JPS63269438A - 帯電防止性及び防眩性に優れた陰極線管 - Google Patents
帯電防止性及び防眩性に優れた陰極線管Info
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- JPS63269438A JPS63269438A JP62103075A JP10307587A JPS63269438A JP S63269438 A JPS63269438 A JP S63269438A JP 62103075 A JP62103075 A JP 62103075A JP 10307587 A JP10307587 A JP 10307587A JP S63269438 A JPS63269438 A JP S63269438A
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Landscapes
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- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の目的)
(産業上の利用分野)
本発明は、陰極線管に関し、更に詳しくは陰極線管フェ
ースパネル部表面の防眩特性と帯電防止特性をともに改
善した陰極線管に関するものでおる。
ースパネル部表面の防眩特性と帯電防止特性をともに改
善した陰極線管に関するものでおる。
(従来の技術)
OA機器の普及とともに、VDT (ビジュアルディス
プレー ターミナル)画面を見易くし、眼精疲労などを
緩和することが強く要請されている。
プレー ターミナル)画面を見易くし、眼精疲労などを
緩和することが強く要請されている。
一般に、V’DT用の陰極線管(以下、CRTともいう
)は10〜数10KVの高電圧下で作動されているため
、CRTのガラス製フェースパネル部は高電位に帯電し
やすく電撃、感電を起しやすくし、また空気中の塵など
が付着しやすく画面を見ずらくしている。さに、ガラス
製のフェースパネル部は、その表面部で外光により蛍光
灯、窓などの外部の像が結像しやすく再生画面を児ずら
くしている。従って、CRTのフェースパネル部の外表
面を帯電防止処理するとともに、防眩処理(ソングレア
処理、無反射処理)することは重要なことでおり、この
ために多くの提案がなされている。
)は10〜数10KVの高電圧下で作動されているため
、CRTのガラス製フェースパネル部は高電位に帯電し
やすく電撃、感電を起しやすくし、また空気中の塵など
が付着しやすく画面を見ずらくしている。さに、ガラス
製のフェースパネル部は、その表面部で外光により蛍光
灯、窓などの外部の像が結像しやすく再生画面を児ずら
くしている。従って、CRTのフェースパネル部の外表
面を帯電防止処理するとともに、防眩処理(ソングレア
処理、無反射処理)することは重要なことでおり、この
ために多くの提案がなされている。
この種の提案として、例えば
・ 特開昭60−9038@には、陰極線管ガラスバル
ブのフェースパネル部外表面に、÷Si−〇−&Yシロ
キサン結合鎖からなる厚さ0.05〜1pnの微細な凹
凸を有するコロイド状膜を形成するとともに、その一部
分をガラスバルブに装着された補強用金属バンドに接す
るようにしたものが提案されている。また、 ・ 特開昭61−16452号には、陰極線管のフェー
スパネル部外表面に、主としてシリケート材料と無機の
導電性金属化合物とからなるコーテイング材で防眩性を
発現させるように粗面になるようにコーティング処理す
るとともに、該コーティング層が補強用金属バンドに重
なるようにしたものが提案されている。
ブのフェースパネル部外表面に、÷Si−〇−&Yシロ
キサン結合鎖からなる厚さ0.05〜1pnの微細な凹
凸を有するコロイド状膜を形成するとともに、その一部
分をガラスバルブに装着された補強用金属バンドに接す
るようにしたものが提案されている。また、 ・ 特開昭61−16452号には、陰極線管のフェー
スパネル部外表面に、主としてシリケート材料と無機の
導電性金属化合物とからなるコーテイング材で防眩性を
発現させるように粗面になるようにコーティング処理す
るとともに、該コーティング層が補強用金属バンドに重
