JPS63266213A - 着脱自在な結合装置 - Google Patents

着脱自在な結合装置

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JPS63266213A
JPS63266213A JP61198259A JP19825986A JPS63266213A JP S63266213 A JPS63266213 A JP S63266213A JP 61198259 A JP61198259 A JP 61198259A JP 19825986 A JP19825986 A JP 19825986A JP S63266213 A JPS63266213 A JP S63266213A
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set ring
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Tsunehiko Suzuki
鈴木 恒彦
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MATSUI WARUTAASHIYAIDO KK
Matsui Walterscheid Ltd
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MATSUI WARUTAASHIYAIDO KK
Matsui Walterscheid Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、着脱自在な結合装置に係るものであり、更に
詳しくは、内部に軸方向に延びる孔とこの孔に開口する
半径方向に延びる開口を有するボス部材と、外面に周方
向に延びるセット溝を備えたボス部材の孔に嵌合する軸
と、開口から一部を内方に突出して軸のセット溝に係合
するロック位置とセット溝に係合しない外方の結合・解
離可能位置とに位置し得るように開口内に半径方向移動
自在に配置されたロッキングエレメントと、ボス部材上
に軸方向移動自在に配置されたセットリングとから成り
、セットリングがロッキングエレメントをロック位置に
常時位置せしめるようにバネによって軸方向に付勢され
ているものに関するものである。
この種の形成の結合装置は、ボス部材に結合する軸を挿
入する際に、ボス部材上のセットリングを手で持ちセッ
トリングを挿入する方向と反対方向に動かした状態で、
軸がボス部材の孔に入るように探り、継手ヨークと共に
ボス部材を移動せしめると、軸が自動的にロック位置に
保持され、また、ボス部材を結合された軸から引き抜く
際にも同様にセットリングを手で持ち、ボス部材を引き
抜く方向と反対方向へ動かした状態でボス部材を軸方向
に動かし、軸からボス部材が離れるように移動させるだ
けでよいので、例えば、トラクタに連結される農耕用作
業機械を駆動するために、トラクタの出力端において使
用される場合等には、農耕作業機器に連結される自在継
手の継手ヨークを備えたボス部材とトラクタの出力軸と
結合することに役立ち、更に単に他の車両を牽引する場
合等には、その車両の軸とトラクタの軸とを着脱自在に
結合することができる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、回転動力を伝達する軸は種々の機械に使
用されているが、その結合部は一般に狭いところが多く
、また汚れないようカバーを設けることが多いため、連
結及び解離操作は困難であり危険を伴なうことが多い。
このような問題点を解決するため軸の結合を安全確実に
行なうための種々の装置が提案されている。それらの中
でも、ボス部材に軸を挿入またはボス部材から軸を引抜
く際に、セットリングを軸方向に摺動させるだけで簡単
に軸の結合または解離を行うことができる冒頭に記載さ
れた結合装置が、例えば、特開昭61−41017号、
特開昭61−52420号、特開昭61−84410号
並びに特願昭60−194722号(1985年9月2
3日付で出願された米国特許出願筒779.268号)
の願書に最初に添付された明細書及び図面において提案
されている。
しかしながら、これらのものは部品点数が多く、構造が
複雑であり、結合装置の組立てに時間がかかり、更にそ
の製造に多くの費用がかかるものであり、特にこれらの
多くは、セットリングを両手で持ち手前側に動かした状
態で、手さぐりで軸の存在位置を確かめ、これに押しつ
けながら軸がボス部材の孔に入るように、自在継手と共
にボス部材を移動させなければならないので、結合及び
解離操作が煩雑であり、すべてに満足を与え得るもので
はないので、その改良が持ち望まれていた。
従って、本発明は、結合及び解離に際してボス部材を移
動させる方向と同方向にセットリングを軸方向に移動さ
せる簡単な操作のみによって、軸の結合及び解離が可能
であり、部品数が少なく、一層単純でコンパクトな構造
の、軸の結合及び解離が安全確実に行い得る、信鯨性の
高い着脱自在な結合装置を創生ずることを目的とするも
のである〔問題点を解決するための手段〕 本発明によれば上記課題は、上記形式の着脱自在な結合
装置において、 軸方向に延びるに従って、その径が増大または減少する
それぞれが独立した2つの傾斜面がボス部材の外面また
はセットリングの内面若しくは外面に設けられていて、
一部がセットリングまたはボス部材にそれぞれ当接する
2つのスプリングリングが前記傾斜面にそれぞれ圧接し
ていて、ボス部材の孔に対する軸の挿入および引抜きの
際にスプリングリングの一方が前記傾斜面上を滑動する
ことによってセットリングが結合・解離可能位置から自
動的にロック位置に復帰する、と云う構成によって達成
された。
更に、本願の第2発明によれば、上記課題は、軸線方向
に両側に延びるに従ってその径が増大または減少し且つ
最小または最大径部で継がっている傾斜面がボス部材の
外面またはセットリングの内面若しくは外面に設けられ
ており、傾斜面を持たないセットリングの内面またはボ
ス部材の外面若しくは内面に設けられた溝にその一部が
係合する1つのスプリングリングが前記傾斜面に圧接し
ていて、ボス部材の孔に対する軸の挿入および引抜きの
際にスプリングリングが前記傾斜面を滑動することによ
ってセットリングが結合・解離可能位置から自動的にロ
ック位置に復帰する、と云う構成によっても達成し得る
〔作用〕
この構成によれば、セットリングを片手で持ち、ロック
位置において傾斜面に収縮または拡開しようとする力を
もって係合しているスプリングリングを、傾斜面との保
合によるカム作用によって生じる軸方向分力に抗してス
プリングリングを拡開または収縮するように傾斜面上を
軸方向に摺動すると、ロッキングエレメントが外方へ移
動し得る結合・解離可能位置に至る。この状態で軸をボ
ス部材の孔に挿入またはボス部材の孔から引抜くと、軸
に押されて軸のセット溝からロッキングエレメントが出
て外方へ移動する。更にボス部材の孔に軸を挿入または
ボス部材の孔から軸を引き抜くと、スプリングリングの
カム作用によってスプリングリングが傾斜面上を滑り落
ちて傾斜面の終端に到達し、スプリングリングに携行さ
れるセットリングが自動的にロック位置に復帰する。
従って、使用に際しては、セットリングを手で持ち、ボ
ス部材の孔に軸が入るようにまたは離れるようにボス部
材を移動させる方向と同方向へセットリングを移動した
状態でボス部材を動かすだけで、軸とボス部材の結合並
びに解離が可能である。また、部品点数が少なく且つ構
造が単純であるので、その製作並びに組立てが極めて容
易になると共に、軸の結合及び解離を安全且つ確実に行
うことができる。加えて、ボス部材の孔に軸が入るよう
に、またはボス部材の孔から軸が離れるようにボス部材
を移動させる際に、ボス部材を動かす方向にセットリン
グを移動させて、結合及び解離操作を行うことができる
ので、その反対の操作、すなわちボス部材を動かす方向
と反対方向にセットリングを移動した状態に保持してボ
ス部材を移動する操作を要求される従来のものに較べて
、結合及び解離に要求される操作が容易であり、人間工
学的に優れている。
〔実施例〕
本発明による着脱自在な結合装置を、トラクタの出力軸
とトラクタによって駆動される農耕機器に連結される自
在継手のボス部材との結合に適用した例を示すが、本発
明はこれに限定されるものではない。
以下に図面を参照して、実施例を詳細に説明する。
第1〜6図に、トラクタに連結される農耕作業機械を自
在継手を介して駆動するために、スプラインが掲載され
たトラクタの出力軸と自在継手の継手ヨークを備えたボ
ス部材とを結合するための着脱自在な結合装置が示され
ている。この結合装置は継手ヨーク2を有するボス部材
5と軸6とを備え、ボス部材5が軸6を収容する軸方向
に延びる孔4とこの孔4に開口する半径方向に延びた開
ロアを有している。この間ロア内にはロッキングエレメ
ント(本例の場合はボール8であるが他の形状、例えば
両端部に半球部を有する円柱状であっても良い。)8が
配置されていて、開ロアから一部を突出して軸6に設け
られたセット溝10に係合しており、ボス部材5から軸
6が抜は出ないようにされている(第5図参照)。
ボス部材5は、円柱状に形成されており、その外面に開
ロアの端部から始まり且つ開ロアから離れるに従ってそ
の径が増大しながら開ロアの両側にそれぞれ独立した軸
方向へ延びる傾斜面(28,128)が周方向へほぼ等
間隔に3箇所設けられている。このボス部材5は、多角
柱状に形成することもでき、また傾斜面28は周方向に
