JPS63273858A - 小型自動現像機 - Google Patents

小型自動現像機

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JPS63273858A
JPS63273858A JP10862287A JP10862287A JPS63273858A JP S63273858 A JPS63273858 A JP S63273858A JP 10862287 A JP10862287 A JP 10862287A JP 10862287 A JP10862287 A JP 10862287A JP S63273858 A JPS63273858 A JP S63273858A
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JP
Japan
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processing
cartridge
film
container
disc
Prior art date
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Pending
Application number
JP10862287A
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English (en)
Inventor
Haruo Hakamata
袴田 晴夫
Takeyoshi Iguchi
竹喜 井口
Nobutaka Goshima
伸隆 五嶋
Shigeharu Koboshi
重治 小星
Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
Masaru Ono
大野 勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばDPEPE取次此等比較的狭舗の店頭
に配置してディスク状の写真感光材料の現像等写真処理
サービスを行なうのに利用される超小型の現像機に関す
る。
[従来の技術] ディスク状の写真感光材料(以下、ディスクフィルムと
称する)は、コダック社により市販されている所謂ディ
スクフィルムに代表されるが、第3図〜第5図に示す構
造になっている。
図中において、10はカートリッジであり、露光窓側板
11とラベル側板12の合体により遮光構造が形成され
てディスクフィルム20を光から保護するものてあって
、露光窓側板には、露光窓13、中央開口部14、遮光
板開閉操作用窓15.遮光板開閉操作用のピン挿入孔1
6、カートリッジ破壊用の開口部17が設けられている
露光窓の内側には、遮光板18がディスクフィルム20
と同心円状に配置されており、ピン挿入孔16からピン
を差し込んで押圧しながら遮光板開閉操作用窓15部分
に露出する遮光板18の突起を利用して回転させること
により露光窓13部分にディスクフィルム20が露出さ
れることになる。
中央開口部14には、ディスクフィルムのハブ21が露
出している。 ラベル側板12の裏側には、露光位置に
あるディスクフィルム20のコマ部分を押圧する部材が
露出されている。
なお、ディスクフィルムに関しては、米国特許第421
2673号、同第42649号、特開昭53−1135
25号、同55−101940号、同101942号、
カートリッジオープナ−に関しては、米国特許第420
8116号、同第424856号、全般に関して、コダ
ック・ディスクフィルムシステムの全容(写真工業19
82年4月号26〜41頁)に記載がある。
従来、一般に、撮影済み写真感光材料は、DPE取次店
等を通してラボと呼ばれる集中処理施設に集められて大
型の自動現像機によって処理されるか、或いは、所謂ミ
ニラボと呼・ばれる比較的小型の自動現像機によって写
真処理されている。
しかし、ディスクフィルムの場合には、日本においては
、ミニラボで処理されるものはなく、大型の集中処理施
設において、ディスクフィルム専用の大型自動現像機に
