JPS6326576Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6326576Y2 JPS6326576Y2 JP1982144100U JP14410082U JPS6326576Y2 JP S6326576 Y2 JPS6326576 Y2 JP S6326576Y2 JP 1982144100 U JP1982144100 U JP 1982144100U JP 14410082 U JP14410082 U JP 14410082U JP S6326576 Y2 JPS6326576 Y2 JP S6326576Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foil
- bearing
- shaft
- recess
- wedge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 52
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Support Of The Bearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、フオイル形スラスト軸受の改良に関
するものである。
するものである。
フオイル形の軸受は、スラスト軸受の場合はフ
ランジの面とフオイルとの間のくさび状空間に生
じる流体動圧によつて軸体を支承する形式の軸受
である。
ランジの面とフオイルとの間のくさび状空間に生
じる流体動圧によつて軸体を支承する形式の軸受
である。
ところで、従来のフオイル形の軸受において
は、フオイルを何枚か若干ずらせながら重ね合わ
せ、あるいは二重ないし三重にして軸体に対応さ
せ軸のフランジ面とフオイルとの間にくさび空間
を形成させ軸の高速回転によつてこのくさび空間
に高圧の気体動圧を生ぜしめるようになつてい
る。
は、フオイルを何枚か若干ずらせながら重ね合わ
せ、あるいは二重ないし三重にして軸体に対応さ
せ軸のフランジ面とフオイルとの間にくさび空間
を形成させ軸の高速回転によつてこのくさび空間
に高圧の気体動圧を生ぜしめるようになつてい
る。
しかしながら、多数枚のフオイルを重ね合わせ
あるいは二重、三重にして構成することは軸受の
構造を複雑にするのみならず、気体動圧の発生を
不確実ならしめ軸受の性能を向上できない。
あるいは二重、三重にして構成することは軸受の
構造を複雑にするのみならず、気体動圧の発生を
不確実ならしめ軸受の性能を向上できない。
本考案はこのような従来の欠点を解消したフオ
イル形のスラスト軸受を提供するものである。
イル形のスラスト軸受を提供するものである。
本考案のフオイル軸受の特徴は、一定の間隔を
有して円周上に複数個の凹部、具体的には円弧状
凹部が形成された1枚のフオイルとこの各凹部に
対設されたリーフとを組み合わせた点にあり、こ
の凹部とリーフによつてフオイルと軸面間のくさ
び状空間の形成を確実ならしめ、かつフオイルが
ステイフネス(堅性)を有するようにしたもので
ある。
有して円周上に複数個の凹部、具体的には円弧状
凹部が形成された1枚のフオイルとこの各凹部に
対設されたリーフとを組み合わせた点にあり、こ
の凹部とリーフによつてフオイルと軸面間のくさ
び状空間の形成を確実ならしめ、かつフオイルが
ステイフネス(堅性)を有するようにしたもので
ある。
以下図示実施例を説明する。
図において、1はフオイルで、ステンレス材料
などからなる厚さ0.1〜0.2mm程度の薄板であり、
一定間隔をおいて円弧状の凹部Kが形成されてい
る。このフオイル1の幅Tは軸体すなわちラジア
ル軸受の場合は軸自体を支承する幅の大きさによ
つて設定され、長さLはその軸の外周を包囲する
に充分な長さに設定される。第1図はフオイルを
展開した状態で示しているが、本考案はスラスト
軸受であるので実際には後述のようにフオイルは
環状となる。フオイル1の凹部Kは円弧状をな
し、軸の回転方向と交叉する方向、本考案では環
状フオイルの半径方向に延長して形成されてい
る。
などからなる厚さ0.1〜0.2mm程度の薄板であり、
一定間隔をおいて円弧状の凹部Kが形成されてい
る。このフオイル1の幅Tは軸体すなわちラジア
ル軸受の場合は軸自体を支承する幅の大きさによ
つて設定され、長さLはその軸の外周を包囲する
に充分な長さに設定される。第1図はフオイルを
展開した状態で示しているが、本考案はスラスト
軸受であるので実際には後述のようにフオイルは
環状となる。フオイル1の凹部Kは円弧状をな
し、軸の回転方向と交叉する方向、本考案では環
状フオイルの半径方向に延長して形成されてい