なるようにしたものが提案されている。
これらは、微細な凹凸をもつコーティング層により防眩
性を発現させるとともに、アース電位にある金属バンド
によりフェースパネル部に帯電した静電気を有効に減衰
、除去しようとさせるものである。しかしながら、これ
らの対応では最近とくに進歩の激しいOAl、l器に組
込まれる集積回路素子の高集積化(256に、 1)f
、 4H,16M・・・・・・)に対しては不十分なも
のである。即ち、このような高集積化により生産される
超大規模集積回路を十分安全に保護するためには、CR
T部に帯電される静電気を完全に除去することが要請さ
れている。
性を発現させるとともに、アース電位にある金属バンド
によりフェースパネル部に帯電した静電気を有効に減衰
、除去しようとさせるものである。しかしながら、これ
らの対応では最近とくに進歩の激しいOAl、l器に組
込まれる集積回路素子の高集積化(256に、 1)f
、 4H,16M・・・・・・)に対しては不十分なも
のである。即ち、このような高集積化により生産される
超大規模集積回路を十分安全に保護するためには、CR
T部に帯電される静電気を完全に除去することが要請さ
れている。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明者らは、前記した従来技術の限界に鑑み、OA機
器などに使用される陰極線管(CRT)において、その
フェースパネルの外表面部に帯電される静電気を完全に
除去し電撃や塵埃付着を防止するとともに、高集積回路
素子の破壊、誤動作を解消し、あわせてフェースパネル
部の防眩性をも確保することを目的に鋭意検討を重ねた
。その結果、CRTのフェースパネル部外表面部に設け
られる防眩性被覆層と、フェースパネル部とファンネル
部の接合部に周設される補強用金属バンドとの間を導電
性部材で連結させることにより、前記目的が達成される
ことを見い出し本発明を完成するに至った。
器などに使用される陰極線管(CRT)において、その
フェースパネルの外表面部に帯電される静電気を完全に
除去し電撃や塵埃付着を防止するとともに、高集積回路
素子の破壊、誤動作を解消し、あわせてフェースパネル
部の防眩性をも確保することを目的に鋭意検討を重ねた
。その結果、CRTのフェースパネル部外表面部に設け
られる防眩性被覆層と、フェースパネル部とファンネル
部の接合部に周設される補強用金属バンドとの間を導電
性部材で連結させることにより、前記目的が達成される
ことを見い出し本発明を完成するに至った。
(問題点を解決するための手段)
本発明を概説すれば、本発明はフェースパネル部に防眩
性被覆層が形成され、かつフェースパネル部とファンネ
ル部との接合部に補強用金属バンドが周設されてなる陰
極線管において、前記防眩性被覆層と補強用金属バンド
の間に導電性部材を介在させるようにしたことを特徴と
する帯電防止性及び防眩性に優れた陰極線管に関するも
のである。
性被覆層が形成され、かつフェースパネル部とファンネ
ル部との接合部に補強用金属バンドが周設されてなる陰
極線管において、前記防眩性被覆層と補強用金属バンド
の間に導電性部材を介在させるようにしたことを特徴と
する帯電防止性及び防眩性に優れた陰極線管に関するも
のである。
以下、本発明の構成について詳しく説明する。
まず、図面にもとづいて本発明の詳細な説明する。
第1図において、ガラス製の陰極線管(CRT)(1)
は、ファンネル部(2)とフェースパネル部(3)から
なり、かつファンネル部(2)とフェースパネル部(3
)との接合部に補強用金属バンド(4)が周設されてい
る。なお、補強用金属バンド(4)は図示されていない
がアース電位に保たれており、また、補強用金属バンド
(4)には筐体に取付けるためのブラケットを設けても
良い。
は、ファンネル部(2)とフェースパネル部(3)から
なり、かつファンネル部(2)とフェースパネル部(3
)との接合部に補強用金属バンド(4)が周設されてい
る。なお、補強用金属バンド(4)は図示されていない
がアース電位に保たれており、また、補強用金属バンド
(4)には筐体に取付けるためのブラケットを設けても
良い。
フェースパネル部(3)の外表面には防眩性被覆層(5
)が、また第2図により明確に示されているように前記
