JPS63264426A - B型肝炎ワクチン - Google Patents

B型肝炎ワクチン

Info

Publication number
JPS63264426A
JPS63264426A JP26804187A JP26804187A JPS63264426A JP S63264426 A JPS63264426 A JP S63264426A JP 26804187 A JP26804187 A JP 26804187A JP 26804187 A JP26804187 A JP 26804187A JP S63264426 A JPS63264426 A JP S63264426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polypeptide
hepatitis
region
particles
amino acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26804187A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiko Machida
町田 篤彦
Tetsuo Nakamura
徹雄 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP26804187A priority Critical patent/JPS63264426A/ja
Publication of JPS63264426A publication Critical patent/JPS63264426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、B型肝炎ウィルス(I(BV)に対す有効な
ワクチンに関するものであり、詳しくはB型肝炎ウィル
スの感染機作に関する新たな知見にもとづいて、その感
染を防止するための新しいタイプのワクチンを提供する
ものである。
B型肝炎は主として血液を介して感染するウィルス性疾
患である。
B型肝炎ウィルスは、1970年にDaneらによって
、オーストラリア抗原(へU抗原、HBs抗原)陽性皿
内に確言′7Jされたものであって、二重構造をした球
形DNAウィルスである。
HBVに感染したヒトの血清を遠心して電子顕微鏡下で
観察すると、直径42n+aの大型球形粒子(Dane
粒子)、直径22nmの小型球形粒子および管状粒子が
見出される。
Dane粒子は、中心に直径27nmの内部粒子(co
re粒子)を有し、また表面には外殻がある。 eor
e粒子内には、分子量約1.6X106の2本鎖DNA
とDNAポリメラーゼが含まれている。
Dane粒子の外殻は、HBs抗原(HBcAg)活性
を有し、これとは別にeore粒子表面にはHBe抗原
(HBcAg)活性がある。またeore粒子には分子
量約19.000 (P2O)の単位核蛋白が存在する
が、P2Oの一部はeore粒子の表面に露出して、そ
のN末端側の部分はHBe抗原([iBeAg)活性を
もつ。HBcAgは血中に出現することがある。
したがって、HBV関連抗原としては、HBcAg、l
lBsAg、 HBeAg、の三種類が現在知られてい
る。
また、HB s A gには共通抗原としてraJがあ
るが、さらに抗原性の違イからadr、 adw、 a
yw、 ayrの4種のサブタイプが知られている。こ
れらサブタイプは、I(BV株の違いによって、産生さ
れろHBsAgのアミノ酸配列に多少の違いが生じたも
のと考えられろ。
B型肝炎は1(BVキャリアの血液が輸注されろことに
より、受血者に高率に発生するほか、注射針やカミソリ
の刃についた微量の血液によって感染することがありう
る。
日本において、年間激痛肝炎4,400例、急性肝炎1
8万例、慢性肝炎30万例、肝硬変12万例が存在する
と推定される肝疾思のうち、各30%程度が、また原発
性肝癌8.400例のうち約50%がB型肝炎ウィルス
によって発生すると推定されている。
さらに無症候の1τBV千ヤリア(HBV保有者)は世
界で約2億人、わが国では約300万人も存在すると推
定され、全人口に対するキャリアの割合は日本が先進国
中最高の値を示している。したがって、HBVキャリア
の血液を介してB型肝炎が感染する危険が大きい。
そのため、B型肝炎ウィルスに対して、ワクチネーショ
ンが望まれ、とくに有効でかつ副作用の少ないワクチン
の研究と開発が切望されていた。
現在供用されているB型肝炎ワクチンは、ItBV陽性
血からHBs抗原を分離精製し、不活性化したものであ
るが、HBVが現在培養増殖できず、原料であるHBV
陽性血を大量に確保することが回軸であるとともに、コ
ストが高いこと、異物蛋白や未知のウィルス等が混入す
ることによる危険を完全に免れない欠点があった。
したがって、+IBVに対する合成ワクチンの必要性が
示唆されてきたが、本願の発明者らは、B型肝炎ウィル