おいて開ロアに対しておおよそ60度位相をずらしてい
る。傾斜面28は、その長さ、幅並びに傾斜角風を求め
られる状況に適合させて任意に設定することができる。
ボス部材5の円柱状部21上にはセットリング12が軸
方向に移動自在(第1図に矢印Pで示す。)に配置され
ており、このセットリング12は、その中央部に内方に
突出したボール8をロック位置に保持するための突出部
30を備えている。セットリング12を第1図に示す位
置に保持するために、第3図に示すようなスリット33
及び平坦部50並びに角部51を有する略3角形状の内
方に収縮する力を有するスプリングリング24.124
がボス部材5上に2つ配置されており、これらのスプリ
ングリング24.124はその平坦部50が傾斜面28
.128に圧接し、角部51を含む他の部分がセットリ
ング12の突出部30の側面26.126にそれぞれ当
接している。
スプリングリング24.124は内方に収縮する力を有
しているので、セットリング12が両側から押圧され、
第1図に示す位置に保持される。尚、ボス部材5の端部
に設けられたストッパ18によって、セットリング12
及びスプリングリング24はボス部材5から外れること
がないように構成されている。
第1図に示す状態はスプライン軸6をまだボス部材5の
孔4に挿入する以前の状態である。この状態でボール8
がボス部材5のスプライン孔4内に落下するのを防止す
るため、ボール8を収容する開ロアの内端は例えば第1
図に示すように60″の内面を有するように小さくなっ
ている。
ボス部材5にスプライン軸6を挿入するには、セットリ
ング12を手で持ちボス部材を移動する方向にこれを押
して軸6がボス部材5の孔4に入るように探り、継手ヨ
ーク2と共にボス部材を移動させる。即ち、第4図に示
すようにセットリング12はスプライン軸側、即ち第1
図で見て右側に、スプリングリング24が傾斜面28に
係合することによって生じる軸方向分力に抗して動かさ
れる。
この位置ではセットリング12のボール押え用の突出部
30はボール8から離れた位置にあるため、ボール8は
外方へ移動できる状態にある。この状態でスプライン軸
6を挿入すると、スプライン軸6の先端には面取り部1
32が設けられているので、この面取り部のカム作用に
よってボール8は外方に押されるので、スプライン軸6
をスプライン孔4に挿入できる。セットリング12のこ
の結合・解離可能位置において、スプリングリング12
4は原位置にあるので、角部51がボール8に当接し、
ボール8が外方へ脱落することがない。更に一層深くス
プライン軸6を挿入すると、この状態で仮にセットリン
グ12を押えていた手を放しても、セットリング12は
スプリングリング24の復帰力によって第4図で見て僅
かに左に復帰するが、同図から明らかなように、スプラ
イン軸6によって外方に押されたボール8にセットリン
グ12のボール押え用突出部30が係合するため、セッ
トリング12はこれ以上左に動(ことができない。
第5図は、セットリング12を手で持ち、スプライン軸
を更に挿入し、ボール8がスプライン軸6のセット溝1
0に落込んだロック位置を示しており、ボール8はスプ
ライン軸6のセット溝10内に完全に入っている。この
ようにボール8は内方に移動したため、セットリングの
復帰を防止していた作用が消滅し、セットリング12は
原位置に復帰する。しかもこの場合、スプリングリング
24及び124は傾斜面28及び128の最底部まで滑
動して位置し、セットリング12を安定して保持するこ
とができる。セットリング12のボール押え用突出部3
0はボール8の半径方向外側に位置していて、ボール8
がスプライン軸6のセット溝10から外れるのを防止す
るから、スプライン軸6がボス部材5の孔4から抜は出
ることがない。
次にスプライン軸6をボス部材5の孔4から抜き出す時
は、セットリング12を手で持ち、軸6からボス部材5
が離れるように、セットリングを引き抜く方向に引っ張
りながら、継手ヨーク2と共にボス部材5を移動させる
。この場合、第6図に示すようにセットリング12はス
プライン軸6と反対側、即ち第1図で見て左側にスプリ
ングリング124が傾斜面128に係合することによっ
て生じる軸方向分力に抗して動かされる。この位置では
ボール8を押えていたセットリング12のボール押え用
突出部30は開ロアの領域から離れた位置にあるため、
ボール8は外方へ動くことができるが、スプリングリン
グ24が原位置にあるので、ボール8が外方へ脱落する
ことはない。この状態でスプライン軸6からボス部材を
抜くと、スプライン軸6のセット溝10の凹形の面によ
りボール8は外方に押出しされる。 更にスプライン軸
6を抜くことによってボール8はスプライン軸6のセッ
ト溝10から外れて外方に移動し、軸6をボス部材5の
孔4から完全に引抜(ことができる。しかしてボール8
は自由にボス部材5開ロア内を内方に移動できるように
なるためスプリングリング124の復帰力によってセッ
トリング12のボール押え用の突出部30はセットボー
ル8を内方に押圧しながら第1図に示す位置に復帰する
第2図は第1図のI−1線上の断面図で、第3図はスプ
リングリング24.124の詳細図を示す。
ボス部材5の外面に設けた傾斜面28.128の数及び
それと係合するスプリングリングの形状及び平坦部50
の数は限定されるものではないが、第1〜6図の実施例
のように3個所以上設けると安定がよい。
スプリングリング24.124は環状でばね力を有する
。尚、これは幾重でもよいが、スペース上、第1〜6図
の実施例のように一重が好適である。
スプリングリング24.124の断面は任意でよいが、
傾斜面28.128に接触して滑動する関係上、円形断
面が一般に好適である。
尚、スプリングリング24.124は、ばね鋼などの鋼
又は弾性を有する有機材料、例えばナイロン等で造るこ
とができる。ボール8の形状は、コロや弓形コロ等の多
面体でもよいが、スプライン軸6のボールセット溝10
と係合する上で、一端が球形であることが望ましく、他
端はセットリング12のボール押えフランジ30と係合
すればよいので、例えば円柱形でもよいが、市販のボー
ルを利用するのが最も安価である。
尚、ボール8は鋼球でもよいが、摩耗しにくいプラスチ
ック製にすることができる。ボール8の数は1個又は2
個でもよいが、この実施例のように3個以上設けると安
定がよい。ストップリング18は市販のスナップリング
を利用することができる。またスプライン軸6の挿入深
さを制限するためにスプライン軸6にも軸周ストップリ
ング32を設けるとよい。
第7図に他の実施例が示されており、これは第1〜6図
のものに似ているが、傾斜面28.128を開ロアが存
在する半径方向平面の領域から軸方向にLだけ隔てて配
置した点が異っている。この場合、セットリング12も
軸方向に延長されていて、延長した部分の内部にス プ
リングリング24.124が当接するフランジ部 13
0が設けられており、それにより突出部30とフランジ
部130との間に結合・解離可能位置においてボールを
収容する凹所40が形成されている0本例の場合、第1
〜6図のものに較べて軸方向の長さは大きくなるが、結
合部のシール性は良くなる。 第8図に、第7図に示し
たものと同様な実施例が示されており、この場合傾斜面
28.128がボス部材5の継手ヨーク2側の径が拡大
した外面に設けられていて、セットリング12も同様に
傾斜面28.128の領域まで延びており、傾斜面に向
って内方へ延びるフランジ部130を備えている。
第9図及び第10図に、傾斜面28.128がボス部材
5に一体的に取付けられる部材48に形成された例を示
す。第9図から明らかな如く、断面がコの字状の環状部
材48がボス部材5上に固定されており、この環状部材
48の円筒状外面に各々独立した傾斜面28.128が
設けられている。セットリング12にはやはり傾斜面2
8と128との間に向って内方に延びるフランジ部13
0が設けられていて、このフランジ部にスプリングリン
グ24.124の傾斜面28、128に圧接している平
坦部50を除いた部分が当接している。また、第10図
のものは傾斜面28.128が第9図と同様な環状部材
48の内面に設けられており、この場合、スプリングリ
ング24.124は拡開する力をもつものが使用され、
傾斜面28.128に角部51が圧接しており、平坦部
50を含むその他の部分はセットリング12に設けられ
たフランジ部130に当接している。これらの例で使用
されているスプリングリングは、第1〜6図に示された
ものと同じ機能を有している。すなわち、スプリングリ
ングが収縮または拡開しようとする力を有しているので
、スプリングリング24.124はその平坦部50又は
角部51が傾斜面28.128を最底部へと滑り落ちる
カム作用によって、フランジ部130を介してセットリ
ング12を軸方向に保持している。これらの例の場合、
ボス部材に傾斜面を形成するための特別な加工を必要と
しないので有利である。
第11及び第12図に示した結合装置は、ボス部材5の
外面に設けられた傾斜面28.128が開ロアの領域か
ら始まり軸方向に延びるに従ってその径が減少するよう
に各々独立して形成されており、各々が開ロアの領域か
ら約60度だけ周方向に位相がずらされている。従って
、この傾斜面は第1〜6図に示したものと傾斜の向きが
逆である。この実施例に用いられているスプリングリン
ク24.124は第3図に示すものと同じであり、その
平坦部50が収縮する力をもって傾斜面28.128に
圧接している。セットリング12は中央部のボール押え
用突出部30と両側の端部に形成されたフランジ36.
