光が得られる。

ホログラム１０として、位相伝達関数φ（Ｘ、ｙ）が ３・・・・・・ｏｏＡｎ　Ｖｉ任意の実数）で与えられ
る不等間隔直線回折格子を、透光性材料もしくは透光性
材料の基板上に作成したものを用い、またホログラム１
１として位相伝達関数φ（ｘ、ｙ）が ３・・・・・・ｏｏ　Ｂｎは任意の実数）で与えられる
不等間隔直線回折格子を透光性材料もしくは透光性材料
の基板上に作成したものを用い、これらを、互いの直線
折格子の方向が直交し、互いの直線回折格子の形成面が
向かい合うように張り合わせることによって、合成位相
伝達関数φ（ｘ、ｙ）が 但し、　Ｍ＝１．２．３・・・・・・■Ｎ＝１．２．３
・川・・■ Ａｎ、Ｂ、は任意の実数 となる新たなホログラムが得られる。

このようにして得られたホログラムを回転板上に配置し
、回転板上の適当な位置に適当な角度で光を照射はせる
ことによって、適当な回転角範囲内で、ホログラムの回
折光が十分直線走査とみなせるふれ方をする光走査用ホ
ログラムを得ることができる。

また、回転板上に前記ホログラムを配置し、回転板上の
適当な位置（ｘｏ、０）に適当な角度で光を照射させる
ことによって、ホログラムの回折光の中心の光が、回転
板後方、回転板に平行な任意の平面に至った座標（ｘ、
ｙ）が、回転板の回転角θが００のとき０°以外の適当
な回転角の時、ｙ座標が一致するように位相伝達関数と
回転板上の配置状態を決定した光走査用ホログラムを得
ることができる。

更に回転板上の適当な位置に適当な角度で適当な発散も
しくは収れんもしくは平行の光を照射させることによっ
て、適当な回転角範囲内で、ホログラムの回折光が十分
直線走査とみなせるふれ方をし、回転板後方の適当な平
面上に至る走査回折光の大きざが十分小さいとみなせる
光走査用水ロダラムを得ることができる。

また回転板上に光走査用ホログラムを配置し、回転板上
の適当な位置（ｘ　ｏ、０・）に適当な角度で適当な発
散もしくは収れんもしくは平行の光を照射させることに
よってホログラムの回折光の中心の光が、回転板後方、
回転板に平行な任意の平面に至った座標（ｘ、ｙ）が、
回転板の回転角θがθ＝０°の時と、θｍａｘ＼０°と
なる適当な値細ｌに対して、θ−θｍａｘの時とでｙ座
標が一致し、回転板の後方の適当な平面上に至る走査回
折光の大きさが、光走査用ホログラムに照射した光の光
走査用ホログラム上の大きさよシも小さい光走査用ホロ
グラムを得ることができる。

また回転板上に光走査用ホログラムを配置し、回転板上
の適当な位置（ｘｏ、０）に適当な角度で適当な発散も
しくは収れん球面波を照射させることにより、光走査用
ホログラムの回折光の中心の光が、回転板後方、回転板
に平行な任意の平面に至った座標（ｘ、ｙ）が、回転板
の回転角θがθ＝０°の時と、θｍａｘ＼Ｏ０となる適
当な値θｒｎｌＸの時とでｙ座標が一致し、回折光が適
当なビーム径の範囲内で平行とみなせる光走査用ホログ
ラムを得ることができる。

発明の効果 以上要するに本発明は、２枚の不等間隔直線回折格子を
、格子方向が互いに直交し、格子形成面が互いに向かい
合うように接着した光走査用ホログラムを提供するもの
で、作成が容易で高回折効率が得られ、実用上極めて有
用である。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例における光走査用ホログラム
の概観を示す斜視図、第２図は従来における光走査用ホ
ログラムの作成方法を示す概念図である。 １０．１１・・・・・・ホログラム。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）２枚の不等間隔直線回折格子を、格子方向が互い
   に直交し、格子形成面が互いに向かい合うように接着し
   たことを特徴とする光走査用ホログラム。
2. （２）一方の不等間隔直線回折格子の位相伝達関数φ（
   ｘ、ｙ）を、 φ（ｘ、ｙ）＝Σ＾Ｍ＿ｎ＿＝＿１Ａ＿ｎｘ＾２＾ｎ（
   但し、Ｍ＝１、２、３……∞Ａ＿ｎは任意の実数） とし、他方の不等間隔直線回折格子の位相伝達関数φ＿
   ２（ｘ、ｙ）を、 φ＿２（ｘ、ｙ）＝Σ＾Ｎ＿ｎ＿＝＿１Ｂ＿ｎｙ＾２＾
   ｎ（但し、Ｎ＝１、２、３……∞Ｂ＿ｎは任意の実数） としたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光
   走査用ホログラム。