スに対して有効であり、かつ安全性に侵れたポリペプタ
イドワクチンを発明した。
本願は本願発明者らによる、B型肝炎ウィルスとヒl−
肝細胞の付着に関する新たな知見に基礎を置(ものであ
る。すなわち、B型肝炎ウィルスが、肝細胞表面のPo
1y−ISA(重合したと1・血清アルブミン)を介し
て、ヒトの肝細胞に特異的に付着することを突き止め、
さらにB型肝炎つィルス粒子上のPo1y−HS人受容
体が、[(BsAgの如何なる部位に位置するかの探索
をつづけた。
その結果、HBe人g陽性血漿由来のHBsAg粒子か
ら精製したP31ポリペブタイド上に、Po1y−II
S人に対する受容体が存在することを解明した。これに
対し、HBsλg粒子から精製したP22ポリペブタイ
ドはPo1y−ISAにイ寸着せず、したがってP22
上にはPo1y−ISAに対する受容体が存在しないこ
とを見出した。
さらにP31ポリペプクィドとB型肝炎ウィルスの遺伝
情報との関係を探索した結果、P31はHBV−DNA
のS領域によりコードされる226残基のアミノ酸から
なるP22とその上流に存在するPre−S隣接領域に
よってコードされる55個のアミノ酸によって構成され
ることを解明した(図1)。
したがって上記55個のアミノ酸からなる部分にPo 
I y−HS人受容体が存在する事が推測された。事実
P31をCNBrで切断する事により単離した上記55
個のアミノ酸からなるベプタイドはPo1y−ISAと
結合する事が解明された。
以上の知見にもとづき、本願の発明者らは、B型肝炎ウ
ィルスに対する新しいワクチン、ポリペプタイドワクチ
ンP31を発明した。
本発明のポリペプタイドワクチンP31はB型肝炎ウィ
ルスのPo1y−Is人受容体をブロックすることによ
りHBVがヒト肝細胞に付着するのを防止するワクチン
である。
さらに、本発明のポリペプタイドワクチンP31は、そ
のPre−3領域DNAによりコードされるペプタイド
部分(N末端より第4番目アミノ酸残基Asn)に多糖
類が結合している状態(P35)においても、t(BV
に対するワクチンとして使用することができるものであ
る。
ポリペプタイドワクチンP31の製造方法は次のとお9
である。
HBeAgが陽性で、かツHBs人g価(R−PHA価
)の高い血漿を遠心して、Dane粒子を除去して得ら
れた上清中の小型粒子を浮上遠心と庶糖によるレート遠
心によって得ろ。
精製した小型粒子(HBsAg粒子)を1%(、/v)
ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)および1%(v/v
) 2−メルカプトエタ/−ル(2−ME)を含むトリ
ス−塩酸緩衝液中でインキユペートシ、構成ペプタイド
に分解する。
ポリペブタイドはMa i ze lの方法により、ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動によ吻、分画し、P31
31ポリペブタイドを得ろ。セファデックスG25 (
ファルマシア:スウェーデン)を用い水を溶媒として上
記分画をゲル濾過し、遊離のSDSや電気泳動緩衝液に
用いた試薬を除く。ボイドボリュームに溶出したP31
は、凍結乾燥する。
ポリペブタイドP31の物理化学的性質は次のとおりで
ある。
アミノ酸残基。  10μgのP31を6N−HCIで
減圧下110℃で24.48.72時間加水分解し、日
立アミノ酸分析計835で測定シた。ロイシン、イソロ
イシン、バリンは最高値を、スレオニンとセリンは0時
間に内そうした値を用いた。
(近似値) アスパラギン酸       5 アスパラギン        9 スレオニン        24 セリン         31 グルタミン酸         2 グルタミン          8 グリシン         18 アラニン          9 バリン         14 メチオニン         フ イソロイシン       16 0インン         38 チロシン          6 フェニルアラニン     20 リジン           2 ヒスチジン         2 アルギニン        10 プロリン          32 トリプトフアン       14 システイン        14 末端アミノ酸。N末端アミノ酸は手動エドマン分解法に
より調べた。C*端アミノ酸配列は0.2M、エチル・
モルフォリン−酢酸(PI(、8,5)中で25℃、1
5分、30分間カルボキシペプチダーゼAを作用させた
後、アミノ酸分析により決定した。N末端アミノ酸はメ
チオニン、C末端アミノ酸配列ハーバリン−チロシン−
イソロイシンであった。
九ヱfi     31,000ダルトン(測定法 5
DS−PAGE) 屋LLt3;    100℃ 20 min  5t
able吸収特性   280nm  λmaχ2 9