る。
このようなフオイル1が軸受として構成される
とき、その凹部Kがフオイル軸受として必要な機
能、すなわち、くさび状空間の形成に有効に作用
する。以下この原理を第2図を参照して説明す
る。
とき、その凹部Kがフオイル軸受として必要な機
能、すなわち、くさび状空間の形成に有効に作用
する。以下この原理を第2図を参照して説明す
る。
第2図は、フオイル1を軸体たとえばスラスト
軸受の軸に設けたフランジ2に対応させた状態を
示している。なお、第2図においてはスラストを
支承する軸受側すなわちフオイル1を保持する軸
受フレームは省略されている。
軸受の軸に設けたフランジ2に対応させた状態を
示している。なお、第2図においてはスラストを
支承する軸受側すなわちフオイル1を保持する軸
受フレームは省略されている。
いま、フラスト軸受の軸が無負荷で回転が停止
している場合、フオイル1は実線で示される状態
にあるが、軸が回転駆動されてフランジ2が矢印
方向に回転されるとフオイル1は2点鎖線に示す
状態1′に変形し、この変形によつて軸体2とフ
オイル1との間にくさび状空間が形成される。そ
してこのくさび状空間に気体の動圧が生じると気
体動圧軸受として機能し軸体2がこの動圧により
上方へ押し上げられる。この動圧による反力がフ
オイル1にたわみを生じさせ、たわみによる弾力
と動圧が一致したところでバランスし結果的に軸
体2が軸受側フレーム(図示せず)に対し浮遊し
た状態(非接触状態)で支承されることになる。
している場合、フオイル1は実線で示される状態
にあるが、軸が回転駆動されてフランジ2が矢印
方向に回転されるとフオイル1は2点鎖線に示す
状態1′に変形し、この変形によつて軸体2とフ
オイル1との間にくさび状空間が形成される。そ
してこのくさび状空間に気体の動圧が生じると気
体動圧軸受として機能し軸体2がこの動圧により
上方へ押し上げられる。この動圧による反力がフ
オイル1にたわみを生じさせ、たわみによる弾力
と動圧が一致したところでバランスし結果的に軸
体2が軸受側フレーム(図示せず)に対し浮遊し
た状態(非接触状態)で支承されることになる。
同時にフオイル1の凹部Kも2点鎖線の状態
K′に変形して軸体2の支承剛体を構成すること
になる。すなわち、この凹部Kの変形によつてフ
オイル1にステイフネスが与えられる。
K′に変形して軸体2の支承剛体を構成すること
になる。すなわち、この凹部Kの変形によつてフ
オイル1にステイフネスが与えられる。
くさび状空間の形成を確実ならしめるために、
第3図に示すように凹部Kと凹部Kとの中間にお
けるフオイル1を若干量わん曲させふくらませる
ようにすることもできるが、本考案においては逆
くさび状空間によつて生じる負圧の発生を防いだ
り、フオイル1のくさび状空間におけるたわみ量
を調整するために、第4図に示すようにフオイル
1の上面にリーフ3を付設する。このリーフ3の
円周方向の長さは凹部Kを挟んで両側のフオイル
に接する形となり所期の目的を達成するよう構成
されている。リーフ3はその一端側Fがフオイル
1に固定される。
第3図に示すように凹部Kと凹部Kとの中間にお
けるフオイル1を若干量わん曲させふくらませる
ようにすることもできるが、本考案においては逆
くさび状空間によつて生じる負圧の発生を防いだ
り、フオイル1のくさび状空間におけるたわみ量
を調整するために、第4図に示すようにフオイル
1の上面にリーフ3を付設する。このリーフ3の
円周方向の長さは凹部Kを挟んで両側のフオイル
に接する形となり所期の目的を達成するよう構成
されている。リーフ3はその一端側Fがフオイル
1に固定される。
第5図〜第7図は本考案によるより具体的なフ
オイル形スラスト軸受の実施例を示す。
オイル形スラスト軸受の実施例を示す。
第5図は環状フオイル1に15個の凹部Kを一定
間隔をおいて形成したスラスト軸受用のフオイル
の平面図である。図において、Rはフオイル1を
軸受側フレーム(図示せず)に保持するための凹
部で、たとえば軸受側フレームに設けられたピン
にこの凹部Rを係合し、フオイル1の回転が阻止
されるようになつている。
間隔をおいて形成したスラスト軸受用のフオイル
の平面図である。図において、Rはフオイル1を
軸受側フレーム(図示せず)に保持するための凹
部で、たとえば軸受側フレームに設けられたピン
にこの凹部Rを係合し、フオイル1の回転が阻止
されるようになつている。
第6図は5個の凹部Kが形成されたフオイル1
を示す。Rは第5図と同様の目的で形成された凹
部である。なお、これら第5図、第6図ではリー
フ3を付設しないフオイル1のみが示されてい
る。本考案はこのようなフオイルに対して第7図
のようにリーフ3を付設したものである。リーフ
