JPS6327038Y2 - - Google Patents

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JPS6327038Y2
JPS6327038Y2 JP1986041095U JP4109586U JPS6327038Y2 JP S6327038 Y2 JPS6327038 Y2 JP S6327038Y2 JP 1986041095 U JP1986041095 U JP 1986041095U JP 4109586 U JP4109586 U JP 4109586U JP S6327038 Y2 JPS6327038 Y2 JP S6327038Y2
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JP
Japan
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propeller
pressure oil
crosshead
drive shaft
hub
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JP1986041095U
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JPS61163796U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は可変ピツチプロペラのハブ構造に関す
るものである。
(従来技術) 従来、可変ピツチプロペラのプロペラハブの構
造は第2図に示す如く、駆動軸13にプロペラ翼
1を有するプロペラハブ4を固着し、プロペラハ
ブ4の後端をキヤツプ7で覆つた形状になつてお
り、プロペラ翼1のピツチを変える場合には、キ
ヤツプ7内のピストン6によりプロペラハブ4内
部に介在するクロスヘツド5を前後に移動せしめ
ることによつてプロペラ翼のピツチを変えるもの
である。クロスヘツド5をピストン6により前
(図中で右)あるいは後(左)へ移動せしめる手
段は圧油によつて行われる。即ち、駆動軸13内
に同心状に圧油供給管9を通して圧油をこの圧油
供給管の内外いずれかからピストン6前後の作動
室に給油又は排油することによる。ピストン6の
前後にはそれぞれ圧油室が形成され、ピストン6
はクロスヘツド5にナツト8により固定されてい
る。
プロペラ翼1とプロペラハブ4とは、プロペラ
ハブ4の翼取付用開口部においてプロペラ翼1の
軸部を内側のデイスク2とボルト11などによつ
て、プロペラ翼1がピツチを変えられるように回
転自在に支承する。外部とはシール12により封
水し、プロペラハブ4内部は駆動軸13とスリー
ブ14の間から導かれたシール油によつて充満さ
れる。クロスヘツド5とプロペラ翼1との関係は
第3図に示す如く、クロスヘツド5の溝5′に埋
めこまれたシユー3に設けられた穴にデイスク2
から偏心して突出せしめた偏心軸15が嵌合して
おり、クロスヘツド5が前後に移動した場合には
デイスク2が回転してプロペラ翼1のピツチ角を
変位せしめる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は特に舶用サイドスラクタなどに有効に
適用させるために開発したものである。サイドス
ラスタにおいては船の回頭性能を良くするため船
首側または船尾側の、より回頭モーメントの大き
くなる箇所に設置させることが望ましいため、第
4図に示すごとく、サイドスラスタにおけるプロ
ペラ装置Aの全長Lはより短かくすることが要求
される。同時にサイドスラスタにおいてはダクト
内にプロペラ装置AをステーBによつて支持する
関係上、プロペラ翼とステーの距離Sが近いとス
テーの影響を受け、振動、騒音が発生すると共に
推進効率が悪くなる。
このことはまた旋回式スラスタにおける旋回筒
とプロペラ翼との位置関係についても言えること
であり、そのためプロペラはステーや旋回筒より
遠い位置に設置する必要があるが、第2図に示し
た従来の構造ではプロペラの後方にプロペラハブ
が突出し、その分だけプロペラ装置が長くなると
いう問題がある。
そこで、プロペラ装置の全長を短さくするため
にピストンの作動室とプロペラ翼取付部デイスク
のあるクロスヘツド室との仕切壁を廃止すると、
室内の圧力が高くなるため封水シールに過大な荷
重が作用し信頼性が低下する。そして、ピストン
をクロスヘツドの後方に位置させると、組立時に
プロペラハブ後方に開口部が必要となり、それだ
けシール部分が多くなる。そのために、構造が複
雑となり部品点数も多いという問題があつた。
本考案はピストンの位置をクロスヘツドの前方
に置き換え、プロペラ装置全体の長さを極力短さ