 0  H5houlder 本願の発明者らはさらにP31のPre−S領域のアミ
ノ酸配列のうち、親水性部位で各サブタイプ間に共通の
部分を選び、これを化学的に合成してそのPo1y−U
SAとの反応性と免疫冷性を調べた。その結果、^Sp
−Pro−Arg−Va I −Ar g−G I y
−Leu−Tyr−Phe (or−Leu) −Pr
o−A I a−Gly−Gly−Ser−Ser−S
er−Gly−Thr−Valのンーケンスを含有する
合成ポリペブタイド(Aspペプクィド)とPo1y−
ISA受容体を持たないflBsAg小型粒子との結合
物は人spペプタイドを介してPo1y−USAと結合
する事が明らかになっtこ(表1)。 まtここの人s
pペプタイドは免疫原性をも有することを見出し、これ
をB型肝炎ウィルスに対するワクチンとすることを発明
した。即ち、この人spペプタイドをモルモットに免疫
して得られた抗血清ば、HBeAg陽性血清から精製し
たffBsAgと結合したが、 HBeAb陽性血清か
ら精製したHBsA4とは殆ど結合しなかった。このこ
とにより、とのAspペプタイドに対する抗体がB型肝
炎つィルス上のPo1y−■SA受容体をブロックしB
型肝炎ウィルスがPo1y−USAを介してヒト肝細胞
に付着するのを阻止できろ効率の高いワクチンであるこ
とが明らかになった。
更に、Aspペプタイド、精製P31、SDS+2ME
処理したHBsAgを免疫して得られたモノクローナル
抗体のうちAspペプタイドに対する抗体は金側Po1
y−HS人とHBsAHの結合を阻止した(表2)。即
ち、^spペブクイドは非常に効率の高い合成ワクチン
であることが明らかになった。なお特許請求の範囲第1
項記載のベプタイドのうち、第9番目のアミノ酸残基は
ロイシンに置き換えることができる。
これはPre−5領域のアミノ酸配列がサブタイプ間で
異なり、adrでフェニルアラニンであるのに対しad
wではロイシンであることに基づく。シカし、19残基
のアミノ酸からなル合成ペプタイドを免疫して冑られる
抗体ハ、&dw型HBsAgとも結合し、サブタイプ共
通のものであることがわかった。特許請求範囲第1項の
ベプタイドはMerrifieldらの方法(Merr
ifield  RB  Adv、Enzy+me。
1ヱ 221−296,1969)によろ固相法で合成
され、合成後、6N−IC+、110℃、24時間、減
圧下で加水分解後、アミノ酸組成を確認したものである
以下、本発明にかかる各ペプクィドについて製造及び免
疫学的検定の実施例を述べる。
実施例1 本発明のポリペブタイドP31. P35を次の方法に
よって製造した。
tll  ’HBsAg粒子の精製 [(BeAg陽性で、サブタイプがadrのj(Bs抗
原価(R−PHA価)が高い血漿をプールし、37. 
Go。
×g、16時間の遠心を行い、Dane粒子をベレット
として除去した。上清中の小型粒子を、KBrによる浮
上超遠心と蔗糖のよるレート(rate)超遠心によっ
て得た。
(2)  アクリルアミドゲル電気泳動600mgの精
製HBs抗原粒子を1%(、/V)SOSおよび1%(
v/v) 2 MEを含む0.01Mトリス−塩酸m衝
液(PH8、0)で90m1にして37℃30分インキ
ュベートして構成ポリペブタイドに分解した。そのポリ
ペブタイドをMaizelの方法に従ってMaero 
 Pageの装置を用い、直径9cm高さ9e+oのポ
リアクリルアミドカラムによる調製用ゲル電気泳動にか
けた。サンプルを9%ポリアクリルアミドゲルで作った
分離用ゲルの上に作製した濃縮ゲル(3%)上にアプラ
イした。50V定電圧で2℃で泳動し、30分毎に分画
した。HBsAgポリペブタイドはセファデックスG−
25で脱塩後、凍結乾燥した。分析用ゲル電気泳動は5
DS−ポリアクリルアミドゲルにより、Hoeffer
社スラブゲル電気泳動装置を用いて行った。
(即ち、サンプルに指示薬としてブロモフェノールブル
ーを加え、その指示薬が濃縮ゲル(3%)内を通過して
いる間は15mAで、また分離用ゲル(10%)に入っ
てからは30+nAで泳動した。泳動後、蛋白質は、0
05%(w/v)クーマンンーブリリアントブルー染色
し、糖はZaehariusらの方法によるPAS染色
により染色した。これにより構成ポリペブタイドの1つ
としてP31. P35を得た(第2図)。構成ポリペ
ブタイド量は蛋白染色したゲルをAuto  5can
ner (ヘレナ社)を用い550nmの波長でスキャ
ンして求めた。不純物除去ののち精製した。
実施例2 Aspペプタイドを 次の方法によって製造した。
Merrifieldの固相法に基づき、ベプタイドの
C末端のアミノ酸をまず架橋ポリスチレンに縮合させて
おき、ついでN末端の方向に向かって、t−ブトキシカ
ルボニルアミノ酸を1個ずっ1:に次縮むさせていき、
Asp−Pro−人rg−Vat−Arg−Gly−L
eu−Tyr−Phe−Pro−Ala−Gly−Gl
