JPS6326742Y2 - - Google Patents

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JPS6326742Y2
JPS6326742Y2 JP1982080513U JP8051382U JPS6326742Y2 JP S6326742 Y2 JPS6326742 Y2 JP S6326742Y2 JP 1982080513 U JP1982080513 U JP 1982080513U JP 8051382 U JP8051382 U JP 8051382U JP S6326742 Y2 JPS6326742 Y2 JP S6326742Y2
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JP1982080513U
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【考案の詳細な説明】 本考案はロードセルの起歪体の構造、詳しくは
ロードセルの支点部及び重点部に設けた取付部
を、起歪体の内側中空部に突出させて設けたロー
ドセルに関する。
従来、ロードセルの起歪体は、支持端側の支点
部を秤基台に固定された支持部材に、複数個のネ
ジ等を用いて締付け固定するとともに、自由端側
の重点部も複数個のネジ等を用いて計量皿取付部
材を固定し、これに計量皿を取付けていた。
この様にネジを用いて締付け固定すると、ネジ
の締付け力により起歪体の取付部に、内部応力や
部分的歪みが発生し、この取付部の内部応力など
が歪検出素子に影響を及ぼし、ロードセルの性能
が変化し、確実な重量検出が出来ない場合があつ
た。特に、起歪体の取付け両端面又は支持部材及
び取付部材の取付面が仕上不良等のため凹凸のあ
る取付面である時は、前記締付け力による部分的
な歪みの外に、凹凸を締付けることによる歪みが
加わり、ロードセルの性能に更に悪影響を及ぼし
ていた。
このため、起歪体の支点側と重点側の両垂直部
材の長さ、即ち取付面から中空部までの長さや、
起歪体、本体の厚みを増したり、また、第1図に
示す如く、起歪体2の両垂直部材11,12、と
上下水平部材8,9からなる長方体状の荷重検出
部分7と、支点部材又は重点部を取付ける取付部
4,4との間に間隙10,10を設け、上記、荷
重検出部7と取付部4,4とを離間させたりして
いた。
このため前者のような構造では、起歪体2の長
さや厚みを増すことによつて、発生した起歪体の
歪の影響を少なくし、また、後者の様な構造によ
つて、上記取付部4にネジの締め付けによる歪み
などが発生した場合でも、間隙10によつて前記
荷重検出部分7の歪検出素子の貼着部近傍に伝達
されないようにしていたが、しかし、これら何れ
の構造においても、ロードセルの全長が長くな
り、秤自体を小型化することが出来なかつた。
また、特開昭58−122437号公報には、二つの平
行四辺形状案内部2,3を一体状に横部材12,
13で連結し、この横部材12,13から平行四
辺形状案内部2,3に向けて突起部14,15を
突出させ、一方の突起部14と平行四辺形状案内
部2,3の付け根の横部材12とに設けたねじ孔
29,30にねじ27,28によりベース部材5
0を取付け、他方の突起部15と平行四辺形状案
内部2,3の付け根の横部材13とに設けたねじ
孔34,35にねじ31,32により荷重板33
を取付ける。そして、この荷重板33の中心が平
行四辺形状案内部2,3の中間面であつて、かつ
四つの接合部8,9,10,11の中心にあると
好都合であるというものである。
しかしながら、荷重板33の中心を接合部8,
9,10,11の中心に配置しただけだと荷重板
33及びこれを取付ける突起部15の強度を強く
しなければならず、このためロードセルが偏荷重
の衝撃の影響を直接受けてしまう問題点があつ
た。
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、ネ
ジの締付けによる内部応力の影響が少なく、偏荷
重の衝撃の影響の少ないロードセルを提供するこ
とを目的とする。
以下、本考案を図面に示す実施例について説明
する。
第2図は、本考案のロードセル式秤全体の斜視
図、第3図は、本考案の第2図に使用したロード
セルの第1実施例を示す側面図である。図中1は
ロードセル、2は起歪体、3は歪検出素子、4は
取付部、5は支点部、6は重点部、8は上部水平
部材、9は下部水平部材、11は支点側垂直部
材、12は重点側垂直部材、13は中空部、14
は秤基台、23はライナー、30は薄肉部であ
る。
ロードセル1は、起歪体2と、これに貼着され
た歪検出素子3と支点部5及び重点部6の取付部
4,4により構成されている。起歪体2は、所定
の厚みで長方体状に形成され、その中央部に略長
方体状の中空部13が形成されるとともに、中空
部13の上、下水平部材11,12の内周面を円
弧状に切削して薄肉部30を形成し、荷重を受け
た時に撓む関節点とし、この円弧状部に対応する
起歪体2の上部水平部材8及び下部水平部材9の
