JPS63262926A - 無線個別呼出方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、親局と複数の子局からなる無線個別呼出方
式に関する。

〈従来の技術〉 従来、個別呼出を行うための信号を送信する親局と親局
からの送信信号を受信し、受信確認のためのアンサーバ
ック信号を親局に送信する複数の子局とからなる無線個
別呼出方式としては、次のような２つの方式がある。

第！の方式は、第３図に示すように、入力装置の情報に
基づいて親局から複数の子局を選択的に呼出す構成の無
線個別呼出装置において、各子局が親局からの送信信号
（Ａ）を受信した後、自局が呼出されたと判断した場合
に限りアンサーバック信号（Ｂ）を親局に送信するよう
にしている。そして、親局では上記アンサーバック信号
（Ｂ）を受信して子局に情報が伝わったことを確認する
ようにしている。この方式では、親局か子局を呼出した
時にいつでも子局が受信できるように、子局の電源を絶
えずオンの状態にしている。

第２の方式は、間欠受信方式であり、第４図に示すよう
に親局からの送信信号をＮ個のグループに分けている。

子局は上記送信信号の時間長であるＴ秒毎にＴ／Ｎ秒間
だけ動作し、上記Ｎ個のグループのうちの予め自局に割
り当てられたグループの信号だけを受信する。そして、
上記割り当てられたグループの時間に合わせて正しく間
欠受信しているかどうかをグループ指定信号によって確
認し、もし受信動作時間がずれたときには、自局のグル
ープ指定信号をもとに正しい動作時間に引き込むように
している。このように、この方式では、子局に自局に割
り当てられた信号を正しく受信させるために、グループ
指定信号を親局が送り続ける必要があるため、自局のグ
ループ指定信号と同じ周波数を用いて親局にアンサーバ
ックを返すことはできない。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記従来の第１の方式では、アンサーバ
ック機能により着信の確認ができるため、回線の信頼度
は高いが、使用中は絶えず子局の″電源をオンの状態に
しておく必要かあるため子局の電池の寿命が短いという
問題がある。

また、第２の方式では、子局においては、間欠時間発生
器だけが常時動作し、他の回路はＴ秒毎にＴ／Ｎ秒間し
か動作しないため、電池の寿命は第１の方式に比べて約
Ｎ倍になる。しかしながら、子局が割り当てられたグル
ープの信号を正しく受信するためにグループ指定信号を
親局が送り続ける必要があるため、子局はグループ指定
信号と同じ周波数を用いて親局にアンサーバックを返す
ことができず、アンサーバックのために余分の周波数を
使わなければならないという問題がある。

そこで、この発明の目的は、子局が電池寿命の長い間欠
受信を行い、アンサーバック信号にグループ指定信号と
同じ周波数を使用することができる無線個別呼出方式を
提供することにある。

く問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この発明は、個別呼出を行う
ための信号を送信する親局と親局からの送信信号を受信
し、受信確認のためのアンサーバック信号を親局に送信
する複数の子局とからなる無線個別呼出方式において、
上記送信信号を複数のグループに分け、各グループをグ
ループ毎に異なるグループ指定信号と各グループに共通
な情報を有する信号とで構成し、上記グループ指定信号
に各子局からのアンサーバック信号の送信タイミング情
報をのせて、複数のグループの信号を一連に一まとまり
として、親局から間欠的に送信する一方、各子局に上記
送信信号を間欠受信させ、各子局は自局が呼出されてい
ると判断したときは、上記送信タイミング情報にもとづ
き親局送信終了直後にアンサーバック信号を送信するよ
うにしたことを特徴としている。

