JPS6327726Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、精神的安定状態又は瞑想状態を得
るための訓練装置に関するものであつて、本人の
手首に腕時計の如く装着して場所及び時間に関係
なく使用できるようにしたものである。

（従来技術） バイオフイードバツク装置と称されるものは公
知であるが従来のものは比較的大きな装置を必要
とし、従つてこの装置があるところでなければ訓
練することができないものである他、フイードバ
ツク手段が音響や数値によるものであるため使用
者の瞑想状態が破られ易く、また不自然な感覚を
与える欠点があつた。

また、センサを指手に圧接させて使用するもの
も提案されている（例えば特開昭55−21904）が
瞑想度合いを数値で表示するため目視による確認
又は意識によつて瞑想状態に入り難いので目的を
達しない欠点があつた。

（目的） 本案は他人に知られることなく、また、場所、
時間或は状態に関係なく使用できる瞑想訓練装置
を提供するものであつて装着感が最も鈍い手首に
装着すると共に該部に振動を与えることによつて
瞑想状態を感知せしめるようにしたものである。

即ち、手首の一部に接触する検出部を本体ケー
スに設けると共に知覚手段としてバイブレータを
用い皮膚感覚によつてフイードバツクさせるよう
にしたものである。

（構成） これを図について説明すると、腕時計型の本体
ケース１はバンド２によつて本人の手首に装着さ
れる。（第１図） 本体ケース１内には、電池の他、検出回路Ａ、
直流増巾器Ｂ、Ａ−Ｄ変換器Ｃ、発振回路Ｄ等が
内蔵されている。（第２図） ３は感度調節器、４はそのつまみである。

本案品において皮膚抵抗検出用の一対の検出電
極５，６は第３図に示す如く本体ケースの裏面１
ａの絶縁体７上に突設されている。なお、一方の
電極はケースに兼用させることもできる。

８は感知装置となる機械的振動子であつて振動
子の振動数は瞑想深度に応じた振動を生ずる。

（効果） 本案品において電極は手首のどこに接触させて
もよく、時計バンドの如く装着できるので違和感
がないから瞑想に入り易い。

また、瞑想訓練装置にあることを他人に知られ
ないから使用場所を制限されずいつでも使用でき
る利点がある。

更に、瞑想の深度を手首に振動として与えるの
で瞑想状態を持続できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案品の装着状態の斜視図、第２図は
ケース内のブロツク図、第３図は本案品の裏面斜
視図である。 ５，６は検出電極、８は振動子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 捲回用バンドに連結され、内部に電子回路を内
   蔵した手首装着用本体ケースと、該ケースの裏面
   に一対の検出電極と機械的振動子が突設され、前
   記検出電極からの皮膚抵抗変化に基いた振動を発
   生する発振器出力によつて前記機械的振動子を振
   動させて使用者本人に瞑想度を知覚させる瞑想訓
   練装置。