補強用金属バンド(4)と防眩性被覆層(5)との間に
は導電性部材(6)が跨設されている。
)が、また第2図により明確に示されているように前記
補強用金属バンド(4)と防眩性被覆層(5)との間に
は導電性部材(6)が跨設されている。
なお、陰極線管は電子銃からの電子ビームを再生像形成
手段に走査させることにより像を再生するものであるが
、第2図にはこの種の再生像形成手段が省略されている
。
手段に走査させることにより像を再生するものであるが
、第2図にはこの種の再生像形成手段が省略されている
。
本発明の防眩性被覆層(5)を形成するために使用され
るコーテイング材としては、コーティング ′処理によ
り導電性で、かつ防眩性を発現させるために微細な凹凸
を有する連続した被覆層を形成しうるちのであればいず
れも使用することができる。
るコーテイング材としては、コーティング ′処理によ
り導電性で、かつ防眩性を発現させるために微細な凹凸
を有する連続した被覆層を形成しうるちのであればいず
れも使用することができる。
この種コーティング材として、例えば本発明者らが先に
提案した次のようなものがある;い)特願昭60−13
5271号(特開昭 )ここにはアルコール性
シリカゲルと表面硬化型樹脂(紫外線硬化型樹脂おるい
は熱硬化型樹脂)とからなる静電防止性及び防眩性に優
れたコーテイング材が開示されている。なお、アルコー
ル カルボキシシラン、シリルイリシアネート化物、アルキ
ルシリケートなどの加水分解性ケイ素化合物をアルコー
ル溶媒中で(部分)加水分解したものである。
提案した次のようなものがある;い)特願昭60−13
5271号(特開昭 )ここにはアルコール性
シリカゲルと表面硬化型樹脂(紫外線硬化型樹脂おるい
は熱硬化型樹脂)とからなる静電防止性及び防眩性に優
れたコーテイング材が開示されている。なお、アルコー
ル カルボキシシラン、シリルイリシアネート化物、アルキ
ルシリケートなどの加水分解性ケイ素化合物をアルコー
ル溶媒中で(部分)加水分解したものである。
(ii)特願昭61−122276号(特開昭
)ここには、加水分解性ケイ素化合物をアルコール溶
媒中で加水分解して得られるアルコール性シリカゾルと
共加水分解可能な金属化合物とからなるコーテイング材
が開示されている。
)ここには、加水分解性ケイ素化合物をアルコール溶
媒中で加水分解して得られるアルコール性シリカゾルと
共加水分解可能な金属化合物とからなるコーテイング材
が開示されている。
この他、特公昭31−6533@、実公昭50−262
77号に記載されている四塩化珪素などの四官能基性珪
素化合物をアルコール類またはエステル類溶媒中で混合
、あるいは部分加水分解させてなるコロイド溶液を用い
ることができる。
77号に記載されている四塩化珪素などの四官能基性珪
素化合物をアルコール類またはエステル類溶媒中で混合
、あるいは部分加水分解させてなるコロイド溶液を用い
ることができる。
前記したようなコーテイング材は、CRTのフェースパ
ネル部に細径、例えば0.4〜0.7rrVm径のノズ
ルを用いてスプレー塗布され、次いで加熱乾燥されるこ
とによりフェースパネル部外表面に微細な凹凸層を有す
る防眩性でかつ導電性の被覆層(5)を形成する。
ネル部に細径、例えば0.4〜0.7rrVm径のノズ
ルを用いてスプレー塗布され、次いで加熱乾燥されるこ
とによりフェースパネル部外表面に微細な凹凸層を有す
る防眩性でかつ導電性の被覆層(5)を形成する。
前記防眩性被覆層(5)の形成に際して、コーテイング
材は補強用金属バンドの上側に、あるいは下側に接する
ようにコーティング処理してもよいし、またはコーテイ
ング液の性質、例えば酸性による金属バンドの腐蝕を勘
案して補強用金属バンドに接しないようにコーティング
処理しても良い。
材は補強用金属バンドの上側に、あるいは下側に接する
ようにコーティング処理してもよいし、またはコーテイ
ング液の性質、例えば酸性による金属バンドの腐蝕を勘
案して補強用金属バンドに接しないようにコーティング
処理しても良い。
本発明の最大の特徴は、特に高集積回路素子の破壊、誤
動作を完全に防止するために、前記した補強用金属バン
ド(4)と防眩性被覆層(5)とを完全に導通させるた
めに、補強用金属バンド(4)と防眩性被覆層(5)と
の間に導電性部材(6)を介在させることにある。