より処理されている。
ディスクフィルム専用の自動現像機は、処理しようとす
るディスクフィルムが一般に写真フィルムとして知られ
ているロールフィルムと形状が著しく異なることからく
る搬送系の違いを除いて、例えば、処理槽の構成、利用
する写真処理液の構成ないし化学的組成、写真処理液の
供給、温度調整、乾燥、写真処理廃液の処理装置、等々
に関してはロールフィルム用の自動現像機のものと基本
的には同一の構造になっている。
従来のシステムでは、ディスクフィルムは処理に先立ち
カートリッジを破壊して外部に取り出され、その多数枚
が遮光性のマガジンに詰めかえられ、マガジンごと自動
現像機にセットされて処理されているが、従来カートリ
ッジを破壊するには例えばコダック社のシステムの場合
、手動のディスクオープナ−・モデルHにより、或いは
、自動のディスクオープナ−ワークセンターにより、露
光窓側板11に用意されているカートリッジ破壊用の開
口部17を通して押し出しピンを差し込みラベル側板1
2を押圧すると共に、露光窓側板11の下端中央部19
を押し出しピンとは逆方向に押し出すか或いは静止状態
に維持させておくことにより行われている。
しかし、成るメーカーのカートリッジでは、露光窓側板
11とラベル側板12どの結合が強力で、上記した単な
る引きはがし動作では破壊か困難でカートリッジの側部
に沿ってカッター刃を侵入させて結合部を切断する等の
操作が必要である。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは、ディスクフィルムの現像等写真処理を行
う処理施設の偏在から生じているディスクフィルムの処
理サービスの遅延化を解消し、ロールフィルムの場合の
如き1時間或いは当日といった処理サービスのスピード
化を計るため、ディスクフィルム1枚〜数枚を処理する
超小型の自動現像機をDPE取次店等の比較的狭い店頭
に配置して現像等処理サービスを行うとすシステムを提
案しているか、これを実現するためには、ディスクフィ
ルムの取り扱い、処理液の供給、写真処理廃液の処理等
に関しての、装置の小型化、操作の容易性、処理の安全
・確実性、誤動作の防止、等々解決すべき難問がある。
例えば、ディスクフィルムをカートリッジから取り出す
作業をみると、カートリッジを破壊する作業を行う際や
裸にしたディスクフィルムを現像機にセットする際には
、厳格な暗室下、或いは遮光構造体で保護することが要
件とされるが、これを、従来のシステムの場合のように
、自動現像機とは別個に用意したカートリッジオープナ
−と遮光性のマガジンとで行なうのでは広い設置スペー
スが必要であり、本発明の意図するシステムにおける小
型化の要請を満足させることができない。
また、カートリッジの破壊な暗箱中で手操作で行うこと
も考えられるが、′その操作には熟練が要求され普通の
店員さんでは安全に処理することが疑問て、操作の容易
性を満足させることができない。
また、写真処理剤の供給について考えてみても従来の大
型現像機やミニラボの場合と比較して、−回当りの処理
剤の使用量が極めて少ないだけでなく、利用頻度にムラ
が生じることが予想され、従来の自動現像機のように、
調整済みの処理液を処理槽に溜めて温度調整することや
、或いは別個に用意した処理液タンクから処理時毎に処
理液を処理槽に供給するように構成することは、装置が
大型化するだけでなく、処理液の劣化防止の面からも好
ましくない。
更に、写真処理剤が皮膚に付着するとアレルギー症状を
起こす体質の人がいることから、現像機を操作する際に
、オペレーターが写真処理剤に触れることから解放され
ることが要請される。
利用される処理液が10購1 /Disk 1教程度と
極めて微量とは云え、劇薬指定の有害物質を含んでおり
、アマチュアの所謂ホーム処理の場合の如くに下水に排
出するなどは公害防止°の面から問題があり、写真処理
廃液をどのように処理するかも解決する必要がある。
本発明は、上記の諸点を解決し、処々の比較的狭い店舗
の店頭に配置してディスクフィルムの現像処理サービス
を行う写真処理システムにおいて利用するのに適した超