くするとともにプロペラ翼の位置と駆動軸の接続
位置との間を長くし、ピストン後側の圧力室はハ
ブ内部空間をそのまま利用することによつてその
構造を簡易化し、組立および加工の工数を減ら
し、さらに材料費などを減少せしめることを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、可変ピツチプロペラの駆動軸内に圧
油供給管を同心状に設け、該圧油供給管の内外を
それぞれ圧油路とし、プロペラ翼取付用プロペラ
ハブは後端を椀型に形成した一体構造としてその
前端を駆動軸に固着するように構成し、該プロペ
ラハブ内に前記プロペラ翼のピツチを変更するク
ロスヘツドを介在させ、該クロスヘツドの駆動軸
側にプロペラハブに内接するピストンを形成し、
該ピストンのクロスヘツド側の空間を前記圧油供
給管の内側の油路に連通し、ピストンの駆動軸側
の空間を圧油供給管の外側の油路に連通するよう
にした可変ピツチプロペラのハブ構造である。
(作用) 次に本考案の作用をその作動と共に説明する
と、プロペラ翼のピツチを変更するときには、ク
ロスヘツドの駆動軸側にあるピストンの前側(駆
動軸側)室とピストンの後側(ハブ内)室の何れ
かに作動油を圧入させてピストンを移動せしめ、
クロスヘツドによりプロペラ翼のピツチを無段階
に変えることができる。ピストンの後側室に作動
油を圧送するときは、ハブ内に高圧の作動油が充
満する。この作動油に対し、封水シールの内方に
距離を隔ててハブ内作動油用シールが設けられて
いて、この両シールの中間にシール油が導かれて
いるので、ハブ内の作動油の作動圧力が確保さ
れ、外部に洩油しない。
(実施例) 本考案を第1図に示す実施例によつて説明する
と、プロペラハブ4の後端は椀型になつており、
プロペラハブ4の前端は駆動軸13の後端に形成
されたフランジ部とボルトによつて固着してい
る。14は駆動軸13の外側に設けたスリーブ
で、このスリーブ14と駆動軸13との間の隙間
からシール油がデイスク2部に送られる。
プロペラハブ後端外側は椀型を形成し内側は駆
動軸中心線においてクロスヘツド5の後端と嵌合
し、クロスヘツド5の前後方向の移動をガイド支
持する。また、クロスヘツドの後端をプロペラハ
ブ内側で支持しない場合にはクロスヘツドの長さ
を一層短くすることができる。
駆動軸13内に圧油供給管9が同心的に設けら
れ、圧油供給管9の内外を圧油路とする。クロス
ヘツド5の前端は圧油供給管9と結合しており、
圧油供給管の内側の圧油路はクロスヘツド5の後
端まで連通し、プロペラハブ後側室に圧油を導
く。クロスヘツド5の駆動軸側の一部はピストン
を形成し、プロペラハブ4の内周を前後に移動す
るように構成する。このピストンの後側の室には
前記圧油供給管の内側の圧油路が連通していて、
プロペラハブ後側内部空間が直接ピストンの後側
室になつている。駆動軸13の内側と圧油供給管
9の外側との間の圧油路はプロペラハブ内のピス
トの前側室に連通しており、圧油供給管9の内外
において圧油を給排する。クロスヘツド5の前後
への移動に伴つてプロペラ翼のピツチを変更せし
める状態は第2図に示した従来例と同じである。
次に、該実施例の作動について述べると、第1
図において翼のピツチを変更するためクロスヘツ
ド5を前方へ移動する場合には、制御機構によつ
てまず圧油供給管9内側圧油路に圧油を送ると共
に、圧油供給管9外側圧油路を排油にする。
圧油はクロスヘツド5の圧油路を通つてピスト
ン後側(左側)のハブ内に送られるとクロスヘツ
ド5は前(右)に移動し、嵌合する偏心軸15の
作用によつてデイスク2が回転し、プロペラ翼1
のピツチを変更する。プロペラ翼1のピツチを反
対にするためクロスヘツド5を後方へ移動する場
合には、上記とは逆に圧油供給管9の外側と駆動
軸13の間のスペースの油路を給油とし、圧油供
給管9の内側の油路を排油とすればピストンの作
用によつてクロスヘツド5は後方に移動する。
プロペラ翼1の根元部の封水はシール12によ
り、またプロペラハブ4内の作動圧油の油密はシ
ール16によつて行い、両シー部12,16の間
にはスリーブ14と駆動軸13との間から導いた
シール油を導入して水側と作動圧油側の密封を
各々確実にする。
本考案のプロペラハブの組立順序を述べると、
プロペラハブ4は、後端を椀型に形成し前端が駆
動軸のフランジに接続する開口部になつている。
この開口部から内部組込品であるデイスク2、シ
ール16、シユー3、およびクロスヘツド5を順
次組込んで組立てる。すなわち、プロペラ翼1と
ハブ内のデイスク2をボルト11によつて固定す
る。このとき外部からシール12を、内部からシ
ール16を取付ける。次にクロスヘツド5の組込
み時に、デイスク2から突出した偏心軸15を係