動作を完全に防止するために、前記した補強用金属バン
ド(4)と防眩性被覆層(5)とを完全に導通させるた
めに、補強用金属バンド(4)と防眩性被覆層(5)と
の間に導電性部材(6)を介在させることにある。
本発明のように導電性部材(6)を介在させない場合は
、高集積回路素子を組込んでなるOAMl器などにおい
ては補強用金属バンド(4)と防眩性被覆層(5)とを
完全に導通させて素子の静電気による破壊、誤動作など
を阻止しなければならないが、そのためにコーテイング
材の塗布作業が極めて困難なものになる。本発明はこの
塗布作業に要求される負荷を軽減させようとするもので
おる。即ち、コーテイング材の塗布だけに依存する場合
、厚さ11!!n前後の防眩性の連続した塗膜を完全に
補強用金属バンド(4)の上あるいは下側で重ね合うよ
うにコーティング処理しなければならず、またたとえコ
ーティングすることができたとしても超薄膜なため膜破
壊が起りやすく、その部位における帯電防止能は大きく
低下し、結果的にフェースパネル部の帯電減衰能を低下
させることになる。
、高集積回路素子を組込んでなるOAMl器などにおい
ては補強用金属バンド(4)と防眩性被覆層(5)とを
完全に導通させて素子の静電気による破壊、誤動作など
を阻止しなければならないが、そのためにコーテイング
材の塗布作業が極めて困難なものになる。本発明はこの
塗布作業に要求される負荷を軽減させようとするもので
おる。即ち、コーテイング材の塗布だけに依存する場合
、厚さ11!!n前後の防眩性の連続した塗膜を完全に
補強用金属バンド(4)の上あるいは下側で重ね合うよ
うにコーティング処理しなければならず、またたとえコ
ーティングすることができたとしても超薄膜なため膜破
壊が起りやすく、その部位における帯電防止能は大きく
低下し、結果的にフェースパネル部の帯電減衰能を低下
させることになる。
本発明の導電性部材(6)は、導電性に優れたものであ
ればいずれでも良く特に限定されるものではない。導電
性部材(6)は、図に示される如く、補強用金属バンド
(4)と防眩性波aJ E (5 )との間を跨がるよ
うに跨設してもよいし、補強用金属バンド(4)の周設
部位のガラス表面に、まず防眩性被覆層(5)を、次い
でその上に導電性部材を設け、最後に補強用金属バンド
(4)を周設するというサンドイッチタイプにしても良
い。いずれにしても補強用金属バンド(4)と防眩性被
覆層(5)との間を完全に導電する態様で導電性部材(
6)を設ければ良く、その設定の態様に何ら限定される
ものではない。
ればいずれでも良く特に限定されるものではない。導電
性部材(6)は、図に示される如く、補強用金属バンド
(4)と防眩性波aJ E (5 )との間を跨がるよ
うに跨設してもよいし、補強用金属バンド(4)の周設
部位のガラス表面に、まず防眩性被覆層(5)を、次い
でその上に導電性部材を設け、最後に補強用金属バンド
(4)を周設するというサンドイッチタイプにしても良
い。いずれにしても補強用金属バンド(4)と防眩性被
覆層(5)との間を完全に導電する態様で導電性部材(
6)を設ければ良く、その設定の態様に何ら限定される
ものではない。
本発明において前記した導電性部材(6)を、補強用金
属バンド(4)と防眩性被覆層(5)との間に設けて両
者を完全に導通させるためには市販の導電性テープ(例
えばFSに(株)製アイアンフォイル等)を貼着するこ
とによって、あるいは導電性塗料(例えば神東塗料(株
)製シトロンE3063,大日本インキ化学工業(株)
製ELDIC EH−9500,藤倉化成(株)製ドー
タイトFN101, FE107等)を塗布して導電性
被膜を形成することなどによって行なえばよい。
属バンド(4)と防眩性被覆層(5)との間に設けて両
者を完全に導通させるためには市販の導電性テープ(例
えばFSに(株)製アイアンフォイル等)を貼着するこ
とによって、あるいは導電性塗料(例えば神東塗料(株
)製シトロンE3063,大日本インキ化学工業(株)
製ELDIC EH−9500,藤倉化成(株)製ドー
タイトFN101, FE107等)を塗布して導電性
被膜を形成することなどによって行なえばよい。
[実施例]
以下、本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本