小型であって、非熟練のオペレーターによっても安全且
つ容易に操作することができる自動現像機を明らかにす
ることを主目的とするものであり1本発明の他の目的な
いし利益は以下の記述並びに添付の図面から明白となる
ものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の上記目的は、装置にセットされたカートリッジ
から撮影済みディスクフィルムを取り出す手段、該ディ
スクフィルムを保持し回転させる手段、ディスクフィル
ムを処理槽に浸漬させる手段、処理液が収納されるもの
であり、処理槽・廃液容器として利用される容器を供給
する手段、処理槽に残存する写真処理廃液を固化する手
段を有するディスクフィルム用自動現像機、により達成
されるもの下あって、以下その詳細を添付の図面に従っ
て説明する。
第1図は、本発明の自動現像機の一例を示すものであり
、その構成並びに機能を順次説明する。
A、カートリッジのセット 処理しようとするディスクフィルム20は、予めオープ
ナ−によりカートリッジ10から取り出された状態て自
動現像機にセットされる従来の場合と異なり、本発明の
自動現像機においてはカートリッジ10に収納された状
態でセットされる。カートリッジ10を装置にセットす
るには、アプリケーターを利用する態様と、直接に装置
にセットする態様がある。
図示のアプリケーター100は、露光窓側の端部な固定
手段101により固定し、カートリッジ10を吊り下げ
状態に保持させた上で、装置枠体110のカートリッジ
挿入口111にセットされる。この場合、カートリッジ
挿入口111はアプリケーター100で遮光するが、安
全を期してアプリケーター100をセットした周囲を蓋
等を用゛いて遮光するのが好ましい。
アプリケーター100を用いない態様においてはカート
リッジ挿入口111部分に図示した姿勢で、カートリッ
ジ10を挿入し、その下端を図示しないストッパにより
支持してカートリッジ10の露光窓側端部を、例えば簡
単な万力機構等を用いて固定する。固定が完了し、その
上方が遮光されると作動準備完了となり、オープナ−の
作動と同時にカートリッジ10を支持していたストッパ
は逃げ動作を行ないカートリッジ10の下方は開放空間
となる。
B、カートリッジオープナ− 上記の如くカートリッジ10のセットが完了するとカー
トリッジオープナ−によるディスクフィルムのカートリ
ッジからの取り出しが行なわれる。
本発明の自動現像機において利用されるカートリッジオ
ープナ−においては、第1ステツプにおいて露光窓12
とは反対側の部分(斜線で示されている)が破壊されて
いる。この部分を破壊するには、従来のカートリッジオ
ープナ−と同様に、矢符AI、 A2方向からの押圧力
を用いる。即ち、露光窓側板11の開口部17・17の
裏面周辺なA2方向からの押圧力で押圧する(ストッパ
による静止を含む)と同時に、ラベル側板12の下端を
、露光窓側板11の開口部17・17を通して、 AI
力方向らの押圧力で押圧する。この場合、ラベル側板1
2をカートリッジ端部破壊部材120の作用点は、好ま
しくは、露光窓側板】1の開口部17・17の内側及び
下端中央部19であり、A1及びA2方向へ押圧力は逆
方向への引っ張り力に等価であるから、実際の装置にお
いては、押し出し棒ないしビン等のAI及びA2方向へ
直線的運動による場合と、フックが形成されている部材
をAI及びA2とは夫々逆の方向に直線的運動(引っ張
り動作)を行わせる場合、更には、両者の組み合わせ動
作による場合とがある。
A2方向からの押圧はストッパーによる単なる静止圧で
よいが、カートリッジの破壊を効率よく行なうためには
、カートリッジ端部破壊部材121を用いる。
引っ張り動作を用いたカートリッジオープナ−の例とし
ては、本願出願人による特願昭61−70083に記載
のものが挙げられ、本発明のカートリッジオープナ−の
一部として利用することができる。
A1及びA2方向に押圧力を作用させる機構としては、
図示の如く、ビニオンラック機構等によりモーターの回
転力を直線往復運動に変換するものや、スクリュウ(ウ