合したシユー3をクロスヘツドの溝5′にはめ込
む。溝5′は組立時用の縦溝と作動時用の横溝が
L字形に形成されている。クロスヘツド5の組込
み後、圧油供給管9、駆動軸13を取付ける。
(効果) 本考案はプロペラハブの後端を椀型に形成した
一体構造で、前端を駆動軸に接続する構造になつ
ていて、駆動軸に接続する前にクロスヘツドとプ
ロペラ翼とを係合させるという極めて簡単な作業
によりプロペラを構成しているので、組立工数が
少なくて済む。従つて、在来の装置に比べ構造が
極めて簡易化され部品点数が大幅に減少でき価格
が低減できる。また、重量が軽減し駆動する駆動
軸の軸受負担が軽減できる利益がある。
また、本考案を舶用サイドクラスタに適用する
ときには、プロペラ装置の全長が短いので、その
結果サイドスラスタ全長が短かくなり、より船首
側、船尾側に位置させることができて大きな回頭
モーメントが得られる。同時にダクト内にプロペ
ラを支持するステーとプロペラ翼との距離が十分
にとれるため、振動や騒音が軽減され、プロペラ
の推進効率を低下させることがない。なお、本考
案を旋回式スラスタに適用した時にも、旋回筒と
プロペラ翼との距離を十分にとれることはサイド
スラスタの場合と同様有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す可変ピツチプロ
ペラハブの側断面図、第2図は従来例を示す可変
ピツチプロペラハブの側断面図、第3図は第2図
のA−A線断面図、第4図はサイドスラスタの概
略側面図である。 1…プロペラ翼、2…デイスク、3…シユー、
4…プロペラハブ、5…クロスヘツド、5′…溝、
6…ピストン、7…キヤツプ、8…ナツト、9…
圧油供給管、10…外管、11…ボルト、12…
シール、13…駆動軸、14…スリーブ、15…
偏心軸、16…シール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可変ピツチプロペラの駆動軸内に圧油供給管を
    同心状に設け、該圧油供給管の内外をそれぞれ圧
    油路とし、プロペラ翼取付用プロペラハブは後端
    を椀型に形成した一体構造としてその前端を駆動
    軸に固着するように構成し、該プロペラハブ内に
    前記プロペラ翼のピツチを変更するクロスヘツド
    を介在させ、該クロスヘツドの駆動軸側にプロペ
    ラハブに内接するピストンを形成し、該ピストン
    のクロスヘツド側の空間を前記圧油供給管の内側
    の油路に連通し、ピストンの駆動軸側の空間を圧
    油供給管の外側の油路に連通するようにした可変
    ピツチプロペラのハブ構造。
JP1986041095U 1986-03-20 1986-03-20 Expired JPS6327038Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986041095U JPS6327038Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

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JP1986041095U JPS6327038Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

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JPS61163796U JPS61163796U (ja) 1986-10-11
JPS6327038Y2 true JPS6327038Y2 (ja) 1988-07-21

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52140192A (en) * 1976-03-27 1977-11-22 Schaffran Propeller Lehne & Co Adjusting device for blade of variable pitch propeller
JPS549498B2 (ja) * 1972-06-30 1979-04-25

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS549498U (ja) * 1977-06-23 1979-01-22

Patent Citations (2)

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JPS61163796U (ja) 1986-10-11

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