136を有する、断面がE字状に形成されている。スプ
リングリング24.124が収縮しようとする力を有し
ているので、ここでもスプリングリングはその平坦部5
0が傾斜面28.128上を最底部へと滑り落るカム作
用をもつので、スプリングリング24.124の角部5
1周辺がセットリング12のフランジ36.136にそ
れぞれ当接し、セットリングのボール押え用突出部30
が開ロア上に位置するロック位置にセットリング12を
軸方向に保持している。結合及び解離の操作は上述の実
施例と同じである。すなわち、セットリングを手で持ち
、第12図に示す結合・解離可能位置に右側(または左
側)に移動させ、軸6にボス部材5を差し込みまたは軸
6から引き抜くだけで良い。差込または引抜き完了後は
、セットリング12が自動的にロック位置に戻る。
第13〜16図に示した結合装置は、上記第11及び1
2図に示したものと第7〜10図に示すものとを組合わ
せたものであり、それぞれ傾斜面を設ける位置が、第7
図と第13図、第8図と第14図、第9図と第15図、
第10図と第16図とで対応している。すなわち、第1
3図においては、傾斜面28.128が開ロアが存在す
る半径方向領域から距離りだけ軸方向に移動してボス部
材5上に形成され、スプリングリングがそれぞれボール
押え用突出部30の側面とフランジ136とに当接し、
セットリング12をロック位置に保持している。第14
図では、1頃斜面28.128がボス部材5の継手ヨー
ク側の径が拡大した外面に備えられていて、セットリン
グ12も同様に傾斜面の領域まで延びていて、傾斜面2
8.128の終端領域に、スプリングリング 24.1
24の角部51の周辺が当接するフランジ36,136
を有している。
第15図のものは、傾斜面28.128がボス部材5に
一体的に取付けられる環状部材48の外面に設けられて
おり、やはり同様にセットリング12が傾斜面28.1
2Bの領域まで延びていて、平坦部50が傾斜面28.
128に圧接したスプリングリング24.124の角部
51の周辺がセットリング12のフランジ36.136
に当接し、セットリング12をロック位置に保持してい
る。第16図に示された結合装置は、やはりボス部材5
に固定される環状部材48の内面に傾斜面28.128
が形成されていて、平坦部50がセットリング12のフ
ランジ36.136に当接したスフ。
リングリング24.124の角部51が傾斜面28.1
28に圧接している。
なお、第13〜16図に示した結合装置の結合・解離操
作並びに作用は、前に述べた実施例と同様であるため、
ここでは説明を省略する。
第17乃至第19図には、傾斜面28、128をセット
リング12の内面に配置した例が示されている。セット
リング12の内面には、ボス部材5の開ロアの存在する
半径方向平面外方の領域において、ボール押え用突出部
30の両側から始まり且つ軸方向に延びるに従ってその
径が減少する傾斜面28.128が各々独立して周方向
に3箇所隔置して設けられており、更に第13図に示す
如き平坦部50並びに角部51を有する略3角形状のス
プリングリング24.124が拡開する力をもって配置
されている。ボス部材5の外面には、スプリングリング
24.124の平坦部50が係合してスプリングの回り
止めの作用をする切欠面29,129が開ロアが存在す
る領域から約60度周方向に位相をずらして少なくとも
1対(本例では3対)設けられていて、この切欠面29
゜129によって、半径方向に突出したフランジ160
が形成され、角部51が傾斜面28.128に圧接した
スプリ ングリング24.124はその平坦部50がフ
ランジ 160の側面に当接し、セットリング12をロック位置
に両側から軸方向に保持している。軸6とボス部材5と
の結合にあたっては、前述の実施例と同様に、先づセッ
トリング12を手で持ちスプリングリング24.124
の軸方向分力に抗して軸方向に第19図の位置まで移動
させる。すると、セットリング12の突出部30が角部
51に係合しているのでスプリングリング124を軸方
向に携行し、一方スプリンタリング24はその平坦部5
0のがフランジ160の側面26に当接しているので角
部51が傾斜面28上を滑動し、より強く圧接する。こ
のままの状態で軸6にボス部材5の孔を嵌合させる(第
19図の状態)。ここでは既にセットリング12から手
を離しても、セットリング12は同位置に留るので、ボ
ス部材を更に深X軸6に差込むだけで結合が完了する。
この場合、ボール8が軸6のセット溝10に係合した時
に、スプリングリング24が傾斜面28上を滑動し、第
17図に示すロック位置にセットリング12を自動的に
復帰させる。
第20図から第22図に、傾斜面28.128を第7図
から第9図に示した実施例に対応して形成した結合装置
が示されている。すなわち、第20図のものは第17〜
19図のものに較べて、傾斜面28.128を開ロアの
領域から軸方向にしたけ離した点が異っている。セット
リング12を軸方向にしたけ延長し、延長した部分の内
部にスプリングリング24.124の角部51の周辺が
当接するフランジ130が設けられ、それによりボール
押え用の突出部30とフランジ130との間にボール8
を収容し得る凹所40が形成されている。そして、ボス
部材5上のフランジ160も軸方向にLだけずらして設
けである。
第21図のものは、前のものとよく似ているけれども、
セットリング12がボス部材5の継手ヨーク2側の外面
にまで延長されていて、その延長された部分の内面に傾
斜面28.128が設けられ、同様にセットリング12
の内方フランジ130並びにボス部材5上のフランジ1
60も対応して形成されている。
第22では、傾斜面28.128がセットリング12の
外面に開ロアの領域の半径方向外方のフランジ130を
はさんで各々独立して設けられており、これらの傾斜面
28.128は開ロアの中心領域に向ってその径を減少
するように傾斜し、スプリングリング24.124の平
坦部50が傾斜面28.128に圧接し、角部51を含
んだ周辺がボス部材5に設けたフランジ160の側面2
6.126に当接している。なお、この場合、スプリン
グリングは収縮する力を持って配置されている。
第20〜22図に示された結合装置の結合・解離操作並
びに作用は既に述べたものと同様であるから、ここでは
その説明を省略する。
第23図及び24図の結合装置は、第17乃至第19図
に示したものに類似しており、傾斜面28.128がセ
ットリング12の内面に周方向に3箇所隔置して設けら
れている。しかしながら、これらの傾斜面は、第17乃
至第19図のものとは異なり、開ロアの半径方向外方の
ボール押え用の突出部30から始り、軸方向に延びるに
従ってその径が拡大しており、傾斜方向が逆になってい
る。この場合、スプリングリング24.124は拡開し
ようとする力を有し、角部51が傾斜面28.128に
それぞれ圧接し、その平坦部50の少なくとも1箇所が
ボス部材5上に設けられたスプリングリング回り止め用
の切欠面29とストッパ18及び118の側面26.1
26とに当接して、セットリング12をロック位置に両
側から保持している。セットリング12を手で持ち、ス
プリングリング24の軸方向分力に抗して右側に移動し
た、第24図に示す結合・解離可能位置では、セットリ
ング12のフランジ136が角部51に係合しているの
で、スプリングリング124を軸方向に携行し、一方ス
プリングリンク24はその平坦部50がストッパ18の