オームギヤ)を利用した倍力機構、ソレノイドの運動に
よるもの、テコの原理を利用した手動操作によるもの等
々、各種の運動機構によって得られるが、小型化の要請
の下に選択的に適用される。
カートリッジの下端部が破壊されると、次に、押圧部材
122.123により、カートリッジ10の側面を81
及びB2方向に押圧してカートリッジ10を構成する2
枚の板をたわませる。
なお、押圧部材122.123の内の1方は静止状態で
ストッパとして作用する態様のものであってもよい。
押圧部材122.123の旧、B2方向への運動量は収
納されているディスクフィルム20が損傷されないよう
にする為に規制される。即ち、運動量が大きいとカート
リッジ10の結合部が破壊されるだけでなく、板目体が
ヒビ割れ状態に破壊されディスクフィルム20の乳剤面
をキズ付ける虞があるからであり、好ましくはカートリ
ッジ10の側面部の結合も破壊せずに、収納されている
ディスクフィルム20をフリーにして下方に落下できる
程度にたわませる。
また、カートリッジ10の側面の結合部分が破壊されな
いことは、破片が処理槽中に落下して回転操作されるデ
ィスクフィルム20の乳剤面をキズ付けるのを防止する
ため、更には、カートリッジ10の再利用を計る上から
も有益である。
押圧部材122.123の押圧動作は、急激でなく徐々
に行うのが、カートリッジ10の損壊、破片の発生防止
、ディスクフィルム20のキズ付き防止等の面から好ま
しい。更に、1方向的な押圧動作だけでなく、押圧動作
、戻し動゛作のくりかえしであってもよく、特に最大連
動的まで押圧した後は、徐々に戻し動作を行わせること
、押圧、戻しを繰りかえすことが好ましい。戻し動作に
代えて押圧部材122.123を振動ないし揺動するよ
うにしてもよい。このような押圧、戻しの繰りかえし或
いは振動ないし揺動により、収納されているディスクフ
ィルム20は、結合部が破壊されているカートリッジ1
0の下端から落下することになる。
本発明の自動現像機に利用することが可能なカートリッ
ジオープナ−としては、カートリッジ10を破壊してデ
ィスクフィルム20を下方に落下させる方式のものが好
ましく利用されるが、これに限定されるものではなく、
例えば、本願出願人の特願昭61−21859、同61
−21860゜同61−29130号等に記載のものが
適用可源であり、これらの中には、カッター機構によっ
てカートリッジの側面結合部を切除する態様のカートリ
ッジオープナ−が包含される。
なお、ディスクフィルム20が取り出された後のカート
リッジ10は、装置外に排出されるが、排出には、カー
トリッジ10を破壊作業を行った原位置に留めておき手
操作で機外に取り出すもの、押圧部材122.123に
より保持した状態で、この押圧部材122.123の上
方向若しくは平面方向への運動により機外に送り出すも
の、押圧部材122.123に代わる送り出し部材によ
る同様の運動によるもの、アプリケーターを用意し、例
えばカートリッジ10の上端部をチャックしておき、デ
ィスクフィルム20の取り出し後、アプリケーターの機
外への引き出しによるもの、等々の機構が採用される。
C、ディスクフィルムの保持・回転 カートリッジ10から開放されたディスクフィルム10
は自由落下してガイド部材130に案内されてその下端
に用意されているストッパ131の位置に停止する。
なお、ガイド部材130の上面に、往復動する遮光板(
図示せず)を用意しておき、ディスクフィルム10が落
下した後にガイド部材130の下方を遮光するようにす
れば、アプリケ−、ター100を取り出して空のカート
リッジ10を取り外し、次のカートリッジ10をセット
するこのとが可能となる。このような構成は、図示の自
動現像機を2枚以上のディスクフィルムを処理する仕様
のものに設計する場合に有益である。
さて、ストッパ131に停止されているディスクフィル
ム20は、次にスピンドル軸140に係止される。図示
の装置においては、スピンドル軸140は装置の基板に
固定されいる軸受141に保持されており、ハンドル操
作成いは自動操作により矢符方向に移動して、その先端
でディスクフィルム20を保持する。
