JPS63267073A - プロジエクタ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スクリーン上への投射光が偏光性を有する液
晶パネル等を使用したプロジェクタ−装置に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、スクリーン上への投射光が偏光性を有するプ
ロジェクタ−装置において、スクリーン上に投射光の偏
光方向と略等しい偏光面を有する偏光板を配することに
より、外光によるコントラストの低下を軽減するように
したものである。

〔従来の技術〕

従来プロジェクタ−装置として、例えば特開昭５５−５
５３１４号公報に記載されるように液晶パネル等を使用
するものが提案されている。第５図はそのようなプロジ
ェクタ−装置の一例を示すものである。

同図において、（１）はキセノンランプ等の光源である
。この光源（１）からの光はコンデンサレンズ（２）に
よって平行光とされたのち、偏光板（３）、液晶パネル
（４）及び偏光板（５）を介されて像光が得られる。

この場合、偏光板（３）と偏光板（５）との偏光面は例
えば直交するように配され、また、液晶パネル（４）は
例えばツイストネマチック型のものとされている。

そして、液晶パネル（４）の各画素部には映像信号に対
応した電圧が夫々印加され、偏光板（３）より供給され
る直線偏光の偏光面は各画素部ごとに回転され、偏光板
（５）からは映像信号に対応して各画素部ごとに光強度
の変化した像光が得られる。

また、偏光板（５）より得られる像光は投射レンズ（６
）によってスクリーン（７）上に拡大投射され、このス
クリーン（７）上に画像ＰＯが表示される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この第５図例のようなプロジェクタ−装置においては、
スクリーン（７）に対する外光の影響でコントラストが
低下し、画質が劣化する問題があった。

即ち、スクリーン（７）における白最大時の反射輝度を
ＬＨ１黒最大時の反射輝度をＬＬ％外光の反射輝度をＬ
ｏとすると、コントラスト比Ｃは、と表わされるので、
外光が強くなると反射輝度ＬＯが大となり、コントラス
ト比Ｃが小となり、コントラストが著しく低下すること
となる。

本発明は斯る点に鑑み、外光によるコントラストの低下
を軽減するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、スクリーン（１上への投射光が偏光性を有す
るプロジェクタ−装置であって、スクリーン（７）上に
投射光の偏光方向と略等しい偏光面を有する偏光板（８
）を配するものである。

〔作用〕

上述構成においては、スクリーン（７）上に偏光板（８
）が配されるので、外光は偏光板（８）によって半分以
下に減衰されてスクリーン（７）に入射すると共に、こ
のスクリーン（７）より反射される外光は反射される際
に散乱されるため再び偏光板（８）で減衰され、そのた
め、外光の反射輝度は半分以下となる。また、偏光板（
８）の偏光面は投射光の偏光方向と略一致するようにな
されるので、投射光は偏光板（８）によってほとんど減
衰されずにスクリーン（７）に入射すると共に、このス
クリーン（？）より反射される投射光は反射される際に
散乱されるため偏光板（８）でわずかに減衰され、その
ため、投射光の反射輝度の減衰は少ない、したがって、
上述構成においては外光の反射輝度が少なくなり、外光
によるコントラストの低下を大幅に軽減し得る。

〔実施例〕

以下、第１図を参照しながら本発明の一実施例、　　　
について説明する。この第１図において、第５図と対応
する部分には同一符号を付しその詳細説明は省略する。

本例においては、スクリーン（７）上に偏光板（８）が
近接して配される０例えば貼付される。この偏光板（８
）の偏光面は偏光板（５）の偏光面、したがって偏光板
（５）より得られる像光の偏光方向と略一致するように
なされる。

その他は第５図例と同様に構成される。

本例においては、第２図に示すように、偏光板（５）よ
り得られる像光は偏光板（８）の偏光面方向の偏光成分
ｙからなっており（Ａの状態）、この像光は偏光板（８
）によってほとんど減衰されずにスクリーン（７）に入
射する（Ｂの状！！り。そして、このスクリーン（７）
より反射される像光は反射される際に散乱され、偏光板
（８）の偏光面方向の偏光成分ｙの他にこれと直交する
方向の偏光成分Ｘが生じ（Ｃの状態）、この反射される
像光は偏光板（８）でわずかに減衰される（Ｄの状態）
、そのため、偏光板（８）による像光の反射輝度の減衰
は少なく、例えば減衰は２０％程度である。