側面26に当接しているので、角部51が傾斜面28上
を滑動せしめられて、更に強く圧接されたスプリングリ
ング24がセットリング12の突出部30に係合せしめ
られている。この状態で、ボス部材5の孔4内に軸6が
入るようにボス部材を移動させると、ボール8が軸6の
セット溝10に入った時にスプリングリング24の拡開
力によって、セットリング12は自動的にロック位置に
復帰する。
第25図は、上記の実施例における傾斜面を、第7.1
3並びに20図に示すように、開ロアの領域から距離し
たけずらして設けた変形例であり、他の部分は第23及
び24図のものと変らない。
第26図の結合装置は、第23及び24図のものを、第
8.14並びに21図に示すものの如く、変形した例で
ある。すなわち、セットリング12がボス部材5の継手
ヨーク2側の外面にまで延長され、その延長された部分
の内面に第23及び24図に示すような傾斜面28.1
28が設けられ、ボス部材5上に切欠面29並びにスト
ッパ18.118が同様に形成されている。
第27図は、第9.15並びに22図のものに対応して
いて、第23及び24図の傾斜面28,128をセット
リング12の外面に設けたものである。この場合もやは
り、スプリングリング24.124は収縮しようとする
力を有しており、平坦部50が傾斜面に圧接しており、
角部51がストッパ18.118に当接している。
以上の実施例においては、セットリング12が一体的構
造のものを示したが、第28図に示す如く、セットリン
グ12を、それぞれ別体のスリーブ12Aと突出部30
Aとから構成することができ、これらは鋼のみならず硬
質ゴムまたはプラスチック等から形成することもできる
ばかりでなく、これらの組合せも容易に考えることがで
きる。
更に、上記全ての実施例においては、傾斜面28.12
8はそれぞれが独立した軸方向に延びる平坦な面として
形成されており、またスプリングリング24.124も
3箇所の角部51と平坦部50を有する略3角形のもの
を使用したが、これらの傾斜面及びスプリングリングは
種々の形状のものが利用できるので、以下にそれらの代
表的なものを示すが、それらに限定されるものではない
第29図から第31図に示す結合装置の実施例は、第1
図から第6図に示したものとほぼ同じであるが、開ロア
の領域から始まり且つ径を増大しながらそれぞれ軸方向
に延びる傾斜面28.128がボス部材5の外周全面に
わたる円錐面として形成されている点と、スプリングリ
ング24.124がスリット33と3箇所の凸部150
を有する略円形状である点が、前述の実施例と異ってい
る。この場合、スプリングリング24.124は収縮し
ようとする力を有しており、傾斜面28.128上を各
々滑動することによって、セットリング12をロック位
置に軸方向に保持しており、更にその凸部150がボス
部材の開ロア上に位置するように配置されている。従っ
て、セットリングを手で持ち、スプリングリングの軸方
向分力に抗して軸方向にセットリングを移動せしめても
、一方のスプリングリングの凸部150がボール8を保
持し、ボール8が外方への脱落することを防止できる。
更に、第32図から第34図に、前記のような円錐形の
傾斜面28.128をもつボス部材5と第3図に示した
ような略3角形状のスプリングリングとを組合わせた結
合装置を示した。この場合、第33及び34図から明ら
かなようにボス部材5の傾斜面28.12B上にはそれ
ぞれ少なくとも1つの切欠面29.129が設けられて
いて、この切欠面29.129にスプリングリング28
.128の平坦部50が係合し、スプリングリングのボ
ス部材5に対する回り止めの作用を果している。この回
り止めは、スプリングリング24.124の平坦部50
が開ロアの領域に位置することを防止するためのもので
ある。このスプリングリング24.124も収縮する力
を有しているので、傾斜面28.128及び同様な傾斜
を持つ切欠面29.129上を滑動し、スプリングリン
グ24.124は最底部へ位置し、その角部51がセッ
トリング12の突出部30の側面26.126に当接す
る。
第35から第37図に、円錐面状の傾斜面と円形状のス
プリングリングとを組合せた結合装置を示す。
スプリングリング24.124は合口部33を有する若
干幅広の円形状であり、収縮する力を有していて、内面
が傾斜面28.128に圧接し、外側部がセットリング
12のボール押え用突出部30に当接している。
なお、第29図から第37図に示した傾斜面とスプリン
グリングの組合わせは、第1図から第28図に示した実
施例に全て適用できることは言うまでもない。
次に、本願の第2発明による実施例を説明する。
第38図から第43図に示された着脱自在な結合装置は
、前に述べたものと同様に、トラクタに連結される農耕
作業機械を自在継手を介して駆動するための、スプライ
ンが形成されたトラクタの出力軸と自在継手の継手ヨー
クを備えたボス部材とを結合するためのものである。こ
の結合装置は、継手ヨーク2を有するボス部材5とスプ
ライン軸6とを備え、ボス部材5が軸6を収容する軸方
向に延びる孔4とこの孔4に開口する半径方向に延びた
3個の開ロアを有している。この間ロア内にはロッキン
グエレメント、すなわちボール8が配置されており、ボ
ール8が一部を開ロアから内方に突出して、軸6に設け
られたセット溝10に係合することによって、ボス部材
5から軸6が抜は出ないようにされている。
ボス部材5の外面には、開ロアの領域から周方向に位相
をずらして傾斜面28が周方向に略等間隔に3箇所形成
されており、この傾斜面28は開ロアの中心がが存在す
る半径方向平面の領域から軸方向にAだけ隔てた位置か
ら始まり軸方向に両側に延びるに従ってその径が増大す
るように形成されていて、開ロアの領域から軸方向にA
だけ隔てた位置の最小径部で継がつている。この場合、
ボス部材5の傾斜面28が設けられた以外の外面は円柱
状であるが、多角柱状に形成しても良い。また、この傾
斜面28は、その長さ、幅並びに傾斜角度を、求められ
る状況に適合させて任意に設定することができる。
このボス部材5上には、セットリング12が軸方向に移
動自在に配置されており、このセットリング12はスリ
ーブ31とこのスリーブに固定された、はぼ中央部から
内方に突出したボール8をロック位置に保持するための
突出部30とから成り、この突出部30には開ロアの中
心からずれた位置に溝14が形成されている。セットリ
ング12を第38図に示す位置に保持するために、第4
0図に示すような内方に突出する3つの凹所40を有す
る円形の1つのスプリングリング24がボス部材上に収
縮する力をもって配置されている。このスプリングリン
グ24は凹所40が傾斜面28に圧接し、その他の部分
がセットリング12の突出部30の溝14に係合してい
る。
スプリングリング24は内方に収縮する力を有し、てい
て、凹所40が傾斜面28を滑動して最小径部に位置し
ようとするので、セットリング12が第38図及び第4
2図に示すロック位置に保持される。尚、ボス部材5の
端部には、セットリング12及びスプリングリング24
がボス部材5から外れることのないように、ストッパ1
8が設けられている。
第38図に示す状態は軸6をボス部材5の孔4に挿入す
る以前の状態であるが、この状態でボール8がボス部材
5の孔4内に落下するのを防止するため、ボールを収容
する開ロアの内端は例えば60゜の内面を有するように
小さくなっている。
軸6とボス部材5の結合にあたっては、第41図に示す
