JPS6327673Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （技術分野と目的） 本考案はミシンにおける定規に関するものであ
り、考案の目的とするところはミシンのベツドに
対する着脱を容易にすることであり、他の目的は
複数個の使用により各種サイズの布テープの縫着
を取付位置を調整可能にして容易にすることであ
る。

（従来技術） 従来のミシンにおける定規はミシンのベツド上
面に穿設されたネジ穴に螺着せしめられる取付ネ
ジにより固着されるものである為該取付ネジの着
脱操作が面倒な作業であり、又定規の面が布の端
部との距離を調節しながら且つ布の送り方向に平
行に設定することの困難な操作を伴う欠点を有す
るものであつた。

（考案の構成） 本考案は上記の従来例の欠点を悉く解消するも
のにして、その実施例を第１図〜第４図を参照し
て以下に述べると、１は垂直な定規本体であり、
該定規本体の片面のみに長手方向に延びた平行な
２つの突条により溝部２が形成されており、前記
定規本体１の両端には拡開可能な可撓性材料より
成るフツク部３，３が設けられており、該フツク
の端部には夫々水平方向に延出され互いに平行な
挾持部４，４が設けられている。

（作用） 本考案は以下の如き構成であるから前記定規本
体１の長手方向をミシンの布送り方向に平行にな
る様にミシンのベツドＢ上面に設置する。本考案
の定規をベツドＢへの設置は両端の前記フツク
３，３を拡開してベツドＢの前後の垂直な壁面を
前記挾持部４，４にて挾持するようにベツドの上
側から装着すると定規本体が送り方向に平行に配
設せしめられる。そして布の端縁を布送り方向に
平行に送るのに使用する場合は１個のみを使用
し、前記溝２のない面が布の端縁に接触する様に
装着し（第５図参照）、又布テープＴの縫着に使
用する場合は２つの定規を夫々の溝２が対向する
ように内側に向けて且つテープの巾に相当する間
隔を離して装着し、テープＴの両端を前記溝２，
２内に挿入すれば（第７図）テープＴはミシンの
運転と共に送り歯により送られる。

（効果） 本考案は以上の如き構成及び作用であるから、
ベツドＢに対する装着は極めて簡単であり、然も
定規本体が布送り方向に常に平行に設置すること
が出来、又上記の如き定規の外にテープガイドと
しても利用出来使用方法に富んでいるので裁縫者
にとつて頗る便なるものであり、その効果大なる
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すものとして、第１
図は本考案の平面図、第２図は本考案の正面図、
第３図は本考案の側面図、第４図は本考案の斜視
図、第５図及び第６図は本考案をミシンに装着し
た状態を示す斜視図、第７図は本考案の使用方法
を示す側面図であり、１は定規本体、２は溝、３
はフツク部、４は挾持部である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 垂直な定規本体１と、該本体の両端に設けら
   れ拡開可能なフツク部３，３と、該フツク部の
   各々端部に設けられ互いに平行なる挾持部４，
   ４とで構成されたミシンにおける定規。 ２ 前記定規本体が片面に長手方向に延びた平行
   な突条にて形成された溝部２を形成しているこ
   とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項
   記載のミシンにおける定規。