スピンドル軸140の先端にディスクフィルム20を保
持させる機構としては、スピンドル軸を中空に形成して
、その内部にロッドを配置し、ロッドの出入によりスピ
ンドル軸140の先端に用意したチャックを操作して、
ディスクフィルム20のハブを係止する態様の外、図示
の如く、一対のクラッチ板142.143によりディス
クフィルム20のハブ付近をサンドイッチ状に挟んで係
止する。このような態様において、一方のクラッチ板1
43は、矢符方向に移動する軸の先端に自由回転可能な
状態に取り付けられているだけで、その軸を駆動しない
ものであってよい。
上記の如きクラッチ板142.143によるディスクフ
ィルム20の保持機構によっても4〜5枚程度のディス
クフィルムの同時保持が可能であるが、それ以上の枚数
(10枚以内)を保持させようとする場合においては、
例えば、第2図に示す如く、軸受部材141に保持され
ているスピンドル軸140の先端から数C1m程度の長
さにわたってスリットを形成し、そのスリットから係止
用の作動片144を露出させ、ロッド145により作動
片144の出入を操作する。ロッド145の引き出し操
作により作動片144を引き込み、仮想線で示すディス
クフィルム20のハブを押し込み部材146の矢符方向
への移動によりストッパ147まで押し込み、次いでロ
ッド145の押し込みにより作動片144をスリットか
ら突出させてディスクフィルム20を固定する。スピン
ドル軸140からディスクフィルム20を取り外すには
、ロッド145の引き出しにより作動片144を引き込
んだ上で、ストッパ147を矢符方向に移動させればよ
い。
なお、押し込み部材146を設けずに、第1図に示すガ
イド部材130のスカート部によってディスクフィルム
20の図面上右方向への移動を阻止してスピンドル軸1
40を大きく右方向へ移動させてディスクフィルム20
をスピンドル軸140に取り込むようにしてもよい。
スピンドル軸140は、モーターにより或いは手動操作
による駆動系148により回転される。
なお、後述する処理槽の昇降操作と関連するが処理槽が
昇降しない態様の場合には、スピンドル軸140の昇降
機構が用意される。
スピンドル軸140を昇降させるには、軸受部材141
を垂直方向に昇降する軸(図示せず)に取り付け、この
軸を手動により或いは自動的に上下に操作することによ
りスピンドル軸140(ディスクフィルム20)を昇降
させる。
上記のような構成に代えて、軸受部材141をハンドル
操作により或いは自動操作により回動するアームの先端
に取り付ける構成や、単なるアームに代えてリンク機構
やモーターによる回転運動を垂直往復運動に変換する各
種の機構が利用可能である。単なるアームによる構成で
はディスクフィルムは垂直に昇降しないで、若干の円弧
状連動であるがリンク機構等を用いるものでは垂直方向
にディスクフィルムを昇降させることができる利点があ
る。
D、処理液の供給・温度調整 150は写真処理液を収納する容器であって、供給系に
おいては処理液供給容器、写真処理系においては処理槽
、廃液処理系において廃液容器として利用される。
写真処理液は、少なくとも温度調整の外は何らの措置も
不要である液状態に調整されたものが供給容器150に
収納されている第1の態様か或いは濃縮液や粉状或いは
ゼリー状等の状態で供給容器150に収納されている第
2の態様で供給される。
第1の態様の場合には、手操件ないしアプリケータ−或
いはベルト、コロその他の搬送手段151により写真処
理系の処理に案内された容器150は直ちに処理槽とし
てディスクフィルムの浸漬処理に利用されるが、第2の
態様の場合には、案内された容器150中の写真処理液
を、符号152で示す溶解液供給手段により稀釈液ない
し溶解液(例えば小型のタンクに収納されて予め60℃
程度に加熱されている温水)により稀釈ないし溶解して
写真処理に適した温度及び濃度に調整した後写真処理に
利用される。
なお、利用する処理液の総量が10+e文程度と少量の
場合には、606C程度の温水の投入によっても外気温
度によっては処理途中で不適温度に低下することが予想