y−Ser−Set−Ser−Gly−Thr−Val
のシーケンスからなるポリペブタイド(人spペプタイ
ド)を合成した。
またAspペプタイドの第9アミノ酸残基をLeuに置
換えしたポリペブタイドを合成した。
合成後、6N−[(CI、110℃、24時間、減圧下
で加水分解後、アミノ酸組成を確認した。
実施例3 ポリペブタイドP31. P35の免疫原性(ワクチン
効果)を次の方法により確認した。
(1)本発明のポリペブタイドP31のPo1y−41
S八に対する反応性をHBeAg陽性の血漿から分離し
たHBsAg粒子、P35(ポリペブタイドP31に糖
が結合したもの) 、P22 (第2図参照) 、P2
7 (P22に糖が結合したもの)のPo1y−Is人
に対する反応性と比較した。固相としてPo1y H5
A、ラベル第2抗体として抗HBs抗体を用いてサンミ
ニウィッチ法により調べた。
その結果、P31. P35の滴定曲線はHBeAg陽
性血から得た[(B s A g粒子のものと同一であ
って、Po1y−HS人に対する反応性が認められた。
他方1P22. P27は、いずれもPo1y−HS人
と反応しなかった(第3図)。
また、HBsAg粒子および上記各ポリペブタイト;ヨ
モノメリツクな血清アルブミンとは結合しなかった。
(2)種特異性 ヒトおよびチンパンジーのみがB型肝炎ウィルス(HB
V)に感受性を有し、その他の動物はHBVに対する感
受性を有しない。
そこで、本発明のP31の種特異性を調査した。
種々の動物の重合アルブミンをマイクロタイタープレー
トの穴にツー1−シてP31との反応性を検査したとこ
ろヒトおよびチンパンジーの重合アルブミンはP31と
結合したが、ウサギ、牛、マウス、馬、卵白、ウッドチ
ャックの重合アルブミンはP31と結合しなかった(第
4図)。
実施例4 A s pペプタイドの免疫 原性(ワクチン効果)を次の方法により確認した。
(1)卵白アルブミ:/ (OVA  ovalbun
+in)とベプタイドのカップリング ペブクィドはカップリング試薬として1−エチル−3(
3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(Sig
ma  chemical  U、S、A、)を用いて
、キャリアープロティンである卵白アルブミン(Sig
ma chemical U、S、A、)に結合させた
即ち合成ペプタイド5mgとOVA1 、5 mgを0
5m1の生理的食塩水に溶がし、15mgのカップリン
グ試薬を加えた後、室温で、1晩反応させた後、生理的
食塩水に対し2日間透析した。
(2)免疫 メスのHartley系のモルモジ1・に1mgペプク
イドー卵白卵白アルブミン物0.1mlを0 、2 m
lフロイントの完全アジュバントとのエマルジョンとし
て皮下に接種した。4週間後に同様に追加免疫を行い、
更にその1週間後に心臓穿刺により採血し、血液を凝固
させ遠心分離により血清を得た。
(31検定(ラジオイムノアッセイ) ポリビニルマイクロタイタープレートを用いサンドウィ
ッチ法去、インヒビジョン法でアッセイした。
即ち、サンドウィッチ法では固相として重合ヒトアルブ
ミン、マウス抗Pre−sモノクローナル抗体、精製+
(BsAg (adr、 flBelBe人血陽性血清
(Re A b陽性血清由来)精製t(BsAg(ad
w、 HBeAg陽性血清)、プロナーゼ処理!(Bs
Ag (adr)、f[BsAgポリペブタイドP31
、P22、合成ペプクイドを各々につき、100μg/
mlの濃度の溶液100μmをウェルに入れ室温1時間
吸着させたものを用いた。
テストサンプル50μlを穴に入れ、37℃90分イン
キュベート後125■ラベル抗HBs抗体、抗Pre−
Sモノクローナル抗体あるいはP31を各72につき1
00μl入れ、37℃、90分、インキュベートした。
ウェルを切り取りその放射活性を測定した。
各ステップの間は生理的食塩水で5回洗浄した。
インヒビジョン法では、テストサンプル50μlと12
5Iラベル抗Pre−Sモノクロナール抗体50μmを
37℃、90分インキュベートし、その混合物50μl
をP31でコートシたウェルに入れ37℃、90分、イ
ンキュベートした。サンプルのかわりに、緩衝液を用い
た0%インヒビジョンをもとにテストサンプルの結果を
%インヒビシランで示した。尚、ヨード(1)ラベルは
クロラミンT法(Green*ood、F、C,(19
63)Biochen+1ca1. J、  89 。
114−123)により行い、得られた放射ラベル物質
の比活性は5μCi/μgであった。
(4)  モノクローナル抗体の作成 りalb/cマウス(雌)の腹腔に、Aspペブタ、イ
ド、P31、SDS+2ME処理HBs人gを各々、7
 ” インド(7)完全アジュバントとのエマルジョン
として注入した。3週後人spペプタイド他各々で追加
免疫し3日後に牌鐵細胞(spleen cell)を
得た。
融合(+(ybridization) 、クロ“ニン