発明の技術的思想を逸脱しない限り本発明はこれら実施
例に何等制限されるものではない。
発明の技術的思想を逸脱しない限り本発明はこれら実施
例に何等制限されるものではない。
(実施例1)
インプロパツール100部に、水10部、テトラエチル
シリケート13部、製塩10.5部を混合し、60°C
の温度で5時間反応させて5iO1分3%のテトラエチ
ルシリケート加水分解液(アルコール性シリカゾル)を
得た。
シリケート13部、製塩10.5部を混合し、60°C
の温度で5時間反応させて5iO1分3%のテトラエチ
ルシリケート加水分解液(アルコール性シリカゾル)を
得た。
この加水分解液に紫外線硬化型表面硬化樹脂(大日本イ
ンキ化学工業(株)製ユニデック17−824、不揮発
残分的75%)12部を加え、均一撹拌し、不揮発残分
的10%の防眩性被覆材を調製した。
ンキ化学工業(株)製ユニデック17−824、不揮発
残分的75%)12部を加え、均一撹拌し、不揮発残分
的10%の防眩性被覆材を調製した。
得られた防眩性被覆材を補強用全屈バンドを周設するブ
ラウン管のフェースパネル部と補強用金属バンド部をコ
ーティングするように0.4m1m口径のスプレーノズ
ルを用いて吹き付は塗布し、次いで70℃で1時間加熱
硬化させた。この硬化膜に4kW集光紫外線ランプを用
いて照射距離15Cm、照射時間5秒で紫外線照射し、
防眩性の硬化膜を得た。
ラウン管のフェースパネル部と補強用金属バンド部をコ
ーティングするように0.4m1m口径のスプレーノズ
ルを用いて吹き付は塗布し、次いで70℃で1時間加熱
硬化させた。この硬化膜に4kW集光紫外線ランプを用
いて照射距離15Cm、照射時間5秒で紫外線照射し、
防眩性の硬化膜を得た。
次に補強用金属バンドと防眩性硬化膜の間にFSK(株
)製アイアンフォイル(導電性テープ)を跨設した。
)製アイアンフォイル(導電性テープ)を跨設した。
このようにして製作したブラウン管の電荷減衰時間を以
下に示す方法で測定した。結果は0KVCutoff(
ゼロボルトへ減衰する時間)5秒であった。
下に示す方法で測定した。結果は0KVCutoff(
ゼロボルトへ減衰する時間)5秒であった。
(注)・ 電荷減衰時間の測定
±5州の電荷をフェースパネル部に印加し、この電荷が
Oボルトへ減衰する時間を米国E 1ectrOtec
k社製5tatic DecayMeterにより測定
した。
Oボルトへ減衰する時間を米国E 1ectrOtec
k社製5tatic DecayMeterにより測定
した。
なお、前記導電性テープを介在させない場合は20分経
過俊においても0.5〜2にVに荷電したままであった
。
過俊においても0.5〜2にVに荷電したままであった
。
(実施例2)
イソプロピルアルコール(IPA)140.6部にエチ
ルシリケート40(コルコート(株)製エチルシリケー
ト部分加水分解物)20部、四塩化錫3.5部を均一に
混合し、水35部と濃塩酸069部を共加水分解を行な
った。
ルシリケート40(コルコート(株)製エチルシリケー
ト部分加水分解物)20部、四塩化錫3.5部を均一に
混合し、水35部と濃塩酸069部を共加水分解を行な
った。
得られた共加水分解液200部にIPA50部、n−ブ
タノール150部を加え、防眩性被覆材を調製した。
タノール150部を加え、防眩性被覆材を調製した。
前記防眩性被覆材を実施例1と同様にしてブラウン管に
スプレー塗布し、100℃で1時間乾燥硬化させ防眩性
の硬化膜を得た。
スプレー塗布し、100℃で1時間乾燥硬化させ防眩性
の硬化膜を得た。
次に、補強用金属バンドと防眩性硬化膜の間に神東塗料
(株)製シトロンE3083 (、導電性塗料)を塗布
することにより導電性部材を形成した。
(株)製シトロンE3083 (、導電性塗料)を塗布
することにより導電性部材を形成した。
このようにして製作したブラウン管の電荷減衰時間を測
定したところ、OKV、cut off 5秒でめっ
た。
定したところ、OKV、cut off 5秒でめっ
た。
なお、神東塗料(株)製シトロンE3063塗膜の導電
性部材を介在させない場合は、20分後も1KVの電荷
が残存した。
性部材を介在させない場合は、20分後も1KVの電荷
が残存した。
本発明の陰極線管は、