されるので、処理槽全体を循環する温水等の熱媒中に浸
漬させる、或いは、処理槽150を二重構造に形成して
、その内部に温水等の熱媒を循環させる、処理槽150
の下面から温風を当てる、ヒーターにより加熱する等の
加熱手段を併用する。
更に、処理槽150に溶解液ないし稀釈液として投入さ
れる温水の温度が比較的に低温である場合等においては
、処理液の温度調整は主として上記した加熱方式によっ
て行なわれる。
本発明の自動現像機においては、好ましくは、ディスク
フィルム20を回転操作しながら処理するので、ディス
クフィルム20の全体を処理液中に浸漬させずに、例え
ば半月状に浸漬させるのに必要なサイズの処理槽であれ
ば足りる。
従って、各処理槽CD・ 肝・ST −DRの深さ及び
巾は、少なくともディスクフィルムのハブ部分までが垂
直状態に差し込み可能で、しかも処理に必要な量の各処
理液が収納し得るものであれば足り、厚みは、処理しよ
うとするディスクフィルムの枚数に関係する。
各種には、調整済みの或いは溶解液供給手段152によ
る、例えば温水の投入によって、処理に好ましい温度及
び濃度に調整された発色現像液(CD液)漂白定着液(
BF液)、水洗代替安定化液(ST液)が用意されおり
、スピンドル軸140の下降、或いは昇降機153によ
る処理′槽の上昇により保持したディスクフィルム20
を処理液中に下降、浸漬して回転操作しながら処理する
0例えば、発色・現像処理が完了すると、ディスクフィ
ルム20はスピンドル軸140の上昇により或いは昇降
機153による処理槽の下降により発色現像液中から引
き上げられ、好ましくは回転操作により、付着した発色
現像液を振り切ってから、スピンドル軸140の水平移
動或いは、搬送手段151による処理槽の移動が行なわ
れ、次いでディスクフィルム20を再び下降させて漂白
定着槽BPに浸漬して処理する。以下の処理も同様の工
程で行われる。
なお、容器150に乾燥槽DRを設けない態様も本発明
に包含される。
また、スピンドル軸140は、ディスクフィルム20を
保持し、下降及び上昇させるだけで、処理槽を選択する
ための横移動を行わない態様であってもよく、この態様
の場合、ディスクフィルム20が下降・上昇する処理位
置に搬送ベルト、コロ等で構成される搬送手段151に
より容器150の処理槽CD、 BF、 ST、 DR
を順次移設して処理する。図示の如く、容器150を水
平方向に移設させるだけでなく、昇降機153により上
下方向にも移設し得る手段を設けるようにすれば、スピ
ンドル軸140は、単にディスクフィルム20を静止位
置で保持・回転させる機構を有するだけでよい。
処理槽としての容器150に収納される処理液の量は、
同時に処理するディスクフィルムの枚数に関係し、1枚
のディスクフィルムを処理するのであれば、例えば、C
D液10m見、肝液10■見、ST液10111(ST
無処理2回に分けて行うのが好ましく、その場合の液量
は夫々1011文)でありディスクフィルム20を浸漬
した場合に、処理槽11の上端から処理液がオーバーフ
ローしない量であることが好ましい。
以上の説明においては、容器150を区分して複数の処
理槽とする実施態様を説明したが、容器150は、処理
槽CD−BF−ST−DRの集合体ではなく処理槽(処
理液)毎に独立であるもの、好ましくは、使用に際して
集合体として合体されるもの、であってもよい。
水洗処理までが完了すると、ディスクフィルム20は回
転による遠心力による水切りと共に、温風乾燥手段15
4の温風により乾燥される。
なお、乾燥の際の水切り回転により、ST液が飛散する
のを防止するために1回転時にはディスクフィルム20
の上方は被覆されることが好ましく、被覆構造としては
、蓋状の部材をディスクフィルム20の上方に出入操作
させるものや、上述したガイド部材130とその遮光部
材を乾燥時の上面被覆として利用する。後者の場合、遮
光部材及び又はガイド部材の内側に温風が吹き出るよう
に構成すれば、これら部材自体をも乾燥させることがで
きるので好ましい。
乾燥が完了したディスクフィルム20はスピンドル軸1