如く、先づセットリング12を手で持ち、スプリングリ
ング24が傾斜面28に圧接することによって生じる軸
方向分力に抗して、セットリング12を軸方向(右側)
に動かす。この時、スプリングリング24の凹所40以
外の部分が溝14に係合しているので、セットリングと
共に拡開しながらスプリングリング24が携行される。
しかる後、軸6がボス部材5の孔4に更に深く入るよう
にセットリング12を挿入する方向に押しながら継手ヨ
ーク2と共にボス部材5を軸6に向けて移動させる。こ
の場合、セットリング12のボール押え用の突出部30
が開ロアの領域に存在しないので、ボール8が外方へ移
動し得る状態にある。この状態で軸6が孔4内に入っで
くると、軸6の先端に設けられた面取り部132のカム
作用によって、ボール8が外方に押し上げられ、軸6の
進入を許容する。セットリング12の結合・解離可能位
W(第41図及び第43図)では、軸6が開ロアの領域
まで達していれば、セットリング12から手を離しても
、セットリング12は、突出部30がボール8に当接す
るので、ロック位置に戻ることができない。しかし、軸
6に設けたセット溝10が開ロアまで達すると、スプリ
ングリング24の凹所40が傾斜面28上を滑動し、ボ
ール8はセットリング12の突出部30によって内方に
押されて、その一部がセット溝10に嵌合するので、セ
ットリング12は自動的にロック位置に復帰し、ボス部
材5の孔4から軸6が抜けることがない(第42図)。
この場合、スプリングリング24は両側の傾斜面28が
継がっている最少径部まで滑動するので、セットリング
12をロック位置に安定して保持することができる。次
に、軸6からボス部材5を引抜く時は、上記と逆の操作
を行う。すなわち、第43図の位置にセットリング12
を動かし、そのままボス部材5を軸6から引離す。この
際に、ボール8は外方に移動するがスリーブ31の内面
38に当接し、脱落することがない。軸6からボス部材
5が引離されると、セットリング12はロック位置に自
動的に復帰する。
第39図は第38図のV−V断面示すものであり、傾斜
面28及び開ロアの配置が明瞭に示されているが、傾斜
面の数並びにボス部材の外面は任意に形成、例えば傾斜
面を4箇所設けてボス部材の外面を6角柱状に形成する
等、変更可能であることは云うまでもない。また、第4
0図はスプリングリング24の詳細図であり、その形状
並びに凹所40の数などは、ボス部材及び傾斜面に合わ
せて変更し得る。尚、スプリングリング24.124は
第1の発明の形状のものを第2の発明のもの全てに適用
できるし、第2の発明のものを第1の発明のもの全てに
適用できることも云うまでもない。
第44図及び第45図に示した結合装置は、前の実施例
のものとよく似ているが、第44図のものは、セットリ
ング12のスリーブ31と突出部30とを別体に構成し
、突出部30との間に溝14を形成するためにスリーブ
31が内方に突出した突起36を有している点が異って
いる。また第45図ではセットリング12のボール押え
用の突出部30とスリーブ31が一体的に形成された点
が異っている。なお、突出部30には溝14が形成され
ている。
第38図から第43図に示した結合装置の変形例を第4
6図に示した。この場合、最小径部で継かった3つの傾
斜面28が開ロアの領域から軸方向に距離りだけ隔して
配置された点が前述のものと異っている。従って、セッ
トリング12も軸方向に延長されていて、延長した部分
の内部にスプリングリング24が係合する溝14が形成
されている。なお、この溝14が形成された部分と突出
部30との間に、結合・解離可能位置においてボール8
を収容する凹所40が形成されており、突出部30は開
ロアの領域に位置するよう配置されている。
第47図に示したものは、傾斜面28が継手ヨーク2側
の径が拡大したボス部材5の外面に設けられており、セ
ットリング12が同様に傾斜面28上にまで延長されて
いて、傾斜面28に向って内方に延びるフランジ部13
0を有している。このフランジ部130には傾斜面28
に圧接したスプリングリング24の凹所40以外の部分
を収容する溝14が形成されている。
第48図及び第49図には、ボス部材5に一体的に取付
られた部材48に傾斜面28が形成された例を示す。第
48図のものは、断面が略コの字状の環状部材48の外
面に傾斜面28が形成されていて、この傾斜面28が設
けられた領域までセットリング12が延長されていて、
その延長された部分のフランジ130に凹所40が傾斜
面28に圧接したスプリングリング24を収容する清1
4が形成されている。
また、第49図では、傾斜面28が第48図と同様な環
状部材48の内面に設けられており、この場合、スプリ
ングリング24は拡開する力をもつものが使用され、凹
所40以外の部分が傾斜面28に圧接していて、凹所4
0の部分がセットリング12の外面に設けられた溝14
に係合している。これらの例の場合にも、スプリングリ
ング24が収縮または拡開しようとする力を有している
ので、傾斜面28上を最底部へと滑り落るカム作用によ
って、溝14を介してセットリング12をロック位置に
軸方向に保持している。
次に、傾斜面28をセットリング12に設けた例を示す
、第50図及び第51図のものは傾斜面28が開ロアの
領域から離れたセットリング12の内面に設けられてお
り、スプリングリング24は拡開しようとする力をもっ
て傾斜面28に圧接しており、その凹所40がボス部材
5に設けられた溝22に係合している。セットリング1
2の突出部30は開口の領域にあり、傾斜面28が設け
られた側の反対側に軸方向に延びるフランジ140を有
している。第51図は、ボス部材5の孔4に軸を挿入し
ている状態を示しており、ボール8が軸に押されて外方
に移動しているが、フランジ140があるため外方に脱
落することはない。
第52図では、傾斜面28を継手ヨーク2側の径が拡大
したボス部材5の外側まで延長したセットリング12の
内面に設け、対応するボス部材5の外面に溝22を設け
た例を示した。この場合も、スプリングリング24は前
の例と同じである。
第53図に示したものは、傾斜面28をセットリング1
2の外面に設け、スプリングリング24は収縮する力を
有するものが採用されている。この場合、スプリングリ
ング24の凹所40が傾斜面28に圧接しており、スプ
リングリング24の他の部分が傾斜面の領域まで延長さ
れたボス部材5に一体的に取付られた環状部材48の内
面に形成された溝22に係合している。
なお、第38図から第53図に示した実施例では、傾斜
面28を周方向に略等間隔に3箇所設け、スプリングリ
ング24も第40図に示すものを使用したが、傾斜面と
スプリングリングの組合せは、第29図から第37図に
示すように、傾斜面を全周にわたる円錐面として構成し
、異なるスプリングリングを組合わせて使用できること
は、云うまでもない。
すなわち、第28図から第37図に示したものは、第3
8図から第53図に示すものにも全て適用できる。
次に、軸とボス部材とを結合させるための操作力及び結
合位置に保持する力を増大せしめた例を示す。
第54から第57図に示した結合装置は、第1図乃至第
6図のものに類似している。すなわち、ボス部材5の外
面に、開ロアの領域から始まり且つ開口から遠ざかるに
従ってその径が拡大する3つの傾斜面28が開ロアの両
側に開ロアとは周方向に位相をずらして略等間隔にそれ
ぞれ独立して設けられている。凹所40が傾斜面28.