〈実施例〉 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。

第１図は子局の回路構成を示すブロック図であり、実線
の矢印は信号の流れを示し、破線の矢印は電源の流れを
示す、ｆは紹届からの送信は餅を受信する一方、子局か
らのアンサーバック信号を親局に送信するアンテナであ
る。また、２は切替部であり、この切替部２は受信部３
と送信部４をアンテナ１に切替接続する。上記受信部３
は上記親局からの送信信号から情報の含まれたベースバ
ンド信号を復調し、上記送信部４は発信部５で作られた
アンサーバック信号を必要なレベルまで増幅する。上記
発信部５はアンサーバック信号を上記送信部４に出力す
る一方、局部発振信号を発生して上記受信部３に出力す
る。呼出制御部６は、上記切替部２に切替制御のための
信号を出力する一方、上記受信部３からの信号を解読し
て後述する呼出動作の制御やアンサーバック動作の制御
を行う。間欠制御部７は、間欠受信の基準タイミングを
発生する一方、講述するように各回路に供給する電源を
制御する。また、メモリ８は上記呼出制御部６に接続さ
れ、呼出動作や他の付加機能を実現する。

なお、９は親局からのメツセージを表示する表示機能、
１０は呼出があったことを子局携帯Ｍｌこ知らせる鳴音
機能、１１は電池である。

次に、親局からの送信信号の構成と子局の受信動作を第
２図に示す。親局からの送信信号は複数のグループ（図
示例では５グループ）の信号を一連に一まとまりとして
、間欠的に送信されており、各グループは（ａ）に示す
ように、同期信号、選択呼出信号、グループ措定信号お
よびデータ信号から構成されている。このうちグループ
指定信号だけが各グループ毎に異なり、他の信号は各グ
ループに共通な情報を有している。上記同期信号はビッ
ト同期の確立や選択信号の開始時点指示を行うための信
号であり、上記選択呼出信号は親局が子局を呼出すため
の信号である。また上記グループ指定信号は上記送信信
号の送信終了直後にアンサーバック信号を送信するため
の送信タイミングｔＨＪをのせた信号であり、上記デー
タ信号は親局からメツセージを送る場合等の付加機能の
ために設けられた信号である。

上記送信信号のタイミングを（ｂ）に示す。ここで送信
信号ｌと送信信号２は一般に異なる信号であり、それぞ
れ５グループに分けられている。また、（Ｃ）は子局の
間欠制御用クロックを示し、１グループの時間だけオン
の状態にあり、残り４グル一プ分の時間はオフの状態に
ある。そして上記間欠制御用クロックがオンの間は第１
図に示す受信部３に電源か供給される。ここで、上記送
信信号の開始点は一般に任意時間であるので、上記受信
部３は上記送信信号の１つのグループに限定されること
なく、上記間欠制御用クロックがオンのときに受信した
任意のグループを受信することができる。（ｄ）は上記
送信信号か自局を呼出しているときの自局の受信動作を
示し、この動作に従って後述するように上記受信部３の
電源が制御される。上記自局呼出の受信動作（ｄ）に対
応するアンサーバック信号送信の動作を（ｅ）に示す。

このアンサーバック信号は上記グループ指定信号に含ま
れた送信タイミング情報にもとづき上記送信信号の送信
終了直後に送信される。従って、上記アンサーバック信
号と上記親局からの送信信号とは時間的に重ならないた
め、上記親局からの送信信号と同じ周波数を用いて上記
アンサーバック信号を送信することができる。また、送
信信号が他局を呼び出しているときの受信動作を（ｆ）
に示す。このときは自局はアンサーバック信号を送信し
ない。

次に第１図に示す呼出制御部６と間欠制御部７の動作に
ついて説明する。

呼出制御部６は、子局の電源がオンの状態になれば同期
信号検出の状態で受信部３からの信号を待受ける。そし
て同期信号を検出したときだけ、上記同期信号に続く選
択呼出信号、データ信号およびグループ指定信号の検出
を行う。上記同期信号は前述したようにビット同期の確
立や選択信号の開始時点指示を行うための信号である。