グ、およびそれに続く培養はOi and Herze
nbergの方法(Oi、V、Tら Immunogl
obulin  producing  hybrid
  cell  1ines、  In  5elec
ted  methodsin  cellular 
 Immunology、  Freeman  an
dCo、 San  Francisco  351−
372.1980)に従って行っt二。
各々の抗体の選択は、例えばP31ではHBeAg陽性
血漿から精製した11 B s A g粒子とそれをプ
ロナーゼE(科研科学!!りて軽く処理しP31とP3
5を消失させたHBsAg粒子をヒツジ赤血球に結合さ
せたものを用いPHA法 (Vyas G、Nら 5c
ience170 332−333 1970)で行っ
た。
抗体の特異性はP31あるいはP22を固相化し125
Iラヘルの抗マウスIgG (Rabbit)を2次抗
体としたラジオイムノアッセイにより調べた。
各々の抗体を分泌するクローンはマウスの復腔で増殖さ
せた。腹水を得、133M 硫安で塩析後セフアゾ・マウスG200  (ファルマ
シア社製)のゲル濾過を行った。
(5)  モノクローナル抗体と各ペブタイドとの反応 入spベプタイドと反応をよくするモノクローナル抗体
IgGクラスの8種類を使って、PO131−HS人と
HBsAgの反応を阻害するかをラジオイムノアッセイ
、サンドイツチ法て調べt:ところ全鋼が結合を阻止し
た(表2)。
強力なワクチン効果が得られtこ。
(6)  ペブクイドの免疫原性特性 ペプタイドの免疫原性特性(immunogenici
ty)を調べるために、ペプクイドをOVAに結合させ
た結合物(1+H)をフロイントの完全アジュバントと
の懸濁液として、3匹のモルモットの皮下に免疫した。
4週間後に追加免疫しその1週間後、採血した。 凝塊
(clot)後、得られた血清について、サンドウィッ
チ法によるラジオイムノアッセイにより、抗体の検定(
assay)を行った。
即ち、固相に、HBe人g陽性血から精製したHBsA
g(adr、 adw)そのHBsAg (adr)を
プロナーゼ処理したもの、HBeAg陽性血から精製し
たHBs (adr)、およびrf B s A gポ
リペブタイドP31. P22を用いて、サンプルをイ
ンキュベーション後、”’I−P31と反応させ、放射
活性を測定した(表3)。
ペプクィドを免疫された3匹のモルモットがら得られた
血lnはいずれも合成ペプタイドと反応した。更にP3
1 (adr)およびHBe八gへ性血から精製したH
BsAg (adr、 ads) とも結合した。
しかし、一方Pronase処理する事によりP31と
P35が消失したHBsAg (adr) 、t[Be
Ab陽性血から精製したH B s A gおよびP2
2との反応性は低かった。この結果から、このペプタイ
ドはモルモットに主としてポリペブタイドP3+、P3
5含量の多いHBeAg陽性1「[中のIT B sA
tと結合し、しかもadrとadwの共通部分と反応す
る抗体を作らせろことが解った。
第9アミノ酸残基をLeuとしたAspペゴタイドにつ
いても検査し、その免疫原性を確認した。
実施例5 P r e Svt域ペプタイドの反応性について調べ
た。
(11P31のPreS領域に対するモノクローナル抗
体nyt+44osの特異性を(表4)に示した。この
抗体はP31との反応性は高いがP22との反応性は低
い事からPreS領域に特異的であることがtr? っ
 を二。
(21P31からのPre−s領域ペブクイドの分離。
P3]はP22のN末端アミノ酸Metの上流に55残
基のアミノ酸からなるペプタイドが結合したものと推測
され、また、Pre−S領域にはMetはN末端にのみ
存在するので、P31をCNBrで開裂することにより
Pre−S領域のベプタイドを単離した。ここでHBs
Ag粒子およびP31を70%ギ酸、0 、1 NHC
lで処理するとPo1y−IISA受容体は完全に失活
するのでSDS溶液中でCNBr開裂を行った。このペ
プタイドのアミノ酸分析値から、アラニンを4残基とし
て他のアミノ酸残基数を計算した。
その結果、HBV−DN人塩基配列から推定されるPr
eS領域のアミノ酸組成(adr)とよく一致した。
(3)  抗preSモ/クローナル抗体とP31のP
reSペプクイドとの反応。
単離したPreSベプタイドとP31を免疫して得たモ
ノクローナル抗体Hyb−4408との反応をインヒビ
ジョンテストによって調べた。即ち、種々の濃度のPr
e−Sベプタイドと125IラベルHyb−4408を
予めインキュベートしておき、この混合物をP31を固
相したウェルに入れ、インキュベート後カウントを測定
した。Pre−Sペプタイドのかわりに生理的食塩水を
用いたものをθ%インヒビシミンコンl−o−ノνとし
、表5に示した。Pre−Sペプタイドの濃度が増加す