一方、第３図に示すように、外光は偏光板（８）の偏光
面方向の偏光成分ｙとこれと直交する方向の偏光成分Ｘ
とからなっており（Ａの状ｗ３）、この外光は偏光板（
８）によって半分以下に減衰されてスクリーン（７）に
入射する（Ｂの状！ａ）、そして、このスクリーン（７
）より反射される外光は反射される際に散乱され、偏光
板（８）の偏光面方向の偏光成分ｙの他にこれと直交す
る方向の偏光成分Ｘを再び生じ（Ｃの状態）、この反射
される外光は再び偏光板（８）でわずかに減衰される（
Ｄの状態）。そのため、偏光板（８）による外光の反射
輝度の減衰は多（、例えば６０〜７０％となる。

このように本例によれば、偏光板（８）を設けたことに
より、外光の反射輝度が半分以下となり、外光によるコ
ントラストの低下を大幅に軽減することができる。即ち
、本例において、スクリーン（７）における白最大時の
反射輝度をＬＨ′、黒最大時の反射輝度をＬＬ′、外光
の反射輝度をＬｏ′とすると、コントラスト比Ｃ′は、 と表わされる。

ここで、ＬＨ′、ＬＬ′、Ｌｏ′は、上述（１）式にお
けるＬｎ　ｓ　ＬＬ　、Ｌｏに対して、例えばＬＨ’−
０，８ＸＬＨ・・・・・・・・・・・・・・・・・・　
（３）ＬＬ’−０，８ＸＬＬ　　　　・・・・・・・・
・・・・・・・・・・　（４Ｌｏ’　＝　０．４Ｘ　Ｌ
ｏ　　　　＝＝”　　（５）となり、Ｌｏｇ＞ＬＬの場
合には、 Ｃ’−２Ｇ　　　　　　　・・・・・・・・・・・・・
・・・・・　（６）となる、したがって、従来のものに
比べてコントラストが大幅に向上し、画質を大幅に向上
させることができる。

なお、上述実施例において偏光板（５）の偏光面は偏光
板（３）の偏光面と直交するようになされた、いわゆる
ノーマルホワイト状態のものであるが、偏光板（５）の
偏光面が偏光板（３）の偏光面と一致するようになされ
た、いわゆるノーマルブラック状態のものであっても同
様に構成することができる。

また、背面投射型のものにおいては、第４図に示すよう
に、偏光板（８）はスクリーン（７）の観視側に配され
ることになる。第４図において、（９）はミラーである
。

また、上述実施例のようにスクリーン上に偏光板が近接
して配されるものにあっては、液晶パネルのスクリーン
側に配される偏光板を省略することもできる。即ち、ス
クリーン上の偏光板がその役目を果すからである。この
場合、スクリーン上に配される偏光板の偏光面は、ノー
マルホワイト状態とするかあるいはノーマルブラック状
態とするかにより、液晶パネルの光源側に配される偏光
板の偏光面と直交するようにあるいは一致するようにな
される。

また、上述実施例は液晶パネルを使用したものを示した
が、本発明はその他にＰＬＺＴ等を用いたものであって
投射光が偏光性を有するものに同様に適用することがで
きる。

〔発明の効果〕

以上述べた本発明によれば、スクリーン上に投射光の偏
光方向と略等しい偏光面を有する偏光板を配し、外光の
反射輝度を大幅に低減したので、コントラストを大幅に
向上させることができる。

また、カラーの場合には彩度も向上させることができる
。したがって本発明によれば画質を大幅に向上させるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図及び第
３図はその説明のための図、第４図は本発明の他の実施
例を示す構成図、第５図はプロジェクタ−装置の一例の
構成図である。 （１）は光源、（２）はコンデンサレンズ、（３）　（
５）及び（８）は偏光板、（４）は液晶パネル、（６）
は投射レンズ、（７）はスクリーンである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 スクリーン上への投射光が偏光性を有するプロジェクタ
   ー装置において、 上記スクリーン上に上記投射光の偏光方向と略等しい偏
   光面を有する偏光板を配することを特徴とするプロジェ
   クター装置。