両側4ケ所の薄肉部30に歪検出素子3を貼着す
るとともに、起歪体の両垂直部材11,12の内
側面から、その支点部5及び垂点部6の取付部4
を突設し、前記歪検出素子3,3間の中心近傍に
重点部6の取付部4を配置する。
取付部4は、上記起歪体2の上部及び下部水平
部材8,9の中間に離間した状態で、起歪体2の
両垂直部材11,12より内側に突出するように
形成される。
すなわち、ロードセル1に秤皿16を取付ける
重点部6の取付部4を、前記の如く歪検出素子
3,3間の中心近傍に位置させ、また、秤基台1
4に固定する支点部5の取付部4には秤基台14
に固定された支持部材15をネジ18により固着
するとともに、重点部6の取付部4には計量皿1
6を取付けた取付部材17を同様に固着する。
したがつて、重点部6の取付部4と計量皿16
の荷重中心とが常に一致するため、ロードセルに
用する曲げモーメントは非常に小さくなり、かつ
取付部材17の剛性を小さくでき、柔軟性を持た
せることができるので、計量皿16に加わる偏荷
重による衝撃を平均的に緩衝させることができ
る。
このため、ロードセルに不必要な力を作用させ
ないので秤精度と耐久性を向上させることができ
る。
斯るロードセル1は、取付部材17を介して起
歪体2の重点部6に荷重が加わると撓みを生じ、
起歪体2の上下水平部材8,9の上下面に貼付し
た歪検出素子3により各所の歪量を電気信号に変
換して所定の機器に伝える。
また支点部5及び重点部6の取付部4,4に前
記支点部材15及び取付部材17をネジ18で締
付けても、その締付け力による内部応力や局部的
な歪みは、取付部4,4が重点部6及び支点部5
の先端側にあり、これらと前記歪検出素子3との
距離は従来のものに比較して非常に離れているの
で、ネジ18の締付け力による起歪体2の内部応
力や局部的な歪みが歪検出素子3の貼着部近傍に
伝達されることがなく、従つてロードセル1の性
能が変化することがない。また、前記重点部6及
び支点部5が、ロードセル1の両垂直部材11,
12の内側面に夫々に設けられているので、起歪
体1の両垂直部材11,12の外側面に支持部材
15や取付部材17を取付けることがないので、
これら外側面の仕上げ精度を上げる必要がない。
従来のロードセルのように間隙10を必要とせ
ず、取付部4が起歪体2の内側にあるので、ロー
ドセル自体を小型にできるため、秤に組込んだ時
秤の外形も小型にすることができる。
なお23はライナーであつて、前記起歪体2の
支点部及び重点部の取付部4の左右に設け、これ
に前記支持部材15及び取付部材11を前記起歪
体2を挾むように設ける。上記ライナー23は、
前記取付部4と一体に形成してもよいし、また別
体に設けるようにしてもよい。
尚、支点部5の取付部4を歪検出素子の中心に
配置した場合、支点部5の取付部材15の剛性も
小さくでき重点部6の場合と同様の効果を得るこ
とができる。
第4図イ,ロ及びハは、前記支点部5及び重点
部6を起歪体2のストツパー構造に利用した例を
示す。
第4図イの19は、前記支点部5の取付部4の
上方に設けた上部ストツパーであり、20は支点
部5の取付部4の下方に設けた下部ストツパーで
ある。そして、重点部6の取付部4の上面と上記
上部ストツパー19の下面との間隙及び重点部6
の取付部4の下面と上記下部ストツパー20の上
面との間隙を適宜に設け、ストツパー構造とした
もので、秤皿に過度の荷重が加つた時に、重点部
6の取付部4が下部ストツパー20に当り、それ
以上の撓みが加わらないようにし、起歪体2の過
大な変形を防止する。
なお、上記上部ストツパー19及び下部ストツ
パー20は、前記取付部4,4と一体に形成して
もよいし、またストツパーを別体に設け、前記取
付部4に取付けるようにしてもよく何れでもよ
い。
第4図ロは、重点部6及び支点部5の取付部
4,4自体をストツパーとしたものである。重点
部6の取付部4の先端に、凸部24を設け、支点
部5の取付部4自体に上下のストツパーを設けた
ものである。すなわち該凸部24の上面と、前記
支点部5の取付部4の先端に一体に設けた上部ス
トツパー19の下面との間隙及び上記凸部24の
下面と取付部4に一体に設けた下部ストツパー2
0の上面との間隙を適宜に設けストツパーとした
もので、起歪体2以外の他の部材を使用しないの
で、簡単な構造とすることができる。
第4図ハは、前記支点部5と重点部6のそれぞ
れの取付部4,4間に傾斜状の適宜の間隙21を
設けると共に重点部6側に、下部ストツパー20
を設けストツパー構造としたものである。
この斜めの間隙21と支点部5の取付部4の下
面と下部ストツパー20の上面との間隙を適宜に
設けることによつて、起歪体2に過度の荷重が加
わらないようにする。
これらのストツパーは、取付部4,4の簡単な
加工により製作することが出来る。
また、ロードセルの形状は、上記実施例ではロ
ードセル歪検出素子3を上部・下部水平部材8,
9の外側面の所定位置に貼付した場合について説
明したが、ロードセルの上下水平部材8,9の外
周面から円弧状に切削して関節点を形成し、この