るにっれP31と1251 uyb44osとの反応の
阻害は大きくなり、3〜100μs/mgでははゾ直線
関係が見られた。この事により単離されたPreSペプ
タイドは抗Pre−Sモノクローナ、し抗体(Hyb4
40g)と結合することが解った。
(41Po1yHSAとPre−Sペプタイドとの結合
単離したPreSペプタイドとPo1y)ISAの反応
性をpolyHsAを固相に、第2ラベル抗体として抗
Pre−Sモノクローナル抗体を用いtこサントイ・フ
チ法によるラジオイムノアッセイ法で調べた。
(表6)に示したようにPreSペプタイドはPo l
 y−ISAと結合することが明らかになり、P31の
Pre−3領域にPo1y−US人受容体が存在する乙
とが解った。
表−1人spペプクイド−HBs、 HBs抗原(FA
レセプクーe)P31と重合アルブミンの反応 方法  固相に重合アルブミン、ラベル第2抗体に抗H
BS抗体(ウマ)を使っ たサンドイツチ法 抗体(ウマ) (epm) a: Asp−ペプタイドーHBs b= HBs抗原(PAL、セプター6)   #80
e: HBs抗原(PAレセプター69)#122d=
  P31 E:陰性コントロール 及二胆 抗Pre−Sモノクローナル抗体の性状方法 人3p。
固相に人spポリペブタイド、ラベル第2抗体に抗マウ
ス血清を用いたサンドイツチ法。
2人阻害 固相にp−Hs人(又はP−CSA) 、ラベル第2抗
体に抗HBs抗体を用い、P人しセプクーをもっHBs
Agを試料と混和した阻止法 (cpn) ※ Aspペプタイドを免疫して得られたモノクローナ
ル抗体 及ユ3 0VA結合ペプタイドの免疫原性抗   体 
  価 (cpIII) 表、14  F[BV・DNAのPre−S領域にコー
ドされろアミノ酸配列に対するモノクローナル抗体(N
4408)の特異性※1 ※1 様々な材料から得たHBs抗原と[(Bs抗原ポ
リペブタイド(50μg/ml)をマイクロプレー1・
のウェルにツー1−シ、アイソト−プラベルシタPre
−Sアミノ酸配列に対するモノクロナル抗体(anti
−Pre−S No、4408: IX 10’cpm
)との反応性を調べた。
※2 正常マウス血清のIgG分両 ※3 プロナーゼ処理によりpoly−f(SAへのレ
セプターを失ったHBs抗原粒子 +1BV、DNA= B型肝炎ウィルスデオキシリボ核
酸 HBeAg  = B型肝炎e抗原 !IBsへg  =B型肝炎S抗原 TgG   =免疫グロブリンG Lu  抗Pre−Sモ/クローナル抗体Hyb−44
08と★ 試料(50μl)と125I抗T’re−S
モノクロナル抗体(50μl)を37℃、90分で混合
、インキュベート後50μlをとり、P31で固相され
たウェルに入れ、37℃、90分の阻止反応によった。
友二6  Pre−Sペプタイド上にpoly−HS人
レセプターが存在する証明 ※ 50μlのサンプルをpoly−HS人でコートし
たウェルに入れた。アイソトープラベル抗PreSモノ
クローナル抗体(Hyb−4408)を第二抗体として
用い、ウェルの放射能活性を測定
【図面の簡単な説明】
第1図は、ポリペブタイド(P22. P27)とPo
1y−)Is人への結合部位を持つポリペブタイド(P
31゜P35)の構成図(aaはアミノ酸残基)。 第2図は、HBs抗原ポリペブタイドのSDSポリアク
リルアミドゲル電気泳動 構成ペプタイドに分解されたHBs抗原粒子(A)をP
35 (B) 、 P31 (C) と同様に分析用S
DSゲル電気泳動し、タンパクと炭水化物について染色
を行った。(A’、 B′、 C’)矢印はP35. 
P31. P27. P22の位置を示す。 第3図は、HBs抗原ポリペブタイドとヒト血清重合ア
ルブミンの反応性を示す。 HBe抗原陽性血漿より得た20nmのlIn5抗原粒
子と3種のHBs抗原ポリペブタイド(P31゜P35
. P22)をpoly−1(SAテ:2− トしたウ
ェル中でインキュベートした。結合したポリペブタイド
、および粒子はアイソI・−プラペル抗HBs抗体で検
出した。 黒丸(1)はP31.白丸(2)はP35.白三角(3
)はP22゜黒三角(4)はHBs抗原粒子を示す。 P27はP22と類似した結合曲線を示した。 第4図は、種々の動物種の重合アルブミンによるP31
のヒト血ii1重合アルブミンへの結合の阻害を示す。 P31はl震度を段階的に上げたヒト血清重合アルブミ
ン、チンパンジー重合アルブミンとインキュベートし、
Po1y−1(S人でコートシたウェルへ移した。ウェ
ルは洗浄し、結合したP31をアイソト−プラベル抗H
Bs抗体で検出した。 固定化したPo1y−[rS八とP31の結合阻害率(
%)で結果を示した。 黒丸Aはヒト重合アルブミン、白四角Bはチンパンジー
重合アルブミンを示す。 他の動物の重合アルブミンによる阻害は1濃度(1mg
7/+l)で行い矢印で示した。 Cはウサギ、Dはウシ、Eはマウス、Fはウマ、Gは卵