128に圧接したスプリングリング24.124は凹所
40以外の部分がセットリング12のボール押え用突出
部30の側面に当接しており、セットリング12を両側
から軸方向にロック位置に保持している。この例では、
セットリング12の両側にセットリングを押圧する圧縮
コイルばね16.116が配置されており、この圧縮コ
イルばね16.116は一端がセットリングに、他端が
それぞれストッパ18及び継手ヨーク2のストッパに支
持されたばね受け20.120に支持されている。圧縮
コイルばね16と116のバネ力はほぼ等しい。セット
リング12には、結合・解離可能位置において、ボール
8が外方へ脱落することを防止するフランジ36.13
6が形成されている。第57図は作動工程図であり、セ
ットリング12が結合・解離可能位置にある。すなわち
、圧縮コイルばね16とスプリングリング24の軸方向
分力に抗してセットリング12が右側に移動されている
。この位置ではセットリング12のボール押え用の突出
部30が開ロアの領域から離れているので、軸6が挿入
されて、ボール8は外方に移動している。この位置でセ
ットリング12に設けられたフランジ136およびスプ
リングリング124がボール8の外方への脱落を防止し
ている。この状態でセットリング12を押えていた手を
放すと、セットリング12は圧縮コイルばね16とスプ
リングリング24の復帰力によって僅かに左に動くが、
軸6によって外方に押されたボール8にセットリング1
2のボール押え用の突出部30が係合しているため、手
を放してもセットリング12はこれ以上左に動くことは
できない。
久ブライン軸6からボス部材を抜き出す時は、セットリ
ング12を圧縮コイルばね116及びスプリングリング
124のばね力に抗して動かせばよい。
その他の構造及び作用は最初の実施例と同様なので説明
を省略する。この実施例においては、圧縮コイルばねを
併用したので、結合する際の操作力が増し、ロック位置
にセットリングを保持する力が増大するので、大きな衝
撃などにも耐えることができる。
また、圧縮コイルばねをスプリングリングと併用するこ
とは、前述の全ての実施例において適用し得ることは云
うまでもない。
なお、ばね受け20.120は鋼板のプレス成形で製造
することができるが、プラスチック類でもよい。圧縮コ
イルばね16.116の換わりに、例えば、仮バネや波
状のバネ等公知の圧縮バネを利用しうる。また、圧縮バ
ネの換わりに引張りバネを用いる事も容易に類推できる
第58図に示したものは、前の実施例のものと近似して
いるが、ばね受け20.120に支持された圧縮コイル
ばね16.116がセットリング12を直接押圧してお
らず、別のばね受け45.145を介して押圧する点が
異っている。ばね受け20.120には外方にフランジ
34.134が形成されていて、別のばね受け45.1
45のフランジ49.149とそれぞれ係合するように
構成されている。従って、圧縮コイルばね16.116
は所定値以上に延びることがないように配置されている
。フランジ34.134がフランジ49.149にそれ
ぞれ係合する、圧縮コイルばね16または116の最大
伸長位置において、ばね受け45.145の内方端面5
2.152が開ロアのほぼ中心に位置し、セットリング
12の結合・解離可能位置にあって、ボール8が外方に
脱落することを防止している。その他の構成は前の実施
例と同様である。
第59図及び第60図に第54図から第58図の実施例
の変形例を示した。すなわち、本例においては傾斜面2
8とスプリングリング24が省略されている。
ボス部材5上に設けられたストッパ18に支持されたば
ね受け20と、ボス部材の段部117とによって位置規
制され且つセットリング12の内面に設けられた段部1
19に係合するばね受け120との間に圧縮コイルばね
16が配置されている。更に、ばね受け20に係合する
爪53がセットリング12の円筒状端部内面に形成され
ている。これにより、圧縮コイルばね16によってセッ
トリング12が軸方向に押圧され、ボス部材5上の段部
117にばね受け120が係合して、軸方向の摺動が規
制され、ボール押え用の突出部30が開ロアの領域に位
置する。これによりロック位置にセットリング12が保
持される。
第60図は上記の実施例の第57図に相当する作動工程
図である。セットリング12をスプライン軸側、即ち第
59図で見て右側に、圧縮コイルばね16の力に抗して
動かす。この位置ではセットリング12のボール押え用
の突出部30はボール8から離れた位置にあるため、ス
プライン軸6が挿入されてボール8は外方へ移動する。
尚、ばね受け120はセットリング12の段部119と
掛合しているのでセットリング12と共に第59図で見
て右側に移動する。尚、セットリング12のつば138
によりセットボール8の外方への脱落を防止している。
この状態でセットリング12を押えていた手を放すと、
セットリング12は圧縮コイルばね16の復帰力によっ
て第60図で見て僅かに左に復帰するが、第60図から
明らかなように、スプライン軸6によって外方に押され
たセットボール8にセットリング12のボール押え用の
突出部30が係合しているため、手を放してもセットリ
ング12はこれ以上左に動くことができない、更に軸6
を孔4内に挿入すると、軸6の溝10が開ロアの領域に
至った時に、ボール8はセットリング12の突出部30
に押されて内方に移動し、溝10に係合する。この時セ
ットリング12は左側に移動して、自動的にロック位置
に戻る。尚、スプライン軸6からボス部材を引き出す時
は、セットリング12を圧縮コイルばね16の力に抗し
て動かせばよい。この時、ばね受け20はセットリング
12の爪53と係合しているので、セットリング12と
共に第59図で見て右側に移動する。
第61図から第63図に、第1図から第6図に示した結
合装置の変形例を示した。この場合、開ロアの領域から
始まる傾斜面28が開ロアの片側にのみ形成されている
。傾斜面28は開ロアから周方向に位相をずらして略等
間隔に配置されている。開ロアを挟んでこの傾斜面28
から軸方向に離れた位置に、スプリングリング124の
平坦部50が係合する溝128Aが対向して設けられて
いる。ボス部材5と軸6の結合および解離にあたっては
、セットリング12を第62図に示すようにスプライン
軸と反対側、即ち第61図で見て左側にスプリングリン
グ24のばね力に抗して結合・解離可能位置に動かし、
突出部30を開ロアの領域から移動させ、ボール8が半
径方向外方に移動できるようにする。この場合、第62
図に示されるように、軸6が挿入されて、ボールが外方
に移動しても、スプリングリング124の角部51がボ
ール8に当接するので、ボール8が外方に脱落しない。
その他の作用は前のものと同様なので、ここでは説明を
省略する。尚、図示は省略するが、第38図からだい4
3図に示した結合装置の開ロアの領域近辺から始まり軸
方向両側に延びる傾斜面28を片側のみに形成するもの
も上記変形例と同様になることは云うまでもない。即ち
、第1図から第60図に示した実施例を片側のみに適用
した場合、結合または解離する際に、ホス部材5を移動
させる方向と反対の方向の操作をセットリング12に要
求する従来のものにも適用できることは明白である。
次に、上記した実施例の中で用いられた略3角形状の、
収縮しようとする力または拡開しようとする力を有する
スプリングリングについて説明する。第64図に示した
スプリングリングの自由時の内径Dsより大きい外径を
持つボス部材又はセットリングの傾斜面に配置された際
、半径方向に収縮しようとする力を有するものであり、
第65図に示したスプリングリングの自由時の外径りよ
り小さい内径を持つホス部材又はセットリングの傾斜面
に配置された際は、半径方向に拡開しようとする力を有
するものであり、共に軸方向の拡張力を持たせてもよい
。これらのスプリングリングはスリット33を有する環
状ばねとして構成されている。
この種の環状バネは、線材を第66A図の如く、3角柱
の基材またはそれ以外の多角柱の基材や円柱状の基材に
巻き上げ、次いで符号Cで示すようなスリットを加工す
る(第66B図)。この場合、線材の断面形状は円形だ
けではなく任意のものを選択し得る。従って、第66C
図において符号Bで示す合口の喰い違ったスプリングリ
ングが製作でき、この合口の喰い違いも所望の値に設定
し得る。
このようなスプリングリング24を、例えば第38図か
ら第53図に示すような実施例の、セットリング12の
溝14に挿入すると溝14の幅はスプリングリング24
0幅Bよりも小さいので、スプリングリングは軸方向の
拡張力を持つ。更に、スプリングリング24を拡開して
セットリング12と共にボス部材5に組立てると、スプ
リングリング24の自由時の内径DSはボス部材5の傾
斜面28における最小外径よりも小さいので、スプリン
グリング24が半径方向に収縮する力を持つ。従って、
スプリングリング24はセットリング12の溝14内に
ガタ無しで係合し、且つボス部材5上で軸方向に移動す
ることなく保持される。従って、ガタッキ及び振動によ
る騒音並びに摩耗が防止できる。
スプリングリング24の半径方向及び軸方向の力を一層