40から自動操作により取り外され案内路を通して装置
外に排出される。勿論、スピンドル軸140から手操作
で取り外す態様を除外するものではない。
E、写真処理廃液の処理 さて、写真処理系における処理が完了すると、処理槽と
しての容器150は、手操作により処理部から取り出さ
れる外、搬送ベルト、コロ等の直線運動を行う搬送手段
151.或いは周回運動を行う例えばターンテーブル等
の搬送手段により廃液処理系に移設される。
廃液処理系においては、例えば、廃液容器としての容器
150(処理液の供給容器であり、同時に処理槽であっ
たもの)残存する写真処理廃液の固化、更には、容器の
シールが行われる。
なお、廃液処理系の置かれる位置は、写真処理系の位置
と同一てあってもよいが、処理部に新たな処理槽として
の容器150を供給して次のディスクフィルムを処理す
るような態様にあっては、前回処理の廃液が収納されて
いる容器150は、速やかに写真処理系処理部から排除
される。
廃液の固化は、例えば固化剤投入手段160により行わ
れる。用いられる固化剤としては、様々のものが利用可
能であるが、例えば、特願昭60−293799号に示
される水溶性ポリマーや特願昭61−259003号に
示される固化材ないし乾燥剤が挙げられ、中でも廃液を
カンテン状或いはゼリー状に固化させる植物系、動物系
の固化剤、特に好ましくは5粒状或いは粉体状の高吸液
性樹脂等が用いられ、これら固化剤と共に繊維状の物質
を同時に投入してもよい。
固化剤の投入は、オペレーターによる廃液の操作や、輸
送等の際に飛散するのを防止するためであるから、再処
理を考慮して、再処理に際して不利益となる固化剤を用
いるのは好ましくない。
なお、固化剤の投入は、例えば尖鋭なノズル等を利用し
てシールを突き通し、固化剤を投下ないし注入する方法
等で、後述する容器の密封の後に行うようにしてもよい
容器150の密封は次のような態様で行われる。
■ 処理液供給系における処理液の容器150を密封し
ていたシール材を用いて廃液容器を密封するもの。この
態様の場合、現像機には、供給容器150シール材をは
がして再び貼り付ける機構が必要である。この態様は、
シール材が薄いシート状のプラスチックフィルムや合成
紙等である場合の外、硬質材で構成される所謂蓋である
場合が包含される。
■ 図示の如く、予め用意されているロール状の(或い
は単葉状の)シール材170を用いてロールヒーターの
如きシール手段171により、容器の上面をシールする
もの。
シール材の取り付けには上記の如く熱によるものの外、
接着剤ないし粘着剤を利用するもの、自己粘着フィルム
材を利用する態様がある。
■ 常温で固体となる、例えば蝋等の液体状シール材を
廃液上に投下して、廃液の温度低下に伴ってその表面を
シールするもの。この場合、シール材の投入に先立ち、
廃液は前述した固化剤の投入によって少なくともカンテ
ン状ないしゼリー状に固化されていることが好ましいが
このような固化操作を行うことなく、直接にシール材を
投入する態様であってもよい。
後者のような態様では、用いられるシール材は予め加熱
により液化されているか、廃液の熱で液化ないし溶融さ
れるものであり、廃液よりも比重の軽いものであるのが
好ましく用いられ、液状のままの廃液中に投下されたシ
ール材は比重の差により廃液の上面に浮き上がり、温度
の低下に伴って固化し、廃液の上面をシールすることに
なる。
更に、このようなシール方法(被膜の形成)は、常温で
硬化性を示す樹脂によっても実現できる。
上記の態様で、廃液容器150が裏がえしゃ横だおしに
なった際にも固化したシール材がはずれてしまったり、
液もれを生ずることがないよう、処理槽として利用する
容器の内側壁面には、固化したシール材を係止させるた
めの凹凸を形成しておくのも好ましい。
[発明の効果] 本発明の自動現像機によれば、撮影済みのディスクフィ
ルムをカートリッジに収納したままの状態で装置にセッ
トするだけで熟練のオペレーターでなくとも簡単な操作
で現像等サービスを行なうことができる小型現像機とす
ることができ、更にA、写真処理液が収納されている処
理液供給容器を、そのまま処理槽として利用するので、