白、Hはウッドチャックを示す。 第3図 ↓ HBs杭)71μ3 々ぴ ポリペブタイドのメ訪 0
;y/sL)不牛図 6 補正の対象 特許庁長官  小 川  邦 夫  殴1 事件の表示 昭和62年特許願第268041号 3 補正をする者 事件との関係   特許出願人 東京都杉並区荻窪4−28−14−701中村 徹雄 4 代理人 東京都港区赤坂2丁目17番54号 パレロワイヤル赤坂1号館919号室 5 補正命令の日付 7 補正の内容 別紙添付の第2図のとおり 8 添付書類の目録 第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の理化学的性質を有する、B型肝炎ポリペプタ
    イドワクチンP31。 (i)作用 重合したヒト血清アルブミン(Polymeri−ze
    d human serum albumin.pol
    y−HSA)に対する受容体を有し、B型肝炎ウィルス
    の肝細 胞に対する付着を阻止する。 (ii)DNAコード HBV−DNA上の表面蛋白質の主要ポリペプタイドで
    あるP22をコードしているS領域(226残基のアミ
    ノ酸をコードしている)と、その上流に位置するPre
    −S領域(163残基のアミノ酸をコードしている)の
    うちP22のN末端から上流に遡った55残基(P8)
    のアミノ酸をコードしている領域。 (iii)構成アミノ酸; アスパラギン酸、アスパラギン、スレオ ニン、セリン、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、
    アラニン、バリン、メチオニン、イソロイシン、ロイシ
    ン、チロシン、フェ ニルアラニン、リジン、ヒスチジン、アル ギニン、プロリン、トリプトファン、シス テイン; (iv)1モル中のアミノ酸モル数; アスパラギン酸、約5;アスパラギン、 約9;スレオニン、約24;セリン、 約31;グルタミン酸、約2;グルタ ミン、約8;グリシン、約18;アラ ニン、約9;バリン、約14;メチオ ニン、約7;イソロイシン、約16; ロイシン、約38;チロシン、約6; フェニルアラニン、約20;リジン、約 2;ヒスチジン、約2;アルギニン、 約10;プロリン、約32;トリプトフ ァン、約14;システイン、約14; (v)分子量;約31,000ダルトン(SDS−PA
    GE) (vi)安定PH;中性 (vii)温度安定性;100℃、20min、sta
    ble(viii)吸収特性;280nmにピーク29
    0nmにショルダー
  2. (2)特許請求の範囲第1項のポリペプタイドワクチン
    において、N末端より第4番目アミノ酸残基(Asn)
    に糖鎖が結合したポリペプタイドP35(分子量約35
    ,000ダルトン)。
JP26804187A 1987-10-23 1987-10-23 B型肝炎ワクチン Pending JPS63264426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26804187A JPS63264426A (ja) 1987-10-23 1987-10-23 B型肝炎ワクチン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26804187A JPS63264426A (ja) 1987-10-23 1987-10-23 B型肝炎ワクチン

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15912484A Division JPS6137738A (ja) 1984-07-31 1984-07-31 B型肝炎ワクチン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63264426A true JPS63264426A (ja) 1988-11-01

Family

ID=17453055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26804187A Pending JPS63264426A (ja) 1987-10-23 1987-10-23 B型肝炎ワクチン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63264426A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900008007B1 (ko) 프리(pre)-S 유전자 코우드로 된 펩티드 B형 간염 면역원, 왁찐, 진단법 및 합성지질소낭 담체
Takahashi et al. Immunochemical structure of hepatitis B e antigen in the serum.
JPS6137738A (ja) B型肝炎ワクチン