上記呼出制御部６がビット同期信号を検出したときは、
間欠制御部７にそのことを知らせる信号を出したあと選
択呼出信号を検出する。そして、上記選択呼出信号によ
って呼出された番号が自局に付与された番号と一致して
いるかどうかを判断し、一致していなければ間欠制御部
７に受信終了信号を送り、一致していれば付加機能（メ
ツセージ表示）のだめのデータ信号を記憶する一方、グ
ループ指定信号の検出を行う。その後、上記グループ指
定信号の内容から送信信号の終了時点をらとめ、この終
了時点をもとにアンサーバック送信を制御する。

すなわち、アンサーバック動作のための制御信号を発信
部５と間欠制御部７に送る。上記データ信号の記憶およ
びグループ指定信号の検出がすべて終了すれば受信終了
信号を間欠制御部７に送る。

なお、上記呼出制御部６は以上の動作の他に自局呼出し
時の鳴音動作やメツセージ表示の制御も行う。

また、間欠制御部７は、間欠制御用クロックかオンの状
態にある間、受信部３に電源を供給するようになってい
るが、ビット同期信号の入力を知らせる信号を呼出制御
部６から受取ったときは、次に受信終了信号を呼出制御
部６から受取るまで受信１１３に電源を供給する。上記
呼出制御部６に対しては、他局呼出時は上記受信部３に
対する電源供給と同様、受信終了信号を呼出制御部６か
ら受取るまで電源を供給する。一方、自局呼出時はアン
サーバックが終了するまで電源を供給する。

また、送信部４への電源供給はアンサーバック動作の間
だけ行い、発信部５への電源供給は送信部４の動作中お
よび受信部３の動作中のときだけ行う。なお、鳴音や表
示の際にも呼出制御部６に電源を供給する。

なお、上記実施例では、親局からの送信信号と同じ周波
数を用いてアンサーバック信号を送信したが、親局から
の送信信号と異なる周波数を用いてアンサーバック信号
を送信してもよい。

〈発明の効果〉 以上より明らかなように、この発明の無線個別呼出方式
は、親局からの送信信号を複数のグループに分け、各グ
ループをグループ毎に異なるグループ指定信号と各グル
ープに共通な情報を有する信号とで構成し、上記グルー
プ指定信号に各子局からのアンサーバック信号の送信タ
イミング情報をのせて、複数のグループの信号を一連の
一まとまりとして、親局からの間欠的に送信する一方、
各子局に上記送信信号を間欠受信させ、各子局は自局が
呼出されていると判断したときは、上記送信タイミング
情報にもとづき親局送信終了直後にアンサーバック信号
を送信するようにしているので、情報伝達の信頼性を高
めることができ、しかも親局からの送信信号と同じ周波
数を用いてアンサーバック信号を送信することができ、
少ない周波数で情報伝達を行うことができる。

また、この発明の無線個別呼出方式は、間欠受信を行う
と共に、子局を構成する各回路への電源供給を各回路の
動作に必要な期間だけ行うようにしているので、子局の
電池寿命を長くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例である無線個別呼出方式
における子局の回路構成を示すブロック図、第２図は、
上記実施例における親局からの送信信号の構成と子局の
受信動作を示す図、第３図は従来例のアンサーバック付
無線個別呼出装置の信号の動作を示す図、第４図は他の
従来例の間欠受信方式の信号構成を示す図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）個別呼出を行うための信号を送信する親局と親局
   からの送信信号を受信し、受信確認のためのアンサーバ
   ック信号を親局に送信する複数の子局とからなる無線個
   別呼出方式において、上記送信信号を複数のグループに
   分け、各グループをグループ毎に異なるグループ指定信
   号と各グループに共通な情報を有する信号とで構成し、
   上記グループ指定信号に各子局からのアンサーバック信
   号の送信タイミング情報をのせて、複数のグループの信
   号を一連に一まとまりとして、親局から間欠的に送信す
   る一方、各子局に上記送信信号を間欠受信させ、各子局
   は自局が呼出されていると判断したときは、上記送信タ
   イミング情報にもとづき親局送信終了直後にアンサーバ
   ック信号を送信するようにしたことを特徴とする無線個
   別呼出方式。