処理液を貯蔵しておくストックタンク、処理液をストッ
クタンクから処理槽に供給する装置、等が不要となり、
全体として小型の現像機とすることが可能となる。
B、処理液は処理直前まで供給容器に密閉状態にあるの
で酸化等処理液の劣化を防止するのに有利であり、この
効果は、処理液を濃縮液、粉状或いはゼリー状で供給容
器に収納することにより更に向上するものであり、 C5処理槽中に生じる結晶等の除去といったメンテナン
スが不要となる、 D、予め加熱されている稀釈液ないし溶解液で写真処理
液を稀釈ないし溶解する態様では、稀釈液ないし溶解液
で処理適温及び濃度に調整されるので、温調のための装
置が不要となる、E、写真処理廃剤を廃棄するのに処理
液供給容器(処理槽としての容器)を利用するので、廃
棄のための特別の容器が不要であり9、しかも写真処理
廃液の飛散による汚染や悪臭の発生が防止されるのだけ
でなく、処理液の付着によってオペレーターがアレルギ
ー症状を起す等が防止される、等々の効果が得られ1頭
記した諸課題が解決される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の自動現像機を示す概略分解斜視図、 第2図は、スピンドル軸の別態様を示す斜視図第3図は
、市販のディスクフィルムユニットにおけるカートリッ
ジの平面図、 第4図は、同じく底面図、 第5図は、ディスクフィルムの平面図、である。 図中において、各符号は下記を指示する。 10:  カートリッジ、 11:  露光窓側板、 12:  ラベル側板、 13:  露光窓、 14:  中央開口部、 15:  遮光板開閉用窓、 1B=  遮光板開閉用のピン孔、 17:  カートリッジ破壊用の開口部、18:  遮
光板、 18:  ラベル側板下端中央部、 20:  ディスクフィルム 21:  ハブ、 100:  アプリケーター 101:  固定手段 11O:  装置枠体 111:  カートリッジ挿入口 120:  カートリッジ端部破壊部材121:  カ
ートリッジ端部破壊部材122:  押圧部材 】23:  抑圧部材 130:  ガイド部材 131:  ストッパ 140:  スピンドル軸 141:  軸受 142:  クラッチ板 143:  クラッチ板 144:  作動片 145:  ロッド 146:  ハブ押し込み部材 147:  ストッパ 148:  駆動系 150:  容器 151  :  搬送手段 152:  溶解液供給手段 153:  昇降機 160:  固化剤投入手段 170:  シール材 171  :  シール手段 特許出願人 小西六写真工業株式会社 代 理 人 弁理士 坂口信昭 劃   。 −C跪 :X E   訳

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)装置にセットされたカートリッジから撮影済みデ
    ィスクフィルムを取り出す手段、該ディスクフィルムを
    保持し回転させる手段、ディスクフィルムを処理槽に浸
    漬させる手段、処理液が収納されるものであり、処理槽
    ・廃液容器として利用される容器を供給する手段、処理
    槽に残存する写真処理廃液を固化する手段を有するディ
    スクフィルム用自動現像機。
  2. (2)写真処理廃液を固化すると共に該写真処理廃液を
    収納した容器をシールする手段を有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のディスクフィルム用自動
    現像機。
  3. (3)処理槽に収納されている写真処理液を加熱する手
    段を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項及び
    第2項記載のディスクフィルム用自動現像機。
JP10862287A 1987-05-01 1987-05-01 小型自動現像機 Pending JPS63273858A (ja)

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