Machida et al. A hepatitis B surface antigen polypeptide (P31) with the receptor for polymerized human as well as chimpanzee albumins
KR900006574B1 (ko) 프리(pre)-S 유전자 코우드된 펩티드, B형 간염면역원, 왁찐, 진단법 및 합성지질소낭 담체
US5204096A (en) Pre-S gene coded peptide hepatitis B immunogens, vaccines, diagnostics, and synthetic lipid vesicle carriers
US5620844A (en) Assays for detecting hepatitis B virus envelope antigens or antibodies thereto and diagnostic test kits for use in performing the assays
US5039522A (en) Immunogens containing peptides with an attached hydrophobic tail for adsorption to hepatitis B virus surface antigen
Okamoto et al. Hemagglutination assay of polypeptide coded by the pre-S region of hepatitis B virus DNA with monoclonal antibody: correlation of pre-S polypeptide with the receptor for polymerized human serum albumin in serums containing hepatitis B antigens.
Petit et al. Immunochemical structure of the hepatitis B surface antigen vaccine—II. Analysis of antibody responses in human sera against the envelope proteins
Takahashi et al. Molecular heterogeneity of e antigen polypeptides in sera from carriers of hepatitis B virus.
Neurath et al. Enzyme-linked immunoassay of pre-S gene-coded sequences in hepatitis B vaccines
JPS63264426A (ja) B型肝炎ワクチン
CA1280972C (en) Complex immunogen containing synthetic peptides
JPS58150518A (ja) B型肝炎ウイルスのための免疫学的組成物及び方法
Pillot et al. Immunochemical structure of the hepatitis B surface antigen vaccine—I. Treatment of immobilized HBsAg by dissociation agents with or without enzymatic digestion and identification of polypeptides by protein blotting
Lin et al. Expression and characterization of the preS1 peptide of hepatitis B surface antigen in Escherichia coli
JP2001503750A (ja) B型肝炎インヒビター
Neurath et al. Antibody response to two synthetic peptides corresponding to residues 45–68 and 69–79 of the major protein of hepatitis B surface antigen
JPH045300A (ja) B型肝炎ワクチンおよびHBs抗原特異抗体
CA1340755C (en) Cross-linked lipid vesicles as carriers for peptides
Feitelson et al. Hepatitis B Surface Antigen (HBsAg)
EP0171455A1 (en) Synthetic peptide, immune globulin and process for immunizing a mammal