関節点に対応する内周面に歪検出素子を貼着した
ものや、前記関節点をロードセル左右両側部に設
け、歪検出素子3を左右両側部に貼着したもの
等、また、上下水平部材8,9や、起歪体2の両
垂直部材の形状等は任意である。
なお、起歪体2を押し出し、鋳造等を利用して
製作する場合は、前記取付部材4,4が、ロード
セル1の両垂直部材、上下水平部材8,9と1体
に成形でき、これら水平部材の関節部だけを機械
加工すればよいので、加工部分が少なく製作が容
易である。
なお、上記何れの実施例においても重点部と支
持部を置き換えるのは任意である。
本考案は、以上のようにロードセルの支点部及
び重点部の取付部の少くとも一方を、ロードセル
起歪体の内側面に突出させて設けたものであるか
ら、ロードセルの長さを従来のものに比べて小
型、軽量とすることが出来ると共にロードセルの
取付部のネジの締付け力や起歪体の両端部の仕上
不良の凹凸を締付けることによる歪み等から生ず
る内部応力が、歪検出素子の貼付部近傍に伝達さ
れないのでロードセルの性能に悪影響をおよぼす
ことがない。
また、取付部材の剛性を小さくでき柔軟性を持
たせることができるので、計量皿に加わる衝撃や
偏荷重による捩れや曲げ応力を平均に緩衝させる
ことができるので、ロードセルの精度と耐久性を
向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の要部を示す斜視図、第2図は
本考案の第1実施例を示す斜視図、第3図は同略
示側面図、第4図イ,ロ,ハはストツパーの構造
を示す側面図である。 1……ロードセル、2……起歪体、3……歪検
出素子、4……取付部、5……支点部、6……重
点部、8……上部水平部材、9……下部水平部
材、11……支点側垂直部材、12……重点側垂
直部材、13……中空部、14……秤基台、16
……秤皿、19……上部ストツパー、20……下
部ストツパー、23……ライナー、24……凸
部、30……薄肉部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の垂直部材と、これを連結する上下に平行
    に離間した一対の水平部材と、この水平部材の両
    端部近傍に形成した薄肉部と、この薄肉部に貼着
    した歪検出素子を具備したロードセルにおいて、
    前記上部及び下部の水平部材の間で前記一対の垂
    直部材の内側面に互いに対向して突設する支点部
    及び重点部と、この支点部及び重点部の先端付近
    に設けた取付部と、この取付部の少なくとも一方
    の取付部を前記歪検出素子間又は薄肉部間の中心
    近傍に位置させ、この取付部に固着した取付部材
    を介して秤皿を又は秤基台に取付けたことを特徴
    とするロードセル。
JP8051382U 1982-05-31 1982-05-31 ロ−ドセル Granted JPS58182132U (ja)

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JP8051382U JPS58182132U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 ロ−ドセル

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JP8051382U JPS58182132U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 ロ−ドセル

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JPS58182132U JPS58182132U (ja) 1983-12-05
JPS6326742Y2 true JPS6326742Y2 (ja) 1988-07-20

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ID=30089655

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JP8051382U Granted JPS58182132U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 ロ−ドセル

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JPH0535305Y2 (ja) * 1986-02-10 1993-09-08
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JPS58122437A (ja) * 1981-12-01 1983-07-21 ビツエルバ・ベタイリグングス・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 力量測定装置

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