3はその一方側がスポツト溶接SPによつてフオ
イル1に固定されている。
を示す。Rは第5図と同様の目的で形成された凹
部である。なお、これら第5図、第6図ではリー
フ3を付設しないフオイル1のみが示されてい
る。本考案はこのようなフオイルに対して第7図
のようにリーフ3を付設したものである。リーフ
3はその一方側がスポツト溶接SPによつてフオ
イル1に固定されている。
本考案によれば、1枚のフオイルで軸受を構成
でき構造簡単で特に凹部とリーフの組み合わせに
よつてフオイル軸受として必須のくさび状空間を
確実に形成でき性能の安定したフオイル軸受を得
ることができる。リーフはフオイルの凹部に形成
されるエツジをなくす機能をも有する。
でき構造簡単で特に凹部とリーフの組み合わせに
よつてフオイル軸受として必須のくさび状空間を
確実に形成でき性能の安定したフオイル軸受を得
ることができる。リーフはフオイルの凹部に形成
されるエツジをなくす機能をも有する。
第1図はフオイル軸受のフオイルを展開して示
す斜視図、第2図は同機能説明用図、第3図、第
4図は本考案の実施例を示し特に第4図は構成の
拡大図、第5図、第6図は本考案のフオイル形ス
ラスト軸受の異なる構成のフオイルを示す平面
図、第7図は本考案によるフオイル形スラスト軸
受の平面図である。 1……フオイル、2……軸体(フランジ)、3
……リーフ、K……凹部、F……固定部、R……
凹部。
す斜視図、第2図は同機能説明用図、第3図、第
4図は本考案の実施例を示し特に第4図は構成の
拡大図、第5図、第6図は本考案のフオイル形ス
ラスト軸受の異なる構成のフオイルを示す平面
図、第7図は本考案によるフオイル形スラスト軸
受の平面図である。 1……フオイル、2……軸体(フランジ)、3
……リーフ、K……凹部、F……固定部、R……
凹部。
Claims (1)
- 軸のフランジ面とフオイルの間のくさび状空間
に生じる流体動圧によつて軸をそのスラスト方向
に支承する軸受において、フオイルにはその軸の
フランジを支承する面側に一定の間隔を有して半
径方向の円弧状凹部を複数個形成するとともに、
前記凹部のそれぞれの位置に凹部を挟んで凹部の
円周方向幅より大なる大きさの複数個のリーフを
取り付けて構成したことを特徴とするフオイル形
スラスト軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14410082U JPS5947121U (ja) | 1982-09-22 | 1982-09-22 | フォイル形スラスト軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14410082U JPS5947121U (ja) | 1982-09-22 | 1982-09-22 | フォイル形スラスト軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5947121U JPS5947121U (ja) | 1984-03-29 |
JPS6326576Y2 true JPS6326576Y2 (ja) | 1988-07-19 |
Family
ID=30321445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14410082U Granted JPS5947121U (ja) | 1982-09-22 | 1982-09-22 | フォイル形スラスト軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5947121U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52144555A (en) * | 1976-05-28 | 1977-12-01 | Hitachi Ltd | Hydrodynamical bearing |
-
1982
- 1982-09-22 JP JP14410082U patent/JPS5947121U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52144555A (en) * | 1976-05-28 | 1977-12-01 | Hitachi Ltd | Hydrodynamical bearing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5947121U (ja) | 1984-03-29 |
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