確実に作用させるために、スプリングリングを第67A
図に示すような波状の線材を巻き上げるか、もしくは第
67B図のように巻き上げたものをプレスして、第67
C図に示す如く形成すると、傾斜面及びボス部材上にお
ける滑りも良くなり、且つガタッキがな(、より好適で
ある。
〔発明の硬化〕
本発明による結合装置は、部品点数が少なく且つ構造が
単純であるので、その製作並びに組立てが極めて容易に
なると共に、軸の結合及び解離を安全且つ確実に行うこ
とができる。更に、使用に際しては、セットリングを手
で持ち、ボス部材の孔に軸が入る方向にまたは離れる方
向にボス部材を移動するだけで、軸とボス部材の結合並
びに解離が可能である。即ち、ボス部材の孔に軸が入る
ように、またはボス部材の孔から軸が離れるようにボス
部材を移動させる際に、ボス部材を動かす方向と同方向
にセットリングを移動させて、結合及び解離操作を行う
ことができるので、ボス部材を動かす方向と反対の方向
の操作をセットリングに要求する従来のものに較べて、
結合及び解離に要求される操作が容易であり、人間工学
的に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は第1実施例の結合装置であり、第1
図はその縦断面図、第2図は第1図のI−■断面図、第
3図はスプリングリングを示す図、第4〜6図は作動工
程を説明する図、第7図は傾斜面を別の箇所に設けた例
を示す図、第8図は傾斜面が他の箇所に設けられた例を
示す図、第9及び第10図は傾斜面をボス部に固定され
た環状部材に設けたものを示す図、第11及び第12図
は傾斜面の向きが異なる例を示す図、第13乃至第16
図は傾斜面を種々異なる位置に設けた例を示す図、第1
7図乃至第19図は傾斜面をセットリングの内面に配置
した図、第20乃至第22図は傾斜面をセラ) IJソ
ング異なる位置に設けた図、第23乃至第24図は傾斜
面をセットリングに設けてその傾斜方向を変更した例を
示す図、第25図乃至第27図は傾斜面を異なる領域に
配置した図、第28図はセットリングの異なる例を示す
図、第29乃至第31図は傾斜面が円錐面として形成さ
れた結合装置を示す図で、第30図は第29図のII−
II断面図、第31図はスプリングリングをしめす図、
第32図乃至第34図は円錐形状の傾斜面と略3角形状
のスプリングリングを使用した例を示す図で、第33図
は第32図のIII−III断面図、第34図は第33
図の2矢視図、第35図乃至第37図は円錐形状の傾斜
面と円形のスプリングリングを組合わせた例を示す図で
、第36図は第35図のIV−IV断面図、第37図は
スプリングリングを示す図、第38図乃至第43図は傾
斜面が連続し且つ1つのスプリングリングが使用されて
いる結合装置を示す図、第44図はセットリングの突出
部を別体に構成した例、第45図は突出部とスリーブを
一体にした例を示す図、第46乃至第49図は傾斜面を
それぞれボス部材の異なる箇所に設けた例を示す図、第
50図及び第51図は傾斜面をセットリングの内面に設
けた例を示す図、第52図及び第53図は傾斜面をセッ
トリングの異なる箇所に設けた図、第54図乃至第57
図は圧縮コイルばねを追加して操作力及び保持力を高め
た例を示す図、第59図及び第60図は第54図乃至第
58図の変形例を示す図、第61図乃至第63図は傾斜
面を片側だけに設けた第1図乃至第6図の変形例を示す
図、第66A、66B、66C図、第64図、第65図
並びに第67A、67B、67C図はスプリングリング
を説明するための図である。 図中符号 2・・・継手ヨーク、4・・・ボス部材の孔、5・・・
ボス部材、6・・・軸、7・・・開口、8・・・ボール
、10・・・軸の溝、12・・;セットリング、12A
・・・セットリングのスリーブ、14・・・セットリン
グの溝、16.116・・・圧縮コイルばね、18.1
18・・・ストッパ、20.120・・・ばね受け、2
1・・・ボス部材の円柱状部、22・・・ボス部材の溝
、24.124・・・スプリングリング、26.126
・・・セットリングの突出部の側面、28.128・・
・傾斜面、29.129・・・切欠面、30・・・セラ
)IJソング突出部、30A・・・セットリングの突出
部、31・・・セットリングのスリーブ、32・・・ス
トップリング、33・・・スリット、34.134・・
・ばね受けのフランジ、36.136・・・フランジ、
38.138・・・スリーブの内面、40・・・セット
リングの凹所、45.145・・・ばね受け、48・・
・環状部材、49.149・・・ばね受けのフランジ、
50・・・スプリングリングの平坦部、51・・・スプ
リングリングの角部、52.152・・・ばね受けの内
方端面、53・・・爪、117.119・・・段部、1
28A・・・溝、130・・・フランジ、132・・・
面取部、150・・・凸部、160・・・フランジ代理
人弁理士(8107)佐々木清隆 第  1  図 第  2  因            第  3  
図第  8  図 第  13   図 第  14   図 第  32  図 第28図 第30図 第29図 第 31  図 七〇 W135図 第  44  図 第  45 図 tlS46図 第48図 m 50図 第51図 第  54  図 第55図   第、6図 第  57  図 @弘図 第  65  図 手続補正書防式) 1. 事件の表示 昭和61年特許願第198259号 2、 発明の名称 着脱自在な結合装置 3、 補正をする者 事件との関係: 特許出願人 氏名:鈴木恒彦 4、代理人 5、 補正指令の日付: 昭和62年8月14日(発送
日:昭和62年8月25日)6、 補正により増加する
発明の数二 〇7、 補正の対象: 明細書の「図面の
簡単な説明」の欄8o  補正の内容: 明ill書第
60頁9行目、「第57図」を「第58図」と補正する

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)内部に軸方向に延びる孔とこの孔に開口する半径方
    向に延びる開口を有するボス部材と、外面に周方向に延
    びるセット溝を備えたボス部材の孔に嵌合する軸と、開
    口から一部を内方に突出して軸のセット溝に係合するロ
    ック位置とセット溝に係合しない外方の結合・解離可能
    位置とに位置し得るように開口内に半径方向移動自在に
    配置されたロッキングエレメントと、ボス部材上に軸方
    向移動自在に配置されたセットリングとから成り、セッ
    トリングがロッキングエレメントをロック位置に常時位
    置せしめるようにバネによって軸方向に付勢されている
    着脱自在な結合装置において、軸方向に延びるに従って
    、その径が増大または減少するそれぞれが独立した2つ
    の傾斜面(28、128)がボス部材(5)の外面また
    はセットリング(12)の内面若しくは外面に設けられ
    ていて、一部がセットリング(12)またはボス部材(
    5)にそれぞれ当接する2つのスプリングリング(24
    、124)が前記傾斜面(28、128)にそれぞれ圧
    接していて、ボス部材(5)の孔(4)に対する軸(6
    )の挿入および引抜きの際にスプリングリング(24、
    124)の一方が前記傾斜面(28、128)上を滑動
    することによってセットリング(12)が結合・解離可
    能位置から自動的にロック位置に復帰することを特徴と
    する着脱自在な結合装置 2)前記傾斜面(28、128)がボス部材(5)の外
    面に形成されていて、開口(7)がある半径方向平面に
    向って径が減少するように傾斜しており、一部がセット
    リング(12)の突出部(30)の両側にそれぞれ当接
    するスプリングリング(24、124))が収縮する力
    を有するように傾斜面(28、128)に配置されたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の着脱自在
    な結合装置 3)前記傾斜面(28、128)がボス部材(5)の外
    面に形成されていて、開口(7)がある半径方向平面か
    ら離れるに従って径が減少するように傾斜しており、一
    部がセットリング(12)の突出部のフランジ(36、
    136)に当接するスプリングリング(24、124)
    が収縮する力を有するように傾斜面(28、128)配
    置されたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の着脱自在な結合装置 4)前記傾斜面(28、128)がセットリング(12
    )の内面に形成されていて、開口(7)がある半径方向
    平面に向って径が増大するように傾斜しており、一部が
    ボス部材(5)の突出部(160)の両側にそれぞれ当
    接するスプリングリング(24、124)は拡開する力
    を有するように傾斜面(28、128)に配置されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の着脱