・ フェースパネル部外表面に形成された微細な凹凸を
有する防眩性被覆層と、 ・ フェースパネル部とファンネル部の接合部に周設さ
れる補強用金属バンドと、 ・ 前記三者を連結する導電性部材、 との共同によりフェースパネル部に帯電しようとする性
電気を完全かつ確実にアース電位に低下させることがで
きる。従って、本発明の陰極線管は電撃ショックや帯電
性塵埃の付着が防止されるとともに防眩性であるため再
生画像が見やすい。また、帯電防止能が極めて優れてい
るため、陰極線管を使用したOA機器内に組込まれる超
大規模集積回路素子の破壊、誤動作を防止することがで
きる。
有する防眩性被覆層と、 ・ フェースパネル部とファンネル部の接合部に周設さ
れる補強用金属バンドと、 ・ 前記三者を連結する導電性部材、 との共同によりフェースパネル部に帯電しようとする性
電気を完全かつ確実にアース電位に低下させることがで
きる。従って、本発明の陰極線管は電撃ショックや帯電
性塵埃の付着が防止されるとともに防眩性であるため再
生画像が見やすい。また、帯電防止能が極めて優れてい
るため、陰極線管を使用したOA機器内に組込まれる超
大規模集積回路素子の破壊、誤動作を防止することがで
きる。
第1図は本発明の陰極線管の一部破断視斜図を示す。第
2図は本発明の陰極線管の一部を破断した側面図を示す
。
2図は本発明の陰極線管の一部を破断した側面図を示す
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、フェースパネル部に防眩性被覆層が形成され、かつ
フェースパネル部とファンネル部との接合部に補強用の
金属バンドが周設されてなる陰極線管部において、前記
防眩性被覆層と補強用の金属バンドの間に導電性部材を
介在させるようにしたことを特徴とする帯電防止性及び
防眩性に優れた陰極線管。 2、導電性部材が、長尺の導電性テープ部材である特許
請求の範囲第1項に記載の帯電防止性及び防眩性に優れ
た陰極線管。 3、導電性部材が、導電性塗料を塗布することにより形
成された塗布膜である特許請求の範囲第1項に記載の帯
電防止性及び防眩性に優れた陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62103075A JPS63269438A (ja) | 1987-04-28 | 1987-04-28 | 帯電防止性及び防眩性に優れた陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62103075A JPS63269438A (ja) | 1987-04-28 | 1987-04-28 | 帯電防止性及び防眩性に優れた陰極線管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63269438A true JPS63269438A (ja) | 1988-11-07 |
Family
ID=14344524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62103075A Pending JPS63269438A (ja) | 1987-04-28 | 1987-04-28 | 帯電防止性及び防眩性に優れた陰極線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63269438A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5793494A (en) * | 1992-01-24 | 1998-08-11 | Hitachi, Ltd. | CRT display device |
-
1987
- 1987-04-28 JP JP62103075A patent/JPS63269438A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5793494A (en) * | 1992-01-24 | 1998-08-11 | Hitachi, Ltd. | CRT display device |
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