    自在な結合装置 5)前記傾斜面(28、128)がセットリング(12
    )の内面に形成されていて、開口(7)がある半径方向
    平面に向って径が減少するように傾斜しており、一部が
    ボス部材(5)のストッパ(18、118)に当接する
    スプリングリング(24、124)が拡開する力を有す
    るように傾斜面(28、128)に配置されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の着脱自在な
    結合装置 6)前記傾斜面(28、128)がセットリング(12
    )の外面に形成されていて、開口(7)がある半径方向
    平面に向って径が増大するように傾斜しており、一部が
    ボス部材(5)に一体的に固定された環状部材(48)
    のフランジ(18、118)に当接するスプリングリン
    グ(24、124)が収縮する力を有するように傾斜面
    (28、128)に配置されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の着脱自在な結合装置 7)内部に軸方向に延びる孔とこの孔に開口する半径方
    向に延びる開口を有するボス部材と、外面に周方向に延
    びるセット溝を備えたボス部材の孔に嵌合する軸と、開
    口から一部を内方に突出して軸のセット溝に係合するロ
    ック位置とセット溝に係合しない外方の結合・解離可能
    位置とに位置し得るように開口内に半径方向移動自在に
    配置されたロッキングエレメントと、ボス部材上に軸方
    向移動自在に配置されたセットリングとから成り、セッ
    トリングがロッキングエレメントをロック位置に常時位
    置せしめるようにバネによって軸方向に付勢されている
    着脱自在な結合装置において、軸方向に両側に延びるに
    従って、その径が増大または減少し且つ最小または最大
    径部で継がっている傾斜面(28)がボス部材(5)の
    外面またはセットリング(12)の内面に若しくは外面
    に設けられており、傾斜面を持たないセットリング(1
    2)の内面またはボス部材(5)の外面若しくは内面に
    設けられた溝(14、22)にその一部が係合する1つ
    のスプリングリング(24)が前記傾斜面(28)に圧
    接していて、ボス部材(5)の孔(4)に対する軸(6
    )の挿入および引抜きの際にスプリングリング(24)
    が前記傾斜面(28)上を滑動することによってセット
    リング(12)が結合・解離可能位置から自動的にロッ
    ク位置に復帰することを特徴とする着脱自在な結合装置 8)前記傾斜面(28)がボス部材(5)の外面に形成
    されていて、開口(7)がある半径方向平面に向って径
    が減少するように傾斜しており、一部がセットリング(
    12)の内面に設けられた溝(14)に係合するスプリ
    ングリング(24)が収縮する力を有するように傾斜面
    (28)に配置されたことを特徴とする特許請求の範囲
    第7項に記載の着脱自在な結合装置 9)前記傾斜面(28)がセットリング(12)の内面
    に形成されていて、開口(7)がある半径方向平面に向
    かって径が増大するように傾斜しており、一部がボス部
    材(5)の外面に設けられた溝(22)に係合するスプ
    リングリング(24)が拡開する力を有するように傾斜
    面(28)に配置されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第7項に記載の着脱自在な結合装置 10)前記傾斜面(28)がセットリング(12)の外
    面に形成されていて、開口がある半径方向平面に向って
    径が減少するように傾斜しており、一部がボス部材(5
    )に一体的に固定された環状部材(48)の内面に設け
    られた溝(22)に係合するスプリングリング(24)
    が収縮する力を有するように傾斜(28)に配置されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の着
    脱自在な結合装置 11)前記傾斜面(28、128)がボス部材(5)の
    開口(7)の領域から軸方向へ距離Lだけ離して配置さ
    れたことを特徴とする特許請求の範囲第1乃至第10項
    のいずれか1項に記載の着脱自在な結合装置 12)前記傾斜面(28、128)が継手ヨーク(2)
    側のボス部材(5)の径が拡大した部分にまたは同部分
    まで延長されたセットリング(12)の内面若しくは外
    面に形成されたことを特徴とする特許請求の範囲第1乃
    至10項のいずれか1項に記載の着脱自在な結合装置 13)前記傾斜面(28、128)がボス部材(5)に
    一体的に固定された環状部材(48)の内面若しくは外
    面に形成されたことを特徴とする特許請求の範囲第1及
    至第10項のいずれか1項に記載の着脱自在な結合装置 14)前記傾斜面(28、128)がボス部材(5)の
    外面またはセットリング(12)の内面若しくは外面に
    その全周にわたる円錐面として形成されたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1乃至13項のいずれか1項に記
    載の着脱自在な結合装置 15)前記ボス部材(5)が円筒形状若しくは多角柱状
    に形成され、少なくとも2つの傾斜面(28、128)
    が形成されたことを特徴とする特許請求の範囲第1乃至
    第13項のいずれか1項に記載の着脱自在な結合装置 16)前記傾斜面(28)がボス部材(5)の開口(7
    )の領域から始まっていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1〜5項または第7〜9項のいずれか1項に記載
    の着脱自在な結合装置 17)前記セットリング(12)はロッキングエレメン
    ト(8)が軸(6)の(10)に係合するロック位置に
    おいてロッキングエレメントを開口(7)内において半
    径方向に支持する突出部(30)とこの突出部(30A
    )と別体に形成され且つこの突出部を保持するスリーブ
    (12A)とから形成されたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1乃至16項のいずれか1項に記載の着脱自在
    な結合装置。 18)前記スプリングリング(24、124)が1つの
    スリット(33)と少なくとも2つの凸所(150)若
    しくは凹所(40)を有する略円形状であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1乃至第17項のいずれか1項
    に記載の着脱自在な結合装置 19)前記スプリングリング(24、124)が1つの
    スリット(33)と対応する数の平坦部(50)並びに
    角部(51)を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1乃至第17項のいずれか1項に記載の着脱自在な結
    合装置 20)前記スプリングリング(24、124)が多角形
    状に形成されており、全周を取囲む円錐面として形成さ
    れた傾斜面(28)の少なくとも1箇所に、スプリング
    リング(24)の平坦部(50)が係合する、傾斜面(
    28)に平行に形成された平坦な、切欠面(29)を設
    けたことを特徴とする特許請求の範囲第14に項記載の
    着脱自在な結合装置 21)前記スプリングリング(24)が1つのスリット
    (33)を備えた多角形状または円形状に形成されてい
    て、その対向する合口がセットリング(12)の溝(1
    4)の幅またはボス部材(5)の溝(22)の幅よりも
    大きく喰い違っていることを特徴とする特許請求の範囲
    第7乃至13項のいずれか1項に記載の着脱自在な結合
    装置 22)前記スプリングリング(24)が波状に折曲げら
    れた線材から作製されるかまたは線材が巻き上げられた
    後にプレスによって波状にされたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1乃至21項のいずれか1項に記載の着脱
    自在な結合装置
JP61198259A 1985-11-27 1986-08-26 着脱自在な結合装置 Expired - Lifetime JPH07113378B2 (ja)

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DE8686116515T DE3671077D1 (de) 1985-11-27 1986-11-27 Auswechselbare kupplungseinrichtung.
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